JPH0231156A - 金属成分分析システム - Google Patents

金属成分分析システム

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JPH0231156A
JPH0231156A JP18052988A JP18052988A JPH0231156A JP H0231156 A JPH0231156 A JP H0231156A JP 18052988 A JP18052988 A JP 18052988A JP 18052988 A JP18052988 A JP 18052988A JP H0231156 A JPH0231156 A JP H0231156A
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JP
Japan
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sample water
concentration column
switching valve
column
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JP18052988A
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Inventor
Michio Nitta
新田 道夫
Yoshio Senoo
妹尾 良夫
Terufumi Iwata
照史 岩田
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Tokico Ltd
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Tokico Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0231156A publication Critical patent/JPH0231156A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、イオン交換分離法を用いて、特に、超純水
中の微量な金属成分を効率良く分析できるようにした金
属成分の分析システムに関するものである。
「従来の技術」 従来知られている金属成分分析システムは、シリンジに
より注入された試料水中の金属イオンを濃縮カラム内の
イオン交換樹脂に一旦吸着させた後、前記金属イオンを
塩酸等の酸性溶液で溶離させ、更に、該溶離液を、前記
濃縮カラムの下流側に連結された分離カラムを通過させ
ることによって、該溶離液中に含有された金属イオンを
分離させるようにしたものであって、前記分離カラムに
おいて分離された金属イオンは、発色剤が添加されて下
流側に連結された吸光光度計により、その濃度が分析さ
れるようになっている。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、上記のように構成された金属成分分析システ
ムにおいては、前記濃縮カラムに対して試料水が供給さ
れている時間を検出することによって、該試料水の定量
を行うようにしている、つまり、試料水を濃縮カラムに
対して一定の流量で、かつ一定の時間供給することによ
って該試料水の定量を行うようにしているが、一方で、
この濃縮カラムに対して試料水を供給するためのポンプ
に流量誤差が生じることから、この流量誤差が原因で、
前記試料水の定量値が変動してしまい、金属イオン量の
正確な分析ができないという不具合が生ずる。
この発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって
、試料水を正確に定量してその分析精度の向上を図ると
ともに、複数の試料水を効率良く分析できる金属成分分
析システムを得ることを目的とする。
「課題を解決するための手段」 この目的を達成するために、 (イ)第1の発明では、濃縮カラムの入口側に、送液用
ポンプ等を有する試料水供給手段によって供給された試
料水と、゛溶離液供給手段によって供給された溶離液と
を濃縮カラムに対して選択的に導く第1の切換弁を設け
、前記濃縮カラムの出口側には、該濃縮カラムを経由し
た流体を、分離カラム側またはドレン側に選択的に導く
第2の切換弁を設け、また、前記試料水供給手段を通じ
て濃縮カラムに供給された試料水の量を計測する流量計
上、この流量計の出力データに基づき、濃縮カラム内を
一定量の試料水が通過したか否かを判断し、その判断結
果に基づき、前記第1の切換弁と第2の切換弁との切り
換えを制御する制御部とを設け、更に、この制御部によ
って、前記試料水供給手段によって試料水が供給される
側に第1の切換弁を切り換えるとともに、前記濃縮カラ
ムを経由した流体をドレンに導く側に第2の切換弁を切
り換え、一方、前記流量計の出力データにより、濃縮カ
ラム内を一定量の試料水が通過したと判断された場合に
、前記溶離液供給手段によって溶離液が供給される側に
前記第1の切換弁を切り換えるとともに、前記濃縮カラ
ムを経由した流体を分離カラムに導く側に第2の切換弁
を切り換えるようにしている。
(ロ)第2の発明では、前記濃縮カラムを、第1の濃縮
カラムと第2の濃縮カラムとを互いに並列的に設けるこ
とによって構成し、前者の第1の切換弁を、試料水供給
手段に通じるラインが第1の濃縮カラム側に接続されて
いるときに、前記溶離液供給手段によって供給された溶
離液を第2の濃縮カラムに導く第1の経路と、試料水供
給手段に通じるラインが第2の濃縮カラム側に接続され
ているときに、前記溶離液供給手段によって供給された
溶離液を第1の濃縮カラムに導く第2の経路とが得られ
る四方切換弁とし、後者の第2の切換弁を、第1の濃縮
カラムに通じるラインがドレン側に接続されているとき
に、第2の濃縮カラムを経由した流体を分離カラムに導
く第3の経路と、第2の濃縮カラムに通じるラインがド
レン側に接続されているときに、第1の濃縮カラムを経
由した流体を分離カラムに導く第4の経路とが得られる
四方切換弁とし、更に、前記制御部によって、第1の経
路と第3の経路とが共に得られるように第1、第2の切
換弁を動作させ、第2の経路と第4の経路とが共に得ら
れるように第1、第2の切換弁を動作させるとともに、
前記流量計の出力データにより、前記濃縮カラム内を一
定量の試料水が通過したと判断された場合にこれら第1
1第2の切換弁の切換動作を行うようにしている。
(ハ)第3の発明では、前記(イ)または(ロ)に示す
流量計を、第2の切換弁とドレンとの間のラインに配設
するようにしている。
「作用」 第1の発明によれば、試料水供給手段を通じて濃縮カラ
ムに供給された試料水の量を積算する流量計を設け、こ
の流量計の出力データに基づき、濃縮カラム内を一定量
の試料水が通過したか否かを判断し、その判断結果に基
づき、第1の切換弁を動作させて、濃縮カラムに対して
試料水または溶離液を選択的に供給し、また、第2の切
換弁を動作して、濃縮カラムを通過した流体をドレンま
たは分離カラムに選択的に供給させるようにした。
つまり、第1の切換弁、第2の切換弁の切換動作を流量
計の出力データに基づき順次行うようにしたので、例え
ば、試料水供給手段に設けられた送液用ポンプの流量誤
差が原因で不正確な定量を行うといったことがなく、常
時安定した定量を行うことができる。
第2の発明によれば、濃縮カラムを、並列に設けられた
第1の濃縮カラムと第2の濃縮カラムとによって構成し
、これら第1の濃縮カラム、第2の濃縮カラムへの試料
水、溶離液の供給を、上流側に設けられた四方切換弁で
ある第1の切換弁によって行い、また、これら第1の濃
縮カラム、第2の濃縮カラムを通過した流体を、下流側
に設けられた四方切換弁である第2の切換弁によってド
レン側まI;は分離カラムに導くようにしたので、これ
ら2つの濃縮カラムに対し交互に試料水を通過させ、そ
の金属イオンの吸着を行わせることができる。
第3の発明によれば、第2の切換弁とドレンとの間のラ
インに前記流量計を配設するようにした、つまり、前記
流量計を、濃縮カラムの下流側であり、かつ分離カラム
に通じないラインに設けるようにしたので、仮に、流量
計を形成する金属の成分(例えば、試料水に含有されて
いる金属と同一の成分)が試料水中に溶は出したとして
も、分析手段による分析結果に誤差発生等の悪影響を与
えない。
「実施例」 この発明の一実施例を第1図を参照して説明する。
この図は、試料水に含有されるクラッド成分としての金
属Mと、イオン成分としての金属イオンM・◆との総和
を、定量する金属成分分析システムの概略構成図を示す
ものであって、この図に符号lで示すものは自動流路切
換弁、また、符号りで示すものは、この自動流路切換弁
1の出口に接続された配管としてのラインである。
前記ラインLには、送液用ポンプ2(試料水供給手段)
、反応器3、オーバー70−用容器4、三方自動切換弁
5、加圧ポンプ6、圧力スイッチ6A、四方自動切換弁
7(第1の切換弁)、濃縮カラム8(第1の濃縮カラム
)/濃縮カラム9(第2の濃縮カラム)、四方自動切換
弁10(第2の切換弁)、分離カラム11、吸光光度計
12(分析手段)が順次配置され、更に、このラインL
の末端は図示しないドレンに接続されている。
このラインLに設けられた各構成要素について説明する
と、まず、これらを構成する配管、各種の機器は試料水
中に、分析すべき金属イオン成分と同一の金属イオン成
分が流出しないよいうな材質で形成されている。
前記自動流路切換弁lは、その入口に6つの試料水供給
路IA〜IFが設けられて、これら試料水供給路IA〜
IFの一つをラインLに選択的に接続させるものである
前記送液用ポンプ2は、前記試料水供給路IA〜IFの
一つから供給された試料水を次の反応器3に供給するも
のであり、該反応器3には、符号L1で示すラインを通
じて、貯留部15内に貯留された反応液が供給ポンプ1
6によって供給されるようになっている。
そして、前記反応器3において、前述した試料水と反応
液とが混合されて互いに反応し、これによって、前記試
料水に含有されているクラッド成分である金属Mが、金
属イオンM″“にイオン化されるようになっている。
前記オーバーフロー容器4は、前記反応器3においてイ
オン化が行われた試料水を一旦貯留するとともに、一定
の貯留量を越えた試料水を符号り、で示すラインを通じ
て、図示しないドレンに供給するものである。
前記三方自動切換弁5は、ラインLを流れる流体を、符
号L3で示すラインを通じてドレンに導くた゛めの切換
を行うものである。つまり、前記自動流路切換弁1を通
じて試料水が供給された場合に、まず、ラインL、側に
流路を切り換えて、自動流路切換弁1から三方自動切換
弁5との間に該試料水を流通させ、自動流路切換弁lの
切り換え前に流通していた試料水を完全に洗い流すよう
にしている。
前記加圧ポンプ6は、前記三方自動切換弁5を通じて供
給された試料水を、濃縮カラム8・9に対して加圧状態
で供給するためのものである。なお、この加圧ポンプ6
によって試料水が所定圧以上に加圧された場合には、圧
力スイッチ6AがONとなって、制御部C(後述する)
に対して加圧ポンプ6の動作を停止させるだめの検出信
号(ロ)を出力するようになっている。なお、この分析
システムでは、圧力検知器に圧力スイッチを選択したが
、これに限定されず、圧力センサであっても良い。
前記四方自動切換弁7及び四方自動切換弁10は、ライ
ンLを、濃縮カラム8を経由するラインL!と、濃縮カ
ラム9を経由するラインLbとに切り換えるものであっ
て、前者の四方自動切換弁7には、符号17で示す溶離
液供給ポンプによって貯留部18内に貯留された溶離液
(後述する)が供給されるラインL4が接続され、また
、後者の四方自動切換弁10には、流量計19が途中に
設けられて、図示しないドレンに通じるラインL。
が接続されている。前記流量計19は、ラインL。
を通過した流体の流量を計測するものであり、その出力
データ(イ)は制御部C(後述する)に順次供給される
ようになっている。
ここで、前記流量計19としては、質量流量を計測する
ものが好ましく、まt;、流量計測値を順次送出するも
の、例えば、一定の積算値を計測した場合に計測値を送
出するものでも良いが、いずれの場合も、流量計19は
金属製以外のものは測定精度が劣るため、該流量計19
から流出した金属成分が測定精度に影響を与えない四方
自動切換弁10の下流側であり、かつ、吸光光度計12
に通じるラインLから外れた、ラインL、の途中に、該
流量計19を配設するようにしている。
なお、以下の説明において、四方自動切換弁7より上流
側のラインLをラインLcと、四方自動切換弁10より
下流側のラインLをラインLdと表現する。
ここで、四方自動切換弁7及び四方自動切換弁10によ
るラインL1〜Ld−L、・L、の切換動作について簡
単に説明すると、 (1)四方自動切換弁7は、ラインLcとラインL1と
を、ラインL、とラインLbとを同時に接続しく請求項
2の「第1の経路」に対応)、また、ラインLcとライ
ンLbとを、ラインL4とラインLaを同時に接続する
(′r#求項2の「第2の経路」に対応)。
(2)四方自動切換弁10は、ラインL8とラインL、
とを、ラインLbとラインLdとを同時接続しく1#求
項2の「第3の経路」に対応)、また、ラインL1とラ
インLdとを、ラインLbとラインL、とを同時に接続
する(請求項2の「第4の経路」に対応)。
(3)四方自動切換弁7によってラインLcとラインL
aとが、ラインL4とラインLbとがそれぞれ接続され
ている場合には、四方自動切換弁10によってラインL
AとラインL、とが、ラインLbとラインLdとがそれ
ぞれ接続される(請求項2記載の制御部Cにおける制御
動作に対応)。
(4)四方自動切換弁7によってラインLcとラインL
bとが、ラインL4とラインL1とがそれぞれ接続され
ている場合には、四方自動切換弁10によってラインL
aとラインLdとが、ラインLbとラインL6とがそれ
ぞれ接続される(請求項2記載の制御部Cにおける制御
動作に対応)。
このような切換による試料水の処理についての詳細は第
4図及び第5図のフローチャートにより後述する。
以下続けて、ラインLに設けられた濃縮カラム8・9、
分離カラム11、吸光光度計12について説明すると、
前記濃縮カラム8・9は、その内部にイオン交換樹脂が
充填されたものであって、前記ラインLcを通じて供給
された試料水中の金属イオンM−+(反応器3で生成さ
れたものを含む)が吸着されるようになっている。
そして、これら濃縮カラム8・9内に吸着された金属イ
オンM I +は、前記ラインL、を通じて供給された
溶離液によって溶出されて、分離カラム11に供給され
るようになっている。
前記分離カラム11は、その内部にイオン交換樹脂等の
吸着剤等が充填されて、前記濃縮カラム8・9を通じて
供給された金属イオンM−を一時的に吸着し、更に、前
記貯留部18から供給された溶離液によって、該金属イ
オンM″9を所定時間後に流し出てその分離処理を行う
ものである。
前記吸光光度計12は、分離カラム11から順次送り出
され、時系列的に特定の金属イオンM″1が含有された
流体を、−旦図示しないセル内に導入した上で、その吸
光度を測定するものであって、該吸光度の測定に際して
は、符号20で示すポンプによって貯留部21内に貯留
された発色剤が、ラインL6を通じて供給されるように
なっている。
なお、前述した金属分析に適する金属元素M(M″+)
としては例えば、F e”、 N i”  Cu”、 
Co”、Mn”+が適当であり、前記貯留部15に貯留
される反応液としては例えば、シュウ酸、塩酸が適当で
あり、前記貯留部18に貯留される溶離液としては例え
ば、ピリジンジカルボン酸−水酸化リチウム水溶液が適
当であり、前記貯留部21に貯留される発色剤としては
例えばピリジルアゾレゾルシルが適当である。
以下、制御部Cについて説明する。
この制御部Cは、第1図に示すように、流量計19から
出力された出力データ(イ)、圧力スイッチ6Aから出
力された検出信号(ロ)に基づいて、前記自動流路切換
弁1、三方自動切換弁5、加圧ポンプ6、四方自動切換
弁7・10の動作を制御するための制御信号(ハ)〜(
ト)を出力するものであって、前記検出信号(ロ)の入
力があった場合に、加圧ポンプ6の動作を停止させるた
めの制御信号(ホ)を出力するようになっている1、な
お、前記検比信号(ロ)が圧力スイッチ6Aから出力さ
れる場合とは、例えば濃縮カラム8・9が目ずまりを起
こす、といったことが挙げられる。
以下、この制御部Cの制御内容を、第2図〜第5図を参
照して詳細に説明する。
なお、第2図〜第3図に示す金属成分分析システムは、
第1図に示す金属成分分析システムを簡略化しt;概略
構成図、機能ブロック図をそれぞれ示すものであり、第
4図及び第5図は制御部の制御内容を示すフローチャー
トである。
第2図に示す金属成分分析システムでは、反応器3、貯
留部15、供給ポンプ16を省略し、これによって自動
流路切換弁1からはクラッド成分を含有しない試料水の
みを供給するものとし、また、加圧ポンプ6、圧力スイ
ッチ6Aを省略して、送液用ポンプ2に加圧ポンプ6の
役割を果たさせるものである。
また、第3図に示すように制御部Cは、インターフェイ
ス30を介して互いに接続された主制御部C1と分析装
置制御部C2とからなるものであり、前者の主制御部C
1には、流量計19から出力された出力データ(イ)が
インターフェイス31を介して入力され、また、同主制
御部C3から、自動流路切換弁1、三方自動切換弁5、
四方自動切換弁7・lO1送液用ポンプ2の動作を制御
するための制御信号(ハ)、(ニ)、(へ)、(ト)、
(チ)をインターフェイス31を介して出力するように
なっている。
一方、後者の分析装置制御部C2には、吸光光度計12
から出力された検出信号(す)がインターフェイス32
を介して入力され、まt;、同分析装置制御部C2から
は、インターフェイス32を介して溶離液供給ポンプ1
7、吸光光度計12に対して制御信号(ヌ)(ル)をそ
れぞれ出力するようになっている。
また、第3図において符号33で示すものは入力装置で
あって、三方自動切換弁5がドレン側のラインL、に対
して通じている時間(TA)の設定、流量計19によっ
て計測された流量値(Q)のしきい値(QA)設定、自
動流路切換弁lの試料水供給路IA〜IFにおける試料
水供給類の設定等が行えるようになり、ている。
次に、第4図及び第5図のフローチャートを参゛照して
、第3図の機能ブロック図に基づく、第2図の金属成分
分析システムの制御工程を順に説明する。
(1)主制御部C1の制御フロー SPl、スタート SF3 ;入力装置33によって入力された設定時間(
T A)、しきい値(QA)、試料水供給類等の設定デ
ータを受信して記憶する。
SF3 、SF3で記憶されI;設定データに基づいて
、試料水供給路IA〜IFの一つ、例えば試料水供給路
IAから試料水Aを供給させる制御信号(ハ)を出力す
る。
SF3;三方自動切換弁5に対して流路をドレン側のラ
インL、に切り換える制御信号(ニ)を出力する。
sps ;送液用ポンプ2の駆動を行わせる制御信号(
チ)を出力する。
SF3 ;SF3において行った、三方自動切換弁5の
ドレン側への流路切り換え時間(T)が、SF3におい
て設定した設定時間(TA)に達したか否かを判断し、
YESの場合に次のSF3に進む。
SF3 i三方自動切換弁5に対して流路を四方自動切
換弁7側、つまりラインLc側に切り換える制御信号(
ニ)を出力する。
SF3 ;流量計19の出力データ(イ)に基づき、ラ
インL、を通過した流体(濃縮カラム8または濃縮カラ
ム9により金属イオンM′+が吸着された後のドレン水
)の量(Q)が、SF3で設定したしきい値(QA)に
達したと判断されたならば、つまり、濃縮カラム8また
は9を通過した試料水Aの量が予め決めておいた定量値
に達したと判断されたならば、次のSF3に進む。
なお、このSF3においてYESと判断された場合には
、後述するSF31に対して「QA−Q信号」を出力す
る。
SF3 ;送液用ポンプ2の駆動を停止させる制御信号
(チ)を出力する。
5PIO;試料水供給路IA〜IFの一つ試料水供給路
IBから例えば、次の試料水Bを供給させる制御信号(
ハ)を出力する。
5P11iSP4と同じ。
5P12;四方自動切換弁7・10の切換を行う制御信
号(へ)・(ト)を同時に出力する。
そして、これら制御信号(へ)・(ト)の出力によって
、四方自動切換弁7・10が例えば、実線で示す如くラ
インを接続しているのであれば、前者の四方自動切換弁
7を切り換えて、ラインLcとラインLbとを、ライン
L、とラインL!とをそれぞれ接続させ、また、後者の
四方自動切換弁lOを切り換えて、ラインL息とライン
Ldとを、ラインLbとラインL6とをそれぞれ接続さ
せる。
また、四方自動切換弁7・10が例えば、点線で示す如
くラインを接続しているのであれば、前者の四方自動切
換弁7を切り換えてラインLcとラインL1とを、ライ
ンL、とラインLbとをそれぞれ接続させ、また、後者
の四方自動切換弁10を切り換えてラインLa とライ
ンL、とを、ラインLbとラインLdとをそれぞれ接続
させる。
なお、この5P12において四方自動切換弁7・lOの
切換動作を行ったならば、後述する5P32に対して「
四方弁切換信号」を出力する。
5P13iSP5と同じ。
5P14 ;SF3と同じ。
5P15;SF3と同じ。
5P16.5P8と同じ。
そして、この5P16においてYESと判断された場合
には、後述するSF31に対して「QA−Q信号」を出
力する。
5P17;SF3と同じ。
5P1B、SF3において設定した試料水供給順を示す
設定データに基づいて、自動流路切換弁1からの試料水
の供給が全て終了したか否がを判断し、YESの場合に
5P19に進んで、このフローを終了し、また、NOの
場合に次の5P20に進む。
5P20 、吸光光度計12から、−試料水における金
属イオンの定量が済んだことを示す検出信号(す)が出
力されたならば、元の5ptoに戻る。
なお、この5P20で示す試料水は、5PIOで選択し
た試料水より1つ前に選択されたものを指す。
〔2〕分析装置制御部C3の制御70−5P30 、ス
タート。
5P31;前述したspg又は5P16からQA=Q信
号が出力されて、濃縮カラム8または9内に一定量の試
料水が通過して、該試料水中に含有された金属イオンが
これら濃縮カラム8または9内のイオン交換膚脂内に吸
着されたと判断されたならば、次の5P32に進む。
5P32.前述した5P12から四方弁切換信号が出力
されて、四方自動切換弁7・10による流路の切換が行
われたと判断されたならば、次の5P33に進む。
5P33;溶離液供給ポンプ17を駆動させる制御信号
(ヌ)を出力する。そして、この溶離液供給ポンプ17
から供給された溶離液によって、濃縮カラム8または9
に吸着された金属イオンが溶出させられる。また、制御
信号(ヌ)と同時に、制御信号(ル)を出力して、ポン
プ20(第3図において図示せず)を駆動させるととも
に、吸光光度計12に対して前記金属イオンの濃度を測
定させる。
5P34;前述した5P20と同様に、吸光光度計12
から一試料水における金属イオンの定量が済んだことを
示す検出信号(す)が出力されたならば、次の5P35
に進む。
5P35;溶離液供給ポンプ17及びポンプ20(第3
図において図示せず)を駆動を停止させる制御信号(ヌ
)を出力する。
5P36 ;試料水測定が全て終了したことを示すフラ
グ(S P 39で述べる)がセットされているか否か
を判断し、YESの場合に5P37に進んでこのフロー
を終了し、また、NOの場合に5P38に進む。
5P38.5P2において設定した試料水供給順を示す
設定データに基づき、自動流路切換弁1からの試料水供
給が全て終了したことを示す信号が、主制御部C1から
出力されたか否かをn断し、N0の場合に元の5P31
に戻り、またYESの場合に次の5P39に進んで、分
析装置制御部C2内の所定のエリアに、自動流路切換弁
1からの試料水供給が全て終了したことを示すフラグを
セ・ン卜する。
以上説明したように、本実施例に示す金属成分分析シス
テムによれば、SF3.5P16で示すように流量計1
9の出力データ(イ)に基づき、濃縮カラム8または9
を通過した試料水の量(Q)が、予め決めておいた定量
値(QA)に達したか否かを判断することによって、試
料水の定量を行うことができ、これによって、例えば、
送液用ポンプ2の流量誤差が原因で不正確な定量を行う
といったことがなく、常時安定した定量を行うことがで
きて、その分析精度の向上を図ることが可能となる。
また、5P12に示すように四方自動切換弁7・10の
切換によって、並列的に設けられた濃縮カラム8・9に
交互に試料水を通過させて、該試料水中に含有される金
属イオンM″+の吸着を行うようにし、更に、5P33
〜34で示すように、濃縮カラム8・9内への金属イオ
ンM″+吸着の後、該金属イオンM″+の溶出を行い金
属イオンM′+の定量作業を行うようにしたので、該定
量作業を連続的に効率良く行うことができて、その作業
能率の向上を図ることができるという効果が得られる。
「発明の効果」 以上説明したように、第1の発明によれば、試料水供給
手段を通じて濃縮カラムに供給された試料水の量を計測
する流量計を設け、この流量計の出力データに基づき、
濃縮カラム内を一定量の試料水が通過したか否かを判断
し、その判断結果に基づき、第1の切換弁を動作させて
、濃縮カラムに対して試料水または溶離液を選択的に供
給し、また、第2の切換弁を動作して、濃縮カラムを通
過した流体をドレン側または分離カラムに選択的に供給
させるようにした。つまり、第1の切換弁、第2の切換
弁の切換動作を流量計の出力データに基づき順次行うよ
うにしたので、例えば、送液用ポンプの流量誤差が原因
で不正確な定量を行うといったことがなく、これによっ
て、常時安定した定量を行うことができて、その分析精
度の向上を図ることが可能となる。
第2の発明によれば、濃縮カラムを、並列に設けられた
第1の濃縮カラムと第2の濃縮カラムとによって構成し
、これら第1の濃縮カラム、第2の濃縮カラムへの試料
水、溶離液の供給を、上流側に設けられた四方切換弁で
ある第1の切換弁によって行い、また、これら第1の濃
縮カラム、第2の濃縮カラムを通過した流体を、下流側
に設けられた四方切換弁である第2の切換弁によってド
レンまたは分離カラムに導くようにしたので、これら2
つの濃縮カラムに交互に試料水を通過させることができ
、これによって、金属イオンの定量作業を効率的に行う
ことができて、その作業能率の向上を図ることができる
という効果が得られる。
第3の発明によれば、第2の切換弁とドレンとの間のラ
インに前記流量計を配設するようにした、°つまり、前
記流量計を、濃縮カラムの下流側であり、かつ分離カラ
ム(こ通じないラインに設けるようにしたので、仮に、
流量社内の金属成分(例えば、試料水に含有されている
金属と同一の成分)が試料水中に溶は出したとしても、
分析手段による分析結果に誤差発生等の悪影響を与えず
、この点においても、分析精度の向上を図ることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明の一実施例を示す図であって、
第1図はその全体概略構成を示す図、第2図は第1図に
示す金属成分分析システムを簡略化した図、第3゛図は
第2図に示す金属成分分析システムの制御系を示す機能
ブロック図、第4図及び第5図は第3図の機能ブロック
図における制御部の制御内容を示すフローチャートであ
る。 2・・・・・・送液用ポンプ(試料水供給手段)、5・
・・・・・四方自動切換弁(第1の切換弁)、8・・・
・・・濃縮カラム(第1の濃縮カラム)、9・・・・・
・濃縮カラム(第2の濃縮カラム)、lO・・・・・・
四方自動切換弁(第2の切換弁)、11・・・・・・分
離カラム、12・・・・・・吸光光度計(分析手段)、
19・・・・・・流量計、C・・・・・・制御部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属イオンが含有された試料水を供給するための
    送液用ポンプ等を有する試料水供給手段と、前記試料水
    中の金属イオンを吸着する濃縮カラムと、この濃縮カラ
    ム内の金属イオンを溶出させるための溶離液を、該濃縮
    カラムに対して供給する溶離液供給手段と、前記濃縮カ
    ラムから溶出した金属イオンの分離カラムと、この分離
    カラムから流出する金属イオンを定量分析する分析手段
    とが備えられた金属成分分析システムにおいて、前記濃
    縮カラムの入口側に設けられて、前記試料水供給手段に
    よって供給された試料水と、前記溶離液供給手段によっ
    て供給された溶離液とを濃縮カラムに対して選択的に導
    く第1の切換弁と、前記濃縮カラムの出口側に設けられ
    て、前記濃縮カラムを経由した流体を、分離カラム側ま
    たはドレン側に選択的に導く第2の切換弁と、 前記試料水供給手段を通じて濃縮カラムに供給された試
    料水の量を計測する流量計と、この流量計の出力データ
    に基づき、濃縮カラム内を一定量の試料水が通過したか
    否かを判断し、その判断結果に基づき、前記第1の切換
    弁と第2の切換弁との切り換えを制御する制御部とを有
    し、 前記制御部は、前記試料水供給手段によって試料水が供
    給される側に第1の切換弁を切り換えるとともに、前記
    濃縮カラムを経由した流体をドレンに導く側に第2の切
    換弁を切り換え、一方、前記流量計の出力データにより
    、濃縮カラム内を一定量の試料水が通過したと判断され
    た場合に、前記溶離液供給手段によって溶離液が供給さ
    れる側に前記第1の切換弁を切り換えるとともに、前記
    濃縮カラムを経由した流体を分離カラムに導く側に第2
    の切換弁を切り換えることを特徴とする金属成分分析シ
    ステム。
  2. (2)前記濃縮カラムは、第1の濃縮カラムと第2の濃
    縮カラムとが互いに並列的に設けられたものであり、 前記第1の切換弁は、試料水供給手段に通じるラインが
    第1の濃縮カラム側に接続されているときに、前記溶離
    液供給手段によって供給された溶離液を第2の濃縮カラ
    ムに導く第1の経路と、試料水供給手段に通じるライン
    が第2の濃縮カラム側に接続されているときに、前記溶
    離液供給手段によって供給された溶離液を第1の濃縮カ
    ラムに導く第2の経路とが得られる四方切換弁であり、
    前記第2の切換弁は、第1の濃縮カラムに通じるライン
    がドレン側に接続されているときに、第2の濃縮カラム
    を経由した流体を分離カラムに導く第3の経路と、第2
    の濃縮カラムに通じるラインがドレン側に接続されてい
    るときに、第1の濃縮カラムを経由した流体を分離カラ
    ムに導く第4の経路とが得られる四方切換弁であり、 前記制御部は、第1の経路と第3の経路とが共に得られ
    るように第1、第2の切換弁を動作させ、第2の経路と
    第4の経路とが共に得られるように第1、第2の切換弁
    を動作させるとともに、前記流量計の出力データにより
    、前記濃縮カラム内を一定量の試料水が通過したと判断
    された場合にこれら第1、第2の切換弁の切換動作を行
    うことを特徴とする特許請求の範囲1記載の金属成分分
    析システム。
  3. (3)前記流量計を、第2の切換弁とドレンとの間のラ
    インに配設したことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    または第2項記載の金属成分分析システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03248060A (ja) * 1990-02-27 1991-11-06 Hitachi Ltd 不溶解性微粒子を含む金属不純物の分析方法および装置
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JP2008256429A (ja) * 2007-04-03 2008-10-23 Shimadzu Corp 液体クロマトグラフ
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CN112789502A (zh) * 2018-10-17 2021-05-11 奥加诺株式会社 水质管理方法、离子吸附装置、信息处理装置以及信息处理系统

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