JPH0230830Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0230830Y2
JPH0230830Y2 JP9429384U JP9429384U JPH0230830Y2 JP H0230830 Y2 JPH0230830 Y2 JP H0230830Y2 JP 9429384 U JP9429384 U JP 9429384U JP 9429384 U JP9429384 U JP 9429384U JP H0230830 Y2 JPH0230830 Y2 JP H0230830Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exterior body
resin
case
chip
epoxy resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9429384U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS619831U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP9429384U priority Critical patent/JPS619831U/ja
Publication of JPS619831U publication Critical patent/JPS619831U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0230830Y2 publication Critical patent/JPH0230830Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Details Of Resistors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野] この考案は、他のチツプ部品とともに例えば半
田浸漬法等によつてプリント基板上にハンダ付け
し得るように構成されたチツプ形電解コンデンサ
に関するものである。 [従来の技術] この種のチツプ部品は、プリント基板上に並べ
られた上で、約260℃の溶融ハンダに10秒間程度
浸漬されることにより一度にハンダ付けされるの
であるが、その後、例えばフレオンやクロロセン
等の有機ハロゲン系基板洗浄剤にて洗浄される。
したがつて、電解コンデンサをチツプ化するに当
つては、耐熱性はもとより、洗浄時にコンデンサ
素子の腐触の原困となる溶剤やフラツクス中の塩
素イオンの浸入を防ぐように配慮する必要があ
る。そこで、従来においては、コンデンサ素子を
アルミニウム等のケース内に封入し、そのまわり
に合成樹脂からなる外装体をモールド成形するよ
うにしている。一般に、この外装体には、エポキ
シ樹脂、シリコン樹脂、フエノール樹脂、ジアリ
ルフタレート樹脂等が用いられている。しかしな
がら、エポキシ樹脂、シリコン樹脂、ジアリルフ
タレート樹脂の場合、耐洗浄性は良いのである
が、260℃の溶融ハンダ内に10秒間浸漬すると、
樹脂にひび割れが生じてしまうという問題があつ
た。他方、フエノール樹脂は耐熱性の面では殆ど
問題はないのであるが、コンデンサ素子のリード
等に対する密着性が劣るとともに、充填剤が60%
〜70%と大量に入つているため、微細な空孔が生
じ易く、洗浄時に上記の塩素イオンがケース内に
浸入し、コンデンサ素子を腐蝕してしまうという
欠点がある。 [考案の目的] したがつて、この考案の目的は、すぐれた耐熱
性と耐洗浄性とを併せ持つチツプ形電解コンデン
サを提供することある。 [考案の構成] 以下、この考案を添付図面に示された一実施例
を参照しながら詳細に説明する。 このチツプ形電解コンデンサ1は、アルミニウ
ム等からなる有底円筒状のケース2を有し、この
ケース2内には図示しないコンデンサ素子が組込
まれている。なお、図示されていないが、ケース
2の開口部は公知の如く例えばゴムからなる封口
体にて閉塞されている。ケース2には、上記コン
デンサ素子の1対のリード3,3がそれぞれ反対
方向に突設されており、その各々にはフレームと
呼ばれている外部端子4,4が固着されている。
そして、ケース2のまわりには合成樹脂からなる
外装体5が例えばトランスフアモールドにより一
体的に成形されるのであるが、この考案において
は、外装体5にはエポキシ樹脂等と比較して耐熱
性の点で優れているフエノール樹脂(例えば、ス
ミトモPM−950J)が用いられているとともに、
その表面にはエポキシ樹脂6(例えば、日本ペル
ノツクスME106)が外装体5の空孔内に含浸さ
れるように被膜状に形成されている。なお、この
エポキシ樹脂6を被膜状に形成するに際しては、
外部端子4,4をテープ等でマスキングし、低粘
度の液状エポキシ樹脂内に所定の真空条件下(例
えば10-2〜10-3Torr)で約3分間程浸漬して真
空含浸させ、しかるのち、例えば遠心分離機にて
余剰のエポキシ樹脂を取除き、一定時間加熱して
硬化させる。そして、外部端子4,4のマスキン
グテープを外し、外部端子4,4を図示の如く外
装体5に沿つて折曲げることにより、このチツプ
形電解コンデンサ1が得られる。 [考案の効果] 上記した実施例の説明から明らかなように、こ
の考案によれば、外装体5をフエノール樹脂と
し、その表面にエポキシ樹脂6を含漬させたこと
により、フエノール樹脂の耐熱性とエポキシ樹脂
の耐洗浄性とを併せ持つことができる。すなわ
ち、フエノール樹脂内の微細な空孔や外部端子4
との界面等にエポキシ樹脂が入り込むため、ハン
ダ浸漬後の洗浄工程において、コンデンサ素子の
腐蝕の原因となる塩素イオンの浸入が効果的に阻
止される。ここで、この考案によるものと、フエ
ノール樹脂にエポキシ樹脂を含浸させていないも
のとを260℃の溶融ハンダ内に10秒間浸漬してプ
リント基板にハンダ付けしたのち、フレオンにて
40℃、5分間の超音波洗浄を行ない、85℃で500
時間の高温負荷試験を行なつた結果の腐蝕による
不良品発生数を第1表に示す。
【表】 この表から分るように、エポキシ樹脂を含浸し
ない場合、20個のうち8個の不良品が発生した
が、エポキシ樹脂を含浸してなるものについては
1つも不良品が発生せず、この考案の効果が認め
られた。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の一実施例を示した断面図であ
る。 図中、1はチツプ形電解コンデンサ、2はケー
ス、3はリード、4は外部端子、5は外装体、6
はエポキシ樹脂である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) コンデンサ素子を内蔵したアルミニウム等か
    らなるケースを有し、該ケースから突設された
    上記コンデンサ素子の1対のリードの各々に外
    部端子を固着し、上記ケースにまわりに合成樹
    脂からなる外装体をモールド成形するととも
    に、上記外部端子を上記外装体に沿つて所定方
    向に折曲げてなるチツプ形電解コンデンサにお
    いて、 上記外装体はフエノール樹脂からなるととも
    に、その表面にはエポキシ樹脂が含浸されてい
    ることを特徴とするチツプ形電解コンデンサ。 (2) 実用新案登録請求の範囲(1)において、上記エ
    ポキシ樹脂は、真空条件下で上記フエノール樹
    脂に含浸されることを特徴とするチツプ形電解
    コンデンサ。
JP9429384U 1984-06-23 1984-06-23 チツプ形電解コンデンサ Granted JPS619831U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9429384U JPS619831U (ja) 1984-06-23 1984-06-23 チツプ形電解コンデンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9429384U JPS619831U (ja) 1984-06-23 1984-06-23 チツプ形電解コンデンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS619831U JPS619831U (ja) 1986-01-21
JPH0230830Y2 true JPH0230830Y2 (ja) 1990-08-20

Family

ID=30652722

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9429384U Granted JPS619831U (ja) 1984-06-23 1984-06-23 チツプ形電解コンデンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS619831U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS619831U (ja) 1986-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6229687B1 (en) Solid electrolytic capacitor
JPH0230830Y2 (ja)
JP3491744B2 (ja) 半導体装置
JPS6028128Y2 (ja) チツプ形アルミニウム電解コンデンサ
JPH0418453B2 (ja)
JPH0142356Y2 (ja)
JPH0519942Y2 (ja)
JPH07169646A (ja) 電子部品の製造方法
JPS6332248B2 (ja)
JPS5931018A (ja) 金属化プラスチツクフイルムコンデンサの製造方法
JPS6112666Y2 (ja)
JPS6011634Y2 (ja) 電解コンデンサ
JPH0528752Y2 (ja)
JP3033647B2 (ja) ヒューズ入り固体電解コンデンサ及びその製造方法
JPH02301115A (ja) チップ形固体電解コンデンサ
JPH0246025Y2 (ja)
JPH027457Y2 (ja)
JPH069476Y2 (ja) チップ状電子部品
JPH03116917A (ja) 筒型セラミックコンデンサ
KR0126435Y1 (ko) 돌출턱을 구비한 탄탈콘덴서
JPH0115165Y2 (ja)
JPH0529297B2 (ja)
JPS59124709A (ja) 固体電解コンデンサの製造方法
JPH0378775B2 (ja)
JP2587561Y2 (ja) 電子部品の実装方法