JPH0233797Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0233797Y2 JPH0233797Y2 JP16540084U JP16540084U JPH0233797Y2 JP H0233797 Y2 JPH0233797 Y2 JP H0233797Y2 JP 16540084 U JP16540084 U JP 16540084U JP 16540084 U JP16540084 U JP 16540084U JP H0233797 Y2 JPH0233797 Y2 JP H0233797Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding drum
- safety rope
- rope
- fixed
- spring mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 18
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 5
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 claims 1
Landscapes
- Emergency Lowering Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
この考案は、電柱等の塔を昇降する際に用いる
墜落防止装置に関するものである。
墜落防止装置に関するものである。
（従来の技術）
従来の墜落防止装置としては、例えば電柱に沿
つて張り渡した親綱に安全ロープの端を特殊フツ
クを昇降移動自由に連結するもの、親綱に代えガ
イドレールを敷設するもの等がある。
つて張り渡した親綱に安全ロープの端を特殊フツ
クを昇降移動自由に連結するもの、親綱に代えガ
イドレールを敷設するもの等がある。
（考案が解決しようとする問題点）
上記のような従来の墜落防止装置にあつては、
フツクが作業者の下方にあるために安全ロープが
垂れ下がる形となる。この状態で作業者が落下す
ると、安全ロープの長さの２倍に対応する距離だ
け作業者の自然落下を許容することとなる。この
ため、落下停止時に作業者に強い衝撃を与えると
いう問題点がある。また電柱等の塔上作業はそれ
の周りを回るように移動しながら行わざると得な
い場合があるが、このような場合安全ロープが塔
に巻き付いてしまう難点がある。本考案は、従来
の墜落防止装置における上記のような問題点を解
決しようとするものである。
フツクが作業者の下方にあるために安全ロープが
垂れ下がる形となる。この状態で作業者が落下す
ると、安全ロープの長さの２倍に対応する距離だ
け作業者の自然落下を許容することとなる。この
ため、落下停止時に作業者に強い衝撃を与えると
いう問題点がある。また電柱等の塔上作業はそれ
の周りを回るように移動しながら行わざると得な
い場合があるが、このような場合安全ロープが塔
に巻き付いてしまう難点がある。本考案は、従来
の墜落防止装置における上記のような問題点を解
決しようとするものである。
（問題点を解決するための手段）
この考案においては、上記問題点を解決するた
め、遠心力ブレーキ等を連結した安全ロープ巻取
りドラムを電柱等の頂部に水平旋回自在に設け、
かつ巻取にドラムを安全ロープを巻き戻す方向に
回転付勢するようにした。
め、遠心力ブレーキ等を連結した安全ロープ巻取
りドラムを電柱等の頂部に水平旋回自在に設け、
かつ巻取にドラムを安全ロープを巻き戻す方向に
回転付勢するようにした。
（作用）
安全ロープは、常時巻取りドラムに巻取られる
のでたるみができないから、墜落時の停止による
衝撃が少ない。巻取りドラムは作業者の移動に従
つて水平に旋回するので作業に支障を来さない。
のでたるみができないから、墜落時の停止による
衝撃が少ない。巻取りドラムは作業者の移動に従
つて水平に旋回するので作業に支障を来さない。
（実施例）
キヤツプ状の固定フレーム１は、電柱Ｐの如き
塔の頂部に被せられ、ボルトにより固定される。
塔の頂部に被せられ、ボルトにより固定される。
旋回フレーム２は、固定フレーム１上に設けら
れ、垂直および水平ローラ３，４により、固定フ
レーム１に対して水平旋回自在である。
れ、垂直および水平ローラ３，４により、固定フ
レーム１に対して水平旋回自在である。
ロープ巻取りドラム５は旋回フレーム２上に軸
支されている。この巻取りドラム５には、安全ロ
ープ６の一端が係止され、かつ巻回されている。
支されている。この巻取りドラム５には、安全ロ
ープ６の一端が係止され、かつ巻回されている。
定トルクばね機構７は、巻取りドラム５を、常
時安全ロープ６を巻取る方向に小さな定トルクで
回転付勢するように取付けられている。なお、ば
ね機構は定トルクのものでなくてもよい。
時安全ロープ６を巻取る方向に小さな定トルクで
回転付勢するように取付けられている。なお、ば
ね機構は定トルクのものでなくてもよい。
遠心力ブレーキ装置８は、旋回ドラム２のベー
スに固定されたケーシング８ａと、巻取りドラム
５と同軸上に、これと一体回転しうるように取付
けられた回転部８ｂと、この回転部８ｂ上に取付
けられ、回転部８ｂが所定の回転速度に達したと
きに遠心力により拡開してケーシング８ａに噛合
う制動体８ｃとを有する。ブレーキ装置として
は、これらに限らず、要するに巻取りドラム５の
高速あるいは大加速度回転を感知して制動動作を
起こす他の種類のものを用い得る。
スに固定されたケーシング８ａと、巻取りドラム
５と同軸上に、これと一体回転しうるように取付
けられた回転部８ｂと、この回転部８ｂ上に取付
けられ、回転部８ｂが所定の回転速度に達したと
きに遠心力により拡開してケーシング８ａに噛合
う制動体８ｃとを有する。ブレーキ装置として
は、これらに限らず、要するに巻取りドラム５の
高速あるいは大加速度回転を感知して制動動作を
起こす他の種類のものを用い得る。
旋回フレーム２上には、これに付設された各機
構を被うように円筒状のカバー９が被せられてい
る。カバー９の下部の開口９ａからロープ６が引
出され、旋回フレーム２のベース上に軸支された
ガイドローラ１０を経て下方に延出している。安
全ロープ６の図示しない下端は作業者に結合され
るものとする。
構を被うように円筒状のカバー９が被せられてい
る。カバー９の下部の開口９ａからロープ６が引
出され、旋回フレーム２のベース上に軸支された
ガイドローラ１０を経て下方に延出している。安
全ロープ６の図示しない下端は作業者に結合され
るものとする。
作業者に結合された安全ロープ６は、定トルク
ばね機構７により、常時一定の小さなトルクをも
つて巻取りドラム５に巻上げられている。作業者
は、安全ロープ６を引出しながら難なく電柱を下
降し、また作業を継続することができる。また旋
回フレーム２を旋回させながら電柱周りを移動し
ながら作業を行うことができる。作業者がどの位
置にいても安全ロープ６は適当な小さな張力をも
つて緊張している。そして、作業者が電柱から落
下すれば、瞬間的に巻取りドラム５が高速回転
し、この高速回転を遠心力ブレーキ装置８が感知
して瞬時に制動と行い作業者の墜落を阻止する。
ばね機構７により、常時一定の小さなトルクをも
つて巻取りドラム５に巻上げられている。作業者
は、安全ロープ６を引出しながら難なく電柱を下
降し、また作業を継続することができる。また旋
回フレーム２を旋回させながら電柱周りを移動し
ながら作業を行うことができる。作業者がどの位
置にいても安全ロープ６は適当な小さな張力をも
つて緊張している。そして、作業者が電柱から落
下すれば、瞬間的に巻取りドラム５が高速回転
し、この高速回転を遠心力ブレーキ装置８が感知
して瞬時に制動と行い作業者の墜落を阻止する。
（考案の効果）
この考案は、ばね機構７により、安全ロープ６
の巻取りドラム５を回転付勢して、常時安全ロー
プ６を巻上げるようにしたため、作業者の位置に
かかわらず、常時安全ロープ６を軽く緊張させて
おくことができ、作業者の落下停止時における安
全ロープのたるみによる衝撃を小さくすることが
できる。また、旋回フレーム２の旋回により、安
全ロープ６の引出し方向を塔軸周りに移動させる
ことができるので、塔軸周りに移動さしながらの
作業に支障を来たさない等の効果がある。
の巻取りドラム５を回転付勢して、常時安全ロー
プ６を巻上げるようにしたため、作業者の位置に
かかわらず、常時安全ロープ６を軽く緊張させて
おくことができ、作業者の落下停止時における安
全ロープのたるみによる衝撃を小さくすることが
できる。また、旋回フレーム２の旋回により、安
全ロープ６の引出し方向を塔軸周りに移動させる
ことができるので、塔軸周りに移動さしながらの
作業に支障を来たさない等の効果がある。
第１図は正面図、第２図は左側面図、第３図は
右側面図、第４図は平面図である。 １……固定フレーム、２……旋回フレーム、５
……巻取りドラム、６……安全ロープ、７……ば
ね機構、８……ブレーキ装置。
右側面図、第４図は平面図である。 １……固定フレーム、２……旋回フレーム、５
……巻取りドラム、６……安全ロープ、７……ば
ね機構、８……ブレーキ装置。
Claims (1)
- 塔頂部に固定される固定フレームと、固定フレ
ームに対して塔軸線周りに水平旋回自在に設けら
れた旋回フレームと、旋回フレームに軸着された
ロープ巻取りドラムと、ロープ巻取りドラムに一
端が係止され、かつこれに巻回された安全ロープ
と、この安全ロープを巻戻す方向に常時ロープ巻
取りドラムを回転付勢するばね機構と、巻取りド
ラムと共に回転しそれの所定以上の高速あるいは
大加速度回転を感知してこれを制動するよう旋回
フレーム上に固定されたブレーキ装置とを具備し
た墜落防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16540084U JPH0233797Y2 (ja) | 1984-10-31 | 1984-10-31 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16540084U JPH0233797Y2 (ja) | 1984-10-31 | 1984-10-31 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6180058U JPS6180058U (ja) | 1986-05-28 |
| JPH0233797Y2 true JPH0233797Y2 (ja) | 1990-09-11 |
Family
ID=30723252
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16540084U Expired JPH0233797Y2 (ja) | 1984-10-31 | 1984-10-31 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0233797Y2 (ja) |
-
1984
- 1984-10-31 JP JP16540084U patent/JPH0233797Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6180058U (ja) | 1986-05-28 |
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