JPH0232000Y2 - - Google Patents

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JPH0232000Y2
JPH0232000Y2 JP1983066122U JP6612283U JPH0232000Y2 JP H0232000 Y2 JPH0232000 Y2 JP H0232000Y2 JP 1983066122 U JP1983066122 U JP 1983066122U JP 6612283 U JP6612283 U JP 6612283U JP H0232000 Y2 JPH0232000 Y2 JP H0232000Y2
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  • Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
  • Furnace Details (AREA)
  • Discharge Heating (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は炉内の被溶解物との間で放電し、その
放電によつて被溶解物を溶解させる電極棒を備え
たアーク炉において、その電極棒に供給すべき電
流値の大きさを一定に定めるアーク炉電流設定装
置に関するものである。
従来の技術 アーク炉の一種に、炉内の被溶解物との間で放
電し、その放電によつてその被溶解物を溶解させ
る電極棒と、その電極棒に電流を供給する電源の
電圧に対応した大きさの第1信号を供給する第1
信号発生手段と、その電極棒に流される電流に対
応した大きさの第2信号を供給する第2信号発生
手段と、前記第1信号および第2信号の差が所定
値となるように前記電極棒の位置を自動的に制御
する電極棒制御手段とを備えたものがある。そし
て、斯るアーク炉においては第2信号発生手段
が、電極棒に給電する導体に設けられた変流器
(CT)と、その変流器の電流信号を電圧信号に変
換するために、その変流器と接地電位間に設けら
れた可変抵抗器とから成り、電極棒に供給される
電流の大きさを表す電圧信号が前記第2信号とし
て上記第2信号発生手段から電極棒制御手段へ供
給されるのが一般的である。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、斯る従来のアーク炉において
は、変流器の出力電流を指示する計器に基づき、
アーク炉内の溶解の進行に伴つて上記可変抵抗器
が作業者によつて操作されることにより、電極棒
に供給されるべき電流の大きさが設定操作される
のであるが、電極棒に流される電流は零から最大
値まで大きく変動するので、電流値の設定を正確
に行うことが極めて困難であつた。すなわち、ア
ーク炉内においてスクラツプ等の被溶解物を溶か
す場合には、アーク炉内の耐火物や電極棒を消耗
させることなく効率的に被溶解物を溶解させるた
めに、電極棒に供給する電流値を溶解炉の各溶解
進行段階に応じて予め定められた一定の値に設定
することが望ましいのであるが、電極棒に流され
る電流の変動が激しく、その電極棒へ流すべき電
流を正確に設定操作することが極めて困難である
ため、アーク炉操業に高度の熟練が要求され、し
かもそれでもアーク炉の操業が不安定となつてい
たのである。
本考案は以上の事情を背景として為されたもの
であり、その目的とするところは前記アーク炉に
おいて電極棒に流される電流を容易に一定に設定
し得るアーク炉電流設定装置を提供することにあ
る。
課題を解決するための手段 斯る目的を達成するための本考案の要旨とする
ところは、炉内の被溶解物との間で放電し、その
放電によつてその被溶解物を溶解させる電極棒
と、その電極棒に電流を供給する電源の電圧に対
応した大きさの第1信号を発生する第1信号発生
手段と、その電極棒に流される電流に対応した大
きさの第2信号を発生する第2信号発生手段と、
前記第1信号および第2信号の差が所定値となる
ように前記電極棒の位置を自動的に制御する電極
棒制御手段とを備えたアーク炉において、前記電
極棒に流される電流を設定するアーク炉電流設定
装置であつて、(a)前記電極棒に流すべき電流値の
大きさを示す目標電流値を設定する目標電流値設
定手段と、(b)前記第2信号発生手段と電極棒制御
手段との間に介挿され、その第2信号発生手段か
ら電極棒制御手段へ供給される前記第2信号の大
きさを補正する信号補正手段と、(c)前記第2信号
の所定時間内の平均値を逐次求めて平均値信号を
発生させる信号平均手段と、(d)前記平均値信号と
前記目標電流値とを比較し、それら目標電流値と
平均値信号との差に基づいて、その差が解消され
る方向へ、前記信号補正手段により前記第2信号
を補正させる比較手段とを、含むことにある。
作用および考案の効果 このようにすれば、目標電流値設定手段におい
て電極棒に流すべき目標電流値が設定されると、
その目標電流値と電極棒に実際に流される電流値
を表す目標電流値とが比較手段により比較され、
それらの差に基づいて、その差が解消される方向
へ、信号補正手段により前記第2信号が補正され
る。このように、変動の激しい実際の放電電流が
所定時間内の平均電流値により表されるととも
に、その平均電流値と目標電流値との差が解消さ
れるように第2信号が補正される結果、実際の放
電電流が目標電流値に安定的に維持されるので、
従来に比較して、電極棒に流される電流を容易か
つ一定に設定操作或いは変更操作できるのであ
る。
また、本考案によれば、従来のアーク炉の構成
を変更することなくそのアーク炉に目標電流値設
定手段、信号補正手段、信号平均手段、および比
較手段を追加構成することができるので極めて容
易且つ安価に電極棒に流される電流を設定するこ
とができる。
実施例 以下、本考案の一実施例を示す図案に基づいて
詳細に説明する。
第1図において、アーク炉10内には電極棒1
2が昇降装置によつて上下移動可能に設けられて
いる。昇降装置14は電極棒12の上端に接続さ
れたケーブル16とそのケーブルの一端を巻き取
るドラム18とそのドラム18を回転駆動するモ
ータ20とからなる。
電極棒12には電源トランス22から導体24
を介して電流が供給されるようになつている。導
体24には電圧レベルを変換するトランス26が
接続されており、電源トランス22の出力電圧が
トランス26によつてステツプダウンされた後、
第1信号として比較器28に供給される。電源ト
ランス22には図示しないタツプが設けられ、そ
の出力電圧が変更されるようになつているが、さ
らにトランス22の内側にはそのタツプと連動す
るタツプが設けられ、トランス22のタツプの切
り換え位置によりトランス26の出力側の信号電
圧が補正させられるようになつている。
また、導体24には電極棒12へ流される電流
を検出するために変流器(CT)30が設けられ
ている。その変流器30は一般に導体24の電流
値の出力が出るように構成されている。変流器3
0の信号電流は電流計32を介して可変抵抗器3
4および手動・自動切り換えスイツチ36の第1
接点36aに供給される。その切り換えスイツチ
36の共通接点36cは前記比較器28に接続さ
れている。上記のように、本実施例では、前記ト
ランス26が電源トランス22の出力電圧に対応
した大きさの第1信号を発生する第1信号発生手
段として機能し、上記変流器30および可変抵抗
器34が電極棒12へ流される電流に対応した大
きさの第2信号を発生する第2信号発生手段とし
て機能している。
比較器28はそれに供給されたトランス26か
らの電源電圧を表す第1信号と変流器30から電
極棒12に供給される電流に対応した第2信号と
を比較し、それらの差に応じた制御信号を電極棒
駆動回路38に供給し、それらの差が予め定めら
れた一定値になるように電極棒駆動回路38から
モータ20へ駆動信号を供給させる。したがつ
て、比較器28、電極棒駆動回路38が電極棒制
御手段を形成している。
以上のように構成された回路が従来のアーク炉
に備えられた回路である。したがつて、切り換え
スイツチ36は手動に切り換えられてその第1接
点36aと共通接点36cとが接続されている場
合には、変流器30から出力されるところの電極
棒12に流される電流に対応した電流信号が電流
計32を介して可変抵抗器34に流される。この
ため、接点36aには電極棒12に流される電流
値を表す第2信号としての電圧信号が発生し、比
較器28は前記第1信号および第2信号の大きさ
の差が予め定められた一定値となるように、電極
棒駆動回路38にモータ20を駆動させる。この
ため、斯る従来の回路においては電流計32の指
示が電極棒12に流される電流に応じて激しく変
動するので、電流計32の指示値に基づいて作業
者が溶解の進行状態に応じて予め定められた電流
値となるように可変抵抗器34を設定操作する場
合には、電流設定値が極めて不正確となり易かつ
たのである。
これに対し、本考案によれば以下の回路が前記
従来の回路に加えられている。すなわち、変流器
30から出力される電流信号はA/V変換器40
によつて電圧信号に変換された後、信号平均手段
としての平均演算器42および信号補正手段とし
てのゲイン可変増巾器44に第2信号として供給
される。平均演算器42はそれに供給される第2
信号の所定時間(たとえば数分及至十数分程度)
内の平均値を逐次求め、その値、換言すれば電極
棒12に流される電流値の所定時間内の平均値を
表す信号を比較手段としての比較器46に供給す
る。ゲイン可変増巾器44は比較器46から供給
される信号に従つて増巾ゲインを変更し、そのゲ
インに従つてA/V変換器40からの第2信号を
増幅して切り換えスイツチ36の第2接点36b
に供給する。比較器46は目標電流値設定手段で
ある設定器48から供給される、電極棒12に流
すべき目標電流値を表す信号と平均演算器42か
ら供給される電極棒12に流される実際の電流の
平均電流値を表す信号とを比較し、実際の電流の
方が大きい場合にはゲイン可変増巾器44にA/
V変換器40から供給される第2信号を大きく補
正させ、逆に設定された電流値の方が大きい場合
にはゲイン可変増巾器44にA/V変換器40か
ら供給される第2信号を小さく補正させる。
前記設定器48には電極棒12に流すべき目標
電流値を設定するための設定スイツチの他に、ゲ
イン可変増巾器44の不感帯の巾を設定するスイ
ツチ、および平均演算器42の平均を出すための
サンプリング期間および周期を決定するスイツチ
等が設けられており、ゲイン可変増巾器44は設
定器48において設定された不感帯に従つて作動
し、平均演算器42は設定器48において設定さ
れたサンプリング周期に従つて作動する。なお、
第1図に示す回路は一本の電極棒12についての
み示されているが、実際のアーク炉10には3本
の電極棒が用いられるのが一般的であるため、そ
のような場合には上述の回路が3組備えられる。
以下、本実施例の作動を説明する。
第1図に示されるように、切り換えスイツチ3
6が自動に切り換えられている場合には、A/V
変換器40から出力される第2(電圧)信号が平
均演算器42において設定器48で設定されたサ
ンプリング期間および周期で、所定期間内の平均
値を逐次算出する。このため、電極棒12に流さ
れる電流は極めて激しく変動するにも拘わらずそ
の平均値を表す安定な信号が平均演算器42から
比較器46に供給される。設定器48には電極棒
12に流すべき目標電流値が設定されており、そ
の目標電流値を表す信号と平均演算器42から出
力される平均電流値を表す信号が比較器46にお
いて比較され、たとえば平均演算器42から出力
される信号の大きさの方が大きい場合には、比較
器46から供給される偏差信号に従つてゲイン可
変増巾器44はその偏差信号に応じて大きくなる
ゲインにて、A/V変換器40から出力される第
2信号を増幅し、比較器28に供給する。逆に、
比較器46は設定器48から供給される電極棒1
2に流すべく設定された目標電流値の大きさを表
す信号の方が大きい場合には、ゲイン可変増巾器
44はその偏差信号に応じて小さくなるゲインに
て第2信号を増幅し、比較器28に供給する。そ
して、上記のように、実際の放電電流を示す平均
電流値が目標電流値よりも大きくなつた場合にお
いては第2信号の増幅ゲインが上記のように大き
くされる結果、第2信号が大きな値とされて比較
器28の比較結果が減少し、電極棒駆動回路38
により、その比較結果を前記予め定められた一定
値に維持する方向へ、換言すれば上記放電電流が
減少する方向へ電極棒12が上昇させられる。反
対に、上記平均電流値が目標電流値より小さくな
つた場合においては第2信号の増幅ゲインが上記
のように小さくされる結果、第2信号が小さな値
とされて比較器28の比較結果が増加し、電極棒
駆動回路38により、その比較結果を予め定めら
れた一定値に維持する方向へ、換言すれば上記放
電電流が増加する方向へ電極棒12が下降させら
れる。ここで、上記比較器28の比較結果をD
(=第1信号−第2信号)とし、上記予め定めら
れた一定値をDmとして説明すると、たとえば、
実際の放電電流を表す平均電流値が目標電流値を
上回ると、比較器46からの偏差信号に従つてゲ
イン可変増巾器44のゲインが大きくされ、比較
器28へ供給される第2信号が大きくなるように
補正されるので、比較器28から出力される比較
結果Dはゲイン可変増巾器44のゲインの増大に
より減少させられる。このとき、比較結果Dはそ
れまで一致させられていた一定値Dmよりも小さ
くなるので、電極棒駆動回路38はその比較結果
DをDmへ向かつて増加させようとして電極棒1
2を上昇させるので、放電電流が減少して第2信
号および前記平均電流値が小さくなり、設定器4
8において設定された目標電流値と実際の放電電
流値を示す平均電流値との偏差が解消される。反
対に、実際の放電電流を表す平均電流値が目標電
流値を下回ると、比較器46からの偏差信号に従
つてゲイン可変増巾器44のゲインが小さくさ
れ、比較器28へ供給される第2信号が小さくな
るように補正されるので、比較器28さら出力さ
れる比較結果Dはゲイン可変増巾器44のゲイン
の減少により増大させられる。このとき、比較結
果Dはそれまで一致させられていた一定値Dmよ
りも大きくなるので、電極棒駆動回路38がその
比較結果DをDmへ向かつて減少させようとして
電極棒12を下降させるので、放電電流が増加し
て第2信号および前記平均電流値が大きくなり、
設定器48において設定された目標電流値と実際
の放電電流値を示す平均電流値との偏差が解消さ
れる。前記ゲイン可変増巾器44は、比較器46
からの偏差信号が小さくなる方向へ、換言すれば
目標電流値と平均電流値との差を解消する方向へ
第2信号を補正しているのである。
したがつて、電極棒12に流される電流が激し
く変動するにも拘わらずその実際の電流値の平均
電流値が平均演算器42によつて安定に把握さ
れ、その実際の電流値の平均電流値を表す信号と
電極棒12に流すべく設定された目標電流値の大
きさを表す信号とが比較されて、その大きさの大
小に従つてゲイン可変増巾器44において電極棒
制御手段に供給される第2信号の大きさが補正さ
れるので、アーク炉10の電極棒12に流される
電流値が設定器48の設定操作によつて極めて容
易にかつ一定に設定され得るのである。
つぎに、本考案の他の実施例を説明する。な
お、以下の説明において前述の実施例と共通する
部分には同一の符号を付して説明を省略する。
第2図の実施例は前記平均演算器42、比較器
46の機能を所謂マイクロコンピユータのソフト
ウエアに置き換えたものである。すなわち、A/
V変換器40から出力される電極棒12に流され
る実際の電流値を表す第2(電圧)信号がA/D
コンバータ51を介してI/Oポート52に供給
される。また、設定器48の設定内容もI/Oポ
ート52に供給される。I/Oポート52はデー
タバスラインを介してCPU54、ROM56、お
よびRAM58に接続されている。CPU54は
ROM56に予め記憶されたプログラムに従つて
RAM58の一時記憶機能を利用しつつ、I/O
ポート52に供給された信号を処理し、I/Oポ
ート52からD/Aコンバータ60を介してゲイ
ン可変増巾器44にそのゲインを指令する信号を
供給する。
以下、本実施例の作動を第3図のフローチヤー
トに従つて説明する。
まず、ステツプS1が実行され、A/V変換器
40から出力される電圧信号の大きさ、換言すれ
ば電極棒12に実際に流される電流値を表す第2
信号が読み込まれ、読み込まれたデータがステツ
プS2において算術平均される。ステツプS2に
おいては設定器48に設定されたサンプリング期
間および周期に従つて実際に電極棒12に流され
る電流値の平均電流値を算出するのである。そ
して、ステツプS3が実行され、実際の電流の平
均電流値から設定器48において設定された電
極棒12に流すべき目標電流値Isを差し引いた値
が予め設定された不感帯に相当する値Bよりも大
きいか否かが判断され、大きい場合にはステツプ
S4が実行されてゲイン可変増巾器44のゲイン
Gを大きくするようにされる。すなわち、ステツ
プS4においてはそれまでのゲインから予め定め
られた一定に小さなゲインΔGが加えられた、新
たなゲインを表す信号がD/Aコンバータ60を
介してI/Oポート52からゲイン可変増巾器4
4に供給されるのである。
ステツプS3において−IsがBよりも小さい
場合にはステツプS5が実行されてIs−Bより
も大きいか否かが判断される。大きい場合にはス
テツプS6が実行されてゲイン可変増巾器44の
ゲインが小さくされる。すなわち、ステツプS6
においてはそれまでのゲインにゲインΔGが差し
引かれた新たなゲインとされるのである。また、
ステツプS5においてIs−がBよりも小さい場
合には、ステツプS7が実行され、それまでのゲ
インが変更されない。すなわち、電極棒12に流
される実際の電流値の平均電流値と設定器48
において設定された電極棒12に流すべき目標電
流値Isとの差が設定器48において設定された不
感帯(−B〜+B)内にあるからである。したが
つて、本実施例によれば、前述の実施例と同様の
作動および効果が得られるのである。
ここで、前記設定器48において、電極棒12
に流すべき目標電流値の設定は作業者によつて直
接操作されても良いが、予め記憶されたプログラ
ムに従つて目標電流値の設定値が変更操作される
ように構成されても良いのである。すなわち、電
極棒12に流すべき目標電流値は溶解の進行段階
によつて変更されることが望ましいため、時間経
過またはアーク炉10に投入された電力量の増大
に基づいて設定器48内の電流設定値が予め定め
られた各段階に対応した値に変更されるようにし
ても良いのである。このような場合には、作業者
が溶解の進行段階に応じて設定値を変更操作する
ことが全く解消される利点がある。
なお、上述したのはあくまでも本考案の一実施
例であり、本考案はその精神を逸脱しない範囲に
おいて種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を含むアーク炉の構
成を説明する図である。第2図は本考案の他の実
施例を含む第1図に相当する図である。第3図は
第2図の作動を説明するフローチヤートである。 10:アーク炉、12:電極棒、26:トラン
ス(第1信号発生手段)、28:比較器(電極棒
制御手段)、38:電極棒駆動回路(電極棒制御
手段)、30:変流器(第2信号発生手段)、3
4:可変抵抗器(第2信号発生手段)、42:平
均演算器(信号平均手段)、44:ゲイン可変増
巾器(信号補正手段)46:比較器(比較手段)、
48:設定器(目標電流値設定手段)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 炉内の被溶解物との間で放電し、その放電によ
    つて該被溶解物を溶解させる電極棒と、該電極棒
    に電流を供給する電源の電圧に対応した大きさの
    第1信号を発生する第1信号発生手段と、該電極
    棒に流される電流に対応した大きさの第2信号を
    発生する第2信号発生手段と、前記第1信号およ
    び第2信号の差が所定値となるように前記電極棒
    の位置を自動的に制御する電極棒制御手段とを備
    えたアーク炉において、前記電極棒に流される電
    流を設定するアーク炉電流設定装置であつて、 前記電極棒に流すべき電流値の大きさを示す目
    標電流値を設定する目標電流値設定手段と、 前記第2信号の所定時間内の平均値を逐次求め
    て平均値信号を発生させる信号平均手段と、 前記平均値信号と前記目標電流値とを比較し、
    該目標電流値と平均値信号との信号差を表す差信
    号を出力する比較手段と 前記第2信号発生手段と電極棒制御手段との間
    に介挿され、該第2信号発生手段から電極棒制御
    手段へ供給される前記第2信号の大きさを前記差
    信号に基づいて前記信号差が解消される方向に補
    正する信号補正手段と を含むことを特徴とするアーク炉電流設定装置。
JP1983066122U 1983-04-30 1983-04-30 ア−ク炉電流設定装置 Granted JPS59170995U (ja)

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