JPH023488A - 接着剤 - Google Patents

接着剤

Info

Publication number
JPH023488A
JPH023488A JP14638188A JP14638188A JPH023488A JP H023488 A JPH023488 A JP H023488A JP 14638188 A JP14638188 A JP 14638188A JP 14638188 A JP14638188 A JP 14638188A JP H023488 A JPH023488 A JP H023488A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
copolymer
adhesive
polyvalent isocyanate
alcohol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14638188A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuhiko Motoyama
本山 卓彦
Fumio Matsui
松井 二三雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Denko KK filed Critical Showa Denko KK
Priority to JP14638188A priority Critical patent/JPH023488A/ja
Publication of JPH023488A publication Critical patent/JPH023488A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、木材、紙、繊維などの接着剤、ならびに集成
材、パーティクルボードなど製造時の接着剤として有用
な耐水性、耐熱性および耐熱水性にすぐれた水性接着剤
に関する。
〔従来の技術〕
水溶性高分子の水溶液と多価イソシアネートからなる木
材用耐水性接着剤は、水性ビニルウレタン接着剤として
知られ、JIS KB808(水性高分子−イソシアネ
ート系木材接着剤)が制定されている。この水性ビニル
ウレタン接着剤は、水溶性高分子の水溶液に架橋剤とし
て高沸点の溶剤に溶解した多価イソシアネートを混合し
た接着剤であって、被着体に塗布し、被着体同士を貼り
合わせて圧締作業中に水が蒸発などで失なわれ、水溶液
高分子と多価イソシアネートとが反応して水に不溶にな
り、耐水接着が可能になる。水性ビニルウレタン接着剤
において、水溶性高分子として多用されているのはポリ
ビニルアルコールであり、従来はでんぷん、カルボキシ
メチルセルロース、メチルセルロース、アラビヤゴム、
ポリアクリル酸ソーダなどポリビニルアルコールに代る
水溶性高分子が検討されてきたが、接着力や接着剤液の
安定性などの点から十分満足すべきものは得られていな
い。
一方、水溶性高分子として多用されているポリぐニルア
ルコールの水酸基は第2級であり、第1級の水酸基に比
較して反応性が劣る。そのため、架橋剤としての多価イ
ソシアネートが副反応等のために消費され、過剰の多価
イソシアネートを必要とするなどの問題点があるばかり
ではなく、接着特性も十分満足すべきものではなかった
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、従来の水性ビニルウレタン接着剤の特
性を生かしつつ、さらにすぐれた耐水性、耐熱性、耐熱
水性を有する接着剤を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によって一ヒ記目的を達成し得る接着剤が提供さ
れる。
すなわち、本発明は、 (1)アリルアルコールとビニルアルコールとの共重合
体の水溶液、 (2)合成樹脂エマルジョンまたは合成ゴムラテックス
、および (3)多価インシアネートの水不溶性の高沸点有機溶剤
溶液 を必須成分とする接着剤に関する。
本発明において、成分(1)のアリルアルコールとビニ
ルアルコールとの共重合体の水溶液を調整するために用
いられるアリルアルコールとビニルアルコールとの共重
合体は、酢酸アリルと酢酸ビニルとの共重合体をアルカ
リなどで脱酢酸して得られる。酢酸アリルと酢酸ビニル
のモル比、すなわちアリルアルコールとビニルアルコー
ルのモル比は2:98〜20:80が適当である。アリ
ルアルコールのモル比が2未満のときは本発明の効果が
乏しく、アリルアルコールのモル比が20を超えるとき
には重合度の高いアリルアルコールとビニルアルコール
との共重合体が得られないため、接若強さが十分満足す
べきものではない。
アリルアルコールとビニルアルコールとの共重合体は、
第1級のアルコール基を有するアリルアルコールと第2
級のアルコール基を有するビニルアルコールとの共重合
体であるため、従来のポリビニルアルコールよりも反応
性に富み、−段とすぐれた接着能を発揮するものである
アリルアルコールとビニルアルコールとの共重合体の水
溶液は、水にアリルアルコールとビニルアルコールとの
共重合体を溶解することによって調整することができる
。水溶液中のアリルアルコールとビニルアルコールとの
共重合体の濃度は、特に制限されず、一般には1〜IO
重量%が適当である。
本発明において用いられる成分(2)は、合成樹脂エマ
ルジョンまたは合成ゴムラテックスである。
合成樹脂エマルジョンとしては、酢酸ビニル樹脂エマル
ジョン、アクリル系エマルジョン、エチレン・酢酸ビニ
ル共重合エマルジョンなどがあげられる。また、合成ゴ
ムラテックスとしては、ポリブタジェンラテックス、ス
チレン・ブタジェン共重合ラテックス、アクリロニトリ
ル番ブタジェン共重合ラテックス、クロロブレンゴムラ
テックスなどがあげられる。
合成樹脂エマルジョンまたは合成ゴムラテックス中の合
成樹脂または合成ゴムの濃度は、特に制限されず、一般
には10〜60重量%のものが好適に使用される。
本発明において、成分(3)の多価イソシアネートの水
不溶性の高沸点有機溶剤溶液を調整するために用いられ
る多価イソシアネートの代表例としては、例えば2価お
よび3価のイソシアネートがあげられる。2価イソシア
ネートの具体例としては、トリレンジイソシアネート、
ジフェニルメタンジイソシアネート、メタキシリレンジ
イソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネートなど
があげられる。また、3価イソシアネートの具体例とし
ては、トリフェニルメタントリイソシアネート、トリメ
チルプロパンメチルイソシアネートカーバメートなどが
あげられる。
また、成分(3)の多価イソシアネートの水不溶性の高
沸点有機溶剤溶液を調整するために用いられる水不溶性
の高沸点有機溶剤としては、沸点が200℃以、ヒの高
沸点有機溶剤が好ましく、具体的にはジメチルフタレー
ト、ジエチルフタレート、ジブチルフタレート、アジピ
ン酸ジブチル、ジエチレングリコールジベンゾエート、
オレイン酸ブチルなどが例示される。
使用する高沸点有機溶剤が水溶性である場合は、有機溶
剤に溶解している多価イソシアネートが有機溶剤の作用
によって溶解するため、多価イソシアネートがアリルア
ルコールとビニルアルコールとの共重合体と直ちに反応
してしまい、接希工程以前に接着剤がゲル化して使用不
可能になるという欠点を有する。本発明でいう水不溶性
の高沸点有機溶剤とは、室温の水に対する溶解度が0.
1%以下の液体をいう。有機溶剤の沸点が200℃未満
の場合は、接着剤が乾燥する過程で、多価イソシアネー
トを伴って蒸発するため、十分満足すべき接着効果が得
られない。
多価イソシアネートの水不溶性の有機溶剤溶液は、水不
溶性の高沸点有機溶剤に多価イソシアネートを添加溶解
することにより調整することができる。水不溶性の高沸
点有機溶剤と多価イソシアネートの混合割合は、重量比
で水不溶性の高沸点有機溶剤:多価イソシアネートが1
:0.1−10の範囲が適当である。
本発明の接着剤は、アリルアルコールとビニルアルコー
ルとの共重合体の水溶液に、合成樹脂エマルジョンまた
は合成ゴムラテックスを配合して主剤を調整し、これに
多価イソシアネートの水不溶性の高沸点有機溶剤溶液を
ホモミキサーなどによって乳化分散させて調整すること
ができる。
主剤中のアリルアルコールとビニルアルコールとの共重
合体の水溶液と合成樹脂エマルジョンまたは合成ゴムラ
テックスの混合割合は、固形分換算で0.1 : 10
〜10:  0.1が好ましい。
アリルアルコールとビニルアルコールとの共重合体の水
溶液と合成樹脂エマルジョンまたは合成ゴムラテックス
からなる主剤と、多価イソシアネートの水不溶性の高沸
点有機溶剤溶液との混合割合は、用いる多価イソシアネ
ートの構造によって相違するので一概には決められない
が、一般には主剤中のアリルアルコールとビニルアルコ
ールとの共重合体中の水酸基:多価イソシアネートの水
不溶性の高沸点有機溶剤溶液中の多価イソシアネートが
当量比で170.5〜5の範囲が好ましい。
多価イソシアネートの当量比が0.5未満では、耐水性
、耐熱性が不十分であり、また多価イソシアネートの当
量比が5より多い場合は常態接着強さが低下する。
本発明の接着剤には、必要に応じて分子中に水酸基を有
する他の化合物を加えたり、充填剤、着色剤などを添加
してもよい。
本発明の接着剤を木材、紙、繊維、コンクリートのよう
な被着体の表面に塗布し、被着体同士を貼り合わせると
、接着剤中の水分が蒸発や被着体への吸収などによって
失なわれ、多価イソシアネートがアリルアルコールとビ
ニルアルコールとの共重合体と反応し、不溶化して接着
力を発揮するものである。このとき合成樹脂エマルジョ
ンや合成ゴムラテックスは、接着力の向上に補助的に役
立つものである。
〔実 施 例〕
以下、実施例および比較例をあげて本発明をさらに詳細
に説明する。
実施例 1 アリルアルコール8モル%、ビニルアルコール92モル
%を含有し、重合度1200のアリルアルコールとビニ
ルアルコールとの共重合体5kgを水95kgに溶解し
、これにスチレン・ブタジェン共重合ラテックス(固形
分含量45重量96) 50kgを配合して主剤を調整
した。
一方、ジブチルフタレート2kgにジフェニルメタンジ
イソシアネート14kgを配合して、架橋剤としてのジ
フェニルメタンジイソシアネートのジブチルフタレート
溶液を調整した。
ヒ記主剤に、架橋剤としてのジフェニルメタンジイソシ
アネートのジブチルフタレート溶液を添加し、ホモミキ
サーで激しく撹拌して乳化分散し、接着剤を調整した。
得られた接着剤のアリルアルコールとビニルアルコール
との共重合体中の水酸基当量とジフェニルメタンジイソ
シアネート中のイソシアネート当量の比はほぼ1:1で
ある。
この接着剤を用い、JIS K611104にしたがっ
てカバ材同士を接着し、その接着強さをn1定した。そ
の結果は、下記のとおりであった。
常態接着強さ    130kgf/cd耐水接着強さ
    105kg f /cd24時間水中で煮沸後
の接着強さ 87kgf/cd80℃での接着強さ  
     92kg f /。−比較例 1 重合度1200のポリビニルアルコール5kgを水95
kgに溶解し、これにスチレン・ブタジェン共重合ラテ
ックス(固形分含!45重量%) 50kgを配合して
主剤を調整した。
一方、ジブチルフタレート2kgにジフェニルメタンジ
イソシアネート15kgを配合して架橋剤としてのジフ
ェニルメタンジイソシアネートのジブチルフタレート溶
液を調整した。
上記主剤に、架橋剤としてのジフェニルメタンジイソシ
アネートのジブチルフタレート溶液を添加して、ホモミ
キサーで激しく撹拌して乳化分散し、接着剤を調整した
得られた接着剤のポリビニルアルコールの水酸基とジフ
ェニルメタンジイソシアネート中のイソシアネート基と
の当量比はほぼ1:1である。
この接着剤を用いて実施例1と同様にJISK6804
にしたがってカバ材同士を接着し、その接着強さを11
11定した。結果は下記のとおりであり、実施例1に比
較して劣った結果が得られた。
常態接着強さ    120kgf/cd耐水接着強さ
     90kgf/cd24時間水中で煮沸後の接
着強さ 60kgf/c180℃での接着強さ    
   82kgf/cd実施例 2 アリルアルコール12モル%、ビニルアルコール88モ
ル%を含有し、重合度960のアリルアルコールとビニ
ルアルコールとの共重合体5kgを水95kgに溶解し
、これにエチレン・酢酸ビニル共重合エマルジョン(固
形分含ff150%、酢酸ビニルとエチレンの重量比8
7 : 13) aokgを配合して主剤を調整した。
一方、ジメチルフタレート 1.5kgにメタキシリレ
ンジイソシアネートIO,3kgを配合して、架橋剤と
してのメタキシリレンジイソシアネートのジメチルフタ
レート溶液を調整した。
上記主剤に、架橋剤としてのメタキシリレンジイソシア
ネートのジメチルフタレート溶液を添加し、ホモミキサ
ーで激しく撹拌して乳化分散し、接着剤を、illた。
得られた接着剤のアリルアルコールとビニルアルコール
との共重合体中の水酸基当量とメタキシリレンジイソシ
アネート中のイソシアネート当量との比はほぼ1:1で
ある。
この接着剤を用いてJIS KB804にしたがってカ
バ材同士を接着し、その接着強さを測定したところ、以
下に示したとおりの結果が得られた。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アリルアルコールとビニルアルコールとの共重合
    体の水溶液、
  2. (2)合成樹脂エマルジョンまたは合成ゴムラテックス
    、および
  3. (3)多価イソシアネートの水不溶性の高沸点有機溶剤
    溶液 を必須成分とする接着剤。
JP14638188A 1988-06-14 1988-06-14 接着剤 Pending JPH023488A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14638188A JPH023488A (ja) 1988-06-14 1988-06-14 接着剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14638188A JPH023488A (ja) 1988-06-14 1988-06-14 接着剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH023488A true JPH023488A (ja) 1990-01-09

Family

ID=15406420

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14638188A Pending JPH023488A (ja) 1988-06-14 1988-06-14 接着剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH023488A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH051270A (ja) * 1991-06-25 1993-01-08 Kuraray Co Ltd 接着剤
JPH0532949A (ja) * 1991-07-25 1993-02-09 Sumitomo Bakelite Co Ltd ウレタン系接着剤
CN1106437C (zh) * 1997-12-22 2003-04-23 可乐丽股份有限公司 生产粘合剂的方法、粘合剂和层压制品
CN107216847A (zh) * 2017-06-14 2017-09-29 安徽友捷包装材料有限公司 一种水基聚氨酯胶粘剂及其制备方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH051270A (ja) * 1991-06-25 1993-01-08 Kuraray Co Ltd 接着剤
JPH0532949A (ja) * 1991-07-25 1993-02-09 Sumitomo Bakelite Co Ltd ウレタン系接着剤
CN1106437C (zh) * 1997-12-22 2003-04-23 可乐丽股份有限公司 生产粘合剂的方法、粘合剂和层压制品
CN107216847A (zh) * 2017-06-14 2017-09-29 安徽友捷包装材料有限公司 一种水基聚氨酯胶粘剂及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100296784B1 (ko) 친수성폴리우레탄
CA1267992A (en) Aqueous hydroxyl-acrylic latex and multi-isocyanate adhesive composition
JPH10316930A (ja) カルボジイミド系架橋剤及びその製造方法並びにコーティング材
US4217254A (en) High green strength curable urethane adhesive
US5455293A (en) Water dispersible polyurethane adhesive
CA1042578A (en) Alkaline curing corrugating adhesive
JP3967447B2 (ja) 架橋性ポリマー水分散液およびそれを水を基とする接着剤の製造で用いる使用
US4340682A (en) Adhesive consisting essentially of an isocyanate terminated ricinoleate prepolymer and a chlorinated polyvinyl chloride
JP3745223B2 (ja) 高度耐水性接着剤組成物
JPH023488A (ja) 接着剤
AU602748B2 (en) Latex based adhesive compositions for paperboard and corrugated board and process for preparing the same
AU601081B2 (en) Aqueous polymer composition
JPH02255887A (ja) ビニル積層用接着剤組成物
US4256615A (en) Adhesive consisting essentially of a ricinoleate urethane polyol and a chlorinated rubber
JPH0415270B2 (ja)
JPS5823868A (ja) 接着剤組成物
JPS595636B2 (ja) 接着剤組成物
CN100494301C (zh) 纳米聚氨酯胶粘剂及其制备工艺
JPH0713224B2 (ja) 耐水性接着剤組成物
JPS5829826B2 (ja) タイスイセイセツチヤクザイ
JPS5829825B2 (ja) タイスイセイセツチヤクザイ
JPS604227B2 (ja) 接着剤
JP3626579B2 (ja) 速硬化性の2液型接着剤組成物
JPH0848962A (ja) 一液型接着剤およびそれを用いた積層体
KR100400437B1 (ko) 필름용 수성 접착제 조성물