JPH0234659A - 遠赤外線放射ポリエステル組成物の製造法 - Google Patents

遠赤外線放射ポリエステル組成物の製造法

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JPH0234659A
JPH0234659A JP18442188A JP18442188A JPH0234659A JP H0234659 A JPH0234659 A JP H0234659A JP 18442188 A JP18442188 A JP 18442188A JP 18442188 A JP18442188 A JP 18442188A JP H0234659 A JPH0234659 A JP H0234659A
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JP
Japan
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far
infrared
polyester
slurry
ethylene glycol
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Pending
Application number
JP18442188A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiro Matsunaga
伸洋 松永
Kuniaki Kuwabara
邦昭 桑原
Yukio Kawakami
幸男 川上
Takashi Katagiri
孝 片桐
Katsuhiro Inoue
勝博 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Ester Co Ltd
Unitika Ltd
Original Assignee
Nippon Ester Co Ltd
Unitika Ltd
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は遠赤外線を効率的に放射する機能を有する温熱
効果に優れたポリエステル組成物の’M造方法に関する
ものである。
(従来の技術) ポリエステル、特にポリエチレンテレフタレートはその
優れた機能性により、広く衣料用、産業用の繊維、フィ
ルム、ボトル、成型品として用いられている。
一方、熱エネルギーを吸収し1人体等に対する温熱効果
に優れた遠赤外線を放射するセラミックスが知られてい
る。そしてこのセラミックスは加熱炉内壁や暖房器発熱
体1反射板、加熱用調理器内、外面にコーティングして
、加熱効率を高めるのに利用されている〔塗装光学22
巻、 Mail、 496〜503頁−ジ(”87)〕
この遠赤外線放射セラミックスを高分子製品と組み合わ
せると、該セラミックスが放射する遠赤外線によって鮮
度保持が画れたり、またその温熱効果により、健康増進
が画れるとして種々の製品が発売されている。例えばポ
リエチレンに該セラミックスを練り込んだシート、フィ
ルム製品や。
該セラミックスを含む樹脂でコーティングした繊維製品
が知られている(′88年2月2日付、同3月9日付日
本繊維新聞)。
また、繊維形成性重合体に遠赤外線放射効果の高いセラ
ミックスを混合して紡糸し、温熱効果に優れた繊維を製
造することも提案されており(特開昭62−23881
1号、同63−92720号等)、このようGこして得
られるポリエステルステープルは寝装、インテリア分野
での販売が見込まれている(゛88年3月23日付日本
繊維新聞)。
(発明が解決しようとする課題) 上記のようなセラミックスを繊維やフィルムにコーティ
ングする方法では、繊維製品の風合いが硬くなったり、
耐久性に欠けるという問題がある。
また、ポリマーに練り込む方法ではポリマー中での分散
性が良(ないためか、細繊度の繊維や薄いフィルムの製
造は困難である。また、セラミックス微粉末が微分散さ
れていないためか、遠赤外線放射による温熱効果自体1
期待されるほどではなかった。
本発明は、このような従来技術の欠点を解消し。
効率良く遠赤外線を放射するセラミックスをポリマー中
に微細に分散させることにより細繊度の繊維や薄膜フィ
ルムへの成形が容易で、温熱効果の優れたポリエステル
組成物を製造する方法を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明者らはこのような課題を解決するため鋭意検討し
た結果、遠赤外線放射セラミックス微粉末をエチレング
リコール系スラリーとしてポリエステル製造時に反応系
へ添加することが極めて効果的であることを見出し1本
発明に到達した。
すなわち1本発明はポリエチレンテレフタレート又はこ
れを主体とするポリエステルの重縮合反応初期までの任
意の時点で、遠赤外線領域(波長5〜20μm)におけ
る分光放射率が60%以上の遠赤外線放射セラミックス
を、平均粒径1μm未満に微分散されたエチレングリコ
ール又はこれを主体とする液体とのスラリーとして、ポ
リマーに対し0.1〜10重量%となるように添加する
ことを特徴とするポリエステル組成物の製造方法を要旨
とするものである。
ここで遠赤外線放射セラミックスとしては1次のような
化合物から選ばれた1種以上の化合物を混合、焼成した
もので、遠赤外線領域(5〜20μm)での分光放射率
が60%以上、好ましくは80%以上のものが挙げられ
る。
84C,T ic、MoC,WC,BN、AIN。
Z rN、S 1iNt+  CrZoffFeOz+
  Fezoi+F e :IO4+  S I Oz
 + A ’ z O3r Z r O2+ M n 
O2ICub、CuzO+  Coo、ZrC,SiC
+5iZrO□、TiO,、Na、O,KzO+ MH
D。
Bad。
なお、前記したセラミックス自体は、公知のものである
が、単独では本発明で規定する分光放射率を満足するも
のは少ない。
分光放射率が60%に満たないものは遠赤外線放射効率
(温熱効果)が低く好ましくない。
また、スラリーとしたときの平均粒径は1μm未満であ
る必要がある。1μm以上のものではポリマー中のセラ
ミックス粒子の分散が悪く1例えば細繊度の繊維や薄い
フィルムとすることができない。
本発明に用いる遠赤外線放射セラミックスの市販品とし
ては1例えば■ハイチックジャパン:商品名バイオコス
モ(平均粒径0.8μmあるいは0.2μm)+ 丸船
商事販売:遠赤外線放射材料(平均粒径0.1μm)+
 日本セラム:商品名レゾニウム、日本軽金属−二商品
名日軽セラコンポ等がある。
ポリエステル中へのセラミックスの配合量は0.1〜1
0重量%である。配合量が0.1重量%未満では遠赤外
線放射の効果が乏しく、また、 10重量%を超えると
、ポリエステル中でのセラミックス微粉末の分散状態が
悪くなり、好ましくない。
本発明のポリエステル組成物の製造法においてセラミッ
クスはエチレングリコール又はこれを主体とし、少量の
メタノールあるいは水等との混合物を媒体としたスラリ
ーとしてポリエステル製造工程中の重縮合反応初期まで
の任意の時期に添加するのが、ポリマー中へのセラミッ
クスの微分散という観点から必要である。
スラリー中のセラミックスの量は2〜50重量%程度と
すればよく、攪拌機を用いてスラリー調製後、粗大粒子
をデカンテーションや濾過で除いたリ、ボールミルの中
にスラリーを入れ、攪拌したり・攪拌時に超音波をかけ
るなどして、できる限り凝集塊の無い平均粒径18未満
のセラミックススラリーを調製する必要がある。
このようにして調製されたスラリーを重縮合反応初期迄
の任意の時点で反応系へ添加することにより、得られる
ポリエステル中にはセラミックス微粉末が微分散される
セラミックス微粉末が凝集塊となって存在していると、
製糸あるいはフィルム製膜時の操業性が悪化するうえ、
遠赤外線放射効率も低下するので好ましくない。(セラ
ミックス粒子が微分散して粒子表面積が大きいほど、遠
赤外線放射効率が高くなるものと認められる。) 本発明におけるポリエステルは、ポリエチレンテレフタ
レート及びこれを主体とし、少量の共重合成分を含有す
るポリエステルであり、共重合成分としては、p−オキ
シ安息香酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、ジエ
チレングリコール。
プロピレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメタ
ツール、1,4−ブタンジオール等が挙げられ。
ごく少量であればトリメリド酸、ペンタエリスリトール
等3価以上の成分を加えてもよい。
また、エステル交換、エステル化2重縮合反応触媒、カ
ーボンブラックのような顔料、アルミニウム、銅粉等の
金属粉等の添加物が共存していてもさしつかえない。
(実施例) 次に実施例により本発明を具体的に説明する。
なお、実施例における測定法等は次のとおりである。
ポリエステルの極限粘度〔η〕はフェノールと四塩化エ
タンとの等重量混合物を溶媒として温度20℃で測定し
た。
遠赤外線領域(波長5〜20μm)における分光放射率
はセラミックス微粉末の放射スペクトルチャートを測定
し、上記波長領域における最低分光放射率で示した。
セラミックス微粉末スラリー自体あるいはポリエステル
中でのセラミックスの平均粒径は、セラミックス微粉末
をエチレングリコールスラリーとしたものあるいはポリ
エステルを前記した極限粘度測定溶媒に溶解したセラミ
ックス分散液を試料とし、超遠心式自動粒度分布測定装
置;堀場製作所製CAPA −700を用いて測定した
温熱効果は遠赤外線放射セラミックスを含有する糸を用
いた手織の布地を、50℃にコントロールした熱板上に
貼り、布地表面温度をサーモピュア(日本電子側型;波
長8〜13μmにて測定)で観察して、セラミックスを
含有しない布地との布地表面温度差で判定した。
実施例1 テレフタル酸とエチレングリコールとを常法によってエ
ステル化し、エステル化反応率95%のエステル化物を
得た。
このエステル化物を重縮合反応器に仕込み、酸成分1モ
ルに対して三酸化アンチモン2X10−’モル及び5i
ZrO4,Fe2O:+、SiCCo。
を主成分とし、平均粒径0.7μm、遠赤外線領域にお
ける分光放射率が85%以上の遠赤外線放射セラミック
スを20重量%のエチレングリコールスラリーに調製し
、ポリエステルに対し2重量%となる量添加した。これ
を280℃で徐々に減圧し、攪拌しながら3時間1型縮
合反応を行った。
得られた極限粘度0.68のポリエステルを常法に従っ
て溶融紡糸、延伸して75d/36fのフィラメント糸
とし、これを平織地にして、温熱効果を測定したところ
、二酸化チタン0.05重量%を配合し。
他に遠赤外線放射セラミックスを配合しないで得たポリ
エステルの布地との表面温度差は1℃であった。
実施例2〜7及び比較例1〜4 セラミックス微粉末の添加量1種類を変更したこと以外
は実施例1と同様に実施した結果を第1表に示す。
なお、比較例2で得られたポリエステルは凝集塊が多く
、紡糸、延伸時の操業性が不良であったが、かろうじて
得たフィラメント糸を用いて平織の布地とし1表面温度
差を測定した。
(発明の効果) 本発明によれば、遠赤外線放射成分の良好なセラミック
スをポリエステル中に微細に分散させることができ、細
繊度の繊維や薄膜フィルムへの成形が容易で、温熱効果
の優れたポリエステル組成物を製造することが可能とな
る。
特許出願人   日本エステル株式会社(ほか1名)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリエチレンテレフタレート又はこれを主体とす
    るポリエステルの重縮合反応初期までの任意の時点で、
    遠赤外線領域(波長5〜20μm)における分光放射率
    が60%以上の遠赤外線放射セラミックス微粉末を、平
    均粒径1μm未満に微分散されたエチレングリコール又
    はこれを主体とする液体とのスラリーとして、ポリマー
    に対し0.1〜10重量%となるように添加することを
    特徴とするポリエステル組成物の製造法。
JP18442188A 1988-07-23 1988-07-23 遠赤外線放射ポリエステル組成物の製造法 Pending JPH0234659A (ja)

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Cited By (5)

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JPH01280016A (ja) * 1988-04-26 1989-11-10 Kuraray Co Ltd 遠赤外線を放射するポリエステル繊維の製造方法

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