JPH0232144A - 樹脂組成物及びその成形品 - Google Patents

樹脂組成物及びその成形品

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JPH0232144A
JPH0232144A JP18026188A JP18026188A JPH0232144A JP H0232144 A JPH0232144 A JP H0232144A JP 18026188 A JP18026188 A JP 18026188A JP 18026188 A JP18026188 A JP 18026188A JP H0232144 A JPH0232144 A JP H0232144A
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JP
Japan
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printing
resin
molded product
component
molded article
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Pending
Application number
JP18026188A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Kobayashi
和博 小林
Toshio Hara
敏夫 原
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Denka Co Ltd
Original Assignee
Denki Kagaku Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はスチレン系樹脂(A)に熱可塑性ポリエステル
樹脂(B)及びブタジェンとアクリル酸エステルを骨格
構成単位として含有する熱可塑性高分子化合物(C)を
配合した組成物及びその組成物から得られる成形品に浸
透印刷を施してなる成形品に関する。かかる組成物は優
れた耐衝撃性を有し、かつ極めて優れた浸透印刷が可能
であるので、パソコン、ワープロ、タイプライタ−1電
話機、電卓などの押ボタンキーの如く文字、図柄、記号
等をキーの表面に浸透印刷して使用するキートップに特
に好適である。
〔従来の技術と問題点〕
キートップ成形品の表面に文字、図柄、記号等を成型す
る方法として、ドライオフセット印刷、シルクスクリー
ン印刷、パッド印刷などの印刷による方法や色の異なっ
た成形品素材で第1次に文字、図柄、記号等を射出成形
し次いで第2次に第1次成形品のまわりに素材を流し込
みキートップ成形品にする二色成形法など従来より公知
である。
しかし印刷による方法では、成形品の上にインキが付着
しているだけであるので十分な摩耗耐久性を有する文字
、図柄、記号等は成型できずまた二色成形法は第1次及
び第2次の金型が必要なことからコストが高くなり、ま
た複雑な文字、図柄、記号等は難しく成形品の肉厚を薄
(することには限界があり大変高価なものとなってしま
う。この解決法として、最近は浸透印刷法、すわなち昇
華性染料を練り込んだインキを用いて、転写紙の上にス
クリーン印刷やパッド印刷などの印刷により予め文字、
図柄、記号等を印刷したものを作成し、これをキートッ
プ成型品上にのせて、さらに加熱圧着し、インキ中の染
料を成形体内部に浸透、固着させる方法や、前記特殊イ
ンキを用いてパッド印刷やスクリーン印刷法により成形
品に直接、文字、図柄等を印刷した後、加熱炉等に投入
し加熱処理することにより、インキ中の染料を成形体内
部に浸透固着させ、不要なインキ成分を溶剤洗浄すると
いう方法が実用化されつつある。この様な浸透印刷を行
なえば、染料が樹脂内部にまで浸透するため摩耗耐久性
に優れ、インキ付着によるインキの肉盛りもなく打鍵感
触も良好であり、かつ多種多様の複雑な文字、図柄、記
号等も容易に成形品上に成型でき、コストも低減ででき
る。しかし、成形品に使用できる樹脂は限定される。即
ち樹脂によっては加熱処理を施すため、樹脂の耐熱不足
による成形品の変形、ゆがみを生じ、また染料の浸透性
の悪さからの浸透深度不足による耐久性不良あるいは染
料の拡散による文字、図柄、記号等のにじみが生じる。
この為、現在実用化されているのはポリブチレンテレフ
タレート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂等の一
部の樹脂である。
また、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレン
テレフタレート樹脂であっても結晶性ポリマーである為
、成形の難しさが伴うし、成形品の結晶状態が、類似し
ていないとインキ浸透後の成形品の色彩が異なることと
なり、キーボード上に並んだ隣り同志のキーの色彩が異
なり、見ぐるしいものとなってしまう。
さらに、これらポリブチレンテレフタレート樹脂やポリ
エチレンテレフタレート樹脂などのポリアルキレンテレ
フタレート樹脂に他の樹脂、例えばABS樹脂等を配合
し、成形品へ印刷を施している(特開昭63−9848
2)が、上記の如き問題点があり、さらには単にポリア
ルキレンテレフタレートとABS樹脂とを配合したもの
では熱安定性が悪く成形品を得るのが大変能しい。また
、得られた成形品は耐衝撃強度、曲げ強度等が充分なも
のではなく、充分な機械的、物理的、化学的性質も兼ね
備えた実用に耐える樹脂の開発が切望されている。
〔問題点を解決する為の手段) 本発明者らはかかる問題点を解決し、優れた浸透印刷の
可能な樹脂組成物及び成形品を得るため鋭意検討を重ね
た結果、スチレン系樹脂(A)80〜20重量%に熱可
塑性ポリエステル樹脂(B)70〜10重債%及びブタ
ジェンとアクリル酸エステルを骨格構成単位として含有
する熱可塑性高分子化合物(C)70〜5重量%からな
る組成物を得、これが優れた物性を有し、かつ浸透印刷
が可能であることを見出し、本発明に達した。
本発明に用いるスチレン系樹脂(A)とはスチレン重合
体又はスチレン共重合体であり、特に共重合単量体とし
ては、アクリロニトリル及び/又はブタジェン、が好適
であって1例えばABS樹脂、As樹脂、HIPS樹脂
、ポリスチレン樹脂が使われる。次に本発明において、
スチレン系樹脂に配合される熱可塑性ポリエステル樹脂
(B)とは、ジカルボン酸化合物とジヒドロキシ化合物
の重縮合、オキシカルボン酸化合物の重縮合あるいは、
これら3成分混合物の重縮合等によって得られるホモポ
リエステル、コポリエステル等であり、好ましくはポリ
アルキレンテレフタレート、更に好ましくはポリエチレ
ンテレフタレートが使用される。
また、本発明においてスチレン系樹脂に配合されるブタ
ジェンとアクリル酸エステルを骨格構成単位として含有
する熱可塑性高分子化合物(C)とは、例えば、ポリブ
タジェンとメチルメタアクリレートを重合したちのポリ
ブタジェンにエチルアクリレートを重合したもの、ポリ
ブタジェンにブチルアクリレートを重合したものであり
、単独または2種以上を混合して使用され、顕著な効果
を示す。ポリブタジェンとアクリル酸エステルの割合は
99〜1/1〜99(重量%)、好ましくは10〜70
/90〜30、より好ましくは20〜60/80〜40
の範囲内に最適値がある場合が多い。
本発明は、スチレン系樹脂(A)と熱可塑性ポリエステ
ル樹脂(B)と特定の熱可塑性高分子化合物(C)を配
合してなる組成物を得、さらにその成形品に浸透印刷を
施し優れた浸透印刷の施された成形品を得ることを特徴
とするものであるが、この組成物を得るための3成分の
配合比は(A)/ (B)/ (C)=80〜20/7
0〜10/70〜5(重量%)、好ましくは75〜25
/65〜15/65〜5(重量%)、より好ましくは7
0〜30/60〜20/60〜5の範囲内に最適値があ
る場合が多い。
また、本発明においては上記組成物に浸透印刷性を損な
わない範囲で、公知の添加物及び/又は充填材を添加で
きる。例えば結晶化促進剤であるポリオレフィン、安息
香酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、タルクや各
種安定剤、滑剤、可塑剤、核剤、離型剤、帯電防止剤あ
るいはガラス繊維、金属繊維、カーボン繊維等の繊維、
ガラスピーズ、酸化チタン、アルミナなどの無機化合物
等である。
本発明における組成物の調整法としては、特に制限はな
く一般に常用されている方法で作成することができる。
たとえば全組成成分を一度に混合した後、押出し機によ
り溶融混練しペレット化し、しかる後に成形する。
また、本発明における浸透印刷法も特に限定されるもの
ではなく、昇華性染料を練り込んだ特殊インキを用いて
転写紙の上に文字、図柄、記号等を印刷した後、印刷し
た転写紙を成形品上にのせて加熱圧着し、インキ中の染
料を成形品内部に浸透固着させる方法、あるいは上記イ
ンキを用いてパッド印刷、スクリーン印刷等の方法で成
形品に直接文字、図柄、記号等を印刷した後、加熱炉等
により固着させる方法等を用いることができる。
〔実施例〕
本発明を実施例により具体的に説明する。尚、以下に示
す実施例及び比較例における浸透印刷法及び評価法等は
次の通りである。
(1)造粒は株式会社中央機械製作所製VC−40(ベ
ント付単軸押出機)によりペレットを得た。
(2)得られたペレットを用いて、成形物を作成して物
性評価を行ない、同時に浸透印刷評価用の成形品を得た
(3)浸透印刷評価試験片 キートップ成形品 18X18X7M (1,00倍キー)シボ付 (4)浸透印刷法 東洋インキ(株)製 SMXPBT (墨)PIインキ
をシルクスクリーン印刷により文字を印刷した転写紙を
作成し、予め約150°C115秒予熱してあったキー
トップ成形品上に乗せ、その上から180°Cに加熱し
てあった耐熱ゴム製パッドを20秒印圧して、成形品内
部に染料を浸透させ、固着させた。
(5)評価法 i)印刷部の摩耗耐久性 ライオン事務機(株)製電動消ゴム用砂消ゴムに201
を用いて荷重350gで、往復4000回印刷面を移動
させた。
ii )外観及び品位 浸透印刷直後及び浸透印刷されたキートップ成形品を7
5°C195%RHの恒温恒湿槽中に240時間放置し
た後、外観及び品位を内眼及び拡大鏡で観察し、1〜5
段階で評価した。印刷した文字の幅に対してにじみが文
字の幅の20%以下のものを1.40%以下のものを2
.60%以下のものを3.80%以下のものを4.80
%を越えるものを5とした。
実施例1−7及び比較例1〜3 ABS樹脂(電気化学工業(株)製、GR−2000>
とポリエチレンテレフタレート樹脂(日本ユニベット(
株)製、RT−523C)とポリブタジェン−メチルメ
タクリレート共重合樹脂(奥羽化学工業(株)製、EX
L−3303)とを第1表に示す割合で造粒した。次い
でこのペレットの一部を物性測定用に使用し、残りで射
出成形により、試験片(キートップ)を作成し、浸透印
刷を施し、評価した。比較のためABS樹脂及びPET
樹脂のみの造粒物で試験片を作成し同様に評価した。
結果を併せて第1表に示す。
尚、印刷部の摩耗耐久性の評価では実施例及び比較例共
に異常は認められなかった。
実施例8〜11及び比較例4.5 ポリブチレンテレフタレート樹脂(アグゾケミカル社製
、PBT  TO6202)とHIPS樹脂(電気化学
工業(株)製、Hl−R5)とを用いて実施例1〜7と
同様に評価した。
結果と合わせて第2表に示す。
尚、印刷部の摩耗耐久性の評価では実施例及び比較例共
に異常は認められなかった。
〔発明の効果〕
以上の実施例及び比較例によって明らかな如く、スチレ
ン系樹脂に熱可塑性ポリエステル樹脂にポリブタジェン
とアクリル酸エステルを骨格構成単位として含有する熱
可塑性高分子化合物を配合してなる組成物はスチレン系
樹脂と熱可塑性ポリエステル樹脂のみを単に配合した組
成物より物性的にも優れ、前者の組成物の成形品に浸透
印刷したものも後者の組成物の成形品に浸透印刷したも
のに比べ、浸透印刷性が改良され、加熱処理等によりイ
ンキのにじみが著しく少なく、摩耗耐久性にも優れた浸
透印刷成形品を得ることが可能となった。
特許出願人 電気化学工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、スチレン系樹脂(A)80〜20重量%に熱可塑性
    ポリエステル樹脂(B)70〜10重量%及びブタジエ
    ンとアクリル酸エステルを骨格構成単位として含有する
    熱可塑性高分子化合物(C)70〜5重量%からなる樹
    脂組成物。 2、特許請求の範囲第1項に記載の組成物の成形品に浸
    透印刷を施した成形品。
JP18026188A 1988-07-21 1988-07-21 樹脂組成物及びその成形品 Pending JPH0232144A (ja)

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