JPH0233106A - 光導波路の製造方法 - Google Patents

光導波路の製造方法

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JPH0233106A
JPH0233106A JP18179188A JP18179188A JPH0233106A JP H0233106 A JPH0233106 A JP H0233106A JP 18179188 A JP18179188 A JP 18179188A JP 18179188 A JP18179188 A JP 18179188A JP H0233106 A JPH0233106 A JP H0233106A
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cladding
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Katsuyuki Imoto
克之 井本
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は散乱損失の小さい光導波路の製造方法に関する
ものである。
[従来の技術] 光フアイバ通信の進展に伴い、光デバイスには、1)大
量生産性、2)高信頼性、3)結合の無調整Aヒ、4)
自動組立、5)低損失化などが要求されるようになり、
これらの課題を解決するために導波路型の光デバイスが
注目されるようになってきた9 光導波路の中で石英系ガラス光導波路は低損失であり、
また、光ファイバとの接続損失も非常に小さいため、将
来の光導波路として有望視されている。従来、石英系ガ
ラス光導波路の製法とし、て、本発明者らは第3図に示
す方法を提案した(に、lll0tO,et at、、
  ”Guided−wave nulti/demu
ltiplexers with hiOh 5top
band rejection、”Applied 0
ptics Vol、26.No、19.Oct、19
87.PP、4214−4219)。
これは、まず第3図のa)において、基板1(Si02
ガラス)上に、コア用ガラスJl!2(Sih−Ti0
2系ガラス)を形成させる。このガラスM2の基板1と
の間の屈折率差は約0,25%、膜厚Tは約8μmであ
る。次にa)で得た試料を約1200℃で高温熱処理し
て緻密な膜にする(第3図b))、その後、第3図C)
に示すようにWSix膜3を形成させる。これは厚膜(
T=8μm)のコア用ガラス膜2をエツチングするのに
ホトレジストだけではもたないので用いたものであり、
その膜厚は厚い程よい、しかし1、厚くすると基板1が
応力によって反りを生ずるため1μm程度が上限値であ
る。
次に、このW S 1xWAB上にホトレジストを塗布
し1、ホトリソグラフィによりバターニングを行う(第
3図(d))、その後、そのホトレジストの14をマス
クにしてドライエツチングによりWSiX膜3のバター
ニングを行なう(第3図e) )。次に、ホトレジスト
膜4およびW S ixllg 3をマスクにし。
て、Sih −Ti0211i 2をドライエツチング
によりバターニングを行なう(第3図f) )。その後
、ホトレジストI]i4およびWSix1li3を除去
してコア層12としく第3図9))、最後にその上にク
ラッド層5 (Si02−Ti02−8203系ガラス
)を形成させて完了する(第3図h) )。
このクラッド層5の屈折率は5i02の屈折率と等しく
してあり、またその膜厚は20〜30μmである。
作成した光導波路の構造寸法は、たとえば、−=10μ
n 、 T=8 μll 、 S=2 、ttlm、:
27層12とクラッド層5の屈折率差4=0.25%で
ある。
[発明が解決しようとする課題] 上記第3図の製造方法は、コア層12の厚みTが5μl
以下の場合には問題がないが、厚みTが8μm以上にな
ると、次のような問題点が生ずる二とが分かった。
すなわち、コア層12の厚みTが8μm以上になると、
コア用ガラスWA2をドライエツチングによりパターン
化する第3図で)の工程において、ホトレジストwA4
およびWSix1li3のエツチング選択比が大きくと
れないために、エツチングガス(C2F6とCHF3の
混合ガス)により上記2つの[4および3も徐々にエツ
チングされ、8μ翔の厚みのコア用ガラスW42をパタ
ーン化し終えた段階で、上記ホトレジスト115!4お
よびW S 1xli 3もエツチングされなくなり、
WSix1li3の下地のコア用ガラス膜2の表面7も
エツチングされ、ひどいときにはその膜厚Tが7μm程
度に減少し、た。
また、WSix膜3の下地のコア用ガラス膜2の表面7
はエツチングにより、微小な凹凸面に変化し。
てしまった。このようにコア層12の表面7が荒れてい
ると、光導波路の散乱損失を増大させるという問題点が
生じな5 これを解決させるためにWSix膜3の厚みを厚くする
方法が考えられたが、これをすると、膜形成時の応力に
より基板1が反りを生じ、ホトリソグラフィによるバタ
ーニングの際の解像度の劣化に伴うパターン寸法精度を
低下させるという問題点につながった。
別の方法として、ホトレジストの厚みを厚く(従来の0
.8μlのものを1.5μmに厚く)する方法を試みた
が、これもホトリソグラフィによるバターニングの際の
パターン寸法精度を低下させた。また、上記W S 1
xffl! 3の下地のコア層12の表面7の荒れは、
基板1の寸法が大きい程(通常、2インチ直径を用いて
いたが、これを3インチ直径に変更すると)、基板面内
での上記表面7の荒れはひどいことがわかった。この基
板面内での表面7の荒れのバラツキは光学特性(損失特
性、分光特性、など)に非対称性を発生させてし、よい
、実用上使えないことが分った。
本発明の目的は、前記し、た従来技術の欠点を解消し、
散乱損失の非常に小さい光導波路の製造方法を提供する
ことにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の光導波路の製造方法は、基板上に光の伝搬する
コア用膜とその膜の上に低屈折率で所望厚みのクラッド
用膜を形成させた後、ホトリソグラフィ、ドライエツチ
ングプロセスにより上記クラッド用膜付きのコア用膜を
パターン化させ、その後で最初に形成させたクラッド用
膜と同じ屈折率の膜を上記パターン化させた表面全体に
形成させるものである。
基板とコア用膜の間には、予めコア用膜の屈折率よりも
低いバッファ用膜が形成されていてもよい。
[作用〕 まず、基板上にコア用膜を形成させ、その上に予め薄い
クラッド用膜を形成させた後、高温熱処理工程、WSi
XWA形成工程、ホトリソグラフィおよびドライエツチ
ングによるパターン化工程、ホトレジストおよびWSi
x膜除去工程を経て、最後に最初に形成されたクラッド
用膜と同じ材質の膜を上記パターン化した表面全体に形
成させる方法により、コア層表面における荒れをなくし
、散乱損失の極めて小さい光導波路を実現する。
従来の方法は、基板上にコア用膜を形成し、それをパタ
ーン化した後、クラッド用膜でそのパターン化した表面
を覆うなめ、パターン化したコア層の表面7が荒れ易く
、コア層12とクラッド層5の界面の構造不一致性によ
る散乱損失が増大する。この散乱損失の値は数dB程度
にもなり、光導波路の吸収損失(<0.1dB/cm)
をはるかにしのぐもので、実用化を困難にするものであ
った。
これに対し、本発明の方法は基板上にコア用膜と薄いク
ラッド用膜を形成し1、それをパターン化した後、予め
形成したクラ、ラド用膜と同じ材°質の膜でそのパター
ン化した表面を覆う方法である。
従って、パターン化の際に表面が荒れても、それは薄い
クラッド表面であり、コアとクラッドの界面は均一に保
たれている。よって、散乱損失はほとんど生じない、こ
こで予めコアの上に形成するクラッド用膜の厚みは1μ
m以上が好ましい。あまり厚くすると、パターン化のた
めのエツチング時間が長くかかり得策ではない。
本発明は種々の光導波路の製法に適用できる。
たとえば、lnP、GaAs、Siなどの半導体基板を
用いた光導波路、石英ガラス以外のガラス(カルコゲナ
イド、パイレックス、ソーダガラス、コーニング705
9ガラスなど)、電気光学結晶基板(LilOa。
L i TaO2など)、などを用いた光導波路の製法
に適用できる。
[実施例] 第1図に本発明の光導波路の製造方法の実施例を示す。
これは石英ガラス基板1に石英系ガラス単一モード光導
波路を製造する方法の実施例を示し、たちのである。
まず第1図a)に示すように、石英ガラス基板1(直径
2インチ)上に、電子ビーム蒸着により、コア用ガラス
$ 2 (5i02− TiO2系ガラス膜)を8μl
と、クラッド用ガラス膜6 (5i02− Tih −
B20 ]系ガラス膜)を2μmの厚みに、順次連続的
に形成させる。したがって、コア用ガラス膜2とクラッ
ド用ガラス膜6の界面は非常に均一に保たれている。
次に第1図b)においては、上記試料を1200℃の温
度で酸素雰囲気中(02=5 J!/m1n)で3時間
熱処理し1、緻密な膜にする。この段階でのコア用ガラ
スWA2とクラッド用ガラス膜6の屈折率差は0.25
%になるように調合されている。またクラッド用ガラス
JI516の屈折率と石英ガラス基板1の屈折率は等し
くなるように調合されている。
次に第1図C)に示すように、クラッド用ガラス膜6の
上に、WSix膜3をスパッタリングにより厚さ1μm
形成させる。そして第1図d)に示すように、そのB3
の上にホトレジストM4を塗布し、マスクを通して紫外
線照射によりホトリソグラフィを行ない、所望のホトレ
ジスト膜のパターンを形成させる。
次に、このホトレジスト膜4のパターンをマスクにして
ドライエツチング(エツチングガスNF3 )を行ない
、WSix1li3のパターン化をはかる(第1図e)
)。
その後、第1図f)に示すように、このWSix膜3の
パターンをマスクにしてクラッド用ガラスr!A6とコ
ア用ガラス膜2のパターン化をはかる。
二のパターン化もドライエツチング(エツチングガスC
2「6と CrB2の混合ガス)により行なう゛。
次いで、ホトレジスト膜4とWSix1li3の除去を
行なう(第1図g))。
そし、て最後に、第1[h)で示すように、クラッド用
ガラスWA6と材質、屈折率の等しいクラッド層5を被
覆して完了する。
ここで、上記f)の工程でホトレジストM4およびWS
iX膜3がエツチングガスによりエツチングされて、ク
ラッド層上面8の表面が荒れるが、この部分が荒れても
光の伝搬に支配する部分ではないので、はとんど問題な
い。従来のようにコア層上面7が荒れると、この部分は
光の伝搬を支配する部分であるので問題であった。
以上のように、本発明の方法では、光の伝搬を支配する
コア層12の上面とクラッド層6との界面が均一に保持
されているので、散乱損失を小さくすることができる。
−例として、W=10μm、T=8μm、コアとクラッ
ドとの屈折率差0.25%の光導波路(長さ40II1
1の直線導波路)の挿入損失を比較して見ると、第3図
の従来法では10個の光導波路に対し、1.5〜3dB
の範囲でバラツキをもち、かつその値も大きかったが、
本発明の方法ではすべてが1dB以下の値であった。
第2図は本発明の光導波路の製造方法の別の実施例を示
したものである。
これは基板1にSiを用いたもので、その基板1上にバ
ッファ用ガラス膜9が形成されていることが第1図の場
合と異なる点である。このバッファ用ガラス1119は
5i02ガラスであり、クラッド用ガラス膜6の屈折率
はこのバッファ用ガラス膜9の屈折率に等しくなるよう
に形成される。製造方法の工程は第1図の場合と同じで
あるので、その説明は省略する。
本発明の光導波路の製造方法は上記実施例に限定されな
い。すなわち、前述したように1本発明は、基板1に半
導体、電気光学結晶、ガラス、有機材料、磁性材料など
を用いた光導波路の製造方法に全て適用できるものであ
る。
[発明の効果] 本発明の光導波路の製造方法によれば、コア層上面とク
ラッド層との界面を均一に保ったまま製造することがで
きるので、上記界面での散乱損失を非常に小さく抑えら
れる。また、これにより低損失光導波路を実現すること
ができ、種々の光回路素子(光合分波器、光カプラ、光
スィッチ、光変調器など)を高性能に作れる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の光導波路の製造方法の実
施例を示し、た概略図、第3図は従来の光導波路の製造
方法を示した概略図である。 図中、1は基板、2はコア用ガラス膜、3はWSix1
.4はホトレジスト膜、5はクラツド膜。 6はクラッド用ガラス膜、8はクラッド層上面、9はバ
ッファ用ガラス膜を示す。 特許出願人  日立電線株式会社 代理人弁理士  絹 谷 信 雄

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基板上に光の伝搬するコア用膜とその膜の上に低屈
    折率で所望厚みのクラッド用膜を形成させた後、ホトリ
    ソグラフィ、ドライエッチングプロセスにより上記クラ
    ッド用膜付きのコア用膜をパターン化させ、その後で最
    初に形成させたクラッド用膜と同じ屈折率の膜を上記パ
    ターン化させた表面全体に形成させたことを特徴とする
    光導波路の製造方法。 2、基板とコア用膜の間には予めコア用膜の屈折率より
    も低いバッファ用膜が形成されていることを特徴とする
    請求項1記載の光導波路の製造方法。
JP63181791A 1988-07-22 1988-07-22 光導波路の製造方法 Expired - Lifetime JP2570822B2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS552263A (en) * 1978-06-20 1980-01-09 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Production of optical guide circuits

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS552263A (en) * 1978-06-20 1980-01-09 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Production of optical guide circuits

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