JPH0231475Y2 - - Google Patents

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JPH0231475Y2
JPH0231475Y2 JP1985048142U JP4814285U JPH0231475Y2 JP H0231475 Y2 JPH0231475 Y2 JP H0231475Y2 JP 1985048142 U JP1985048142 U JP 1985048142U JP 4814285 U JP4814285 U JP 4814285U JP H0231475 Y2 JPH0231475 Y2 JP H0231475Y2
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cam
winding
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は巻糸体の巻径の増大に従いトラバース
幅を徐々に減少させて巻糸体の端部をテーパ形状
に形成する装置に関する。
(従来の技術) 従来巻糸体の端部形成装置としては、特公昭46
−14573公報に記載されるように、巻糸体の直径
の増大に応じ、巻糸体の表面に接するローラに連
動するクレードルの回動によりトラバース幅を規
制する部材を嵌合した溝カムを傾動してトラバー
ス幅を変化させるものが存する。
上記従来の端面テーパーの形成装置においては
糸ガイドのトラバース幅が正確には左右等しくな
く従つて左右端面が不整形となり、又炭素繊維の
ように折損し易い繊維で構成される糸条の巻糸体
に対してローラを巻層表面に圧接させることは糸
切れの発生を生じ易い懸念があつた。
上記従来技術を改善するものとして巻糸体の巻
層表面に接触することなく巻糸径増大の各段階に
応じて、スピンドルの累積回転数を検出し、段階
毎にボビンの回転速度を減少させると共に左右に
おいて均斎な端面テーパー状の巻糸体を得るよう
にしたテーパビルダ付き糸条巻取装置が特開昭58
−82913号公報によつて開示されている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上記のテーパビルダ付き糸条巻取装
置では、パツケージ端部のテーパ角を変更する
際、コントローラ内のプログラムをその都度設定
し直すことが必要であり、操作が極めて煩雑にな
り、かつ、テーパビルダカムの傾きを電動機によ
りボールネジ等の直動手段を介して変更する構成
のため、1回の巻取りを終えた時点で電動機を逆
転させ、前記テーパビルダカムを原点に復帰させ
る必要があり、制御の複雑化に伴う装置コストの
高騰を招くと共に、次回の巻取りまでにタイムラ
グを生じ能率の面で難があり、これらの点につい
て更に改善すべき余地が残されていた。
(課題を解決するための手段) 本考案は溝カム片の傾動により糸ガイドのトラ
バース幅を減少させて巻糸体の両端面をテーパ状
に形成する装置において、スピンドルの回転数に
応じたパルス信号を発する回転数検出器と、該回
転数検出器からのパルス信号を分周する分周器
と、該分周器で分周された後のパルスを計数し、
所定計数値毎に指令信号を発するカウンターと、
該カウンターから発せられる指令信号にもとづい
て間欠回転するシンクロナスモータと、360度の
有効回転角を有し、かつ、シンクロナスモータに
より減速機構を介して一定角度宛歩進回動するカ
ムを設けると共に、該カムの回動に連動する作動
杆を前記溝カム片の傾動機構に連動せしめたこと
を特徴とする。
(作用) 本考案の作動を第6図の結線図によつて説明す
る。
可変速モータ3からブレーキ付クラツチ4を経
て回転するボビンホルダー5の回転系統を利用し
てボビンホルダーの回転数を光学的に検出器16
で検出してパルス信号に変換し、該パルスは分周
器43により1/100に分周されてカウンター44
に送られる。
該カウンター44が第1設定値例えば計数値
1000をカウントすると第1出力端子44aから第
1指令信号を発して第1制御器45を介してシン
クロナスモータ30が回転して作動杆36で作動
レバー28を回動させて溝カム片17を所定角度
だけ傾動させる。シンクロナスモータ30はカム
円板39の1回転毎にリミツトスイツチ41を開
いて自動停止するもので、該1回転動作により前
記カム片35を所定角度歩進回動させてこれに連
動する作動杆36の上動に伴つて溝カム片17を
傾動させ、例えばパルス計数値1000毎にシンクロ
ナスモータ30でカム円板39を1回転させ、そ
の48回の回転で巻糸径が満巻となるように減速
装置47およびギヤー32,33の減速比を設定
した。
カウンター44が第1設定値1000を越えて第2
設定値、例えば計数値2000を数えると再び第1指
令信号を発してシンクロナスモータ30を起動さ
せると共に第2出力端子44bから第2指令信号
を発し第2制御器46を経て可変速モータ3を減
速させて巻径の増大に伴う巻糸速度を減少させて
一定の糸速で一定張力の巻糸が行なわれる。そし
て2000計数値毎に行なわれる巻糸速度の減少作用
が24回行なわれると満巻となるように設定、かく
て巻径の増大に応じて可変速モータ3を減速する
と共にシンクロナスモータ30の一定量の駆動に
よる溝カム片17の傾動で端面テーパーの形成作
動を繰返して巻糸を行なう。
尚、巻糸開始時にはボビンホルダー5の回転数
を上記第1回の巻糸速度減少作用前の回転数まで
上昇させて行なうものである。
また、1回の巻取りを完了した際は、カム35
が1回転して作動杆36を元の位置に復帰させて
いるため、即座に次回の巻取りを開始することが
出来る。
(実施例) 第1図は本考案装置を施した巻糸機を示し、1
は機台、2は機台1上に架設したスピンドル軸
で、可変速モータ3からブレーキ付クラツチ4を
介して駆動され、5は該スピンドル軸2からベル
ト機構6aを介して回転するボビンホルダーで支
持腕6先端に軸支され、これにボビン7を装着し
て巻糸する。
8はボビンホルダー5の側方に設けた綾振装置
で、そのトラバースカム9は前記可変速モータ3
からブレーキ付クラツチ10を経て駆動軸11か
ら中間プーリ12を介して駆動するようにし、該
トラバースカム9の回転に伴いボビンホルダー5
の軸線方向に往復動を繰返すトラバース用スライ
ド片13、これと共に往復動するガイドホルダー
14によつて糸ガイド15をトラバースさせて糸
aをボビン7に巻取るようにした。
上記の巻糸機ではブレーキ付クラツチ4の人力
軸回転を検出器16の光電管によつて検出し、こ
のパルスを分周して計数し巻径の増大により巻糸
速度が変化増速することのないように分周計数値
2000毎にボビンホルダー5の回転速度を減少させ
て巻糸速度を一定値に補正し、且つ一定張力で巻
取るように設定する。
尚、検出器16による回転数検出はブレーキ付
クラツチ4を対象に限定するものでなくスピンド
ル軸2又はボビンホルダー5その他の回転系統の
適所を利用して検出し得る。
更に巻径の増大に従い糸ガイド15のトラバー
ス幅を減少させて巻糸体の両端面をテーパー状に
形成し、しかもトラバースの左右端を正確に等し
くするため例えば先に本件出願人は実願昭59−
71082号による巻糸体の端部形成装置を出願した。
即ち該考案は第2図で示すように綾振作動機構
中に傾動によりトラバース幅を制御する溝カム片
17に設けたトラバース方向の長溝18に、揺動
片19の一端に設けた2個のピン20,21の一
方20を長溝18に沿つて移動するように遊嵌す
ると共に該ピン20の他端を、トラバースカム9
の回転に連動して案内軸22に沿いトラバース方
向に移動するスライド片13に設けたトラバース
方向と直角の溝23に遊嵌係合し、他方のピン2
1を案内軸22に沿つて移動する規制用スライド
片24に回動自在に遊嵌係合し、更に揺動片19
の他端に設けたピン25を案内軸26に沿つてト
ラバース方向に移動するガイドホルダー14に設
けたトラバース方向と直角の溝27に遊嵌係合
し、該ガイドホルダー14に糸ガイド15を設け
て成り、トラバースカム9の駆動によりスライド
片13は案内軸22上で所定量を往復動し、その
縦方向の溝23に遊嵌係合するピン20を介して
揺動片19を同方向に伴い且つ揺動片19の上部
のピン25と溝27で係合するガイドホルダー1
4を案内軸26に沿つて移動させて糸ガイド15
をトラバースさせるもので、このときピン21で
係合する規制用スライド片24もスライド13と
共に案内軸22上を移動させつつ巻糸を行なう。
巻糸体の巻径の増大に応じて溝カム片17の長溝
18の端部で該溝18に係合させた作動レバー2
8を回動することにより溝カム片17をその中間
部を軸支した支軸29を軸として傾動させて糸ガ
イド15のトラバース幅を縮小させるように変化
させて巻糸体、両端面をテーパー面に形成させる
ようにした。
第5図は上記端面テーパー形成の作動を説明す
るもので、同図でA,A1,A′,A1′は揺動片19
のピン25を、B,B1,B′,B1′はピン20を、
更にC,C1,C′,C1′はピン21の位置を示し、
トラバースカム9の溝によりスライド片13は、
B(B1)からB′(B1′)までの長さl0トラバースす
る。直角三角形ABC,A′B′C′,A1B1C1,A1′,
B1′,C1′は溝カム片17の長溝18が、案内軸2
2によるスライド軸線Xに対しY,Y1に傾動し
た状態における各ピン20,21,25の関係位
置を示し、トラバースの左右端に移動したA,
A′並びにA′,A1′間の水平方向の距離はピン25
の水平方向に移動する長さ即ち糸ガイド18のト
ラバース幅でありlからl1へとトラバース幅の縮
小状態が示され、左右端におけるトラバース幅の
変化量は正確に等しくなる。
前述したように巻糸体のテーパー端面を形成す
る溝カム片17は、その長溝18に係合した作動
レバー28によつて巻径の増大に応じて傾動させ
るが、該作動レバー28の回動はスピンドル軸2
およびトラバースカム9の駆動用可変速モータ3
からの入力軸回転数を検出して発する検出器16
からのパルスを分周して計数し、例えば計数値
1000毎に回動するシンクロナスモータ30を駆動
源として作動させるようにした。即ち該シンクロ
ナスモータ30はそれ自体減速ギヤーを内栽し、
第3図で示すように綾振装置8の下部器筐内に設
けられ、その駆動軸38で減速装置47を駆動
し、該減速装置47の出力軸31によりギヤー3
2,33を経て回動する軸34上のカム35の周
面に転子37を介して接触させた作動杆36の上
端を前記作動レバー28に連結した。該シンクロ
ナスモータ30はその出力軸38上に周面に切欠
40を有するカム円板39を固着すると共にリミ
ツトスイツチ41の開閉作動片42を該切欠40
に出入させるようにし、作動片42が切欠40に
突入したときはシンクロナスモータ30の回路を
開いて停止させ、且つ前記したようにパルスの分
周計数値が設定値になつたときシンクロナスモー
タ30は起動回転し、前記カム円板39が1回転
したとき切欠40に作動片42が嵌入して自動的
にモータ30は停止するようにし、カム円板39
の1回転毎に軸34上のカム35を一定角度
(π/48)宛回動させて、その周面に接する作動
杆36を上動させ、作動レバー28を介して溝カ
ム片17を傾動させて、糸ガイド18のトラバー
ス幅を減少させるようにした。
(考案の効果) 本考案によるときは巻糸体の端面形成におい
て、スピンドルの回転数を検出して発信するパル
スで作動するシンクロナスモータの間欠的駆動に
より端面テーパー形成用の溝カム片を傾動させる
ようにしたので巻糸体の巻層の増大に対応する溝
カム片の傾動によつてトラバース幅を減少させ、
従つて両端面のテーパーは相等しく均斉のとれた
美しいテーパー巻端面が得られ、又従来のように
巻糸体表面にローラを接圧させることがないから
折れ易い糸条の巻糸も安全であり糸解除の良好な
巻糸体が得られる。
更に、分周器の分周比又はカウンターの計数値
を変更するだけでテーパー角を容易に変更し得る
と共に、溝カム片を傾動させるカムとして360度
の有効回転角を有するものを使用しているため、
巻取り完了時に溝カム片を元の角度に自動復帰さ
せることが出来、操作性が良好となつて、自動化
達成に有利になるなどの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置を施した巻糸機の一例を示
す側面図、第2図はテーパー端面形成用綾振装置
の背面図、第3図は綾振装置の一部を截除した側
面図、第4図は溝カム片傾動機構の正面図、第5
図はテーパー端面形成の作動線図、第6図は本考
案の作動を示すブロツク線図である。 15……糸ガイド、16……回転数検出器、1
7……溝カム片、28……溝カム片傾動用作動レ
バー、30……シンクロナスモータ、35……カ
ム、36……作動杆、43……分周器、44……
カウンター。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 溝カム片の傾動により糸ガイドのトラバース幅
    を減少させて巻糸体の両端面をテーパ状に形成す
    る装置において、スピンドルの回転数に応じたパ
    ルス信号を発する回転数検出器と、該回転数検出
    器からのパルス信号を分周する分周器と、該分周
    器で分周された後のパルスを計数し、所定計数値
    毎に指令信号を発するカウンターと、該カウンタ
    ーから発せられる指令信号にもとづいて間欠回転
    するシンクロナスモータと、360度の有効回転角
    を有し、かつ、シンクロナスモータにより減速機
    構を介して一定角度宛歩進回動するカムを設ける
    と共に、該カムの回動に連動する作動杆を前記溝
    カム片の傾動機構に連動せしめたことを特徴とす
    る巻糸体の端部形成装置。
JP1985048142U 1985-04-02 1985-04-02 Expired JPH0231475Y2 (ja)

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JP1985048142U JPH0231475Y2 (ja) 1985-04-02 1985-04-02

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JPS61165972U JPS61165972U (ja) 1986-10-15
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004175745A (ja) * 2002-11-28 2004-06-24 S T Chem Co Ltd 穀物・乾物用防虫剤及び穀物・乾物害虫の防虫方法

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JP2681039B2 (ja) * 1989-10-04 1997-11-19 東レエンジニアリング 株式会社 糸条の延伸巻取機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5882953A (ja) * 1981-11-06 1983-05-18 Toray Ind Inc テ−パビルダ付き糸条巻取装置

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