JPH0532949A - ウレタン系接着剤 - Google Patents
ウレタン系接着剤Info
- Publication number
- JPH0532949A JPH0532949A JP18660991A JP18660991A JPH0532949A JP H0532949 A JPH0532949 A JP H0532949A JP 18660991 A JP18660991 A JP 18660991A JP 18660991 A JP18660991 A JP 18660991A JP H0532949 A JPH0532949 A JP H0532949A
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- JP
- Japan
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- adhesive
- dimethyl
- moisture
- solvent
- urethane
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- Pending
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- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 湿気硬化型のウレタン系接着剤において、溶
剤としてアジピン酸ジメチル、アゼリン酸ジメチル、フ
タル酸ジメチルなどの炭素数４〜９のジカルボン酸のジ
メチルエステルの１種又は２種以上の混合物を含有する
ことを特徴とするウレタン系接着剤。 【効果】 可使時間が長く、接着強度は従来のものと同
等である。また、従来のものと比較して接着剤の取扱い
も安全であり、作業環境も向上する。
剤としてアジピン酸ジメチル、アゼリン酸ジメチル、フ
タル酸ジメチルなどの炭素数４〜９のジカルボン酸のジ
メチルエステルの１種又は２種以上の混合物を含有する
ことを特徴とするウレタン系接着剤。 【効果】 可使時間が長く、接着強度は従来のものと同
等である。また、従来のものと比較して接着剤の取扱い
も安全であり、作業環境も向上する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、木材等の接着すべき材
料が湿潤状態であり、湿気により硬化して接着するウレ
タン系接着剤に関するものである。
料が湿潤状態であり、湿気により硬化して接着するウレ
タン系接着剤に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、各種天然木から突板フリッチの製
造は、形状の異なる木材を組み合わせ、湿気硬化型ウレ
タン系接着剤により接着し、所定の表面模様を有するフ
リッチを得ている。この接着を行う際、塗布から接着の
ためのプレスの加圧開始までの作業時間と接着剤の可使
時間の関係が重要である。接着剤の可使時間が長いと作
業時間が長くてもよいが、プレスの加圧時間が長くな
る。一方、可使時間が短い接着剤は、加圧時間を短縮す
ることができるが、作業時間を短くする必要があり、使
用上、早期硬化による接着不良が発生するなどの問題が
生じる。
造は、形状の異なる木材を組み合わせ、湿気硬化型ウレ
タン系接着剤により接着し、所定の表面模様を有するフ
リッチを得ている。この接着を行う際、塗布から接着の
ためのプレスの加圧開始までの作業時間と接着剤の可使
時間の関係が重要である。接着剤の可使時間が長いと作
業時間が長くてもよいが、プレスの加圧時間が長くな
る。一方、可使時間が短い接着剤は、加圧時間を短縮す
ることができるが、作業時間を短くする必要があり、使
用上、早期硬化による接着不良が発生するなどの問題が
生じる。
【０００３】このような接着に使用されるウレタン系接
着剤は、通常溶剤として酢酸メチル、メチルエチルケト
ン等を使用しているため、火災の危険性があり、また作
業環境を悪くする欠点がある。
着剤は、通常溶剤として酢酸メチル、メチルエチルケト
ン等を使用しているため、火災の危険性があり、また作
業環境を悪くする欠点がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】現在使用されている湿
気硬化型ウレタン接着剤には前記のような問題点がある
が、これらの問題点を解決すべく種々検討を重ねた結
果、特定のジカルボン酸ジメチルエステル類と溶剤とし
て用いると、プレスの加圧時間を延長したり、接着強度
の低下を招くことなく可使時間が長くなり、接着剤の取
扱いも安全となることを見出した。
気硬化型ウレタン接着剤には前記のような問題点がある
が、これらの問題点を解決すべく種々検討を重ねた結
果、特定のジカルボン酸ジメチルエステル類と溶剤とし
て用いると、プレスの加圧時間を延長したり、接着強度
の低下を招くことなく可使時間が長くなり、接着剤の取
扱いも安全となることを見出した。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、湿気硬化型の
ウレタン系接着剤において、溶剤として炭素数２〜１２
のジカルボン酸のジメチルエステルの１種又は２種以上
の混合物を含有することを特徴とするものである。
ウレタン系接着剤において、溶剤として炭素数２〜１２
のジカルボン酸のジメチルエステルの１種又は２種以上
の混合物を含有することを特徴とするものである。
【０００６】上記のジメチルエステルとしては、例えば
シュウ酸ジメチル、コハク酸ジメチル、アジピン酸ジメ
チル、アゼリン酸ジメチル、ドデカン２酸ジメチル、マ
レイン酸ジメチル、フタル酸ジメチルなどがある。この
中で炭素数４〜９のジカルボン酸のジメチルエステルが
好ましい。炭素数１３以上のジメチルボン酸のジメチル
エステルでは常温で固形状となり、使用が困難となる。
シュウ酸ジメチル、コハク酸ジメチル、アジピン酸ジメ
チル、アゼリン酸ジメチル、ドデカン２酸ジメチル、マ
レイン酸ジメチル、フタル酸ジメチルなどがある。この
中で炭素数４〜９のジカルボン酸のジメチルエステルが
好ましい。炭素数１３以上のジメチルボン酸のジメチル
エステルでは常温で固形状となり、使用が困難となる。
【０００７】ジカルボン酸メチルエステルの使用方法
は、メチルエチルケトン等を含有している従来の湿気硬
化型ウレタン接着剤１００重量部（以下、単に部とい
う）に５〜１５部の割合で添加する。あるいはメチルエ
チルケトン等の溶剤の一部又は全部を置換するなどがあ
る。
は、メチルエチルケトン等を含有している従来の湿気硬
化型ウレタン接着剤１００重量部（以下、単に部とい
う）に５〜１５部の割合で添加する。あるいはメチルエ
チルケトン等の溶剤の一部又は全部を置換するなどがあ
る。
【０００８】本発明のジカルボン酸のジメチルエステル
を溶剤として使用した湿気硬化型ポリウレタン系接着剤
は、加圧（圧締）時間が長くなったり、接着強度が低下
することなく、可使時間が長くなり、引火点も高いので
火災等の危険性が小さく、取扱いが安全になり、沸点が
高く人体への影響も小さいので作業環境も著しく改善さ
れる。
を溶剤として使用した湿気硬化型ポリウレタン系接着剤
は、加圧（圧締）時間が長くなったり、接着強度が低下
することなく、可使時間が長くなり、引火点も高いので
火災等の危険性が小さく、取扱いが安全になり、沸点が
高く人体への影響も小さいので作業環境も著しく改善さ
れる。
【０００９】
【実施例】以下、実施例及び従来の接着剤（比較例）に
ついて説明する。接着剤の組成は以下の通りである。 イソシアネート ＭＤＩ（イソシアネート基量１０％） ８０部 溶剤 ２０部
ついて説明する。接着剤の組成は以下の通りである。 イソシアネート ＭＤＩ（イソシアネート基量１０％） ８０部 溶剤 ２０部
【００１０】溶剤は表１に示すものを使用した。各接着
剤を含水率８０〜１００％の突板用単板に塗布し、２５
℃における可使時間を測定した。次に同様の単板に接着
剤を塗布し、２５℃で４０分間圧締し、接着強度を測定
した。これらの結果を表１に示す。
剤を含水率８０〜１００％の突板用単板に塗布し、２５
℃における可使時間を測定した。次に同様の単板に接着
剤を塗布し、２５℃で４０分間圧締し、接着強度を測定
した。これらの結果を表１に示す。
【００１１】
【表１】
【００１２】表１から、実施例においては、メチルケト
ンや酢酸メチルを溶剤とした場合に比べ可使時間が約２
倍となっている。また、可使時間の長いフタル酸ジブチ
ルの場合は接着強度が小さく実用に耐えない。
ンや酢酸メチルを溶剤とした場合に比べ可使時間が約２
倍となっている。また、可使時間の長いフタル酸ジブチ
ルの場合は接着強度が小さく実用に耐えない。
【００１３】
【発明の効果】以上の実施例及び比較例から明らかなよ
うに、本発明の湿気硬化型ウレタン系接着剤は可使時間
が長く、接着強度は従来のものと同等である。また、従
来のものと比較して接着剤の取扱いも安全であり、作業
環境も向上する。
うに、本発明の湿気硬化型ウレタン系接着剤は可使時間
が長く、接着強度は従来のものと同等である。また、従
来のものと比較して接着剤の取扱いも安全であり、作業
環境も向上する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 湿気硬化型のウレタン系接着剤におい
て、溶剤として炭素数２〜１２のジカルボン酸のジメチ
ルエステルの１種又は２種以上の混合物を含有すること
を特徴とするウレタン系接着剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18660991A JPH0532949A (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | ウレタン系接着剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18660991A JPH0532949A (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | ウレタン系接着剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0532949A true JPH0532949A (ja) | 1993-02-09 |
Family
ID=16191571
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18660991A Pending JPH0532949A (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | ウレタン系接着剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0532949A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003013350A (ja) * | 2001-06-27 | 2003-01-15 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | 繊維束製インキ誘導部材の製造方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6090283A (ja) * | 1983-10-03 | 1985-05-21 | Asahi Oorin Kk | リグノセルロース複合材料の製造法 |
| JPH023488A (ja) * | 1988-06-14 | 1990-01-09 | Showa Denko Kk | 接着剤 |
-
1991
- 1991-07-25 JP JP18660991A patent/JPH0532949A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6090283A (ja) * | 1983-10-03 | 1985-05-21 | Asahi Oorin Kk | リグノセルロース複合材料の製造法 |
| JPH023488A (ja) * | 1988-06-14 | 1990-01-09 | Showa Denko Kk | 接着剤 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003013350A (ja) * | 2001-06-27 | 2003-01-15 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | 繊維束製インキ誘導部材の製造方法 |
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