JPH0231875Y2 - - Google Patents

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JPH0231875Y2
JPH0231875Y2 JP9860485U JP9860485U JPH0231875Y2 JP H0231875 Y2 JPH0231875 Y2 JP H0231875Y2 JP 9860485 U JP9860485 U JP 9860485U JP 9860485 U JP9860485 U JP 9860485U JP H0231875 Y2 JPH0231875 Y2 JP H0231875Y2
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JP
Japan
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support
conductor
fitting
snow
insulator
Prior art date
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Expired
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JP9860485U
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JPS627726U (ja
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  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
  • Insulators (AREA)
  • Installation Of Bus-Bars (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案は、変電所あるいは発電所等において
使用するための導体支持装置に関するもので、特
に多雪地域に適したものである。
(従来の技術) 従来、変電所あるいは発電所等においては、第
4図に示すように碍子31の上部に取着した導体
支持装置32が使用されている。
この導体支持装置32は碍子31上部のフラン
ジ金具33に取着される支持板34と、同支持板
34上面に設けられ、導体35を支持するクラン
プ部材36と、前記支持板34に対し支持アーム
37により所定の範囲を囲繞するように取着され
たコロナシールドリング38とからなる。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、従来の導体支持装置は大きな平面ス
ペースを占めるので、特に多雪地域においては、
支持板34上面のみならずコロナシールドリング
38にまで跨がつて大量の雪が積もり、凍結付着
する。このため、積雪の重量、あるいは雪槐が受
ける風圧荷重の増大により、碍子31の損傷を招
く虞があるという問題点があり、又、これを防止
するために、随時手間の掛かる雪退け作業を行わ
なければなかつた。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) この考案は前記問題を解決するため、板材の中
央部を折曲げて山形状に形成した支持金具3の両
斜面3a,3b内側に対し、導体クランプ金具8
を設けるとともに、両斜面3a,3b下縁にコロ
ナ防止部15を設け、さらに、同支持金具3には
連結部材4をもつて碍子1に取付けるという構成
を採用している。
(作用) この考案は前記手段を採用したため、支持金具
3に積雪しても、導体から伝導される熱により支
持金具3が温められて、積雪の界面が融解される
ので、積雪は自重で支持金具3の斜面3a,3b
に沿つて滑り落ち、凍結が防止される。
(実施例) 以下、この考案を具体化した一実施例を第1,
2図について説明すると、変電所構内の図示しな
い基礎上には碍子1が立設固定され、同碍子1の
上部には導体支持装置2が設けられている。
この導体支持装置2について説明すると、鉄製
の板材の中央部を折曲げて、支持金具3が山形状
に形成され、同支持金具3の内頂部中央には鋼管
よりなる連結部材4が溶接されている。同連結部
材4の下端部には取付板5が溶接され、同取付板
5は前記碍子1上部に固着したフランジ金具6に
対し、複数本のボルト7より締付固定されてい
る。なお、支持金具3の両側端面3cは、第1図
に示すようにコロナ防止のために断面半円弧状の
曲面になつている。
第2図に示すように、支持金具3の両斜面3
a,3b内側には斜面3a,3bに当接される受
け金9と、同受け金9との間に導体10を固定す
る押え金具11と、締付用のボルト12及びナツ
ト13とからなる導体クランプ金具8が複数体を
支持できるように直列に、それぞれ2個ずつ2箇
所並列に設けられている。前記ボルト12の頭部
12aはコロナ防止のために球面状に形成され、
又、同ボルト12の先端部にはコロナ防止キヤツ
プ14が取付けられている。なお、導体10、受
け金9及び押え金具11は同系の材質により形成
するのが望ましく、この実施例ではアルミニウム
を使用している。
前記支持金具3の両斜面3a,3b下縁にはコ
ロナ防止部15が設けられ、同コロナ防止部15
は支持金具3の下縁を大地に対する電界強度を緩
和するために所定の曲率で折り曲げて弧状に形成
している。
また、コロナ防止部15は前記支持金具3の下
縁に鋼管などを溶接して弧状部を形成してもよ
い。なお、コロナ防止部15の両端部15aは半
球面状に形成する。
さて、この実施例では支持金具3に積雪して
も、自重により支持金具3の斜面3a,3bに沿
つて滑り易く、また、導体10により発生する熱
が支持金具3を温め、この熱により積雪の界面が
融解されて、積雪の離脱を容易にして凍結を防止
できるため、導体支持装置2の負担重量を軽減で
きるとともに、手間のかかる雪退け作業を省略で
きる。
また、この実施例では支持金具3の両側を開放
してあるので、通風がよく、支持金具3内に吹き
込んだ雪の内側での堆積を防止できる。
さらに、導体10を支持金具3内側に支持した
ため、コロナの発生し易い導体10の支持箇所を
効果的に遮蔽できるので、シールド効果が高い。
又、支持金具3は板材を山形状に折曲げるだけ
で容易に製作でき、支持金具3自体は両斜面3
a,3bの特に電界が高くなる下縁にコロナ防止
部15を一体に設けたので、コロナシールドリン
グ38を支持板34から張設した従来の導体支持
装置32と比較して、導体支持装置2をコンパク
ト化できる。
なお、この考案は第3図に示すように支持金具
3の開放部の一部又は全部を覆う遮蔽板16を設
けて実施してもよい。このようにすれば、内側に
雪が入りにくくなり、又、導体10により発生す
る熱が内側で暖気を対流させ、同支持金具3への
積雪の凍結を防止できる。又、この遮蔽板16は
着脱可能に設けてもよい。
前記した実施例では導体支持装置2を碍子1の
上部に支持した例を述べたが、その他にも例え
ば、碍子1を上方より吊り下げた懸垂形では碍子
1の下端部に取付けても同様の効果を発揮するこ
とができる。
考案の効果 以上詳述したように、この考案によれば支持金
具に積雪しても斜面に沿つて滑り易く、また、導
体により発生する熱が支持金具を温め、同支持金
具に付着した界面の雪を融解して、離脱落下させ
るので凍結を防止でき、導体支持装置の負担重量
を軽減できるとともに、手間のかかる雪退け作業
を省力できる。
また、導体を支持金具内側に支持したため、コ
ロナの発生し易い導体の支持箇所を効果的に遮蔽
してシールド効果を高めることができる。
さらに、支持金具は板材を山形状に折曲げるだ
けで容易に製作でき、又、両斜面下縁にコロナ防
止部を一体に設けたので、コロナシールドリング
を支持板から張設した従来の導体支持装置と比較
して、コンパクト化できる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を具体化した一実施例を示す
一部断面図、第2図は同じく側面図、第3図は別
例を示す斜視図、第4図は従来例を示す正面図で
ある。 1……碍子、2……導体支持装置、3……支持
金具、3a,3b……斜面、4……連結部材、8
……導体クランプ金具、10……導体、15……
コロナ防止部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 板材の中央部を折曲げて山形状に形成した支持
    金具3の両斜面3a,3b内側に対し、導体クラ
    ンプ金具8を設けるとともに、両斜面3a,3b
    下縁にコロナ防止部15を設け、さらに、同支持
    金具3には碍子1との連結部材4を設けたことを
    特徴とする変電所等における導体支持装置。
JP9860485U 1985-06-27 1985-06-27 Expired JPH0231875Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9860485U JPH0231875Y2 (ja) 1985-06-27 1985-06-27

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9860485U JPH0231875Y2 (ja) 1985-06-27 1985-06-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS627726U JPS627726U (ja) 1987-01-17
JPH0231875Y2 true JPH0231875Y2 (ja) 1990-08-29

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JPS627726U (ja) 1987-01-17

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