JPH0232421Y2 - - Google Patents

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JPH0232421Y2
JPH0232421Y2 JP1984123505U JP12350584U JPH0232421Y2 JP H0232421 Y2 JPH0232421 Y2 JP H0232421Y2 JP 1984123505 U JP1984123505 U JP 1984123505U JP 12350584 U JP12350584 U JP 12350584U JP H0232421 Y2 JPH0232421 Y2 JP H0232421Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、成形装置に係り、さらに詳しくは、
熱硬化性樹脂やゴムを材料として用いるランナレ
ス射出成形装置の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から、この種成形装置の一種として、第5
図および第6図に示すものが知られている。
同図において、符号1はノズル進入路2を形成
された上ダイプレート、3は下ダイプレートであ
り、該上下のダイプレート1,3の間に、ランナ
6を形成された上下のマニホールド板4,5と、
断熱板7と、キヤビテイ10を形成された上下の
型板8,9の5部材が積層状に配設されている。
11は、前記下マニホールド板5に形成した室1
4に装着され、前記断熱板7および上型板8に形
成した室14′に挿入されたノズルブツシユであ
つて、前記ランナ6と連通するスプル12を穿た
れ、かつ下端にノズル13を取着されている。
上記成形装置は、第5図に示す型締め状態で、
流動状の成形材料をノズル13からキヤビテイ1
0内へ射出注入し、上下型板8,9を所要温度ま
で加熱して該材料を硬化または反応させるもので
あり、前記断熱板7は、この加熱成形時にランナ
6やスプル12内で次回に射出されるのを待つ材
料が硬化または反応しないように、上型板8から
下マニホールド板5への熱の伝播を防止する役目
を果たし、また同様な目的から、ノズルブツシユ
11と上型板8の間には若干の隙間15が設けら
れている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記成形装置によると、断熱板
7が介在しているとはいえ、上型板8と下マニホ
ールド板5とが一体的に固着され、かつ上型板8
とノズル13とが常時、近接しているために、つ
ぎのような問題点を有しており、その改善が望ま
れてきた。
前記上下型板8,9の加熱に伴なつてノズル
13の温度が上昇し、該ノズル13内の成形材
料が変質したり硬化または反応したりする。こ
の加熱には、成形時における加熱の外、上下型
板8,9に対し予熱を与える場合を含む。
成形開始直前に行なうノズル13からのフリ
ーシヨツト時の成形材料が、これを取り除く手
段がないために、上型板8に付着する。フリー
シヨツトは、ランナ6やスプル12からエアを
抜くために成形に先立つて行なわれる成形材料
の試し打ちであつて、キヤビテイに成形材料が
入らないように型開きした状態で行なわれる。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の成形装置は、以上の点に鑑み、上記問
題点を一掃することを目的とするもので、この目
的を達成するため、ランナ孔を有しランナ孔の一
端に噴出ノズル接触端を有すると共に他端に温調
を備えたノズル部材を有するマニホールド部材、
ノズル部材と接触自在にしてノズル部材に有する
スプル孔と連通するキヤビテイを接触面間に形成
する上型及び下型、及び上型に係合切欠を有する
と共にマニホールド部材と連動するように固着さ
れて一端が係合切欠に係合してマニホールド部材
と上型との間に間隙を有して上型を懸吊する支持
部材とを有するように構成したものである。
〔作用〕
金型に予熱を与える場合に支持手段を釈放して
マニホールド板と金型を離間させると、金型から
マニホールド板への伝熱を有効に抑えることがで
きる。またマニホールド板に取り付けたノズルが
外部に露出するため、フリーシヨツト時の残材を
容易に取り除くことが可能となる。
〔実施例〕
以下、本考案成形装置の一実施例を図面にした
がつて説明する。
第1図において、上記従来例に係る第5図およ
び第6図と同一の符号は同一または同等の部材を
示し、すなわち1はノズル進入路2を形成された
上ダイプレート、3は下ダイプレート、4と5は
ランナ6を形成された上下のマニホールド板、7
は断熱板、8と9はキヤビテイ10を形成された
上下の型板、11は下マニホールド板5に形成し
た室14に装着されたノズルブツシユ、12はス
プル、13はノズル、15は隙間であつて、前記
断熱板7の上面に、6番目の積層材として支持板
16が固着されており、該支持板16は、その上
側の下マニホールド板5に対しては非接着となつ
ている。また前記ノズルブツシユ11は、この下
マニホールド板5に固着され、上型板8、断熱板
7および支持板16に囲まれた室14′に対し、
挿抜自在になる。上ダイプレート1と上マニホー
ルド板4、該上マニホールド板4と下マニホール
ド板5は、それぞれ固着され、これらにノズルブ
ツシユ11とノズル13を加えて第1グループが
構成される。断熱板7と上型板8は固着され、支
持板16を加えて第2グループが構成される。下
型板9と下ダイプレート3も固着され、第3グル
ープが構成される。
前記支持板16の左右端部は、図示するごと
く、側面方向に突出し、該突出端部に、第2図に
示すような所要数の係合切欠17が設けられ、該
係合切欠17に対し、支持棒部材18の下端が挿
抜自在に係合されるようになる。すなわち、この
支持棒部材18の上端は、上ダイプレート1下面
に取り付けられたブラケツト20に対して軸21
を中心に回動自在に取着され、前記下端が揺動自
在になり、前記係合切欠17に係合(挿入)した
とき、その下側へ突出する先端に受け板19を固
着してなる。また第1図に示す型締時において、
前記支持部材16の突出端部下面とこの受け板1
9の間には適宜幅の隙間22が設定される。
上記構成の成形装置は、これを型開きする場合
に、前記支持棒部材18を支持板16に設けた係
合切欠17に挿入係合し、この状態で上ダイプレ
ート1を引き上げるもので、支持板16とこれに
固着された断熱板7および上型板8(第2グルー
プ)は、第3図に示すように、先端に受け板19
を固着した支持棒部材18により上ダイプレート
1に懸吊され、該上ダイプレート1(第1グルー
プ)の動作に追従するようになる。また前記係合
切欠17に対する支持棒部材18の係合を解いて
上ダイプレート1を引き上げると、第4図に示す
ように、支持板16等の第2グループは下型板9
上にそのまま残り、ノズルブツシユ1とその先端
に取着されたノズル13が室14から抜け出て外
部に露出するようになる。
したがつて上記成形装置を用いてパツキン等の
製品を射出成形する場合、まず第4図に示した状
態で、上下型板8,9に予熱を与えるようにすれ
ば、ノズル13等の第1グループ部材が上型板8
から遠く引き離されるため、該第1グループに熱
が伝播されることがなく、スプル12やランナ6
内あるいはノズル13内の成形材料を不用意に硬
化または反応させることがない。また同じく第4
図の状態でフリーシヨツトを行なえば、ノズル1
3が外部に露出しているため、残材を容易に取り
除くことができ、該残材が上型板8に付着するの
を防止することができる。フリーシヨツトの後、
上ダイプレート1を降下させて第1図の状態と
し、キヤビテイ10内に成形材料を射出注入し、
加熱して成形材料を硬化または反応させ、所要時
間の経過後、第3図に示すように型開きする。こ
の型開きは、既述のとうり、支持棒部材18を支
持板16の係合切欠17に係合させた状態で上ダ
イプレート1を引き上げることにより行なわれる
が、このとき、下マニホールド板5と支持板16
の間には、第1図の状態で支持板16と受け板1
9の間に設定された隙間22が移行する形で、隙
間22′が設けられ、一種のエアギヤツプとして
熱の伝播を遮断するようになる。上記成形装置
は、このように、支持板16等の第2グループと
ノズル13等の第1グループとを、できる限り長
時間にわたつて引き離すように構成してなり、成
形材料の変質や硬化または反応を防止するもので
ある。尚、ノズルブツシユ11には穴がコイル状
に設けられており、この穴に油又は水を通してノ
ズルブツシユ11の温度調整を行なうように成さ
れている。
又、ノズルブツシユ11とノズル13とは図示
では別体であるが一体に形成されても何ら機能上
問題はない。この2部材をノズル部材11,13
と言う。更に、上マニホールド板4と下マニホー
ルド板5はランナ6孔を機械加工する上での問題
から別体にしたが鋳物等で形成する場合には一体
でも良い。この両部材をマニホールド部材4,5
と言う。又、上型の係合切欠17及び支持棒部材
18と受け板19よりなる支持部材18,19を
支持手段と別称している。
〔考案の効果〕
上述から明らかなごとく、本考案の成形装置は
下記のような効果を奏する。
イ 成形が完了すると、上型と下型とを分離する
が、このとき両型の離型する前に係合切欠と支
持部材との構成によりノズル部材は上型と非接
触状態になる。このため上型の熱は温調機能を
有するノズル部材側へ伝導せず、スプル内の成
形材料は加熱により促進されないから、スプル
内の成形材料は次の工程に注入することがで
き、材料の歩留が向上する。又、ノズル部材が
すぐに上型から離間するため、この部分から、
スプル内の成形材料と成形品とを切断すること
ができ、成形品にばり等が大きく形成されるこ
とがない。
ロ 又、本考案の成形装置は係合切欠に支持部材
が係合しているから、支持部材を係合切欠から
容易にはずすことができ、フリーシヨツト(ス
プル内の成形材料が、例えば、ゴム材では加硫
促進して成形材料として使用できない場合、又
は不純物が混入して成形材料として使用できな
い場合に成形材料の一部を型外へ放出するこ
と)を行なうことができる。従つて、成形品の
品質管理が容易になる。
ハ 更に、本考案の成形装置は係合切欠と支持部
材とにより係合しているから、上型と下型との
離型間隙は成形品を取り出す間隙だけで十分に
なり(フリーシヨツトや型又はノズル部材の点
検、清掃は、係合切欠と支持部材とを係合解除
して両型を手前に引出せば、容易になる)、上
型と下型との開きを最小に構成することができ
るから、成形装置を小型にすることができると
共に、成形装置の駆動ストロークが小さくでき
省エネルギー化することが可能になり低コスト
の成形装置を得ることが期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る成形装置の縦
断面図、第2図は同部分横断面図、第3図と第4
図は、それぞれ、同成形装置の作動状態を示す縦
断面図、第5図は従来例に係る成形装置の縦断面
図、第6図は同作動状態を示す縦断面図である。 1……上ダイプレート、3……下ダイプレー
ト、4……上マニホールド板、5……下マニホー
ルド板、6……ランナ、7……断熱板、8……上
型板、9……下型板、10……キヤビテイ、11
……ノズルブツシユ、12……スプル、13……
ノズル、15,22,22′……隙間、16……
支持板、17……係合切欠、18……支持棒部
材、19……受け板、20……ブラケツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ランナ6孔を有し前記ランナ6孔の一端に射出
    ノズル接触端を有すると共に他端に温調を備えた
    ノズル部材11,13を有するマニホールド部材
    4,5、前記ノズル部材11,13と接触自在に
    して前記ノズル部材11,13に有するスプル1
    2孔と連通するキヤビテイ10を接触面間に形成
    する上型及び下型8,9、および前記上型8に係
    合切欠17を有すると共に前記マニホールド部材
    4,5と連動するように固着されて一端が前記係
    合切欠17と釈放自在に係合して前記マニホール
    ド部材4,5と前記上型8との間に間隙を構成し
    て前記上型8を縣吊する支持部材18,19とを
    有する成形装置。
JP12350584U 1984-08-11 1984-08-11 成形装置 Granted JPS6143019U (ja)

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JP12350584U JPS6143019U (ja) 1984-08-11 1984-08-11 成形装置

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JPS6143019U JPS6143019U (ja) 1986-03-20
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JP6339766B2 (ja) * 2013-03-26 2018-06-06 Nok株式会社 成形装置
JP6624477B2 (ja) * 2016-09-05 2019-12-25 パナソニックIpマネジメント株式会社 ランナーレス射出成形装置

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