JPH0333734Y2 - - Google Patents

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JPH0333734Y2
JPH0333734Y2 JP1985165657U JP16565785U JPH0333734Y2 JP H0333734 Y2 JPH0333734 Y2 JP H0333734Y2 JP 1985165657 U JP1985165657 U JP 1985165657U JP 16565785 U JP16565785 U JP 16565785U JP H0333734 Y2 JPH0333734 Y2 JP H0333734Y2
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cable
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movable
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、無人搬送車のリモートコントロー
ラ用ケーブルの収納等に使用されるケーブル巻取
装置に関する。
[従来技術] 一般に、工場等で部品搬送のため等に無人搬送
車が利用されている。そして、この種の無人搬送
車では、例えば第6図に示すように、車体101
の前面あるいは後面にコネクタ103を備え、こ
のコネクタ103にリモートコントローラ105
を接続してマニユアル操作できるようにしたもの
がある。
ところで、このような無人搬送車の自動運転時
には、一般にリモートコントローラ105はコネ
クタ103から取外されるものとなる。一方、リ
モートコントローラ105の使用頻度が高い場合
には、車体101にフツク等が設けられ、このフ
ツク等にリモートコントローラ105を係止させ
たまま自動運転が行なわれることもある。
そして、前者の場合には、使用の度にリモート
コントローラ105を車体101に取付けたり、
取外したりする作業が煩雑であり、取外したリモ
ートコントローラ105の管理が面倒である。
また、後者の場合には、リモートコントローラ
105のケーブル105aが垂れ下がり、この垂
れ下つたケーブル105aが車体101に接触し
て摩耗し、損傷を招く恐れがある。同時に、垂れ
下がつたケーブル105aに作業者が手を引つ掛
けたり、ケーブル105aの接触により車体10
1に備えられた障害物検出用センサが誤作動する
恐れもある。この場合、ケーブル105aをコイ
ル状にして伸縮自在とした、いわゆるカールコー
ドにしてケーブル105aの垂れ下がりを抑制す
ることも考えられるが、程度の差はあつても垂れ
下がることには変りなく、ケーブルの摩耗等を招
く恐れがある。
これに対し、車体101側にスプリング等で巻
取り方向に付勢されたローラを設定し、このロー
ラでケーブル105aを巻取るようにすることが
考えられる。この場合は、ケーブル105aの垂
れ下がりは防止できるものの、ドラムに対するケ
ーブル105aの巻取りが重なることもあり、ド
ラム周囲に大きなスペースを設けなければ円滑な
巻取りができなくなる恐れがある。同時にケーブ
ル105aの導通のためにスリツプリングを使用
しなければならず、ケーブル105aの極数に応
じてスリツプリングを大きくするため、この点か
らもスペース上不利であり、また接点摩耗による
信頼性も低下する恐れがある。
[考案の目的] この考案は、このような従来の問題点に鑑み創
案されたもので、ケーブルの巻取りを小さなスペ
ースで効率良く円滑に行なうことができ、しかも
導通のためのスリツプリングを不用とし、スリツ
プリングによる不都合を防止できるケーブル巻取
装置の提供を目的とする。
[考案の構成] 上記目的を達成するために、この考案は、本体
フレームと、この本体フレームに固定された上部
軸に回転自在に支持されるとともに複数の周溝を
備えた回転体と、前記本体フレームに案内される
キヤリツジ固定の下部軸に回転自在に支持される
とともに複数の周溝を備え前記回転体に対し軸間
の方向に接近、離反可能な可動回転体と、この可
動回転体を前記回転体から離反する方向へ付勢す
る付勢手段と、前記回転体及び可動回転体の周溝
間に螺旋状に巻き付けられるケーブルと、該ケー
ブルの引出し時における可動回転体の下降運動の
みを規制するロツク機構とからなり、該ロツク機
構は前記フレームに前記軸間の方向に所定の間隔
で設けられた複数のロツクピンと、前記キヤリツ
ジの下部軸に回転自在に支持され前記ロツクピン
と係合するプレートと、該プレートと前記キヤリ
ツジとの間に張設されたスプリングとからなる構
成とした。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を第1図〜第5図に
基づいて説明する。
第1図は無人搬送車の全体斜視図を示し、車体
1の一部にリモートコントローラ3を収納するた
めの収納部5と、この収納部5の車体前後方向後
方近傍位置に前記リモートコントローラ3のケー
ブル7を巻取るための巻取機構9とが設けられて
いる。
前記巻取機構9は、第2図〜第4図に示すよう
に、本体フレーム11の上側に複数の周溝を備え
た回転体13を支持するとともに、その下側に複
数の周溝を備え前記回転体13に対し軸間の方向
に接近、離反可能な可動回転体15を支持して構
成されている。具体的には、本体フレーム11の
上側に上部軸17が支持され、この上部軸17に
複数の上部プーリ19がそれぞれ回転自在に支持
されることにより前記回転体15が構成され、各
上部プーリ19の外周で複数の周溝19aが構成
されている。各上部プーリ19間及び本体フレー
ム11と上部プーリ19との間にはカラー20
a,20bが介在され、各上部プーリ19の軸心
方向の位置決めがなされている。
本体フレーム11の下部内側にはキヤリツジ2
1が上下動可能に配置されている。キヤリツジ2
1には規制板21aが設けられ、この規制板21
aが本体フレーム11の側板11aを前後(第4
図左右)から挾むことにより、キヤリツジ21の
外れを防止している。またキヤリツジ21には上
部軸17と平行な下部軸23が取付けられ、この
下部軸23が本体フレーム11の側板11aに形
成された上下方向のガイド孔24に嵌合支持され
ている。下部軸23には複数の下部プーリ25が
それぞれ回転自在に支持されることにより前記可
動回転体15が構成され、各下部プーリ25の外
周で複数の周溝25aが構成されている。従つて
下部プーリ25は、キヤリツジ21が下部軸23
のガイド孔24による案内を受けつつ上下移動す
ることにより、上部プーリ19に対し軸間の方向
に接近、離反するように構成されている。各下部
プーリ間及び本体フレーム11の側板11aと下
部プーリ25との間にはカラー26a,26bが
介在され、下部プーリ25の軸心方向の位置決め
がなされている。
また、前記キヤリツジ21の下面には付勢手段
としてのウエイト31が取付けられている。この
ウエイト31はその重量によりキヤリツジ21を
下方へ付勢するもので、結果的に、前記可動回転
体15としての下部プーリ25を前記回転体13
としての上部プーリ19から離反する方向へ付勢
るように構成されている。
そして、前記リモートコントローラ3のケーブ
ル7が前記上部プーリ19と下部プーリ25との
間に1ピツチずつずらせながら螺旋状に巻き付け
てある。また、ケーブル7のコネクタ7aは、図
示しないが車体1側のコネクタに着脱自在に接続
されているものである。
前記各上部プーリー19の上側には、本体フレ
ーム11に回転自在に支持された上部ガイドロー
ラ45が対向配置され、また、前記各下部プーリ
25の下側には、キヤリツジ21に回転自在に支
持された下部ガイドローラ47が対向配置されて
いる。従つて上部プーリ19及び下部プーリ25
に螺旋状に巻き付けられたケーブル7の外れを防
止するように構成されている。
一方、前記可動回転体15側には、ケーブル7
を引き出した時に該可動回転体15の下降を規制
するロツク機構33が設けられている。このロツ
ク機構33は、ロツクプレート35とスプリング
37とロツクピン39とで構成されている。前記
ロツクプレート35は前記キヤリツジ21の下部
軸23に本体フレーム11の側枠11a外で回動
自在に取付けられている。
前記ロツクプレート35には、その先端上側に
前記ロツクピン39と係合する直角に切欠かれた
係合部41が形成されている。この係合部41か
らロツクプレート35の回動中心までの長さは、
同回動中心からロツクピン39までの距離よりも
長く構成されている。係合部41の下側には弯曲
面からなる逃げ部43が形成されている。
前記スプリング37はロツクプレート35とキ
ヤリツジ21との間に取付けられ、ロツクプレー
ト35をキヤリツジ21の移動方向に対して直交
方向の略水平に保持するように構成されている。
前記ロツクピン39は前記本体フレーム11の
ガイド孔24の一側上下方向に沿つて一定の間隔
で複数突設され、ロツクプレート35のロツクを
複数箇所で行なうことができるように構成されて
いる。
こうして構成された巻取機構9は、本体フレー
ム11の上部が、車体1に突設した図示しないブ
ラケツト等に固定されることにより取付けられる
ものである。
なお、第1図では、本体フレーム11、キヤリ
ツジ21、付勢手段31、上部、下部ガイドロー
ラ45,47を、第2図では上部、下部ガイドロ
ーラ45,47をそれぞれ簡単のために省略して
いる。
つぎに、上記一実施例の作用について述べる。
無人搬送車の自動運転時は、第1図に示すよう
に、ケーブル7が巻取機構9によつて巻き取ら
れ、リモートコントローラ3を車体1の収納部5
に収納して自動運転が行なわれる。
従つて、自動運転時に、リモートコントローラ
3を車体1から取外す必要がなく、取外した後の
管理を考慮する必要がない。また、ケーブル7が
垂れ下ることがなく、ケーブル7の車体1への接
触に起因する摩耗損傷、あるいは作業中に作業者
がケーブル7に手を引掛けるようなことを防止す
ることができる。さらにケーブル7が垂れ下らな
いため、障害物検出用センサにケーブル7が接触
するのを防止でき、誤作動等の不具合を抑制する
ことができる。リモートコントローラ3も収納部
5によつて確実に保持され、車体1の走行中に車
体1側に衝突するようなことがなく、リモートコ
ントローラ3の損傷も防止できる。
つぎに、無人搬送車をマニユアル操作する場合
には、リモートコントローラ3を収納部5から取
外し、該リモートコントローラ3を引き出す。ケ
ーブル7が引張られると、規制板21aと側板1
1aとの間の案内、及び下部軸23のガイド孔2
4に対する案内を介してキヤリツジ21がウエイ
ト31の付勢に抗しつつ上方へ移動する。従つて
各下部プーリ25が上部プーリ19側に平行移動
して接近し、ケーブル7の繰り出しが無理なく行
なわれる。そして所定の長さにケーブル7が繰り
出された位置でケーブル7の引き出し力を解除す
ると、各下部プーリ25はウエイト31の付勢に
よつて下降しようとする。このときロツク機構3
3の作用により各下部プーリ25の下降がキヤリ
ツジ21を介してロツクされ、ケーブル7を一定
量引き出したままの状態でマニユアル操作ができ
る。
ここで、ケーブル7の引き出し時におけるロツ
ク機構33の作用を第5図a〜第5図eの簡略図
を用いて説明する。まず、ケーブル7が上部プー
リ19と下部プーリ25との間に巻き取られてい
る状態では、第5図aに示すように、ロツクプレ
ート35がスプリング37によつて付勢され、キ
ヤリツジ21の移動方向に対して直交方向の略水
平に位置している。そして、ケーブル7を引き出
して行くと、上記のようなキヤリツジ21の移動
に伴つてロツクプレート35が上方へ移動し、最
下端のロツクピン39と干渉する。この状態から
さらにケーブル7を引き出すと、スプリング37
が撓んでロツクプレート35が第5図bのように
下方へ向けて反時計方向へ回転する。ケーブル7
の引き出しによつてロツクプレート3がさらに回
転すると第5図cに示すように、前記ロツクプレ
ート39の係合部41がロツクピン39に係合す
る。この状態でケーブル7を緩めると、キヤリツ
ジ21はウエイト31で下方へ付勢され、これに
伴つてロツクプレート35は時計方向へ回転しよ
うとする。しかしロツクプレート35の係合部4
1から回転中心までの長さがロツクピン39から
同中心までの距離より長いため、ロツクプレート
35がロツクピン39に係合したまま突つ張り、
キヤリツジ21の下降がロツクされ、ケーブル7
は引き出されたままとなる。このようなロツクは
複数のロツクピン39のいずれかで任意に行な
え、ケーブル7の引き出し量に応じてロツクする
ことができる。
この状態からロツクを解除する場合には、ケー
ブル7をさらに引き出す。すると、ロツクプレー
ト35の係合部41が係合していたロツクピン3
9から第5図dのように上側へ離脱し、ロツクプ
レート35がスプリング37によつて水平方向に
付勢される。この状態でケーブル7を緩めると、
キヤリツジ21がウエイト31の付勢により下降
し、このキヤリツジ21の下降に伴つてロツクプ
レート35の逃げ部43が第5図eのようにロツ
クピン39に干渉する。そして、ロツクプレート
35は上方へ向けて時計方向へ回動し、ロツクピ
ン39を乗り越えて第5図aに示す状態に戻り、
ケーブル7は上記プーリ19と下部プーリ25と
によつて巻き取られる。この場合ロツクプレート
35がいずれのロツクピン39に係合されていよ
うと、下降時に第5図eのような乗り超えが各ロ
ツクピン39で行なわれ、結局第5図aに戻る。
一方、マニユアル操作の終了により再びリモー
トコントローラ3を収納部5に収納する場合は、
ロツク機構33による各下部プーリ25の下降ロ
ツクを上記のように解除すると、ウエイト31の
付勢力によつてキヤリツジ21が規制板21aと
側板11aとの間の案内、及び下部軸23のガイ
ド孔24による案内を介しつつ下降し、下部プー
リ25が平行移動して各上部プーリ19から離反
し、ケーブル7が巻き取られる。そして、ケーブ
ル7が各上部プーリ19と各下部プーリ25とに
より確実に巻き取られた状態で、リモートコント
ローラ3を収納部5に収納することができる。従
つて、コネクタ7aの着脱が必ずしも必要ではな
く、マニユアル操作を頻繁に必要とする場合にも
操作が容易である。
なお、この考案は上記一実施例に限定されるも
のではない。例えば、複数の周溝を軸心方向に備
えた回転体及び可動回転体をプーリで構成せず、
軸に周溝を複数個並設して構成することもでき
る。付勢手段はスプリングで構成することもでき
る。また、巻取機構9は車体1内に収納するよう
に構成することもできる。
[考案の効果] 以上の説明より明らかなように、この考案の構
成によれば、周溝間にケーブルを螺旋状に巻付け
ることができるため、ケーブルの巻取りの重なり
を防止でき、ケーブルの巻き取りを小さなスペー
スで効率よく円滑に行なうことができる。またス
リツプリングを用いないため、ケーブルの極数に
係わらずスペース上有利であり、また接点の摩耗
に対する信頼性低下もない。
そして、無人搬送車等のリモートコントローラ
に適用した場合には、ケーブルを確実に巻き取る
ことができるため、ケーブルの垂れ下りを防止す
ることができる。従つて、ケーブルの垂れ下りに
起因する車体との接触による摩耗、あるいは作業
者が手を引掛けるといつた不都合がなく、ケーブ
ルの損傷を防止できる。さらに垂れ下がつたケー
ブルにより、車体に設けられている障害物検出用
センサの誤差等を起す不具合を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係るケーブル巻
取装置を備えた無人搬送車の全体斜視図、第2図
はケーブル巻取装置の一部省略の全体斜視図、第
3図はケーブル巻取装置の正面図、第4図は同側
面図、第5図a〜eはロツク機構の作用説明図、
第6図は従来例による無人搬送車の全体斜視図で
ある。 図面の主要部を表わす符号の説明、7……ケー
ブル、11……本体フレーム、13……回転体、
15……可動回転体、19a……周溝、25a…
…周溝、31……ウエイト(付勢手段)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体フレームと、この本体フレームに固定され
    た上部軸に回転自在に支持されるとともに複数の
    周溝を備えた回転体と、前記本体フレームに案内
    されるキヤリツジ固定の下部軸に回転自在に支持
    されるとともに複数の周溝を備え前記回転体に対
    し軸間の方向に接近、離反可能な可動回転体と、
    この可動回転体を前記回転体から離反する方向へ
    付勢する付勢手段と、前記回転体及び可動回転体
    の周溝間に螺旋状に巻き付けられるケーブルと、
    該ケーブルの引出し時における可動回転体の下降
    運動のみを規制するロツク機構とからなり、該ロ
    ツク機構は前記フレームに前記軸間の方向に所定
    の間隔で設けられた複数のロツクピンと、前記キ
    ヤリツジの下部軸に回転自在に支持され前記ロツ
    クピンと係合するプレートと、該プレートと前記
    キヤリツジとの間に張設されたスプリングとから
    なるケーブル巻取装置。
JP1985165657U 1985-10-30 1985-10-30 Expired JPH0333734Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985165657U JPH0333734Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985165657U JPH0333734Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6274657U JPS6274657U (ja) 1987-05-13
JPH0333734Y2 true JPH0333734Y2 (ja) 1991-07-17

Family

ID=31095890

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985165657U Expired JPH0333734Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20010016318A (ko) * 2000-12-02 2001-03-05 차종근 줄 권취장치
KR20010016573A (ko) * 2000-12-21 2001-03-05 안영남 케이블 정렬장치

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JPS6274657U (ja) 1987-05-13

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