JPH02311457A - 2,2,6,6‐テトラアルキル‐4‐ピペリジノンの精製方法 - Google Patents

2,2,6,6‐テトラアルキル‐4‐ピペリジノンの精製方法

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JPH02311457A
JPH02311457A JP13384689A JP13384689A JPH02311457A JP H02311457 A JPH02311457 A JP H02311457A JP 13384689 A JP13384689 A JP 13384689A JP 13384689 A JP13384689 A JP 13384689A JP H02311457 A JPH02311457 A JP H02311457A
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piperidinone
tetraalkyl
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廣渡 紀之
Yoshito Kurano
義人 蔵野
Yoshiro Furuya
古屋 吉朗
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は2,2,6.6−テトラアルキル−4−ピペリ
ジノンのmm方法に関するものである。
〔従来の技術〕
2.2,6.6−テトラアルキル−4−ピペリジノンは
一般にケトン類またはその縮合物とアンモニアとの反応
により製造され、高分子化合物の光安定剤や漂白剤など
の製造原料として使用されている。これらの用途に使用
する2、2,6.6−テトラアルキル−4−ピペリジノ
ンとしては、高純度のもの、特に着色のないものが要求
されている。
従来、2,2,6.6−テトラアルキル−4−ピペリジ
ノンの精製方法として蒸留精製法がある。この方法によ
れば、純度99.5重量%程度の高純度品を取得するこ
とができるが、空気に触れると着色する不純物が含まれ
ており、保存時等に経時着色するという問題点があった
また他のM製方法として、水和物の再結晶精製法がある
。この方法は水から再結晶する、または先に水を加えて
水和物を形成し、この水和物を加熱して溶媒に溶解後、
冷却して結晶を析出させるという方法であり、この方法
では得られる2、2,6゜6−テトラアルキル−4−ピ
ペリジノンの純度は高いが1回収率が低く、経時着色を
完全には抑制できないという問題点がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、上記問題点を解決するため、簡単な操
作により、色相に優れ、経時着色の少ない2,2,6.
6−テトラアルキル−4−ピペリジノンを高回収率で得
ることができる2、2,6.6−テトラアルキル−4−
ピペリジノンの精製方法を提案することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、一般式 (式中、Rはそれぞれ同一または異なる低級アルキル基
である。) で示される2、2,6.6−テトラアルキル−4−ピペ
リジノンを水素化触媒の存在下に水素で処理することを
特徴とする2、2,6.6−テトラアルキル−4−ピペ
リジノンの精製方法である。
本発明において精製の対象となる2、2,6.6−テト
ラアルキル−4−ピペリジノンは前記一般式(1)で示
される化合物である。一般式(1)において、Rで示さ
れる低級アルキル基は炭素数1〜4のものが一般的であ
る。特にすべてのRがメチル基である2、2,6.6−
テトラメチル−4−ピペリジノンは高分子化合物の光安
定剤や漂白剤の製造原料として有用である。
このような2,2,6.6−テトラアルキル−4−ピペ
リジノンは、ケトン類またはその縮合物とアンモニアと
の反応により製造されるが、2,2,6.6−テトラメ
チル−4−ピペリジノンはアセトンまたはその縮合物と
アンモニアとの反応により製造される。
本発明において精製の対象とする2、2,6.6−テト
ラアルキル−4−ピペリジノン(以下、精製原料と呼ぶ
)は、上記のような方法により製造されたものをそのま
ま使用してもよいし、あらかじめ蒸留等により予備精製
した純度95〜99重量%程度のものを使用してもよい
本発明の精製方法は、上記のような精製原料を水素化触
媒の存在下に水素で処理して、精製原料中に含まれてい
る着色物質および/または着色原因物質を還元する。
上記の精製処理は無溶媒系で、精製原料の溶融状態で行
うのが好ましいが、溶媒を用いて行ってもよい。反応系
に含まれる精製原料の割合は、1重量%以上、好ましく
は30〜99重景%とするのが適当である。
溶媒としては、例えば水;メタノール、エタノール等の
アルコール類;アセトン等のケトン類;酢酸エチル等の
エステル類;テトラヒドロフラン等のエーテル類などが
あげられる。
一本発明で使用する水素化触媒としては、Fe、 Co
、Ni、 Ru、 Rh、 Pd、 Os、 Ir、 
Pt等の■族の金属、これらの金属の化合物、またはこ
れらを担体に担持したものなどをあげることができる。
これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を混合
して使用してもよい、担体としては、活性炭、アルミナ
、ゼオライト、グラファイト、シリカ、酸化マグネシウ
ム、クレー、硫酸バリウム、炭酸カルシウムなどがあげ
られる。
水素化触媒の具体的なものとして、例えばラネーニッケ
ル、パラジウム−炭素、白金−炭素、パラジウム−アル
ミナ、出合−アルミナ、ラネーコバルトなどをあげるこ
とができる。
水素化触媒の使用量は使用する触媒の種類、精製処理に
採用する操作方式により異なるが1回分操作方式の場合
2通常触媒(担体も含む)/2,2,6゜6−テトラア
ルキル−4−ピペリジノンの重量比で0.005〜0.
3、好ましくは0.03〜0.1が適当テアル。
連続固定床方式の場合、単位時間(時間)あたりの2.
2,6.6−テトラアルキル−4−ピペリジノンの流量
に対して、通常触媒/2,2,6.6−テトラアルキル
−4−ピペリジノンの重量比で0.025〜50、好ま
しくは0.1〜10が適当である6 本発明においては、水素化触媒の存在下に精製原料を水
素と接触させて、精製原料中に含まれている着色物質お
よび/または着色原因物質を還元する。精製原料と水素
との接触方法は特に限定されず、任意の方法が採用でき
、例えば水素ガスまたは水素含有ガス雰囲気下に反応液
を撹拌しながら行う方法、反応液に水素ガスを吹込みな
がら行う方法、水素加圧下に撹拌しながら行う方法など
が採用できる。
水素を吹込みながら行う場合の水素ガスの吹込み量は、
精製原料100重量部に対して1〜10100O/分、
好ましくは5〜100mQ/分が好ましい。また水素加
圧下の場合の水素圧は5 kg/cJG以下、好ましく
はO〜2 kg/cJGが好ましい。
水素による処理の条件は、圧力が通常常圧ないし5kg
/JG、好ましくは常圧ないし2kg/cdG、反応時
間が通常0.1−10時間、好ましくは0.5〜3時間
が適当である。また反応温度は10−100℃、好まし
くは無溶媒系の場合、精製原料が溶融する温度ないし6
0℃、溶媒を用いる場合40〜60℃が適当である。
水素による処理は、種型、管型、基型のいずれの反応器
でも実施でき、また回分操作方式または連続操作方式の
いずれの方式でも実施できる。
水素による処理終了後1反応液から遠心分離。
濾過などの方法により触媒を分離する。また溶媒を用い
た場合は、溶媒を蒸留などの方法により除去するか、ま
たは水和物として再結晶精製する。
こうして得られる精製2,2,6.6−テトラアルキル
−4−ピペリジノンは、425nmの波長の光の透過率
が97%以上で色相がよく、経時着色は少なく、回収率
も高い。・ 精製された2、2,6.6−テトラアルキル−4−ピペ
リジノンは、高分子化合物の光安定剤や漂白剤などの製
造原料として使用される。
〔発明の効果〕
以上の通り、本発明によれば、簡単な操作により、色相
に優れ、経時着色の少ない2,2,6.6−テトラアル
キル−4−ピペリジノンを高回収率で得ることができる
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について説明する。なおガスクロ
マトグラフィー純度(GC純度)の%は面積%を示す。
実施例1 蒸留精製した、ガスクロマトグラフィー(GC)純度(
カラム:液相; Thermon−1000+ KOH
1担体に対する液相の重量%(5+1)、担体; Ch
romosorbW(AリーDMC3)) 99.3%
、425nmにおける透過率(以下。
T425と略記;サンプル2.5gをメタノールに溶解
し25muに希釈して10m111セルで測定)94.
5%の2.2,6.6−テトラメチル−4−ピペリジノ
ン(以下、 TAAと略記)10.0gと0.5重量%
パラジウム−炭素0.5gの混合物を50℃で水素雰囲
気下に2時間撹拌した。水素還元処理終了後、  TA
Aを熱時濾過して触媒を分離した。濾過したTAAのG
C純度は99.6%であり、T42゜は99.0%であ
った。水素還元処理したTAAを空気雰囲気下に60℃
で1週間加熱して着色テストを行ったところ、 GC純
度は99.4%、T42.は76.8%であった。
実施例2〜6 実施例1において0.5重量%パラジウム−炭素の代り
に第1表に示す触媒0.5gを用いた以外は実施例1と
同様にして水素還元処理および着色テストを行った。結
果を第1表に示す。
実施例7 GC純度99.3%、T*zs94.5%のTAAlo
g、0.5重景%パラジウムー炭素0.5gおよびメタ
ノール10gからなる混合物を50℃で水素雰囲気下に
2時間撹拌した。水素還元処理終了後、濾過により触媒
を分離し、濾液からメタノールを減圧下に留去した。
水素還元処理後のGC純度は99.4%、T4よ、は9
8.5%、実施例1と同様にして行った着色テスト後の
GC純度は99.1%−T42Sは72.1%であった
実施例8〜lO 実施例7においてメタノールの代りに第2表に示す溶媒
10gを用いた以外は実施例7と同様にして水素還元処
理および着色テストを行った。結果を第2表に示す。
実施例11〜■2 実施例1において、処理温度を第3表に示す温度に変え
た以外は実施例1と同様にして水素還元処理および着色
テストを行った。結果を第3表に示す。
第3表 実施例13 触媒(0,5重量%パラジウムー炭素)100gを充填
した基型反応器を50℃に保ち、塔底より溶融したTA
A (GC純度99.3%、T42,94.5%)を毎
時200mRの速度でフィードしくLH3V = 1 
)、塔底より水素を毎時3.5Qの速度でフィードした
塔頂から流出するTAAのGC純度は99.5%、T4
□。
は99.5%であり、実施例1と同様にして行った着色
テスト後のGC純度は99.2%、T4□、は77.6
%であった・ 実施例14 実施例13において、溶融したTAAの代りに40重量
%TAA水溶液を用いた以外は実施例13と同様にして
水素還元処理を行った。次に、水素還元処理液を減圧下
に濃縮し、冷却して析出したTAA 1水和物を濾取し
た。
得られたTAA 1水和物のGC純度は99.97%、
T4□。
は97.5%であった。着色テストを実施例1と同様に
して行ったところ、GC純度は98.6%、T42.は
72.3%であった。
実施例15 実施例1において、TAAの代りにGC純度99.2%
、T4□、98.4%の2.2.6−ドリメチルー6−
エチルー4−ピペリジノンを用いた以外は実施例1と同
様にして水素還元処理および着色テストを行った。水素
還元処理後のGC純度は99.0%、T42.は99.
5%、着色テスト後のGC純度は98.6%、■42.
は70.3%であった。
比較例1 水素還元処理しないGC純度99.3%、T4□、94
.5%のTAAの着色テストを実施例1と同様にして行
ったところ、GC純度は99.2%、T4□、は18.
7%であった。
比較例2 蒸留#g製したGC純度98.0%、 T42,93.
8%のTAA50.0gを1.4倍量の水から再結晶し
てTAA l水和物29.0gを回収した。再結晶後の
GC純度99.98%、T42,99.2%のTAA 
l水和物の着色テストを実施例1と同様にして行ったと
ころ、GC純度は97.7%、T4□5は73.5%で
あった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・〔 I 〕 (式中、Rはそれぞれ同一または異なる低級アルキル基
    である。) で示される2,2,6,6−テトラアルキル−4−ピペ
    リジノンを水素化触媒の存在下に水素で処理することを
    特徴とする2,2,6,6−テトラアルキル−4−ピペ
    リジノンの精製方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19743433C1 (de) * 1997-10-01 1999-04-22 Basf Ag Verfahren zur Reinigung von 4-Amino-piperidinen

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE19743433C1 (de) * 1997-10-01 1999-04-22 Basf Ag Verfahren zur Reinigung von 4-Amino-piperidinen

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