JPH02304293A - 電気絶縁管継手およびその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はねじ込み型の電気絶縁管継手に関し、特にねじ
部Ｇｑ電気絶縁層を形成した電気絶縁管継手に関する。

［従来の技術］ 従来の、ねじ部に電気絶縁層を形成したねじ込み型の電
気絶縁管継手は例えば特開昭６１−１５３０９１号公報
に開示されており、これを第３図に縦断面図で示す。

この電気絶縁管継手はソケット型のねじ込み式の継手で
あり、円筒形状で両端部の内周面にめねじ部を有する金
属製の管継手本体１と、このめねじ部の表面に螺合状に
接着された、高分子材と無機質繊維とからなる電気絶縁
性シート状の複合材４とからなっている。この電気絶縁
管継手の両端部内周面の電気絶縁性のシート状複合材４
を螺合状に接着しためねじ部は標準のねじ径、形状であ
る。

一方、特開昭６１−１５３０９０号公報に、以上説明し
たような電気絶縁管継手の製造方法が記載されている。

すなわち、まず第１番目に管継手本体ｌのめねじ部を標
準のめねじ径より大径に成形し、次に第２番目に、硬化
していない硬化型樹脂と耐熱・無機質繊維とからなる電
気絶縁性シート状の複合材４を管継手本体！のめねじ部
に配置し、次に第３番目に、電気絶縁性シート状の複合
材４をそのめねじ部に、めねじ山形状に沿うように加圧
し、 この後、最後に複合材４の硬化型樹脂を硬化させて固着
させる、製造方法が記載されている。

［発明が解決しようとする課題］ 以上説明した電気絶縁管継手は、管継手本体のめねじ部
に、電気絶縁性のシート状複合材をそのめねじに沿うよ
うに加圧し、加圧した後のシート状複合材の外表面は標
準ねじ形状である。ここでシート状複合体は無機質繊維
を含んでおり、これは一般的に固く柔軟性に欠けるので
これを加圧して沿わして標準ねじ形状に加工することが
難しい課題がある。

本発明の目的は、標準ねじ形状を形成する電気絶縁層の
成形加工が比較的簡単である構成の電気絶縁管継手を提
供することである。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、円筒形状で端部にねじ部を有する金属製の管
継手本体と、 この管継手本体のねじ部の表面に接着した、柔軟性を有
する有機質繊維および硬化型の樹脂からなる電気絶縁層
とからなることを特徴とする電気絶縁管継手である。

［作用］ 以上説明した本発明の電気絶縁管継手は、その電気絶縁
層が硬化型の樹脂、および柔軟性を有する有機質繊維か
らなっているので、有機質繊維が管継手本体のねじ部に
沿い易く、製造が困難でなく、ねじ部の精度もよい効果
がある。

［実施例］ 本発明の実施例を第１図に縦断面図で示す。この第１図
に示す電気絶縁管継手は、ソケット型のねじ込み式の継
手であり、端部の外周面におねじを形成した管３と接続
している。

この電気絶縁管継手は、円筒形状で両端部の内周面にめ
ねじ部を形成した金属製、例えば鋳鉄製の管継手本体１
と、この管継手本体ｌのめねじ部表面に接着した、硬化
型の樹脂、例えばエポキシ樹脂、および柔軟性を有する
有機質繊維、例えばＰＥＴ　（ポリエチレンテレフタレ
ート）からなる電気絶縁層２と、からなっている。

そして電気絶縁層２の外表面のめねじの形状、寸法が標
準めねじのそれらと同様である。

管継手本体ｌは［従来の技術Ｊの管継手本体１と同様で
あり、両端部内周面に標準のめねじ径より大径のめねじ
部を有している。これは管継手本体１のめねじ部表面に
電気絶縁層２が接着されるのでこの厚さ分だけ大きくし
ておくことである。

電気絶縁層２は硬化型の樹脂と柔軟性を有する有機質繊
維とからなっているが、硬化型の樹脂はエポキシ樹脂の
他フェノール樹脂、およびポリエステル樹脂等の電気絶
縁性で主に熱硬化性樹脂が用いられる。

柔軟性を有する有機質繊維はＰＥＴの他、ポリエステル
繊維、ナイロン等の柔軟性を有する合成繊維でもよく、
また布状に織った織物であっても、紙状のような不織布
であってもよい。

次に管継手本体ｌのめねじ部に電気絶縁層２を接着する
工程、順序について第１図、および第２図を用いて説明
する。

まず第１番目に、管継手本体ｌの内周面特にめねじ部を
洗浄して、エポキシ系接着剤２２）、硬化型の樹脂をそ
のめねじ部に塗布する。

第２番目に、管継手本体ｌのめねじ部に螺合するおねじ
部を有する治具に、後で説明する絶縁シート２１を巻き
付け、絶縁シート２１をおねじ部に巻き付けた治具を管
継手本体ｌのめねじ部に螺合する。このとき、絶縁シー
ト２１は管継手本体１のめねじ部に沿って接着される。

第３番目に、治具を管継手本体ｌより抜き取り、管継手
本体ｌのめねじ部に沿って接着した絶縁シート２１の表
面に硬化型の樹脂、例えばエポキシ系接着剤２２を再度
塗布する。

第４番目に、ねじ込んだときに標準めねじ形状を形成す
るおねじ部を有する治具を、エポキシ系接着剤２２およ
び絶縁シート２１をめねじ部に形成した管継手本体１に
ねじ込む。

このとき、治具のおねじ部にはテフロンコーティング、
あるいは離型剤を塗布して後で抜き取り易いようにして
おく。

最後の第５番目に、治具を抜き取り完成する。

ここで絶縁シート２１とは、以前に説明した柔軟性を有
する有機質繊維に樹脂を含浸させたもの、あるいは柔軟
性を有する有機質繊維が織物でこの織物の繊維に樹脂被
覆したものであり、薄いシート形状である。

この樹脂は硬化型の樹脂、例えばエポキシ系接着剤と接
着し易い樹脂である。

以上説明した製造方法において、第２番目までとし、絶
縁シート２１がめねじ部の表面にある電気絶縁管継手で
もよいが、めねじの精度の点を考慮すれば絶縁シート２
１のめねじ表面に硬化型の樹脂層をさらに形成した方が
よい。

以上説明した本実施例の電気絶縁管継手は絶縁シート２
１に柔軟性を有する有機質繊維を用いているので管継手
本体１のめねじ部に沿い易く製造が困難でなく比較的簡
単であり、１！気絶縁層２の表面のめねじも寸法精度が
よい効果がある。

以上説明した電気絶縁管継手はソケット型であるが、こ
の他エルボ、ティ、あるいは端部におねじ部を有するニ
ップルのねじ込み式電気絶縁管継手に応用することがで
きる。ここでおねじ部を有するニップルの場合の製造方
法においては、このおねじ部に螺合するめねじ部を有す
る治具にではなく管継手本体のおねじ部に絶縁シートを
巻き付ける方が製造し易い。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明の電気絶縁管継手は製造が困
難でなく比較的簡単で、ねじの寸法精度がよい効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本実施例の縦断面図、第２図は第１図のねじ邪
の拡大断面図、第３図は従来例の縦断面図である。 ｌ・・・管継手本体　　　２・・・電気絶縁層３・・・
管 Ｘ刃の、′ンδζ内８に＝１なり １１！１図 ｓ３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）、円筒形状で端部にねじ部を有する金属製の管継手
   本体と、 この管継手本体のねじ部の表面に接着した、柔軟性を有
   する有機質繊維および硬化型の樹脂からなる電気絶縁層
   とからなることを特徴とする電気絶縁管継手。 ２）、特許請求の範囲第１項の電気絶縁管継手の製造方
   法であって、 前記管継手本体のねじ部に硬化型の樹脂を塗布し、 前記ねじ部に螺合するねじ部を有する治具、あるいは前
   記管継手本体のねじ部のおねじ部に、前記柔軟性を有す
   る有機質繊維と樹脂とからなる絶縁シートを巻き付け、 前記治具と前記管継手本体とを螺合したことを特徴とす
   る電気絶縁管継手の製造方法。