JPH02304037A - アルキレンオキシド付加物の精製方法 - Google Patents

アルキレンオキシド付加物の精製方法

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JPH02304037A
JPH02304037A JP2106673A JP10667390A JPH02304037A JP H02304037 A JPH02304037 A JP H02304037A JP 2106673 A JP2106673 A JP 2106673A JP 10667390 A JP10667390 A JP 10667390A JP H02304037 A JPH02304037 A JP H02304037A
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alkali metal
alkylene oxide
acid
oxide adduct
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JP2106673A
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Ignaz Wimmer
イグナツ・ウイムメル
Siegfried Billenstein
ジークフリート・ビレンシュタイン
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Hoechst AG
Original Assignee
Hoechst AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C41/00Preparation of ethers; Preparation of compounds having groups, groups or groups
    • C07C41/01Preparation of ethers
    • C07C41/34Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G65/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule
    • C08G65/02Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule from cyclic ethers by opening of the heterocyclic ring
    • C08G65/30Post-polymerisation treatment, e.g. recovery, purification, drying

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ハロゲン−含有金属触媒を使用して製造され
、そして不純物としてハロゲン−含有化合物および金属
をも含有するアルキレンオキシド付加物の精製方法に関
するものである。
(従来技術) ハロゲン−含有金属触媒、好ましくはハロゲン化アンチ
モンおよびハロゲン化錫(これらは一般に、5bC1s
および5nC14の形態で使用される)を使用する一価
−または多価−アルコール類のアルコキシ化が塩基性触
媒を使用して得られるよりも著しく低い分子量分布とな
るよいうことが長年公知である。しかしながら、この相
当の利点は、オキシアルキレートが特に望ましくない不
純物として使用された触媒金属、例えばアンチモンおよ
び/または錫更には無機的におよび/または有機的に結
合されたハロゲンをも含有するという欠点が付随する。
更に、上記のオキシアルキレ−1・類の精製に関連する
複数の方法が既に知られている。例えば、JP−A2−
54−109,907号明細書(Derwent Ab
stractCPI No、 72865B/40号を
参照のこと)は、精製が付加物(粗製オキシアルキレー
ト)を上記付加物の重量に基づいて0.1〜5重量%の
量でホスフェートでまたは燐酸で処理し、存在する三塩
化錫を濾別すること々くできるホスフェートに変換する
ことからなる、触媒として三塩化錫を使用して製造され
たアルキレンオキシド付加物を製造する方法を開示し5
ている。この方法が粗製オキシアルキレートから錫を比
較的にうまく除去しているが、特に問題のある不純物で
ある上記ハロゲン化合物から生成物を除いていない。
上記特許明細書に記載されている通り、適当な精製が、
粗製オキシアルキレートをアルカリ金属化合物で処理す
ることによって企てられているが、所望とされる純度は
達成されておらず、そして処理されたオキシアルキレー
トは、まさしく曇っており、蛍光性でありそして/ある
いは沈降物を与えるものである。精製すべきアルキレン
オキシド付加物が一定量の水酸化カリウムまたはナトリ
ウムメタノラードで各々120℃で30分攪拌される二
つの比較実験で、これらの好ましくない結果が確認され
る。
(発明が解決しようとする課題) 金属、例えばアンチモンおよび/または錫の実質的に完
全な除去だけでなく、ハロゲン−含有化合物の実質的に
完全な除去も達成することができる適当なアルキレンオ
キシド付加物(粗製オキシアルキレート)の処理方法が
見出された。また、本発明による方法は、特に有機的に
結合されたハロゲンを捕捉および除去することを認める
ものである。本発明により得られた生成物は、上記の高
い純度を有しているだけでな(、外観が透明であり、し
かも無臭である。
(課題を解決するための手段) 本発明によるハロゲン−含有金属触媒を使用して製造さ
れ、そして不純物としてハロゲン−含有化合物および金
属をも含有するアルキレンオキシド付加物の精製方法は
、 ′(a)精製すべきアルキレンオキシド付加物を高温で
、上記付加物に存在するハロゲンの量に対して化学量論
の少な(とも1.05倍の酸化物、水酸化物およびアル
コラードからなる群から選ばれたアルカリ金属化合物に
接触させ、 (b)  段階(a)からのアルカリ性生成物のpt+
を、次いで得られる生成物が、上記生成物の重量に対し
て少なくとも0.1重量%の水を含有するとい(c) 
 段階(a)Qよび(b)で形成されそしてアルキレン
オキシド付加物に不溶な塩のための水およびその他の溶
剤から段階(a)および(b)の後に得られた生成物を
除き、 (d)  段階(c)で得られた生成物(この生成物は
アルキレンオキシド付加物および上記塩から本質的にな
る)から所望とされる純度のアルキレンオキシド付加物
を、上記塩を分離することによって単離させる ことからなる。
本発明による方法により、金属、例えばアンチモンおよ
び錫が実質的になく、しかも無機的におよび有機的に結
合されたハロゲン(MAロゲン含有の大部分を示す有機
的に結合された)\ロゲン番札有機化合物、例えばアル
コール、ポリオール、アルキレンオキシド等に対するノ
\ロゲンー含有触媒のハロゲン化作用によって本質的に
生じる有機/Sロゲン化合物に存在する)もないアルキ
レイオキシド付加物が得られる。また、本発明により得
られた生成物器よ・無臭であり・そゝて透明“り輯を呈
する。上記の日本国特許明細書が、精暫剤としてアルカ
リ金属を単独で使用しないように繰り返し記載しており
、しかも変成された付加物となると言われているアルカ
リ金属化合物(アルカリ金属水酸化物)と酸(燐酸)と
を組み合わせて使用しないように繰り返し記載している
ので、このよ?な結果番訳全く驚く4きこ仝である・本
発明による段階(a)は、アルカリ金属水酸化物および
Ct ’7” Caアルカノール類、特にメタノールお
よびエタノールのアルカリ金属アルコラードを利用する
のが好ましい。一般に、便利さから、上記アルカリ金−
は、カリウムおよびナトリウムである。アルカリ金属化
合物を、精製すべき付加物中   □のハロかンの量に
対して化学量論、(より詳しくは、ハロゲンは一般に塩
素である)。
用するのが好ましい。更に多量のアルカリ金属を使用す
ることも可能であるが、一般にはそのようにする利点が
な、い。更にまた、アルカリ金属化合物は、溶液の形態
で′使用することが好ましく、好ましい溶剤は、水、C
8〜C4アルカノール頻および水とC1〜C4アルカノ 2−ルおよびエタノールをアルカノール類とじて利用す
ることが特に好ましい。水およびアルコールを溶剤とし
て使用する場合、これらの二成分の重量による割合は、
広範囲に渡ることができ、例えば上記比率は、1 ;9
9〜99:1の範囲であってよく、一般には1 ニア0
〜70:1の範囲である。同様にして、溶液中のアルカ
リ金属の濃度も重要でない。便宜上、これは、水溶液、
アルコール性溶液または水/アルコール性溶液の重量に
対して1〜70重量%、好ましくは5〜50重量%であ
る。段階(a)の好ましい実施態様において、アルカリ
金属化合物をによる粗製オキシアルキレートの処理は、
粗製オキシアルキレートとアルカリ金属化合物との混合
物を高温で、好ましくは80〜180 ’C1特に10
0〜150℃で0.5〜5時間、好ましくは酸素を除去
するために不活性気体雰囲気、例えば窒素ガス雰囲気を
保持しながら行われる。本発明による方法の段階(a)
は、例えばアンチモンをアンチモン酸塩に、錫を錫酸塩
に、そして有機的に結合したハロゲンをアルカリ金属ハ
ロゲン化物(これは一般に塩化ナトリウムまたは塩化カ
リウムである)に変換する。
本発明による方法の段階(b)は、段階(a)の後に得
られた粗製オキシアルキレート混合物を酸と、好ましく
は混合しながら、p)I値が多くとも7、好ましくは3
〜7、特に4〜6.5になるまで混合する段階である。
酸性化は、無機または有機酸、並びにその酸塩、例えば
アルカリ金属塩、アミン塩またはアンモニウム塩を使用
して行うことができる。
燐酸、硫黄酸、シュウ酸およびクエン酸からなる群から
選ばれた酸が好ましく、特に燐酸、硫黄酸およびシュウ
酸が好ましい。燐酸の群のうち、燐酸(83PO,)、
亜燐酸(H:1PO3)および次亜燐酸(1’1sPO
z)を使用することが好ましく、そして硫黄酸の群のう
ち、硫酸(82304)および亜硫酸(H2SO3)を
使用することが好ましい。上記酸をそのまま、または希
釈形態で使用することができるが、20〜90重量%の
水溶液の形態が好ましい。適当な酸性化は、室温または
高温で行うことができる。20〜50’Cの温度を利用
することが好ましく、特に50〜130℃が好ましい。
上記の如<pHを調整することによってアンチモン酸塩
および錫酸塩および例えば、過剰なアルカリ金属水酸化
物および/またはアルコラードは、相当する使用される
酸の塩に確実に変換される。
pHの調整の後、得られた混合物は、混合物の重量に対
して少なくとも0.1重量%、好ましくは0.5〜10
重量%の水を含有していなければならない。この含水量
は、例えば段階(a)における水溶液および/または水
/アルコール性溶液を使用することによっておよび/ま
たは段階(b)における酸水溶液による酸性化によって
達成することができる。
水が段階(a)または段階(b)の上記酸性化のいずれ
かにおいても粗製オキシアルキレートに導入されなかっ
た場合は、それゆえに所望とされる水を、段階(c)を
行う前に添加しなければならない。
本発明による方法の段階(c)は、溶剤(存在する塩が
一部分または完全に溶解されている)から生成物混合物
を除く段階である。これらの溶剤は、実質的に水および
アルコールであり、特に水である。水の除去および場合
によりアルコールの除去は、蒸留によって行うことがで
きる。蒸留による溶剤の除去は、混合物を加熱、好まし
くは100〜130℃に減圧によりまたは減圧せずに加
熱することによって行うことができ、そして蒸留は、キ
ャリヤーガス(窒素)を使用することによってスピード
アップすることができる。高い減圧により、室温でも溶
剤を除去可能である。一般に、水の除去はその他の揮発
性化合物、例えば上記アルコールの混合物からの放出が
伴う。
混合物から水およびアルコールを除去した後、アルキレ
ンオキシド付加物に不溶性の全ての塩類がアルキレンオ
キシド付加物から容易に且つ完全に分離するに適する型
の形態で存在する。段階(c)で処理される前の生成物
混合物における水の存在に対する要求は、適当な塩が比
較的に粗い結晶形態で得られ、ぞしてそれゆえに、上記
塩を少なくとも一部分水から結晶させる場合に直ちに且
つ完全に分離可能であるという観察に基づいている。
生成物混合物における水の量は、存在する塩の全量がこ
れに溶解するほど多い必要はなくニ一方では、塩の全量
を溶解させるのに必要とされる以上を使用することも可
能である。水の使用量は、生成物混合物の重量に基づい
て0.5〜10重量%であることが好ましい。上記した
10重量%より多い量を使用することも可能であるが、
−階(c)でより多くの除去すべき水があるのでそうす
ることL′!不便である。粗い結晶−の塩は、両者の場
合、即ち、比較的に少ない水および比較的に多量の水を
用いた場合の両者の場合に段階(c)で得られる。
本・発明による。方法の段階(姐よ・段階(0)で晶出
した化合物を、分離する段1階である。この分離および
所望とされる高い純摩のアルキレンオキシド付加物の単
離は、生成物混合物の濾過または遠心分離によって行わ
れ千のが好ましい。生成物混合物が室温で固形であるか
あるいは非常に粘稠である場合には、上記分離をアルキ
レンオキシド付加物が所望とされる流動性を有する温度
で行われるのが明らかである。
5  本発明による方法によって処理されるアルキレン
オキシド付加物の種類および組成は、重要でない。本発
明による精製方法は、種々の粗製アルキレンオキシドに
適用することができる。一般に、これらの3ルキレンオ
キシドは、常套のオキシアルキレート類、例えば少なく
とも1個の活性水素原子を有する化金物、好ましくは一
価または二価のアルコールのオキシアル士ル化、好まし
くはエトキシ化および/またはプロでキシ化によって得
られたものである。好適な一価および多価アルコール類
として、好ましくは4〜18の炭素原子を有するアルカ
ノール類(直鎖または分枝鎖状の)、エチレングリコー
ル、プロピレン(リコール、ジエチレングリコール、ジ
プロピレングリコール、ブタンジオール、ネオペンチル
グリコール、グリセロール、トリメチロールプロパン、
エリスリトール、ペンタエリスリトール、ベンチトール
類およびヘキシトール類、更には上記多(−アルコール
類の(c+〜CI□−アルキル)部分エーテル類が挙げ
られる。アルカノール類およびグリセロール、エチレン
グリコールおよびプロピレングリコール並びにその(c
+〜C+Z−アルキル)部分エーテル類が−15= 好ましい。従って、本発明による方法は、−価または多
価アルコール類からアルコールにおけるOH官官能基1
ルル当り1〜30モル、好ましくは2〜20モルのエチ
レンオキシドでエトキシ化することによって、アルコー
ルにおけるOH官能基lモノヒ当たり1〜30モノ訃好
ましくは2〜20モルのプリピレンオキシドでプロポキ
シ化することによって、またはキ記の量のエチレンオキ
シドでエトキシ化し、そして上記の量のプロピにンオキ
ンドで、プロポキシ化することによって1適当ケ触媒を
使用して)製造された粗製アルキレンオキシドに適用す
ることが好ましく、上記エトキシレート類が特に好まし
い。
(実施例) 以下、本発明前実施例を使用してより詳しく説明する。
実施例1 アルコール1モル当たり2モルのエチレンオキシドを有
するCIl!−アルコールエトキシレートを5nC14
触媒を使用して、先ず攪拌されたオートクレープを56
0g(2,0モル)のドライオクタデカノールでチャー
ジし、40760’CでN、の雰囲気下に触媒として1
.68の5nC14と混合するこ勺に4よって製造する
。この雫、金物に、176g7)エチレンオキシド(4
゜0モル)、を4時間に渡って50〜80℃で配置添加
する。引続中1時間80℃で攪拌することによって初期
の発熱反応が完結する(オートクレーブ中で一定の圧力
に到達する。ことによって確認)。この粗製オキシアル
キレートは、0.25重量%の塩素含量であり (これ
は本質的に有機的に結合された塩素である)そして0.
201量%のS、n含量である。
粗製オキシアルキレートの精製: 8.6gのナトリウムメタノラード溶液(30重量%C
HiCO,QNa/タノール溶液)を攪拌されたオート
クレーブ中でN2の雰囲気下に500gの粗製オキシア
ルキレートに加え、そ1てこの混合物を130℃で1時
間攪拌する。ナトリウムメタノラード溶液の添加量は、
存在する全ての塩素に対して化学量論の2倍である。こ
の混合物を70℃に冷却した後、、2.5gの水を加え
、次いで85重量%燐酸水溶液を使用して、その温度で
この混合物のpuを6.5に調整する。この混合物は、
混合物の重量に対して0.6重量%の水を含有する。次
いで、この混合物の揮発性成分(水およびメタノール)
を減圧下に(水流ポンプ)90℃で45分に渡って留去
する。最終段階は、粗い結晶の形態である塩を、この混
合物の熱濾過によって分離することからなる。この方法
で精製されたエチレンオキシド付加物は、はんの0.0
011重景%0塩素含量を有している。錫含量は、0.
0003重景%重量る(全ての実施例を方法の操作並び
に結果に関して要約する以下の表を参照されたい)。
実施例2 アルコール1モル当たり8モルのエチレンオキシドを有
するC1□/14−アルコールエトキシレートをSbC
l 5触媒を使用して、先ず攪拌されたオートクレーブ
を194g(1,0モル)のドライCl2714−アル
コールでチャージし、40〜60℃でN2の雰囲気下に
触媒として0.9gの5bC15と混合することによっ
て製造する。上記アルコールを352gのエチレンオキ
シド(8,0モル)を使用して変換し、そしてエチレン
オキシドの反応を、実施例1に関して記載されたのと同
様の条件下に完結させる。
粗製オキシアルキレートの精製: 11.0gの25重量%水酸化ナトリウム水溶液を攪拌
されたオートクレーブ中でN2の雰囲気下に500gの
粗製オキシアルキレートに加え、そしてこの混合物を1
20℃で2時間攪拌する。水酸化ナトリウムの添加量は
、存在する全ての塩素に対して化学量論の5倍である。
この混合物を90℃に冷却した後、50重量%燐酸水溶
液を使用して、pHを4に調整する。この混合物の含水
量は、2.5重量%である。
次いで、揮発性成分(水)を留去し、そして粗い結晶の
形態で存在する塩を実施例1に記載された方法によって
濾過することによって、純粋なオキシアルキレートを単
離する。
実施例3 グリセロール−エチレンオキシド−プロピレンオキシド
混合オキシアルキレートを5bC1s触媒を使用して、
先ず攪拌されたオートクレーブを92g(1,0モル)
のドライグリセロールでチャージし、そして40〜60
℃でN2の雰囲気下に触媒として1.3gの5bC1s
と混合することによって製造する。この混合物に、26
4gのエチレンオキシド(6,0モル)と264gのプ
ロピレンオキシド(4,5モル)との混合物を5時間に
渡って60〜80℃で配量添加する。オキシアルキル化
反応を更に実施例1のごとく行う。
粗製オキシアルキレートの精製: 11.9のナトリウムメタノラード溶液(30重量%C
HsCOONaメタノール溶液)を攪拌されたオー1−
クレープ中でN2の雰囲気下に500gの粗製オキシア
ルキレートに加え、そしてこの混合物を140′Cで1
時間攪拌する。ナトリウムメタノラード溶液の添加量は
、存在する全ての塩素に対して化学量論の4倍である。
この混合物を95℃に冷却した後、5gの水を加え、そ
してpHを50重量%1(2S04水溶液を使用してで
6.3に調整する。この混合物の含水量は、1.5重量
%である。揮発性成分の除去および濾過を実施例1に記
載のごとく行う。
実施例4 )゛タノール1モル当たり15モルのエチレンオキシド
を有するn−ブタノールエトキシレートを5bC15触
媒を使用して、79gのn−ブタノール(1,0モル)
を660gのエチレンオキシド(15,0モル)と2.
4gの5bC1,の存在下に実施例1に記載の条件下に
反応させることによって製造する。
粗製オキシアルキレートの精製: 27.3gの8.4重量%水酸化カリウム水溶液および
5gのエタノールを攪拌されたオートクレーブ中でN2
の雰囲気下に500gの粗製オキシアルキレートに加え
、そしてこの混合物を140℃で2時間攪拌する。水酸
化カリウムの添加量は、存在する全ての塩素に対して化
学量論の1.5倍である。若干冷却した後、10gの水
に溶解させたシュウ酸を使用して、混合物のpHを5に
調整する。この混合物の含水量は、7.02重量%であ
る。揮発性成分NO除去および濾過を実施例1に記載の
ごと(行う。
実施例5 アルコール1モル当たり4モルのエチレンオキシドを有
するCl2−アルコールエトキシレ−1・を5bC1s
触媒を使用して、372g (2,0モル)のドライド
デカノールを352gのエチレンオキシド(8,0モル
)と1.8gの5bC1sの存在下に実施例1に記載の
条件下に反応させることによって製造する。
粗製オキシアルキレートの精製】 8.4gの40重量%水酸化ナトリウム水溶液を攪拌さ
れたオートクレーブ中でN、の雰囲気下に500gの粗
製オキシアルキレートに加え、そしてこの混合物を13
0℃で2時間攪拌する。水酸化カリウムの添加量は、存
在する全ての塩素に対して化学量論の2倍である。この
混合物を50℃に冷却した後、85重量%燐酸水溶液を
使用して、この混合物のpHを4.5に調整する。三の
混合物の含水量は、□2.8重量%である。揮発性成分
の除去お゛よび濾過表実施例1に記載のごとく行う。
実施例6 アルコール1モル当たり8モルのエチレンオキシドを有
するC12−アルコールエトキシレートを5nC14触
媒を使用して、372g(2,0モル)のドライドデカ
ノールを704gのエチレンオキシド(16,0モル)
と3.18の5nC1,の存在下に実施例1に記載の条
件下に反応させることによって製造する。
粗製オキシアルキレートの精製:  ′7.1gの25
重量%水酸化ナトリウム水溶液を攪拌され□たオートク
レーブ中でN2の雰囲気下に500gの粗製オキシアル
キレニドに加え、そしてこの混合物を110℃で4時間
攪拌する。水酸化カリウムの添加量は、存在する全ての
塩素に対して化学量論の2倍である。この混合物を10
0℃に冷却した後、85重量%燐酸水壇液を使用して、
poを6.5に調整する。この混合物の含水量は、1.
0重量%である。
揮発性成分の除去および濾過を実施例1に記載のごとく
行う。
比較例A 実施例5からの粗製エトキシレートの精製:1、Ogの
Na2COsおよび1.0gの水を2001の粗製エト
キシレートに加える。この混合物を120℃で2時間攪
拌し、次いで濾過してエトキシレートを単離する。
比較例B 23一 実施例6からの粗製エトキシレートの精製:1.4gの
Na2COsおよび1.0gの水を200gの粗製エト
キシレートに加え、そしてこの混合物を105℃で4時
間攪拌する。次いで、揮発性成分を90″Cまでの温度
で減圧下に留去し、次いでこの混合物を濾過してエトキ
シレートを単離する。
既に記載された通り、以下の表は、方法の操作および達
成された精製に関して全ての実施例および二つの比較例
に関して要約する。
表(続き) 実施例および比較例によって示される通り、本発明によ
る方法は、ハロゲン含量に関するだけでなく、金属含量
に関しても予想されない純粋な生成物を与える。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ハロゲン−含有金属触媒を使用して製造され、そし
    て不純物としてハロゲン−含有化合物および金属をも含
    有するアルキレンオキシド付加物の精製方法であって、 (a)精製すべきアルキレンオキシド付加物を高温で、
    上記付加物に存在するハロゲンの量に対して化学量論の
    少なくとも1.05倍の酸化物、水酸化物およびアルコ
    ラードからなる群から選ばれたアルカリ金属化合物に接
    触させ、 (b)段階(a)からのアルカリ性生成物のpHを、次
    いで得られる生成物が、上記生成物の重量に対して少な
    くとも0.1重量%の水を含有するという条件で酸を用
    いて最大7にまで調整し、 (c)段階(a)および(b)で形成されそしてアルキ
    レンオキシド付加物に不溶な塩のための水およびその他
    の溶剤から段階(a)および(b)の後に得られた生成
    物を除き、 (d)段階(c)で得られた生成物(この生成物はアル
    キレンオキシド付加物および上記塩から本質的になる)
    から所望とされる純度のアルキレンオキシド付加物を、
    上記塩を分離することによって単離させる ことからなる、上記方法。 2、段階(a)がアルカリ金属水酸化物またはアルカリ
    金属C_1〜C_4アルコラードを使用する請求項1に
    記載の方法。 3、段階(a)が化学量論の1.3〜5倍でアルカリ金
    属化合物を使用する請求項1または2に記載の方法。 4、段階(a)が水溶液、C_1〜C_4アルコール性
    またはC_1〜C_4アルコール性/水溶液の形態でア
    ルカリ金属化合物を使用する請求項1〜3の一つまたは
    それ以上に記載の方法。 5、段階(b)におけるpHを、次いで存在する生成物
    が0.5〜10重量%の含水量を有するという条件で多
    くとも7に調整する請求項1〜4の一つまたはそれ以上
    に記載の方法。 6、段階(b)におけるpHを燐酸、硫黄酸、シュウ酸
    およびクエン酸からなる群から選ばれた酸を使用して調
    整する請求項1〜5の一つまたはそれ以上に記載の方法
    。 7、段階(a)が精製すべきアルキレンオキシド付加物
    を80〜180℃の温度で0.5〜5時間アルカリ金属
    化合物に接触させ、そして段階(b)が酸を使用して2
    0〜150℃の温度でpHを調整する請求項1〜6の一
    つまたはそれ以上に記載の方法。 8、(a)アルカリ金属水酸化物またはアルカリ金属C
    _1〜C_4アルコラードを化学量論の1.3〜5倍の
    量で水溶液、C_1〜C_4アルコール性またはC_1
    〜C_4アルコール性/水溶液の形態で精製すべきアル
    キレンオキシド付加物に加え、そしてこの混合物を80
    〜180℃の温度で0.5〜5時間攪拌し、 (b)段階(a)から得られたアルカリ性生成物を20
    〜150℃の温度とし、そしてそのpHを、次いで存在
    する生成物の含水量が少なくとも 0.1重量%となる条件で、燐酸、硫黄酸、シュウ酸お
    よびクエン酸からなる群から選ばれた酸を使用してその
    温度で3〜7に調整し、 (c)段階(a)および(b)から得られた生成物を蒸
    留により溶剤である水およびC_1〜C_4アルコール
    から除き、そして (d)段階(c)で得られた生成物を濾過または遠心分
    離する 請求項1に記載の方法。 9、(a)アルカリ金属水酸化物またはアルカリ金属C
    _1〜C_4アルコラードを化学量論の1.3〜5倍の
    量で水溶液、C_1〜C_4アルコール性またはC_1
    〜C_4アルコール性/水溶液の形態で精製すべきアル
    キレンオキシド付加物に加え、そしてこの混合物を10
    0〜150℃の温度で0.5〜5時間攪拌し、 (b)段階(a)から得られたアルカリ性生成物を50
    〜130℃の温度とし、そしてそのpHを、次いで存在
    する生成物の含水量が0.5〜10重量%となる条件で
    、燐酸、硫黄酸およびシュウ酸からなる群から選ばれた
    酸を使用してその温度で3〜7に調整し、 (c)段階(a)および(b)から得られた生成物を蒸
    留により溶剤である水およびC_1〜C_4アルコール
    から除き、そして (d)段階(c)で得られた生成物を濾過または遠心分
    離する 請求項1に記載の方法。
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