JPH0232816A - ポリウレタンフォーム成型用離型剤 - Google Patents

ポリウレタンフォーム成型用離型剤

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JPH0232816A
JPH0232816A JP63181650A JP18165088A JPH0232816A JP H0232816 A JPH0232816 A JP H0232816A JP 63181650 A JP63181650 A JP 63181650A JP 18165088 A JP18165088 A JP 18165088A JP H0232816 A JPH0232816 A JP H0232816A
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JP
Japan
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wax
weight
mold release
ethylene
propylene copolymer
Prior art date
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Pending
Application number
JP63181650A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Sakate
紘治 坂手
Meikai Watanabe
渡辺 明海
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yushiro Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Yushiro Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yushiro Chemical Industry Co Ltd filed Critical Yushiro Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ポリウレタンフォームを成形するさいに用い
られる離型剤に関する。更に詳しくいえば、キュアする
際の金型の温度が−50ないし80℃程度で使用される
ポリウレタンフォーム成型用離型剤に関する。
従来の技術 ポリウレタンフォームの発泡および成型をする際に、フ
オームと型との付着を防止するためにポリウレタンフォ
ーム成型用離型剤(以下の記述においては、これを単に
「離型剤」と略記する。)を適用し、作業性の向上ある
いは不良率の減少が計られている。
このようにして得られるポリウレタンフォームは、フオ
ームの密度によって軟質フオームと硬質フオームに大別
され、軟質フオームはキュアする際の金型の温度によっ
てさらにホットフオーム(80℃以上)とコールドフオ
ーム(50ないし80℃)に分けることができる。
コールドフオームは、別名を高弾性フオーム(以下の記
述においては、これを単にrHRFJと略記する。)と
も言われている。
このHRFの成型において離型剤に求められる性能とし
ては、金型からの離型性が優れること以外に、ポリウレ
タンフォームの表面特性が良好なこと、および金型に対
するビルドアップ(離型剤の成分が堆積するものと考え
られている)が少ないこと等を挙げることができる。
HRFに求められる表面特性とは、セル荒れが少ないこ
と(ポリウレタンフォームはセルと呼ばれる気泡の集合
体であるが、この気泡の大きさが直径2mm以下程度で
均一な大きさであること)およびセルオーブン性(フオ
ームの表面に存在する気泡がオーブンであること)が優
れていることである。
従来のHRF用の離型剤は、ポリエチレンワックスその
他の各種ワックスを溶剤に分散させたいわゆるワックス
分散タイプの離型剤であって、ワックスを安定に分散さ
せるために酸化ワックス、エステル系ワックス及び金属
石鹸等のいわゆる極性基を有する物質を併用することが
一般的である。
しかし、このような離型剤はビルドアップを生じやすい
ため、次のような問題をもっている。
(+)定期的に金型を清掃しなければならないので作業
性が悪い。
(2)ビルドアップが激しくなると離型性が低下する。
(3)ビルドアップが激しくなるとポリウレタンフォー
ムの表面特性が低下する。
(4)製品の不良率が高い。
一方、溶剤タイプの離型剤の欠点である火災の危険性や
作業環境の問題を改善するために、水性離型剤が提案さ
れている0例えば、乳化型ポリエチレンを脂肪酸アミン
石けん等の乳化剤で乳化したワックスエマルションタイ
プの水性離型剤(特開昭54−47755号)がある。
この種の水性離型剤は、ホットフオームの成型において
は溶剤タイプと比較して作業性の低下もなく、作業環境
が著しく改善されるが、HRFの成型に適用した場合に
は、前記のビルドアップの問題は解決できないことが判
明している。
さらに、シリコーン樹脂、アミノ基含有オルガノポリシ
ロキサンおよびポリフルオロアルキル基含有重合体から
なる離型剤(特公昭59−32514号)およびパーフ
ルオロアルキルりん酸エステルとシリコーンからなる離
型剤(特公昭53−23270号、特公昭53−232
71号)が提案されている。これらの離型剤は硬質フオ
ーム用としては有用であるが、HRF用としては、アミ
ノ基含有オルガノポリシロキサンあるいはパーフルオロ
アルキルりん酸エステルがウレタンフオームの原料と反
応してビルドアップを生じやすいので、適用は困難であ
る。
なお、発明者らが知るところによれば、ポリプロピレン
ワックスを有機溶剤に分散させた離型剤およびエチレン
/プロピレン共重合体ワックスを必須成分として有機溶
剤に分散させた離型剤は、いずれも未だに公表されてい
ない。
発明が解決しようとする問題点 上記の現状であるから、本発明はHRFの成型において
ビルドアップが少なく、離型性に優れるポリウレタンフ
ォーム成型用離型剤を提供しようとするものである。
問題点を解決するための手段 本発明者らは、HRFの成型に使用される溶剤タイプの
離型剤に関して、金型へのビルドアップを減少させるこ
とを鋭意研究した結果、ビルドアップ物について次のこ
とを確認した。
(1)ビルドアップ物には、離型剤のワックス成分以外
に樹脂化物(イソシアネートと水との反応生成物)が含
まれている。
(2)ビルドアップ物の生成がポリウレタンフォームの
離型性および表面特性を低下させている。
(3)ビルドアップ物の生成には、上記した極性物質(
すなわち酸化ワックス、エステル系ワックスおよび金属
石鹸等)が影響している。
そこで本発明者らは、極性物質を用いないでワックスを
安定に分散させる手法、ならびに成型時の離型性に優れ
、かつ金型へのビルドアップの少ない離型剤をつるため
さらに研究した結果、特定のエチレン/プロピレン共重
合体ワックスを用いることにより、上記のような問題点
を解決しうることを見いだし、本発明を完成するに至っ
た。
すなわち本発明は、重量平均分子量が500ないし1.
000で、融点が70ないし95℃であるエチレン/プ
ロピレン共重合体ワックスを必須成分として含有し、こ
れを有機溶剤に分散させたことを特徴とするポリウレタ
ンフォーム成型用離型剤である。
以下に本発明の構成要素について説明する。
〔ワックス] 本発明に使用されるエチレン/プロピレン共重合体ワッ
クスは、重量平均分子量が500ないし1.000で、
融点が70ないし95℃であることが好適である。共重
合体の重量平均分子量が500未満では融点が低すぎる
のでセル荒れが発生しやすく、一方、それが1.000
を越えると分散性が低下し、均一な離型剤分散液を得る
ことが困難になる。
本発明のポリウレタンフォーム成型用離型剤におけるワ
ックス分濃度は、20重量%以下、好ましくは15重量
%以下であることが望ましい、それが20重量%を超え
ると、組成物の流動性が損なわれるので、塗布作業が困
難になる。
なお、共重合体におけるプロピレンの共重合比率は、5
重量%以上であることが望ましく、いっそう好ましいの
は10重量%以上である。プロピレンの共重合比率が5
重量%未満では、溶剤に対する分散性を満足させるこζ
が困難である。
本発明においては、エチレン/プロピレン共重合体ワッ
クスに他の無極性ワックスたとえばポリエチレンワック
スやマイクロクリスタリンワックスなどを混合して使用
することができる。ただし、ポリエチレンワックスやマ
イクロクリスタリンワックスは、混合ワックスの分散性
を低下させる傾向があるから、エチレン/プロピレン共
重合体ワックスは混合ワックス全体の50重量%以上に
含有されることが必要である。
[有機溶剤] 本発明に使用することができる有機溶剤としては、ゴム
揮発油、ミネラルスピリット、トルエン、キシレン、ミ
ネラルターペン、トリクロルエタンおよびトリフルオロ
クロロエタンなどを挙げることができる。
[その他任意の成分] 本発明の組成物は、上記必須成分以外に、離型剤の被膜
成分としてポリエチレンワックスおよびマイクロクリス
タリンワックス等の無極性ワックスを混用することがで
きる。ただし、これらの添加量はワックス分散液の安定
性を損なわない範囲にとどめることが望ましく、また、
ワックス混合物の融点は70ないし95℃の範囲を確保
しなければならない。
[使用方法] 本発明のポリウレタンフォーム成型用離型剤を金型に塗
布する方法としては、スプレー塗布または刷毛塗り等に
よって塗布する方法がある。離型剤を塗布した時の膜厚
は、lないし5μmであることが望ましい。膜厚を調整
するには組成物の不揮発分濃度に応じて塗布量を変えれ
ばよい、たとえば、スプレー塗布においては塗布速度、
噴霧Iなどによって膜厚を調整することができる。
[製造方法] 本発明の組成物は次のような方法により製造することか
できる。
(1)エチレン/プロピレン共重合体ワックス及びその
他のワックスを3な・いし10倍程度の溶剤中で加熱(
ワックスの融点よりも5ないし10℃高い温度において
操作することが望ましい。)溶解し、攪拌下に残りの溶
剤をlO分程度の時間で加え、40℃以下に急冷して分
散液とする。
(2)エチレン/プロピレン共重合体ワックス及びその
他のワックスを全量の溶剤とともに加熱(ワックスの融
点よりも5ないし10℃高い温度において操作すること
が望ましい。)溶解し、得られる溶液をプレート式熱交
換器を用いて25℃以下に急冷して分散液とする。
実  施  例 次に実施例および比較例によって本発明を具体的に説明
する。ただし、本発明はこれらの実施例および比較例に
よって同等制限されるものではない。
第1表に本発明のポリウレタンフォーム成型用離型剤(
実施例1ないし8)および比較例組成物(比較例1ない
し3)の組成を示す。なお、成分の組成に関する数値は
重量部を示す。
[性能評価試験] 本発明のポリウレタンフォーム成型用離型剤の性能を明
らかにするため、第1表の組成物について性能評価を行
った。項目と試験方法を以下に記し、結果を第2表に示
す。
(+)分散安定性 試料液100mI2を100m1のメスシリンダーに採
取し、25℃の恒温槽内に24時間静置後、上層の透明
層の容量を測定した。
[評価]Oは5m氾未満を示し、 Δは5m2m2以上30未βを示し、 Xは30m12以上を示す。
(2)離型性 次の順序で測定を行なった。
1、離型剤の塗布 金型;165X110X50mmのアルミニウム製の箱
と170X115X 55mmのアルミニウム製のふたで 構成した。
被膜形成;塗膜の膜厚が初回のみ3μm、その後は1μ
mとなるように離 型剤を刷毛塗りした(塗布時の 型温は65℃であった。)。
2、 ポリウレタンフォームの成型 第3表に示すフオーム原料を室温で 1300rpmX6sec攪拌後、65℃の金型に注入
し、ふたを閉じた。2分間室温で発泡させた後、90℃
のオーブン内で8分間キュアして反応を完結させた。
第3表 (注1)rTDI−80Jは、2.4−トリレンジイソ
シアネートと2.6トリレンジイソシアネートとの80
/20の混合物である。
3、脱型抵抗値の測定 上記の金型のふたを外した後、オートグラフを用いて1
00mm/minの速度でフオームを金型から垂直に引
き抜く際の抵抗値を測定した。1ないし3の操作を10
回繰り返し、脱型抵抗の平均値で評価した。第2表中の
記号の意味は、次のとおりである。
[評価]Oは5kg未満を示し、 Δは5kg以上7kg未満を示し、 ×は7kg以上を示す。
(3)ビルドアップ 離型性の評価において、10回成型した後の下型から残
留物を熱ベンゼンで抽出し、樹脂化物の定量を行った。
(4)セル荒れ 成型したフオームの表面の荒れを目視にて観察した。第
2表中の記号の意味は、次のとおりである。
[評価]Oはセル荒れなしを示し、 ° Δはやや荒れていることを示し、 Xは荒れが激しいことを示す。
(5)セルオーブン性 成型したフオーム表面のセルが開いている割合を面積比
(%)によって評価した。第2表中の記号の意味は、次
のとおりである。
[評価]Oは80%以上を示し、 Δは50ないし80%未満を示し、 ×は50%未満を示す。
第1表 実施例および比較例の組成(11第1表 実施
例および比較例の組成(3)第1表 実施例および比較例の組成−(2) (注2) (注3) (注4) (注5) (注6) 商品名:ベトロライトCP7 分子量650.融点93℃ 東洋ベトロライト社製 商品名:ポリワックス500 分子量500.融点86℃ 東洋ベトロライト社製 商品名:ポリワックス655 分子量655.融点102℃ 東洋ベトロライト社製 商品名:ペトロライトC700 融点87℃ 東洋ベトロライト社製 商品名:ベトロライトC7500 酸価10−13、融点97℃ 東洋ペトロライト社製 (注7)JIS  K  220+工業ガソリン2号(
ゴム揮発油) 相当品 (注8)JIS  K  2201工業ガソリン4号(
ミネラルスピリット) 相当品 (注9)JIS  K  2435 5度キシレン相当
品 第2表 性能評価試験結果(1) (以下余白) 第2表 性能評価試験結果(2) す、製品の品質が向上する。
出願人 ユシロ化学工業株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エチレン/プロピレン共重合体ワックスを必須成
    分として含有し、これを有機溶剤に分散させたことを特
    徴とするポリウレタンフォーム成型用離型剤。
  2. (2)エチレン/プロピレン共重合体ワックスが、50
    0ないし1,000の重量平均分子量と、70ないし9
    5℃の融点を有するものである請求項1に記載のポリウ
    レタンフォーム成型用離型剤。
JP63181650A 1988-07-22 1988-07-22 ポリウレタンフォーム成型用離型剤 Pending JPH0232816A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102076707B1 (ko) * 2019-06-21 2020-02-12 (주)아코캠 폴리우레탄 폼 성형용 난연성 이형제 조성물, 이를 이용하여 제조한 친환경 이형제 및 이의 제조방법

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KR102076707B1 (ko) * 2019-06-21 2020-02-12 (주)아코캠 폴리우레탄 폼 성형용 난연성 이형제 조성물, 이를 이용하여 제조한 친환경 이형제 및 이의 제조방법

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