JPH0230397B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0230397B2 JPH0230397B2 JP58014629A JP1462983A JPH0230397B2 JP H0230397 B2 JPH0230397 B2 JP H0230397B2 JP 58014629 A JP58014629 A JP 58014629A JP 1462983 A JP1462983 A JP 1462983A JP H0230397 B2 JPH0230397 B2 JP H0230397B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thymol
- reaction
- electrolysis
- electrode
- added
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はチモールを電解ハロゲン化せしめるハ
ロゲノチモールの製造方法に関する。
ロゲノチモールの製造方法に関する。
本発明によつて得られる2.6−又は6−ハロゲ
ノチモールは抗菌剤として用いられるが、その他
医薬の原料物質としての用途が期待されている化
合物である。本発明はチモールを電解ハロゲン化
するハロゲノチモールの製造方法を提供するもの
である。チモールのハロゲン化は従来スルフリル
クロリド、ヨウ素、臭素等を用いて、ハロゲン化
されているが、これらのハロゲン化剤は取扱いが
難かしく又激しい反応性を有する為、工業的生産
を行う場合、反応のコントロールが難かしいと云
う欠点がある。また、目的とするハロゲン化物を
選択的に得ること自体が容易でなく、工業的に有
利な方法ではなかつた。
ノチモールは抗菌剤として用いられるが、その他
医薬の原料物質としての用途が期待されている化
合物である。本発明はチモールを電解ハロゲン化
するハロゲノチモールの製造方法を提供するもの
である。チモールのハロゲン化は従来スルフリル
クロリド、ヨウ素、臭素等を用いて、ハロゲン化
されているが、これらのハロゲン化剤は取扱いが
難かしく又激しい反応性を有する為、工業的生産
を行う場合、反応のコントロールが難かしいと云
う欠点がある。また、目的とするハロゲン化物を
選択的に得ること自体が容易でなく、工業的に有
利な方法ではなかつた。
本発明者等はこれらのハロゲン化剤を用いた反
応の代りに電解ハロゲン化を行うと、取扱い易
く、安価なハロゲンの塩類を用いて、しかも緩和
な条件で容易にチモールのハロゲン化合物が得ら
れる事を見い出し本発明を完成した。
応の代りに電解ハロゲン化を行うと、取扱い易
く、安価なハロゲンの塩類を用いて、しかも緩和
な条件で容易にチモールのハロゲン化合物が得ら
れる事を見い出し本発明を完成した。
従来、芳香族の電解ハロゲン化はU.
Klabunde.、米国特許3975439(1976)、K.Ulrich.、
西独特許公開明細書2436111、S.Torii.特開昭54
−109929T.Osa J.Electrochem.Soc.、126500
(1979)等に記載されているように、主として白
金電極を用い、主に水系で行われて来たが、出発
物質、用いる試薬、反応条件により位置選択性や
生成物選択性が大きく異なり、又ベンゼン核や側
鎖の酸化反応等の好ましくない副反応が生じる事
が知られている。
Klabunde.、米国特許3975439(1976)、K.Ulrich.、
西独特許公開明細書2436111、S.Torii.特開昭54
−109929T.Osa J.Electrochem.Soc.、126500
(1979)等に記載されているように、主として白
金電極を用い、主に水系で行われて来たが、出発
物質、用いる試薬、反応条件により位置選択性や
生成物選択性が大きく異なり、又ベンゼン核や側
鎖の酸化反応等の好ましくない副反応が生じる事
が知られている。
本発明においては側鎖を持つフエノール類の電
解ハロゲン化を研究中、チモールの場合には有機
溶媒中で行うことにより、緩和な条件で、しかも
高収率に目的のハロゲン化合物を得ることができ
た。用いる溶媒はメタノール等のアルコール類、
アセトニトリル等のニトリル類、酢酸等の有機酸
類、その他反応を阻害しない溶媒であればいずれ
でも良い。
解ハロゲン化を研究中、チモールの場合には有機
溶媒中で行うことにより、緩和な条件で、しかも
高収率に目的のハロゲン化合物を得ることができ
た。用いる溶媒はメタノール等のアルコール類、
アセトニトリル等のニトリル類、酢酸等の有機酸
類、その他反応を阻害しない溶媒であればいずれ
でも良い。
反応温度は−10゜〜100℃望ましくは−10゜〜50
℃付近である。
℃付近である。
電解質としては一般に電解に用いられる過塩素
酸リチウム、過塩素酸ソーダ等の無機塩類、テト
ラエチルアンモニウムパークロレート等の有機塩
類を用い、又はテトラエチルアンモニウムブロマ
イド等、ハロゲン化剤と電解質とを兼ねても良
い。その他反応を阻害しない電解質であればいず
れでも良い。
酸リチウム、過塩素酸ソーダ等の無機塩類、テト
ラエチルアンモニウムパークロレート等の有機塩
類を用い、又はテトラエチルアンモニウムブロマ
イド等、ハロゲン化剤と電解質とを兼ねても良
い。その他反応を阻害しない電解質であればいず
れでも良い。
電極としては、白金、鉛、亜鉛等の金属電極、
炭素電極等、一般に電解に用いられるものであれ
ばいずれでも良いが望ましくは、溶解性の少い白
金電極等が良い。
炭素電極等、一般に電解に用いられるものであれ
ばいずれでも良いが望ましくは、溶解性の少い白
金電極等が良い。
次に本発明を実施例により更に詳細に説明する
が、これに限定されるものではない。
が、これに限定されるものではない。
実施例 1
チモール0.15gを100mlのアセトニトリルに溶
解し更に0.63gのテトラエチルアンモニウムブロ
ミドを加え、陽極、陰極ともに、白金電極を用い
たガラスの電解槽中に入れ、室温でAg/Ag+参
照電極に対し+1.4Vの電圧を加え、2Fの電気量
により電解を行つた。
解し更に0.63gのテトラエチルアンモニウムブロ
ミドを加え、陽極、陰極ともに、白金電極を用い
たガラスの電解槽中に入れ、室温でAg/Ag+参
照電極に対し+1.4Vの電圧を加え、2Fの電気量
により電解を行つた。
反応後電解液を濃縮し、稀塩酸を加えてクロロ
ホルムにより抽出し、クロロホルム層を水洗した
後、クロロホルム層を乾燥濃縮する事により0.22
gの粗6−ブロモチモールを得た。
ホルムにより抽出し、クロロホルム層を水洗した
後、クロロホルム層を乾燥濃縮する事により0.22
gの粗6−ブロモチモールを得た。
これをエタノールより再結晶し、mp56〜57℃
の6−ブロモチモールを得た。これは文献記載の
6−ブロモチモールのmp55〜56℃に良く一致し
た。
の6−ブロモチモールを得た。これは文献記載の
6−ブロモチモールのmp55〜56℃に良く一致し
た。
実施例 2
チモール0.15gを100mlのアセトニトリルに溶
解し0.33gのテトラエチルアンモニウムクロリド
を加え、白金電極を用い、室温でAg/Ag+参照
電極に対し、0.7〜1.6Vの電圧を加え、2Fの電気
量により電解を行つた。
解し0.33gのテトラエチルアンモニウムクロリド
を加え、白金電極を用い、室温でAg/Ag+参照
電極に対し、0.7〜1.6Vの電圧を加え、2Fの電気
量により電解を行つた。
反応後、実施例1と同様に処理し、0.15gの粗
6−クロロチモールを得た。
6−クロロチモールを得た。
これをエタノールより再結晶しmp62〜63℃の
6−クロロチモールを得た。これは市販の6−ク
ロロチモールのmp62〜64℃に良く一致した。
6−クロロチモールを得た。これは市販の6−ク
ロロチモールのmp62〜64℃に良く一致した。
実施例 3
チモール0.15gを100mlのアセトニトリルに溶
解し0.51gのテトラエチルアンモニウムアイオダ
イドを加え実施例1と同様に反応せしめ、後処理
後0.18gの粗6−ヨードチモールを得た。
解し0.51gのテトラエチルアンモニウムアイオダ
イドを加え実施例1と同様に反応せしめ、後処理
後0.18gの粗6−ヨードチモールを得た。
これをエタノールより再結晶し、mp67〜68℃
の6−ヨードチモールを得た。これは文献記載の
6−ヨードチモールのmp68〜69℃に良く一致し
た。
の6−ヨードチモールを得た。これは文献記載の
6−ヨードチモールのmp68〜69℃に良く一致し
た。
実施例 4
チモール0.15gを100mlの0.1M過塩素酸リチウ
ムのメタノール溶液に溶解し、0.3gのヨウ化ナ
トリウムを加え、白金電極を用い、Ag/Ag+参
照電極に対し+0.05Vで電解を行つた。
ムのメタノール溶液に溶解し、0.3gのヨウ化ナ
トリウムを加え、白金電極を用い、Ag/Ag+参
照電極に対し+0.05Vで電解を行つた。
その後実施例1と同様に後処理し、0.21gの粗
6−ヨードチモールを得た。
6−ヨードチモールを得た。
これを再結晶しmp68〜69℃の6−ヨードチモ
ールを得た。
ールを得た。
実施例 5
チモール0.15gを100mlの0.1M過塩素酸リチウ
ムのメタノール溶液に溶解し、0.21gの臭化ナト
リウムを加え、白金電極を用い、Ag/Ag+参照
電極に対し+0.52Vで4Fの電気量により電解を行
つた。反応後実施例1と同様に後処理し0.28gの
粗2・6−ジブロモチモールを得た。
ムのメタノール溶液に溶解し、0.21gの臭化ナト
リウムを加え、白金電極を用い、Ag/Ag+参照
電極に対し+0.52Vで4Fの電気量により電解を行
つた。反応後実施例1と同様に後処理し0.28gの
粗2・6−ジブロモチモールを得た。
これを減圧蒸留により精製し、bp113〜115℃
(2mmHg)の2・6−ジブロモチモールを得た。
これは文献値のbp160〜161℃(16mmHg)と良く
一致した。
(2mmHg)の2・6−ジブロモチモールを得た。
これは文献値のbp160〜161℃(16mmHg)と良く
一致した。
NMR δCDCl3 1.22 6H d(J=7)
2.52 3H s 3.2 1H m(J=7)
7.32 1H s
参考例 1
2−チモキシエチルジメチルアミン0.22gを
0.1Mの過塩素酸ソーダのメタノール溶液100mlに
溶解し、0.12gの塩化ナトリウムを加え、白金電
極を用い、室温でSCEに対し+1.6Vで2Fの電気
量で電解を行つた。
0.1Mの過塩素酸ソーダのメタノール溶液100mlに
溶解し、0.12gの塩化ナトリウムを加え、白金電
極を用い、室温でSCEに対し+1.6Vで2Fの電気
量で電解を行つた。
反応後反応液を濃縮しアルカリ性にした後、ク
ロロホルム抽出を行う。クロロホルム抽出液は濃
縮後減圧蒸留を行い、bp120〜150℃(14mmHg)
の2−(4−クロロチモキシエチル)ジメチルア
ミン0.18gを得た。
ロロホルム抽出を行う。クロロホルム抽出液は濃
縮後減圧蒸留を行い、bp120〜150℃(14mmHg)
の2−(4−クロロチモキシエチル)ジメチルア
ミン0.18gを得た。
NMR δCDCl3 1.17 6H d(J=7)
2.35 6H s 2.32 3H s
2.75 2H t(J=6) 4.05 2H t(J=6)
6.68 1H s 7.12 1H s
参考例 2
2−チモキシエチルジメチルアミン0.22gを
0.1M過塩素酸ソーダのメタノール溶液100mlに溶
解し、0.21gの臭化ナトリウムを加え、SCEに対
し0.9Vの電圧で白金電極を用い、実施例6と同
様に電解を行い、後処理後減圧蒸留し、bp110℃
〜115℃(0.3mmHg)の2−(4−ブロモチモキシ
エチル)ジメチルアミン0.27gを得た。
0.1M過塩素酸ソーダのメタノール溶液100mlに溶
解し、0.21gの臭化ナトリウムを加え、SCEに対
し0.9Vの電圧で白金電極を用い、実施例6と同
様に電解を行い、後処理後減圧蒸留し、bp110℃
〜115℃(0.3mmHg)の2−(4−ブロモチモキシ
エチル)ジメチルアミン0.27gを得た。
NMR δCDCl3 1.17 6H d(J=7)
2.31 9H s 2.72 2H t
4.00 2H t 6.63 1H s
7.22 1H s
参考例 3
2−チモキシエチルジメチルアミン0.22gを参
考例2と同様に、4Fの電気量で電解を行い、後
処理後減圧蒸留しbp146〜149℃(3mmHg)の2
−(2・4−ジブロモチモキシエチル)ジメチル
アミン0.28gを得た。
考例2と同様に、4Fの電気量で電解を行い、後
処理後減圧蒸留しbp146〜149℃(3mmHg)の2
−(2・4−ジブロモチモキシエチル)ジメチル
アミン0.28gを得た。
NMR δCDCl3 1.22 6H d(J=7)
2.37 6H s 2.55 3H s
2.78、3.97各2H t(J=6)
7.35 1H s
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 チモールを有機溶媒中でハロゲン化剤と電解
質の存在下電解ハロゲン化せしめる事を特徴とす
る一般式(I) 〔但し、X1はハロゲン原子を、X2は水素又はハ
ロゲン原子をあらわす。〕 であらわされるハロゲノチモールの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58014629A JPS59143081A (ja) | 1983-02-02 | 1983-02-02 | チモールのハロゲン化合物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58014629A JPS59143081A (ja) | 1983-02-02 | 1983-02-02 | チモールのハロゲン化合物の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59143081A JPS59143081A (ja) | 1984-08-16 |
| JPH0230397B2 true JPH0230397B2 (ja) | 1990-07-05 |
Family
ID=11866487
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58014629A Granted JPS59143081A (ja) | 1983-02-02 | 1983-02-02 | チモールのハロゲン化合物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59143081A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2010104028A1 (ja) * | 2009-03-10 | 2012-09-13 | 学校法人慶應義塾 | 電気分解を利用した芳香族ハロゲン化合物の製造方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56133480A (en) * | 1980-03-25 | 1981-10-19 | Fuso Kagaku Kogyo Kk | Manufacture of alkoxybenzene halide derivative |
| JPS5751272A (en) * | 1980-09-11 | 1982-03-26 | Sugai Kagaku Kogyo Kk | Production of 2,4-dichloralkoxybenzene |
-
1983
- 1983-02-02 JP JP58014629A patent/JPS59143081A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59143081A (ja) | 1984-08-16 |
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