JPH0231534Y2 - - Google Patents

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JPH0231534Y2
JPH0231534Y2 JP1985051310U JP5131085U JPH0231534Y2 JP H0231534 Y2 JPH0231534 Y2 JP H0231534Y2 JP 1985051310 U JP1985051310 U JP 1985051310U JP 5131085 U JP5131085 U JP 5131085U JP H0231534 Y2 JPH0231534 Y2 JP H0231534Y2
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JP
Japan
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timing belt
air
belt chamber
intake passage
engine
Prior art date
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JP1985051310U
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JPS61167416U (ja
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  • Characterised By The Charging Evacuation (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はエンジンにおけるタイミングベルト室
に冷気を導入して、その内部を冷却する装置に関
する。
(従来の技術及びその問題点) タイミングベルトは水や油を嫌うため、そのケ
ース内部を密閉状態にすることが多い。しかしこ
のようにすると、タイミングベルトの屈曲による
自己発熱、テンシヨンローラやプーリとの間で生
ずる摩擦熱、エンジン本体から伝達される熱など
の影響を受けてタイミングベルトケース内は高温
になり、タイミングベルトのゴム硬化、ゴム劣化
が生じ、その耐久性は著しく低下する。
かかる問題点を解消するものとして、実開昭56
−47220号公報に示される先行技術が提案されて
いる。この先行技術は前記ケース内部のタイミン
グベルト室に空気吸込口と空気吐出口とを設ける
と共に、エンジン吸気通路に連通管を介して前記
空気吐出口を接続することを特徴とするものであ
る。
この先行技術は、前記吸気通路の負圧を利用し
て、冷気をタイミングベルト室に導き、タイミン
グベルト室を強制冷却して、上記問題点を解消せ
んとするものである。
しかしこの先行技術によれば、前記吸気通路内
の圧力変動(脈動)の影響によつて、或るタイミ
ングにおいて吸気通路側の圧力がタイミングベル
ト室側の圧力より大になつたとき、前記吸気通路
から前記連通管を介してタイミングベルト室へ混
合気又は空気が容易に逆流する。
従つて気化器を備えたエンジンにおいては、空
気と燃料とが混合した混合気がタイミングベルト
室に流入するという不都合ある。又気化器を備え
たエンジンにおいては、減速運転時にスロー系か
ら燃料を吸出してオーバリツチになる(失火する
場合がある。)ことを防止するため、スロツトル
弁が瞬間的に全閉されることを回避するためのダ
ツシユポツト機構を設け、スロツトル弁を全閉手
前位置から全閉位置に徐々に回動するようにして
いる。
(考案の目的) 本考案は上記先行技術の問題点を解消したタイ
ミングベルト室の冷却装置を提供することを目的
とする。
(考案の構成) 本考案は上記目的を達成するため、密閉状態に
形成したタイミングベルト室に空気吸込口と空気
吐出口とを設けると共に、エンジン吸気通路にお
ける気化器スロツトル弁の下流部分に連通管を介
して前記空気吐出口を接続し、且つ前記連通管に
絞り部材を配設したことを特徴とする。
(実施例) 第1図に示す本考案の第1実施例は、タイミン
グベルト室1に設けた空気吸込口2に、エアクリ
ーナ3とクリーンサイド側4の空気を導入するよ
うに構成している。
タイミングベルト室1はエンジン本体(図示せ
ず)の側方に形成され、タイミングベルトケース
5やタイミングベルトカバー(図示せず)に囲ま
れて密閉状態となつている。このタイミングベル
ト室1にはクランクプーリ6の回転をカムプーリ
7に伝達するタイミングベルト8が配設されてい
る。9はテンシヨンローラである。
タイミングベルト室1には冷気(空気)を取入
れるための空気吸込口2と、空気を排出するため
の空気吐出口10とを設けている。前記空気吸込
口2は前述のように、接続管11を介してエアク
リーナ3のクリーンサイド側4に接続されてい
る。他方、前記空気吐出口10は連通管12を介
して、エンジン吸気通路13のスロツトル弁下流
部分13a、具体的にはインテークマニホールド
16内の吸気通路に接続されている。14は気化
器、15はスロツトル弁である。
前記連通管12には、オリフイスなどの絞り部
材17が配設されると共に、タイミングベルト室
1から前記吸気通路13への流れのみを許容する
逆止弁18が配設されている。
かくして上記構成のタイミングベルト室の冷却
装置によれば、エアクリーナ3のクリーナエレメ
ント3aで濾過されると共に外気温に等しい比較
的低温の空気(冷気)が、前記クリーンサイド側
4とスロツトル弁15下流とにおける圧力差によ
つて、タイミングベルト室1に流入し、タイミン
グベルト室1を空冷した後、吸気通路13のスロ
ツトル弁下流部分13aに流出する。
又吸気通路13内の脈動によつて、前記スロツ
トル弁下流部分13aの混合気が前記連通管12
を通じてタイミングベルト室1に向け流れるの
を、前記絞り部材17の絞り抵抗で抑止できる。
本実施例では前記絞り部材17に加えて、前記逆
止弁18を前記連通管12に配設しているので、
混合気の逆流を完全に防止することができる。
第2図に示す本考案の第2実施例は、外気を直
接タイミングベルト室1に導入するように構成し
たものであつて、空気吸込口2にはフイルタ19
を配してある。他の構成は第1実施例と同様であ
るので、その説明を省略する。
(考案の効果) 本考案は上記構成を有するので、タイミングベ
ルト室の冷却を冷気によつて効果的に行つてタイ
ミングベルトの耐久性の向上を図ることができる
上に、空気吐出口と気化器スロツトル弁下流部分
とを連通する連通管に絞り部材を配設しているの
で、吸気通路に供給される空気量を制限でき混合
気濃度のコントロールをし易くすると共に先行技
術において問題となつた脈動の影響を受けて吸気
通路の混合気がタイミングベルト室に向け逆流す
るという問題点を解消することができる。又本考
案によれば減速運転時において瞬時的にスロツト
ル弁が全閉されても、タイミングベルト室からス
ロツトル弁下流部分に空気が補給されるので、ス
ロー系燃料によるオーバリツチ現象によつて失火
することを防止し、触媒過熱を回避することがで
きる結果、前記ダツシユポツト機構を省略するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例のシステム図、第
2図は本考案の第2実施例のシステム図である。 1……タイミングベルト室、2……空気吸込
口、10……空気吐出口、12……連通管、13
……エンジン吸気通路、15……スロツトル弁、
17……絞り部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 密閉状態に形成したタイミングベルト室に空気
    吸込口と空気吐出口とを設けると共に、エンジン
    吸気通路における気化器スロツトル弁の下流部分
    に連通管を介して前記空気吐出口を接続し、且つ
    前記連通管に絞り部材を配設したことを特徴とす
    るエンジンにおけるタイミングベルト室の冷却装
    置。
JP1985051310U 1985-04-05 1985-04-05 Expired JPH0231534Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985051310U JPH0231534Y2 (ja) 1985-04-05 1985-04-05

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985051310U JPH0231534Y2 (ja) 1985-04-05 1985-04-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61167416U JPS61167416U (ja) 1986-10-17
JPH0231534Y2 true JPH0231534Y2 (ja) 1990-08-27

Family

ID=30570234

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985051310U Expired JPH0231534Y2 (ja) 1985-04-05 1985-04-05

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JP (1) JPH0231534Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5713376U (ja) * 1980-06-27 1982-01-23

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5713376U (ja) * 1980-06-27 1982-01-23

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61167416U (ja) 1986-10-17

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