JPH02311781A - 移動物体検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、いわゆる焦電センサを用いて外界がらの赤外
線を取込んで移動物体を検出する簡易型の移動物体検出
装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、高感度・広指向性が要求されないいゎゆる簡易型
の移動物体検出装置として第６図に示すようなものが知
られている。このものは、焦電センサ６１の前方に、セ
ンサの検知領域６２を決定する視野窓６３を開口した窓
枠６４と、この視野窓６３を内側から閉塞する窓板６５
とを備えている。窓板６５は赤外線透過樹脂で構成され
ており、焦電センサ６１により赤外線を検知できるよう
に。

すると共に、焦電センサ６１に対し外気温や風の影響を
排除するようにしている。

そして、検知領域６２内を横切る移動物体からの赤外線
の入射量の変化を検知し、増幅して、被検出物体の有無
を判断する。

〔発明が解決しようとする課題〕

このように従来の装置は、赤外線量の変化を検知して移
動物体を検出する原理を用いているため、第６図の検知
領域６２内の斜線部分６２ａ、６２ａすなわち赤外線量
の変化が生じた部分（有効検知領域）でしか被検出物体
を検出できず、検知領域６２内の中央寄りでは赤外線量
の変化が小さく、検知感度が著しく低下する不具合があ
った。

本発明は、簡易型の移動物体検出装置として製造コスト
を増加させることなく、有効検知領域を広くできる移動
物体検出装置を提供することをその目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は上記目的を達成すべく、焦電型の赤外線検出素
子を用い、検知領域内を横切る移動物体からの赤外線入
射量の変化を検知して、この移動物体を検出する受動型
の移動物体検出装置であって、検知領域内の一部に、赤
外線検出素子への赤外線量を変化させる障害物を備えた
ことを特徴とする。

〔作用〕

赤外線検出素子の検知領域内の一部に赤外線量を変化さ
せる障害物を備えることにより、検知領域内を横切る移
動物体から赤外線入射量は、この障害物の端部において
も変化するため、この部分にも有効検知領域を生じさせ
ることができる。また、“この障害物は赤外線を遮断等
により単に変化させることができればよく、特殊な物質
や装置を用いる必要がない。

〔実施例〕

第１図及び第２図を参照して、本発明に係る第１の実施
例の移動物体検出装置について説明する。

この装置は、人間が装置の前を通過したことを検出して
動作を始める自動照明器や自動アナウンス器等に用いる
ものである。

この装置は、赤外線検出素子である焦電センサ１と、そ
の前方にセンサの検知領域２を決定する円形の視野窓３
を開口した窓枠４と、この視野窓３を内側から閉塞する
窓板５とを備えている。窓板５は、赤外線透過樹脂で構
成され、赤外線を透過できるようにすると共に、外気温
や風の影響を排除するようにして、焦電センサ１に誤作
動が生じないようにしている。

そして、検知領域２内を横切る移、動物体がある場合、
この移動物体から入射する赤外線量の変化を焦電センサ
１で検知し、その信号を続く増幅器６で増幅し、検出器
７で被検出物体の有無を判断する。

また、第２図に示すように、検知領域２内の一部に臨む
窓板５の表面中央には、赤外線を遮断する障害物として
遮光テープ７が線状に貼付けられている。これにより、
検知領域２内を横切る移動物体からの赤外線入射量は、
窓枠４の両内端４ａ。

４　ａ　ｌｉＺ加えてこの遮光テープ７の！外端７ａ。

７ａにおいても変化し、この部分に第１図の斜線で示す
有効検知領域２ａを生じさせることができる。すなわち
、検知領域２内を移動物体が横切る場合、窓枠４の両内
端４ａ、４ａ及び遮光テープ７の両性端７ａ、７ａのと
ころで赤外線量が急激に増加又は減少するため、この部
分でも赤外線の検知が可能となる。

なお、本実施例では、遮光テープ７を窓板５の表面中央
に線状に貼付けるようにしたが、十字状に貼付けてもよ
く、或いは同心円の点状に貼付けてもよい。また、遮光
テープ７を窓板５の表面に貼付けるようにしているが、
裏面に貼付けるようにしてもよい。

次に、第３図に示した第２の実施例について説明する。

この実施例では、窓板５をプレス成型して障害物である
凹状の遮光部８を形成し、この遮光部８の両性端８ａ、
８ａの２箇所と両内端８ｂ、８ｂの２箇所で赤外線量を
変化させる。すなわち、赤外線が透過する窓板５の肉厚
を２箇所変えることにより、赤外線の透過量（透過距離
）を変化させるようにしている。

また、第４図に示すように、窓板５の裏面中央に障害物
である突状の遮光突起９を形成し、この遮光突起９の両
性端９ａ、９ａの２箇所で赤外線量を変化させるように
してもよい。

次に、第５図に示した第３の実施例について説明する。

この実施例では、窓板５の表面に赤外線を遮断する塗料
等を島模様に塗布、或いは印刷して障害物である複数の
遮光帯１０を形成し、この各遮光帯１０の両性端ＩＱａ
、１０ａで赤外線量を変化させるようにしている。

なお、この実施例のように視野窓３内を遮光帯１０によ
りデザイン的に処理することで、視野窓３を違和感のな
いものとすることもができる。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば、製造コストを増加させる
ことなく、検知領域内に赤外線入射量が変化する箇所を
増やして、有効検知領域を広くすることができ、検出感
度を向上させる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る移動物体検出装置の部分断面図、
第２図はその、斜視図、第３図は第２実施例の部分断面
図、第４図は第２実施例の変形例の部分断面図、第５図
は第３実施例の斜視図、第６図は従来の装置の部分断面
図である。 ｌ・・・焦電センサ、２・・・検知領域、２ａ・・・有
効検知領域、７・・・遮光テープ、８・・・遮光部、９
・・・遮光突起、１０・・・遮光帯。 代理人弁理士　　　長谷用　　芳　　樹第１図 第２図 第３図 第４図 第３実施例の構成 第５図 従来の装置 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 焦電型の赤外線検出素子を用い、検知領域内を横切る移
   動物体からの赤外線入射量の変化を検知して、この移動
   物体を検出する受動型の移動物体検出装置であって、当
   該検知領域内の一部に、当該赤外線検出素子への赤外線
   量を変化させる障害物を備えたことを特徴とする移動物
   体検出装置。