JP2001250673A - 交流アーク炉用電極昇降制御装置 - Google Patents

交流アーク炉用電極昇降制御装置

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JP2001250673A
JP2001250673A JP2000059857A JP2000059857A JP2001250673A JP 2001250673 A JP2001250673 A JP 2001250673A JP 2000059857 A JP2000059857 A JP 2000059857A JP 2000059857 A JP2000059857 A JP 2000059857A JP 2001250673 A JP2001250673 A JP 2001250673A
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lowering
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Hiroshi Awanaka
啓 淡中
Haruhiko Shinonaga
春彦 篠永
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
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Abstract

(57)【要約】 【課題】交流アーク炉において、各相の電極の消耗度合
いをほぼ均一にする交流アーク炉用電極昇降制御装置を
提供する。 【解決手段】電極昇降制御装置20を乗算器11,加算
器12,増幅器13からなるインピーダンス制御回路
と、加算器21,増幅器22からなる電流一定制御回路
と、加算器23,絶対値演算器24,比較器25,比較
器26,確認タイマ27,フリップフロップ28,切替
回路29からなる切替部とから構成し、アーク電流が安
定状態に入ったと判定されたときに、前記インピーダン
ス制御回路から電流一定制御回路に切り替えて、電極昇
降装置8を動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電極を昇降させ
ることにより炉内の被溶解物を溶解させる交流アーク炉
用電極昇降制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、この種の交流アーク炉の構成を
示す回路図である。
【0003】図2において、1は炉用遮断器、2は負荷
時タップ切換器を具備した炉用変圧器、3は人造黒鉛な
どから形成される電極、4は炉体、5は炉体4内の被溶
解物としてのスクラップ、6は電極3に流れるアーク電
流を検出する計器用変流器(CT),整流器などからな
る電流検出器、7は電極3とスクラップ5との間のアー
ク電圧を検出する計器用変圧器(PT),整流器などか
らなる電圧検出器、8は電極3を昇降させるために、ワ
イヤ,電動機,該電動機を駆動するインバータなどから
なる電極昇降装置、9は操作員よりの電流設定値を指令
する電流設定器、10又は20は前記アーク電流及び電
流それぞれの検出値と、前記電流設定値とに基づき電極
昇降装置8への速度制御値を演算する電極昇降制御装置
である。
【0004】図3は従来例を示す電極昇降制御装置とし
て、図2に示した電極昇降制御装置10の回路構成図で
ある。
【0005】図3において、11は電圧検出器7からの
検出値と電流設定器9からの設定値との乗算演算をする
乗算器、12は電流検出器6からの検出値と乗算器11
の乗算値との差を演算する加算器、13は前記差を増幅
する増幅器であり、この電極昇降制御装置10の入,出
力値それぞれは、その定格値を「1.0」として正規化
されているものとする。
【0006】すなわちこの電極昇降制御装置10では、
電流検出器6からの検出値が乗算器11で演算した乗算
値より大きくなったときには、所望のインピーダンスよ
り小さくなったとして増幅器13の出力は電極3を上昇
させる前記速度制御値を出力し、また、電流検出器6か
らの検出値が乗算器11で演算した乗算値より小さくな
ったときには、所望のインピーダンスより大きくなった
として増幅器13の出力は電極3を下降させる前記速度
制御値を出力する、いわゆる、インピーダンス一定制御
を行っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】交流アーク炉が電極昇
降制御装置10により、上述のインピーダンス一定制御
を行いつつ、炉4内のスクラップ5を溶解させていると
きに、電圧検出器7の検出値は、図2に示した受電設備
から電極3までの経路のインピーダンスなどにより各相
間でばらつき、このばらつきが各相の電流の不均一をも
たらし、その結果、各相の電極3の消耗度合いが不均一
になるという問題があった。
【0008】この発明は、上記問題点を解決する交流ア
ーク炉用電極昇降制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、電極を昇降
させることにより炉内の被溶解物を溶解させる交流アー
ク炉用電極昇降制御装置において、前記電極昇降制御装
置は、前記電極と被溶解物との間の電圧検出値と指令さ
れる電流設定値との乗算演算値を求め、該乗算演算値と
前記前記電極と被溶解物との間の電流検出値との差を増
幅して出力するインピーダンス制御回路と、前記電流設
定値と電流検出値との差を増幅して出力する電流一定制
御回路と、前記電流設定値と電流検出値との偏差の絶対
値を監視し、該絶対値が電流安定検出セット値未満状態
で所定の確認時限を継続したときには前記電流一定制御
回路の出力を選択し、前記絶対値が電流安定検出リセッ
ト値以上のときには前記インピーダンス制御回路の出力
を選択する切替回路とを備え、該切替回路が選択した前
記いずれかの出力に基づいて電極昇降装置を動作させる
ことにより、前記電極の昇降動作を行わせることを特徴
とする。
【0010】この発明によれば、後述の如く、先ず、前
述のインピーダンス一定制御を行ない、このときの前記
電流検出値が安定状態になったと判定された後は、電流
一定制御を行わせることにより、各相の電流のばらつき
をより少なくし、従って、各相の電極の消耗度合いをほ
ぼ均一にできる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施例を示す電
極昇降制御装置として、図2に示した電極昇降制御装置
20の回路構成図であり、図3に示した従来例回路と同
一機能を有するものには同一符号を付している。
【0012】すなわち図1に示した電極昇降制御装置2
0おいては、乗算器11,加算器12,増幅器13の他
に、加算器21と、増幅器22と、加算器23と、絶対
値演算器24と、比較器25,26と、確認タイマ27
と、フリップフロップ28と、切替回路29とを備えて
いる。
【0013】この電極昇降制御装置20の動作を、図2
を参照しつつ、以下に説明する。
【0014】図2では図示しないシーケンス回路によ
り、先ず、フリップフロップ28をリセット状態にし、
さらに、炉用遮断器1が投入されると、炉用変圧器2の
二次側には無負荷電圧が印加される。同時に、電極3は
スクラップ5に接触するまで急速に降下し、電極3に電
流が流れ始めると、乗算器11,加算器12,増幅器1
3による先述のインピーダンス一定制御を開始し、増幅
器13の出力が切替回路29の図示の如く閉路した接点
を介し、速度制御値として電極昇降装置8へ伝達され、
この交流アーク炉が前記インピーダンス一定制御を行い
つつ、炉4内のスクラップ5を溶解させる。
【0015】次に、交流アーク炉が前記インピーダス一
定制御中に、電流設定器9からの電流設定値と電流検出
器6からの電流検出値との偏差を加算器23で求め、こ
の偏差の絶対値を絶対値演算器24で演算し、該絶対値
が図示の電流安定検出リセット値以上か否かを比較器2
5で監視し、該絶対値が前記電流安定リセット値を越え
ているときには、電極3のアーク電流が安定状態に達し
ていないとして、フリップフロップ28のリセット状態
を継続し、増幅器13の出力が切替回路29の図示の如
く閉路した接点を介し、速度制御値として電極昇降装置
8へ伝達され、この交流アーク炉が前記インピーダンス
一定制御を継続する。
【0016】このとき、前記絶対値が図示の電流安定検
出セット値(<前記電流安定検出リセット値)未満であ
るか否かを比較器26で監視し、該絶対値が前記電流安
定リセット値より小さくなり、この状態で確認タイマ2
7の時限を継続したときには、電極3のアーク電流が安
定状態に入ったとして、フリップフロップ28をセット
状態にし、後述の増幅器22の出力が切替回路29の紙
面下側の接点を介し、速度制御値として電極昇降装置8
へ伝達される。
【0017】電極3のアーク電流が安定状態に入ったと
きには、電流設定器9からの設定値と電流検出器6から
の検出値との差を加算器21で求め、求めた差を増幅器
22により増幅し、前記検出値が前記設定値より大きく
なったときには増幅器22の出力は電極3を上昇させる
前記速度制御値を出力し、また、前記検出値が前記設定
値より小さくなったときには増幅器22の出力は電極3
を下降させる前記速度制御値を出力する、いわゆる、電
流一定制御を行わせる。
【0018】なお、上述の実施例では被溶解物をスクラ
ップとしたが、これに限るものではなく、例えば、ごみ
などの焼却灰であっても良い。
【0019】
【発明の効果】この発明によれば、交流アーク炉におい
て、先ず、前述のインピーダンス一定制御を行ない、こ
のときのアーク電流が安定状態になったと判定された後
は、電流一定制御を行わせることにより、各相のアーク
電流のばらつきをより少なくして、各相の電極の消耗度
合いをほぼ均一にし、その結果、この交流アーク炉にお
ける溶鋼むらも少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す交流アーク炉用電極昇
降制御装置の回路構成図
【図2】交流アーク炉の回路構成図
【図3】従来例を示す交流アーク炉用電極昇降制御装置
の回路構成図
【符号の説明】
1…炉用遮断器、2…炉用変圧器、3…電極、4…炉
体、5…スクラップ、6…電流検出器、7…電流検出
器、8…電極昇降装置、9…電流設定器、10…電極昇
降制御装置、11…乗算器、12…加算器、13…増幅
器、20…電極昇降制御装置、21…加算器、22…増
幅器、23…加算器、24…絶対値演算器、25,26
…比較器、27…確認タイマ、28…フリップフロッ
プ、29…切替回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K084 BA05 BB02 BB03 BC01 BD02 BE01 4K045 AA04 BA02 DA01 RB02 4K063 AA04 BA02 CA01 CA06 FA53 FA63 FA66 FA74 FA78

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極を昇降させることにより炉内の被溶
    解物を溶解させる交流アーク炉用電極昇降制御装置にお
    いて、 前記電極昇降制御装置は、前記電極と被溶解物との間の
    電圧検出値と指令される電流設定値との乗算演算値を求
    め、該乗算演算値と前記前記電極と被溶解物との間の電
    流検出値との差を増幅して出力するインピーダンス制御
    回路と、前記電流設定値と電流検出値との差を増幅して
    出力する電流一定制御回路と、前記電流設定値と電流検
    出値との偏差の絶対値を監視し、該絶対値が電流安定検
    出セット値未満状態で所定の確認時限を継続したときに
    は前記電流一定制御回路の出力を選択し、前記絶対値が
    電流安定検出リセット値以上のときには前記インピーダ
    ンス制御回路の出力を選択する切替回路とを備え、 該切替回路が選択した前記いずれかの出力に基づいて電
    極昇降装置を動作させることにより、前記電極の昇降動
    作を行わせることを特徴とする交流アーク炉用電極昇降
    制御装置。
JP2000059857A 2000-03-06 2000-03-06 交流アーク炉用電極昇降制御装置 Pending JP2001250673A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007085669A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp アーク炉用電極昇降装置
JP2008202867A (ja) * 2007-02-21 2008-09-04 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp アーク炉電極昇降装置
JP2012220071A (ja) * 2011-04-07 2012-11-12 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp 交流アーク炉の電極昇降装置
JP2014060112A (ja) * 2012-09-19 2014-04-03 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp アーク炉電極昇降装置

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JP2007085669A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp アーク炉用電極昇降装置
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JP2014060112A (ja) * 2012-09-19 2014-04-03 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp アーク炉電極昇降装置

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