JPH0230860Y2 - - Google Patents

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JPH0230860Y2
JPH0230860Y2 JP4052084U JP4052084U JPH0230860Y2 JP H0230860 Y2 JPH0230860 Y2 JP H0230860Y2 JP 4052084 U JP4052084 U JP 4052084U JP 4052084 U JP4052084 U JP 4052084U JP H0230860 Y2 JPH0230860 Y2 JP H0230860Y2
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JP
Japan
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lid
opening
opened
flat
closed
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JP4052084U
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JPS60153578U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は箱状収納部の端縁に開閉自在に枢支さ
れた蓋の開閉構造に関するものである。
〔従来技術〕
例えば電話機のインデツクスカード収納部や、
各種の物品収納容器などのような合成樹脂製の箱
状収納部には、一端を収納部の端縁に開閉自在に
枢支された蓋体を設けることが多い。しかしなが
ら、従来におけるこの種の成形品蓋体は金属軸で
軸支されているために、繰返し開閉することによ
り摩耗してがたが発生し易く、また無理な開閉に
よりしばしば破損するという欠点があつた。
〔考案の概要〕
本考案は以上のような点に鑑みなされたもの
で、箱状収納体開口部の一端縁両端部に設けた板
ばねと開口部用蓋とを半球状係合部で係合させて
枢支するとともに、蓋の係合部周囲に、蓋の閉鎖
時において板ばねの相対向する平面部を同方向に
傾斜して対接するように形成された傾斜カム面を
設け、蓋の開閉により板ばねをばね力に抗し開か
せて蓋を開閉任意位置で停止させるように構成す
ることにより、軽快で節度ある開閉感触と、優れ
た耐久性とを備えた蓋の開閉構造を提供するもの
である。以下、本考案の実施例を図面に基づいて
詳細に説明する。
〔実施例〕
本実施例は本考案を電話機のインデツクスカー
ド収納部に実施した例を示し、第1図はこれを実
施した電話機の斜視図、第2図は同じくインデツ
クスカード収納部近傍の分解斜視図、第3図a,
bは蓋の枢支部を閉塞位置と180゜開放位置とで示
す拡大断面図である。図において電話機1は、電
話機本体2と、その内部機器との間をコード3で
接続された送受話器4とを備えており、電話機本
体2の前面には、ダイヤル釦5と、機能釦6と、
ベル音調整スイツチ7とが設けられている。
さらに、機能釦6の上方には、電話番号簿の抜
すいなどをしたインデツクスカード8を収納する
箱状収納体の一例として示す長方形薄形箱状のイ
ンデツクスカード収納部9が設けられている。こ
の収納部9の開口一端縁部である上端縁部には、
収納部9の底面9aよりも一段低い底面10aを
有する枢支空間部10が形成されており、その底
面10aの両端部には、長方形のばね孔10bが
開口されている。11は水平面11aとその両端
側で相対向する平面部となるクリツク面11b,
11cとで一体形成された板ばねであつて、底面
10aの裏に水平面11aを固定されてクリツク
面11b,11cをばね孔10bから上方へ突設
させており、これら両クリツク面11b,11c
は互にハの字状をなすように相対向する平面部が
傾斜し形成されている。またクリツク面11b,
11cは上端をL字状に折曲されて本体2内部へ
係入されており、さらにクリツク面11b,11
cの中央部には、半球状に形成された係合部とし
ての支持凸部11dが突設されている。12は収
納部9の開口部を閉塞する蓋であつて、収納部と
同寸法の平板12aとその一端縁部に空間部10
とほゞ同寸法で設けられた枢支部12bとで一体
形成されており、枢支部12bの両側面には、前
記板ばね11の支持凸部11dと回動自在に係合
する半球状の凹陥部12cが設けられている。そ
して、蓋12は、その枢支部12bを板ばね11
の両クリツク面11b,11c間に、これらクリ
ツク面11b,11cの相対向する方向への弾性
力に抗して係入させた状態で、支持凸部11dと
凹陥部12cとの係合によつて開閉自在に枢支さ
れている。さらに、凹陥部12cの周囲には、蓋
12の閉鎖時にクリツク面11b,11cと同方
向へ傾斜してこれらと対接する傾斜カム面12d
が形成されており、蓋12の閉鎖時には、第3図
aに示すようにクリツク面11b,11cがその
ばね圧で傾斜カム面12dに圧接されている。ま
た、蓋12を180゜回動させて第3図bに示すよう
に開放させると、クリツク面11b,11cが傾
斜カム面12dの作用により図に符号lで示すだ
け側方へ開かれるように弾性変形し、これによつ
て蓋12が180゜開放位置でクリツクされるように
構成されている。
以上のように構成された電話機において、収納
部9内へインデツクスカード8を入れて蓋12を
閉めると、第3図aに示すように板ばね11のク
リツク面11b,11cと蓋12の傾斜カム面1
2dとが同方向へ傾斜していることにより、クリ
ツク面11b,11cは弾性によつて傾斜カム面
12dに圧接されているので、蓋12は閉鎖位置
でクリツクされる。
そこで通話時等にインデツクスカード8を見る
ために、第3図aの位置から蓋12を開くと、傾
斜カム面12dの山部が板ばね11のクリツク面
11b,11cを側方へ押すので、第3図bに示
す蓋12の180゜全開時には図に符号lで示すだけ
クリツク面11b,11cが開き、蓋12が全開
状態でクリツク面11b,11cの圧接によりク
リツクされる。すなわち蓋12を開く場合、開き
始めでは軽く全開時にもつとも開閉が重くなる
が、任意の位置での停止が可能であり、例えば、
インデツクスカードを収納させずその代りに時計
表示するときなどにおいて、30゜位開いた位置で
も停止させることができ便利である。なお、板ば
ね11の両クリツク面11b,11c間に、たと
えば水平面11aに沿わせた状態で間隔部材を設
け、かつその間隔を調節できるようにしておけ
ば、蓋12の開閉抵抗を任意に変えることがで
き、任意角度での停止が容易になる。さらに全開
時においてもクリツク面11b,11cがなお側
方へ開くことが可能なように空間部10の側面と
の間に間隔を設けておけば、蓋12に開閉方向以
外の方向への力が加わつたり、あるいは180゜以上
開かせうとする力が加わつたりしても、蓋12が
クリツク面11b,11cを開かせ、支持凸部1
1dと凹陥部12cとの係合が解けて蓋12が外
れるので、枢支部が破損することがない。
なお、本実施例においては本考案を電話機のイ
ンデツクスカード収納部に実施した例と示した
が、その他各種の箱状収納体にも同様に実施する
ことができる。
〔考案の効果〕
以上の説明により明らかなように、本考案によ
れば蓋の開閉構造において、箱状収納体開口部の
一端縁両端部に設けた板ばねと開口部用蓋とを半
球状係合部で係合させて枢支するとともに、蓋の
係合部周囲に、蓋の閉鎖時において板ばねの相対
向する平面部と同方向に傾斜して対接するように
形成された傾斜カム面を設け、蓋の開閉により板
ばねをばね力に抗し開かせるように構成すること
により、蓋の開閉が軽快で節度を有するので、高
級感のある感触が得られ、かつ安全性、耐久性が
向上するとともに、任意の開放角度で停止させる
ことができるので、各種の使用条件に対応でき、
また特別なクリツク機構を要しないことにより構
造が簡素化される。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案に係る蓋の開閉構
造の実施例を示し、第1図はこれを実施した電話
機の斜視図、第2図は同じくインデツクスカード
収納部近傍の分解斜視図、第3図は蓋の枢支部を
閉塞位置と180゜開放位置とで示す拡大断面図であ
る。 9……インデツクスカード収納部、11……板
ばね、11b,11c……クリツク面、11d…
…支持凸部、12……蓋、12b……枢支部、1
2c……凹陥部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 箱状収納体開口部の一端縁両端部に、相対向す
    る平面部が互いに「ハ」の字状をなすように傾斜
    して形成される一対の板ばねを設けるとともに、
    前記開口部を閉塞する合成樹脂製蓋を、その一端
    縁部両側面と前記板ばねの相対向する平面部とに
    設けた半球面状係合部の係合により開閉自在に枢
    支させて設け、かつこの蓋の前記係合部の周囲
    に、蓋の閉鎖時には前記平面部と同方向に傾斜し
    て対接し蓋の開動作に伴なつて前記板ばねの平面
    部をばね力に抗して外方へ開かせる傾斜カム面を
    設けたことを特徴とする蓋の開閉構造。
JP4052084U 1984-03-23 1984-03-23 蓋の開閉構造 Granted JPS60153578U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4052084U JPS60153578U (ja) 1984-03-23 1984-03-23 蓋の開閉構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4052084U JPS60153578U (ja) 1984-03-23 1984-03-23 蓋の開閉構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60153578U JPS60153578U (ja) 1985-10-12
JPH0230860Y2 true JPH0230860Y2 (ja) 1990-08-20

Family

ID=30549480

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4052084U Granted JPS60153578U (ja) 1984-03-23 1984-03-23 蓋の開閉構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0722918Y2 (ja) * 1988-03-10 1995-05-24 株式会社東芝 電子機器

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Publication number Publication date
JPS60153578U (ja) 1985-10-12

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