JPH0233300Y2 - - Google Patents

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JPH0233300Y2
JPH0233300Y2 JP1981067693U JP6769381U JPH0233300Y2 JP H0233300 Y2 JPH0233300 Y2 JP H0233300Y2 JP 1981067693 U JP1981067693 U JP 1981067693U JP 6769381 U JP6769381 U JP 6769381U JP H0233300 Y2 JPH0233300 Y2 JP H0233300Y2
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JP
Japan
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tape
level
signal
playback
fast
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JP1981067693U
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JPS57180840U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はテープ終端前の無録音部分の自動早
送り機能を有するテープレコーダに関するもので
ある。
カセツトテープのA,B面に音楽などを録音す
る場合、曲の長さの関係で各面についてテープ終
端前にかなりの無録音部分を残すことがある。し
たがつて、このようなテープを再生する場合仮に
A面について曲が終つたのちは再生状態のままで
A面のテープ終端を待つか、あるいは手動にてテ
ープの早送り操作をしてA面テープを終端まで巻
取り、この後にB面の再生に移行するようにして
いる。
しかしながらこうして再生状態のままテープ終
端を待つのでは無音状態がかなり長く続くことが
あるため聴取者に不安を与えるおそれがあり、ま
たその度にテープの送り操作を行なうのではその
手間が面倒な欠点があつた。特にカーステレオの
ように自動的にカセツトテープのA面からB面に
再生が移るようなものではその都度テープの送り
操作を行なうわけにいかないためこの無録音帯は
極めて邪魔な存在であつた。
この無録音帯と録音部分を判別して録音信号の
頭出しや早送り制御を行う技術が特開昭53−
100209号公報や特公昭43−27776号公報等に開示
されている。しかしながらこれらの従来技術は無
録音帯の判別にあたつて、テープ上の消去ノイズ
とバルクイレーズノイズとのレベル差に注目して
いないので曲間の無録音部分とテープ終端部の真
の無録音部分との判別が確実にできず、早送り等
の制御に際し誤制御することがあつた。またこの
誤制御を避けるため判別するための時間を長くと
ると無音時間も長くなり適切な早送り制御ができ
なかつた。
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、
テープの低レベルのバルクイレーズノイズを利用
してテープの終端前の無録音部を検出し、この部
分を自動的に早送り可能にすることにより聴取者
の不安を取除くことができるとともに面例なテー
プ早送り操作を省くことができるテープレコーダ
を提供することを目的とする。
以下、この考案の一実施例を図面に従い説明す
る。
第1図はこの考案の要部である再生回路のみを
示している。図において1は再生ヘツドで、この
ヘツド1に再生アンプ2を接続している。そして
この再生アンプ2にラインアツプ3、パワーアン
プ4、スピーカ5を接続している。なお6はライ
ン出力端子である。
また、上記再生アンプ2に無録音部検出回路7
を接続している。この検出回路7はバンドパスフ
イルタ8、検波回路9、コンパレータ10および
制御回路11を有している。
そころで、テープレコーダの再生過程で発生す
るノイズには再生アンプより発生するシステムノ
イズ、完全消去されたテープによる所謂バルクイ
レーズノイズおよび無信号録音時の消去ノイズレ
ベルなどがあるが、このうちバルクイレーズノイ
ズと消去ノイズのレベル差は200Hz〜2KHzの範囲
で顕著に現われるとともにバルクイレーズノイズ
のレベルは消去ノイズのそれに比べ10〜15dB程
度小さいことが知られている。
そこで、このことに着目して上記バンドパスフ
イルタ8にはかかる帯域を取り出すものを用い
る。具体的には第2図に示すようにオペアンプ
OP8、抵抗R81〜R85コンデンサC81,C82よりなつ
ている。また第2図に示すように検波回路9はオ
ペアンプOP91OP92、抵抗R91〜R95、コンデンサ
C9およびダイオードD91,D92よりなつている。
更にコンパレータ10はオペアンプOP10、抵抗
R10および基準値例えば基準電圧E1よりなつてい
る。ここで、基準電圧E1はバルクイレーズノイ
ズのレベルよりわずかに大なる値に設定してい
る。更にまた制御回路11はトランジスタT11
オペアンプOP11、抵抗R11、抵抗R12およびコン
デンサC11を有する時定数回路そして基準値例え
ば基準電圧E2よりなつている。この場合基準電
圧E2は無録音部と判定するに充分な所定の電圧
に設定される。
次に、その作用を説明する。
いま、第3図に示すテープのA面終端部分を述
べると、録音部A1では再生ヘツド1からの出力
が再生アンプ2、ラインアンプ3、パワーアンプ
4を介してスピーカ5に与えられ再生音が発生さ
れる。この状態で再生アンプ2の出力はバンドパ
スフイルタ8にも与えられる。これによりフイル
タ8を介して第4図a−A1に示す信号が取り出
される。この信号には再生信号とともに例えば曲
間などにおける高レベルの消去ノイズが含まれて
いる。この信号が検波回路9に与えられるとここ
で検波されるとともに積分され信号レベルに比例
した第4図bに示す直流電圧が発生される。この
直流電圧はコンパレータ10に与えられ基準電圧
E1と比較され、信号レベル>E1のとき高レベル
電圧、信号レベル<E1のとき低レベル電圧が発
生される〔第4図c〕。コンパレータ10の出力
は制御回路11に与えられる。この場合、コンパ
レータ10の出力が高レベルだとトランジスタ
T11がオンしコンデンサC11の端子電圧は低レベ
ルのままで、コンパレータ10の出力が低レベル
になるとトランジスタT11のオフによりコンデン
サC11が充電を始め端子電圧が上昇する〔第4図
d〕。ところが、この場合のコンパレータ10の
出力は低レベルの時間が多少あつてもこの時間は
極めて短いのでコンデンサC11の端子電圧がE2
達することがなく、これにより制御回路11より
出力が発生することがない。
次に、第3図に示すテープのA面終端部分の無
録音部分A2になつた場合、このときも再生アン
プ2の出力はバンドパスフイルタ8を介して第4
図a−A2に示す信号として取り出される。この
場合の信号は低レベルのバルクイレーズノイズよ
りなつている。この信号は検波回路9を介してコ
ンパレータ10に与えられるが、このときの信号
レベルは常にE1より小さいため低レベル電圧が
発生される。これにより制御回路11のトランジ
スタT11がオフしたままとなり、コンデンサCの
端子電圧が上昇する。そして所定時間後この電圧
が第4図dに示すようにE2より大きくなると制
御回路11より出力が発生する〔第4図e〕。従
つて、この出力をもつてテープを自動的に早送り
に切換えることによつて第3図に示すテープA面
の無録音部A2が終端まで早送りされ、テープB
面の録音部B1の頭出しが行なわれる。
従つて、このような構成によればノイズのレベ
ル差を利用しているので、曲間の無録音部で作動
することなくかつ短い所定時間でテープ終端前の
無録音帯を検出し、この部分を自動的に早送りす
ることができるので従来の再生状態のままで終端
を待つのに比べ無音状態を速みやかに除去でき聴
取者への不安を取り除くことができる。また、自
動的にテープを早送りに切換えることができるの
で従来その都度テープの早送り操作を行なうのに
比べ面倒な手間を省くことができる。このことは
特にカーステレオのようなものの場合極めて便利
である。
なお、この考案は上記実施例にのみ限定されず
要旨を変更しない範囲で適宜変形して実施でき
る。例えば上述の制御回路11ではコンデンサ
C11を有する時定数回路を用いてノイズレベルの
低い時間を検出したが、これに代えてクロツクパ
ルスを利用した計時回路によりデイジタル的に時
間を検出するようにしてもよい。
以上述べたようにこの考案によればテープの低
レベルのバルクイレーズノイズを利用してテープ
終端前の無録音部を検出し、この部分を自動的に
早送りすることにより聴取者の不安を取除くこと
ができるとともに面倒なテープ早送り操作を省く
こともできるテープレコーダを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示すブロツク
図、第2図は同実施例に用いられる無録音部検出
回路を示す回路図、第3図は同実施例を説明する
ためのテープ終端部分を示す図、第4図は同実施
例を説明するためのタイムチヤートである。 1……再生ヘツド、2……再生アンプ、3……
ラインアンプ、4……パワーアンプ、5……スピ
ーカ、6……ライン出力端子、7……無録音部検
出回路、8……バンドパスフイルタ、9……検波
回路、10……コンパレータ、11……制御回
路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. テープより再生出力を発生するヘツドと、この
    ヘツドの再生出力より所定帯域の信号を取り出す
    手段と、この手段より得られる信号レベルをテー
    プのバルクイレーズノイズレベルと消去ノイズレ
    ベルとの間の所定値に予め設定された基準値と比
    較する手段と、上記信号レベルが上記基準値より
    小なる期間が所定時間継続したとき上記テープを
    早送りに切換える手段とを具備したことを特徴と
    するテープレコーダ。
JP1981067693U 1981-05-11 1981-05-11 Expired JPH0233300Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981067693U JPH0233300Y2 (ja) 1981-05-11 1981-05-11

Applications Claiming Priority (1)

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JP1981067693U JPH0233300Y2 (ja) 1981-05-11 1981-05-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57180840U JPS57180840U (ja) 1982-11-16
JPH0233300Y2 true JPH0233300Y2 (ja) 1990-09-07

Family

ID=29863674

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1981067693U Expired JPH0233300Y2 (ja) 1981-05-11 1981-05-11

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JP (1) JPH0233300Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53100209A (en) * 1977-02-14 1978-09-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd Tape travel controller

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53100209A (en) * 1977-02-14 1978-09-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd Tape travel controller

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JPS57180840U (ja) 1982-11-16

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