JPH0233053B2 - Azokiganjuhorishirokisanamido - Google Patents

Azokiganjuhorishirokisanamido

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JPH0233053B2
JPH0233053B2 JP9429885A JP9429885A JPH0233053B2 JP H0233053 B2 JPH0233053 B2 JP H0233053B2 JP 9429885 A JP9429885 A JP 9429885A JP 9429885 A JP9429885 A JP 9429885A JP H0233053 B2 JPH0233053 B2 JP H0233053B2
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Akira Ueda
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Description

【発明の詳細な説明】
技術分野 本発明は、ラジカル重合活性を示す新規なアゾ
基含有ポリシロキサンアミドに関する。 発明の背景 ビニル−シリコーン系ブロツク共重合体は、ビ
ニル系ポリマーにオルガノポリシロキサン等のシ
リコーン樹脂が有する優れた耐熱性、耐寒性、撥
水性、離型性、すべり特性、耐候性、耐オゾン
性、電気的特性、ガス透過性等の特性が付与され
たものであり、プラスチツク、塗料、離型剤、接
着剤、ガス透過膜等の分野での用途が期待されて
いるものである。 従来、ビニル−シリコーン系ブロツク共重合体
の製造法としては、リビングアニオン重合法(例
えばM.モートン(Morton)ら、ジヤーナル オ
ブ アプライド ポリマー サイエンス(J.
Appl.Polym.Sci.)、、2707(1964))とヒドロシ
リル化法(例えばP.シヨーモン(Chaumont)
ら、ポリマー(Polymer)、22〔5〕、663(1981))
が知られているが、ともにかなり厳密な重合条件
のコントロールが必要である、適用できるビニル
系モノマーが限られる等の欠点があつた。 本発明者は、上記欠点のないビニル−シリコー
ン系ブロツク共重合体の製造法について鋭意研究
した結果、ラジカル重合活性を有する新規な化合
物の開発に成功し、これを用いることにより従来
の製造法の欠点が解消できることを見出した。即
ち、アゾ基を含有する二塩基酸とポリシロキサン
セグメントを含有するジアミンとがアミド結合し
た繰り返し単位を有する特定の化合物の存在下
で、ビニル系モノマーを重合させるときには該化
合物が熱又は光によつて分解してポリシロキサン
セグメントを有するラジカルを生成し、これが重
合開始剤として作用すると同時に該セグメントが
生成ポリマー中に導入されて目的のビニル−シリ
コーン系ブロツク共重合体が効率良く製造できる
ことを見出した。 本発明は、上記知見に基づいて完成されたもの
である。 発明の開示 本発明は、一般式 〔式中、各R1は、同一又は異なつて、水素原子、
低級アルキル基又はニトリル基を示し、各R2は、
同一又は異なつて、水素原子又は低級アルキル基
を示し、各R3は、同一又は異なつて、水素原子、
ハロゲン原子置換若しくは非置換アルキル基又は
フエニル基を示す。p及びqは、同一又は異なつ
て、0又は1〜6の整数を示し、mは0又は1〜
200の整数を示す。〕 で表わされる繰り返し単位を有し、分子量が2000
〜10万であるアゾ基含有ポリシロキサンアミドに
係る。 本明細書において低級アルキル基としては、例
えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル基等
の炭素数1〜6の直鎖又は分枝状のアルキル基を
挙げることができる。 アルキル基としては、上記低級アルキル基に加
えて更にヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、
ウンデシル、ドデシル基等の炭素数7〜12の直鎖
又は分枝状のアルキル基を挙げることができる。 また、ハロゲン原子置換のアルキル基として
は、上記アルキル基がハロゲン化されたもの例え
ばクロロメチル、ブロモメチル、トリフルオロメ
チル、2−クロロエチル、3−クロロプロピル、
3−ブロモプロピル、3,3,3−トリフルオロ
プロピル、1,1,2,2−テトラヒドロパーフ
ルオロオクチル基等を挙げることができる。 また、ハロゲン原子としては、例えば弗素原
子、塩素原子、臭素原子、沃素原子等を挙げるこ
とができる。 一般式()で表わされる繰り返し単位を有す
る本発明化合物としては、一般式 〔式中、R1及びpは前記に同じ。〕 で表わされる構成成分と一般式 〔式中、R2、R3、q及びmは前記に同じ。〕 で表わされる構成成分とが交互にアミド結合して
成つているものは勿論のこと、一般式()で表
わされる構成成分の一部が一般式 −CO−Y−CO− () 〔式中、Yは二塩基酸残基を示す。〕 で表わされる構成成分で置き換えられたものをも
包含する。この場合の、一般式()で表わされ
る構成成分で置き換え得る量は、本発明化合物の
ラジカル重合活性が消失しない量を限度とする。
ここで、二塩基酸としては、特に限定されない
が、例えばマロン酸、コハク酸、グルタル酸、ア
ジピン酸、ピメリン酸、コルク酸、アゼライン
酸、セバシン酸、フマル酸、イタコン酸、テレフ
タル酸、イソフタル酸、フタル酸等を挙げること
ができる。 本発明化合物は、例えば、一般式 〔式中、R2、R3、q及びmは前記に同じ。〕 で表わされるポリシロキサン(ジシロキサンも含
む)セグメントを含有するジアミンと、一般式 〔式中、R1及びpは前記に同じ。Xはハロゲン
原子を示す。〕 で表わされるアゾ基を含有する二塩基酸ジハライ
ドとを反応させることにより高収率で製造するこ
とができる。また、本発明化合物の内前記一般式
()で表わされる構成成分を有するものを製造
する場合は、上記一般式()のアゾ基を含有す
る二塩基酸ジハライドの一部を対応する二塩基酸
ジハライドに代えた混合物を用いれば良い。 上記反応は、塩基触媒存在下に行なうのが好ま
しい。塩基触媒としては、例えばトリエチルアミ
ン、N,N−ジメチルアニリン、ピペリジン、ピ
リジン、1,5−ジアザビシクロ〔4.3.0〕ノネ
ン−5(DBN)、1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕
ウンデセン−7(DBU)、トリ−n−ブチルアミ
ン、ナトリウムハイドライド、n−ブチルリチウ
ム等を挙げることができ、これらから適宜選択使
用できる。 また、反応は、通常溶媒中で行なわれる。溶媒
としては、例えばテトラヒドロフラン、ジエチル
エーテル、ジメトキシエタン、ジオキサン等のエ
ーテル類、四塩化炭素、クロロホルム、塩化メチ
レン、トリクレン等のハロゲン化炭化水素類、n
−ヘキサン、石油エーテル、石油ベンジン、トル
エン、ベンゼン、キシレン等の炭化水素類、アセ
トニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジ
メチルスルホキシド等を挙げることができ、これ
らの一種又は二種以上を用いる。 一般式()のジアミンと一般式()のジハ
ライドとの使用割合は、特に限定されず適宜決定
されるが、生成する本発明化合物をより高分子量
のものとするためには、通常両者をほぼ等モル程
度の割合とするのが好ましい。塩基触媒を用いる
場合の使用量は、原料化合物()に対して通常
0.5〜3.0倍モル程度用いるのが好ましい。また、
溶媒の使用量は、反応溶液の粘度等に応じて適宜
増減されるが、原料化合物()に対して通常
100〜4000重量%程度用いるのが好ましい。 反応温度は、特に限定されないが、通常−20〜
50℃程度が適当であり、アゾ基の分解を防止し且
つ生成物を高分子量にするためには好ましくは−
10〜30℃である。反応時間は、特に限定されない
が、通常0.1〜48時間程度、好ましくは0.5〜5時
間である。反応温度は、段階的に低温から室温ま
で上昇させる方法をとつてもよい。 目的物の分取は、用いた原料、塩基触媒、溶媒
等の種類に応じて適宜行なわれる。例えば、粘稠
な反応混合物を溶媒で希釈したものに水を加えて
振とうし塩類、塩基等を除いたのち、乾燥、溶媒
除去することにより簡単に行うことができる。必
要であれば、さらに抽出、溶媒洗浄等の操作を行
い、分取してもよい。 かくして得られる本発明化合物は、前記の通
り、構成成分()及び()或いは()、
()及び()から成るものであり、分子量が
通常2000〜10万程度のオリゴマー又はポリマーで
ある。その性状は、特に分子量やポリシロキサン
セグメントの含有量により種々変動するが、通常
無色乃至淡黄色で粉末状、粘稠油状又はゴム様の
物質である。また、その溶解性も同様に変動する
が、通常メチルエチルケトン、テトラヒドロフラ
ン、クロロホルム等に溶解する。 本発明化合物は、加熱又は光照射によつて、容
易にN2を発生して分解し、ラジカル種を生ずる。
その際に各種のビニル系モノマーが存在すれば速
やかに重合を起し、ポリシロキサンセグメントを
含むブロツク共重合体を生成するという特異的な
性質を有する。 従つて、本発明化合物とビニル系モノマーとの
共存下で加熱又は光照射することにより、本発明
化合物が重合開始剤として作用すると同時にポリ
シロキサンセグメントを有するラジカル切片が生
成ポリマー中に導入されてポリシロキサンセグメ
ント(A)とビニルポリマーセグメント(B)からなる
(AB)o型又はABA型のビニル−シリコーン系ブ
ロツク共重合体を効率良く製造することができ
る。 上記ビニル−シリコーン系ブロツク共重合体の
製造法におけるビニル系モノマーとしては、ラジ
カル反応により重合するものであればいずれも使
用でき、例えばスチレン、メタクリル酸又はその
エステル、アクリル酸又はそのエステル、イタコ
ン酸又はそのエステル、塩化ビニル、アクリロニ
トリル、酢酸ビニル、エチレン、プロピレン、ブ
タジエン、塩化ビニリデン、テトラフルオロエチ
レン、クロロトリフルオロエチレン等を挙げるこ
とができ、これらの少なくとも1種を用いる。 本発明化合物を用いるビニル−シリコーン系ブ
ロツク共重合体の製造は、溶媒又は分散剤の存在
下又は不存在下に行なわれる。溶媒又は分散剤と
しては、例えばテトラヒドロフラン、ジエチルエ
ーテル、ジメトキシエタン、ジオキサン等のエー
テル類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭
素、トリクレン等のハロゲン化炭化水素類、石油
エーテル、n−ヘキサン、オクタン、石油ベンジ
ン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素
類、メタノール、エタノール、イソプロパノー
ル、t−ブタノール等のアルコール類、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、シクロヘキサノン等のケトン類、アセトニト
リル、水、N,N−ジメチルホルムアミド、N,
N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシ
ド等を挙げることができ、これらの1種又は2種
以上を使用し得る。反応系には更に必要に応じ
て、n−ドデシルメルカプタン等の重合度調節剤
等を適宜添加することができる。 上記製造における本発明のアゾ基含有ポリシロ
キサンアミドとビニル系モノマーとの使用割合
は、使用する本発明化合物の分子量、アゾ基の含
有量等によつても変動するが、一般に広い範囲か
ら選択することができ、通常前者1重量部に対し
て後者を0.5〜1000重量部程度とするのが適当で
ある。また、溶媒又は分散剤を使用する場合の使
用量は、本発明のアゾ基含有ポリシロキサンアミ
ド1重量部に対して、通常1〜2000重量部程度用
いるのが良い。 上記製造が加熱によつて行なわれる場合の反応
温度は、通常30〜130℃程度、好ましくは50〜100
℃とするのが適当であり、重合の進行に伴つて変
化させてもよい。反応時間は、通常1〜48時間程
度、好ましくは1〜24時間である。 また、上記製造が光照射によつて行なわれる場
合の反応温度は、通常0〜60℃程度、好ましくは
20〜50℃とするのが適当である。反応時間は、通
常1分〜12時間程度、好ましくは30分〜5時間で
ある。光照射に用いられる光源としては、例えば
高圧水銀灯が使用可能である。照射光は、本発明
化合物を速やかに光分解させビニル系モノマーを
重合させるため、UV光であるのが好ましい。 かくして、本発明化合物を用いることにより、
ビニル−シリコーン系ブロツク共重合体が極めて
効率的に製造される。得られるビニル−シリコー
ン系ブロツク共重合体におけるポリシロキサンセ
グメントの含有量は、ビニル系モノマーに対する
本発明化合物の使用割合を変化させること等によ
り任意に変動させ得るが、ポリシロキサンセグメ
ントによる前記各特性が付与され且つビニル系ポ
リマーが本来有する特性が損なわない範囲内であ
り、具体的には通常該共重合体分子中0.1〜50重
量%程度である。 本発明化合物は、上述の通りビニル−シリコー
ン系ブロツク共重合体の製造に極めて好適に使用
できる他、通常のラジカル重合開始剤、発泡性ポ
リマー等としても使用できる。 実施例 以下、本発明化合物の製造例を実施例として、
本発明化合物を用いた各種ビニル−シリコーン系
ブロツク共重合体の製造例を参考例として挙げ
て、本発明をより具体的に説明する。 実施例 1 VPO(Vapor Pressure Osmometer)による
平均分子量が2100のα,ω−ジアミノプロピルポ
リジメチルシロキサン(前記一般式()におい
てR2及びR3がメチル基、qが3、mが平均で25
のもの)21.37g(10.0mM)、トリエチルアミン
2.02g(20.0mM)及びクロロホルム40mlを、還
流冷却器、撹拌機、塩化カルシウム管及び温度計
が付いた200ml四つ口フラスコに入れ、充分撹拌
した。このフラスコを氷水で冷却しながら、4,
4′−アゾビスシアノペンタン酸クロライド3.17g
(10.0mM)とクロロホルム40mlから成る溶液を
40分間かけて滴下した。室温で2時間撹拌の後ク
ロロホルム300mlを追加して希釈し、分液斗に
移して水を加え、振盪洗浄した。 次にクロロホルム層を分離し、硫酸ナトリウム
で乾燥した後、室温下で濃縮乾固して、生成物
20.93g(収率87%)を得た。この生成物は、
1H−NMRスペクトル及び赤外線スペクトルよ
り、目的とするポリシロキサンセグメントを有す
る本発明化合物であるアゾ基含有ポリシロキサン
アミドであることが確認できた。上記 1H−
NMRスペクトルを第1図として、赤外吸収スペ
クトルを第2図として示す。 上記で得た本発明化合物の平均分子量は、
GPC(ゲルパーミエーシヨンクロマトグラフイ
ー)分析より、n=28000、w=64000、
w/n=2.29であつた。性状及び溶解性は、後
記第3表に示した。 実施例 2〜6 第1表に示す原料及び塩基触媒を用い、実施例
1と同様にして、第2表に示す本発明化合物を得
た。
【表】
【表】 実施例 7 実施例1で用いたα、ω−ジアミノプロピルポ
リジメチルシロキサン7.00g(3.33mM)、トリ
エチルアミン0.67g(6.62mM)及びクロロホル
ム30mlを、還流冷却器、撹拌機、塩化カルシウム
管及び温度計が付いた100ml四つ口フラスコに入
れ、充分撹拌した。このフラスコを氷冷しながら
4,4′−アゾビスシアノペンタン酸クロライド
0.53g(1.67mM)とセバシン酸ジクロライド
0.40g(1.67mM)とクロロホルム10mlとから成
る溶液を25分間かけて滴下した。室温で2時間撹
拌した後クロロホルム100mlを追加し、分液斗
に移して水を加えて振盪洗浄した。次にクロロホ
ルム層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥した後、
室温で濃縮乾涸して生成物6.14g(収率80%)を
得た。この生成物は 1H−NMRスペクトル及び
赤外吸収スペクトルより、目的とするポリシロキ
サンセグメントを有する本発明化合物であるアゾ
基含有ポリシロキサンアミドであることが確認で
きた。 上記で得た本発明化合物の平均分子量はGPC
分析よりn=18000、w=42000、w/n
=2.23であつた。性状及び溶解性は第3表に示し
た。 次に、実施例1〜7で得た各本発明化合物の性
状及び各種溶媒に対する室温における溶解性を第
3表に示す。溶解性の評価基準は、〇が溶解す
る、△が一部溶解する、×が溶解しない、を夫々
示す。
【表】
【表】 参考例 1 実施例1により得た本発明化合物4.82g(アゾ
基含有量2.0mM)、メタクリル酸メチル20.0g
(200mM)及びトルエン30mlを四つ口フラスコに
入れ、80℃、5時間、乾燥窒素ガスを吹き込みな
がら撹拌した。撹拌終了後、大過剰のメタノール
を加え、樹脂を分離し、混入している低分子量ポ
リシロキサンを石油エーテルによる24時間のソツ
クスレー抽出で除去して目的のメタクリル酸メチ
ル−シリコーンブロツク共重合体16.53gを得た。
目的物であることは、1H−NMRスペクトルと
GPCにより確認した。 このブロツク共重合体の 1H−NMRスペクト
ルによるポリシロキサンセグメント含有量は4.4
重量%であつた。このポリシロキサンセグメント
含有量から算出したメタクリル酸メチルの重合率
は79%であつた。また、GPC曲線は単一のピー
クを示し、n=47000、w=83000、w/
n=1.77であつた。30℃における極限粘度はベン
ゼン溶液で0.33dl/gであつた。このブロツク共
重合体の撥水性を評価するため、塩化メチレン溶
液から作製したキヤストフイルムの対水接触角
(θ)を測定すると、メタクリル酸メチルホモポ
リマーが67゜であるのに対し、本ブロツク共重合
体では96゜と、撥水性の顕著な向上がみられた。 参考例 2〜4 第4表に示す原料等を用い、参考例1と同様に
して、第5表に示すブロツク共重合体を得た。
【表】
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例1で得た本発明化合物の 1H
−NMRスペクトル(溶媒CDCl3、濃度125mg/
0.7ml)を示し、第2図は同じ試料の赤外吸収ス
ペクトル(KBr板にメチレンクロライド溶液を
塗布後減圧乾燥して測定)を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中、各R1は、同一又は異なつて、水素原子、
    低級アルキル基又はニトリル基を示し、各R2は、
    同一又は異なつて、水素原子又は低級アルキル基
    を示し、各R3は、同一又は異なつて、水素原子、
    ハロゲン原子置換若しくは非置換のアルキル基又
    はフエニル基を示す。p及びqは、同一又は異な
    つて、0又は1〜6の整数を示し、mは0又は1
    〜200の整数を示す。〕 で表わされる繰り返し単位を有し、分子量が2000
    〜10万であるアゾ基含有ポリシロキサンアミド。 2 上記一般式()で表わされる繰り返し単位
    からなる特許請求の範囲第1項に記載のアゾ基含
    有ポリシロキサンアミド。 3 上記一般式()で表わされる繰り返し単
    位、及び一般式 〔式中、Yは二塩基酸残基を示す。R2、R3、q
    及びmは前記に同じ。〕 で表わされる繰り返し単位からなる特許請求の範
    囲第1項に記載のアゾ基含有ポリシロキサンアミ
    ド。
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