JP2000283793A - ロータリエンコーダ - Google Patents

ロータリエンコーダ

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JP2000283793A
JP2000283793A JP11092240A JP9224099A JP2000283793A JP 2000283793 A JP2000283793 A JP 2000283793A JP 11092240 A JP11092240 A JP 11092240A JP 9224099 A JP9224099 A JP 9224099A JP 2000283793 A JP2000283793 A JP 2000283793A
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light receiving
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Toshiki Kumeno
俊貴 粂野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小型化および高分解能化を両立できるロータリ
エンコーダを提供する。 【解決手段】このロータリエンコーダは、2次元PSD
1と、この2次元PSD1の上方に設けられた円形のプ
レート2と、プレート2のさらに上方に設けられた光源
3とを備えている。光源3からの光がプレート2に形成
された透過孔23を透過して、2次元PSD1の受光面
11に入射すると、その入射位置Pに光エネルギーに比
例した電荷が発生し、各電極X1,X2,Y1,Y2か
ら光電流IX1,IX2,IY1,IY2が出力される。この出
力された光電流IX1,IX2,IY1,IY2は、それぞれA
/D変換器4で電流データDX1,DX2,DY1,DY2に変
換されて回転角算出部5に与えられる。回転角算出部5
は、A/D変換器4から与えられる電流データDX1,D
X2,DY1,DY2に基づいて、プレート2の回転角を算出
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえばモータ
の回転子などの回転体の回転角を検出するためのロータ
リエンコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、たとえばモータの回転子など
に関連して設けられ、この回転子などの回転角を検出す
るためのロータリエンコーダが知られている。図7は、
従来のロータリエンコーダの構成例を示す斜視図であ
る。このロータリエンコーダは、インクリメンタル形の
ロータリエンコーダであり、回転軸91Aを中心として
回転可能な回転円板91と、この回転円板91を挟んで
互いに対向して設けられた投光素子92および受光素子
93とを備えている。回転円板91には、多数本のスリ
ット94が、回転円板91の周方向に所定の等間隔ごと
に、放射状に延びて形成されている。
【0003】この構成により、回転円板91の回転軸9
1Aをたとえばモータの回転子に連結し、この回転子の
回転に同期させて回転円板91を回転させると、スリッ
ト94の回転位置が変化することによって、投光素子9
2から受光素子93に向かう光のスリット94の通過お
よび回転円板91による遮断が繰り返され、その結果、
受光素子93から回転円板91の回転角(回転量)に応
じた個数のパルス信号が出力される。ゆえに、受光素子
93から出力されるパルス信号数をカウントすることに
よって、モータの回転子の回転角を検出することができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、モータなど
の小型化に伴って、ロータリエンコーダの小型化が要望
されてきている。その一方で、ロータリエンコーダの分
解能の向上も要望されている。しかしながら、上記した
従来のロータリエンコーダの分解能は、回転円板91に
形成されたスリット94の本数によって決定され、この
スリット94の幅を縮小することには限界があるため、
ロータリエンコーダの小型化および高分解能化の両方を
同時に成り立たせることはできなかった。
【0005】そこで、この発明の目的は、上述の技術的
課題を解決し、小型化および高分解能化を両立できるロ
ータリエンコーダを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するための請求項1記載の発明は、回転体の
回転角を検出するためのロータリエンコーダであって、
受光面に入射した光を光電変換し、上記受光面における
光の入射位置を表す電気信号を出力する位置検出手段
と、この位置検出手段の受光面にスポット光を入射する
光入射手段と、この光入射手段によって上記位置検出手
段の受光面に入射されるスポット光の入射位置を、上記
回転体の回転に同期させて回転させる回転手段とを含む
ことを特徴とするロータリエンコーダである。
【0007】また、請求項2記載の発明は、上記位置検
出手段から出力される電気信号に基づいて、上記回転体
の回転角を算出するための回転角算出手段をさらに含む
ことを特徴とする請求項1記載のロータリエンコーダで
ある。なお、上記位置検出手段は、受光面における光の
入射位置を2次元の座標位置で表す信号を出力する2次
元PSD(Position Sensing Device :位置検出素子)
であってもよいし、受光面における光の入射位置を1次
元の座標位置で表す信号を出力する1次元PSDであっ
てもよい。
【0008】上記の発明によれば、位置検出手段の受光
面に入射するスポット光の入射位置は、受光面において
回転体の回転と同期して回転する。したがって、請求項
2のように、回転角算出手段を備えていれば、受光面に
おける光の入射位置の変化(位置検出手段から出力され
る電気信号の変化)に基づいて、回転体の回転角を検出
することができる。
【0009】また、本発明のロータリエンコーダの分解
能は位置検出手段の分解能により決定され、光入射手段
や回転手段の構成とロータリエンコーダの分解能とは無
関係であるから、位置検出手段の高分解能化を図るとと
もに、光入射手段や回転手段の小型化を図ることによ
り、ロータリエンコーダの高分解能化と小型化とを両立
させることができる。
【0010】たとえば、位置検出手段として現在市販さ
れている2次元PSDを用いた場合、このロータリエン
コーダの分解能は1/5000以上となり、従来のイン
クリメンタル形ロータリエンコーダと比較して(分解能
1/2000程度)、分解能を大幅に向上することがで
きる。請求項3記載の発明は、上記回転手段は、上記回
転体の回転に同期して上記位置検出手段の受光面を貫く
方向に沿う回転軸線まわりに回転するプレートを含み、
上記光入射手段は、上記プレートに関して上記位置検出
手段の受光面と反対側に配置された光源と、上記プレー
トに形成され、上記光源からの光を上記位置検出手段の
受光面側に透過させて当該受光面にスポット光を入射さ
せるための透過部とを含むことを特徴とする請求項1ま
たは2記載のロータリエンコーダである。
【0011】この発明によれば、回転体と同期して回転
されるプレートには、光源からの光を通過させるための
透過部が形成されており、この透過部を通過した光が位
置検出手段の受光面に入射するようになっている。ゆえ
に、この受光面における光の入射位置の変化に基づい
て、回転体と同期して回転するプレートの回転角を検出
することができ、これにより、回転体の回転角を検出す
ることができる。
【0012】請求項4記載の発明は、上記回転手段は、
上記回転体の回転に同期して上記位置検出手段の受光面
を貫く方向に沿う回転軸線まわりに回転するプレートを
含み、上記光入射手段は、上記プレートに取り付けられ
て、上記位置検出手段の受光面に向けて光を出射する光
源を含むことを特徴とする請求項1または2記載のロー
タリエンコーダである。
【0013】この発明によっても、請求項3の発明と同
様に、回転体と同期して回転するプレートの回転角を検
出することができ、これにより、回転体の回転角を検出
することができる。また、プレートに光源が取り付けら
れているから、請求項3の構成よりも、ロータリエンコ
ーダのサイズをさらに小さくすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の一実施形態に係るロータリエンコーダの構成を図
解的に示す斜視図である。このロータリエンコーダは、
たとえば、自動車に搭載された電動パワーステアリング
装置に備えられて、操舵補助力を発生するモータの回転
角を検出するための回転角センサとして適用できるもの
であり、位置検出手段としての2次元PSD(Position
Sensing Device :位置検出素子)1と、この2次元P
SD1の上方に設けられた円形のプレート2と、プレー
ト2のさらに上方に設けられた光源3とを備えている。
なお、光源3としては、たとえばLEDを用いることが
できる。
【0015】2次元PSD1は、受光面11に入射した
光の位置に応じた電気信号(光電流)を出力するもので
あり、平板状シリコンの表面にP層12、裏面にN層1
3、P層12とN層13との間にI層14が形成された
半導体デバイスからなっている。P層12の表面には、
所定間隔Lをおいて対向した一対の電極X1,X2と、
この電極X1,X2が対向する方向(x座標方向)と直
交する方向(y座標方向)に所定間隔Lをおいて対向し
た一対の電極Y1,Y2とが設けられており、この電極
X1,X2,Y1,Y2で囲まれたP層12上の略正方
形状の領域が受光面11となっている。また、N層13
の裏面中央には、所定のバイアス電圧を印加するための
電極(図示せず)が形成されている。
【0016】プレート2は、たとえばモータの回転子の
回転に同期して、回転軸21を中心に回転されるように
なっている。このプレート2の回転軸21は、2次元P
SD1の受光面11の中心(電極X1,X2から等しい
距離L/2だけ離れ、かつ、電極Y1,Y2から等しい
距離L/2だけ離れた位置)Oを通り、かつ、受光面1
1に直交する直線Sに沿った状態に設けられており、プ
レート2は、2次元PSD1の受光面11とほぼ平行に
配置されている。
【0017】光源3は、回転軸21の上方に設けられて
おり、光源3からの光は、プレート2の上面にほぼ一様
に照射されるようになっている。プレート2は、遮光性
を有する材料で構成されており、その周縁部付近には、
たとえばマイクロレンズ22がはめ込まれた円形の透過
孔23が形成されている。したがって、光源3から出射
された光のうち透過孔23に入射した光だけが、マイク
ロレンズ22を透過してプレート2の下方へ導かれ、2
次元PSD1の受光面11に入射するスポット光を形成
する。
【0018】2次元PSD1の受光面11に光源3から
の光が入射すると、その入射位置Pには光エネルギーに
比例した電荷が発生することにより、各電極X1,X
2,Y1,Y2から光電流IX1,IX2,IY1,IY2が出
力される。電極X1,X2,Y1,Y2から出力される
光電流IX1,IX2,IY1,IY2は、それぞれ図示しない
増幅器で適当なレベルに増幅された後、A/D変換器4
で電流データDX1,DX2,DY1,DY2に変換されて、た
とえばマイクロコンピュータからなる回転角算出部5に
与えられる。回転角算出部5は、A/D変換器4から与
えられる電流データDX1,DX2,DY1,DY2に基づい
て、プレート2の回転角を算出する。
【0019】図2は、プレート2の回転角を算出するた
めの処理について説明するための図である。以下では、
光源3からの光が2次元PSD1の受光面11上の位置
P1に入射している状態から、プレート2が図中反時計
回りに角度θだけ回転して、受光面11上における光の
入射位置が位置P2に変化した場合を想定して、回転角
算出部5が回転角θを算出するために行う処理について
説明する。
【0020】なお、以下の説明では、受光面11の中心
Oをx座標およびy座標の原点とし、その受光面11に
おける光の入射位置を座標(x,y)で表すこととす
る。光源3からの光が2次元PSD1の受光面11上の
位置P1に入射している状態では、上記したように、そ
の光入射位置P1には入射光のエネルギーに比例した電
荷が発生し、この発生した電荷が光電流となってP層1
2内を通って各電極X1,X2,Y1,Y2から出力さ
れている。ここで、2次元PSD1のP層12はほぼ一
様に形成されているので、電極X1から出力される光電
流IX1と電極X2から出力される光電流IX2の比は、位
置P1から電極X1までの距離LX1と位置P1から電極
X2までの距離LX2の比の逆比となる。また、電極Y1
から出力される光電流IY1と電極Y2から出力される光
電流IY2の比は、位置P1から電極Y1までの距離LY1
と位置P1から電極Y2までの距離LY2の比の逆比とな
る。つまり、下記式(1),(2) の関係が満たされる。
【0021】 IX1:IX2=LX2:LX1 ・・・・・・(1) IY1:IY2=LY2:LY1 ・・・・・・(2) したがって、光入射位置P1の座標(x1,y1)は、
光電流IX1,IX2,IY1,IY2をA/D変換して得られ
る電流データDX1,DX2,DY1,DY2に基づいて、下記
式(3),(4) に従って求めることができる。
【0022】 x1=L(DX2−DX1)/2(DX2+DX1) ・・・・・・(3) y1=L(DY2−DY1)/2(DY2+DY1) ・・・・・・(4) 回転角算出部5は、上記式(3),(4) に従って、プレート
2の回転前における光入射位置P1の座標(x1,y
1)を求めると、次に、プレート2の回転後における光
入射位置P2の座標(x2,y2)を、光入射位置P1
の場合と同様にして求める。そして、光入射位置P2の
座標(x2,y2)が求まると、光入射位置P1の座標
(x1,y1)および光入射位置P2の座標(x2,y
2)を下記式(5) に代入して、プレート2の回転角θを
算出する。
【0023】
【数1】
【0024】以上のようにこの実施形態では、たとえば
モータの回転子と同期して回転されるプレート2には、
光源3からの光を通過させるための透過孔23が形成さ
れており、この透過孔23を通過した光が2次元PSD
1の受光面11に入射するようになっている。そして、
この2次元PSD1の受光面11上における光の入射位
置の変化に基づいて、たとえばモータの回転子と同期し
て回転するプレート2の回転角が算出される。
【0025】2次元PSDは、現在市販されているもの
でx方向およびy方向に1/5000程度の分解能を有
している。また、近年開発されたRH−2次元PSD
は、x方向およびy方向に1/10000以上の分解能
を有している。したがって、この2次元PSDを備えた
ロータリエンコーダでは、従来のインクリメンタル形ロ
ータリエンコーダと比較して(分解能1/2000程
度)、分解能を大幅に向上することができる。
【0026】また、2次元PSD1は、受光面11に入
射した光の中心位置を光入射位置として検出するもので
あるから、プレート2に形成された透過孔23の径の大
小と分解能とは無関係である。したがって、プレート2
のサイズを小さくすることにより、一定以上の分解能を
保持しつつ小型化を図ることができ、ロータリエンコー
ダの高分解能化と小型化とを両立させることができる。
【0027】なお、この実施形態では、プレート2の回
転軸21の上方に光源3が設けられ、プレート2に形成
された透過孔23に、光源3からの光を2次元PSD1
の受光面11に導くためのマイクロレンズ22がはめ込
まれているとしたが、このマイクロレンズ22に代え
て、たとえば振幅型フレネルレンズが適用されてもよ
い。
【0028】また、プレート2に光源3が取り付けられ
て、この光源3からの光が直接に2次元PSD1の受光
面11に入射するようにされることにより、マイクロレ
ンズ22やフレネルレンズなどのレンズおよび透過孔2
3が省略されてもよい。こうすることにより、このロー
タリエンコーダのサイズをさらに小さくすることができ
る。
【0029】図3は、この発明の他の実施形態におい
て、プレート2の回転角を検出するための処理について
説明するための図である。上述の実施形態に係るロータ
リエンコーダでは、受光面11における光の入射位置を
2次元座標(x,y)で検出する2次元PSDが適用さ
れているのに対し、この実施形態に係るロータリエンコ
ーダでは、受光面61における光の入射位置を1次元座
標xで検出する1次元PSD6が適用されている。
【0030】1次元PSD6は、受光面61の中心Oが
円形プレート2の回転中心を通る直線上に位置するよう
に配置されており、受光面61の両端縁には、一対の電
極X1,X2が所定間隔Lをおいて対向した状態に設け
られている。1次元PSD6の受光面61上の位置P1
に光が入射している状態では、その光入射位置P1には
入射光のエネルギーに比例した電荷が発生し、この発生
した電荷が光電流となって各電極X1,X2から出力さ
れている。この電極X1から出力される光電流IX1と電
極X2から出力される光電流IX2の比は、位置P1から
電極X1までの距離LX1と位置P1から電極X2までの
距離LX2の比の逆比となっており、光入射位置P1を表
す座標x1は、光電流IX1,IX2をA/D変換して得ら
れる電流データDX1,DX2に基づいて、下記式(6) に従
って求めることができる。
【0031】 x1=L(DX2−DX1)/2(DX2+DX1) ・・・・・・(6) 上記式(6) に従って、プレート2の回転前における光入
射位置P1の座標x1が求まると、次に、プレート2の
回転後における光入射位置P2を表す座標x2を同様に
して求める。そして、光入射位置P2の座標x2が求ま
ると、光入射位置P1の座標x1および光入射位置P2
の座標x2を下記式(7) に代入して、プレート2の回転
角θを算出する。
【0032】
【数2】
【0033】ここで、Rは、原点Oから光入射位置P
1,P2までの距離であり、たとえば、x座標軸上に光
を入射させて、その光入射位置のx座標を上記式(6) に
従って求めることにより予め取得された定数である。以
上のように、1次元PSD6を適用した構成であって
も、プレート2の回転角を求めることができる。この実
施形態のように、位置検出手段として1次元PSD6を
適用した場合、2次元PSDを適用した場合と比較し
て、ロータリエンコーダのコストを低減することができ
る。
【0034】以上、この発明の2つの実施形態について
説明したが、この発明は、上述の各実施形態に限定され
るものではない。たとえば、上述の各実施形態では、プ
レート2には、円形の透過孔23が周縁部付近に形成さ
れているとしたが、透過孔23の形状は円形に限らず、
正方形や長方形などの矩形であってもよい。また、透過
孔23の形状が長方形である場合、この長方形の透過孔
23は、図4に示すように、プレート2の半径方向に直
交する方向に長く形成されていてもよいし、図5に示す
ように、プレート2の半径方向に長く形成されていても
よい。このような長方形の透過孔23を形成することに
より、2次元PSD1の受光面11または1次元PSD
6の受光面61に入射する光のエネルギー量を多くする
ことができ、2次元PSD1または1次元PSD6によ
る光入射位置の検出を良好に行うことができる。
【0035】また、透過孔23に代えて、図6に示すよ
うに、プレート2の周縁部が半円状に切り欠かれた切欠
部71が形成されていてもよい。さらに、上述の各実施
形態では、プレート2が円形に形成されているとした
が、プレート2の形状は円形に限定されず、たとえば多
角形状であってもよい。また、上述の実施形態では、こ
の発明に係るロータリエンコーダは、たとえば、自動車
に搭載された電動パワーステアリング装置に備えられた
モータの回転角を検出するための回転角センサとして適
用できるとしたが、もちろん、電動パワーステアリング
装置以外に備えられたモータの回転角を検出するために
用いることもできる。また、モータ以外にも、たとえば
ボールねじの回転角など、回転軸線まわりに回転する回
転体の回転角を検出するために用いることができる。
【0036】その他、特許請求の範囲に記載された技術
的事項の範囲内で、種々の設計変更を施すことが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るロータリエンコー
ダの構成を図解的に示す斜視図である。
【図2】プレートの回転角を算出するための処理につい
て説明するための図である。
【図3】この発明の他の実施形態において、プレートの
回転角を検出するための処理について説明するための図
である。
【図4】プレートの変形例を示す図解的な平面図であ
る。
【図5】プレートの他の変形例を示す図解的な平面図で
ある。
【図6】プレートのさらに他の変形例を示す図解的な平
面図である。
【図7】従来のロータリエンコーダの構成例を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 2次元PSD 11 受光面 2 プレート 21 回転軸 23 透過孔(透過部) 3 光源 5 回転角算出部 6 1次元PSD 61 受光面 71 切欠部(透過部) IX1,IX2,IY1,IY2 光電流(光の入射位置を表す
電気信号) O 中心(受光面の中心) P,P1,P2 光入射位置 S 直線(プレートの回転軸線) θ 回転角

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転体の回転角を検出するためのロータリ
    エンコーダであって、 受光面に入射した光を光電変換し、上記受光面における
    光の入射位置を表す電気信号を出力する位置検出手段
    と、 この位置検出手段の受光面にスポット光を入射する光入
    射手段と、 この光入射手段によって上記位置検出手段の受光面に入
    射されるスポット光の入射位置を、上記回転体の回転に
    同期させて回転させる回転手段とを含むことを特徴とす
    るロータリエンコーダ。
  2. 【請求項2】上記位置検出手段から出力される電気信号
    に基づいて、上記回転体の回転角を算出するための回転
    角算出手段をさらに含むことを特徴とする請求項1記載
    のロータリエンコーダ。
  3. 【請求項3】上記回転手段は、上記回転体の回転に同期
    して上記位置検出手段の受光面を貫く方向に沿う回転軸
    線まわりに回転するプレートを含み、 上記光入射手段は、上記プレートに関して上記位置検出
    手段の受光面と反対側に配置された光源と、上記プレー
    トに形成され、上記光源からの光を上記位置検出手段の
    受光面側に透過させて当該受光面にスポット光を入射さ
    せるための透過部とを含むことを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のロータリエンコーダ。
  4. 【請求項4】上記回転手段は、上記回転体の回転に同期
    して上記位置検出手段の受光面を貫く方向に沿う回転軸
    線まわりに回転するプレートを含み、 上記光入射手段は、上記プレートに取り付けられて、上
    記位置検出手段の受光面に向けて光を出射する光源を含
    むことを特徴とする請求項1または2記載のロータリエ
    ンコーダ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004317451A (ja) * 2003-04-21 2004-11-11 Nidec Copal Corp 角度検出装置

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JP2004317451A (ja) * 2003-04-21 2004-11-11 Nidec Copal Corp 角度検出装置

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