JPH0235032A - 擬似餌およびその製造方法 - Google Patents

擬似餌およびその製造方法

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JPH0235032A
JPH0235032A JP88269259A JP26925988A JPH0235032A JP H0235032 A JPH0235032 A JP H0235032A JP 88269259 A JP88269259 A JP 88269259A JP 26925988 A JP26925988 A JP 26925988A JP H0235032 A JPH0235032 A JP H0235032A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は擬似餌およびその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
魚や他の水性動物を漁獲する場合には、一般に天然餌を
用いるが、近年では天21餌の供給量不足を補なったり
、一定品質の餌を得るために擬似餌を用いることが盛ん
に行なわれている。
このような黒用の擬似餌は、例えば特公昭51−285
53号公報、特開昭58−501493号公報、特開昭
60−94047@公報等において提案されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前記各公報等によって提案されている従
来の擬似餌は、魚等を試用する誘引物質を含んでいるが
、例えば天然餌の一種である沙蚕、磯姐矧、姐矧等の環
形動物と比べると、擬似餌全体が不溶性であったり、肉
質が便すぎたりして、その感触が大きく相違し、また、
その肉質の相違によって前記誘引物質による誘引作用も
天然餌に劣るものであった。また、天然餌は沙蚕等のよ
うに肉質は柔かいが、これに似せるようにして肉質を変
えて擬似餌を製することは全く行なわれていなかった。
また、擬似餌を製する場合にその性質を色々と工夫する
という試みも全く為されていなかった。
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、感触
が天然餌に似ており、誘引作用も優れていてあらゆる種
類の魚等を誘引することができ、しかも天然餌の性質に
応じて性質が変化させられ、さらに天然餌が有する性質
をより一層引立てながら擬似餌特有の誘引作用を発揮す
ることのできる擬似餌およびその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の擬似餌は、請求項第1項によれば、水溶性高分
子物質、溶媒、誘引物質、可塑剤およびゲル化促進剤を
含んでいることを特徴とする。
また、請求項第2項によれば、本発明の擬似餌は、水溶
性高分子物質、溶媒、誘引物質、可塑剤およびゲル化促
進剤を含んでいるとともに、表面および内部の少なくと
も一方に、蛍光物質および温度変化により色が変化する
a品の少なくとも一方を有することを特徴とする。
本発明の擬似餌の製造方法は、請求項第3項によれば、
水溶性高分子物質、溶媒、誘引物質、可塑剤およびゲル
化促進剤を主体とする素材を混合し、その混合中または
混合後に加熱し、その後所定温度まで冷却して前記素材
の溶融物を製し、この溶融物を所定形状に成型し、冷却
することによりゲル化させて擬似餌を製することを特徴
とする。
また、請求項第4項によれば、本発明の擬似餌の製造方
法は、水溶性高分子物質、溶媒、誘引物質、可塑剤およ
びゲル化促進剤ならびに蛍光物質および温度変化により
色が変化する液晶の少なくとも一方を主体とする素材を
混合し、その混合中または混合後に加熱し、その後所定
温度まで冷却して前記素材の溶融物を製し、この溶融物
を所定形状に成型し、冷却することによりゲル化させて
擬似餌を製することを特徴とする。
また、請求項第5項によれば、本発明の擬似餌の製造方
法は、水溶性高分子物質、溶媒、誘引物質、可塑剤およ
びゲル化促進剤を主体とする素材を混合し、その混合中
または混合後に加熱し、その後所定温度まで冷却して前
記素材の溶融物を製し、この溶融物を所定形状に成型し
、冷却することによりゲル化させ、このゲル化物の外面
に蛍光物質および温度変化により色が変化する液晶の少
なくとも一方を被着させて擬似餌を製することを特徴と
する。
土だ、請求項第6項によれば、本発明の擬似餌の製造方
法は、水溶性高分子物質、溶媒、誘引物質、可塑剤およ
びゲル化促進剤を主体とする素材を混合し、その混合中
または混合後に加熱し、その後所定温度まで冷却して前
記素材の溶融物を製し、この溶融物を所定形状に成型し
、その後冷凍して擬似餌を製することを特徴とする。
また、請求項第7項によれば、本発明の擬似餌の製造方
法は、水溶性高分子物質、溶媒、誘引物質、可塑剤およ
びゲル化促進剤ならびに蛍光物質および温度変化により
色が変化する液晶の少なくとも一方を主体とする素材を
混合し、その混合中または混合後に加熱し、その後所定
温度まで冷却して前記素材の溶融物を製し、この溶融物
を所定形状に成型し、その後冷凍して擬似餌を製するこ
とを特徴とする。
また、請求項第8項によれば、本発明の擬似餌の製造方
法は、水溶性高分子物質、溶媒、誘引物質、可塑剤およ
びゲル化促進剤を主体とする素材を混合し、その混合中
または混合後に加熱し、その後所定温度まで冷却して前
記素材の溶融物を製し、この溶融物を所定形状に成型し
、その複冷凍し、この冷凍物の外面に蛍光物質および湿
度変化により色が変化する液晶の少なくとも一方を被着
させて擬似餌を製することを特徴とする。
〔作 用〕
本発明の擬似餌は、請求項第1項ならびに第2項によれ
ば、水溶性高分子物質、溶媒、誘引物質、可塑剤および
ゲル化促進剤を含んでいるため、柔らかさや弾力性など
の感触が0蚕等の環形動物と酷似しており、全体形状が
海水中等において前記環形動物と似た形状のままで比較
的長時間維持され、ゲル状の内部に含有されている誘引
物質が滲出し魚等が強力に誘引され、更に魚等が擬似餌
の一部を食い千切った時に誘引物質が多呈に溶は出し誘
引作用が一層強くなり、あたかも天然餌のように魚等に
感じさせることができる。また、水溶性高分子物質に対
する溶媒の聞を多くすることにより内部を柔らかくした
り、少なくすることにより内部を硬めにすることができ
、天然餌の性質および、形状の変化に応じて擬似餌の性
質および形状も変化させられる。また、蛍光物質および
温度変化により色が変化する液晶の少なくとも一方を擬
似餌の体内および体外の少なくとも一方に配することに
より、魚等を視覚的に誘引することができ、更に一層の
誘引作用を発揮させることができる。
一方、請求項第3項から第5項による本発明の擬似餌の
製造方法によれば、水溶性高分子物質、溶媒、誘引物質
、可塑剤およびゲル化促進剤を混合し、加熱することに
より均一混合物を得、その均一混合物を冷却することに
より成形可能な所定温度の溶融物を製し、この溶融物を
成形型内のキャビティ内に充填して天然餌に似た形状に
成型し、更に冷却することにより溶融物をゲル化させ、
前記した優れた特徴を有する擬似餌を製することができ
る。また、蛍光物質および温度変化により色が変化する
液晶の少なくとも一方を、前記溶融物を製造する際に一
緒に混合させれば、擬似餌内に配することができ、ゲル
化物の外面にコーテング等により被着させれば、擬似餌
の外部に配することができる。
また、請求項第6項から第8項による本発明の擬似餌の
製造方法によれば、水溶性高分子物質、溶媒、誘引物質
、可塑剤およびゲル化促進剤を混合し、加熱することに
より均一混合物を得、その均一混合物を冷却することに
より成形可能な所定温度の溶融物を製し、この溶融物を
成形型内のキャビティ内に充填して天然餌に似た形状に
成型し、更に冷凍することにより溶融物を冷凍させ、前
記した優れた特徴を有する擬似餌を製することができる
。また、蛍光物質および湿度変化により色が変化する液
晶の少なくとも一方を、前記溶融物を製造する際に一緒
に混合させれば、擬似餌内に配することができ、冷凍物
の外面にコーティング等により被着させれば、擬似餌の
外部に配することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図から第3図を参照へして
説明する。
第1図は本発明の擬似餌の一実施例を示す。
本、実施例の擬似餌1は沙蚕に似せて製せられている。
この擬似餌1の内部2は水溶性^分子物質、溶媒、誘引
物質、可塑剤およびゲル化促進剤を主体とする素材の混
合物によって形成されている。
素材中の水溶性高分子物質は擬似餌の基体となる素材で
あり、ポリビニールアルコール、ポリエチレンオキシド
、ポリアクリル酸ソーダ等の合成品や、カルボキシメチ
ルセルロース、メチルセルロース等の半合成品や、グア
ガム、アルギン酸ナトリウム、寒天、ゼラチン等の天然
品等のあらゆるものを用いることができ、これらの中か
ら1種もしくは複数種選出して用いるとよい。
また、溶媒は水溶性高分子物質を溶融し、他の素材との
混合を促進し、前記水溶性高分子物質に対する量を調整
することにより擬似餌の内部の柔らかさ等を適宜に調整
するものである。
また、誘引物質は魚等を臭いによって擬似餌の方へ誘引
するものであり、誘引成分を有するものであればよく、
例えばKXと称するオキアミエキスあるいは天然物から
抽出されるエキス類およびまたは化学合成による誘引物
質等が挙げられ、これらから必要に応じて1種または複
数種選択して用いるとよい。
また、可塑剤は、水溶性高分子物質と混合された時に擬
似餌全体の肉質の柔らかさを保持するためものであり、
素材中の溶媒を内部に保持するため溶媒に不溶で揮発し
難い性質を有する溶剤等を用いるとよい。このような性
質を有する可塑剤であればどれでも用いることができる
が、例えば魚油等が挙げられる。
また、ゲル化促進剤は、擬似餌の製造過程で溶融状態に
ある素材の混合物にスキン層を形成し、かつ、定形性を
付与して所定形状の擬似餌を形成させるものであり、そ
のような作用を有するものであればいずれでも用いるこ
とができる。例えば、NaC1、KC,l) 、Ca塩
等の1価もしくは多価の金属塩や、エタノール、酢酸、
アセトン等のゲル化作用を有する溶剤等から1種もしく
は複数種を用いるとよい。
また、前記各素材は複数の素材の性質を兼ね備える、も
のを用いてもよい。例えば、溶媒は可塑剤の役目も果す
ものであり、誘引物質の一種であるKXにはNaCfJ
等の金属塩を含むものもある。
次に、前記擬似餌1の製造方法を、請求項第3項に従っ
て説明する。
先ず、擬似餌1の素材である水溶性高分子物質、溶媒、
誘引物質、可塑剤およびゲル化促進剤をそれぞれ製造す
べき擬似餌の感触等の性質に応じた分量として混合し、
混合しながら加熱したり、混合後に加熱して、水飴状の
溶融物を製する。その後、この鳥温な溶融物を冷却して
、成型に適した温度の溶融物を製する。
これまでの工程において、擬似餌の構成台素材が均一に
混合され、可塑剤が混合物から溶媒の放散を抑えるよう
にして、擬似餌の基体の柔らかさを保有させ得るように
する。
その後、この溶融物を射出成形機や押出し機等の適宜の
手段を用いて、遁型内の例えば天然餌の形状に似せたキ
ャビティ内に充填して成型し、その後型内に残留させた
まま冷却することによりゲル化させてゲル化物すなわち
擬似餌1を製する。
このゲル化はゲル化促進剤の作用により短時間に行なわ
れる。特に、ゲル化促進剤にエタノール、酢酸、アセト
ン等の溶剤を用いると、早期にゲル化されるので、成型
容易である。
その後、ゲル化物すなわち擬似餌1を型から脱型する。
これにより擬似餌1はキャビティの形状すなわち例えば
天然餌の形状に成型される。
本発明の擬似餌1は、水溶性高分子物質、溶媒、誘引物
質、可塑剤およびゲル化促進剤を含んでいるため、柔ら
かさや弾力性などの感触が天然餌例えば0蚕等の環形動
物と酷似しており、全体形状が海水中等において前記環
形動物と似た形状のままで比較的長時間維持され、ゲル
状の内部2に含有されている誘引物質が海水中等へ溶は
出し魚等が強力に誘引され、更に魚等が擬似餌の一部を
食い千切った時に誘引物質が多層に溶は出し誘引作用が
一層強くなり、あたかも天然餌のように魚等に感じさせ
ることができる。
また、水溶性高分子物質に対する溶媒の量およびま、た
は可塑剤の量、更に金属塩、溶剤を、それぞれの量をコ
ントロールすることにより、内部2を自在に柔らかくし
たり硬くすることもでき、天然餌の性質および形状の変
化に応じて擬似f!I11の性質および形状も変化させ
られる。
また、前記擬似餌1の製造方法を、請求項第6項に従っ
て説明する。
本実施例においても、擬似餌1の素材の溶融物を成型す
るまでは前記実施例と同様にして行なわれる。
本実施例においては、この成型された溶融物を、冷凍す
ることにより一挙に冷凍させて擬似餌1を製する。
本実施例のようにすることにより、擬似餌1の内部2を
非常に柔かいものとすることができ、魚等に食い千切ら
れた場合に内部2が一挙に水中に流出し、大きな誘引効
果を発揮する。
更に、前記内部2の素材である誘引物質による誘引作用
の他に、視覚的な誘引作用を備えた擬似餌1も製するこ
とができる。
すなわち、請求項第2項のように、蛍光物質および温度
変化により色が変化する液晶の少なくとも一方を、擬似
餌1の内部2の外側に配したり、内側に配することによ
り、魚等を視覚的にも吸引することができる。この蛍光
物質は水中におい蛍光を発することにより、趨光性を有
する魚等を擬似餌1まで誘引する。また、液晶は擬似餌
1が水中へ沈降して行く際に、水温が変化することによ
り色が変化するので、魚等を趨光性だけでなく生餌と錯
角させることにより誘引する。また、蛍光物質と液晶と
を一緒に用いればそれぞれの誘引効果が相剰的に作用し
、更に前記誘引物質による誘引効果とも相剰的に作用し
、天然餌が備えていないような擬似餌1の独特な誘引作
用を発揮することができる。
このような蛍光物質や液晶等を擬似餌1に配するには、
これらの微小物体を、請求項第4項または第7項に示す
ように、内部2の素材と一緒に混合させることにより内
部2の内側に設け、請求項第5項または第8項に示すよ
うに、擬似gI41の外面に直接コーティングしたり透
明な接着媒体を用いてコーティングすることにより、擬
似餌1の外側に配設することができる。
次に、本発明の具体的な実施例を説明する。
実施例1 本実施例は比較的硬い肉質を有する例えば0蚕に似せた
擬似餌1を製するものであり、その内容成分および分量
は次の通りである。
1) 水溶性高分子物質としてポリごニールアルコール
を約100g 2) 溶媒として沸騰水を約350g 3) 誘引物質としてオキアミエキスを約300〜35
0g、その他の誘引物質的9〜10.5Lj 4) 可塑剤として魚油を約60〜105g5) ゲル
化促進剤としてハイネトレス(食添用75%エタノール
液)を約30〜356) その他海藻エキスを約15〜
17.5!Jを用いた。
この中でオキアミエキスとしては、水が75重量%、ア
ミノ酸が10重最%、NaCjが15重量%のものを用
いた。
そして、これらの素材を用いて次のような工程に従って
擬似餌1を製した。
先ず、ポリビニールアルコールと沸騰水とを撹拌混合し
て水飴状液を製すると同時に、別個に他の素材の混合液
を製する。
次に、前記水飴状液および混合液を撹捧混合させて全体
を均一に混合する。
次に、この混合物を加熱しながらWt痒混合して前記各
素材を一層均一に混合させて溶融物を製する。この場合
の加熱度合は、各素材が均一に混合されるようにするも
のであり、混合具合を調べながら適当な温度まで上昇さ
せればよく必要な場合には溶融物を沸騰させるとよい。
本実施例では溶融物を沸騰させたが、乳化剤を用いた場
合、混合を良くすることができるので、必ずしも沸騰さ
せなくてもよい。
次に、加熱を停止し、溶融物を成型に適当な約40、℃
まで冷却させ、その温度を維持させる。
次に、この所定温度の溶融物を天然餌例えば砂型に似せ
て型どりした雌型のキャビティ内に充填して成型する。
次に、この型を約−30℃の雰囲気内に約1時間以上入
れて溶融物をゲル化させる。
次に、このゲル化物を脱型させて擬似f!Aiを製する
このようにして製せられた本実施例の擬似餌1は、前記
した各素材を含んでいるため、柔らかさや弾力性などの
感触および形状が天然餌である砂型と酷似しており、全
体形状が海水中等において砂型と似た形状のままで比較
的長時間維持され、ゲル状の内部2に含有されている誘
引物質が海水中等へ溶は出し魚等が強力に誘引され、更
に魚等が擬似餌1の一部を食い千切った時に誘引物質が
多通に溶は出し誘引作用が一層強くなり、あたかも天然
餌の砂型のように魚等に感じさせることができる。
なお、前記実施例においては、ポリビニールアルコール
および溶媒と他の素材とをそれぞれ別個に混合した後に
全体を混合するようにしたが、全素材を初めから一緒に
混合するようにしても前記実施例と同様な優れた擬似餌
1を製することができた。
実施例2 また、比較的柔かい肉質を有する例えば砂型に似せた擬
似餌1を製する場合には、次のように溶媒の分量を多く
するとよい。
すなわち、例えば、 1) 水溶性高分子物質としてポリごニールアルコール
を約1009 2〉 溶媒として沸騰水を約400〜450g3) 誘
引物質としてオキアミエキスを約300〜350s、そ
の他の誘引物質的9〜10.5g 4) 可塑剤として魚油を約60〜10595) ゲル
化促進剤としてハイネトレス(食添用75%エタノール
液)を約30〜35び 6、)  その他海藻エキスを約15〜17.5gとす
る。
実施例3 本実施例における内容成分および分量は前記実施例1と
同様である。
本実施例においては、溶融物を雌型のキャビティ内に充
填して成型するまでの工程は、前記実施例1と同様にし
て行なわれる。
その債、この型を急冷させて、溶融物を冷凍させて擬似
餌1を製する。
このようにして製せられた本実施例の擬似l1il11
も、前記実施例の場合と同様に優れた誘引性を発揮する
ものであった。特に、内部2が非常に柔かものとなり、
魚等に食い千切られた場合に、柔かい内部が一挙に大量
に水中に溶出し、大きな誘弓作用を発揮するものである
また、前記各実施例1.2.3において、内部2の素材
を混合する時に蛍光物質およびまたは液晶の微小物体を
一緒に混合し、以後は同様の工程をもって擬似餌1を製
すると、内部2の内側に蛍光物質およびまたは液晶を内
蔵するようにして配設することができた。
また、前記各実施例1.2.3により製した擬似餌1の
外側に、蛍光物質およびまたは液晶の微小物体を直接ま
たは透明な接着剤を用いてコーティングすることにより
、擬似餌1の表面より外側に蛍光物質およびまたは液晶
を配設することができた。
このようにして内部2の表面より外側およびまたは内側
に蛍光物質およびまたは液晶を配することができ、得ら
れた擬似餌1は前記したように天然餌に近い特性と、魚
等を趨光性を利用したり、色変化をもって生餌と錯覚さ
せる等して視覚的に誘引する独特の特性を有したものと
なる。
なお、前記各実施例の擬似餌1は前記の各素材の混合物
の単一物で形成されているが、例えば第2図に示すよう
に、内部に形状維持用の芯材3を入れ、第3図に示すよ
うに、他の誘引物質4等を内部に注入してもよい。なお
、芯材3に誘引物質を含浸させたり、天然餌をそのまま
芯材として用いてもよい。第2図の芯材3は、成型時に
同時に封入するようにしたり、第1図の単一物中に挿入
するようにしてもよい。
また、本発明は前記各実施例に限定されるものではなく
、必要に応じて変更することができる。
〔発明の効果〕
このように本発明の擬似餌およびその製込方法は構成さ
れ作用するものであるから、感触および形状が天然餌に
似ており、誘引作用も優れていてあらゆる種類の魚等を
誘引することができる擬似餌を得ることができ、また、
天然餌の性質および形状に応じて性質および形状を変化
させることもでき、ざらに天然餌が有する性質をより一
層引立てながら擬似餌特有の誘引作用を発揮することが
できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図はそれぞれ本発明の擬似餌の実施例を
示す一部切断斜視図である。 1・・・擬似餌、2・・・内部、3・・・芯材、4・・
・誘引物質。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)水溶性高分子物質、前記水溶性高分子物質の溶媒(
    以下、溶媒という)、誘引物質、可塑剤およびゲル化促
    進剤を含んでいる擬似餌。 2)水溶性高分子物質、溶媒、誘引物質、可塑剤および
    ゲル化促進剤を含んでいるとともに、表面および内部の
    少なくとも一方に、蛍光物質および、温度変化により色
    が変化する液晶の少なくとも一方を有する擬似餌。 3)水溶性高分子物質、溶媒、誘引物質、可塑剤および
    ゲル化促進剤を主体とする素材を混合し、その混合中ま
    たは混合後に加熱し、その後所定温度まで冷却して前記
    素材の溶融物を製し、この溶融物を所定形状に成型し、
    冷却することによりゲル化させて擬似餌を製することを
    特徴とする擬似餌の製造方法。 4)水溶性高分子物質、溶媒、誘引物質、可塑剤および
    ゲル化促進剤ならびに蛍光物質および温度変化により色
    が変化する液晶の少なくとも一方を主体とする素材を混
    合し、その混合中または混合後に加熱し、その後所定温
    度まで冷却して前記素材の溶融物を製し、この溶融物を
    所定形状に成型し、冷却することによりゲル化させて擬
    似餌を製することを特徴とする擬似餌の製造方法。 5)水溶性高分子物質、溶媒、誘引物質、可塑剤および
    ゲル化促進剤を主体とする素材を混合し、その混合中ま
    たは混合後に加熱し、その後所定温度まで冷却して前記
    素材の溶融物を製し、この溶融物を所定形状に成型し、
    冷却することによりゲル化させ、このゲル化物の外面に
    蛍光物質および温度変化により色が変化する液晶の少な
    くとも一方を被着させて擬似餌を製することを特徴とす
    る擬似餌の製造方法。 6)水溶性高分子物質、溶媒、誘引物質、可塑剤および
    ゲル化促進剤を主体とする素材を混合し、その混合中ま
    たは混合後に加熱し、その後所定温度まで冷却して前記
    素材の溶融物を製し、この溶融物を所定形状に成型し、
    その後冷凍して擬似餌を製することを特徴とする擬似餌
    の製造方法。 7)水溶性高分子物質、溶媒、誘引物質、可塑剤および
    ゲル化促進剤ならびに蛍光物質および温度変化により色
    が変化する液晶の少なくとも一方を主体とする素材を混
    合し、その混合中または混合後に加熱し、その後所定温
    度まで冷却して前記素材の溶融物を製し、この溶融物を
    所定形状に成型し、その後冷凍して擬似餌を製すること
    を特徴とする擬似餌の製造方法。 8)水溶性高分子物質、溶媒、誘引物質、可塑剤および
    ゲル化促進剤を主体とする素材を混合し、その混合中ま
    たは混合後に加熱し、その後所定温度まで冷却して前記
    素材の溶融物を製し、この溶融物を所定形状に成型し、
    その後冷凍し、この冷凍物の外面に蛍光物質および温度
    変化により色が変化する液晶の少なくとも一方を被着さ
    せて擬似餌を製することを特徴とする擬似餌の製造方法
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