JPH023452Y2 - - Google Patents

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JPH023452Y2
JPH023452Y2 JP1981135556U JP13555681U JPH023452Y2 JP H023452 Y2 JPH023452 Y2 JP H023452Y2 JP 1981135556 U JP1981135556 U JP 1981135556U JP 13555681 U JP13555681 U JP 13555681U JP H023452 Y2 JPH023452 Y2 JP H023452Y2
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cassette
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lever
container
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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、複写紙カセツト、更に詳しくは、複
写機内に複写紙を1枚づつ順次に送給するために
複写機ハウジングに装着される複写紙カセツトに
関する。
静電複写機の如き複写機においては、複写工程
の遂行に際して複写紙を1枚づつ順次に複写機内
に規定された所定の搬送径路に送給する複写紙送
給機構が装備されている。そして、かかる複写紙
送給機構としては、当業者には周知の如く、複写
紙カセツトを利用する所謂カセツト式複写紙送給
機構が広く実用に供されている。
カセツト式複写紙送給機構は、例えば特開昭53
−129639号公報に開示されている如く、複写紙カ
セツトと複写機ハウジング内に規定されたカセツ
ト受部との組合せから構成されている。一般に、
カセツト受部は複写機ハウジングの片側部に規定
され、カセツト受部に対応して複写機ハウジング
の片側壁には複写紙カセツト挿入用の開口が形成
されている。一方、複写紙カセツトは、積層状態
の複数枚のシート状複写紙が装填される箱状カセ
ツト容器から構成され、かかるカセツト容器の前
部を上記開口を通して上記カセツト受部に挿入す
ることによつて上記カセツト受部に装着される。
而して、上記の通りのカセツト式複写紙送給機
構に使用される従来の複写紙カセツトには、次の
通りの欠点乃至不都合が存在する。即ち、カセツ
ト容器内に装填されているシート状複写紙が全て
消費されると、新たに積層状態の複数枚のシート
状複写紙をカセツト容器内に装填しなければなら
ないが、従来の複写紙カセツトにおいては、カセ
ツト容器内に装填されているシート状複写紙が全
て消費された場合、まず最初に、カセツト受部か
ら複写紙カセツトを離脱せしめ、しかる後に複写
紙カセツトのカセツト容器を、例えば容器本体か
ら蓋体を離脱せしめることによつて開放して、カ
セツト容器の容器本体内に積層状態の複数枚のシ
ート状複写紙を装填し、次いで蓋体を再び容器本
体に装着し、しかる後に複写紙カセツトをカセツ
ト受部に再び装着する、という比較的煩雑な操作
を遂行しなければならない。
本考案は上記事実に鑑みてなされたものであ
り、その主目的は、上述した通りのカセツト式複
写紙送給機構に使用され得る複写紙カセツトであ
つて、カセツト受部から離脱する必要なくして簡
単且つ容易にカセツト容器内に積層状態の複数枚
のシート状複写紙を装填することができる改良さ
れた複写紙カセツトを提供することである。
本考案によれば、開口が形成されている片側壁
に隣接せしめて複写機ハウジング内に配設された
カセツト受部に、該開口を通して前部を挿入する
ことによつて装填される複写紙カセツトにして、 該カセツト受部は、カセツト容器底面案内部及
び該底面案内部の内側端から上方に延びるカセツ
ト容器先端当接部とを有する受部材と、該受部材
の該底面案内部の上方に配設された複写紙供給部
材と、該受部材の該底面案内部の幅方向両側上方
に配設された一対の止め板と、作用位置と非作用
位置との間を回転自在に装着され且つ該作用位置
と該非作用位置とのいずれかに弾性的に偏倚され
る押上げレバー機構とを具備し、該押上げレバー
機構は幅方向両側に配設された一対の嵌合レバー
及び幅方向中央部に配設された押上げレバーを含
んでおり、 該複写紙カセツトは、カセツト容器本体と蓋体
とを具備し、 該カセツト容器本体は少なくとも底壁、両側壁
及び前壁を有し且つ上面は開放されており、該前
壁の下部及び該底壁の前部には該押上げレバー受
入れ開口が形成されており、該両側壁の各々には
その外面前端に嵌合レバー受入れ凹部が形成さ
れ、その外面前端部上縁に切欠きが形成されてお
り、該底壁上には補助底板が配設されており、 該カセツト容器本体に装着されてその上面を覆
う該蓋体はその後端縁が旋回自在に連結された前
部及びその前端縁が旋回自在に連結された後部を
有し、 該蓋体の前面部を開動して該カセツト容器本体
の上面前部を開放した状態で、該複写紙カセツト
の前部を該カセツト受部における該受部材の該底
面案内部に沿つて該先端当接部に当接するまで挿
入せしめると、該押上げレバー機構における該一
対の嵌合レバーが該カセツト容器本体における該
両側壁の該嵌合レバー受入れ凹部に嵌合せしめら
れ、次いで該複写紙カセツトをその前部が上方に
移動する方向に回動せしめると、該一対の止め板
が該カセツト容器本体における該両側壁の該切欠
きに係合せしめられて該複写紙カセツトの回動が
停止せしめられると共に、該押上げレバー機構が
作用位置に回転せしめられて該押上げレバーが該
カセツト容器本体における該押上げレバー受入れ
開口を通つて該補助底板及びその上に載置されて
いる複写紙に作用し、複写紙を該複写紙供給部材
に接触せしめ、 該複写紙カセツトを上述した通りにして該カセ
ツト受部に装着した状態において、該蓋体の該後
部の前端縁は該複写機ハウジング外に位置し、該
カセツト受部から該複写紙カセツトを離脱せしめ
ることなく該蓋体の該後部を開動せしめることが
できる、 ことを特徴とする複写紙カセツトが提供される。
以下、添付図面に図示する具体例に基いて更に
詳細に説明する。
本考案に従つて改良された複写紙カセツトの一
具体例を図示している第1図を参照して説明する
と、図示の複写紙カセツトは、容器本体4と蓋体
6から成る全体を番号2で示すカセツト容器から
構成されている。
それ自体は公知の形態でよい容器本体4は、上
面全体が開放された箱状であり、実質上矩形の底
壁8、底壁8の両側縁から直立する側壁10及び
12、並びに底壁8の前縁及び後縁から直立する
前壁14及び後壁16を有する。側壁10及び1
2の各々の内面前端部には、前部上端に複写紙分
離爪18が一体に形成されている部材20が装着
されている。かかる部材20は、複写紙分離爪1
8が上下方向に若干の距離に渡つて自由に移動で
きるように、若干の距離に渡つて上下動自在又は
後部を中心として若干の角度範囲に渡つて旋回自
在に装着されているのが好都合である。底壁8の
前部には補助底板22がその後縁を中心として旋
回自在に配設されている。図示の具体例において
は、底壁8の前後方向中間より幾分前方の位置に
て底壁8には横方向に間隔を置いて一対の開口2
4(第1図にはその一方のみを図示する)が形成
されており、一方、補助底板22の後縁には横方
向に間隔を置いて位置し下方に垂下する一対の折
曲片26(第1図にはその一方のみを図示する)
が一体に形成されており、折曲片26を開口24
に挿入することによつて底壁8に対して補助底板
22がその後縁を中心として旋回自在に配置され
ている。底壁8の前端部及び前壁14の下端部の
横方向中間部には、押上げレバー受入れ開口28
が形成され、そしてまた、側壁10及び12の
各々の外面前端には嵌合レバー受入れ凹部30が
形成され、側壁10及び12の各々の外面前端部
上縁にはくさび状の切欠き32が形成されている
(押上げレバー受入れ開口28、嵌合レバー受入
れ凹部30及び切欠き32の作用については後に
言及する)。更に、側壁10及び12の各々の外
面には、前後方向に見て略中間部の上端に位置す
る係止突起34が形成されている。かかる係止突
起34は、後に言及する如く、蓋体6を解除自在
に容器本体4に係止するのに利用される。図示の
容器本体4は、例えばJIS規格でB4とB5である
2種の寸法の積層状態の複数枚のシート状複写紙
を収容し得るように形成されており、底壁8に
は、前壁14の内面からの距離が上記2種の寸法
のシート状複写紙の前後方向長さに対応した2個
の位置に横方向に延びる細長い開口36a及び3
6bが形成されている。
次に、本考案に従つて改良された図示の蓋体6
について説明すると、図示の蓋体6は、別個に形
成された3個の部分、即ち中間主部38、前部4
0及び後部42を有する。蓋体6の中間主部3
8、前部40及び後部42は、蓋体6を通して容
器本体4内を見ることができるように透明乃至半
透明の材料から形成されているのが好都合であ
る。中間主部38は、その両側縁の各々から下方
に垂下する垂下片44を有する。そして、かかる
垂下片44の各々には、容器本体4に形成されて
いる上記係止突起34の各々と協働する係止開口
46が形成されている。第1図に図示する如く、
垂下片44の下端部は外方に向けて幾分湾曲せし
められているのが好ましい。前部40は、その後
端縁に沿つて延びる軸線を中心として旋回自在
に、中間主部38の前端縁部に連結されている。
また、後部42は、その前端縁に沿つて延びる軸
線を中心として旋回自在に、中間主部38の後端
縁部に連結されている。更に詳述すれば、中間主
部38の前端縁部の上面には横方向に間隔を置い
て一対の連結突起48が一体に形成されており、
一方、前部40の後端縁には軸状部50が一体に
形成されており、軸状部50の両自由端部が一対
の連結突起48に旋回自在に連結されている。同
様に、中間主部38の後端縁部の上面には横方向
に間隔を置いて一対の連結突起52が一体に形成
されており、一方、後部42の前端縁には軸状部
54が一体に形成されており、軸状部54の両自
由端部が一対の連結突起52に旋回自在に連結さ
れている。更に、蓋体6の後部42の下面には、
前後方向に間隔を置いた2個の所定位置に規制部
材装着部56a及び56b(第4図も参照された
い)が形成されており、かかる2個の規制部材装
着部56a及び56bのいずれか一方に選択的に
且つ着脱自在に規制部材58が連結される(第1
図においては、規制部材装着部56aに規制部材
58が連結されている)。第2図を参照して説明
すると、規制部材装着部56aは、前後方向に間
隔を置いて横方向に延びる一対の蟻溝(ダボ溝)
60を有する。規制部材装着部56bも同様の一
対の蟻溝を有する。一方、規制部材58は上面部
62とこの上面部62の後端縁から下方に垂下す
る垂下部64を有し、上面部62上には前後方向
に間隔を置いて横方向に延びる一対の蟻ほぞ(ダ
ボほぞ)66が形成されている。かような規制部
材58は、その蟻ほぞ66を規制部材装着部56
a又は56bの蟻溝60に挿入することによつ
て、規制部材装着部56a又は56bに着脱自在
に連結される。
上述した通りの容器本体4と蓋体6から成るカ
セツト容器2においては、容器本体4内に積層状
態の複数枚のシート状複写紙68(第4図)が装
填される。更に詳しくは、積層状態の複数枚のシ
ート状複写紙68(第4図)は、その前部を補助
底板22上に位置付けその前端縁を前壁14の内
面に当接乃至近接せしめて、容器本体4内に装填
される(かかる積層状態の複数枚のシート状複写
紙68の容器本体4への装填は、容器本体4から
蓋体6を離脱せしめた状態で遂行することができ
ることを加えて、本考案に従つて改良された図示
の具体例においては、後の説明から明らかになる
如く、容器本体4に蓋体6を装着した状態で蓋体
6の後部を開動せしめることによつて遂行するこ
ともできる)。そして、容器本体4に装填される
積層状態の複数枚のシート状複写紙68(第4
図)が、例えばJIS規格でB5とB4である2種の
寸法のうちのB4である場合には、蓋体6の後部
42の下面に形成されている2個の規制部材装着
部56a及び56bのうちの一方56aに規制部
材装着部58が連結され、B5である場合には、
2個の規制部材装着部56a及び56bのうちの
他方56bに規制部材58が連結される。容器本
体4への蓋体6の装着は、中間主部38の両側縁
から垂下する垂下片44の各々に形成されている
係止開口46を容器本体4の両側壁10及び12
の各々に形成されている係止突起34に係止せし
めることによつて達成される。係止開口46を係
止突起34に係止せしめる際には、垂下片44が
外方へ向けて幾分弾性的に撓み、かくして係止開
口46と係止突起34の相互係止が達成される。
容器本体4から蓋体6を離脱せしめるためには、
垂下片44に指をかけて垂下片44を外方へ向け
て幾分弾性的に撓ませ、かくして係止開口46と
係止突起34の相互係止を解除すればよい。容器
本体4に蓋体6を装着すると、中間主部38が容
器本体4の上面の中間部を覆い、そして前部40
及び後部42が第1図に図示する閉位置にあるな
らば、前部40が容器本体4の上面の前部を覆
い、後部42が容器本体4の上面の後部を覆い、
かくして容器本体4の上面の実質上全域が蓋体6
によつて覆われる。そして、第4図を参照するこ
とによつて容易に理解される如く、容器本体4に
装着された蓋体6の後部42が閉位置にあるなら
ば、規制部材装着部56a(又は56b)に連結
されている規制部材58の垂下部64は、容器本
体4に装填されている積層状態の複数枚のシート
状複写紙68の後端縁に当接乃至近接して位置し
てこれを規制し、シート状複写紙68が容器本体
4内において後方へ移動するのを防止する。規制
部材58の垂下部64の下端は、容器本体4の底
壁8に形成されている開口36a(又は36b)
内に進入する。
上述した通りのカセツト容器2から構成されて
いる複写紙カセツトは、複写機ハウジング内に規
定されている第3図に図示する通りの形態のカセ
ツト受部に対して使用され得る。第3図を参照し
て説明すると、複写機ハウジングの片側壁70に
は、カセツト容器2の前部を挿入するための開口
72が形成されており、複写機ハウジング内には
上記開口72に隣接して全体を番号74で示すカ
セツト受部が規定されている。このカセツト受部
74は、第3図において紙面に垂直な方向に間隔
を置いて複写機ハウジング内に配設された一対の
直立基板(図示していない)間に規定されてお
り、上記一対の直立規板間に固定された受部材7
6を含んでいる。受部材76は、開口72に近接
した位置から内方へ向つて所定の角度だけ下方に
傾斜して延びるカセツト容器底面案内部76a
と、このカセツト容器底面案内部76aの内側端
から実質上鉛直に上方に延びるカセツト容器先端
当接部76bと、このカセツト容器先端当接部7
6bの上端から更に内方へ向つて延びる複写紙案
内部76cを有する。受部材76のカセツト容器
底面案内部76aから所定の距離だけ隔てた上方
の位置には、複写紙供給部材78が配設されてい
る。図示の複写紙供給部材78は、上記一対の直
立基板間に回転自在に装着され且つ適宜のクラツ
チ機構(図示していない)を介して駆動源に連結
されていて選択的に回転駆動される軸80と、こ
の軸80に装着されたローラ82から構成されて
いる。また、受部材76のカセツト容器底面案内
部76aの上方においては、夫々上記一対の直立
基板に固定された一対の止め板84(第3図には
その一方のみを図示する)が設けられている。更
に、受部材76のカセツト容器先端当接部76b
よりも内方の位置には、カセツト容器先端当接部
76bに沿つて前後方向に延びる回転軸86が、
上記一対の直立基板間に回転自在に装着されてい
る。回転軸86の一端には、略扇形の位置決め部
材88が固定されている。一方、上記一対の直立
基板の一方には止めピン90が植設されており、
かかる止めピン90と位置決め部材88の一端
(第3図において右端)との間には引張ばね92
が張設されている。そして、位置決め部材88の
他端(第3図において左端)には、止めピン90
に係合せしめられる一対の突出部94及び96が
形成されており、両突出部間は所定の曲率を有す
る円弧状の縁に形成されている。位置決め部材8
8、止めピン90及び引張ばね92は、第3図に
実線で図示する状態と第3図に2点鎖線で図示す
る状態との中間状態で引張ばね92が最も伸張さ
れ、従つて引張ばね92が位置決め部材88を第
3図に実線で図示する状態(即ち突出部94が止
めピン90に係合する状態)又は第3図に2点鎖
線で図示する状態(即ち突出部96が止めピン9
0に係合する状態)に弾性的に偏倚するように構
成されている。上記回転軸86には、更、上述し
たカセツト容器2の幅に対応した間隔を置いて一
対の嵌合レバー98(第3図にはその一方のみを
図示する)が固定されている。加えて、一対の嵌
合レバー98の中間の位置においては、上記回転
軸86に押上げレバー100が装着されている。
回転軸86と押上げレバー100との間にはばね
部材(図示していない)が介在せしめられてお
り、かかるばね部材は回転軸86に対して押上げ
レバー100を第3図において反時計方向に弾性
的に偏倚して回転軸86に対して押上げレバー1
00を第3図に図示する角度位置に弾性的に位置
付ける。
而して、上述した通りのカセツト受部74の構
成は、上記特開昭53−129639号公報に開示されて
いるカセツト受部の構成と実質上同一であるの
で、カセツト受部74の構成の詳細については、
必要ならば上記特開昭53−129639号公報を参照さ
れたい。
次に、第1図及び第3図と共に第4図及び第5
図を参照して、カセツト受部74に対するカセツ
ト容器2の装着方式について説明する。
カセツト受部74にカセツト容器2を装着する
際には、まず最初に、蓋体6の前部40を開動せ
しめて例えば第4図に実線で示す位置に位置付け
る。次いで、複写機ハウジングの片側壁70に形
成されている開口72を通してカセツト容器2の
前部を複写機ハウジング内に挿入し、カセツト容
器2の底面を受部材76のカセツト容器底面案内
部76aに接触せしめながらカセツト容器2の前
端が受部材76のカセツト容器先端当接部76b
に当接するまで挿入し、かくしてカセツト容器2
を第4図に図示する非作用位置に位置付ける。か
くすると、カセツト容器2に形成されている嵌合
レバー受入れ凹部30が回転軸86に固定された
一対の嵌合レバー98に夫々嵌合される。しかる
後に、カセツト容器2をその前端が上方に移動す
る方向に回動せしめる。かくすると、第5図に図
示する如く、カセツト容器2の切欠き32が一対
の止め板84に係合し、カセツト容器2の回動が
停止せしめられると共にカセツト容器2の後方へ
の移動が確実に阻止され、カセツト容器2は第5
図に図示する作用位置に位置付けられる。この際
には、嵌合レバー98及び回転軸86がカセツト
容器2の回動に付随して第4図及び第5図におい
て反時計方向に回動せしめられ、回動軸86は位
置決め部材88の突出部96が止めピン90に係
合する角度位置にせしめられる。かくすると、押
上げレバー100も第4図及び第5図において反
時計方向に旋回せしめられ、押上げレバー100
の先端部は、受部材76に形成されている開口
(図示していない)及びカセツト容器2の容器本
体4に形成されている開口28(第1図)を通つ
て突出してカセツト容器2内の補助底板22の下
面前部に弾性的に当接し、かくして補助底板22
及びその上に載置されている積層状態の複数枚の
シート状複写紙68の前部を上方に弾性的に変位
し、最上位のシート状複写紙の先端両角部を複写
紙分離爪18に当接せしめる。同時に、最上位の
シート状複写紙は、複写紙供給部材78のローラ
82に接触せしめられ、複写紙供給部材78の作
用によつてシート状複写紙がカセツト容器2から
送り出され得る状態、更に詳しくはローラ82の
第5図において時計方向への回転によつてシート
状複写紙がカセツト容器2から送り出され得る状
態が達成される。
カセツト受部74からカセツト容器2を離脱す
ることが望まれる場合には、上述した装着の際の
操作を逆に遂行すればよい。即ち第5図に示す作
用位置にあるカセツト容器2をその先端が下方に
移動する方向に回動せしめて第4図に示す非作用
位置に位置付け、次いでカセツト容器2を後方に
引出せばよい。
而して、カセツト容器2を第5図に図示する作
用位置に位置付けて複写工程を繰返し遂行する
と、カセツト容器2内のシート状複写紙が最上位
のものから一枚づつ順次に送り出され、カセツト
容器2内のシート状複写紙が全て消費される。か
くすると、カセツト容器2内に新たに積層状態の
複数枚のシート状複写紙68を装填することが必
要になる。この場合、従来の複写紙カセツトにお
いては、まず最初にカセツト受部74からカセツ
ト容器2を離脱せしめ、しかる後に容器本体4か
ら蓋体6を離脱して容器本体4内に積層状態の複
数枚のシート状複写紙68を装填し、次いで蓋体
6を再び容器本体4に装着し、しかる後にカセツ
ト容器2を再びカセツト受部74に装填するとい
う比較的煩雑な操作を遂行しなければならなかつ
た。
然るに、本考案に従つて改良された図示の複写
紙カセツトにおいては、カセツト容器2の上面後
部を覆つている部材、即ち蓋体6の後部42がカ
セツト容器2をカセツト受部74に装着したまま
の状態で開閉動せしめることができる故に、カセ
ツト受部74からカセツト容器2を離脱せしめる
必要なくして、次の通りの比較的簡単且つ容易な
操作を遂行することによつて、カセツト容器2内
に新たに積層状態の複数枚のシート状複写紙68
を所要の通りに装填することができる。
即ち、カセツト容器2内に新たに積層状態の複
数枚のシート状複写紙68を装填する際には、ま
ず最初に、カセツト容器2をその先端が下方に移
動する方向に旋回せしめて第5図に図示する作用
位置から第4図に図示する非作用位置にせしめ
る。かくすると、カセツト受部74に設けられて
いる回転軸86がカセツト容器2の旋回に付随し
て第4図及び第5図において時計方向に回転せし
められ、回転軸86は位置決め部材88の突出部
94が止めピン90に係合する角度位置にせしめ
られる。従つて、押上げレバー100は、第4図
に図示する如く、カセツト容器2内から退却し、
従つて、カセツト容器2内の補助底板22は第4
図に図示する位置まで下降する。次いで、蓋体6
の後部42を第4図において反時計方向に旋回せ
しめて、例えば第4図に2点鎖線で図示する如く
複写機ハウジングの片側壁70に寄り掛る開位置
にせしめる。蓋体6の後部42を第4図において
反時計方向に旋回せしめると、後部42のかかる
旋回に付随して前部40も第4図において反時計
方向に旋回せしめられて、第4図に2点鎖線で図
示する如く複写機ハウジングの片側壁70に寄り
掛かる位置にせしめられる。蓋体6の後部42が
第4図に2点鎖線で図示する開位置にせしめられ
ると、カセツト容器2の上面後部が開放され、従
つて、第4図に2点鎖線で図示する如く、積層状
態の複数枚のシート状複写紙68を開放されたカ
セツト容器2の上面後部を通してカセツト容器2
内に所要の通りに装填することができる。蓋体6
の後部42を第4図に2点鎖線で示す開位置にせ
しめると、後部42の下面に連結されている規制
部材58も後部42と共に移動されて容器本体4
内から取出され、従つて規制部材58によつて積
層状態の複数枚のシート状複写紙68の装填が妨
害されることはない。また、カセツト容器2を第
4図に図示する非作用位置にせしめると、上述し
た如く補助底板22は第4図に図示する位置に下
降せしめられ、従つて補助底板22と供給ローラ
82によつて積層状態の複数枚のシート状複写紙
の装填が妨害されることもない。他方、蓋体6の
後部42の旋回中心軸線と共に前部40の旋回中
心軸線とは、必ずしも必要ではないが、カセツト
受部74にカセツト容器2を装着した状態、即ち
第4図(又は第5図)に図示する状態において、
複写機ハウジング外、即ち複写機ハウジングの片
側壁70の外側に位置するようにせしめられてい
るのが好ましい。かようにせしめられている場合
には、第4図から容易に理解される如く、複写機
ハウジングの片側壁70によつて妨害されること
なく蓋体6の後部42を第4図に実線で示す閉位
置から略90度又はそれ以上の角度範囲に渡つて旋
回せしめ、かくしてカセツト容器2の上面後部を
充分に開放せしめることができる。
上記の通りにしてカセツト容器2内に新たに積
層状態の複数枚のシート状複写紙を装填した後に
おいては、蓋体6の後部42を第4図に実線で示
す閉位置に戻すと共に、カセツト容器2を第4図
に示す非作用位置から第5図に示す作用位置に戻
し、かくして複写紙供給部材78の作用によつて
シート状複写紙がカセツト容器2から順次に送り
出され得る状態にせしめることができる。蓋体6
の前部40は、第5図に2点鎖線で示す如く複写
機ハウジングの片側壁70に寄り掛かつた位置に
せしめたままでもよいし、所望ならば第5図に実
線で示す位置に戻してもよい。
而して、カセツト受部74からカセツト容器2
を離脱せしめることなくカセツト容器2内に積層
状態の複数枚のシート状複写紙68を装填するこ
とができるようになすためには、蓋体6の後部4
2を省略してカセツト容器2の上面後部を常に開
放された状態にせしめることも考えられる。しか
しながら、かくすると、容易に理解される如く、
カセツト容器2の開放された上面後部を通してシ
ート状複写紙が周囲雰囲気に常に露呈され、それ
故にシート状複写紙に周囲雰囲気中のほこり等が
付着してシート状複写紙が汚染される等の許容し
得ない問題が生ずる。他方、カセツト受部74に
カセツト容器2を装填するとカセツト容器2の上
面前部は少なくとも大部分が複写機ハウジング内
に位置し、それ故に、所望ならば、蓋体6の前部
40は省略することもできる。しかしながら、蓋
体6の前部40を省略すると、カセツト受部74
からカセツト容器2を離脱せしめて比較的長時間
に渡つて放置する場合に、カセツト容器2内に存
在するシート状複写紙がカセツト容器2の開放さ
れた上面前部を通して周囲雰囲気に露呈され、そ
れ故にシート状複写紙に周囲雰囲気中のほこり等
が付着してシート状複写紙が汚染されることにな
るので、カセツト受部74からカセツト容器2を
離脱せしめた時には、適宜の補助部材によつてカ
セツト容器2の上面前部を覆うか或いはカセツト
容器2自体を適宜の保管ケース内に収納すること
が必要になる。
次に、本考案に従つて改良された複写紙カセツ
トの第2の具体例を図示している第6図を参照し
て説明すると、第6図に図示する複写紙カセツト
も、容器本体104と蓋体106から成る全体を
番号102で示すカセツト容器から構成されてい
る。
而して、第6図に図示するカセツト容器102
の容器本体104においては、後壁が省略されて
いて、容器本体104はその上面全体と共に後端
面も開放されている。他方、蓋体106の後部1
42は、容器本体104の上面後部を覆うための
実質上平担な平面部142aに加えて、この平面
部142aの後端縁から垂下する垂下部12bを
有する。かかる垂下部142bは、第6図から容
易に理解される如く、蓋体106が容器本体10
4に所要の通りに装着され蓋体106の後部14
2が第6図に図示する閉位置にせしめられると、
容器本体104の開放された後端面を覆う。第6
図に図示するカセツト容器102の上述した点以
外の構成は、第1図に図示するカセツト容器2と
実質上同一であり、従つて上述した点以外の構成
についての説明は省略する。
第6図に図示するカセツト容器102において
は、第6図と共に第4図を参照することによつて
容易に理解される如く、カセツト受部74にカセ
ツト容器102を装着した状態で蓋体106の後
部142を旋回せしめて閉位置にせしめると、容
器本体104の上面後部と共に後端面も開放され
る。従つて、容器本体4の上面後部のみが開放さ
れる第1図に図示するカセツト容器2に比べて、
容器本体104への積層状態の複数枚のシート状
複写紙68の装填をより容易に遂行することがで
きる。
以上、添付図面を参照して本考案に従つて改良
された複写紙カセツトの2つの具体例について詳
細に説明したが、本考案はかかる具体例に限定さ
れるものではなく、本考案の範囲から逸脱するこ
となく種々の変形乃至修正が可能であることは多
言を要しない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に従つて改良された複写紙カ
セツトを構成するカセツト容器の一具体例を、一
部を切欠いて示す分解斜面図。第2図は、第1図
に図示するカセツト容器における規制部材装着部
と規制部材を示す部分斜面図。第3図は、第1図
に図示するカセツト容器が装着されるカセツト受
部を示す簡略断面図。第4図及び第5図は、
夫々、第1図に示すカセツト容器を第3図に示す
カセツト受部に装着して非作用位置に位置付けた
状態及び作用位置に位置付けた状態を示す簡略断
面図。第6図は、本考案に従つて改良された複写
紙カセツトを構成するカセツト容器の第2の具体
例を、一部を切欠いて示す分解斜面図。 2及び102……カセツト容器、4及び104
……容器本体、6及び106……蓋体、38及び
138……蓋体の中間主部、40……蓋体の前
部、42及び142……蓋体の後部、58……規
制部材、68……積層状態の複数枚のシート状複
写紙。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 開口が形成されている片側壁に隣接せしめて
    複写機ハウジング内に配設されたカセツト受部
    に、該開口を通して前部を挿入することによつ
    て装填される複写紙カセツトにして、 該カセツト受部は、カセツト容器底面案内部
    及び該底面案内部の内側端から上方に延びるカ
    セツト容器先端当接部とを有する受部材と、該
    受部材の該底面案内部の上方に配設された複写
    紙供給部材と、該受部材の該底面案内部の幅方
    向両側上方に配設された一対の止め板と、作用
    位置と非作用位置との間を回転自在に装着され
    且つ該作用位置と該非作用位置とのいずれかに
    弾性的に偏倚される押上げレバー機構とを具備
    し、該押上げレバー機構は幅方向両側に配設さ
    れた一対の嵌合レバー及び幅方向中央部に配設
    された押上げレバーを含んでおり、 該複写紙カセツトは、カセツト容器本体と蓋
    体とを具備し、 該カセツト容器本体は少なくとも底壁、両側
    壁及び前壁を有し且つ上面は開放されており、
    該前壁の下部及び該底壁の前部には該押上げレ
    バー受入れ開口が形成されており、該両側壁の
    各々にはその外面前端に嵌合レバー受入れ凹部
    が形成され、その外面前端部上縁に切欠きが形
    成されており、該底壁上には補助底板が配設さ
    れており、 該カセツト容器本体に装着されてその上面を
    覆う該蓋体はその後端縁が旋回自在に連結され
    た前部及びその前端縁が旋回自在に連結された
    後部を有し、 該蓋体の該前部を開動して該カセツト容器本
    体の上面前部を開放した状態で、該複写紙カセ
    ツトの前部を該カセツト受部における該受部材
    の該底面案内部に沿つて該先端当接部に当接す
    るまで挿入せしめると、該押上げレバー機構に
    おける該一対の嵌合レバーが該カセツト容器本
    体における該両側壁の該嵌合レバー受入れ凹部
    に嵌合せしめられ、次いで該複写紙カセツトを
    その前部が上方に移動する方向に回動せしめる
    と、該一対の止め板が該カセツト容器本体にお
    ける該両側壁の該切欠きに係合せしめられて該
    複写紙カセツトの回動が停止せしめられると共
    に、該押上げレバー機構が作用位置に回転せし
    められて該押上げレバーが該カセツト容器本体
    における該押上げレバー受入れ開口を通つて該
    補助底板及びその上に載置されている複写紙に
    作用し、複写紙を該複写紙供給部材に接触せし
    め、 該複写紙カセツトを上述した通りにして該カ
    セツト受部に装着した状態において、該蓋体の
    該後部の前端縁は該複写機ハウジング外に位置
    し、該カセツト受部から該複写紙カセツトを離
    脱せしめることなく該蓋体の該後部を開動せし
    めることができる、 ことを特徴とする複写紙カセツト。 2 該蓋体の該後部の下面には、前後方向に間隔
    を置いた少なくとも2個の位置のいずれかに選
    択的に且つ着脱自在に、複写紙の後端を規制す
    る規制部材が連結されている、実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の複写紙カセツト。 3 該蓋体は該カセツト容器本体に着脱自在に装
    着される中間部を有し、該蓋体の該前部の後端
    縁が該中間部に旋回自在に連結されていると共
    に、該蓋体の該後部の前端縁が該中間部に旋回
    自在に連結されている、実用新案登録請求の範
    囲第1項又は第2項記載の複写紙カセツト。
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