JPH02308026A - 配管ユニットの排水配管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は配管ユニットの排水配管に関する。

（従来の技術） 配管枠の前側を前面板で覆い、この前面板の前側に大便
器等の衛生陶器を配置した構成の配管ユニットがある。

斯かる配管ユニットには前記衛生陶器から出された排水
を一旦配管枠内へ導き更に配管枠沿いにユニット外方へ
流出させる為の排水配管が備えられている。

斯かる配管ユニットの排水配管は通常前記前面板の後方
に位置し左右方向へ延びる排水管と、この排水管と衛生
陶器の排水口とを連結する連結管とから成り、この連結
管は前面板を前後方向へ貫通している。なお上記連結管
は衛生陶器から排水管へ至る途中で上り勾配とはならな
い。

ところで前記排水管は排水を自然流下させる為の勾配を
必要とし、軸心の高さ位置が場所により異なる。

そこで従来は前記連結管を「へ１字形に屈曲形成し、そ
の斜行部を入れ子犬の二重管構造にして伸縮させるか、
前記連結管へ鋼管を介設し、この銅管の勾配を現場で調
整することにより、前記排水管の高低差に対処していた
。

（発明が解決しようとする課題） 上記二重管構造による場合、高低差を確保する為に、衛
生陶器と排水管との間の距離を十分取らなければならず
、従って連結管が長くなり、配管ユニットが大きくなる
という不都合があった。

また鋼管を介設する場合、その接続に際し現物合せによ
る曲げ加工や手直しを繰返すことになり、現場施工の工
程数が増えるという不都合が見られた。

（課題を解決するための手段） を記課題を解決すべく本発明では、連結管に継手部材が
備えられており、この継手部材は回動自在とされている
。しかもこの継手部材には衛生陶器の排水口へ取合う入
口部と、前面板の後方に位置する出口部とが設けられて
おり、これらの入口部と出口部とは共に前後方向を向き
且つ互いに偏心している。

（作用） 前記継手部材の入口部をその軸心周りへ回動させると、
出口部の軸心が入口部との偏心量に対応した半径の円軌
跡を前面板と略平行な垂直面上に描き、その変域が高低
差の調整代となる。

（実施例） 以下に本発明の実施例を添付図面に基いて説明する。

第１図は本発明の実施例に係る排水排管を備えた便器付
き配管ユニットの縦断面図である。

配管ユニー／　）　ｌは、縦に細長い直方体形状の配管
枠２と、この配管枠２の上側を覆うトップカウンター３
と、配管枠２の前側を覆う前面板４と。

この前面板４の前側へ配設された衛生陶器としての水洗
式大便器５とから成り、配管枠２内には給湯管６、通気
管７．給水管８等のユーティリティ配管が通されている
。８ａはフラッシュバルブ。

８ｂはフラッシュパルプ８ａから大便器５へ水を供給す
る管路、９は排臭管である。

配管ユニッ）ｌには更に排水配管ｌＯが備えられている
。

第２図は第１図の要部拡大断面図、第３図は第２図のＡ
−Ａ線断面図である。

前記排水配管１０は、配管枠２へ収容され正面視左右方
向へ延びる排水管１１と、この排水管１１と大便器５と
を連結する連結管１２とから成り、連結管１２は、排水
管１１から前方寄り斜め上方へ突出し次いで水平方向前
方へ屈曲する曲管１３と、この曲管１３と大便器５との
間に介設され前面板４へ回動可能に挿通された継手部材
１４とから成る。

排水管１１は下り勾配を有し、排水管１１の軸心１１ａ
もその分だけ傾斜している。この排水管１１の前面板４
側に位置する管壁１１ｂには、その一部ｌｉｅを外方へ
突出させて形成した開口部ｌｉｄが設けられている。こ
の開口部ｌｉｄの軸心ｌｉｅは排水管軸心１１ａと一点
１１ｆで交差し、この交点１１ｆより上流側にある排水
管軸心部分と鋭角αをなす。

ｆｉｇは上記排水管軸心１１ａと開口部軸心ｌｉｅとの
間の交点１１ｆを通る水平線を表し、この水平１１１１
ｇと軸心ｌｉｅとの間の交角βは排水管１１敷設後も比
較的容易に変更できる。この点、敷設後の排水管１１を
長手方向へずらして交点１１ｆの位置を変更することは
多少面倒な作業を伴う。

曲管１３は排水管１１の開口部１１ｄへ同軸に挿入され
一体に接合された直管部１３ａと、前面板４の背面４ａ
近傍へ後方から臨む先端部１３ｂとから成る。直管部１
３ａの軸心１３ｃは開口部軸心ｌｉｅと重なり、先端部
１３ｂの軸心１３ｄは水平に延びて前面板４と直交する
。

継手部材１４は上流側に位置する略円錐形状のフランジ
部１５と、下流側に位置する縮径短管部１６とから成る
。

フランジ部１５は前面板４の前方へ突出する入口部１５
ａと、この入口部１５ａと表裏連続して形成され前面板
４の円形開口４ｂへ回動可能に遊嵌する外径部１５ｂと
、この外径部１５ｂと上記短管部１６との間を塞ぐ偏心
リング部１５ｃとから成る。

入口部１５ａは大便器５の後面５ａから突出する排水口
５ｂの外径面に対して心出しされ合成樹脂１７でシール
される。

外径部１５ｂは前面板４の前面４Ｃに出接摺動するフラ
ンジストッパー１８へ嵌合し、これ１８で保持される。

リング部１５ｃにはシールリング１９を着座させ、排水
口５ｂの先端部から掛かるスラスト力を受けさせる。

縮径短管部１６はフランジ部１５の軸心１５ｄから心位
置を片寄らせつ一次第に縮径する縮径部Ｌ６ａと、これ
に続く短寸直管状の出口部１６ｂとから成る。

出口部１６ｂは前記曲管１３の先端部１３ｂに対して略
同心に遊合し、弾性シール２０で封水される。

以上に述べた継手部材１４の形状を第４図及び第５図に
分り易く示す、第４図は継手部材の断面図、第５図は同
Ｂ矢視図である。

前記出口部１６ｂの軸心１６ｃはフランジ部軸心１５ｄ
に対し、所定量δだけ偏心して略平行に延在する。つま
り継手部材１４の入口部１５ａと出口部１６ｂとはいず
れも前後方向へ向けられている。

以上の構成から成る排水配管１０の作用を以下に述べる
。

排水配管１０は大便器５の排水口５ｂから排出された汚
水を連結管１２で配管枠２内の排水管１１へ導き、更に
この排水管１１により配管枠２沿いにユニツ）１の側方
へ排出している。

排水管１１は前述の如く下り勾配を有し、従って前記水
平１１１ｇと大便器排水口５ｂの心位置との間の高低差
が現場により異なる。

だが本実施例の構成によれば、前記連結管１２に継手部
材１４が備えられているので、現場での配管作業に際し
、この継手部材１４にクランク動作を行なわせることに
より上記高低差に対処できる。

つまり上記継手部材１４のフランジ部１５を軸心１５ｄ
周りに回動させると、出口部１６ｂの軸心１６ｃ上の各
点が前記偏心量δに等しい半径の円軌跡を前面板４と略
平行な垂直面上に描く。

一方前記排水管１１をその軸心１１ａ周りに若干回動さ
せて交角βを変化させると１曲管先端部１３ｂの軸心１
３ｄ上の各点が上記軸心１１ａからの距離に対応した半
径の弧状軌跡を前面板４と直交する垂直面上に描く。

この弧状軌跡は曲管先端部１３ｂの軸心１３ｄと継手部
材フランジ部１５の軸心１５ｄとの水平距離が前記偏心
量δ以内に納まっていれば、上記円軌跡との間に交点を
有し得、従って排水管１１の勾配を確保しつ＼曲管１３
と継手部材１４とを相互に取合せることができ、しかも
その際、排水管１１を長手方向へずらす必要がない。

なお上下方向及び左右方向への多少の位置調整は曲管先
端部１３ｂと継手部材出口部１６ｂとの間、前面板４と
フランジストッパー１８との間。

及び継手部材フランジ部１５と大便器排水口５ｂとの間
でも行なうことができる。

（発明の効果） 以上の説明により明らかな如く本発明によれば、衛生陶
器と排水管とを結ぶ連結管に備えられた継手部材を軸心
周りへ回動させることにより排水管の勾配に対処できる
ので、配管ユニットをコンパクト化でき、しかも現場施
工の工程数が低減される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に係る排水排管を備えた便器付
き配管ユニットの縦断面図、第２図は第１図の要部拡大
断面図、第３図は第２図のＡ−Ａ線断面図、第４図は継
手部材の断面図、第５図は同Ｂ矢視図である。 １　・・・　配管ユニット　　４　・・・　前面板５　
・・・　衛生陶器としての大便器 ５ｂ・・・　排水口　　　　１０　・・・　排水配管１
１　・・・　排水管　　　　１２　・・・　連結路１４
　・・・　継手部材

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 前面板前方の衛生陶器と前面板後方の排水管とを連結す
   る連結管を備えて成る配管ユニットの排水配管において
   、前記連結管は回動自在とされた継手部材を備え、この
   継手部材には衛生陶器の排水口へ取合う入口部と、前記
   前面板の後方に位置する出口部とが設けられ、これらの
   入口部と出口部とは共に前後方向を向き且つ互いに偏心
   していることを特徴とする配管ユニットの排水配管。