JPH0231888Y2 - - Google Patents

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JPH0231888Y2
JPH0231888Y2 JP19323581U JP19323581U JPH0231888Y2 JP H0231888 Y2 JPH0231888 Y2 JP H0231888Y2 JP 19323581 U JP19323581 U JP 19323581U JP 19323581 U JP19323581 U JP 19323581U JP H0231888 Y2 JPH0231888 Y2 JP H0231888Y2
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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 考案の技術分野 本考案は、同期検出継電器、特に電力系統の再
閉路に適用する同期検出継電器に関するものであ
る。
考案の技術的背景と問題点 第1図は従来の同期検出継電器の構成をブロツ
ク図で示したものである。第1図において、1は
図示しない送電線より得られる電圧VLを継電器
内で取り扱い易い電気量に変換し、かつ入力と継
電器内部を絶縁する入力変成器、2は図示しない
母線より得られる電圧VBを受け1と同様の機能
を持つ入力変成器、尚母線電圧VBは常時印加さ
れず、起動指令VDが「0」から「1」に変化す
ると同時に印加される様外部で構成されている。
3は入力変成器1、入力変成器2の2次電圧を受
け送電線電圧VLと母線電圧VBの位相差分の方形
波を出力する位相差出力回路、4は位相差出力回
路3の出力を受け送電線電圧VLと母線電圧VB
位相差が一定値以内か否かを検出する位相差検出
回路、5はリレードライブ回路、6はリレードラ
イブ回路5により駆動される補助リレー、7は補
助リレー6の駆動により開路するb接点、8はb
接点7が開路したその開路状態が一定時間継続す
ると「1」信号を出力する動作時遅延回路、9は
位相差検出回路4と動作時遅延回路8との出力の
論理積出力を得るAND回路である。
第1図において、制御対象となるしや断器が何
らかの系統事故により開路し、このしや断器の再
閉路を行うため同期検出継電器の起動指令VD
「0」から「1」になつた場合の動作タイムチヤ
ート図を第2図に示す。第2図において、VD
起動指令、γは動作時遅延回路8の出力で位相差
検出回路4の出力許可信号としてAND回路に入
力させるものであり、このγの不成立、成立によ
り継電器出力はロツク、ロツク解除となる。VB
は母線電圧であつて、常時は印加されず起動指令
VDが「0」から「1」になると同時に印加され
る。
ここで、先ず常時の状態について説明する。時
刻TAで起動指令VDが「0」から「1」に変化し
たとすると、時刻TAまでは起動指令VDは「0」
であるので、補助リレー6は不動作である。よつ
てb接点7も閉路状態を継続するので動作時遅延
回路8の出力γは連続して「0」となつている。
つまり継電器の出力ロツクがかかつている。も
し、この状態において、入力変成器1、入力変成
器2、位相差出力回路3、あるいは位相差検出回
路4等の異常により誤出力が生じても、AND回
路9の条件は成立しないので、継電器出力OPは
「1」出力が出る事はない。よつて継電器の常時
監視は不可能である。
次に同期検出継電器の起動時の状態について説
明する。時刻TAで起動指令VDが「0」から「1」
に変化すると、それにつれて母線電圧VBも印加
されるが、同時にリレードライブ回路5により補
助リレー6が駆動され、b接点7も開路状態とな
る。更に動作時遅延回路8の出力γは、該回路で
定まる時間T2だけ出力「0」を継続するので、
該出力γが「0」となつている時刻TBまでは、
母線電圧VBの印加による入力変成器の過渡応答
による継電器の誤判定が生じても、AND回路9
の条件が成立せず継電器出力はロツクされてい
る。動作時遅延回路8の出力γが「0」から
「1」に変わる時刻TB以降は、出力ロツクが解除
され同期判定結果を継電器出力として取り出せ
る。
送電線電圧VLと母線電圧VBとを入力する同期
検出継電器において、常時送電線電圧VL印加、
母線電圧VBを開放とし、起動指令VDを「0」か
ら「1」に変化したと同時に母線電圧VBを印加
する場合、入力変成器2の過渡応答等による継電
器誤動作を避けるため、リレードライブ回路5、
補助リレー6、b接点7、動作時遅延回路8等で
構成される如く、起動指令が「0」から「1」に
変化した後、一定時間出力ロツクする回路を必要
としたが、起動指令が「0」である常時において
も、動作時遅延回路8の出力γは「0」を継続す
るため、継電器出力OPは常に「0」である。し
たがつて、もし入力変成器、位相差検出回路が故
障し常時は「0」であるはずの位相差検出回路の
出力が「1」となつていたとしても、これを発見
することができず、この継電器の常時監視を行う
ことができなかつた。
考案の目的 本考案は上記問題点を解決することを目的とし
てなされたものであり、継電器の最終出力を監視
することにより回路異常を検出し得る同期検出継
電器を提供することを目的としている。
考案の実施例 以下図面を参照しつつ実施例を説明する。
第3図は本考案による同期検出継電器の一実施
例ブロツク図、第4図は常時のタイムチヤート、
第5図は起動時のタイムチヤートである。第1図
と同様の符号を付してあるものは同じものを示し
説明を省略する。加えて10は入力が「0」から
「1」に変化すると一定時間だけ「1」出力を得
るワンシヨツト回路、11は補助リレー6のa接
点である。そして、AND回路9の一方の入力α
は位相差検出回路4の出力であり、他方の入力γ
はαを許加するか否か(ロツクするかロツク解除
か)のロツク回路の出力である。本実施例におい
てロツク回路は、ワンシヨツト回路10、リレー
ドライブ回路5、補助リレー6、接点11、動作
時遅延回路8等で構成される。
第3図において、常時の状態、即ち、起動指令
VDが「0」」状態における動作タイムチヤート図
を第4図に示す。第3図と同様の符号を付してあ
るものは同じものを示し説明を省略する。
常時の状態において、常時起動指令VDは0で
あるので、ワンシヨツト回路10の出力βも
「0」となつており、リレードライブ回路5も
「0」出力であり、補助リレー6も不動作となつ
ている。更にa接点11も開路状態を継続するの
で、動作時遅延回路8の出力γは連続「1」状態
となつている。
もし、この常時状態で、位相差検出回路4の異
常により、該回路の出力αが時刻TCで誤出力
「1」を生じると、動作時遅延回路8の出力γは
「1」となつているので、AND回路9の条件が成
立し、継電器出力OPは「1」を出力する。即ち、
常時動作時遅延回路8の出力γが「1」となつて
いるので、継電器出力ロツクが解除されており、
継電器最終出力OPの常時監視が可能である。
第3図にて起動指令VDが「0」から「1」に
変化した時の動作タイムチヤート図を第5図に示
す。第3図と同し符号を付してあるものは同じも
のを示し説明を省略する。
時刻TAで起動指令VDが「0」から「1」に変
化すると、ワンシヨツト回路10の出力βは
「0」から「1」となり、該回路で定まる時間T1
だけ「1」出力を継続し、その後「0」に復帰す
る。βが「0」から「1」に変化すると、リレー
ドライブ回路5により補助リレー6が駆動され、
a接点11は閉路状態となり、動作時遅延回路8
の出力γは「0」となる。ワンシヨツト回路10
の出力β出力が「1」から「0」に復帰すると、
補助リレー6が復帰しa接点11は開路状態に復
帰する。更に、動作時遅延回路8の出力γは該回
路で定まる時間T2だけ「0」を継続したのち
「1」となる。又母線電圧VBは起動指令VD
「0」から「1」に変化すると同時に印加される
が、時刻TAから時刻TBまでは出力ロツクされて
いる。出力ロツクが解除される時刻TB以降は同
期判定結果を最終出力として取り出せる。
本実施例の説明においては、同期検出継電器の
場合について説明したが、一般に入力変成器を内
蔵し、常時入力が印加されず、起動時に入力が印
加される制御機器等においては、常時出力ロツク
が解除され、常時監視が可能で、尚かつ、起動時
の入力印加による入力変成器の過渡応答による機
器の不要応動等を避けるために、起動時より一定
時間のみ出力ロツク信号を継続するという本実施
例の要旨が適用可能である。
考案の効果 以上説明したごとく本考案によれば、起動時一
定期間継電器出力をロツクするロツク回路の機能
を保持したまま、常時はロツク回路の出力許可信
号を成立させておくこと(ロツク解除)により、
同期検出継電器の常時監視を可能にでき信頼性の
高い同期検出継電器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の起動回路による同期検出継電器
のブロツク図、第2図は第1図に示す継電器起動
時の動作タイムチヤート図、第3図は本考案の起
動回路による同期検出継電器のブロツク図、第4
図は第3図に示す継電器の常時動作タイムチヤー
ト図、第5図は第3図に示す継電器起動時の動作
タイムチヤート図である。 1……入力変成器(送電線電圧側)、2……入
力変成器(母線電圧側)、3……位相差出力回路、
4……位相差検出回路、5……リレードライブ回
路、6……補助リレー、7……補助リレー6のb
接点、8……動作時遅延回路、9……AND回路、
10……ワンシヨツト回路、11……補助リレー
6のa接点。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 電力系統を復旧させるため、しや断器を再閉路
    させる起動時にこのしや断器の両側の電圧の位相
    差が所定値以内のとき継電器出力を生じる位相差
    検出回路と、 常時は前記位相差検出回路の誤動作出力を検出
    できるよう成立させている出力許可信号を起動時
    の起動指令が成立したとき生じるワンシヨツト信
    号により一定期間阻止し前記継電器出力をロツク
    するロツク回路とを備えたことを特徴とする同期
    検出継電器。
JP19323581U 1981-12-28 1981-12-28 同期検出継電器 Granted JPS58100438U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19323581U JPS58100438U (ja) 1981-12-28 1981-12-28 同期検出継電器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19323581U JPS58100438U (ja) 1981-12-28 1981-12-28 同期検出継電器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58100438U JPS58100438U (ja) 1983-07-08
JPH0231888Y2 true JPH0231888Y2 (ja) 1990-08-29

Family

ID=30106603

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19323581U Granted JPS58100438U (ja) 1981-12-28 1981-12-28 同期検出継電器

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JPS58100438U (ja) 1983-07-08

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