JPH01295046A - 液圧減衰二室エンジンマウント - Google Patents

液圧減衰二室エンジンマウント

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JPH01295046A
JPH01295046A JP1061980A JP6198089A JPH01295046A JP H01295046 A JPH01295046 A JP H01295046A JP 1061980 A JP1061980 A JP 1061980A JP 6198089 A JP6198089 A JP 6198089A JP H01295046 A JPH01295046 A JP H01295046A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は液圧減衰二室エンジンマウントに関する。
［従来の技術］ 円錐面形のエラストマーの壁と端面の支持板とにより画
成され剛性の中間板の中の溢流路を介して補整室に結合
されている作動室と、支持板の内部側の端面から作動室
の中へ突入するリング形のストッパ円板の形の組み込ま
れた引張り圧縮ストッパとを備え、このストッパ円板が
その上面をほぼ円錐面形のストッパリングにより抱え込
まれている液圧減衰二室エンジンマウントは、ドイツ連
邦共和国特許出願公開第３４４３８１９号明細書から知
られている。この明細書に提案された組み込み引張り圧
縮ストッパではストッパ円板が強固に支持板に結合され
ているので、ストッパ円板上のゴム層にもかかわらず相
応の変位の際にストッパリングに又は中間板上に比較的
機しい衝突が生じ、このことは望ましくない騒音をもた
らすおそれがある。
［発明が解決しようとする課題］ この発明は、騒音の少ない柔軟な衝突を保証し、加える
に特別の構成によりエンジンマウントの動的剛性を限ら
れた周波数域にわたって低減できるような、組み込まれ
た引張り圧縮ストッパを備えたエンジンマウントを提供
することを目的とする。
［課題を解決するための手段］ この目的はこの発明に基づき、リング形のストッパ円板
がその内縁により、支持板の作動室の中に突入する円筒
形の付加部の端部の緩いはめ合い部の中に、軸方向及び
半径方向運動を減衰するようにつり下げられることによ
り達成される。
緩いはめ合い部の中でのストッパ円板のかかる減衰性の
つり下げにより、一方ではストッパ円板の一層大きい軸
方向及び半径方向の自由行程が生じ、他方ではストッパ
円板が対向面上にぶつかる際に柔軟な衝突をもたらす。
その際運動の減衰は、ストッパ円板が緩いはめ合い部の
中にゴム弾性を持たせてつり下げられていることにより
達成できる。このために緩いはめ合い部は円筒形の付加
部の内部側の端部を囲む溝により形成され、この溝の中
にストッパ円板のゴム弾性材料をかぶせられた内縁がは
め込まれている。
減衰を達成するための別の方法は、緩いはめ合い部の自
由空間が外に向かってゴム弾性のダイアフラムにより封
止され、高粘度の液を充填されてることによって得られ
る。このために緩いはめ合い部は同様に円筒形の付加部
の内部側の端部を囲む溝により形成され、この溝の中に
ストッパ円板が軸方向及び半径方向の遊びを持たせては
め込まれ、その際一方では溝の上縁とストッパ円板の上
面との間にまた他方では溝の下縁とストッパ円板の下面
との間に、各−つのリング形のゴム弾性ダイアフラムが
封止配置され、ダイアフラムにより囲まれた空間が高粘
度の液を充填されているようにすることができる。
この発明の実施態様によれば、ゴム層をかぶせられたス
トッパ円板の外周に、エンジンマウントの向かい合った
内壁と共に所定の幅の自由な隙間を形成するような幅の
ゴムリップを半径方向に突出することができる。これに
より作動液の適切な隙間流れが生じ、この流れが音響振
動の補助的な絶縁をもたらす。
［実施例］ 次にこの発明に基づく二基エンジンマウントの二つの実
施例を示す図面により、この発明の詳細な説明する。
第１図に示された実施例では、エンジンマウントは作動
室１と補整室２とを有し、これらの室は中間板３の中に
配置されたリング形の流路４を介して相互に結合されて
いる。その際中間板３の中には中央にゴム弾性のダイア
フラム１９が高周波振動を絶縁するためにはめ込まれて
いる０作動室ｌはほぼ円錐面形の支持ばねとして働きゴ
ム弾性材料から成る周囲壁５により囲まれ、この周囲壁
５は端面側を支持リング６と、この支持リングの上面に
加硫接着され保持板７として形成され調節可能な半径方
向剛性を備えた摺動要素とにより閉鎖されている。
補整室２は弾性Ｊｔ１８により画成され、同時に取り付
は部として働く下側のケース蓋９により外側を閉鎖され
ている。主としてエンジンマウントを形成する個々の部
品、すなわち円錐面形の周囲壁５、流路４を備えた中間
板３、膜８及びケース蓋９は、中間板３の構成部分であ
る外側のりングｌＯにより囲まれ相互に封止固定されて
いる。
エンジンマウントは組み込まれた引張り圧縮ストッパを
有し、この引張り圧縮ストッパは支持板７の作動室１の
中へ突入する円筒形の付加部１１の内部側の端部から突
出するリング形のストッパ円板１２から成り、尤のスト
ッパ円板はその上面をほぼ円錐面形のストッパリング１
３により抱え込まれている。
この発明に基づき、このストッパ円板１２の内側縁は緩
いはめ合い部１４の中にゴム弾性を持たせて減衰するよ
うにつり下げられている。このために付加部１１の内部
側の端部はリング形の溝１５を有し、この溝の中にスト
ッパ円板１２のゴム弾性材料１６をかぶせられた内１＆
１７がはめ込まれている。その際ストッパ円板１２と緩
いはめ合い部１４を形成するゴム被覆１６とは一体に加
硫接着され、別個のリング１８を介して付加部１１に組
み込まれるのが合目的である。
ストッパ円板１２のこのゴム弾性的なつり下げはエンジ
ンマウントのばね特性において、ストッパ円板１２が中
間板３又はストッパリング１３に接触した場合に、支持
ばね５の柔らかいばね剛性から固いばね剛性への連続的
な移行をもたらすので、衝撃負荷の場合に騒音伝達が低
減される。
更にゴム弾性的なつり下げにより、支持ばね５が半径方
向力と軸方向力とのもとに変位されるとき、支持板７に
対してストッパ円板１２のジンバル的な運動が更に可能
となる。その際このゴム弾性的なつり下げにより組み立
て空間が同じ場合に、強固に固定されたストッパ円板に
比べて一層大きい軸方向及び半径方向の行程が許される
。
更にゴム弾性を持たせてつり下げられたストッパ円板１
２は金属の支持板７を励振する際に対抗振動する質量と
して働き、吸振器効果によりエンジンマウントの動的剛
性を限られた周波数域内で低減する。
この発明の実施態様では、従来の方法で外周をゴムカバ
ー２０により被覆されたストッパ円板１２は外周に半径
方向に突出するゴムリップ２１を有し、このゴムリップ
は向かい合う内壁２２と共に所定の幅の狭い隙間２３を
残すような幅を有する。金属の支持板７を励振する際に
誘起されるこの隙間２３の中の流れは溢流路４の中の液
の流れに先行して発生され、それにより音響振動の周波
数域における絶縁を一層良好にするために、エンジンマ
ウントの動的剛性の低減をもたらす、この隙間の形状寸
法を適当に調和させることにより、動的剛性の最小値を
周波数に関係して調節することができる。
ストッパ円板の減衰性のつり下げの別の実施例は第２図
に示され、この実施例では円筒形付加部１１の下端部と
ストッパ円板３０の配置とだけが拡大図示されている。
その際ストッパ円板３０は、軸方向及び半径方向の遊び
を有し緩いはめ合い部として機能する溝１５の中に収容
されている。このストッパ円板３０はその上面でリング
形のダイアフラム３１を介して溝１５の上方の付加部１
１の下側部分に液密に結合され、またストッパ円板の下
面のリング形のダイアフラム３２を介して溝１５の下方
の範囲に液密に結合されている。このようにして形成さ
れた自由空間３３には高粘度の液が充填されている。
それにより加硫組み込みされたストッパを用いてはほと
んど不可能なような、引張り圧縮方向における緩いはめ
合い部１５の中のストッパ円板３０の大きい軸方向の自
由行程が生じる。ス）　−／パ円板の比較的大きい運動
性により固体音の絶縁性もまた同様に大きくなる。
ストッパにストッパ円板が接触する際のばね特性は、ス
トッパ円板３０の内孔３４と緩いはめ合い部の内壁１５
との間の隙間幅Ｓの変更により変更することができる。
なぜならば高粘度の液は運動の減衰をもたらす損失を生
じながら隙間を貫流しなければならないからである。
［発明の効果〕 従って軸方向及び半径方向の運動を減衰しながら緩いは
め合い部の中にストッパ円板を前記のようにつり下げる
ことにより、ストッパの一層大きい自由行程と騒音発生
の低減を伴なう一層柔軟な衝突とが可能となり、更に補
助的な吸振器質量としての比較的自由に動くストッパ円
板の効果によりエンジンマウントの動的剛性の低減が可
能である。
【図面の簡単な説明】
第１図はこの発明に基づ〈エンジンマウントの一実施例
の縦断面図、第２図は別の実施例の要部縦断面図である
。 ｌ・・・作動室 ２・・・補整室 ３・・・中間板 ４・・・流路 ５・・・周囲壁 ７・・・支持板 １１・・・付加部 １２．３０・・・ストッパ円板 １３・・・ストッパリング １５・・・溝 １６・・・ゴム弾性材料 １７・・・内縁 ２０・・・ゴム層 ２１・・・ゴムリップ ２２・・・内壁 ２３・・・隙間 ３１．３２・・・ダイアフラム ３３・・・自由空間

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 １）円錐面形のエラストマーの壁と端面の支持板とによ
    り画成され剛性の中間板の中の溢流路を介して補整室に
    結合されている作動室 と、支持板の内部側の端面から作動室の中へ突入するリ
    ング形のストッパ円板の形の組み込まれた引張り圧縮ス
    トッパとを備え、このストッパ円板がその上面をほぼ円
    錐面形のストッパリングにより抱え込まれている液圧減
    衰二室エンジンマウントにおいて、リング形のストッパ
    円板（１２、３０）がその内縁により、支持板（７）の
    作動室（１）の中に突入する円筒形の付加部（１１）の
    端部の緩いはめ合い部（１４）の中に、軸方向及び半径
    方向運動を減衰するようにつり下げられていることを特
    徴とする液圧減衰二室エンジンマウント。 ２）ストッパ円板（１２）が緩いはめ合い部（１４）の
    中にゴム弾性を持たせてつり下げられていることを特徴
    とする請求項１記載のエンジンマウント。 ３）緩いはめ合い部（１４）が円筒形の付加部（１１）
    の内部側の端部を囲む溝（１５）により形成され、この
    溝の中にストッパ円板 （１２）のゴム弾性材料（１６）をかぶせられた内縁（
    １７）がはめ込まれていることを特徴とする請求項１又
    は２記載のエンジンマウント。 ４）緩いはめ合い部の自由空間（３３）が外に向かって
    ゴム弾性のダイアフラム（３１、 ３２）により封止され、高粘度の液を充填されているこ
    とを特徴とする請求項１記載のエンジンマウント。 ５）緩いはめ合い部が円筒形の付加部（１１）の内部側
    の端部を囲む溝（１４）により形成され、この溝の中に
    ストッパ円板（３０）が軸方向及び半径方向の遊びを持
    たせてはめ込まれ、一方では溝（１５）の上縁とストッ
    パ円板（３０）の上面との間にまた他方では溝（１５）
    の下縁とストッパ円板（３０）の下面との間に、各一つ
    のリング形のゴム弾性ダイアフラム（３１、３２）が封
    止配置され、これらのダイアフラム（３１、３２）によ
    り囲まれた空間（３３）が高粘度の液を充填されている
    ことを特徴とする請求項１記載のエンジンマウント。 ８）ゴム層（２０）をかぶせられたストッパ円板（１２
    ）の外周に、エンジンマウントの向かい合った内壁（２
    ２）と共に所定の幅の自由な隙間（２３）を形成するよ
    うな幅のゴムリップ（２１）が半径方向に突出すること
    を特徴とする請求項１ないし５の一つに記載のエンジン
    マウント。
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