JPH0233286B2 - - Google Patents
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- JPH0233286B2 JPH0233286B2 JP61119779A JP11977986A JPH0233286B2 JP H0233286 B2 JPH0233286 B2 JP H0233286B2 JP 61119779 A JP61119779 A JP 61119779A JP 11977986 A JP11977986 A JP 11977986A JP H0233286 B2 JPH0233286 B2 JP H0233286B2
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Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明はタイヤ用滑り止めネツトの製造方法
およびタイヤ用滑り止めネツトの加硫成形装置に
関する。
およびタイヤ用滑り止めネツトの加硫成形装置に
関する。
(従来技術)
従来周知のタイヤ用滑り止めネツトの中に第1
図及び第2図に示す如きタイプのものがある。
図及び第2図に示す如きタイプのものがある。
この滑り止めネツトAは、高張力性の紐状芯材
の周りに合成ゴム等を被覆せしめて成形した線条
材aを帯状に編組して滑り止めネツト本体1を構
成し、この滑り止めネツト本体1の両側に沿つて
一定間隔を置いて設けた環状の締付ロープ挿通部
12のロープ挿通孔16に締付ロープbを挿通し
たものであり、第2図に示した如く、タイヤBに
装着する際には、滑り止めネツトAをタイヤに巻
回した後、滑り止めネツトA一端の連結バンドの
他端の連結部25内に掛止して連結し、次いで締
付ロープ挿通bにゴムバンドcを掛止し、同締付
ロープbをタイマ中心へ向けて引き込み、これに
よつて滑り止めネツトAをタイヤB面に対して密
着させるものである。
の周りに合成ゴム等を被覆せしめて成形した線条
材aを帯状に編組して滑り止めネツト本体1を構
成し、この滑り止めネツト本体1の両側に沿つて
一定間隔を置いて設けた環状の締付ロープ挿通部
12のロープ挿通孔16に締付ロープbを挿通し
たものであり、第2図に示した如く、タイヤBに
装着する際には、滑り止めネツトAをタイヤに巻
回した後、滑り止めネツトA一端の連結バンドの
他端の連結部25内に掛止して連結し、次いで締
付ロープ挿通bにゴムバンドcを掛止し、同締付
ロープbをタイマ中心へ向けて引き込み、これに
よつて滑り止めネツトAをタイヤB面に対して密
着させるものである。
また、上記滑り止めネツトを製造するには、プ
レス成形型に凹設した滑り止めネツト本体成形用
の成形網目溝内に沿つて前記線条材を嵌め込んで
行くと共に、同成形網目溝における滑り止めネツ
ト本体両側の締付ロープ挿通部を成形する部分で
ある各挿通成形部においては、線条材を同挿通成
形部の凹溝に沿つて〓形状に嵌め込みながら同成
形網目溝内で滑り止めネツト本体を編組した後、
この滑り止めネツト本体をプレス成形型内で加熱
してプレス成形している。
レス成形型に凹設した滑り止めネツト本体成形用
の成形網目溝内に沿つて前記線条材を嵌め込んで
行くと共に、同成形網目溝における滑り止めネツ
ト本体両側の締付ロープ挿通部を成形する部分で
ある各挿通成形部においては、線条材を同挿通成
形部の凹溝に沿つて〓形状に嵌め込みながら同成
形網目溝内で滑り止めネツト本体を編組した後、
この滑り止めネツト本体をプレス成形型内で加熱
してプレス成形している。
しかし、従来の製造方法では、プレス成形型の
成形網目溝内に線条材を嵌め込みながら同網目溝
内で滑り止めネツト本体を編組する作業に手間が
掛り、特に前記した成形網目溝の挿通成形部内に
沿つて線条材を嵌め込む作業が難しくて時間がか
かり生産性の悪いものであつた。
成形網目溝内に線条材を嵌め込みながら同網目溝
内で滑り止めネツト本体を編組する作業に手間が
掛り、特に前記した成形網目溝の挿通成形部内に
沿つて線条材を嵌め込む作業が難しくて時間がか
かり生産性の悪いものであつた。
また、従来の製造方法によれば、生産性を高め
るには高価なプレス成形型が沢山必要となり、さ
らに、従来のプレス成形型は、成形網目溝の挿通
成形部を滑り止めネツト本体の締付ロープ挿通部
の形状と同形に凹設形成していたのでこの部分の
工作が複雑で難しく、高価なプレス成形型の値段
をさらに引き上げる結果となり、製造コストの面
でも問題があつた。
るには高価なプレス成形型が沢山必要となり、さ
らに、従来のプレス成形型は、成形網目溝の挿通
成形部を滑り止めネツト本体の締付ロープ挿通部
の形状と同形に凹設形成していたのでこの部分の
工作が複雑で難しく、高価なプレス成形型の値段
をさらに引き上げる結果となり、製造コストの面
でも問題があつた。
(技術的課題)
第1発明の技術的課題は、滑り止めネツト本体
編組中における、成形網目溝の挿通成形部に線条
材を環状に嵌め込む作業を簡単且つ確実にするこ
とである。
編組中における、成形網目溝の挿通成形部に線条
材を環状に嵌め込む作業を簡単且つ確実にするこ
とである。
第2発明の技術的課題は、滑り止めネツトの製
造過程における滑り止めネツト本体の編組作業を
簡易化すると共に、製造コストの低減を図ること
である。
造過程における滑り止めネツト本体の編組作業を
簡易化すると共に、製造コストの低減を図ること
である。
第3発明の技術的課題は、成形網目溝の挿通成
形部に滑り止めネツトの締付ロープ挿通部を構成
する線条材を簡単且つ確実に装着できる様にする
と共に、プレス成形型自体の製造コストを低減さ
せることである。
形部に滑り止めネツトの締付ロープ挿通部を構成
する線条材を簡単且つ確実に装着できる様にする
と共に、プレス成形型自体の製造コストを低減さ
せることである。
(技術的課題を解決るる為の手段)
第1発明が前記した技術的課題を解決する為に
講ずる手段は、高張力性の紐状芯材の周りに未加
硫ゴムを被覆して成形した線条材を、プレス成形
型に凹設した滑り止めネツト本体成形用の成形網
目溝内に沿つて嵌め込むと共に、この嵌め込み過
程において、上記線条材を、同成形網目溝におけ
る滑り止めネツト本体両側の各締付ロープ挿通部
を成形する各挿通成形部にて、該各挿通成形部の
ロープ挿通位置に離脱自在な状態で保持せしめる
掛止棒に巻回して掛止しながら上記成形網目溝内
で滑り止めネツト本体を編組する編組工程と、上
記プレス成形型内で編組した滑り止めネツト本体
を加熱しながらプレス成形する加硫成形工程とか
ら成るものである。
講ずる手段は、高張力性の紐状芯材の周りに未加
硫ゴムを被覆して成形した線条材を、プレス成形
型に凹設した滑り止めネツト本体成形用の成形網
目溝内に沿つて嵌め込むと共に、この嵌め込み過
程において、上記線条材を、同成形網目溝におけ
る滑り止めネツト本体両側の各締付ロープ挿通部
を成形する各挿通成形部にて、該各挿通成形部の
ロープ挿通位置に離脱自在な状態で保持せしめる
掛止棒に巻回して掛止しながら上記成形網目溝内
で滑り止めネツト本体を編組する編組工程と、上
記プレス成形型内で編組した滑り止めネツト本体
を加熱しながらプレス成形する加硫成形工程とか
ら成るものである。
第2発明が前記した技術的課題を解決する為に
講ずる手段は、高張力性の紐状芯材の周りに未加
硫ゴムを被覆して成形した線条材を、予備成形型
板に凹設した滑り止めネツト本体編組用の網目溝
内に沿つて嵌め込み、同網目内で滑り止めネツト
本体を編組し、この滑り止めネツト本体の各交差
部をプレスして同交差部を仮止めする予備成形工
程と、予備成形後の滑り止めネツト本体をプレス
成形型に凹設した滑り止めネツト本体成形用の成
形網目溝内に嵌め入れると共に、この滑り止めネ
ツト本体両側における各締付ロープ挿通部を構成
する線条材を、この各締付ロープ挿通部が嵌め込
まれる同成形網目溝内の挿通成形部のロープ挿通
位置に離脱自在な状態で保持せしめる掛止棒に巻
回して掛止する嵌装工程と、上記プレス成形型内
の滑り止めネツト本体を加熱しながらプレス成形
する加硫成形工程とから成るものである。
講ずる手段は、高張力性の紐状芯材の周りに未加
硫ゴムを被覆して成形した線条材を、予備成形型
板に凹設した滑り止めネツト本体編組用の網目溝
内に沿つて嵌め込み、同網目内で滑り止めネツト
本体を編組し、この滑り止めネツト本体の各交差
部をプレスして同交差部を仮止めする予備成形工
程と、予備成形後の滑り止めネツト本体をプレス
成形型に凹設した滑り止めネツト本体成形用の成
形網目溝内に嵌め入れると共に、この滑り止めネ
ツト本体両側における各締付ロープ挿通部を構成
する線条材を、この各締付ロープ挿通部が嵌め込
まれる同成形網目溝内の挿通成形部のロープ挿通
位置に離脱自在な状態で保持せしめる掛止棒に巻
回して掛止する嵌装工程と、上記プレス成形型内
の滑り止めネツト本体を加熱しながらプレス成形
する加硫成形工程とから成るものである。
第3発明が前記した技術的課題を解決する為に
講ずる手段は、タイヤ用滑り止めネツト本体成形
用のプレス成形型を備え、このプレス成形型内で
滑り止めネツト本体を加熱しながらプレス成形す
るタイヤ用滑り止めネツト加硫成形装置におい
て、上記プレス成形型を型合せする上型と下型と
から構成し、且つ、上下両型のどちらか一方の型
面に滑り止めネツト成形用の成形網目溝を凹設
し、この成形網目溝における滑り止めネツト本体
の両側の各締付ロープ挿通部を成形する挿通成形
部のロープ挿通位置に、線条材掛止用の掛止棒
を、上記成形網目溝内で成形する滑り止めネツト
本体の両側縁と平行させて嵌着すると共に、この
掛止棒を上記嵌着位置に対して離脱自在に構成し
たものである。
講ずる手段は、タイヤ用滑り止めネツト本体成形
用のプレス成形型を備え、このプレス成形型内で
滑り止めネツト本体を加熱しながらプレス成形す
るタイヤ用滑り止めネツト加硫成形装置におい
て、上記プレス成形型を型合せする上型と下型と
から構成し、且つ、上下両型のどちらか一方の型
面に滑り止めネツト成形用の成形網目溝を凹設
し、この成形網目溝における滑り止めネツト本体
の両側の各締付ロープ挿通部を成形する挿通成形
部のロープ挿通位置に、線条材掛止用の掛止棒
を、上記成形網目溝内で成形する滑り止めネツト
本体の両側縁と平行させて嵌着すると共に、この
掛止棒を上記嵌着位置に対して離脱自在に構成し
たものである。
(作用)
第1発明の手段によれば、編組工程において、
プレス成形型の成形網目溝内で編組された滑り止
めネツト本体の両側における各締付ロープ挿通部
を構成する線条材は、掛止棒の回りに巻回して掛
止された状態で同成形網目溝の挿入成形部内に嵌
め込まれる。
プレス成形型の成形網目溝内で編組された滑り止
めネツト本体の両側における各締付ロープ挿通部
を構成する線条材は、掛止棒の回りに巻回して掛
止された状態で同成形網目溝の挿入成形部内に嵌
め込まれる。
然る後、加硫成形工程にて、プレス成形型内の
滑り止めネツト本体を加熱しながらプレスする
と、同滑り止めネツト本体は加硫しながら、一体
的に仕上げ成形される。
滑り止めネツト本体を加熱しながらプレスする
と、同滑り止めネツト本体は加硫しながら、一体
的に仕上げ成形される。
成形後、プレス成形型内から滑り止めネツト本
体を離型すると共に、同本体の各締付ロープ挿通
部のロープ挿通位置から掛止棒を離脱すると、上
記締付ロープ挿通部には挿通孔が開設される。
体を離型すると共に、同本体の各締付ロープ挿通
部のロープ挿通位置から掛止棒を離脱すると、上
記締付ロープ挿通部には挿通孔が開設される。
第2発明の手段によれば、予備成形において、
予備成形型板の網目溝内に線条材を嵌め込むと、
上記網目溝内にて滑り止めネツト本体が編組さ
れ、この滑り止めネツト本体の各交差部をプレス
すると、同部の線条材同士が未加硫ゴムの粘性に
よつて接着され、滑り止めネツト本体が、ばらば
らにならない様に保形される。
予備成形型板の網目溝内に線条材を嵌め込むと、
上記網目溝内にて滑り止めネツト本体が編組さ
れ、この滑り止めネツト本体の各交差部をプレス
すると、同部の線条材同士が未加硫ゴムの粘性に
よつて接着され、滑り止めネツト本体が、ばらば
らにならない様に保形される。
また嵌装工程では、予備成形型板から離型した
滑り止めネツト本体を加硫プレス成形型の成形網
目溝内に嵌装すると、上記滑り止めネツト本体両
側における各締付ロープ挿通部を構成する線条材
は、掛止棒の回りに巻回して掛止された状態で成
形網目溝の挿入成形部内に嵌め込まれる。
滑り止めネツト本体を加硫プレス成形型の成形網
目溝内に嵌装すると、上記滑り止めネツト本体両
側における各締付ロープ挿通部を構成する線条材
は、掛止棒の回りに巻回して掛止された状態で成
形網目溝の挿入成形部内に嵌め込まれる。
加硫成形工程にて、プレス成形型内の滑り止め
ネツト本体を加熱しながらプレスすると、同滑り
止めネツト本体は加硫しながら、一体的に仕上げ
成形される。
ネツト本体を加熱しながらプレスすると、同滑り
止めネツト本体は加硫しながら、一体的に仕上げ
成形される。
成形後、プレス成形内から滑り止めネツト本体
を離型すると共に、同本体の各締付ロープ挿通部
のロープ挿通位置から掛止棒を離脱すると、上位
締付ロープ挿通部には挿通孔が開設される。
を離型すると共に、同本体の各締付ロープ挿通部
のロープ挿通位置から掛止棒を離脱すると、上位
締付ロープ挿通部には挿通孔が開設される。
第3発明の手段によれば、線条材掛止用の掛止
棒は、成形網目溝における挿通成形部のロープ挿
通位置に嵌着されると共に、同ロープ挿通位置に
対して離脱自在に成す。
棒は、成形網目溝における挿通成形部のロープ挿
通位置に嵌着されると共に、同ロープ挿通位置に
対して離脱自在に成す。
第1発明の編組工程時、若しくは第2発明の嵌
装工程時において、離脱させた状態の掛止棒に滑
り止めネツト本体の締付ロープ挿通部を構成する
線条材を巻回して掛止した後、同掛止棒を嵌着位
置に嵌着すると、上記線条材は、掛止棒の回りに
巻回された状態にて成形網目溝の挿通成形部内で
保持される。
装工程時において、離脱させた状態の掛止棒に滑
り止めネツト本体の締付ロープ挿通部を構成する
線条材を巻回して掛止した後、同掛止棒を嵌着位
置に嵌着すると、上記線条材は、掛止棒の回りに
巻回された状態にて成形網目溝の挿通成形部内で
保持される。
また、加硫成形時において、前記ロープ挿通位
置に嵌着した掛止棒は、滑り止めネツト本体にお
ける締付ロープ挿通部のロープ挿通孔を形成す
る。
置に嵌着した掛止棒は、滑り止めネツト本体にお
ける締付ロープ挿通部のロープ挿通孔を形成す
る。
(効果)
第1発明は、以上の様に、プレス成形型に凹設
した成形網目溝内に沿つて線条材を嵌め込むと共
に、この嵌め込み過程において、上記線条材を成
形網目溝の各挿通成形部にて離脱自在に保持せし
めた掛止棒に巻回し掛止しながら同成形網目溝内
で滑り止めネツト本体を編組するものであるか
ら、上記成形網目溝の各挿通成形部に線条材を〓
形状に嵌め込む作業が極めて簡単に行なうことが
できると共に、各挿通成形部内に嵌め込まれた線
条材は掛止棒に掛止されて同挿通成形部内から外
れることがないので、従来の製造方法と比較する
と、滑り止めネツト本体の編組作業が簡易化さ
れ、生産性を高めることかできる。
した成形網目溝内に沿つて線条材を嵌め込むと共
に、この嵌め込み過程において、上記線条材を成
形網目溝の各挿通成形部にて離脱自在に保持せし
めた掛止棒に巻回し掛止しながら同成形網目溝内
で滑り止めネツト本体を編組するものであるか
ら、上記成形網目溝の各挿通成形部に線条材を〓
形状に嵌め込む作業が極めて簡単に行なうことが
できると共に、各挿通成形部内に嵌め込まれた線
条材は掛止棒に掛止されて同挿通成形部内から外
れることがないので、従来の製造方法と比較する
と、滑り止めネツト本体の編組作業が簡易化さ
れ、生産性を高めることかできる。
第2発明は、前記した如きものであるから、以
下に記する効果を奏する。
下に記する効果を奏する。
予備成形型板は、線条材を滑り止めネツト本
体形状に形状に編組させる為の網目溝を凹設し
ただけの簡単な構成のもので良いから、多数の
ものを安価に用意することができ、従来の様に
高価なプレス成形型を数多く使用しなくとも、
滑り止めネツト本体を量産的に編組することが
できる。
体形状に形状に編組させる為の網目溝を凹設し
ただけの簡単な構成のもので良いから、多数の
ものを安価に用意することができ、従来の様に
高価なプレス成形型を数多く使用しなくとも、
滑り止めネツト本体を量産的に編組することが
できる。
予備成形型板は、滑り止めネツト本体編組専
用としての構成を取ることができるので、編組
作業を効率的に行なうことできる。
用としての構成を取ることができるので、編組
作業を効率的に行なうことできる。
予備成形した滑り止めネツト本体は、各交差
部が仮止めされてばらばらにならない様に保形
されるので、持ち運びや、積み重ねて置くこと
が可能であり、予備成形から嵌装工程への移行
を円滑に行なえるものである。
部が仮止めされてばらばらにならない様に保形
されるので、持ち運びや、積み重ねて置くこと
が可能であり、予備成形から嵌装工程への移行
を円滑に行なえるものである。
予備成形した滑り止めネツト本体は前記の如
く保形されるので、プレス成形型の成形網目溝
内に嵌装する作業が簡単である。
く保形されるので、プレス成形型の成形網目溝
内に嵌装する作業が簡単である。
掛止棒に巻回掛止して成形網目溝の挿通成形
部内に嵌め込んだ滑り止めネツト本体の各締付
ロープ挿通部は、上位掛止棒に掛止された状態
で保持されるので、嵌装作業中挿通成形部から
外れてしまうことがない。
部内に嵌め込んだ滑り止めネツト本体の各締付
ロープ挿通部は、上位掛止棒に掛止された状態
で保持されるので、嵌装作業中挿通成形部から
外れてしまうことがない。
而るに、第2発明は、、、、、の各
効果により生産性を大幅に向上させることがで
き、また、で述べた如く、生産性を向上させる
為に効果なプレス成形型を必要としないので、製
造コストの低下を図ることできるものである。
効果により生産性を大幅に向上させることがで
き、また、で述べた如く、生産性を向上させる
為に効果なプレス成形型を必要としないので、製
造コストの低下を図ることできるものである。
第3発明は前記した如く、プレス成形型のロー
プ挿通位置に線条材掛止用の掛止棒を嵌着すると
共に、この掛止棒を上記嵌着位置に対して離脱自
在に構成したものであるから、成形網目溝内で編
組する滑り止めネツト本体、若しくは、予備成形
にて編組した滑り止めネツト本体における各締付
ロープ挿通部を構成する線条材を、成形網目溝の
各挿通成形部に〓形状に嵌め込む作業が簡単にな
ると共に、上記挿通成形部に嵌め込んだ線状材
は、掛止棒に巻回して掛止した状態で保持される
から、滑り止めネツト本体の編組中、若しくは嵌
装作業中に挿通成形部から外れてしまうことがな
く、上記作業を円滑に行なうことができるもので
ある。
プ挿通位置に線条材掛止用の掛止棒を嵌着すると
共に、この掛止棒を上記嵌着位置に対して離脱自
在に構成したものであるから、成形網目溝内で編
組する滑り止めネツト本体、若しくは、予備成形
にて編組した滑り止めネツト本体における各締付
ロープ挿通部を構成する線条材を、成形網目溝の
各挿通成形部に〓形状に嵌め込む作業が簡単にな
ると共に、上記挿通成形部に嵌め込んだ線状材
は、掛止棒に巻回して掛止した状態で保持される
から、滑り止めネツト本体の編組中、若しくは嵌
装作業中に挿通成形部から外れてしまうことがな
く、上記作業を円滑に行なうことができるもので
ある。
(実施例)
以下、第1発明と第2発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
尚、第3発明は第1発明及び第2発明の中で説
明する。
明する。
第1発明は、線条材aをプレス成形型2の成形
網目溝3内に沿つて嵌め込み、同型内で滑り止め
ネツト本体1を編組成形する編組工程と、プレス
成形型内2で編組した滑り止めネツト本体1を加
熱しながらプレス成形する加硫成形工程とから成
り、上記加硫工程は第3発明の加硫成形装置5を
用いて行なうものである。
網目溝3内に沿つて嵌め込み、同型内で滑り止め
ネツト本体1を編組成形する編組工程と、プレス
成形型内2で編組した滑り止めネツト本体1を加
熱しながらプレス成形する加硫成形工程とから成
り、上記加硫工程は第3発明の加硫成形装置5を
用いて行なうものである。
滑り止めネツト本体1を構成する素材である線
条材aは、第3図に示した如く合成繊維やプラス
フアイバー、若しくはワイヤーなどからなる高張
力性の紐状芯材a1の周りに未加硫の合成ゴムa2を
被覆せしめて1cm角程度の編状に成形したもので
あり、編組工程においては、この線条材aを後述
するプレス成形型3に凹設した滑り止めネツト本
体1成形用の成形網目溝6内に嵌め込みながら同
溝6内にて滑り止めネツト本体1を編組成形す
る。
条材aは、第3図に示した如く合成繊維やプラス
フアイバー、若しくはワイヤーなどからなる高張
力性の紐状芯材a1の周りに未加硫の合成ゴムa2を
被覆せしめて1cm角程度の編状に成形したもので
あり、編組工程においては、この線条材aを後述
するプレス成形型3に凹設した滑り止めネツト本
体1成形用の成形網目溝6内に嵌め込みながら同
溝6内にて滑り止めネツト本体1を編組成形す
る。
次に第3発明の加硫成形装置5について説明す
る。
る。
第11図に示した加硫成形装置5は、第4図乃
至第7図に示す如く、前記したプレス成形型3を
備え、加硫成形工程の際に上記プレス成形型3を
内部に蒸気を循環させたプレス板7,7′でプレ
スし、同型3内の滑り止めネツト本体1を所定温
度にて加硫させながら一体的に成形するものであ
る。
至第7図に示す如く、前記したプレス成形型3を
備え、加硫成形工程の際に上記プレス成形型3を
内部に蒸気を循環させたプレス板7,7′でプレ
スし、同型3内の滑り止めネツト本体1を所定温
度にて加硫させながら一体的に成形するものであ
る。
上記プレス成形型3は、第6図に示す如く、型
合せする上型3aと下型3bから成る。
合せする上型3aと下型3bから成る。
下型3bの型面8には目的の滑り止めネツト本
体1を成形する為の成形網目溝6が精密に凹設し
てあり、また、型面8の両側部に沿つて同型面8
より一段落ちる様に凹部9,9を凹設形成し、こ
の凹部9に上型3a型面10両側に沿つて凸設し
た凸部11ぴつたり接触した状態で嵌合する様に
成す。また、上記下型3aの凹部9,9には滑り
止めネツト本体1両側の各締付ロープ挿通部12
を成形する部分である挿通成形部13を、型面8
に凹設した成形網目溝6における滑り止めネツト
本体1両側縁部を成形する側縁部14と連続する
様に凹設形成する。
体1を成形する為の成形網目溝6が精密に凹設し
てあり、また、型面8の両側部に沿つて同型面8
より一段落ちる様に凹部9,9を凹設形成し、こ
の凹部9に上型3a型面10両側に沿つて凸設し
た凸部11ぴつたり接触した状態で嵌合する様に
成す。また、上記下型3aの凹部9,9には滑り
止めネツト本体1両側の各締付ロープ挿通部12
を成形する部分である挿通成形部13を、型面8
に凹設した成形網目溝6における滑り止めネツト
本体1両側縁部を成形する側縁部14と連続する
様に凹設形成する。
上記した各挿通成形部13は、略リング形状で
ある滑り止めネツト本体の締付ロープ挿通部12
の表側半分を成形する部分であつて、下型3bと
型合せする上型3a凸部11における上記各挿通
成形部13と対面する部分には締付ロープ挿通部
12の裏側半分を成形する挿通成形部13′を凹
設する。
ある滑り止めネツト本体の締付ロープ挿通部12
の表側半分を成形する部分であつて、下型3bと
型合せする上型3a凸部11における上記各挿通
成形部13と対面する部分には締付ロープ挿通部
12の裏側半分を成形する挿通成形部13′を凹
設する。
さらに、上記上型3a及び下型3bの各挿通成
形部13,13′の両側部には、後述する掛止棒
15を、上下両型3a,3b挿通成形部13,1
3′の滑り止めネツト本体ロープ挿通孔16の開
設位置、即ち、型合せ状態において略リング状に
成す両挿通成形部13,13′の軸芯部分で保持
する為の半円溝17,17′を凹設する。
形部13,13′の両側部には、後述する掛止棒
15を、上下両型3a,3b挿通成形部13,1
3′の滑り止めネツト本体ロープ挿通孔16の開
設位置、即ち、型合せ状態において略リング状に
成す両挿通成形部13,13′の軸芯部分で保持
する為の半円溝17,17′を凹設する。
掛止棒15は、滑り止めネツト本体1、締付ロ
ープ挿通部12のロープ挿通孔16と同じ径の丸
棒であり、前記した下型3aの各半円溝17内に
それぞれ嵌着し、且つその一端を下型3b自体に
軸支して、半円溝17内と外部との間を回動自在
に成し、同掛止棒15が前記嵌着位置から離脱で
きる様にしてある。
ープ挿通部12のロープ挿通孔16と同じ径の丸
棒であり、前記した下型3aの各半円溝17内に
それぞれ嵌着し、且つその一端を下型3b自体に
軸支して、半円溝17内と外部との間を回動自在
に成し、同掛止棒15が前記嵌着位置から離脱で
きる様にしてある。
編組工程においては、第8図乃至第10図に示
す如く、線条材aを上述した下型3bの成形網目
溝6に沿つて一筆書きの様に嵌め込みながら同成
形網目溝6内で滑り止めネツト本体1を編組す
る。嵌め込み作業中、成形網目溝6の挿通成形部
13に線条材aを嵌め込む際には掛止棒15を離
脱させた上で、線条材1を挿通成形部13の溝内
に嵌め込んだ後、掛止棒15を半円溝17内に嵌
着して上記線条材aを挿通成形部13内に固定す
る。次いで、上記線条材aを半円溝17内に嵌着
した掛止棒15の周りに下から上に巻き込む様に
巻回して掛止し、型面8側へおり返して引き続き
成形網目溝内に嵌め込んで行くものである。(第
4図) 滑り止めネツト本体1の編組作業が完了したな
らば、下型3b型面8の所定位置に凸設した位置
決めピン17と下型3aの型面10に凹設した位
置決め穴18とを嵌合させて上下両型3a,3b
を型合せし、加硫成形工程に移す。
す如く、線条材aを上述した下型3bの成形網目
溝6に沿つて一筆書きの様に嵌め込みながら同成
形網目溝6内で滑り止めネツト本体1を編組す
る。嵌め込み作業中、成形網目溝6の挿通成形部
13に線条材aを嵌め込む際には掛止棒15を離
脱させた上で、線条材1を挿通成形部13の溝内
に嵌め込んだ後、掛止棒15を半円溝17内に嵌
着して上記線条材aを挿通成形部13内に固定す
る。次いで、上記線条材aを半円溝17内に嵌着
した掛止棒15の周りに下から上に巻き込む様に
巻回して掛止し、型面8側へおり返して引き続き
成形網目溝内に嵌め込んで行くものである。(第
4図) 滑り止めネツト本体1の編組作業が完了したな
らば、下型3b型面8の所定位置に凸設した位置
決めピン17と下型3aの型面10に凹設した位
置決め穴18とを嵌合させて上下両型3a,3b
を型合せし、加硫成形工程に移す。
加硫工程では、型合せしたプレス成形型3を加
硫成形装置5の装着部19に載置した後、同型3
の上面に蒸気にて加熱したプレス板7を押し当
て、略 145℃の温度にて11分間プレスし、これ
によつてプレス成形型3内の滑り止めネツト本体
1を加硫させながら所定の形状に一体的に成形す
るものである。
硫成形装置5の装着部19に載置した後、同型3
の上面に蒸気にて加熱したプレス板7を押し当
て、略 145℃の温度にて11分間プレスし、これ
によつてプレス成形型3内の滑り止めネツト本体
1を加硫させながら所定の形状に一体的に成形す
るものである。
プレス成形した滑り止めネツト本体1をプレス
成形型3の成形網目溝6中から離型させる際に
は、滑り止めネツト本体1の各締付ロープ挿通部
12を離脱させた掛止棒15より引き抜く様にし
て取り外すものであり、掛止棒15を引き抜いた
各締付ロープ挿通部12の軸芯部にはロープ挿通
孔16が形成される。
成形型3の成形網目溝6中から離型させる際に
は、滑り止めネツト本体1の各締付ロープ挿通部
12を離脱させた掛止棒15より引き抜く様にし
て取り外すものであり、掛止棒15を引き抜いた
各締付ロープ挿通部12の軸芯部にはロープ挿通
孔16が形成される。
上記の如くプレス成形型3より取り外した滑り
止めネツト本体1は、周囲にはみ出た余分なバリ
を取り除いた後に、同本体1両側の各締付ロープ
挿通部12に非伸縮性の締付ロープbを挿通して
取付け、該締付ロープbにおける各挿通部12間
の中央位置に掛止フツクdをかしめ止めして完成
である。
止めネツト本体1は、周囲にはみ出た余分なバリ
を取り除いた後に、同本体1両側の各締付ロープ
挿通部12に非伸縮性の締付ロープbを挿通して
取付け、該締付ロープbにおける各挿通部12間
の中央位置に掛止フツクdをかしめ止めして完成
である。
次に第2発明を第12図乃至第20図に基づい
て説明する。
て説明する。
第1発明は、線条材1を予備成形型板4に凹設
した網目溝20に沿つて嵌め込みながら同網目溝
20内で滑り止めネツト本体1を編組すると共
に、同滑り止めネツト本体1の各交差部を仮止め
する予備成形工程と、予備成形型板4より離型し
た滑り止めネツト本体1をプレス成形型3′の成
形網目溝6′内に嵌め入れて装着する嵌装工程と、
上記プレス成形型6′内の滑り止めネツト本体1
を加熱しながらプレス成形する加硫成形工程とか
ら成るものである。
した網目溝20に沿つて嵌め込みながら同網目溝
20内で滑り止めネツト本体1を編組すると共
に、同滑り止めネツト本体1の各交差部を仮止め
する予備成形工程と、予備成形型板4より離型し
た滑り止めネツト本体1をプレス成形型3′の成
形網目溝6′内に嵌め入れて装着する嵌装工程と、
上記プレス成形型6′内の滑り止めネツト本体1
を加熱しながらプレス成形する加硫成形工程とか
ら成るものである。
第12図及び第13図に示した予備成形型板4
は、滑り止めネツト本体1編組専用のもので、滑
り止めネツト本体1を正確な寸法で且つ敏速に編
組する為のジクの働きをするものである。予備成
形型板4は、木板などから成る定板21の所定位
置に網目空間部分と同形状のブロツク22を多数
並設し、この各ブロツク22の間に製造する滑り
止めネツト本体1と同じ網目パターンの網目溝2
0を凹設せしめて構成したものである。
は、滑り止めネツト本体1編組専用のもので、滑
り止めネツト本体1を正確な寸法で且つ敏速に編
組する為のジクの働きをするものである。予備成
形型板4は、木板などから成る定板21の所定位
置に網目空間部分と同形状のブロツク22を多数
並設し、この各ブロツク22の間に製造する滑り
止めネツト本体1と同じ網目パターンの網目溝2
0を凹設せしめて構成したものである。
予備成形工程における編組作業は、予備成形型
板4の網目溝20内に線条材1を第14図及び第
15図に示した径路に沿つて嵌め込んで行きなが
ら、同網目溝20内にて滑り止めネツト本体1を
編組するものであり、上記編組作業中、滑り止め
ネツト本体1両側の各締付ロープ挿通部12を編
組する所では線条材1を予備成形型板4に設けた
挿通部掛止ピン23に掛止して折り返しながら編
組するものである。
板4の網目溝20内に線条材1を第14図及び第
15図に示した径路に沿つて嵌め込んで行きなが
ら、同網目溝20内にて滑り止めネツト本体1を
編組するものであり、上記編組作業中、滑り止め
ネツト本体1両側の各締付ロープ挿通部12を編
組する所では線条材1を予備成形型板4に設けた
挿通部掛止ピン23に掛止して折り返しながら編
組するものである。
次いで、予備成形型板4の網目溝20内にて編
組した滑り止めネツト本体1各交差部をプレスし
て同部を仮止めする。
組した滑り止めネツト本体1各交差部をプレスし
て同部を仮止めする。
第16図に示す24は、一面に予備成形型板4
の網目溝20内に嵌合する網目状の突条25を突
設し、さらにその各交差部に押圧ピン26を突設
した仮止め用のプレス板であり、滑り止めネツト
本体1各交差部を仮止めする際には、第17図に
て示す如く、上記プレス板24の突条25を予備
成形型板4の網目溝20に嵌合させ、重なつた状
態の両板4,24をプレス機にて適宜時間プレス
する。これによつて、各交差部で交差する線条材
a同士の未加硫ゴムa2層同士がその粘性によつて
接着して仮止めされ、滑り止めネツト本体1がば
らばらにならない用に保形される。
の網目溝20内に嵌合する網目状の突条25を突
設し、さらにその各交差部に押圧ピン26を突設
した仮止め用のプレス板であり、滑り止めネツト
本体1各交差部を仮止めする際には、第17図に
て示す如く、上記プレス板24の突条25を予備
成形型板4の網目溝20に嵌合させ、重なつた状
態の両板4,24をプレス機にて適宜時間プレス
する。これによつて、各交差部で交差する線条材
a同士の未加硫ゴムa2層同士がその粘性によつて
接着して仮止めされ、滑り止めネツト本体1がば
らばらにならない用に保形される。
上述の如く予備成形した滑り止めネツト本体1
は、次いで嵌装工程に移す。
は、次いで嵌装工程に移す。
第11図に示した加硫成形装置5プレス成形型
3′は、第1発明の説明中に述べたプレス成形型
3と基本的に構成が同じであるが、掛止棒15′
をプレス成形型3′と略同じ長さの一本ものとし、
且つ上型3a′の突部11′及び下型3b′の凹部
9′における各挿通成形部13″,13軸芯位置
に沿つて凹設する半円溝17″,17を同型3
b′全長にわたつて凹設形成し、この半円溝17″,
17に上記掛止棒15′,15′を離脱自在に嵌
着されたものである。
3′は、第1発明の説明中に述べたプレス成形型
3と基本的に構成が同じであるが、掛止棒15′
をプレス成形型3′と略同じ長さの一本ものとし、
且つ上型3a′の突部11′及び下型3b′の凹部
9′における各挿通成形部13″,13軸芯位置
に沿つて凹設する半円溝17″,17を同型3
b′全長にわたつて凹設形成し、この半円溝17″,
17に上記掛止棒15′,15′を離脱自在に嵌
着されたものである。
予備成形した滑り止めネツト本体1を上記下型
3b′に嵌装する際には、滑り止めネツト本体1両
側の全締付ロープ挿通部12の中に掛止棒15′,
15′を差し通し、同本体1をこの状態のままで
プレス成形型3′の成形網目溝6′内に嵌め込む。
この時、滑り止めネツト本体Aの各締付ロープ挿
通部12を成形網目溝6′の挿通成形部13内に
嵌入れながら、両掛止棒15′,15′も半円溝
7″,17″内に嵌着し、各挿通成形部13″内に
嵌め入れられた締付ロープ挿通部12が挿通成形
部13″から外れない用に保持せしめるものであ
る。
3b′に嵌装する際には、滑り止めネツト本体1両
側の全締付ロープ挿通部12の中に掛止棒15′,
15′を差し通し、同本体1をこの状態のままで
プレス成形型3′の成形網目溝6′内に嵌め込む。
この時、滑り止めネツト本体Aの各締付ロープ挿
通部12を成形網目溝6′の挿通成形部13内に
嵌入れながら、両掛止棒15′,15′も半円溝
7″,17″内に嵌着し、各挿通成形部13″内に
嵌め入れられた締付ロープ挿通部12が挿通成形
部13″から外れない用に保持せしめるものであ
る。
滑り止めネツト本体1の嵌装作業が完了したら
上型3a′と下型3b′とを型合せし、加硫成形工程
に入る。
上型3a′と下型3b′とを型合せし、加硫成形工程
に入る。
加硫成形工程は、前述した第1発明の加硫成形
工程と全く同じであり、型合せしたプレス成形型
3′を加硫成形装置5の装着部19に載置してプ
レス板5を押し当て、略 145℃の温度にて11分
間程加熱しながらプレス成形するものである。
工程と全く同じであり、型合せしたプレス成形型
3′を加硫成形装置5の装着部19に載置してプ
レス板5を押し当て、略 145℃の温度にて11分
間程加熱しながらプレス成形するものである。
プレス成形が終了し、プレス成形型3′より滑
り止めネツト本体1を離型する際には、先ず上型
3a′を下型3b′より取り外し、次いで各締付ロー
プ挿通部12の各ロープ挿通孔16に嵌挿した状
態で下型3b′の半円溝17″,17″に嵌合する両
掛止棒15′,15′を一方向へ引き抜き、しかる
後、下型3b′の成形網目溝6から滑り止めネツト
本体1を取り出すものである。
り止めネツト本体1を離型する際には、先ず上型
3a′を下型3b′より取り外し、次いで各締付ロー
プ挿通部12の各ロープ挿通孔16に嵌挿した状
態で下型3b′の半円溝17″,17″に嵌合する両
掛止棒15′,15′を一方向へ引き抜き、しかる
後、下型3b′の成形網目溝6から滑り止めネツト
本体1を取り出すものである。
プレス成形型3′より取り出した滑り止めネツ
ト本体1は、バリ取りをし、各締付ロープ挿通部
16に締付ロープbを挿通して取付けて完成であ
る。
ト本体1は、バリ取りをし、各締付ロープ挿通部
16に締付ロープbを挿通して取付けて完成であ
る。
尚、第3発明の加硫成形装置のプレス成形型
は、第1発明の説明中で述べたプレス成形型3の
如き構成を用いるも、若しくは第2発明の説明中
で述べたプレス成形型3′の如き構成を用いるも
任意であり、また、第1発明及び第2発明で用い
るプレス成形型は上述したどちらのプレス成形型
を使用しても構わない。
は、第1発明の説明中で述べたプレス成形型3の
如き構成を用いるも、若しくは第2発明の説明中
で述べたプレス成形型3′の如き構成を用いるも
任意であり、また、第1発明及び第2発明で用い
るプレス成形型は上述したどちらのプレス成形型
を使用しても構わない。
第1図は、両側縁に沿つて締付ロープ挿通部を
備えるタイプのタイヤのタイヤ用滑り止めネツト
を示す正面図、第2図は同滑り止めネツトの装着
状態を示す正面図、第3図は押出し成形される線
条材を示す斜視図、第4図はプレス成形型の下型
の端部を示す斜視図、第5図は成形型の上型を示
す正面図、第6図は成形型の縦断面図、第7図は
型合わせ状態の成形型を示す縦断面図、第8図乃
至第10図は下型及び線条材の嵌め込み経路を示
す正面図、第11図は加硫成形装置を示す一部切
欠正面図、第12図は予備成形型板の端部を示す
斜視図、第13図乃至第15図は予備成形型板及
び線条材の嵌め込み経路を示す正面図である。第
16図はプレス板を示す正面図、第17図は予備
成形型板とプレス板を示す側面図、第18図は予
備成形後の滑り止めネツト本体を示す正面図、第
19図は掛止棒を一本ものとしたプレス成形型の
下型の端部を示す斜視図、第20図はプレス成形
型の上型を示す正面図、第21図はプレス成形型
の下型を示す正面図である。 図中、A:タイヤ用滑り止めネツト、a:線条
材、1:滑り止めネツト本体、3:プレス成形
型、3a:上型、3b:下型、4:予備成形型
板、5:加硫成形装置、6:成形網目溝、8:型
面(下型)、10:型面(上型)、12:ロープ挿
通部、13:挿通成形部、14:側縁部、15:
掛止棒、16:ロープ挿通孔、20:網目溝、2
4:プレス板。
備えるタイプのタイヤのタイヤ用滑り止めネツト
を示す正面図、第2図は同滑り止めネツトの装着
状態を示す正面図、第3図は押出し成形される線
条材を示す斜視図、第4図はプレス成形型の下型
の端部を示す斜視図、第5図は成形型の上型を示
す正面図、第6図は成形型の縦断面図、第7図は
型合わせ状態の成形型を示す縦断面図、第8図乃
至第10図は下型及び線条材の嵌め込み経路を示
す正面図、第11図は加硫成形装置を示す一部切
欠正面図、第12図は予備成形型板の端部を示す
斜視図、第13図乃至第15図は予備成形型板及
び線条材の嵌め込み経路を示す正面図である。第
16図はプレス板を示す正面図、第17図は予備
成形型板とプレス板を示す側面図、第18図は予
備成形後の滑り止めネツト本体を示す正面図、第
19図は掛止棒を一本ものとしたプレス成形型の
下型の端部を示す斜視図、第20図はプレス成形
型の上型を示す正面図、第21図はプレス成形型
の下型を示す正面図である。 図中、A:タイヤ用滑り止めネツト、a:線条
材、1:滑り止めネツト本体、3:プレス成形
型、3a:上型、3b:下型、4:予備成形型
板、5:加硫成形装置、6:成形網目溝、8:型
面(下型)、10:型面(上型)、12:ロープ挿
通部、13:挿通成形部、14:側縁部、15:
掛止棒、16:ロープ挿通孔、20:網目溝、2
4:プレス板。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 高張力性の紐状芯材の周りに未加硫ゴムを被
覆して成形した線条材を、プレス成形型に凹設し
た滑り止めネツト本体成形用の成形網目溝内に沿
つて嵌め込むと共に、この嵌め込み過程におい
て、上記線条材を、同成形網目溝における滑り止
めネツト本体両側の各締付ロープ挿通部を成形す
る各挿通成形部にて、該各挿通成形部のロープ挿
通位置に離脱自在な状態で保持せしめる掛止棒に
巻回して掛止しながら上記成形網目溝内で滑り止
めネツト本体を編組する編組工程と、上記プレス
成形型内で編組した滑り止めネツト本体を加熱し
ながらプレス成形する加硫成形工程とから成るタ
イヤ用滑り止めネツトの製造方法。 2 高張力性の紐状芯材の周りに未加硫ゴムを被
覆して成形した線条材を、予備成形型板に凹設し
た滑り込みネツト本体編組用の網目溝内に沿つて
嵌め込み、同網目内で滑り止めネツト本体を編組
し、この滑り止めネツト本体の各交差部をプレス
して同交差部を仮止めする予備成形工程と、予備
成形後の滑り止めネツト本体をプレス成形型に凹
設した滑り止めネツト本体成形用の成形網目溝内
に嵌め入れると共に、この滑り止めネツト本体両
側における各締付ロープ挿通部を構成する線条材
を、この各締付ロープ挿通部が嵌め込まれる同成
形網目溝の挿通成形部のロープ挿通位置に離脱自
在な状態で保持せしめる掛止棒に巻回して掛止す
る嵌装工程と、上記プレス成形型内の滑り止めネ
ツト本体を加熱しながらプレス成形する加硫成形
工程とから成るタイヤ用滑り止めネツトの製造方
法。 3 タイヤ用滑り止めネツト本体成形用のプレス
成形型を備え、このプレス成形型内で滑り止めネ
ツト本体を加熱しながらプレス成形するタイヤ用
滑り止めネツトの加硫成形装置において、上記プ
レス成形型を型合せする上型と下型とから構成
し、且つ、上下両型のどちらか一方の型面に滑り
止めネツト成形用の成形網目溝を凹設し、この成
形網目溝における滑り止めネツト本体両側の各締
付けロープ挿通部を成形する挿通成形部のロープ
挿通位置に、線条材掛止用の掛止棒を、上記成形
網目溝内で成形する滑り止めネツト本体の両側縁
と平行させて嵌着すると共に、この掛止棒を上記
嵌着位置に対して離脱自在に構成したタイヤ用滑
り止めネツトの加硫成形装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61119779A JPS62275720A (ja) | 1986-05-24 | 1986-05-24 | タイヤ用滑り止めネツトの製造方法およびタイヤ用滑り止めネツトの加硫成形装置 |
KR1019860006790A KR920007460B1 (ko) | 1985-08-19 | 1986-08-18 | 자동차용 타이어의 미끄럼 방지구 |
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1986
- 1986-05-24 JP JP61119779A patent/JPS62275720A/ja active Granted
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JPS62275720A (ja) | 1987-11-30 |
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