JPH03215742A - 金属成分分析装置 - Google Patents

金属成分分析装置

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JPH03215742A
JPH03215742A JP954490A JP954490A JPH03215742A JP H03215742 A JPH03215742 A JP H03215742A JP 954490 A JP954490 A JP 954490A JP 954490 A JP954490 A JP 954490A JP H03215742 A JPH03215742 A JP H03215742A
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JP
Japan
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sample water
switching valve
column
way switching
concentration
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JP954490A
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Tatsuya Funabashi
船橋 達也
Miwako Sasaki
佐々木 美和子
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Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、イオン交換分離法を用いて、特に、超純水
中の微量な金属成分を効率良く分析できるようにした金
属成分分析装置に関するものである。
「従来の技術」 この種の金属成分分析装置としては第3図に示すような
装置が知られている。即ち第3図中符号1は自動流路切
換弁(試料水供給手段)である。
この自動流路切換弁1の出口には試料水供給路Lが接続
されている。試料水供給路Lには、上流から下流に向か
って順次、加圧ポンプ(送液用ポンプ)2、反応器3、
三方切換弁(試料水切換弁)5、加圧ボンブ6、圧力ス
イッチ6Aが取り付けられている。そしてこの試料水供
給路Lは最終的に第1四方切換弁(第1の切換弁)7に
接続されている。
この第1四方切換弁7には、第la縮カラム8への流路
しaと第2 71A縮カラム9への流路Lbと溶離液供
給路L4が接続されている。溶離液供給路L4には、加
圧ポンプ17と溶離液貯留部18か設けられている。
前記第1a縮カラム8からの流路Laと第2濃縮カラム
9からの流路Lbは第2四方切換弁(第2の切換弁)1
0に接続されている。この第2四方切換弁10には、第
2四方切換弁10の下流側でありかつ吸光光度計(分析
手段)12に通じるラインL5か接続され、このライン
L,の途中に流量計19が介入されて設けられている。
また試料水供給路Lの反応器3の上流側には、試料水中
の金属をイオン化する試薬を供給する反応液供給路L1
が接続されている。そしてこの反応液供給路L,には加
圧ポンプ16と反応液貯留部15が設けられている。
さらに分離カラムl1と吸光光度計12との間には、金
属イオンを発色させる試薬を供給ための発色液供給路L
8が接続されている。この発色液供給路L6には、加圧
ポンプ20と発色液貯留部21とが設けられている。
なお、ラインLに設けられた各構成要素は、これらを構
成する配管、各種の機器が試料水中に、分析すべき金属
イオン成分と同一の金属イオン成分を流出させないよい
うな材質で形成されている。
次に、この金属成分分析装置の動作を説明する。
前記自動流路切換弁1には、6つの試料水流人路IA〜
IFが接続されている。そしてこれら試料水流人路IA
〜IFの一つが試料水供給路Lに選択的に接続される。
試料水供給路Lに流入した試料水は加圧ボンブ2によっ
て反応器3に送られる。その間に試料水には反応液供給
路L1から反応液が添加される。
この反応液が添加された試料水は反応器3中で所定温度
で混合される。
この反応器3を通過した試料水は三方切換弁5に達する
。三方切換弁5は切り換えられて、試料水をラインL3
を通じて排水路に導くものである。
すなわち三方切換弁5は前記自動流路切換弁1が切り換
えられて別の試料水か供給される場合に、まず、ライン
L3側に流路を切り換えて、自動流路切換弁■と三方切
換弁5との開に残留していた先の試料水を完全に洗い流
す。そしてこの後、流路を切り換えて試料水を試料水供
給路Lに沿って流す。
三方切換弁5を通過した試料水は加圧ボンプ6により再
び加圧される。加圧ポンブ6で加圧された試料水は、第
1四方切換弁7によって第1濃縮カラム8あるいは第2
濃縮カラム9に供給される。
なお、加圧ポンブ6によって試料水が所定圧以上に加圧
された場合には、圧力スイッチ6AがONとなって、制
御部Cに対して加圧ポンブ6の動作を停止させるための
検出信号を出力するようになっている。
第1四方切換弁7と第2四方切換弁10は、試料水供給
路Lから供給される試料水を濃縮カラム8あるいは濃縮
カラム9を通過せしめたあとラインL5を経て排水部(
ドレン)30に導く金属イオン濃縮工程の流路と、溶離
液供給路L4から供給される溶離液を濃縮カラム9ある
いは濃縮カラム8を通過せしめたあと分離カラム11に
導く金属イオン溶離工程の流路とを、濃縮カラム8,9
に対して交互に形成するものである。これら四方切換弁
7,10の切り換えは、流量計19を通過する試料水の
流量値が設定の値になったときに制御部Cから発信され
る信号によって行なわれる。
試料液が濃縮カラム8あるいは濃縮カラム9を通過する
と試料水中の金属イオンが濃縮カラム8あるいは濃縮カ
ラム9に吸着される。この濃縮カラム8あるいは濃縮カ
ラム9に吸着された金属イオンは、溶離液供給路L4か
ら供給される溶離液により濃縮カラム8あるいは濃縮カ
ラム9から溶離されて分離カラムIIに運ばれる。
制御部Cは、流量計19から出力された出力データ(イ
)、圧力スイッチ6Aから出力された検出信号(口)に
基づいて、前記自動流路切換弁l、三方切換弁5、加圧
ボンブ6、第1四方切換弁7、第2四方切換弁10の動
作を制御するための制御信号(ハ)〜(ト)を出力する
ものであって、前記検出信号(口)の入力かあった場合
に、加圧ポンプ6の動作を停止させるための制御信号(
ホ)を出力するようになっている。
分離カラム11に運ばれた金属イオンは、分離カラム1
1で精製されたあと発色液供給路L6からの発色液によ
り発色され、吸光光度計12で濃度測定される。
吸光光度計12は、分離カラム11から順次送り出され
、時系列的に特定の金属イオンが含有された流体を、一
旦図示しないセル内に導入した上で、その吸光度を測定
するものである。
なお、前記金属成分分析装置の外に、前記金属成分分析
装置の反応器3を通過した試料水をオーハーフロー容器
(図示せず)に一旦貯留し、一定の貯留量を越えた試料
水を配管(図示せず)を介して排水部30に排出し、オ
ーバーフロー容器を通過した試料水を三方切換弁5に達
するようにした金属成分分析装置もある。
「発明か解決しようとする課題」 ところが、従来のこのような金属成分分析装置において
は、前述のように自動流路切換弁1か切り換えられて別
の試料水が供給される場合に、三方切換弁5は、まず、
ラインL3側に流路を切り換えて、自動流路切換弁1と
三方切換弁5との間に残留していた先の試料水を排水部
30に流し完全に洗い流し、その後、流路を切り換えて
試料水を試料水供給路Lに沿って流すようになっている
のであるが、自動流路切換弁1と三方切換弁5との間に
残留していた先の試料水を排水部30に流し完全に洗い
流す場合に、■自動流路切換弁1と三方切換弁5との間
の試料水の流路が長いこと、■反応器3,三方切換弁5
間にオーバーフロー容器が設けられているものにおいて
はこのオーバーフロー容器の底部の試料水を排水しにく
いこと、等により自動流路切換弁1と三方切換弁5との
間に試料水が停滞しがちとなり、自動流路切換弁lと三
方切換弁5との間に残留していた先の試料水を排水部3
0に流し完全に洗い流すのに時間かかかるばかりか、こ
の試料水を完全に洗い流すことか困難であり、このため
高精度の金属成分分析が得られないという問題があった
この発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって
、試料水を正確に定量してその分析精度の向上を図るこ
とかできる金属成分分析装置を得ることを目的とする。
1課題を解決するための手段」 この発明は前記目的を達成させるために、次のような構
成としている。即ち、金属イオンか含有された試料水を
供給するための送液用ポンプ等を有する試料水供給手段
と、前記試料水中の金属イオンを吸着する複数の濃縮カ
ラムと、これら複数の濃縮カラム内の金属イオンを溶出
させるための溶離液を、該濃縮カラムに対して供給する
溶離液供給手段と、前記濃縮カラムから溶出した金属イ
オンの分離カラムと、該分離カラムから流出する金属イ
オンを定量分析する分析手段と、前記濃縮カラムの入口
側に設けられて、前記試料水供給手段によって供給され
た試料水と前記蓼離液供給手段によって供給された溶離
液とを濃縮カラムに対して選択的に導く第1の切換弁と
、前記濃縮カラムの出口側に設けられて、前記濃縮カラ
ムを経由した流体を、分離カラム側またはドレン側に選
択的に導く第2の切換弁とか備えられた金属成分分析シ
ステムにおいて、 前記第1切換弁の上流側に設けられ前記試料水を前記濃
縮カラム側またはドレン側に選択的に導く試料水切換弁
のドレン側に、該試料水切換弁を介して前記試料水をド
レン側へ強制的に導くドレンポンブを設けている。
「作用」 前記構成によれば、試料水が供給される場合に、試料水
切換弁の上流側の試料水をドレン側ヘドレンポンブによ
り強制的に吸引して排水することか可能となり、これに
より前記試料水切換弁上流側の試料水の停滞をなくして
前記試料水切換弁の上流側の試料水をドレン側へ速やか
に排水し、一の試料水金属成分分析後の他の試料水金属
成分分析時における試料水の置換時間を短縮し、その結
果金属成分分析時間を短縮化する。このため試料水を正
確に定量してその分析精度の向上を図ることか可能とな
る。
「実施例」 以下、本発明の第1実施例を第1図に基ついて説明する
なお、前記従来例と同一構成部分には同一の符号を付し
て説明を簡略化する。
第1図は、試料水に含有されるクラソド成分としての金
属Mと、イオン成分としての金属イオンM″゜との総和
を定量する金属成分分析装置の概略構成を示す図である
反応器3においては、試料水と反応液とか混合されて互
いに反応し、これによって、前記試料水に含有されてい
るクラソド成分である金属Mが、金属イオンM”にイオ
ン化されるようになっている。
この第1実施例の金属成分分析装置では、三方切換弁5
と排水部30との間のライン(配管)L,の途中に、自
動流路切換弁Iと三方切換弁5との間の試料水を排水部
30へ速やかにかつ完全に排水するためのポンプ(ドレ
ンポンブ)31か介在されて設けられている。
また、第1四方切換弁7には、三方切換弁27への流路
Laと、三方切換弁25への流路Lbと、溶離液供給路
L4とが接続されている。
溶離液供給路L4には、加圧ポンブ17と三方切換弁2
2とが設けられている。三方切換弁22には溶離液貯留
部18Aへの流路L 4Aと、溶離液貯留部18Bへの
流路L 4Bとが接続されている。
三方切換弁27には流路を介して濃縮カラム8Aと濃縮
カラム8Bとが接続されており、三方切換弁25には流
路を介して濃縮カラム9Aと濃縮カラム9Bとが接続さ
れている。
濃縮カラム8A,8B,9A,9Bは、その内部にイオ
ン交換樹脂が充填されたものであって、供給された試料
水中の金属イオンM ”(反応器3て生成されたものを
含む)が吸着されるようになっている。
濃縮カラム8A,8Bにはそれぞれ流路を介して三方切
換弁24か接続されており、濃縮カラム9A,9Bには
それぞれ流路を介して三方切換弁26か接続されている
三方切換弁24からの流路Ldと三方切換弁26からの
流路Leは第2四方切換弁1oに接続されている。
また、前記第1四方切換弁7は、ラインLを、三方切換
弁27を経由するラインLaと、三方切換弁25を経由
するラインLbとに切り換えるものであり、前記第2四
方切換弁10は、三方切換弁24を経由するラインLd
  を分離カラム11へ通しる流路と、排水部30へ通
じる流路し,とに、また三方切換弁26を経由するライ
ンLeを分離カラム11へ通じる流路と、排水部30へ
通じる流路とにそれぞれ切り換えるものである。
分離カラム1lは、その内部にイオン交換樹脂等の吸着
剤等が充填されて、濃縮カラム8A,8B.9A,9B
を通じて供給された金属イオンM0゛を一時的に吸着し
、更に、溶離液貯留部18A,18Bから供給された溶
離液によって、該金属イオンM”を所定時間後に流し出
てその分離処理を行うものである。
なお、17AはラインL4に設けられた圧力スイッチで
あり、ボンブ17によって溶離液が所定圧以上に加圧さ
れた場合にはONとなって、制御部Cに対してボンプ1
7の動作を停止させるための検出信号(ゾ)を出力する
ようになっている。
また、発色液供給路L6に設けられた加圧ポンプ20に
は三方切換弁23が接続されており、この三方切換弁2
3には発色液貯留部21Aへの流路LllAと、発色液
貯留部21Bへの流路L 8Bとが接続されている。
制御部Cは、インターフェイスを介して互いに接続され
た主制御部と分析装置制御部とからなるものであり、流
量計19、圧力スイッチ6A,17Aからそれぞれ出力
された出力データ(イ八(口)、(リ)がインターフェ
イスを介して入力され、また、自動流路切換弁1、三方
切換弁5、加圧ボンブ6、第1四方切換弁7、第2四方
切換弁10、加圧ポンプ17、三方切換弁25、27、
26、24、22、23、送液用ボンプ2の動作を制御
するための制御信号(ハ)、(二)、(ホ)、(へ)、
(ト)、(チ)、(ヌ)、(ル)、(ヲ)、 (ワ)(
力)、(夕)をインターフエイスを介して出力するよう
になっている。
次に、この金属成分分析装置の動作を従来例と異なる部
分を中心に説明する。第1図に示す状態において、加圧
ボンプ6により圧送された試料水は、第1四方切換弁7
を通りラインLcを通り制御器Cよりの信号(ル)によ
り第1図状態にある三方切換弁27を通り、濃縮カラム
8Aへ圧送され、ここて金属イオンが吸着される。
濃縮カラム8Aを通過した試料水は制御器Cよりの信号
(ワ)により第1図状態にある三方切換弁24を通り、
ラインLd,第2四方切換弁10を経由し流量計19に
流れ、流量計測され、排水部30へ流出する。
これと同時に、溶離液貯留部18Aより溶離液が制御器
Cよりの信号(力)により第1図状態にある三方切換弁
22を通りポンブ17によりラインL 4+第1四方切
換弁7,ラインLb,制御器Cよりの信号(ヌ)により
第1図状態にある三方切換弁25を経由して濃縮カラム
9Aへ圧送される。
ここで、これより先にこの濃縮カラム9Aにおいて吸着
された金属イオンか、制御器Cよりの信号(ヲ)により
第1図状態にある三方切換弁26,ラインLeを通りさ
らに第2四方切換弁10を通り分離カラム1lへ圧送さ
れる。
ここで、発色液貯留部21Aより発色液か制御器Cより
の信号(夕)により第1図状態にある三方切換弁23を
経由してボンブ20によりラインL6を介して分離カラ
ム11と吸光光度計12とを接続する流路(配管)内へ
圧送される。
すると、分離カラム1lよりイオン分離した試料水と溶
離液との混合液に発色液が混合され、この混合液は吸光
光度計12内へ送り込まれる。そしてこの吸光光度計1
2により金属イオンか含有された流体の吸光度を測定さ
れて濃度測定される。
このように分析すへきーの試料水の金属成分分析が行わ
れると、制御器Cよりの信号(二)により三方切換弁5
か第1図に示す状態から点線側に切り換わり、自動流路
切換弁lと三方切換弁5との間の試料水をポンプ31に
より強制的に排水部30に排水して洗い流す。
この後、制御器Cの信号(二)により三方切換弁5が再
び第1図に示す状態に切り換わると共に、制御器Cより
の信号(ル),(ヌ),(ワ),(ヲ)により第1図に
示す状態から点線側に三方切換弁27,25,24.2
6がそれぞれ切換わり、制御器Cよりの信号(ハ)によ
り自動流路切換弁1か切り換えられて、別の試料水か従
来例同様の経過をたどり第1四方切換弁7に供給され、
この試料水は、第1四方切換弁7,ラインLa,三方切
換弁27を通り濃縮カラム8Bへ圧送される。
そして、ここで金属イオンを吸着し、濃縮カラム8Bを
通過した試料水は三方切換弁24,ラインLd,第2四
方切換弁10,  ラインL,を経由して流量計19に
より再び流量計測される。
また、これと同時に、制御器Cよりの信号(力)(夕)
により第1図状態から点線側に三方切換弁22.23が
それぞれ切り換わり、溶離液貯留部18Bより溶離液か
ポンブ17により、ラインL 4B+三方切換弁22,
ラインL4,第1四方切換弁7,ラインLb,三方切換
弁25を介して濃縮カラム9Bに圧送される。
ここで、これより先にこの濃縮カラム9Bにおいて吸着
された金属イオンが、三方切換弁26,ラインLeを通
りさらに第2四方切換弁10を通り分離カラム11へ圧
送される。
ここで、発色液貯留部21Bより発色液がポンプ20に
よりラインL sB+ 三方切換弁23,ラインL8を
介して分離カラムl1と吸光光度計12とを接続する流
路(配管)内へ圧送される。
すると、先に分離カラム11よりイオン分離した試料水
と溶離液との混合液に発色液が混合され、この混合液は
吸光光度計12内へ送り込まれる。
そしてこの吸光光度計12により金属イオンが含有され
た流体の吸光度を測定されて濃度測定され金属元素が検
出される。
この後、第1四方切換弁7,第2四方切換弁10は第1
図に示す状態から点線側に、三方切換弁27,25,2
4,26,22.23は第1図に示す実線側にそれぞれ
制御器Cの信号(へ),(ト),(ル),(ヌ),(ワ
),(ヲ),(力)(タ)により換わり、再び前述と同
様な動作を繰り返す。
この第1実施例においては、自動流路切換弁1か切り換
えられて別の試料水が供給される場合に、三方切換弁5
か切換えられて、反応器3を通過した試料水が排水部3
0へ導かれるが、この場合、自動流路切換弁1と三方切
換弁5との間の試料水をボンプ31により強制的に排水
部30に排水して洗い流すため、自動流路切換弁1と三
方切換弁5との間に試料水が停滞することがなくなり、
自動流路切換弁1と三方切換弁5との間の試料水を排水
部30に速やかに排水する。従って、一の試料水金属成
分分析後の他の試料水金属成分分析時における試料水の
置換時間を短縮することができ、ひいては金属成分分析
時間を短縮化し、このため試料水を正確に定量してその
分析精度の向上を図ることができる。
なお、前述した金属分析に適する金属元素M(M”)と
しては例えば、F e”, N i”,  C u2゜
,C02Mn”か適当であり、前記貯留部15に貯留さ
れる反応液としては例えば、シュウ酸、塩酸が適当てあ
り、前記溶離液貯留部18A,18Bに貯留される溶離
液としては例えば、ピリシンジカルホン酸一水酸化リチ
ウム水溶液が適当てあり、前記発色液貯留部21A,2
1Bに貯留される発色剤としては例えばピリジルアゾレ
ゾルシルが適当である。
なお、前記第1実施例においては、複数の濃縮カラム8
A,8B,9A,9Bを設け、これらに通じる流路を前
述のように交互に切換えて使用するようにしたが、これ
に限られることなく、例えば第2図に示すように、第1
四方切換弁7および第2四方切換弁10にそれぞれ六方
切換弁27a,24aを介して複数の濃縮カラム8A,
8B,8C,8D,8E,8Fを接続すると共に第1四
方切換弁7および第2四方切換弁10にそれぞれ六方切
換弁25a,26aを介して複数の濃縮カラム9A,9
B,9C,9D,9E,9Fを接続してこれらの濃縮カ
ラムを第1実施例同様に適宜切換えて交互に使用すると
共に、前記第1実施例の三方切換弁22.23の代わり
にそれぞれ六方切換弁22a,23aを設け、これら六
方切換弁22a,23aにそれぞれ6個の図示しない溶
離液貯留部を接続し、これらを第1実施例同様に適宜切
換えて使用するようにしてもよい(以上第2実施例)。
なお、前記第1実施例、第2実施例においては、反応器
3を通過した試料水を直接配管を介して三方切換弁5に
流通させ、この試料水を三方切換弁5を切換えてポンプ
31により強制的に排水部30に導くようにしたが、こ
れに限らず反応器3,三方切換弁5間の配管途中にオー
バーフロータンク(図示せず)を設け、このオーハーフ
ロータンクに一旦試料水を貯え、オーバーフロー試料水
を排水部30へ導き、オーバーフロータンクを通過した
試料水を三方切換弁5に流通させるようにしたものにお
いても、前記ポンブ3lかラインL3に設けられていな
いと、試料水かオーハーフロータンクの底部に停滞し易
くなるので、ラインL3にポンプ31を設けてこのポン
プ31により、試料水が他種のものに切換えられるとき
に三方切換弁5の上流側の試料水を強制的に排水部30
に導くようにするとよい(以上第3実施例)。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明によれば、金属イオンが含
有された試料水を供給するための送液用ポンプ等を有す
る試料水供給手段と、前記試料水中の金属イオンを吸着
する複数の濃縮カラムと、これら複数の濃縮カラム内の
金属イオンを溶出させるための溶離液を、該濃縮カラム
に対して供給する溶離液供給手段と、前記濃縮カラムか
ら溶出した金属イオンの分離カラムと、該分離カラムか
ら流出する金属イオンを定量分析する分析手段と、前記
濃縮カラムの人口側に設けられて、前記試料水供給手段
によって供給された試料水と前記溶離液供給手段によっ
て供給された溶離液とを濃縮カラムに対して選択的に導
く第1の切換弁と、前記濃縮カラムの出口側に設けられ
て、前記濃縮カラムを経由した流体を、分離カラム側ま
たはドレン側に選択的に導く第2の切換弁とか備えられ
た金属成分分析システムにおいて、 前記第1切換弁の上流側に設けられ前記試料水を前記濃
縮カラム側またはドレン側に選択的に導く試料水切換弁
のドレン側に、該試料水切換弁を介して前記試料水をド
レン側へ強制的に導くドレンボンプを設けたので、 試料水が供給される場合に、試料水切換弁の上流側の試
料水をドレン側へ強制的に吸引して排水することができ
、これにより前記試料水上流側の試料水の停滞をなくし
て前記試料水切換弁の上流側の試料水をドレン側へ速や
かに排水し、一の試料水金属成分分析後の他の試料水金
属成分分析時における試料水の置換時間を短縮すること
ができ、ひいては金属成分分析時間の短縮化をはかるこ
とかできる。このため試料水を正確に定量してその分析
精度の向上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す全体概略構成図、第
2図は本発明の第2実施例を示す全体概略構成図、第3
図は従来の金属成分分析装置の全体概略構成図である。 l・・・・・・自動流路切換弁(試料水供給手段)、2
・・・・・加圧ポンプ(送液用ポンプ)、5・・・・・
・三方切換弁(試料水切換弁)、7・・・・・・第1四
方切換弁(第1の切換弁)、8A,8B,8C,8D,
8E,8F,9A,9B,9C,9D,9E,9F・・
・・・・濃縮カラム、lO・・・・・第2四方切換弁(
第2の切換弁)、1l・・・・・・分離カラム、12・
・・・・・吸光光度計(分析手段)、18A,18B・
・・・・・溶離液貯留部、19・・・・・・流量計、2
1A,21B・・・・・・発色液貯留部、30・・・・
・・排水部(ドレン)、3l・・・・・・ポンプ(ドレ
ンポンブ)、C・・・・・・制御部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 金属イオンが含有された試料水を供給するための送液用
    ポンプ等を有する試料水供給手段と、前記試料水中の金
    属イオンを吸着する複数の濃縮カラムと、これら複数の
    濃縮カラム内の金属イオンを溶出させるための溶離液を
    、該濃縮カラムに対して供給する溶離液供給手段と、前
    記濃縮カラムから溶出した金属イオンの分離カラムと、
    該分離カラムから流出する金属イオンを定量分析する分
    析手段と、前記濃縮カラムの入口側に設けられて、前記
    試料水供給手段によって供給された試料水と前記溶離液
    供給手段によって供給された溶離液とを濃縮カラムに対
    して選択的に導く第1の切換弁と、前記濃縮カラムの出
    口側に設けられて、前記濃縮カラムを経由した流体を、
    分離カラム側またはドレン側に選択的に導く第2の切換
    弁とが備えられた金属成分分析装置において、 前記第1切換弁の上流側に設けられ前記試料水を前記濃
    縮カラム側またはドレン側に選択的に導く試料水切換弁
    のドレン側に、該試料水切換弁を介して前記試料水をド
    レン側へ強制的に導くドレンポンプを設けたことを特徴
    とする金属成分分析装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5411708A (en) * 1991-08-06 1995-05-02 Moscetta; Pompeo Apparatus for the determination of analytes in liquid samples

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5411708A (en) * 1991-08-06 1995-05-02 Moscetta; Pompeo Apparatus for the determination of analytes in liquid samples

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