JPH032753Y2 - - Google Patents

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JPH032753Y2
JPH032753Y2 JP1986051503U JP5150386U JPH032753Y2 JP H032753 Y2 JPH032753 Y2 JP H032753Y2 JP 1986051503 U JP1986051503 U JP 1986051503U JP 5150386 U JP5150386 U JP 5150386U JP H032753 Y2 JPH032753 Y2 JP H032753Y2
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JP
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sealed chamber
viscous
sealed
hub
partition wall
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JP1986051503U
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JPS62163642U (ja
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  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、機器の回転軸に生起される捩り方向
等の振動を吸収するためのビスカスラバーダンパ
に関する。
〔従来の技術〕
公知のビスカスラバーダンパは、実開昭55−
66242号第4図に示されるように、環状のハブ
(ケース)に環状の密封室(収容室)を設け、前
記ハブと前記密封室に内挿した2個の振動リング
(慣性質量体)とをそれぞれ弾性体(ゴム体)を
介して接続するとともに前記密封室内に粘性流体
を封入している。2個の振動リングには互いに異
なる固有振動数が設定されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来のビスカスラバーダンパに対しては、
次の問題点が指摘される。
すなわち、2個の振動リングが同じ1つの密封
室内に並設されているために一方の振動リングの
共振動作(振れ廻り)が粘性流体を介して他方の
振動リングの動作に影響を及ぼし、すなわち2個
の振動リングが互いに干渉して正確な振動減衰作
用が損なわれる虞れがある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は以上の点に鑑み、上記従来技術にみら
れる問題を解消すべく案出されたものであつて、
この目的を達成するため、環状のハブに環状の密
封室を設け、前記ハブと前記密封室に内挿した2
個の振動リングとをそれぞれ弾性体を介して接続
し、前記密封室内に粘性流体を封入してなるビス
カスラバーダンパにおいて、前記密封室内に仕切
壁を設け、前記密封室を前記仕切壁によつて2室
に区画し、前記2室のそれぞれに振動リング、弾
性体および粘性流体を内挿する構成とした。
〔作用〕
ハブに設けた密封室を仕切壁によつて2室に区
画し、この室のそれぞれに振動リング、弾性体お
よび粘性流体を内挿すると、各振動リングの共振
動作に伴う粘性流体の動きをその室内に止めるこ
とができ、これに伴つて、他方の振動リングの動
作に影響を及ぼすことがない。また密封室内に仕
切壁を設けると密封室の内壁面積が増大するた
め、粘性流体による振動減衰効果を高めることが
できる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面にもとづいて説明
する。
第1図ないし第4図は、それぞれ形態の異なる
ビスカスラバーダンパを示し、各図において符号
1は鋳鉄製のハブ、2は該ハブ1の凹部とこれに
封着した蓋体3によつて形成され、連通孔4が穿
された仕切壁5によつて2室に区画されてなる密
封室、6は該密封室2の区画されたそれぞれの室
内に配されゴム様弾性体7およびスリーブ8を介
してハブ1と連結された鋳鉄製の振動リングであ
る。前記密封室2を形成するハブ1、蓋体3およ
び仕切壁5と、その内側の振動リング6、弾性体
7およびスリーブ8との間の隙間にはシリコンオ
イル等の粘性流体9が封入されている。密封室2
の室壁の一部をなす前記蓋体3には所要数(図で
は各1個のみ示す)の孔部10が穿たれ、該孔部
10にはゴム材等よりなる膜体11が封着されて
密封状態を保持している。12は粘性流体9の封
入口13を密封するために嵌着されたボール栓で
ある。
上記各実施例において、2個の振動リング6は
仕切壁5によつて仕切られたそれぞれ別の室内に
配置されており、各振動リング6が共振動作して
もこれに伴う粘性流体の動きをその室内に止める
ことができ、他方の振動リング6の動作に影響を
及ぼすことがない。また密封室2内に仕切壁5を
設けて密封室2の内壁面積を従来技術より増大さ
せたため、粘性流体による振動減衰効果を高める
ことができる。尚、各実施例において蓋体3の孔
部10に設けた膜体11は、その弾性変形によ
り、雰囲気温度の変化に伴う粘性流体9の体積の
膨張を吸収し、密封室2,2内を一定の圧力に保
つものである。
〔考案の効果〕
本考案のビスカスラバーダンパは以上説明した
ように、ハブに設けた密封室を仕切壁によつて2
室に区画し、前記2室のそれぞれに振動リング、
弾性体および粘性流体を内挿したものであつて、
2個の振動リングが粘性流体を介して互いに干渉
するのを防止して正確な振動減衰作用を確保する
ことができる。また密封室内に仕切壁を設けて密
封室の内壁面積を従来技術より増大させたため、
粘性流体による振動減衰効果を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はそれぞれ形態の異なるビ
スカスラバーダンパに本考案の構成を適用した実
施例を示す半裁断面図である。 1……ハブ、2……密封室、3……蓋体、4…
…連通孔、5……仕切壁、6……振動リング、7
……弾性体、8……スリーブ、9……粘性流体、
10……孔部、11……膜体、12……ボール
栓、13……封入口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 環状のハブ1に環状の密封室2を設け、前記ハ
    ブ1と前記密封室2に内挿した2個の振動リング
    6とをそれぞれ弾性体7を介して接続し、前記密
    封室2内に粘性流体9を封入してなるビスカスラ
    バーダンパにおいて、前記密封室2内に仕切壁5
    を設け、前記密封室2を前記仕切壁5によつて2
    室に区画し、前記2室のそれぞれに前記振動リン
    グ6、弾性体7および粘性流体9を内挿したこと
    を特徴とするビスカスラバーダンパ。
JP1986051503U 1986-04-08 1986-04-08 Expired JPH032753Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986051503U JPH032753Y2 (ja) 1986-04-08 1986-04-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986051503U JPH032753Y2 (ja) 1986-04-08 1986-04-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62163642U JPS62163642U (ja) 1987-10-17
JPH032753Y2 true JPH032753Y2 (ja) 1991-01-24

Family

ID=30875825

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986051503U Expired JPH032753Y2 (ja) 1986-04-08 1986-04-08

Country Status (1)

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JP (1) JPH032753Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5566242U (ja) * 1978-10-31 1980-05-07

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62163642U (ja) 1987-10-17

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