JPH0231037Y2 - - Google Patents

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JPH0231037Y2
JPH0231037Y2 JP16820480U JP16820480U JPH0231037Y2 JP H0231037 Y2 JPH0231037 Y2 JP H0231037Y2 JP 16820480 U JP16820480 U JP 16820480U JP 16820480 U JP16820480 U JP 16820480U JP H0231037 Y2 JPH0231037 Y2 JP H0231037Y2
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JP
Japan
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ring
stitched
towel
fabric
sheets
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JP16820480U
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JPS5790694U (ja
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  • Manufacturing Of Multi-Layer Textile Fabrics (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、タオルに関するもので吸水性が強い
と共に洗浄が容易で、接触しても被対象物の保護
が充分なタオルを提供せんとするものである。
従来のタオルは、素材の選択が不適当であつた
り、布地の構成の仕方、布地を用いてタオルを構
成する手段において問題があつたため吸水性が弱
い、タオル使用後の洗浄がしにくいといつた欠点
があつた。
また、タオルの用途には多種あるが乳幼児の皮
膚との接触には、特に柔軟性と保護にすぐれてい
なければならないが、従来の単なる厚手のタオル
では柔軟性に欠けると共に皮膚を傷めやすいとい
う欠点があつた。
本考案は、こうした欠点を解決すべく提案され
るものでレーヨンを素材とした紡績糸を糸と糸と
の間隔を1〜1.5mmに保持して平織りした布地を
5〜7枚の重ね合わせると共に一方の両側から適
宜個所を半数放のみ輪とじ連続部を介して輪とじ
し、他方の両側から前記輪とじ部と位置をずらし
て適宜個所を半数枚のみ輪とじ連続部を介して輪
とじし、外周をかがり止めして成ることを要旨と
するものである。
以下、図面に従い本考案の実施例を説明すると
本考案はレーヨン100%から成る紡績糸5,6で
形成されるため目の粗い織布であり、吸水性にす
ぐれると共に柔軟性があり接触時に被対象物を損
傷することがない。
従つて、微小な傷をきらう各種レンズを拭く場
合でも、皮膚の弱い乳幼児の汗拭きに使用しても
被対象となる人、物を充分保護することができ
る。
この素材によると使用により収縮することもあ
り得るので、実験したところ初期収縮率は大きい
ものの、繰り返し洗たく処理をしても極端に変形
することはないことが判明している。
具体的には洗たく方法、操作、乾燥条件の異な
つた4種類の方法で10回の繰返し洗たくにおける
収縮率の変化を調べた。
その結果、洗剤浸漬処理では手しぼり、自然乾
燥の関係、製品の含水率の違いから縦方向の収縮
が大きく、横方向の収縮が小さいということ、機
械洗たく、殺菌を想定した煮沸洗たくでは一定の
条件で乾燥するため、初期収縮は大きいが繰返し
洗たくにおいては収縮率に大きな変化はみられな
かつたということが判明した。
本考案では、単糸5,6を1〜1.5mmに保持し
て平織りした布地を用いるので水分が第2図に示
す間隔Lの間に効率よく吸収されるのである。こ
の間隔Lが余りに狭いと布地表面全体に液体膜を
形成してしまい後続の水分の吸収ができなくな
る。
また間隔Lが広すぎるとここへ水分を保留して
おくことができず、水分の吸収作用が実現できな
いということになるのである。
この間隔Lを1〜1.5mmとすることは、タオル
を洗浄する際も非常に効果的である。
つまり、水分といつしよに各種汚物がここへ保
留されるが、洗い流す際の流動がきわめて円滑で
あることが実験の結果判明している。
こうした効果を有する布地を5〜7枚に重ね合
わせてタオル1を構成すると、効果が相乗的に増
すのである。
なお、数枚を重ね合わせたものの繊維の疲労度
を調べたところ外側のものと内側のものとに大き
な変化はみられなかつた。
従つて各布地がそれぞれほぼ均一に効果を発揮
することとなり、長期間の使用においても外側の
布地だけが効果を減ずるということがなく、全体
の耐久性も保持されるのである。
また、数枚を重ね合わせた場合には強度の点で
も有利となるが、強度の試験を乾燥状態、洗剤で
処理した状態、湿潤状態でそれぞれ行なつたとこ
ろ、使用繊維素材の特性に起因する強度上の問題
点を除けば、通常の使用状態においては経糸が乾
燥状態で、116.3Kgの強さ、12.3%の伸び、緯糸
が87.0Kgの強さと14.2%の伸びとなつているなど
充分な強度と伸びが認められている。
次に、本考案では数枚の布地を一体化するため
に一方の両側から適宜個所を半数枚のみ輪とじ連
続部7を介して、輪とじし、他方の両側から前記
輪とじ部3と位置をずらして適宜個所を半数枚の
み輪とじ連続部7を介して輪とじしている。
従つて、全体の布地枚数を通して輪とじする場
合に比べ輪とじ部以外との凹凸差ができないため
タオルの表面2を使用に適した形態に形成できる
こととなつた。
また、表裏それぞれの輪とじ部がずれているた
め、タオル使用の際の柔軟性を妨げることもな
い。
この輪とじ部3は、タオルに多様の引張り力が
作用したりねじれ力が働いても特定の布地のみに
しわだまりを起こすという状態が避けられること
はいうまでもない。
タオルは、防汚性に関し汚れにくい、汚れを落
としやすい、汚れが再汚染しない、帯電防止効果
があるといつたことが要求されるが、化学加工に
より生産工程で健康障害を発生させてはならず、
ホルマリン基準に適合していること、蛍光増白剤
を使用しないことといつた考慮をして構成したタ
オルという点では、一定の防汚染効果も具備され
ているとの実用実験データも得られている。
本考案のタオルは外周がかがり止め部4によつ
てかがり止めされているので周囲のほつれが生じ
ることは避けられない。
以上のごとく、本考案によれば、織布を複数枚
重ね合わせているために強く、吸着性が高いと共
に洗浄が容易で、布の組織が粗いため、糸と糸と
の間に微粒子の沈着がない事から汚れが付着しず
らく、付着してもすぐ洗い落とすことができるよ
うになつたため汚れによる殺菌、勾いの発生が殆
どなく、また接触しても被対象物の保護が充分で
柔軟性の豊かなタオルを提供できることとなつ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案にかかるタオルの一部切欠全
体斜視図。第2図は、本考案にかかるタオルの織
り方を示す部分拡大図。 図中、1:タオル本体、2:タオル表面、3:
輪とじ部、4:かがり止め部、5:紡績糸、6:
紡績糸、7:輪とじ連続部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. レーヨンを素材とした紡績糸を糸と糸との間隔
    を1〜1.5mmに保持して平織りした布地を5〜7
    枚に重ね合わせると共に一方の面側から適宜個所
    を半数枚のみ輪とじ連続部を介して輪とじし、他
    方の面側から前記輪とじ部と位置をずらして適宜
    個所を半数枚のみ輪とじ連続部を介して輪とじし
    外周をかがり止めして成ることを特徴としたタオ
    ル。
JP16820480U 1980-11-26 1980-11-26 Expired JPH0231037Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16820480U JPH0231037Y2 (ja) 1980-11-26 1980-11-26

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JP16820480U JPH0231037Y2 (ja) 1980-11-26 1980-11-26

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Publication Number Publication Date
JPS5790694U JPS5790694U (ja) 1982-06-04
JPH0231037Y2 true JPH0231037Y2 (ja) 1990-08-21

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JPS5790694U (ja) 1982-06-04

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