JPS61110328A - 垂直磁気記録媒体とその製造方法 - Google Patents

垂直磁気記録媒体とその製造方法

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JPS61110328A
JPS61110328A JP23022684A JP23022684A JPS61110328A JP S61110328 A JPS61110328 A JP S61110328A JP 23022684 A JP23022684 A JP 23022684A JP 23022684 A JP23022684 A JP 23022684A JP S61110328 A JPS61110328 A JP S61110328A
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JP
Japan
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film
recording medium
magnetic recording
fexn
perpendicular magnetic
Prior art date
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JP23022684A
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English (en)
Inventor
Seiichi Asada
朝田 誠一
Hiroyuki Suzuki
博之 鈴木
Toshio Niihara
敏夫 新原
Kazuyoshi Yoshida
吉田 和悦
Masaaki Futamoto
二本 正昭
Yukio Honda
幸雄 本多
Norikazu Tsumita
積田 則和
Kazuo Shiiki
椎木 一夫
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Hitachi Ltd
Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、磁気テープ、フロッピーなどに用いられる垂
直磁気記録に好適なFexN (x=2〜3)単層(高
透磁率膜を含まない)媒体とその製造法に関するもので
ある。
なお1本明細書ではFexNに10IJK子%以下のC
rなどを添加したものも一括してFsxNと呼ぶ。
〔発明の背景〕
磁気記録の分野における記録密度の向上は著しいものが
ある。特に、東北大の岩崎らにより提案された垂直磁気
記録方式は、現在実用化されている面内記録方式と異な
り、記録密度が高くなるほど、自己減磁作用が小さくな
る特徴を有し、将来の高密度磁気記録方式として注目を
集め、精力的な研究がなされている。
この垂直磁気記録を実現するには、記録媒体として、磁
性膜面に対して垂直方向の磁化容易軸を有する垂直磁化
膜が必要である。現在、そのような磁気特性をもつ磁性
膜としては、物理蒸着法(スパッタ法、真空蒸着法など
)めっき法または化学蒸着法(CVD法)で作製したG
o、Co−N i −M n −P 、 G o −C
r 、 Co −Cr −Rh +Go−V、Go−R
uあるいはGo−0系の合金膜が知られている。
しかし、このような垂直磁化膜は、いずれもCoをベー
スとしており、COは資源が少ないことからコストなら
びに供給安定上の問題があった。
この問題を解決する方法の一つに、Goの代りにFeを
ベースとして用いたFexN垂直磁化膜がある(特願昭
58−102675) 、 L、かじ、この方法で得ら
れたFexN膜の磁気特性は代表的な垂直磁化膜である
Go−Cr膜に比べて若干劣っている。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、下地膜として少なくとも一層の非磁性
の電導性膜を被着させた特性のよい垂直磁気記録用のF
exN単層膜媒体を提供することにある。
単層膜媒体は高透磁率膜を含まないので、製造コストが
比較的安価であるという特徴をもっているので、磁気テ
ープ、フロッピーなどの媒体として好まれるが、用途を
制限するものではない。
〔発明の概要〕
FexN (x=2〜3)膜が垂直磁化膜になる理由に
ついてはつぎのように考えられる。物理蒸着法で作製し
たFexN膜の断面をSEMでa察すると、膜面に垂直
方向に結晶粒子が成長した柱状構造がllI祭される*
 FexN膜が垂直磁化膜になる原因の一つは、この柱
状構造による微視的形状異方性である。
さらに、その垂直磁気異方性の大きさくKu)が、膜面
に垂直方向に磁化が向いた時の静磁エネルギ、2πMs
”(Ms:飽和磁化)より大となるという下記(1)式
の関係が満たされている。ことが二番目の理由である。
K u > 2 s M s ”          
 °−(1)普通、Fs薄膜の場合、Faの柱状晶が理
想的に膜面に垂直に配向したとしてもKu、Msにバル
クの値を用いるとして、(1)式の左辺、右辺の値はそ
れぞれ9 X 10@srg/cc、 1 、8 X 
I O’erg/cc程度となり、(1)式の関係を満
足することはできない、また、理想的な柱状晶(長軸長
/短軸長〜−)が膜面の垂直方向に完全に配向すること
はないので、(1)式の左辺の値は9 X I O@e
rg/ccよりもかなり小さくなると予想される。
Nを添加することの効果は、柱状晶が膜面に垂直に配向
するのを促し、かつ、飽和磁化(Ms)を(1)式が成
立する程度にまで低下させることにあると考えられる。
この際、FexNが六方晶系の結晶構造をもち、かつ、
そのC軸が膜面に垂直配向していれば、結晶磁気異方性
が上述の微視的形状異方性に加算されるので垂直磁気異
方性(K u 、 (1)式左辺)が大きくなりより好
ましいが、必須の条件ではない、事実、特願昭58−1
02675号に示された方法で得たFexN膜ではC軸
の配向はみられなかった。
上述のように、物理蒸着法で作製されたFexN膜では
膜面に垂直方向に柱状晶が成長し、この柱状晶の微視的
形状異方性がFexN膜の垂直磁気異方性の主な原因と
なる。しかしながら、非磁性基板上に直接物理蒸着した
FexN膜では柱状晶の成長が不十分であったため、F
exN膜のKUは小さく垂直磁化膜になるFexN膜の
飽和磁束密度(Bs=4πMs)の範囲は2000〜6
500Gで1代表的な垂直磁化膜であるCo−Cr膜の
BSにくらべて若干小さかった。
FexN膜の特性向上を目的にFexN膜の下地膜につ
いて検討した結果、下地膜に非磁性の電導性膜を用いる
ことにより柱状晶の成長が促進され、FexN膜が垂直
磁化膜になるBSの上限が7000 G以上と高くなる
ことがあきらかになった。
下地膜の電気抵抗はI X 10−’Ω1以下であれば
よいが、l X 10−”0国以下がより好ましい。
また、上記下地膜の最近接原子間距離が2.5〜3.2
人の電導性下地膜を使用すると、六方晶系FexN膜の
C軸が膜面に垂直に配向して微視的形状異方性に結晶磁
気異方性が加算されて垂直磁気異方性(Ku)が大きく
なり、FexN膜が垂直磁化膜になるBsの上限が高く
なる。尚2種以上の元素を混合して平均的最近接原子間
距離を2.5〜3.2人としても効果のあることはいう
までもない。
第1図は、下地膜に使用した電導性膜の最近接原子間距
離とFexN膜が垂直磁化膜になるBSの最大値との関
係をプロットしたものである。比較のために電導性膜を
使用しなかった場合もあわせ示す、最近接原子間距離が
2.5 Å以下もしくは3.2 Å以上の電導膜を用い
た場合にはFexN膜が垂直磁化膜になるBsの上限値
が下地膜なしの場合にくらべて6500 Gから700
0 Gに若干大きくなる。これは上述の柱状晶の垂直配
向性がよくなったためであろう、最近接原子間距離が2
.5〜3.2、人の電導性膜を用いた場合にはFexN
膜が垂直磁化膜になるBsの上限値がさらに大きくなり
、いずれも7000 G以上になる。最近接原子間距離
が2.65〜2.85人のものではFexN膜が垂直磁
化膜になるBSの上限値がさらに大きくなり最大で80
00G以上になる。最近接原子間距離(OCA)が2.
5〜3.2人の下地膜を使用した場合に特性が向上する
のはFexNのC軸が膜面の垂直方向に、配向すること
と関係があると考えられる。
OCAが2.5〜3.2人の電導性膜としてはV。
Ru、Zn、Os、Rh、I r、Mat We Re
Pt、Nb、Sn、Ta、Al、Au+ Ag+Tiお
よびこれらの元素の電導性チッ化、酸化物がある。この
うち、Zn、Mo、W、Nb、Ta+AM、Ti、Sn
またはSn酸化物は安価であるのでより好ましい、これ
らの金属の薄膜の結晶構造にはhap、fcc、bcc
、非晶質などがあるが、hcpと非晶質がより好ましい
電導性下地膜の膜厚としては0.01〜0.2μmが好
ましく、0.01〜0.1μmがより好ましい、0.0
1〜0.2層mの膜厚がよいのは0.01μm以下では
効果が小さく、 0.2  μm以上では効果が飽和す
るためである。この電導性膜は1層でもよいが、2層以
上にすることを排除するものではない。
電導性膜の形成法にはスパッタ法、蒸着法などの物理蒸
着法、化学蒸着法(CVD)、無電解めっき、めっき法
などの電着法などがあるが、全体のプロセスを考えて任
意に選ぶことができる。
FexN膜としてはNの含有量が20〜32原子%で飽
和磁束密度が2000〜toooo aのものであれば
いずれでもよいが、Nの含有量が22〜28原子%、B
sが6500〜10000 Gのものは再生出力が大き
くなるのでより好ましい、また、FexN膜の耐食性向
上を目的に、10原子%以下のCr。
Ni、Go、Bi、白金属元素、Zr、Ta。
Nb、AQ、Wの少なくとも1つを含有させることもで
きる。これらの元素のうち、Cr、Ni。
Ah Wは安価であるのでより好ましい。
FexN膜の形成法としては、Fo、Fe4N。
F eaN、 F e、〜、N、 F a、N のよう
なFeまたはそのチッ化物の少なくとも1つの粉末、粉
末焼結体、バルクを原料としてAr気流中、Arとチッ
素の混合気流中、チッ素気流中もしくはこれらと水素の
混合気流中で物理蒸着させる方法が通常用いられる。も
ちろん上記Arの代用としてNo。
Kr、Xθを用いることも可能である。−FexN中に
Orなどの上述の元素を含ませる方法としては上述のF
eまたはFeのチッ化物にCrなどを混合、熔融したも
のを原料とするか、Fe、Fsチッ化物原料上にOrな
どのチップを置いたものを原料とすればよい。
FexNまたはCrなどを含有するFaxNの膜厚は0
.1〜1.0μmが好まれる。この範囲が好まれるのは
0.1  μm以下では垂直磁化膜になりにくく、1.
0 μm以上ではヘッドによる記録がむずかしくなるた
めである。
上述のFexNまたはCrなどを含有したFexN膜の
形成時に一50〜500Vのバイアス電圧を基板に印加
すれば磁性膜の特性が向上するのでより好ましい。
FexN膜が垂直磁化膜になっているか否かは再生波形
を観察することによって判断される(電気通信学会磁気
記録研究会資料MR76−16゜p19)が、N易な判
別法としては、垂直方向の残留磁束密度と面内方向の残
留磁束密度との比(B r JL / B r’z )
が用いられ1通常Br、/Brzが0.8 以上あれば
垂直磁化膜になると考えられている。
〔発明の実施例〕
以下に本発明を実施例によって説明するが、この実施例
は本発明になんらの制限を加えるものではない。
実施例1 第2図に示したRFスパッタ装置を用い、非磁性基板上
にいろいろな下地膜を被着させ、その下地膜上にFex
Nのスパッタリングを行なった。
第2図において、1は非磁性基板で、この基板にはアー
スを基準にして一5oo−ovのバイアス電圧を印加で
きる構造をもつ、2はスパッタターゲットでターゲット
には13.5MHzのRFがかけられる構造をもつ、ま
た、2つのターゲットを入れられる構造になっており、
下地膜とFexN膜を連続的にスパッタできる。3はニ
ードルバルブでAr、N、Hzの混合比を調節できる構
造になっている。
上記の装置を使用し、金属ターゲットを用いて5 X 
10−”TorrのAr中で光学研摩したガラス基板上
に膜厚的0.05 μmの下地膜を被着させた。
ついで、100φのFe、N圧粉体ターゲットを用いて
l OX 10−3TorrのAr(微量のN2(0〜
5voR%)を含む)中で上記下地膜上に膜圧約0.3
 μmのチッ化鉄を被着させた。チッ化鉄を被着させる
際にはアースを基準にして一150vのバイアス電圧を
印加した。
なお、到達真空度は下地膜、チッ化鉄膜のいずれの場合
にも1xlO−“Torrとした。
下地膜には、Mn(最近接原子間距離: 2.24人)
V (2,63人) 、 Ru  (2,65人) 、
 Os  (2,68人)。
Rh ’(2,69人) 、  I r  (2,71
人)、 Mo  (2,73人)。
W (2,74人) 、 Re  (2,74人) 、
  Pd  (2,75人)。
Pt(2,78人)  、  Nb  (2,86人)
  、  Ta  (2,86人)。
AQ  (2,86人)、 Au  (2,88人) 
 、 A g  (2,89人)。
Ti  (2,89人)、  S n  (3,01人
)  、 Gd  (3,56人)を使用し、最近接原
子間距離とFaxNが垂直磁化膜になるBsの最大値と
の関係を第1図に示したa B sの最大値はFexN
膜のXを2〜3の間で変化させ、膜のBrよ/Br、が
0.8 以上になるBsから求めた。第1図には下地膜
なしの場合と非電導性のSiO□を下地膜に使用した場
合も示した。
第1図からあきらかなように、電導性下地膜(電気抵抗
<lXl0°2Ωcm)を使用すると、FexN膜が垂
直磁化膜になるBsの上限は、電導性下地膜のない場合
または下地膜に非電導性の下地膜を使用した場合に比べ
て、大きくなる。また、最近接原子間距離(DCA)が
2.5〜3.2人の下地膜を使用した場合にはFexN
膜が垂直磁化膜になるBsはさらに大きくなり、DCA
が2.65〜2.85人の下地膜では上述のBsはいっ
そう大きくなる。このようにBsの大きいFexN膜は
信号の再生出力を大きくできるので垂直記録媒体用材料
として有利であると考えられる。
第1表には、電導性下地膜なし、Re、WおよびTiを
下地膜として作製したFexNの磁気特性を示す、第1
表から明らかなように、電導性下地膜上のFexN膜は
Bsが大きくてもBr工/Br、が0.8以上であり、
垂直磁化膜になっている。Hcmの若干の増大が観察さ
れるが、これは柱状晶の膜面に垂直方向への成長と六方
晶系FexN膜のC軸が柱状晶方向に配向に起因するも
のと考えられる。
第1表 Hc工:垂直方向の保磁力、Hc、:面内方向の保磁力
Brよ/Bs:垂直方向の角型比+Brz/Bs:面内
方向の角型比実施例2 下地膜として電導性の金属酸化物(S n O2)と金
属チッ化物(T i N)を使用し、その上に実施例1
と同様にFexN膜を形成させた場合の結SnO,+4
HCu)でそれぞれ形成した。第2表からあきらかなよ
うに、下地膜に電導性の酸化膜。
チッ化膜(電気抵抗<lXl0−”Ω・l)を用いた場
合にもFexN膜が垂直磁化膜になるBsは下地膜なし
の場合にくらべて増大する。
第2表 実施例3 膜厚が0.05〜0.1μmのWを下地膜として。
この下地膜上に5yK子%のCrを含むFexNfQを
形成し、Cr入FexNfl![形成時のバイアスを変
化させた場合の結果を第3表に示す、第3表ではBsを
ほぼ一定の値とした。第3表からあきらかなように、電
導性下地膜上にCr入F8XN膜を形成する際にアース
を基準に−500〜−50Vのバイアスを印加すること
により、Hcよ。
B r ヨ/ B sが増大し、BrエンBrは減少す
る。
これらはFexN膜を垂直記録媒体とした時の周波数特
性向上に有利であると考えられる。
第3表 実施例4 下地膜に0.05μmのMoを使用し、磁性膜としてR
uを10i子%含有するFaxNWAを用い、磁性膜の
膜厚を0.05〜2.0μmとしたこと、スパッタガス
として10voQ%のH8と3volt%のN、を含む
Arガスを使用したことを除き実施例1と同様にしてR
u入FexN膜を形成させた。結果を第4表に示す、第
4表かられかるように、Ru入FexN膜の膜厚を0.
1〜2.0μmとすることによりRu入FexN垂直磁
化膜(B r、 /B rz >o、s  )が得られ
る。このようにRu入FaxN膜の膜厚を0.1 μm
以上とすることにより垂直磁化膜が得られるが、垂直磁
化膜が1.0μm以上になるとヘッドによる記録が困難
になるので、膜厚が0.1〜1.0μmの間が好ましい
第4表 以上述べた実施例から、下地膜に電導性の金属、金属チ
ッ化物、金属酸化物を用いることにより、下地膜上に形
成したFexN膜が垂直磁化膜になるBsの上限値が高
くなり、また、Bsを一定の値とすると垂直磁化膜の特
性が向上することが明らかになった。さらに、最近接原
子間距離が2.5〜3.2人の下地膜を用いると下地膜
によるFexN膜の特性向上効果が顕著になることが明
らかになった。
以上の実施例では主にスパッタ法で下地膜およびFex
N膜を形成させたが、目的により蒸着法、CVD法、イ
オンビームスパッタ法も使用できる。
また、一層の下地膜を使用した場合についての実施例の
みを示したが、目的により下地膜を2層にすることもで
きる。
薄膜形成基板としては1本発明に使用したガラス基板以
外にも、ポリエステル、ポリイミドなどの有機ポリマー
あるいはAlなどの金属板、薄帯などが用いられる。ま
た、基板は長尺状もしくは円板状とするが必要に応じて
任意の形状としてもよい。
その他、本明細書に特に記載していない事項(膜と基板
、膜間の密着性向上のための中間膜、耐久性向上のため
の無機または有機保護膜など)については、既に知られ
ている知見を適用しても差支えない。
〔発明の効果〕
以上説明したところからあきらかなように、本発明によ
る電導性下地膜を用いることによりFexN膜が垂直磁
化膜になるBsの範囲(すなわち、FsxNのXの範囲
)が広くなるので、実用上の利点は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は1本発明の一実施例における下地膜の最近接原
子間距離とFexN膜が垂直磁化膜になるBsの最大値
との関係を示した説明図、第2図は1本発明の一実施例
における。下地膜とチッ化鉄膜の作製に用いた高周波ス
パッタ装置の概略図である。 1・・・非磁性基板、2・・・スパッタターゲット、3
・・・第 1(21

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、非磁性基板と、少なくとも一つの電導性下地膜を介
    して被着された垂直磁気異方性を有するチッ化鉄を主体
    とする薄膜磁性体とを有することを特徴とする垂直磁気
    記録媒体。 2、特許請求の範囲第1項において、前記電導性下地膜
    の膜厚が0.01〜0.2μmであることを特徴とする
    垂直磁気記録媒体。 3、特許請求の範囲第1項または第2項において、前記
    電導性下地膜の最近接原子間距離が2.5〜3.2Åで
    あることを特徴とする垂直磁気記録媒体。 4、特許請求の範囲第1項または第2項において、前記
    電導性下地膜がV、Ru、Zn、Os、Rh、Ir、M
    o、W、Re、Pd、Pt、Nb、Ta、Nb、Sn、
    Al、Au、Ag、Tiおよびこれらの元素の電導性チ
    ッ化、酸化物の少なくとも一つを含むことを特徴とする
    垂直磁気記録媒体。 5、特許請求の範囲第1項または第2項において、前記
    下地膜がZn、Mo、W、Nb、Ta、Al、Ti、S
    n酸化物の少なくとも1つを含むことを特徴とする垂直
    磁気記録媒体。 6、特許請求の範囲第1項または第2項記載の垂直磁気
    記録媒体において、前記薄膜磁性体中のチッ素含有量が
    20〜32原子%であることを特徴とする垂直磁気記録
    媒体。 7、特許請求の範囲第1項または第2項に記載の垂直磁
    気記録媒体において、前記薄膜磁性体の飽和磁束密度が
    2000〜10000Gであることを特徴とする垂直磁
    気記録媒体。 8、特許請求の範囲第1項または第2項に記載の垂直記
    録媒体において、鉄とともにCr、Ni、Co、Bi、
    白金属元素、Zr、Ta、Nb、Al、Wの少なくとも
    一つを10原子%以下含むことを特徴とする垂直磁気記
    録媒体。 9、特許請求の範囲第1項または第2項に記載の垂直磁
    気記録媒体において、前記薄膜磁性体の膜厚が0.1〜
    1.0μmであることを特徴とする垂直磁気記録媒体。 10、鉄またはチッ化鉄を原料として、Ar気流中、A
    rとチッ素の混合気流中、チッ素気流中もしくはこれら
    と水素の混合気流中で物理蒸着させる工程を含むことを
    特徴とする垂直磁気記録媒体の製造方法。 11、特許請求の範囲第10項記載の垂直磁気記録媒体
    の製造方法において、基板側にアースを基準にして−5
    0〜−500Vのバイアス電圧を印加することを特徴と
    する垂直磁気記録媒体の製造方法。
JP23022684A 1984-11-02 1984-11-02 垂直磁気記録媒体とその製造方法 Pending JPS61110328A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6379954A (ja) * 1986-03-31 1988-04-09 メモレツクス・コ−ポレ−シヨン 磁気構造を製作する方法
JPH02281716A (ja) * 1989-04-24 1990-11-19 Ricoh Co Ltd 磁性膜
JPH03232960A (ja) * 1990-01-22 1991-10-16 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 鉄/鉄窒素化物多層フィルムとその製造方法

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