JPH0234325Y2 - - Google Patents

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JPH0234325Y2
JPH0234325Y2 JP1984008811U JP881184U JPH0234325Y2 JP H0234325 Y2 JPH0234325 Y2 JP H0234325Y2 JP 1984008811 U JP1984008811 U JP 1984008811U JP 881184 U JP881184 U JP 881184U JP H0234325 Y2 JPH0234325 Y2 JP H0234325Y2
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panel
ceiling
panel member
sliding rod
leg
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JP1984008811U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えば絵画の展示や室内の間仕切
り、或いは黒板等に用いるパネル部材を固定する
パネル固定装置に関するものである。
[従来の技術と考案が解決しようとする課題] 最近のビル、学校、病院、ホテル、市民会館等
の建築設計では、ワンフロアシステムを導入し、
個々の空間を多人数の共有空間として利用するこ
とが行われており、間仕切り用、絵画や写真等の
展示用、或いは会社、家庭等のプライベート空間
を演出する手段として使用されるパネル装置はこ
のシステムを活用する上で欠かせないものとなつ
ている。
このパネル装置には、使用しない際には例えば
天井に敷設されたレールに添つてスライドさせる
ことにより一ケ所に集めておくことが可能となつ
ているものや、一枚一枚取り外しが自在な構成と
なつているものがある。
しかし、上記スライド式のものでは天井のレー
ルが複雑な構成となりがちであると共に、このレ
ールの敷設が煩雑である。また、取り外し自在な
ものはこの問題点が除去されるものの、天井側で
の固定作業に煩雑な手間が要求されがちである。
さらに、この取り外しが自在なものの中にはパネ
ル部材が天井と床との距離と略等しく形成されて
いるものもあるが重量が重く取扱いが不便であ
る。
これに対処するに、例えば実公昭37−9656号公
報には、上下方向の長さが比較的短く形成された
パネル部材の両側に支柱を設けて、該支柱の上下
端部に伸縮可能な筒状部材を設けると共に、この
筒状部材に、弾性体にて付勢された脚部材を突出
可能に設けた技術が開示されている。そして、上
記脚部材を天井及び床に当接することによりパネ
ル部材を容易に設置或いは取り去ることが可能で
あるとと共に、筒状部材を伸縮することにより上
記パネル部材の上下方向の位置をある程度変更す
ることが可能となつている。
しかしながら、この先行技術によると、パネル
部材を上下させるためには筒状部材の伸長量を変
更するほかに手段がない。そのため、上記パネル
部材の高さを変更する際には設置状態を解除して
脚部材を天井及び床より外して行うことが要求さ
れ、いつたん設置した後にはパネル部材の高さ変
更に多大な手間が必要であると共に、パネル部材
を厳密に所望の高さに設定することに困難性が伴
う。
このことは、上記パネル部材が例えば黒板に使
用されている場合にこの黒板を大人と児童で共有
して使用するなどのことが困難であることを意味
する。また上記パネル部材が子供部屋のプライベ
ート空間演出のために使用されている場合にも、
児童の成長に合わせて高さを調整することが困難
である。
更に上述した先行技術ではパネル部材が中実に
形成されている。そのため、装置全体をこれ以上
軽量化することに困難性があり、上下方向の位置
決めは弾性体の付勢力により比較的容易に行うこ
とが可能であるものの、パネル部材を室内の所望
箇所へ運搬する際の取扱いが困難となる可能性が
ある。
また、パネル部材と支柱とが一体に形成されて
いるため、このパネル部材を例えば黒板として構
成した場合、絵画を展示するなど他の目的に使用
する際にはパネル部材ごと交換する必要が生じ、
煩雑である。
更に上記先行技術では脚部材が弾性体にて付勢
されていて、この脚部材が天井に接触される際に
上記弾性体が緩衝材となるよう配慮されてはいる
が、この天井に接触する部位は例えば金属等のあ
る程度硬度を有する部材にて形成された脚部材で
あるため、装置を部屋内に立設する際にこの脚部
材が天井に接触し、該天井が傷がつく可能性があ
る。
[考案の目的] 本考案はこれらの事情に鑑みてなされたもので
あり、設置された後であつてもパネル部材の高さ
を所望する位置に自由に変更することが可能なば
かりでなく、軽量で運搬が容易であると共に、設
置の後に使用目的を変更することが容易で、更
に、支柱を天井と床との間に立設する際に天井に
傷が生じることを防止したパネル固定装置の提供
を目的としている。
[課題を解決するための手段及び作用] 本考案のパネル固定装置は、天井と床との間に
立設される上下方向に伸縮可能な一対の支柱間
に、該支柱の上下方向長さよりも短く、且つ中空
に形成されたパネル部材をこれら支柱間に架設す
るものであつて、上記パネル部材の支柱に対する
上下方向の位置を可変とすると共に、このパネル
部材に、パネルを支承する受板と、該パネルをパ
ネル部材に固定する固定手段とを設ける一方、上
記一対の支柱の天井に対向する部位を、天井方向
に付勢され、且つ支柱間の間隔と略同じ長さを有
する摺動棒にて連結し、この摺動棒の天井側に、
該天井に接触される、該摺動棒の長さと略同等の
長さを有する弾性体を設けたものである。
かかる構成により、弾性体を天井に当接させて
支柱を該天井と床との間に立設し、この支柱に対
するパネル部材の位置を変動することにより該パ
ネル部材を上下させて所望の位置に固定する一
方、パネルを受板にて支承させ、該パネルを固定
手段を介して固定する。
[考案の実施例] 以下、図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
図は本考案の一実施例に係るパネル固定装置の
正面図であり、符号11は天井、12は床、13
はパネル部材である。
このパネル部材13は枠のみで矩形に形成され
た中空状に構成され、正面に例えば黒板等のパネ
ル36が取付けられるようになつている。このパ
ネル36は、上記パネル部材13の下部に接合さ
れた受板37にて支承され、更に該受板37に設
けられた固定手段の一例としての螺子38にて固
定されるようになつている。
また、上記パネル部材13の両側には該パネル
部材13の上下にそれぞれわずかづつ突出するガ
イド筒27が固定されている。このガイド筒27
の内部は中空に形成されていて、この中空に形成
された内部がガイド孔34として構成されてい
る。
該ガイド孔34には上記パネル部材13の上下
方向の長さよりも長く、且つ上記天井11及び床
12間の距離よりも少し短く形成されたスライド
脚28が摺動自在に挿通されている。また上記ガ
イド筒27のパネル部材36より上下に突出され
た部位には、ガイド筒27とスライド脚28とを
固定するためのストツパ32である蝶ねじが設け
られ、このストツパ32を操作することにより上
記パネル部材13とスライド脚28との相対的な
位置を自由に変更することが可能となつている。
上記スライド脚28の下部には雌ねじが形成さ
れており、この雌ねじに微調螺子29が螺入され
ている。該微調螺子29の下端には上記床12に
当接されるやや太径の足30が回動自在に設けら
れていると共に、該足30の上記スライド脚28
側にレバー31が挿入されている。
一方、上記スライド脚28の上端部には板材1
5が該スライド脚28の軸心に対して直角に、且
つ互いに対向して設けられている。そして、この
板材15に設けられた孔に、ボルト24がボルト
ヘツドが板材15の下方に位置された状態で摺動
自在に挿通されている。該ボルト24の上記ボル
トヘツドと反対側の一側は上記スライド脚28の
上端よりも上方へ突出され、この突出された部位
に、左右のスライド脚28間と略同じ長さを有す
る摺動棒23が固定されている。
この摺動棒23と上記板材15との間にはコイ
ルスプリング22が介装されており、上記摺動棒
23はこのコイルスプリング22の付勢力により
パネル部材13と反対側へ常時付勢されている。
また、上記摺動棒23の上方、即ちパネル部材1
3と反対側にはゴム等の弾性材25が設けられて
おり、該弾性材25が上記天井11に当接するこ
とにより該天井11に損傷が発生することが防止
されるようになつている。
次に、前述の構成による実施例の作用を説明す
る。
パネル固定装置が輸送される場合等には、板材
15と摺動棒23との間に介装されたコイルスプ
リング22がいわば無負荷状態となつており、こ
の摺動棒23はスライド脚23の上端より突出す
る方向に移動されて、ボルト24のボルトヘツド
が板材15に当接することにより上記摺動棒23
が停止されている。
この状態でパネル固定装置を設置するには、ま
ず、微調螺子29をレバー31により回動させて
該微調螺子29の足30をスライド脚28方向へ
移動させる。そして、上記摺動棒23に設けられ
ている弾性材25を天井11の所定の箇所に押し
付け、上記摺動棒23をコイルスプリング22の
付勢力に抗してスライド脚28方向へ移動させ
る。
次いで、パネル部材13両側のスライド脚28
を直立させ、上記微調螺子29を回動させて足3
0をスライド脚28と反対方向へ移動させること
により該足30を床12に当接させる。
そしてこの微調螺子29を更に回動させると、
上記弾性材25が変形されると共にコイルスプリ
ング22が縮小され、上記スライド脚28はこれ
ら弾性材25とコイルスプリング22の付勢力に
より天井11と床12との間に強固に固定され
る。
次いで、パネル部材13の下部を手などにより
支承してストツパ32を弛め、ガイド筒27とス
ライド脚28とを相対的に摺動させることにより
上記パネル部材13の位置を調整する。そして、
このパネル部材13を所望する任意の位置に停止
させて上記ストツパ32を再び締めることにより
該パネル部材13を固定する。
このようにして設置されたパネル固定装置を取
去る場合には前述と反対の操作を施すことにより
容易に行うことが可能である。
次いで、上記パネル部材13の下部に接合され
ている受板37にパネル36を載置し、このパネ
ル36を螺子38にて固定する。このパネル36
は、図では上記パネル部材13と略同じ大きさに
構成されているが、該パネル部材13に比して大
きくしたり或いは小さくするなど様々な大きさに
設定することが可能である、また、このパネル3
6は上記螺子38を操作することにより容易に交
換することが可能であり、例えば黒板に構成され
ているパネル36を白板や展示用パネルに設定さ
れた他のパネル36に交換することにより本装置
及び本装置が設けられている部屋を他の目的に使
用するが容易である。
本実施例では、固定手段の一例として上記螺子
38が設けられている例を説明したが、この固定
手段は螺子に限定されるべき必要はなく、例えば
バイス状のものなど他の構成にすることも可能で
ある。
また、ストツパ32は蝶ねじに限定されず、例
えば丸棒をガイド筒27に設けた貫通孔に挿通す
ることによりパネル部材13を固定するよう構成
することも可能である。
[考案の効果] 以上説明したように本考案のパネル固定装置に
よると、設置及び取去りが容易であると共に、設
置された後であつてもパネル部材の高さを所望す
る位置に自由に変更することが可能であると共
に、軽量であるため搬送が容易であり、設置の後
に使用目的を変更することが簡単にでき、更に、
支柱を立設する際に天井を傷つけることがないと
いう効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例に係る正面図である。 11……天井、12……床、13……パネル部
材、28……支柱、23……摺動棒、25……弾
性体、37……受板、38……固定手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 天井と床との間に立設される上下方向に伸縮可
    能な一対の支柱間に、該支柱の上下方向長さより
    も短く、且つ中空に形成されたパネル部材をこれ
    ら支柱間に架設するものであつて、上記パネル部
    材の支柱に対する上下方向の位置を可変とすると
    共に、このパネル部材に、パネルを支承する受板
    と、該パネルをパネル部材に固定する固定手段と
    を設ける一方、上記一対の支柱の天井に対向する
    部位を、天井方向に付勢され、且つ支柱間の間隔
    と略同じ長さを有する摺動棒にて連結し、この摺
    動棒の天井側に、該天井に接触される、該摺動棒
    の長さと略同等の長さを有する弾性体を設けたこ
    とを特徴とするパネル固定装置。
JP881184U 1984-01-24 1984-01-24 パネル固定装置 Granted JPS60120111U (ja)

Priority Applications (1)

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JP881184U JPS60120111U (ja) 1984-01-24 1984-01-24 パネル固定装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP881184U JPS60120111U (ja) 1984-01-24 1984-01-24 パネル固定装置

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Publication Number Publication Date
JPS60120111U JPS60120111U (ja) 1985-08-14
JPH0234325Y2 true JPH0234325Y2 (ja) 1990-09-14

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ID=30488441

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JP881184U Granted JPS60120111U (ja) 1984-01-24 1984-01-24 パネル固定装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6466208B2 (ja) * 2015-03-06 2019-02-06 三井住友建設株式会社 壁体仮固定具、及び着脱式壁体装置
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JPS5134577U (ja) * 1974-09-06 1976-03-15
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