JP2001004281A - アーク炉用電極昇降装置の制御方法 - Google Patents

アーク炉用電極昇降装置の制御方法

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JP2001004281A
JP2001004281A JP11177570A JP17757099A JP2001004281A JP 2001004281 A JP2001004281 A JP 2001004281A JP 11177570 A JP11177570 A JP 11177570A JP 17757099 A JP17757099 A JP 17757099A JP 2001004281 A JP2001004281 A JP 2001004281A
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JP
Japan
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electrode
current
scrap
arc furnace
lifting device
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Application number
JP11177570A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Kasuga
利明 春日
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/25Process efficiency

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  • Discharge Heating (AREA)
  • Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
  • Furnace Details (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】アーク炉において、スクラップの山崩れ現象な
どが発生して、電極を急速に上昇させて、電極の電流を
減流し、通常時の動作に戻るときの制御方法を提供す
る。 【解決手段】電極昇降装置8に内蔵する制御回路8b
に、電極3の電流を検出する電流検出器6の検出値に対
応して徐々に速度設定値を減少させる速度設定値演算回
路21を設け、電極3の電流が過電流になったときに、
この速度設定値に基づいて電極3の上昇させ、電極3の
電流が減流して通常動作に入るときのアーク切れや、減
流し過ぎを回避する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電極を昇降させ
ることにより炉内のスクラップを溶解させるアーク炉用
電極昇降装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、この種のアーク炉として、交流
アーク炉の構成を示す回路図である。図3において、1
は炉用遮断器、2は負荷時タップ切換器を具備した炉用
変圧器、3は人造黒鉛などから構成される電極、4は炉
体、5は炉体4内の溶解原料としてのスクラップ、6は
電極3に流れるアーク電流を検出する計器用変流器(C
T),整流器などからなる電流検出器、7は電極3とス
クラップ5との間のアーク電圧を検出する計器用変圧器
(PT),整流器などからなる電圧検出器、8は電極3
を昇降させるために、ワイヤ,電動機,該電動機の制御
回路(参照符号8a又は8b)などからなる電極昇降装
置である。
【0003】図4は、図3に示した電極昇降装置8に内
蔵する従来の制御回路8aの詳細回路構成図である。こ
のアーク炉が通常運転時には、制御回路8aは炉用変圧
器2のタップ切換器によるタップ位置で電極3に印加さ
れた電圧を検出する電圧検出器7の検出値と、電極3と
スクラップ5との間の間隔、すなわち、アーク長に基づ
く電流を検出する電流検出器6の検出値との乗算演算を
電力演算器11で行い、このアーク炉に投入された電力
を求め、求めた電力と電力設定器12で設定された電力
設定値との偏差を零にする調節演算を電力調節器13で
行い、この調節演算値を電極3の上昇/下降の速度設定
値として、切替スイッチ14を介して半導体電力変換回
路などで形成される電動機駆動回路15に入力され、電
動機駆動回路15により前記電動機を前記速度設定値で
正転/逆転させる動作を行って、電極3を上昇又は下降
させる。
【0004】このアーク炉において、例えば稼働開始直
後の通常運転中には、電極3の周りのスクラップ5が溶
け、電極3が穴を掘るようにして下降していく。このと
き、いわゆる山崩れと呼ばれる現象が発生し、電極3の
周りのスクラップ5が崩れて電極3にぶつかり、電極3
の電流が過電流になることがある。
【0005】そこで、電極3の電流が上限電流レベル
(通常運転時の定格電流の120%程度)以上になる
と、電流監視回路16がこれを検知して、切替スイッチ
14の接点を図示の上側に閉路させ、速度設定器17で
設定される急速上昇速度設定値が電動機駆動回路15へ
入力され、電動機駆動回路15により前記電動機を介し
て電極3を急速に上昇させ、その結果、電極3の電流が
下限電流レベル(通常運転時の定格電流の80%程度)
以下になると、電流監視回路16がこれを検知して、切
替スイッチ14の接点を図示の下側に閉路させ、上述の
アーク炉が通常運転時の動作に戻るようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来のアーク炉
用電極昇降装置の制御方法によると、電極3の電流が前
記上限電流レベル以上になると急速に電極3を上昇さ
せ、この急速上昇動作に伴い、電極3の電流が前記下限
電流レベル以下になると、電極3の急速上昇動作を停止
させているが、このときの応答遅れなどに起因して、電
極3の引き上げ過ぎによるアーク切れ(アーク電流が
零)や、減流し過ぎを起こし、これを回復させるため
に、このアーク炉の操業時間が長くなるという問題があ
った。この発明の目的は、上記問題点を解決するアーク
炉用電極昇降装置の制御方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、電極を昇降
させることにより炉内のスクラップを溶解させるアーク
炉用電極昇降装置の制御方法において、前記電極昇降装
置は、前記電極とスクラップとの間の電流を監視し、該
電流が予め定めた上限電流レベルを超えたときには、急
速上昇速度設定値に基づいて前記電極の上昇動作を行
い、前記急速上昇速度設定値に基づく前記電極の上昇動
作中に、該電極とスクラップとの間の電流が前記上限電
流レベル以下になったときには、前記電極とスクラップ
との間のその都度の電流値に対応して、前記急速上昇速
度設定値から徐々に低減させた上昇速度設定値に基づい
て、該電極の上昇動作を行うことを特徴とし、その結
果、前記電極の引き上げ過ぎによるアーク切れや、減流
し過ぎを防止することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施例を示す
図3に示した電極昇降装置8に内蔵する制御回路8bの
詳細回路構成図であり、図4に示した従来例回路と同一
機能を有するものには同一符号を付している。すなわ
ち、図1に示した制御回路8bには、図4に示した速度
設定器17に換えて、速度設定値演算回路21を備えて
いる。
【0009】この制御回路8bによるアーク炉の通常運
転時の動作は先述の制御回路8aと同様である。従っ
て、ここでは速度設定値演算回路21の動作を中心に、
図2に示した特性曲線図を参照しつつ、説明をする。
【0010】このアーク炉において、例えば稼働開始直
後の通常運転中には、電極3の周りのスクラップ5が溶
け、電極3が穴を掘るようにして下降していく。このと
き、いわゆる山崩れと呼ばれる現象が発生し、電極3の
周りのスクラップ5が崩れて電極3にぶつかり、電極3
の電流が過電流になることがある。
【0011】そこで、電極3の電流が上限電流レベル
(通常運転時の定格電流の120%程度)以上になる
と、電流監視回路16がこれを検知して、切替スイッチ
14の接点を図示の上側に閉路させ、速度設定値演算回
路21で設定される上昇速度設定値(100%=速度設
定器17の急速上昇速度設定値)が電動機駆動回路15
へ入力され、電動機駆動回路15により前記電動機を介
して電極3を急速に上昇させて電極3の電流を減流さ
せ、この減流した電流が前記上限電流レベル以下になる
と、電流検出器6の検出値に対応して、図2に示す如
く、前記上昇速度設定値(100%)から徐々に低減さ
せた上昇速度設定値に基づいて、電極3の上昇動作を行
い、その結果、電極3の電流が下限電流レベル(通常運
転時の定格電流の80%程度)以下になると、電流監視
回路16がこれを検知して、切替スイッチ14の接点を
図示の下側に閉路させ、このアーク炉が上述の通常運転
時の動作に戻るようにしている。
【0012】このとき、電極3の電流が前記下限電流レ
ベル付近では、図2に示す如く、速度設定値演算回路2
1が出力する上昇速度設定値は初期値の50%程度とな
り、応答遅れなどに起因する電極3の引き上げ過ぎによ
るアーク切れや、減流し過ぎを防止することができる。
【0013】なお、図2に示した速度設定値演算回路2
1の特性例では下に凸の状態に、電流検出器6の検出値
に対応して上昇速度設定値を変化させているが、例え
ば、ほぼ直線状に変化させてもよい。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば、例えば前記山崩れ現
象が発生したときには、これを検知して電極を急速に上
昇させることにより、該電極の過電流継続期間をより短
くして、このアーク炉に備える過電流継電器が動作して
溶解動作を停止させるのを回避し、さらに、減流した電
極の電流値に対応して電極の上昇速度を徐々に減少させ
ることにより、電極の引き上げ過ぎによるアーク切れ
や、減流し過ぎを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す回路構成図
【図2】図1の動作を説明する特性曲線図
【図3】代表的なアーク炉の回路構成図
【図4】従来例を示す回路構成図
【符号の説明】
1…炉用遮断器、2…炉用変圧器、3…電極、4…炉
体、5…スクラップ、6…電流検出器、7…電圧検出
器、8…電極昇降装置、8a,8b…制御回路、11…
電力演算器、12…電力設定器、13…電力調節器、1
4…切替スイッチ、15…電動機駆動回路、16…電流
監視回路、17…速度設定器、21…速度設定値演算回
路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電極を昇降させることにより炉内のスクラ
    ップを溶解させるアーク炉用電極昇降装置において、 前記電極昇降装置は、前記電極とスクラップとの間の電
    流を監視し、 該電流が予め定めた上限電流レベルを超えたときには、
    急速上昇速度設定値に基づいて前記電極の上昇動作を行
    い、 前記急速上昇速度設定値に基づく前記電極の上昇動作中
    に、該電極とスクラップとの間の電流が前記上限電流レ
    ベル以下になったときには、 前記電極とスクラップとの間のその都度の電流値に対応
    して、前記急速上昇速度設定値から徐々に低減させた上
    昇速度設定値に基づいて、該電極の上昇動作を行うこと
    を特徴とするアーク炉用電極昇降装置の制御方法。
JP11177570A 1999-06-24 1999-06-24 アーク炉用電極昇降装置の制御方法 Pending JP2001004281A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101808437A (zh) * 2010-02-26 2010-08-18 成都高威节能科技有限公司 黄磷炉单相电极功率偏高的电极自动控制方法
CN101765257B (zh) * 2009-12-28 2012-02-22 沈阳东大自动化有限公司 一种电熔镁炉电极升降智能控制方法
JP2014032782A (ja) * 2012-08-01 2014-02-20 Jfe Material Co Ltd アーク炉の電極昇降制御方法及び装置
JP2015037341A (ja) * 2013-08-12 2015-02-23 富士電機株式会社 無効電力補償装置の制御装置

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