JPH023133Y2 - - Google Patents

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JPH023133Y2
JPH023133Y2 JP10238782U JP10238782U JPH023133Y2 JP H023133 Y2 JPH023133 Y2 JP H023133Y2 JP 10238782 U JP10238782 U JP 10238782U JP 10238782 U JP10238782 U JP 10238782U JP H023133 Y2 JPH023133 Y2 JP H023133Y2
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JP
Japan
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steering
lattice
input shaft
light
plate
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JP10238782U
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JPS596742U (ja
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Publication of JPH023133Y2 publication Critical patent/JPH023133Y2/ja
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  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈技術分野〉 本考案は動力舵取装置とりわけ電気式動力舵取
装置を制御するのに好適な電気信号として操舵ト
ルクを検出する検出装置に関するものである。
〈従来技術〉 動力舵取装置としては油圧式が一般的に採用さ
れているが、油圧式は常時油圧ポンプ駆動するた
め動力損失が大きいなどの欠点があるため、電動
機を用いた電気式動力舵取装置が考えられてい
る。電動機を動力源として操舵力を補助するため
には電動機の出力トルクを滑らかに制御しなけれ
ばならない。特に操舵感覚に違和感を生じさせな
いような制御が必要である。このような制御を従
来のアナログ回路に代えてマイコンを利用して行
おうとする試みがなされている。
従来における操舵トルク検出には歪ゲージ等が
使用されアナログ信号として検出されるようにな
つているため、検出信号はA−D変換器にてデジ
タル信号に変換する必要があつた。又操舵トルク
によつてねじられるトーシヨンバーのねじれ角は
比較的小さいし、わずかな操舵トルクの変化も検
出する必要性から高感度の検出器が要求されてい
た。
〈考案の目的〉 そこで本考案は、操舵トルクによつてねじられ
るトーシヨンバーのわずかなねじれ角をも高感度
に検出でき、かつ検出信号としてデジタル信号が
得られるようにすることを目的とする。
〈考案の構成〉 本考案はハンドルの連結された操舵軸とギヤボ
ツクスの入力軸とをトーシヨンバーで連結し、ト
ーシヨンバーのねじれ角によつて一対の格子板に
相対変位を生じさせることにより生ずるモアレ縞
の移動を光電素子を用いて検出するようにしたも
のである。
〈実施例〉 以下図面に従つて本考案の実施例を説明する。
第1図、第2図において、10はハンドル11の
設けられた操舵軸、12はステアリングギヤボツ
クス13の入力軸、この入力軸12と操舵軸10
はトーシヨンバー14を介して相対回転可能に連
結されている。操舵軸10の一端はトーシヨンバ
ー14の外周に沿つて延びる筒状部10aを有
し、その先端には半径方向突出部10bが突設さ
れ、入力軸12に設けられた保持部材15の係止
部15aと遊隙をもつて係合するようになつてい
る。
入力軸12に設けられた保持部材15は一対の
格子板20,21は保持するためのものであり、
一方の格子板20は保持部材15に固定され、他
方の格子板21は半径方向に突設されたガイド部
材16及び保持部材15の案内溝16a,15b
によつて移動可能に案内され、操舵軸10より半
径方向に突出された突出アーム17に形成された
長溝18とピン19をもつて連結されている。各
格子板20,21は光の透過を許容する透明板に
互いにわずか傾斜させた格子が一定ピツチで刻設
されており、一方の格子板20を横方向に移動さ
せると明暗の縞が縦方向に移動し、この縞の移動
は極めて拡大された動きとなる。
この明暗の縞、即ちモアレ縞の移動を検出する
ために、両格子板20,21を挟んで一方の側に
設けられた発光素子22と、他方の側に設けられ
た発光素子23の組が半径方向位置を異にして複
数組ガイド部材16に設けられている。回転中心
よりに設けられた発光素子22a、受光素子23
aの組は、トーシヨンバー14のねじれ角が零と
なる零点位置を検出するためのものであり、この
素子の組に対応して両格子板20,21にはスリ
ツト25,26が形成されている。尚各スリツト
25,26の周囲は光の透過を阻止する遮光膜が
コーテイングされている。
半径方向外方に設けられた2組の発光素子22
b,22c、受光素子23b,23cはモアレ縞
の明暗の縞の通過を検出するもので、かつ半径位
置を異にして2組設けられているのは、モアレ縞
の移動方向を判別するためである。明暗の縞が中
心から外方に向かつて移動する場合(この場合を
ハンドル右回転とする)には、第4図に示すよう
に、受光素子23cの信号Bより受光素子23b
の信号Aの立上がりが先行する。又明暗の縞が外
方から中心に向かつて移動する場合(この場合を
ハンドル左回転とする)には、第5図に示すよう
に受光素子23cの信号B、受光素子23bの信
号A順で信号が立上がる。かかる受光素子23b
と23cの信号の立ち上がる位相を比較すればハ
ンドル回転方向を弁別することができる。この回
転方向弁別パルスC又はDを計数すれば通過した
明暗の縞の数、即ち両格子板20,21の相対移
動量が検出される。
両格子板20,21の相対移動量はトーシヨン
バー14のねじれ角の比例するものであり、且つ
操舵トルクに比例したものである。従つて受光素
子23b,23cから出力されるパルス数は操舵
トルクに応じたデジタル信号となる。
保持部材15の一端に形成された円筒外周面1
5cにはスリツプリング27が絶縁して複列設け
られ、各スリツプリング27は受光23a,23
b,23cの個々と導通され、又発光素子22
a,22b,22cを並列接続した組とも導通さ
れている。各スリツプリング17には固定部に設
けられたブラツシ28がそれぞれ接触し、各発光
素子22に給電する電源30及び受光素子23の
発する信号を矩形波に整形するパルス化回路31
が接続されている。パルス化回路31から出力さ
れる信号は前述した回転方向弁別のための弁別回
路32に与えられ、又操舵トルク検出のためのカ
ウンタ33に与えられる。
〈効果〉 上記の如く本考案によれば、操舵軸とギヤボツ
クスの入力軸とをトーシヨンバーで連結し、トー
シヨンバーがねじられることによつて相対変位す
る一対の格子板を設け、この両格子板を挟んで一
方に発光素子、他方に受光素子を配置した構成で
あるので、トーシヨンバーのねじれ角、即ち操舵
トルクをモアレ縞の変化としてデジタル信号に変
えることができ、しかもモアレ縞の変化を光学的
に検出するための格子板の変位に対して極めて拡
大され高感度な検出ができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は舵取装置の全体図、第2図は操舵トル
ク検出機構を示す図、第3図は第2図における
−矢視断面図、第4図、第5図は受光素子の出
力信号と回転方向弁別信号との関係を示す図であ
る。 10……操舵軸、12……入力軸、13……ギ
ヤボツクス、14……トーシヨンバー、15……
保持部材、16……ガイド部材、17……突出ア
ーム、18……長溝、19……ピン、20,21
……格子板、22……発光素子、23……受光素
子、27……スリツプリング、28……ブラシ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ステアリングギアボツクスの入力軸と、ハンド
    ルに連結された操舵軸と、前記入力軸と操舵軸と
    を連結するトーシヨンバーと、入力軸又は操舵軸
    と一体結合された格子板保持部材と、この格子板
    保持部材に固定された第1格子板と、前記第1格
    子板に沿つて平行に案内され第1格子板の格子に
    対してわずかに傾斜する格子を有する第2格子板
    と、この第2格子板を前記入力軸と操舵軸の相対
    回転に応じて相対変位させる運動変換機構と、前
    記第1格子板と第2格子板の両側に半径方向位置
    を異にして配置された複数組の発光素子及び受光
    素子と、この発光素子及び受光素子に対して電気
    的接続され前記格子板保持部材外周面に設けられ
    たスリツプリングと、このスリツプリングに接触
    し非回転部分に設けられ電源及び信号処理回路に
    接続されたブラツシとを備えた動力舵取装置にお
    ける操舵トルク検出装置。
JP10238782U 1982-07-06 1982-07-06 動力舵取装置における操舵トルク検出装置 Granted JPS596742U (ja)

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JP10238782U JPS596742U (ja) 1982-07-06 1982-07-06 動力舵取装置における操舵トルク検出装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10238782U JPS596742U (ja) 1982-07-06 1982-07-06 動力舵取装置における操舵トルク検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS596742U JPS596742U (ja) 1984-01-17
JPH023133Y2 true JPH023133Y2 (ja) 1990-01-25

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ID=30241363

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JP10238782U Granted JPS596742U (ja) 1982-07-06 1982-07-06 動力舵取装置における操舵トルク検出装置

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JPS596742U (ja) 1984-01-17

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