JPH0230822B2 - Waakushijiteeburu - Google Patents

Waakushijiteeburu

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Publication number
JPH0230822B2
JPH0230822B2 JP10076482A JP10076482A JPH0230822B2 JP H0230822 B2 JPH0230822 B2 JP H0230822B2 JP 10076482 A JP10076482 A JP 10076482A JP 10076482 A JP10076482 A JP 10076482A JP H0230822 B2 JPH0230822 B2 JP H0230822B2
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JP
Japan
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retainer
slide table
workpiece
slide
grinding tool
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JP10076482A
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Yoshihiko Ono
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Tokiwa Seiki Ind Co Ltd
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Tokiwa Seiki Ind Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE19833321208 priority patent/DE3321208A1/de
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Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B41/00Component parts such as frames, beds, carriages, headstocks
    • B24B41/002Grinding heads

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、例えば研削仕上加工を行うワークを
支持するテーブルに係り、さらに詳細には、ワー
クの水平移動および旋回を軽快に行い得ると共
に、ワークの移動時等に暴走の生じることのない
テーブルに関するものである。
一般に、複雑な形状の孔あるいは溝などの加工
部を有する金型等は、放電加工機によつて加工が
行なわれた後に、極めて高精度に仕上加工される
ものである。上記のごとき精密な仕上加工は、従
来は超音波研磨装置等における研磨工具で金型等
の加工面をなぞるようにして手作業によつて行な
われていたので、極めて非能率的であり、かつ均
一性に欠けるきらいがあつた。
そこで、出願人は、上記のごとき問題に鑑み、
金型等の加工部に対応する形状の研磨工具を前記
加工部に整合(嵌合)した後に微振動を与えて精
密な仕上加工を行なう装置に係る出願をしてい
る。
なお、上記構成に係る先行例として、例えば特
開昭55−5289号公報に記載のごとき装置がある。
上記先行例においては、ワークを支持するテーブ
ル(工作物受台)は不動であるので、例えば断面
形状が正方形の研削工具でもつてワークの矩形状
の溝を研削する加工が困難であり、上記溝の形状
に対応した矩形状の研削工具が必要である。
上記に鑑みて、本発明は、微振動している工具
に対してワークを移動することができ、またワー
クの加工部と研削工具との方向性が一致していな
いときには、研削工具の方向性に対応してワーク
の方向性を迅速に一致せしめることができ、さら
に、ワークの移動時に安易に暴走を生じることの
ないワーク支持テーブルを提供しようとするもの
である。
以下、図面を用いて、この発明の一実施例につ
いて詳細に説明する。
先ず、放電加工後のワークの仕上加工を行なう
ための装置の全体的構成について説明すると、第
1図に示すように、仕上加工用の研削装置1にお
ける基台3上にはベースプレート5が水平に載置
してあり、このベースプレート5上には円板状の
第1スライドテーブル7が水平に移動かつ旋回自
在に載置してある。さらに、この第1スライドテ
ーブル7上には円板状の第2スライドテーブル9
が水平に移動かつ旋回自在に載置してある。
前記ベースプレート5と第1スライドテーブル
7との間および第1スライドテーブル7と第2ス
ライドテーブル9との間には、ドーナツツ板状の
リテーナ13が介在してあり、このリテーナ13
には、各スライドテーブル7,9の移動及び旋回
が極めて円滑に行なわれるように多数のボール1
1が転動自在に保持されている。
より詳細には、第1図より明らかなように、ベ
ースプレート5と第1のスライドテーブル7との
間に介在した円板状の第1リテーナ13の中央部
には比較的大きな径の中央孔13aが形成してあ
り、この第1のリテーナ13に複数のボール11
が回転自在に保持されている。各ボール11の上
部側および下部側は、第1のリテーナ13の上面
および下面よりそれぞれ僅かに突出している。す
なわち各ボール11は、ベースプレート5の上面
および第1スライドテーブル7の下面と転動自在
に接触している。なお、第1スライドテーブル7
と第2スライドテーブル9との間に介在した第2
のリテーナ13の構成は、ベースプレート5と第
1スライドテーブル7との間に介在した前記第1
のリテーナ13と同様の構成であり、この第2の
リテーナ13に回転自在に保持された複数のボー
ル11は、第1スライドテーブル7の上面および
第2スライドテーブル9の下面と転動自在に接触
しているものである。
ところで、前記リテーナ13に複数のボール1
1の上下部を突出した状態において回転自在に保
持する構成としては、詳細な図示は省略するが、
例えばリテーナ13に穿設した孔内にボール11
を回転自在に収容し、ボール11の上部、下部が
突出した状態で脱落しないように、リテーナ13
の上下面において前記孔の部分にテーパ孔を形成
したリング状のボール保持体を取付ける構成とす
る。またはボール11を回転自在に収容するため
のテーパ孔を多数形成したリテーナ13を2枚重
ね合わせて、テーパ孔内にボール11を脱落しな
いように保持する構成とする。すなわち、リテー
ナ13の上面および下面よりボール11の上部側
および下部側を僅かに突出した状態で回転自在に
保持する構成としては種々の構成を採用し得るも
のである。
前記第1、第2のスライドテーブル7,9の中
心部には、前記各リテーナ13の中央孔13aの
径に比較して極めて小径の突出部7P,9Pが設
けられており、かつ上記突出部7P,9Pは、中
央孔13a内へ臨出して設けられている。この突
出部7P,9Pには、ラジアルベアリング15が
回転自在に支承されている。
より詳細には、各スライドテーブル7,9の中
央下部には、それぞれボルト7B,9Bにより、
前記ラジアルベアリング15を回転自在に支承し
たベアリング保持部材8,10が下方向へ突出し
て設けられている。そして、各リテーナ13に対
する各スライドテーブル7のストローク量を大き
くすべく、第1図より理解されるように、上記リ
テーナ13の中央孔13aの内周面と前記突出部
7P,9Pに備えたラジアルベアリング15の外
周面との間には大きな遊〓(間隔)が形成されて
いる。
したがつて、第1のスライドテーブル7は、複
数のボール11を介することにより、ベースプレ
ート5に対して軽快に移動旋回することができ
る。
ところが、第1のスライドテーブル7が、第1
図において例えば右方向へ水平移動時に、突出部
7Pに備えたラジアルベアリング15が、第4図
に示すように、リテーナ13の中央孔13aの内
周面に当接すると、スライドテーブル7とリテー
ナ13とがベースプレート5に対して一体となつ
て水平に移動することとなり、ベースプレート
5、スライドテーブル7とボール11との接触
は、転り接触から滑り接触に変化しベースプレー
ト5に対するスライドテーブル7の軽快な水平移
動が阻止され、スライドテーブル7の移動にブレ
ーキがかかる態様となつて暴走が防止されること
となる。なお、リテーナ13の中央孔13aの内
周面に前記突出部7Pのラジアルベアリング15
が当接した状態であつても、ラジアルベアリング
15を設けた構成であるので、スライドテーブル
7の旋回は軽快に行なわれる。
なお、第1スライドテーブル7に対する第2ス
ライドテーブル9の動作も、ベースプレート5に
対する第1スライドテーブル7の動作と同様であ
る。
前記第2スライドテーブル9の底面外周部に
は、第1スライドテーブル7等を囲繞した環状の
カバー17が複数のボルト18により固定してあ
り、このカバー17の下面には環状のスペーサ1
9を介して環状のプレート21が複数のボルト2
2により取付けてある。このプレート21はベー
スプレート5の上面に摺動自在に接触してある。
したがつて、第1、第2のスライドテーブル7,
9等の間への塵埃の侵入が阻止されるものであ
る。なお、前記第2スライドテーブル9の上面に
は、ワークWを固定するための固定具の取付部と
して放射方向のT溝23が複数本穿設してある。
よつて、ボルト等の固定具を介して被加工物(ワ
ークW)を第2スライドテーブル9の上面に固定
することができるものである。すなわち、第2ス
ライドテーブル9上に固定されたワークWは第2
スライドテーブル9を介することにより、任意の
方向へ水平に移動自在かつ旋回自在なものであ
る。
ところで、スライドテーブル7,9が2段に設
けてあることにより、ベースプレート5に対する
ワークWの移動がより軽快になると共に、各リテ
ーナ13の中央孔13aの内周面と各スライドテ
ーブル7,9の突出部7P,9Pに備えた各ベア
リング15との間の遊〓が比較的小さな構成であ
つても、ベースプレート5に対するワークWのス
トローク量を大きくできるものである。
前記基台3の一側部付近には円筒状のガイドポ
スト25が複数のボルトにより立設固定してあ
り、このガイドポスト25内には、支持ロツド2
7が上下位置調節自在に嵌入してある。すなわ
ち、支持ロツド27の下端部には螺子部27aが
形成してあり、この螺子部27aには、基台3の
下面に設けたギアボツクス29内に回転のみ自在
に支承されたスリーブナツト31が螺合してあ
る。このスリーブナツト31にはウオームホイー
ル33が一体的に固定してあり、ウオームホイー
ル33はモータ等に適宜に連動連結したウオーム
ギア35が噛合してある。そして、支持ロツド2
7の体部に形成した上下方向のキー溝27bに
は、前記ガイドポスト25の上端部に固定したキ
ー37が係合してある。したがつて、前記ウオー
ムギア35を適宜に回転することにより支持ロツ
ド27は上下動されるものである。
前記支持ロツド27の上端部には複数の軸承3
9が介して筒体41が水平に回転自在に支承され
ている。この筒体41の下面には前記ガイドポス
ト25を摺動自在に囲繞したカバー筒43が一体
的に取付けてある。また筒体41には水平に延伸
したアーム45が一体的に取付けてある。このア
ーム45は板状をなすものであつて上面の両側部
には補強用のリブ47が固定してあり、後端部に
はブラケツト49を介してモータのごとき回転駆
動装置51が装着してある。また、アーム45の
先端部には加工ヘツド装置53が装着してある。
したがつて、加工ヘツド装置53等は、前記支持
ロツド27の昇降に従つて上下動されるものであ
り、かつ旋回自在なものである。
前記加工ヘツド装置53は次のごとく構成され
ているものである。すなわち、アーム45の先端
部に固定したスリーブ55に複数の軸承を介して
回転筒57が回転のみ自在に支承されており、こ
の回転筒57の上部にはプーリ59が一体的に取
付けてある。このプーリ59には、前記回転駆動
装置51に備えたプーリ61に掛回したベルト6
3が掛回してある。さらに前記回転筒57には、
回転筒57を上下に貫通したスピンドル65が軸
方向へ摺動のみ自在に支承されている。すなわ
ち、スピンドル65の体部には軸方向のキー溝6
5aが穿設してあり、このキー溝65aには、回
転筒57に設けたキー67が係合してある。した
がつて、スピンドル65は回転筒57と一体的に
回転され、軸方向には単独で移動自在なものであ
る。
前記スピンドル65の上端部には複数の軸承を
介して筒状のキヤツプ69が回転のみ自在に装着
してあり、このキヤツプ69には揺動レバー71
にピン73(第2図参照)を介して枢着した連結
板75が連結してある。上記揺動レバー71の体
部は前記アーム45に立設したブラケツト77に
枢支されており、この揺動レバー71の後端部と
前記ガイドポスト25に固定したブラケツト79
に上下位置調節自在に支持された螺子杆81との
間にはコイルスプリングのごとき弾機83が弾装
してある。したがつて、前記スピンドル65は弾
機83の作用により常に上方向へ付勢されている
ものであり、弾機83に抗して揺動レバー71を
操作することにより、スピンドル65が下降され
るものである。この場合、前記螺子杆81の上下
位置を調節することにより前記スピンドル65等
の重量とバランスするものであり、揺動レバー7
1の先端部に複数あるいは重量の異なる重垂(図
示省略)を適宜に装着することにより、弾機83
に抗してスピンドル65を下方向へ常に付勢する
ことができるものである。
前記スピンドル65の下端部には、研削工具T
あるいは研削工具を保持したコレツトチヤツクの
ごときチヤツクを保持するホルダー85が装着し
てある。このホルダー85は第3図に示すごとく
構成してある。すなわち、スピンドル65の下端
部に止ネジ等により一体的に固定したスリーブ8
7の下部にはフランジ87aが水平に形成してあ
り、このフランジ87aの複数個所には円弧状孔
87bが穿設してある。また、スリーブ87の下
面中央部には、スピンドル65の軸心に対して微
小量偏心して偏心孔87cが穿設してある。前記
スリーブ87の下面には、前記円弧状孔87bを
貫通した複数のボルト89を介して偏心盤91が
回動位置調節自在に装着してある。この偏心盤9
1の上部には前記偏心孔87cに嵌合した偏心突
出部91aが形成してある。したがつて、偏心盤
91はスピンドル65の軸心に対し偏心して取付
けてあるものであり、前記ボルト89を緩めた後
に偏心盤91を適宜に回動することにより、スピ
ンドル65の軸心に対し偏心盤91の軸心位置を
位置調節できるものである。
前記偏心盤91の下面には複数のボルトを介し
て軸承筒93が一体的に固定してあり、この軸承
筒93の内部には、偏心軸承95を介してホルダ
ーブロツク97が回転自在に支承されている。上
記偏心軸承95は、インナーレースの内孔の軸心
が前記偏心盤91の軸心に対し微小量偏心してい
るものである。したがつて、ホルダーブロツク9
7の軸心は偏心盤91の軸心に対し偏心している
ものである。このホルダーブロツク97の下面に
は、砥石あるいは工具材料よりなる研削工具等を
保持するホルダーアタツチメント99が複数のボ
ルトを介して一体的に取付けてあり、またホルダ
ーブロツク97の下端部には半径外方向へ水平に
突出したピン101が固定してある。このピン1
01は、前記スリーブ87に軸承を介して回転自
在に支承された筒状のカバー103の下端部に形
成した上下方向のスリツト103aに係合してあ
る。また、上記カバー103にも水平に突出した
突出ピン105(第1図参照)が設けてあり、こ
の突出ピン105は前記アーム45に垂設したブ
ラケツト107の上下方向のスリツト107aに
係合してある。したがつて、カバー103および
ホルダーブロツク97はスピンドル65等の回転
に対して回転を規制されているものである。
前記構成において、スピンドル65の軸心をO
(図示省略)、偏心盤91の軸心をP(図示省略)、
ホルダーブロツク97の軸心をQ(図示省略)と
すると、スピンドル65に対し偏心盤91の位置
を調節することにより軸心Oと軸心Qとの間隔が
調節されることとなり、スピンドル65の回転時
におけるホルダーブロツク97の偏心回動の半径
(微振動の振幅)が調節できるものである。
以上のごとき構成において、前述の第2スライ
ドテーブル9上にワークWを固定し、他方、ホル
ダー85にはワークWの孔等の加工部(例えば円
弧状あるいは矩形状の溝等)に対応する研削工具
Tを装着し、必要によりラツプ剤を加工部に供給
すると共に揺動レバー71を操作して研削工具T
をワークWの加工部に係合した後に、回転駆動装
置51によりスピンドル65を回転せしめると、
研削工具Tは微小偏心量を半径として偏心回動
(微振動)し、ワークWの加工部の研削仕上加工
が行なわれることとなる。
上記のごとく、スピンドル65を回転して研削
工具Tに微振動を与えて研削仕上加工を行なうに
先立つて、前述のごとく、スピンドル65に対し
て偏心盤91を回動することにより、研削工具T
の振幅を調節できるものである。したがつて、ワ
ークWの加工部と研削工具Tとの係合時における
加工部と研削工具とのクリアランスに応じて研削
工具Tの振幅を調節することにより、最適の条件
において研削仕上加工を行なうことができるもの
である。
すなわち、ワークWの加工部が例えば矩形状の
溝であり、研削工具Tの断面形状が正方形で、研
削工具Tの一辺の長さが上記溝の短辺より僅かに
短い場合には、矩形状の溝の短辺と研削工具Tの
辺の差(クリアランス)に対応して研削工具Tの
振幅を調節できるものである。
上述のごとき構成においてワークWの矩形状の
溝に断面が正方形の研削工具Tを係合して研削仕
上加工を行なうとき、研削工具Tの微振動(偏心
運動)の振幅が、研削工具Tと矩形状の溝とのク
リアランス量より僅かに大きいとき、矩形状の溝
の短辺と平行な方向の振幅の大きい分は、ワーク
Wおよびスライドテーブル7,9が振幅とクリア
ランスの差分だけ上記短辺と平行な方向へ僅かに
微動することによつて吸収される。
既に理解されるように、ワークWの矩形状の溝
の短辺部分は、研削工具Tが短辺部分に接触して
微振動する際の短辺と平行な方向への微動により
研削加工される。また、溝の長辺部分の研削加工
は、長辺と平行な方向への研削工具Tの微動によ
つて行なわれる。
上記矩形状の溝の長辺部分を全長に亘つて研削
仕上加工を行なうには、方向性を一定に保持して
微振動している研削工具Tに対してワークWを溝
の長手方向へ移動せしめる必要がある。
したがつて、前述のごとく研削が行われている
ときに、手動によつてスライドテーブル7,9を
溝の長手方向へ移動するとき、スライドテーブル
7,9は複数のボール11が回転することによ
り、円滑に移動できるので、ワークWの溝の長辺
部分の研削を容易に行なうことができる。
このとき、研削工具Tの微振動による研削工具
Tの水平方向の微小移動に追従、順応してワーク
Wが迅速に対応することとなり、ワークWの加工
部と研削工具Tの方向性が多少ずれているような
場合であつても、スライドテーブル7,9が円滑
に微動、旋回することにより自動的に修正され、
正確な整合が行なわれるものである。
ところで、各スライドテーブル7,9を移動時
に、各スライドテーブル7,9に備えた突出部7
P,9Pの各ラジアルボールベアリング15が、
第4図に示すように、各リテーナ13の中央孔1
3aの内面に当接した後は、前述したように、各
スライドテーブル7,9と各リテーナ13とは一
体的に移動することとなり、複数のボール11と
スライドテーブル7との間およびボール11とベ
ースプレート5との間の接触は、転り接触から滑
り接触に変り、移動時の抵抗が大きくなり、ブレ
ーキがかかつた態様となるので、スライドテーブ
ル7,9の押し過ぎによる暴走が防止される。
また、例えば研削加工時に研削工具Tに破損が
生じたような場合であつても、スライドテーブル
7,9の暴走を防止できるものである。
なお、スライドテーブル7,9のストローク量
に比較してワークWの矩形状の溝が長い場合に
は、上記溝の一端側の研削加工を行つた後、ベー
スプレート5に対するスライドテーブル7,9の
載置位置を変更して、上記溝の他端側の研削加工
を行なえば良いものである。
以上のごとき実施例の説明より理解されるよう
に、本発明においては、ワークWの加工部の形状
に対応した研削工具Tを使用して加工部の研削仕
上加工を行なうとき、ワークWを載置支持するテ
ーブルの構成は特許請求の範囲に記載のとおりで
あるから、研削工具Tの方向性にワークWの加工
部の方向性を一致すべくワークWの旋回が自動的
に行われ得ると共に、例えば必要により手動でも
つてスライドテーブル7,9を移動せしめると
き、スライドテーブル7,9を軽快に移動するこ
とができる。また、スライドテーブル7,9の移
動時に、スライドテーブル7,9が暴走する傾向
にあるときには、リテーナ13の中央孔13aの
内周面にスライドテーブル7,9に備えた突出部
7P,9Pが当接し、リテーナ13に保持された
ボール11とスライドテーブル7,9との接触は
転り接触から滑り接触に変化して移動時の抵抗が
大きくなり、スライドテーブル7,9の暴走が阻
止されるので、安定性がより向上するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る装置を備えた研削装置の
正面図、第2図は平面図、第3図は要部の拡大断
面図、第4図はスライドテーブルの動作説明図で
ある。 (図面の主要な部分を表わす符号の説明)5…
…ベースプレート、7……第1スライドテーブ
ル、7P……突出部、9……第2スライドテーブ
ル、9P……突出部、11……ボール、13……
リテーナ、13a……中央孔、15……ラジアル
ベアリング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 中央部に大きな中央孔13aを形成した円板
    状の第1リテーナ13に回転自在に保持された複
    数のボール11の上部側および下部側を、上記第
    1リテーナ13の上面および下面よりそれぞれ僅
    かに突出して設け、上記第1リテーナ13に保持
    された複数のボール11を介して上記第1リテー
    ナ13をベースプレート5上に水平に移動自在に
    載置して設け、第1リテーナ13に保持された複
    数のボール11に水平に移動自在かつ旋回自在に
    支承された円板状の第1スライドテーブル7の下
    面中央部に備えた突出部7Pを、前記第1リテー
    ナ13に形成した前記中央孔13a内に臨ませて
    設け、上記第1リテーナ13の中央孔13aの内
    周面と第1スライドテーブル7の前記突出部7P
    との間に大きな遊〓を形成してなり、上記第1リ
    テーナ13と同様構成の第2リテーナ13を介し
    て第1スライドテーブル7上に水平に移動自在か
    つ旋回自在に支承された第2スライドテーブル9
    の下面中央部に突出部9Pを設け、この突出部9
    Pを第2リテーナ13の中央孔13a内に臨ませ
    て設けると共に、この突出部9Pと第2リテーナ
    13の中央孔13aの内周面との間に大きな遊〓
    を形成してなることを特徴とするワーク支持テー
    ブル。
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