JPH07161473A - アーク加熱炉の電極昇降制御装置 - Google Patents

アーク加熱炉の電極昇降制御装置

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JPH07161473A
JPH07161473A JP5339792A JP33979293A JPH07161473A JP H07161473 A JPH07161473 A JP H07161473A JP 5339792 A JP5339792 A JP 5339792A JP 33979293 A JP33979293 A JP 33979293A JP H07161473 A JPH07161473 A JP H07161473A
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voltage
current
electrode
signal
transformer
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JP5339792A
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Mitsuhisa Hiraizumi
光久 平泉
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NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 炉用変圧器へ供給される電源電圧の変動に影
響されることなく、設定された通りのアーク電流を発生
させる。 【構成】 炉用変圧器3から電極5に流れる電極電流
は、変流器4によって検出され設定値と検出値との偏差
を求めた実電流信号となって電圧−電流判定部8に送ら
れる。電極5に印加される電極電圧が変成器12により検
出され、実電圧信号として検出電圧補正部19に送られ
る。検出電圧補正部19では炉用変圧器3に供給される定
格電源電圧と変成器9により検出された検出電源電圧と
の比較を行って補正係数(補正係数=定格電源電圧÷検
出電源電圧)を決定し、その補正係数を実電圧信号に乗
ずることによって補正された補正実電圧信号を、電圧−
電流判定部8に送出する。電圧−電流判定部8では、補
正実電圧信号と実電流信号とを比較評価し、制御信号を
昇降制御部11へ送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、昇降可能な電極を用
いて溶融物を加熱、精錬するアーク加熱炉の電極昇降制
御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電極を昇降させて溶融物(溶鋼等の溶融
金属)を加熱、精錬するアーク加熱炉の1つとして、昇
降可能な3本の電極を有する取鍋精錬炉が使用されてい
る。この取鍋精錬炉の電極を昇降させる従来の制御技術
として、次に示す方法が知られている。
【0003】図3は取鍋精錬炉に係る従来のアーク加熱
炉の電極昇降制御装置の1例を示す回路構成図である。
この方式は、炉用変圧器のタップ電圧が変化しても、補
償抵抗により電極電圧検出回路の出力を一定にし、電極
電流検出回路にて電流設定を行う方式である。尚、図3
は簡略化されており、実際には変流器4、ベース抵抗
6、電流設定器7、変成器12、ベース抵抗16、補償抵抗
回路17、変成器18、電圧−電流判定部8、設定器10、昇
降制御部11、サイリスタ13および14、電極昇降用モータ
15は、3相の各相毎に配設されている。
【0004】図3に示すように、取鍋精錬炉本体1は接
地されている。送電系統には、炉用遮断器2を介して炉
用変圧器3が直列に接続され、この炉用変圧器3の2次
側に3本の電極5が接続されている。
【0005】一方、炉用変圧器3の2次側には、変流器
4が設けられ、この変流器4にベース抵抗6、および電
流設定器7が直列に設けられ、これを介して電圧−電流
判定部8が接続されている。
【0006】従って、炉用変圧器3から電極5に流れる
電極電流が変流器4によって検出され、この電極電流に
応じた電流がベース抵抗6および電流設定器7を流れ、
この電流設定器7において電極電流を求めた実電流信号
となって、電圧−電流判定部8に送られる。
【0007】また、取鍋精錬炉本体1と接地との間に
は、変成器12の1次側が接続され、その2次側にはベー
ス抵抗16および補償抵抗回路17が接続されている。
【0008】この補償抵抗回路17は、それぞれ抵抗値の
異なる複数の抵抗と、それぞれ直列に接続された複数の
接点から構成され、炉用変圧器3のタップ電圧切換えに
応じて抵抗値を切り換えて、電極5と接地間の電圧がタ
ップ電圧切換えを行うことによって変動しないように、
一定に保つためのものである。
【0009】そして、ベース抵抗16には、変成器18が接
続され、この変成器18の2次側が、電圧−電流判定部8
に接続されている。
【0010】従って、電極5に印加される電極電圧が、
変成器12より検出され、この電極電圧に応じた電圧信号
が補償抵抗回路17、ベース抵抗16、変成器18を通して実
電圧信号として電圧−電流判定部8に送られる。
【0011】この電圧−電流判定部8では、実電圧信号
と実電流信号との比を評価する。
【0012】例えば、実電圧信号が50Vに対して適性な
実電流信号が5Aというように設定されており、実電圧
信号と実電流信号との比を評価して、昇降制御部11へ信
号を送っている。例えば、実電圧信号に比して実電流信
号の割合が低下すれば、電極5を下降させる方向の信号
を設定器10を介して昇降制御部11へ送出し、逆に電圧信
号に比して実電流信号の割合が高くなれば、電極5を上
昇させる方向の信号を設定器10を介して昇降制御部11へ
送出する機能を、電圧−電流判定部8は有している。
【0013】このように、各相毎に電圧と電流との比、
即ち、インピーダンスが一定になるように制御すること
を、一般にインピーダンス一定制御と呼んでいる。
【0014】昇降制御部11では、電圧−電流判定部8か
ら送られた昇降制御信号により、各相の電極昇降機構の
サイリスタ13、14をオン・オフして、電極昇降モータ15
を正転、逆転する。
【0015】かくして、電極昇降モータ15の正転、逆転
により、電極5は昇降する。これにより、電極5と溶融
物との間のアーク長を制御し、各相のアーク電流が設定
値通りに流れるように制御する(以上を「先行技術1」
という)。
【0016】以上、図3で示したように、先行技術1
は、3相の各相毎に同相の電圧と電流とを比較して、電
圧と電流との比、即ち、インピーダンスを一定に保つよ
うに制御を行うものである。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た先行技術1は、炉用変圧器へ供給される電源電圧が一
定であるという条件のもとに構成されている。
【0018】また、補償抵抗回路もタップ電圧切換えを
行うことによって、電極と接地間との間の電圧が変動し
ないように一定に保つために設けられているが、この補
償抵抗回路はタップ電圧に対応して整定されているた
め、炉用変圧器へ供給されている電源電圧が変動した場
合は、電極と接地間との検出電圧に影響を及ぼすという
問題がある。
【0019】炉用変圧器へ供給される電源電圧が高くな
った場合は、実電圧信号と実電流信号との比は、電圧側
が大きくなるため、電流を増やす方向、即ち、電極を下
降させる方向に働き、従って、投入される電力も大きく
なり、設備の過負荷が懸念される。
【0020】逆に、炉用変圧器に供給される電源電圧が
低くなった場合は、実電圧信号と実電流信号との比は、
電圧側が低くなるため、電流を減らす方向、即ち、電極
を上昇させる方向に働き、設定された電流が流れず、電
圧、電流共に減少するため、炉への投入電力が非常に少
なくなり、安定した操業ができなくなる。
【0021】従って、この発明の目的は、炉用変圧器へ
供給される電源電圧の変動に影響されることなく、設定
された通りのアーク電流を発生させる機能を有するアー
ク加熱炉の電極昇降制御装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】我々は、上述の課題を解
決するために鋭意研究を重ねた。その結果、炉用変圧器
の1次側に前記炉用変圧器へ供給される電源電圧を検出
するための変成器を設け、前記変成器による供給電源電
圧検出値と定格電源電圧との比により、電極電圧の実電
圧信号の補正、または、電極電流の実電流信号の補正を
行なうことにより、前記炉用変圧器へ供給される電源電
圧の変動に影響されずに設定された通りのアーク電流を
安定して流すことができることを知見した。この発明
は、上述の知見に基づいてなされたものである。
【0023】本願第1発明は、タップ付き電圧切換え機
能を有する炉用変圧器を通して電極に交流電力を供給
し、前記電極と溶融物との間にアーク放電を発生させ
て、前記溶融物を加熱するアーク加熱炉に設けられた、
電極電流を求めた実電流信号を電圧−電流判定部に送出
する機構と、電極電圧を求めた実電圧信号を前記電圧−
電流判定部に送出する機構と、前記実電流信号と前記実
電圧信号とを比較評価し制御信号を送出する前記電圧−
電流判定部とからなり、前記電圧−電流判定部から送出
された制御信号により前記電極の昇降を制御するアーク
加熱炉の電極昇降制御装置において、前記炉用変圧器に
供給される電源電圧を検出する変成器と、前記変成器に
よっって検出された検出電源電圧と定格電源電圧との比
から前記実電圧信号を補正するための検出電圧補正部と
を備え、前記検出電圧補正部によって補正された実電圧
信号と前記実電流信号とを比較評価して実電流が設定電
流となるように前記電極の昇降を制御することに特徴を
有するものである。
【0024】本願第2発明は、タップ付き電圧切換え機
能を有する炉用変圧器を通して電極に交流電力を供給
し、前記電極と溶融物との間にアーク放電を発生させ
て、前記溶融物を加熱するアーク加熱炉に設けられた、
電極電流を求めた実電流信号を電圧−電流判定部に送出
する機構と、電極電圧を求めた実電圧信号を前記電圧−
電流判定部に送出する機構と、前記実電流信号と前記実
電圧信号とを比較評価し制御信号を送出する前記電圧−
電流判定部とからなり、前記電圧−電流判定部から送出
された制御信号により前記電極の昇降を制御するアーク
加熱炉の電極昇降制御装置において、前記炉用変圧器に
供給される電源電圧を検出する変成器と、前記変成器に
よっって検出された検出電源電圧と定格電源電圧との比
から前記実電流信号を補正するための電流設定値補正部
とを備え、前記電流設定値補正部によって補正された実
電流信号と前記実電圧信号とを比較評価して実電流が設
定電流となるように前記電極の昇降を制御することに特
徴を有するものである。
【0025】
【作用】このような手段を備えたことにより、炉用変圧
器へ供給される電源電圧が、定格状態よりも上昇した場
合は、実電圧信号を補正して低くした値、または、実電
流信号を補正して高くした値を、電圧−電流判定部へ送
出し、逆に炉用変圧器へ供給される電源電圧が、定格状
態よりも低下した場合は、実電圧信号を補正して高くし
た値、または、実電流信号を補正して低くした値を、電
圧−電流判定部へ送出することによって、設定された通
りアーク電流が流れるように電極の昇降制御が行なわれ
る。
【0026】
【実施例】次に、この発明を図面に示す実施例に基づい
て説明する。
【0027】〔実施例1〕図1は取鍋精錬炉に係るこの
発明のアーク加熱炉の電極昇降制御装置の実施例1を示
す回路構成図である。図1に示すように、本実施例は、
変成器9および検出電圧補正部19を備えることが図3に
示す従来例と異なっている。また、図1において、従来
例を示す図3と実質的に同一または相当部分について
は、図3と同じ符合を付して、その詳しい説明は省略す
る。
【0028】炉用変圧器3から電極5に流れる電極電流
は、変流器4によって検出され、この電極電流に応じた
電流がベース抵抗6および電流設定器7を流れ、この電
流設定器7において電極電流を求めた実電流信号となっ
て、電圧−電流判定部8に送られる。
【0029】変成器9は、炉用変圧器3へ供給される電
源電圧を検出し、この変成器9の2次側が、検出電圧補
正部19に接続されている。
【0030】取鍋精錬炉本体1と接地との間には、変成
器12の1次側が接続され、その2次側にはベース抵抗16
および補償抵抗回路17が接続されている。
【0031】この補償抵抗回路17は、それぞれ抵抗値の
異なる複数の抵抗と、それぞれ直列に接続された複数の
接点から構成され、炉用変圧器3のタップ電圧切換えに
応じて抵抗値を切り換えて、電極5と接地間との電圧が
タップ電圧切換えを行うことによって変動しないよう
に、一定に保つためのものである。
【0032】そして、ベース抵抗16には変成器18が接続
され、この変成器18の2次側が検出電圧補正部19に接続
されている。
【0033】従って、電極5に印加される電極電圧が、
変成器12により検出され、この電極電圧に応じた電圧信
号が補償抵抗回路17、ベース抵抗16、変成器18を通して
実電圧信号として検出電圧補正部19に送られる。
【0034】検出電圧補正部19では、定格状態において
炉用変圧器3に供給される定格電源電圧と変成器9によ
り検出された電源電圧(以下、「検出電源電圧」とい
う)との比較を行って補正係数を決定し、その補正係数
を実電圧信号に乗ずることによって補正された実電圧信
号(以下、「補正実電圧信号」という)を、電圧−電流
判定部8に送出する。ここで、補正係数の決定方法は、
下記の通りである。 補正係数=定格電源電圧÷検出電源電圧
【0035】電圧−電流判定部8では、実電圧信号(補
正実電圧信号)と実電流信号との比を評価する。
【0036】例えば、電圧信号が50Vに対して適性な実
電流信号が5Aというように設定されており、実電圧信
号(補正実電圧信号)と実電流信号との比を判別して、
昇降制御部11へ信号を送っている
【0037】例えば、補正実電圧信号に比して実電流信
号の割合が低下すれば、電極5を下降させる方向の信号
を設定器10を介して昇降制御部11に送出し、逆に補正実
電圧信号に比して実電流信号を割合が高くなれば、電極
5を上昇させる方向の信号を設定器10を介して昇降制御
部11へ送出する。
【0038】昇降制御部11では、これを受けて、昇降機
構に対して電極の上昇または下降指令を送出し、かくし
て、電極5を昇降する。尚、電極の昇降機構の駆動系
は、モーターおよび油圧のいずれでもよい。
【0039】〔実施例2〕図2は取鍋精錬炉に係るこの
発明のアーク加熱炉の電極昇降制御装置の実施例2を示
す回路構成図である。図2に示すように、本実施例は、
変成器9および電流設定値補正部20を備えることが図3
に示す従来例と異なっている。また、図2において、従
来例を示す図3と実質的に同一または相当部分について
は、図3と同じ符合を付して、その詳しい説明は省略す
る。
【0040】炉用変圧器3から電極5に流れる電極電流
は、変流器4によって検出され、この電極電流に応じた
電流がベース抵抗6および電流設定器7を流れ、この電
流設定器7において電極電流を求めた実電流信号となっ
て、電流設定値補正部20に送られる。
【0041】変成器9は、炉用変圧器3へ供給される電
源電圧を検出し、この変成器9の2次側が、電流設定値
補正部20に接続されている。
【0042】電極5に印加される電極電圧は変成器12に
より検出され、この電極電圧に応じた電圧信号が補償抵
抗回路17、ベース抵抗16、変成器18を通して実電圧信号
として電圧−電流判定部8に送られる。
【0043】電流設定値補正部20では、定格状態におい
て炉用変圧器に供給される定格電源電圧と変成器9によ
り検出された電源電圧(検出電源電圧)との比較を行っ
て補正係数を決定し、実電流信号をその補正係数で割る
ことによって補正された実電流信号(以下、「補正実電
流信号」という)を電圧−電流判定部8に送出する。こ
こで、補正係数の決定方法は、下記の通りである。 補正係数=定格電源電圧÷検出電源電圧
【0044】この電圧−電流判定部8では、実電圧信号
に対応した適性な実電流信号(補正実電流信号)を判定
する。
【0045】例えば、電圧信号が50Vに対して適性な実
電流信号が5Aというように設定されており、実電圧信
号と実電流信号(補正実電流信号)との比を評価して、
昇降制御部11へ信号を送っている。
【0046】例えば、実電圧信号に比して補正実電流信
号の割合が低下すれば、電極5を下降させる方向の信号
を設定器10を介して昇降制御部11に送出し、逆に実電圧
信号に比して補正実電流信号を割合が高くなれば、電極
5を上昇させる方向の信号を設定器10を介して昇降制御
部11へ送出する。
【0047】昇降制御部11では、これを受けて、昇降機
構に対して電極5の上昇または下降指令を送出し、かく
して、電極5を昇降する。尚、電極5の昇降機構の駆動
系は、モーターおよび油圧のいずれでもよい。
【0048】尚、この発明のアーク加熱炉の電極昇降制
御装置は、上記実施例に限定されるものではなく、その
趣旨を逸脱しない範囲で変形してもよい。
【0049】例えば、実電流信号を補正するのではな
く、電流設定指令値に補正をかけてもよい。本実施例で
は、ベース抵抗16、補償抵抗回路17、変成器18はアナロ
グ回路で示してあるが、全てをデジタル制御とすること
も可能である。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、従来の装置においては、炉用変圧器へ供給される電
源電圧の変動があった場合は、その変動によってアーク
電流も同様に変動を生じてしまい、特に、炉用変圧器へ
供給される電源電圧が低下した場合は、設定されたアー
ク電流が投入されず、投入電力が低下するための溶融物
の処理時間に支障をきたすことがあったが、この発明に
よれば、炉用変圧器へ供給される電源電圧が変動した場
合でも、設定した通りのアーク電流の発生が可能であ
り、従来よりも安定した操業を実現することができ、か
くして、工業上有用な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】取鍋精錬炉に係るこの発明のアーク加熱炉の電
極昇降制御装置の実施例1を示す回路構成図である。
【図2】取鍋精錬炉に係るこの発明のアーク加熱炉の電
極昇降制御装置の実施例2を示す回路構成図である。
【図3】取鍋精錬炉に係る従来のアーク加熱炉の電極昇
降制御装置の1例を示す回路構成図である。
【符号の説明】
1 取鍋精錬炉本体 2 炉用遮断器 3 炉用変圧器 4 変流器 5 電極 6 ベース抵抗 7 電流設定器 8 電圧−電流判定部 9 変成器 10 設定器 11 昇降制御部 12 変成器 13 サイリスタ 14 サイリスタ 15 電極昇降用モータ 16 ベース抵抗 17 補償抵抗回路 18 変成器 19 検出電圧補正部 20 電流設定値補正部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タップ付き電圧切換え機能を有する炉用
    変圧器を通して電極に交流電力を供給し、前記電極と溶
    融物との間にアーク放電を発生させて、前記溶融物を加
    熱するアーク加熱炉に設けられた、電極電流を求めた実
    電流信号を電圧−電流判定部に送出する機構と、電極電
    圧を求めた実電圧信号を前記電圧−電流判定部に送出す
    る機構と、前記実電流信号と前記実電圧信号とを比較評
    価し制御信号を送出する前記電圧−電流判定部とからな
    り、前記電圧−電流判定部から送出された制御信号によ
    り前記電極の昇降を制御するアーク加熱炉の電極昇降制
    御装置において、 前記炉用変圧器に供給される電源電圧を検出する変成器
    と、前記変成器によっって検出された検出電源電圧と定
    格電源電圧との比から前記実電圧信号を補正するための
    検出電圧補正部とを備え、前記検出電圧補正部によって
    補正された実電圧信号と前記実電流信号とを比較評価し
    て実電流が設定電流となるように前記電極の昇降を制御
    することを特徴とするアーク加熱炉の電極昇降制御装
    置。
  2. 【請求項2】 タップ付き電圧切換え機能を有する炉用
    変圧器を通して電極に交流電力を供給し、前記電極と溶
    融物との間にアーク放電を発生させて、前記溶融物を加
    熱するアーク加熱炉に設けられた、電極電流を求めた実
    電流信号を電圧−電流判定部に送出する機構と、電極電
    圧を求めた実電圧信号を前記電圧−電流判定部に送出す
    る機構と、前記実電流信号と前記実電圧信号とを比較評
    価し制御信号を送出する前記電圧−電流判定部とからな
    り、前記電圧−電流判定部から送出された制御信号によ
    り前記電極の昇降を制御するアーク加熱炉の電極昇降制
    御装置において、 前記炉用変圧器に供給される電源電圧を検出する変成器
    と、前記変成器によっって検出された検出電源電圧と定
    格電源電圧との比から前記実電流信号を補正するための
    電流設定値補正部とを備え、前記電流設定値補正部によ
    って補正された実電流信号と前記実電圧信号とを比較評
    価して実電流が設定電流となるように前記電極の昇降を
    制御することを特徴とするアーク加熱炉の電極昇降制御
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007026825A (ja) * 2005-07-14 2007-02-01 Jp Steel Plantech Co 交流アーク炉の電極昇降制御装置
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