JPH023102A - 垂直磁気記録媒体 - Google Patents

垂直磁気記録媒体

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JPH023102A
JPH023102A JP17813288A JP17813288A JPH023102A JP H023102 A JPH023102 A JP H023102A JP 17813288 A JP17813288 A JP 17813288A JP 17813288 A JP17813288 A JP 17813288A JP H023102 A JPH023102 A JP H023102A
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thickness
perpendicular magnetic
layer
coercive force
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JP17813288A
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Shunichi Hashimoto
俊一 橋本
Yoshitaka Ochiai
落合 祥隆
Koichi Aso
阿蘇 興一
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気モーメントが膜面に対して垂直に配向し
た垂直磁気異方性膜を記録層とする垂直磁気記録媒体に
関するものである。
〔発明の概要〕
本発明は、COとPdおよび/またはPLが交互に積層
された人工格子膜を記録層とし、該記録層の全厚を50
〜800人とすることにより、耐蝕性並びに垂直方向で
の磁気特性に優れた垂直磁気記録媒体を提供しようとす
るものである。
さらに本発明は、前記人工格子膜を記録層とする垂直磁
気記録媒体において、所定膜厚を有する金属膜を下地膜
として形成することにより、保磁力、角形性のより一層
の向上を図ろうとするものである。
〔従来の技術〕
近年、磁気記録の分野における短波長化、狭トラツク化
による記録密度の向上には目覚ましいものがあり、より
一層の高密度記録化に対応するものとして垂直磁気記録
方式が提案されている。
この垂直磁気記録方式においては、磁気モーメントが膜
面に垂直に配向した垂直磁気異方性膜を記録層とする垂
直磁気記録媒体を使用する必要があり、したがって実用
化に向けて記録層材料について各方面で盛んに研究され
ている。
このような状況から、従来より代表的な垂直磁気異方性
膜の一つとしてCo−Cr合金磁性膜が提案されており
、その研究が進められている。
しかしながら、Co−Cr合金磁性膜はその物理的性質
、特に膜が非常に硬いことから耐久性へ、ド摩耗等の実
用特性の点で問題が多く、未だ実用に至っていないのが
実情である。また、C。
Cr合金磁性膜を記録層とする垂直磁気記録媒体の磁気
特性を測定しても、例えば垂直方向の角形比は0.3〜
0.4にすぎず、理想的な値であるlには遠く及ばない
一方、Co−Cr合金以外の材料よりなる垂直磁気記録
媒体に関する研究も行われており、例えば光磁気記録媒
体としての用途が期待される希土類−遷移金属非晶質膜
はほぼ角形比1を示す。
しかしながら、前述の非晶質膜は希土類元素を含むため
耐蝕性に著しく劣るという問題を抱えており、電磁誘導
型磁気ヘッドにより記録再生を行う垂直磁気記録方式に
適用することは難しい。
あるいは、希土類元素の代わりにPL、Pd等の貴金属
を使用したCo−Pt系、Co−Pd系の材料が耐食性
に優れた記録材料としてその応用が期待されているが、
これらCo−Pt系、C。
Pd系の材料については、米国特許第4587176号
公報や米国特許第4678721号公報等に記載される
ように、約2000人もの比較的厚い膜厚領域においで
ある程度の垂直磁気異方性が見出されているに過ぎず、
例えば角形比等の点で不満が多い。また、垂直異方性を
示す条件(例えばCo層、21層、Pd層のそれぞれの
膜厚等、)についても狭い範囲に限られ、制約が多いの
が現状である。
〔発明が解決しようとする課題〕
そこで本発明は、上述の従来の実情に鑑みて提案された
ものであり、保磁力、角形比等の垂直磁気特性の点でC
o−Cr系垂直磁気記録媒体を上回る特性を有する垂直
磁気記録媒体を提供することを目的とする。さらに本発
明は、耐蝕性に優れ広い範囲で垂直磁気異方性を発揮す
る垂直磁気記録媒体を提供することを目的とする。
1課題を解決するための手段〕 本発明者らは上述の目的を達成するために鋭意検討を重
ねた結果、Co層とPd層および/またはPt層を超格
子的に積層した人工格子膜が、掻めて全厚の薄い領域で
良好な垂直磁気異方性を示すことを見出し、本発明に至
ったものである。
すなわち、本発明にかがる垂直磁気記録媒体は、Coと
Pdおよび/またはPtとが交互に積層された人工格子
膜を記録層とし、該記録層の全厚が50〜800人であ
ることを特徴とするものである。
まず、本発明にかかる垂直磁気記録媒体において記録層
として利用できる人工格子膜は、Coalと21層とを
積層したCo−PL系人工格子膜、Co層とPd層とを
積層したCo−Pd系人工格子膜、およびCoJi、2
1層、Pd層の三者を積層したCo−Pt−Pd系人工
格子膜である。
Co−Pt−Pd系人工格子膜の場合、積層構造としで
は、Co層とPL−Pd合金層とを交互に積層したもの
であってもよいし、Co層−Pt層−Co層−Pd層−
1あるいはCo層−Pt層Pd層−Co層−の順に積層
したものであってもよい。
いずれの場合にも、記録層となる人工格子膜の全厚は、
50〜800人の範囲とすることが好ましい。
特にGo−PL系人工格子膜の場合には、Co層2〜8
人、2113〜40人、全W、50〜800人であるこ
とがより好ましく、かかる範囲で良好な垂直磁気異方性
を発揮する。
同様に、Co−Pd系人工格子膜の場合には、CoN1
〜9人、Pd層2〜40人、全厚5(1〜800人で良
好な垂直磁気異方性を発揮する。
以上の膜厚の範囲は垂直磁気異方性を最適化する観点か
ら設定されたものであり、いずれの場合も上記範囲外で
は面内磁化成分が発生して垂直方向の角形比等が劣化す
る。
なお、上述の各人工格子膜を構成する金属層の界面は、
異種金属原子が互いに入り乱れずに平坦に形成され、い
わゆる超格子構造とされていることが理想的であるが、
界面にやや乱れを生じながらも全体としては一定の周期
を保って組成が変動する。いわゆる変調構造(&[l成
変調構造)を有するものであっても良い。
上記の人工格子膜は、スパッタリング、真空蒸着あるい
は分子線エピタキシー(MBE)等によって形成するこ
とができる。
このときの蒸発源は、Go−Pd系あるいはCo−Pt
系のような2成分系の場合には各成分金属について独立
に用意する必要がある。また、Co−Pd−Pt系のよ
うな3成分系の場合には、各成分金属について独立に蒸
発源を用意する方法の他、特にPdおよびPtに関して
はこれらを組み合わせて合金蒸発源とする方法、あるい
は少ない成分金属の蒸発源を他の金属の蒸発源の上に置
くなどの方法も可能である。たとえば上述のような3成
分系の垂直磁気記録媒体をスパッタリングにより作成す
る場合、Ptチップを載置したPdターゲットとCoタ
ーゲットとを使用した同時二元スパッタリング、Coタ
ーゲット、Pdターゲ、7トおよびPtツタ−ットを使
用した同時三元スパッタリング、あるいはCoターゲッ
ト、Ptターゲットおよび2個のPdターゲットを使用
してCo−Pd−Pt−Pd −・・・  の順番で各
金属層を積層する同時四元スパッタリング等の方法が可
能である。
さらに、上述のような人工格子膜を記録層として形成す
るに先立って、ガラス等の適当な基板の上にまず金属膜
を下地膜としてスパッタリング真空蒸着あるいはMBE
等により形成してもよい。
この下地膜となる金isを構成する元素としては特に面
心立方構造(fcc構造)を有する金属が好ましく、C
u、Rh、Pd、Ag、l rPt、Au、Alの少な
くとも1種が使用されるが、さらには体心立方構造(b
cc構造)を有するW等も使用可能である0、これらの
元素は単独で使用しても良いし、あるいは2種以上を組
合わせて使用しても良い。
上記金属膜の膜厚は200〜2000人とすることが望
ましい、当該金属膜の膜厚が200人未満であると所定
の効果が期待できず、逆に2000人を越えてもそれ以
上の効果が期待できず、生産性等の点で不利である。
[作用] CoとPtあるいはPdの少なくとも1種を交互に積層
した人工格子膜を記録層とする垂直磁気記録媒体は、希
土類元素を含まないため耐蝕性に優れるものである。そ
して、特に全厚を50〜800人とすることにより、極
めて良好な垂直磁気異方性が達成される。
このような垂直磁気記録媒体において、所定の膜厚を有
する金属膜を下地膜として形成すると、保磁力が大幅に
向上され、同時に磁気特性の膜厚依存性、ガス圧依存性
が改善される。
〔実施例〕
以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説明する。な
お、本発明がこれらの実施例に限定されるものでないこ
とは言うまでもない。
先ず、各実施例の説明に先立って、記録層である垂直磁
化膜の成膜方法について説明する。
CoとPtあるいはPdを原子レベルで積層し人工格子
(あるいは変調)構造を有する垂直磁化膜は、マグネト
ロンスパッタにより作製した。
ターゲットとしては直径100閣のCOディスクPLデ
ィスク、Pdディスクをそれぞれ用い、C。
については直流スパッタ(投入パワー=0.2〜lA、
300 V) 、P L、Pdについては直流スパッタ
(投入パワー=0.2〜I A、 300 V)あるい
は高周波スパッタ(投入パワー:200〜500W)を
採用した。
以上の条件に従い、種々のアルゴン圧下5水冷基板上に
成膜した。なお、人工格子構造の周期は、ターゲットの
付着速度並びに基板の回転速度を変えることで行った。
また、得られた膜について、その人工格子構造の有無は
X線の小角散乱実験により確認し、さらにその周期を小
角散乱のピークより求めた。
作製した垂直磁化膜は、振動試料型磁力計(■SM)で
その垂直磁気異方性の有無を調べ、種々の磁気特性を評
価した。
実J[ 本例は、Co層とPt層を積層したCo−Pt膜を垂直
磁化膜とする実施例である。
ここで、Co−Pt膜は、アルゴンガス圧SmTorr
下で成膜し、膜r¥(全厚)100人とした。
先ず、Co層とPL層の厚さを変えたサンプルを作製し
、垂直磁気異方性を示す範囲を調べた。
第1図はCo層の層厚を縦軸に、PL層の層厚を横軸に
とったもので、図中斜線で囲まれた領域がCoPt系人
工格子膜において垂直iftft気性方性す領域である
このCoPt系人工格子膜においては、各原子の適当な
層厚の組み合わせの時に垂直磁化膜となり、この条件下
ではCo層2〜8人、PL層3〜40人である。
第2図(A)及び第2図(B)にそれぞれ第1図中点A
及び点Bで示される人工格子膜の垂直方向の磁化曲線(
M−Hループ)を示す。
第1図で明示された垂直磁気異方性を与える条件下での
人工格子膜(点A)は、第2図(A)に示すように角形
比が1であり、角形性も良好な垂直磁化膜であった。
これに対して、前記の範囲を外れた人工格子膜(点B)
は、第2図(B)に示すように、垂直磁気異方性は示さ
なかった。
そこで次に、垂直磁気異方性を示す試料のうち代表的に
試料について、M−Hループから求めた保磁力Hcの値
を第3図にまとめて示す。なお、第3図中の数値は各点
の保磁力Hcを表すもので、その単位はエルステッド(
Oe)である。
この第3図からも明らかなように、各試料とも数十から
200 (Oe)程度の保磁力Hcを示した。
また、同様に垂直磁気異方性を示す試料のうち代表的に
試料について、第4図に飽和磁化Ms(単位: emu
/cffl )の値を示す。
飽和磁化の値は、各原子の層厚比によって若干異な4も
のの、垂直磁気異方性を示す領域のものはいずれも数十
〜600 (emu/c+1 )程度の値を示した。
これは、飽和磁束密度Bsに換算すると数百〜7.5k
 G (kGauss)に相当し、垂直磁気記録媒体と
して充分な飽和磁束密度Bsを有していることが明らか
となった。
次に、成膜時のアルゴンガス圧依存性(特に角形比及び
保磁力のアルゴンガス圧依存性)を調べた。成膜したC
oPt系人工格子膜は、全厚100人、CoJi6人、
PL層17.2人である。結果を第5図に示す。
CoPt系人工格子膜では、アルゴンガス圧25m T
orr程度の高ガス圧下では面内異方性が現れるものの
、これ以下のガス圧下ではほぼ角形比1と角形性も極め
て優れたものとなる。保磁力の大小まで考慮すると、C
oPt系人工格子膜成膜の際のアルゴンガス圧は比較的
低ガス圧(11mTorr以下)であることが好ましい
最後に、成膜時のアルゴンガス圧を固定して、CoPt
系人工格子膜の膜厚を変えた場合の磁気特性の変化を調
べた。
CoPt系人工格子膜は、Co層6人、PL層17.2
人とし、成膜時のアルゴンガス圧は5nITorrとし
た。
第6図は、M−Hループから求めた保磁力Hcと角形比
の膜厚依存性を示すもので、保磁力Hcは膜厚が薄い場
合に極大を示すことがわかる。この試料では、膜厚16
0人付近に極大のピークを示したが、総じて100〜3
00人の膜厚で保磁力Hcは最大となった。
第3図に示した保磁力Hcの値は、膜厚100人のCo
Pt系人工格子膜の値を示すものであるが、第6図に示
すように、膜厚100Å以上で著しく高い保磁力Hcが
得られることもあり、ここで調べた試料ではおよそ35
0 (Oe)にも達している。保磁力Hcが最大となる
膜厚並びにアルゴンガス圧で作製されたCoPt系人工
格子膜においては、ここで示したように最大400 (
Oe)  もの保磁力Hcまで実現可能であることが示
唆される。
また、角形比については、第6図に示すように400Å
以下では概ね1を示すが、それ以上の膜厚ではその増加
とともに徐々に低下し、1000Å以上の領域では0.
1−0.15と非常に小さなものとなる。第7図(A)
及び第7図(B)にそれぞれ膜厚160人、膜厚145
0人のもののM−Hループを示したが、これら図からも
明らかなように、1000Å以上の膜厚では角形比が著
しく低いため実用的でない。
垂直磁気記録媒体として研究されているCOCrM性膜
の角形比は一般に0.1〜0.3程度であるが、第6図
及び第7図(A)で示したように、CoPt系人工格子
膜は総じて1000Å以下の膜厚特に800Å以下の膜
厚でこのCo−Cr磁性膜よりも優れた角形比を有する
媒体であると言える。
さらには、400Å以下の膜厚の場合には、角形比lと
非常に優れた垂直磁気記録媒体の捷供が可能である。
以上述べたCoPt系人工格子膜は、いずれも80’C
,相対12度85%の恒温恒温下に100時間放置して
も特性に変化はなく、耐蝕性については全く問題のない
ことがfil認されている。
1隻斑主 本例は、Co層とPd層を積層したCo−Pd膜を垂直
磁化膜とする実施例である。
ここで、Co −P d IIIは、アルゴン圧11m
Torr下で成膜し、膜厚(全厚)150人とした。
先ず、Co層とPdjiの厚さを変えたサンプルを作製
し、垂直磁気異方性を示す範囲を調べた。
第8図はCo層の層厚を縦軸に、Pd層の層厚を横軸に
とったもので、図中斜線で囲まれた領域がCoPd系人
工格子膜において垂直磁気異方性を示す領域である。
このCoPd系人工格子膜においては、各原子の適当な
層厚の組み合わせの時に垂直磁化膜となり、この条件下
ではCo層1〜9人、Pd層2〜40人である。
第9図(A)及び第9図(B)にそれぞれ第8図中点C
及び点りで示される人工格子膜の垂直方向の磁化曲線(
M−Hループ)を示す。
第8図で明示された垂直磁気異方性を与える条件下での
人工格子11A(点C)は、第9図(A)に示すように
角形比が1であり、角形性も良好な垂直磁化膜であった
これに対して、前記の範囲を外れた人工格子膜(点D)
は、第9図(B)に示すように、垂直磁気異方性は示さ
なかった。
そこで次に、垂直磁気異方性を示す試料のうち代表的に
試料について、M−Hループから求めた保磁力Hcの値
を第1O図にまとめて示す。なお、第10図中の数値は
各点の保磁力Hcを表すもので、その単位はエルステン
ド(Oe)である。
この第1O図からも明らかなように、各試料とも数百か
ら二千数百エルステッド程度の保磁力Hcを示した。
また、同様に垂直磁気異方性を示す試料のうち代表的に
試料について、第11図に飽和磁化Ms(単位: e+
su/c+d )の値を示す。
飽和磁化の値は、各原子層の層厚比によって若干異なる
ものの、垂直磁気異方性を示す領域のものはいずれも数
十〜600(emu/cIIl)程度の値を示した。こ
れは、飽和磁束密度Bsに換算すると数百〜7.5 k
 G (k Gauss)に相当し、Co−Pt系人工
格子膜と同様、垂直磁気記録媒体として充分な飽和磁束
密度Bsを有していることが明らかとなった。
次に、本実施例においても成膜時のアルゴンガス圧依存
性(特に角形比及び保磁力のアルゴンガス圧依存性)を
調べた。成1りしたCoPd系人工格子膜は、全厚15
0人、Co層3.8人、Pd層7.8人である。結果を
第12図に示す。
CoPd系では、実験した全てのガス圧で角形比1とほ
ぼ完全な垂直磁化膜が得られたが、保磁力Hcは高ガス
圧である方が高い値を示し、IQmTorr以上では数
キロエルステッドにも及ぶことがわかった。先の第10
図に示した保磁力Hcの値はアルゴンガス圧11mTo
rrでの値であるが、ここで示されたようにより高ガス
圧(例えば25mTorr)で作製すれば、全ての試料
で第10図で示す値の数倍の保磁力Hcが得られるもの
と考えられる。ただし、著しく高ガス圧下では角形比は
維持されるものの角形性の低下が見られることから、自
ずと限度があるものと考えられる。
さらに、Co−PL系と同様に、成膜時のアルゴンガス
圧を固定して、CoPd系人工格子膜の膜厚を変えた場
合の磁気特性の変化を調べた。
CoPd系人工格子膜は、CoJi3.8人、PdN7
.8人とした。
第13図及び第14図は、M−Hループから求めた保磁
力Hcと角形比の膜厚依存性を示すもので、第131f
flは成膜時のアルゴンガス圧が5 mTorrの場合
、第14図は成膜時のアルゴンガス圧が11mTorr
の場合をそれぞれ示す。
CoPd系人工格子膜の場合には、その磁気特性がアル
ゴンガス圧によりかなり異なることは前述した通りであ
る。
したがって、磁気特性の膜厚依存性も成膜時のアルゴン
ガス圧によって異なり、低ガス圧の場合、先のCoPt
系人工格子膜とほぼ同様の振る舞いをし、膜厚の増加と
ともに角形比の低下が認められる。保磁力Hcが向上す
る高ガス圧の場合には、少なくとも膜厚800Å以下で
は角形比1が保たれ、かつ高い保磁力Hcを与える。こ
のように高ガス圧下(例えば11mTorr以上)でほ
の試料の作製は保磁力Hcの向上のみならず、磁気特性
の膜厚依存性も良好なものとする。
第15図(A)及び第15図(B)に、それぞれ膜厚3
70人、膜厚1500人のもの(アルゴンガス圧11m
 Torr )のM−Hループを示すが、CoPd系の
場合にはCoPt系と異なり、高ガス圧下で作製した場
合には1000人を越す膜厚でも0.5以上の角形比を
有する磁性膜が得られることがわかる。ただし、角形比
1を達成することは難しい。
垂直磁気記録方式において、磁気記録媒体の角形比はよ
り大きい方が残留磁束密度が増大して再生時のSN比の
良さにつながるため、理想的には1であることが望まし
い、したがって、膜厚800Å以下のCoPd人工格子
膜はあらゆる垂直記録材料として最適であると言える。
なお、以上述べたCoPd系人工格子膜は、いずれも8
0°C2相対温度85%の恒温恒温下に100時間放置
しても全く特性に変化はなく、耐蝕性については全く問
題のないことが確認されている。
以上、CoPt系人工格子膜並びにCoPd系人工格子
膜の実施例について説明したが、例えば飽和もfi化M
sや保磁力Hc等についてはCo層。
PL層、Pd層への他種元素の添加によってコントロー
ルすることが可能であろう。
また、PtとPdとが完全固溶系を形成することを考慮
すると、CoとPtPd合金との人工格子膜や・・・C
o−P L−Co−Pd・・・のようにC。
PL、Pdを交互に積層するような人工格子膜等につい
ても、上記の各実施例と同様な特性を有することは明ら
かである。
次に、下地膜の効果を調べるための実施例について述べ
る。
ス新11走 本実施例はCoPt系人工格子膜に下地膜としてPL下
地膜を形成した例である。
Pt下地膜は、アルゴンガス圧11mTorr、投入電
力300Wにて高周波スパッタリングすることにより成
膜し、その膜厚は1000人とした。
一方、Go−PL膜は、アルゴン圧5 mTorr下で
成膜し、膜厚(全厚)100人とした。
先ず、Co層とPt層の厚さを変えたサンプルを作製し
、垂直磁気異方性を示す範囲を調べた。
第16図はCo層の層厚を縦軸に、PL層の層厚を横軸
にとったもので、図中斜線で囲まれた領域がCoPt系
人工格子膜において垂直磁気異方性を示す領域である。
また、図中黒丸印・は作製したサンプルを示すものであ
る。
このCoPt系人工格子膜においては、各原子の適当な
NW−の組み合わせの時に垂直磁化膜となり、この条件
下ではCo層2〜11人、Pt713〜40人である。
第17図に第16図中点Eで示される人工格子膜の垂直
方向の6fI化曲線(M−Hループ)を示す。
第16図で明示された垂直磁気異方性を与える条件下で
の人工格子III (点E)は、第17図に示すように
角形比が1であり、角形性も良好なものである。
垂直磁気異方性を示す各原子の層厚について下地膜のな
い場合と比べると、下地膜を設けることにより垂直異方
性を示す範囲が広がり、特に00層の厚さが厚い方向で
垂直磁化膜が得られるようになる。
そこで、この−例として、第16図中点Fで示される人
工格子膜について、Pt下地膜がある場合とPtT地膜
が無い場合について、そのM −Hループをそれぞれ第
18図(A)、第18図(B)に示す。これら図面より
、下地膜により垂直磁気異方性が誘起されることは明ら
かである。
次に、垂直磁気異方性を示す試料のうち代表的に試料に
ついて、M−Hループから求めた保磁力Hcの値を第1
9図にまとめて示す。なお、第19図中の数値は各点の
保磁力Hcを表すもので、その単位はエルステッド(O
e)である。
この第19図からも明らかなように、各試料とも数百〜
約1k(Oe)程度の保磁力Hcを示した。
これは下地膜のない場合と比べて数倍〜数十倍程度向上
している。
また、同様に垂直磁気異方性を示す試料のうち代表的に
試料について、第20図に飽和磁化Ms(単位:emu
/cd)の値を示す。
飽和磁化の値は、各原子の層厚比によって若干界なるも
のの、垂直磁気異方性を示す領域のものはいずれも数百
〜900(emu/cd )程度の値を示した。
すなわち、下地膜を設けることにより下地膜を設けない
場合に比べて飽和磁化の値は5〜IO%増加する。例え
ば、第16図中E点で示すサンプルの飽和磁化の値は、
下地膜のない場合190 (emu/cd )であった
ものが、下地膜のある場合203 (e+wu/cd 
)となった。
これは、下地膜を設けることで、磁性膜であるCoPt
系人工格子膜の結晶性が向上したためであると考えられ
る。
そこで次に、下地膜の膜厚を固定してCoPt系人工格
子膜の膜厚を変えた場合の磁気特性の変化を調べた。
CoPt系人工格子膜は、Co層6人、Pt層17.2
人とし、PL下地膜の膜厚は1000人とした。
第21図は、M−Hループから求めた保磁力Hcと角形
比の膜厚依存性を示すもので、下地膜を設けない場合と
比べると、下池膜を設けた試料ではいずれの場合にも明
らかに保磁力Hcが向上し、角形比1がより厚い膜厚ま
で保たれるようになる。
例えば、下地膜がないと角形比lが得られる膜厚は40
0Å以下であるのに対して、下地膜を設けると膜厚50
0人まで角形比lが保たれ、それ以上の膜厚での角形比
も向上する。ただし、磁性層の膜厚を1000Å以上に
した場合には下地膜を設けてもやはり角形比の低下は著
しい。
次に、成膜時のアルゴンガス圧依存性(特に角形比及び
保磁力のアルゴンガス圧依存性)を調べた。下地膜の膜
厚はこの場合も1000人である。結果を第22図に示
す。
下地膜を形成した場合、20 m Torr以上の高ガ
ス圧下でも角形比lの垂直磁化膜となり、磁気特性のガ
ス圧依存性も改善された。
最後に、下地膜の膜厚依存性(保磁力Hcの膜厚依存性
)について調べた。成膜したCoPt人工格子膜は、第
16図中点Gで示す各原子層厚を有し、全厚100人、
成膜時のアルゴンガス圧5mTorrである。結果を第
23図に示す。
この第23図より、下地膜の膜厚の増加に伴って保磁力
Hcが向上することが確認されたが、その効果は700
〜800人で充分飽和に達する。
また、下地膜による保磁力Hc向上は数十入厚の下地膜
でも効果があり、したがってこの下地膜の膜厚を適宜設
定することで最適な保磁力Hcへのコントロールも可能
である。
ス、lL± 本実施例はCoPd系人工格子膜に下地膜としてPd下
地膜を形成した例である。
Pd下地膜は、アルゴンガス圧11mTorr、投入電
力300 Wにて高周波スパッタリングすることにより
成膜し、その膜厚は1000人とした。
一方、Co−Pd膜は、アルゴン圧11mTorr下で
成膜し、膜W−(全厚)150人とした。
先ず、Co層とPd層の厚さを変えたサンプルを作製し
、垂直磁気異方性を示す範囲を調べた。
第24図はCo層の層厚を縦軸に、Pd層のN厚を横軸
にとったもので、図中斜線で囲まれた領域がCoPd系
人工格子膜において垂直磁気異方性を示す領域である。
また、図中黒丸印・は作製したサンプルを示すものであ
る。
このCoPd系人工格子膜においても、各原子の適当な
層厚の組み合わせの時に垂直磁化膜となり、この条件下
ではCo層1〜9.5人、PdJil、5〜40人であ
る。
第25図に第24図中点Hで示される人工格子膜の垂直
方向の磁化膜!!il(M−Hループ)を示す。
第24図で明示された垂直磁気異方性を与える条件下で
の人工格子膜(点H)は、第25図に示すように角形比
が1であり、角形性も良好なものである。
このことから、CoPd系人工格子膜についても、下地
膜を設けることにより垂直異方性を示す範囲が広がり、
特にCoNの厚さが厚い方向で垂直磁化膜が得られるよ
うになることがわかる。
次に、垂直磁気異方性を示す試料のうち代表的に試料に
ついて、M−Hループから求めた保磁力HcO値を第2
6回にまとめて示す。なお、第26図中の数値は各点の
保磁力Hcを表すもので、その単位はエルステッド(O
e)である。
この第26図からも明らかなように、各試料とも500
〜約6k(Oe)程度の保磁力Hcを示した。
これは下地膜のない場合と比べて数倍〜数十倍程度向上
している。
また、同様に垂直磁気異方性を示す試料のうち代表的に
試料について、第27図に飽和磁化Ms(単位:emu
/c++t)の値を示す。
飽和磁化の値は、各原子の層厚比によって若干具なるも
のの、垂直磁気異方性を示す領域のものはいずれも数百
〜700(emu/cj )程度の値を示した。
すなわち、CoPd系人工格子膜においても、下地膜を
設けることにより下地膜を設けない場合に比べて飽和磁
化の値は5〜lO%増加することがわかる。
そこで次に、下地膜の膜厚を固定してCoPd系人工格
子膜の膜厚を変えた場合の磁気特性の変化を調べた。
CoPt系人工格子膜は、Co層3.8人、PLL12
8人とし、Pd下地膜の膜厚は1000人とした。
第28図は、M−Hループから求めた保磁力Hcと角形
比の膜厚依存性を示すもので、下地膜を設けない場合と
比べると、やはり下地膜を設けた試料ではいずれの場合
にも明らかに保653力Hcが向上し、角形比1がより
厚い膜厚まで保たれるようになった。
次に、成膜時のアルゴンガス圧依存性(特に角形比及び
保磁力のアルゴンガス圧依存性)を調べた。下地膜の膜
厚はこの場合も1000人である。結果を第29図に示
す。
下地膜を形成した場合、ガス圧依存性そのものは下地膜
のない場合と定性的に同じものの、下地膜のある場合は
保磁力Hcの向上が極めて著しく、アルゴンガス圧25
mTorr以上では最大6.1 k Oeにも達した。
さらに、下地膜の膜厚依存性(保磁力Hcの膜厚依存性
)について調べた。成膜したCoPd人工格子膜は、第
24図中点Iで示す各原子層厚を有し、全厚100人、
成膜時のアルゴンガス圧5 mTorrである。結果を
第30図に示す。
この第30図より、下地膜の膜厚の増加に伴って保磁力
Hcが向上することが6育認されたが、その効果は70
0〜800人で充分飽和に達する。
また、下地膜による保磁力Hcn上は数十大要の下地膜
でも効果があり、したがってこの下地膜の膜厚を適宜設
定することで最適な保磁力Hcへのコントロールも可能
である。
以上、下地膜の効果について説明したが、いずれの場合
にも下地膜を設けることでCOグリッチ領域で垂直異方
性が得られるため、飽和磁化Msが著しく高い垂直磁化
膜の実現が可能となる。例えば飽和磁束密度Bsに換算
すると最大10kG程度の非常に高い飽和磁束密度Bs
を有する垂直磁化膜が得られ、これは垂直磁気記録媒体
として非常に有望である。
最後に、下地膜による特性向上効果がどのような種類の
金属元素の場合に全厚されるのかを調べた。
災施貫五 第16図中点Gで示されるCoPt系人工格子膜(全厚
100人、成膜時のアルゴンガス圧5 mTorr)と
、第24図中点!で示されるCoPd系人工格子膜(全
厚150人3成膜時のアルゴンガス圧11mTorr)
について、下地膜として次表に示す元素の膜(II!厚
l000人)を設けた場合の磁気特性を調べた。
次表に下地元素による保磁力Hcの変化をまとめてボし
た。
この表からも明らかなように、CoPt人工格子膜やC
oPd人工格子膜の磁気特性の向上に、PL、Pd、A
g、Au、Cu、W、Ir、Rhの各元素の下地膜が有
効である。
上記以外にA1等についても同様の効果が認められ、総
じて面心立方金属元素の下地膜が上記のような効果を有
することが確認された。
〔発明の効果] 以上の説明からも明らかなように、本発明の垂直磁気記
録媒体は、Co−PL系 あるいはC。
Pd系の人工格子膜(変調構造膜を含む。)の膜厚が小
さい領域での優れた垂直磁気異方性を利用したもので、
耐蝕性に優れ、特に角形比に非常にイ憂れたものである
したがって、本発明によれば、優れた角形比や保磁力を
有するとともに、膜特性等の実用特性にも優れた垂直磁
気記録媒体の提供が可能となり、高品質かつ高密度の垂
直磁気記録が可能となる。
また、本発明は、垂直磁気記録の分野において磁性材料
の選択の幅を広げるという点でもその技術的意義は大き
いと言える。
さらに、本発明の垂直磁気記録媒体は、所定の膜厚を有
する下地膜を形成することで、保磁力の一層の改善を図
ることができ、より一層の高密度記録、高品質記録が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はCo−Pt系人工格子膜において垂直磁気異方
性を示す領域を表す特性図である。第2図(A)及び第
2図(B)は代表的なCo−Pt系人工格子膜の垂直方
向の磁化曲線(M−Hループ)を示す特性図であり、第
2図(A)は第1図中点Aで示される人工格子膜の磁化
曲線を、第2図(B)は第1図中点Bで示される人工格
子膜の磁化曲線をそれぞれ示す。第3図は代表的なC。 −Pt系人工格子膜の保磁力を示す特性図であり、第4
図は代表的なCo−Pt系人工格子膜の飽和磁化を示す
特性図である。第5図はCo−Pt系人工格子膜の角形
比及び保磁力のアルゴンガス圧依存性を示す特性図、第
6図はCo−Pt系人工格子膜の保磁力及び角形比のM
厚依存性を示す特性図である。第7図(A)及び第7図
(B)は膜厚の異なるCo−Pt系人工格子膜の垂直方
向の磁化曲線(M−Hループ)の相違を示す特性図であ
り、第7図(A)は膜厚160人の人工格子膜のM−H
ループ、第7図(B)は膜厚1450人の人工格子膜の
M−Hループである。 第8図はCo−Pd系人工格子膜において垂直磁気異方
性を示す領域を表す特性図である。第9図(A)及び第
9図(B)は代表的なCo−Pd系人工格子膜の垂直方
向の磁化曲線(M−Hループ)を示す特性図であり、第
9図(A)は第8図中点Cで示される人工格子膜の磁化
曲線を、第9図(B)は第8図中点りで示される人工格
子膜の磁化曲線をそれぞれ示す。第10図は代表的なC
o−Pd系人工格子膜の保磁力を示す特性図であり、第
11図は代表的なCo−Pd系人工格子膜の飽和磁化を
示す特性図である。第12図はGo−Pd系人工格子膜
の角形比及び保磁力のアルゴンガス圧依存性を示す特性
図、第13図及び第14図はCo−Pd系人工格子膜の
保磁力及び角形比の膜厚依存性を示す特性図であり、第
13図はアルゴンガス圧5mTorrの場合を、第14
図はアルゴンガス圧11mTorrの場合をそれぞれ示
す。 第15図(A)及び第15図(B)はJI*厚の異なる
Co−Pd系人工格子膜の垂直方向の磁化曲線(M−H
ループ)の相違を示す特性図であり、第15図(A)は
膜厚370人の人工格子膜のM−Hループ、第15図(
B)は膜ff、1500人の人工格子膜のM−Hループ
である。 第16図はPtT地膜を設けたCo−pc系人工格子膜
の垂直磁気異方性を示す領域を表す特性図である。第1
7図は第16図中点Eで示される人工格子膜の垂直方向
の磁化曲線(M−Hループ)を示す特性図である。第1
8図(A)及び第18図(B)はPL下地膜の有無によ
るGo−PL系人工格子膜の磁化曲線(M−14ループ
)の相違を示す特性図であり、第18図(A)はPc下
地膜がある場合を、第18図(B)はPL下地膜が無い
場合をそれぞれ示す、第19図はPt下地膜を設けたC
o−PL系人工格子膜の代表例の保磁力を示す特性図で
あり、第20図はPt下地膜を設けたCo−PL系人工
格子膜の代表例の飽和磁化を示す特性図である。第21
図はPL下地膜を設けたCo−PL系人工格子膜の保磁
力及び角形比の膜厚依存性を示す特性図であり、第22
図はPc下地膜を設けたCo−PL系人工格子膜の保磁
力及び角形比のアルゴンガス圧依存性を示す特性図であ
る。第23図はCo−Pt系人工格子膜における保磁力
の下地膜膜厚依存性を示す特性図である。 第24図はPd下地膜を設けたCo−Pd系人工格子膜
の垂直磁気異方性を示す領域を表す特性図である。第2
5図は第17図中点Hで示される人工格子膜の垂直方向
の磁化曲線(M−Hループ)を示す特性図である。第2
6図はPd下地膜を設けたCo−Pd系人工格子膜の代
表例の保磁力を示す特性図であり、第27図はPd下地
膜を設けたCo−Pd系人工格子膜の代表例の飽和磁化
を示す特性図である。第28図はPd下地膜を設けたC
o−Pd系人工格子膜の保磁力及び角形比の膜厚依存性
を示す特性図であり、第29図はPd下地膜を設けたC
o−Pd系人工格子膜の保磁力及び角形比のアルゴンガ
ス圧依存性を示す特性図である。第30図はCo−Pd
系人工格子膜における保磁力の下地膜膜厚依存性を示す
特性図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)CoとPdおよび/またはPtとが交互に積層さ
    れた人工格子膜を記録層とし、該記録層の全厚が50〜
    800Åであることを特徴とする垂直磁気記録媒体。
  2. (2)CoとPdおよび/またはPtとが交互に積層さ
    れ全厚が50〜800Åである人工格子膜を記録層とし
    、 膜厚100〜2000Åの金属膜が下地膜として形成さ
    れたことを特徴とする垂直磁気記録媒体。
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JP62-211569 1987-10-15
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6815098B2 (en) 2000-12-28 2004-11-09 Hitachi Maxell, Ltd. Magnetic recording medium, method for producing the same, and magnetic storage apparatus
JP2007164836A (ja) * 2005-12-09 2007-06-28 Hitachi Maxell Ltd 磁気記録媒体及び磁気記録装置
JP2009107148A (ja) * 2007-10-26 2009-05-21 Toyobo Co Ltd テンターおよびその異常検出方法
JP2009536688A (ja) * 2006-05-11 2009-10-15 フォルシュングスツェントルム カールスルーエ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 基板上に多数のナノシリンダーを有する部材の製造方法および該部材の使用

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