JPH02301891A - プリペイド磁気カード変造検知方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、プリペイドのカードとして利用されている磁
気カードの利用者が、磁気データコピー後そのカード利
用度数を示しているパンチ孔やサーマル印字に対して、
これを閉成したり隠蔽したりして使用するようなことが
あった際、これが変造磁気カードであることを検知して
、この種プリペイドカー１〜の不正使用を防止しようと
する変造検知方法に関する。

（従来の技術） 磁気カードのプリペイドカードとして利用される分野は
、最近急速に拡大されつつあるが、現状では、カード利
用度数を明示するだめのＬ段として、磁気カードの所定
位置にパンチ孔を穿設するようにしたり、またサーマル
処理した磁気カードに、カード利用度数をサーマル印字
しておき、前者であるパンチ孔の場合は、これを光セン
サによって、その位置検知を行うようにし、後渚である
サーマル印字の場合は、所要識別手段によって、これを
読みとるようにしている。

ところが、パンチ孔に物を詰めてしまったりすれば、最
早、当該パンチ孔を光センサにより検知することかでき
ず、全く未使用の磁気カードと同じに判別されることと
なり、簡単に変造を許容してしまうこととなる。

また、サーマル印字の場合にあっても、当該サーマル印
字の箇所に、薄いサーマルシートを粘着するなどの手段
により、黒変した当該サーマル印字を隠蔽してしまえば
、当該印字を読みとることができなくなり、変造を検知
し得ないこととなる。

（発明が解決しようとする課題） 本願は」−記従来の問題点に鑑み、請求項（１）（２）
の何れにあっても、プリペイド磁気カーｉ・につき、そ
の変造を確実に検知することができるようにすることを
意図しており、パンチ孔による１情求項（］）の場合に
あっては、光センサによることなく、磁気カード自体を
高抗磁力材により形成すると共に、パンチ孔を磁気へン
ドによって検知するようにし、かつこの磁気ヘッドによ
って、パンチ孔が磁気シー［・等の変造用薄層により閉
成されたときでも、当該磁気シートの存在を検出しＣＩ
るようにして、信頼性の高い変造防１にの方法を提供し
ようとしている。

次にサーマル印字による請求項（２）の場合にあっては
、単に当該サーマル印字を識別するだけでなく、発光素
子と受光素子とを設け、発光素子からの光がサーマル印
字に投射されたときの反９４光と、このサーマル印字を
隠蔽し、た変造用サーマル薄層に投射されたときの反射
光とを、これらが入射される受光素子により、その色調
差を判別するようにし、これにより変造磁気薄層の使用
を、イ１効に阻１トし得るようにするのが、その目的で
あ（課題を解決するための手段） 本願は、上記の目的を達成するため、請求項（１）では
、磁気カードを高抗磁力材により形成し、使用機内を搬
送される」＝記の磁気カードにつき、これにカード利用
度数を示すよう穿設されたパンチ孔の位置を、当該搬送
磁気カードのストライプ位置に対応させて配設したリー
ドライト可能なる磁気ヘッドにより判別すると共に、上
記パンチ孔が閉成されるよう当該磁気カードに付着され
た変造用磁気薄層を、これと同上磁気カードとの抗磁力
差に基づき、当該磁気ヘッドによりリードライトされる
データの乱れとして検知するようにしたことを特徴とす
るプリペイド磁気カードの変造検知方法を提供しようと
している。

さらに、本願に係る請求項（２）にあっては、使用機内
を搬送されるサーマル処理した磁気カードにつき、これ
に印刷されたカード利用度数のサーマル印字を、所要識
別手段により確認すると共に、上記のサーマル印字が隠
蔽されるよう当該磁気カーＦに付された変造用サーマル
薄層を、これと前記サーマル印字、磁気カードとの色調
差に基づき、発光素子から投射された光の反射光が入用
された受光素子による色判別により検知するようにした
ことを特徴とするプリペイド磁気カードの変造検知方法
を、その内容としている。

（作　　　用） 本願の請求項（１）に係る磁気カードの変造検知方法に
よるときは、電話機、自動券売機等の使用機内を、磁気
カードが搬送されることとなるが、配設されている磁気
ヘッドが、磁気カードのパンチ孔なき位置と、パンチ孔
の穿設位置とを識別するデータにつき、これをリードラ
イｌ−して、当該磁気カードのカード利用度数を読みと
ることができるだけでなく、当該パンチ孔が変造用ｍ気
薄層により閉成されていたときには、磁気ヘッドが高抗
磁力である磁気カードと、低い抗磁力の変造用磁気薄層
とによるデータの乱れをリードライ（・することで、当
該変造用磁気薄層の存在を検知することができる。

次に、請求項（２）の変造検知方法によるときは、使用
機内を磁気ガードが搬送されることで、用意されている
カラーセンサ等による識別手段によって、サーマル印字
により表示されたカード利用度数を確認することとなる
だけでなく、当該サーマル印字が、変造用磁気薄層によ
り隠蔽されている場合には、発光素子からの光がこの変
造用磁気薄層により反射して、受光素子に入射された際
、当該受光素子は、当該反射光の色調と、前記サーマル
印字から得られた反射光の色調とに、差異のあることを
判別することとなり、かくして当該変造用磁気薄層の存
在を検知し得ることとなる。

（実　施　例） 本願につき図面を参照して以下詳記すると、請求項（１
）の変造検知方法を実施するため、先ず、第１図に示さ
れるプリペイドの磁気カードＡｌを、高抗磁力材によっ
て形成しておくのであり、一般に磁気テープとして人手
できるものの抗磁力は、８００Ｑｅ程度であるが、当該
磁気カードＡｌの場合は、その４　（３？程度の抗磁力
を石することとなる。

券売機等の使用機Ｍｌに、この磁気カー１”Ａｔを差し
入れれば、所定ラインに搬送されることとなるが、当該
使用機Ｍ１には、上記磁気カートＡ１のストライブ位置
に磁気ヘンドＨを臨設しておく。

上記搬送磁気カードＡ１には、既知の如く使用機Ｍｌ内
にて、カード利用度数を示す位置に、パンチ孔ａが穿設
されることとなるか、既往パンチ孔ａには磁気が存しな
いので、１−記磁気ヘットＨが、当該データをり一トラ
イトして、パンチ孔ａの位置を検知することができ、こ
の際、１つ該パンチ孔ａが、異物により閉塞されていて
も、光センサによる検知でなく、磁気ヘッドＨによる方
法であるから、全く支障のないパンチ孔ａの位置検知が
行われている。

本発明では、今、パンチ孔ａを弔に異物により閉塞する
のではなく、パンチ孔ａを閉成するよう磁気テープなど
による変造用磁気薄層すが、当該磁気カードに接着され
るといった変造がなされていたとしても、磁気カードＡ
１は、一般に入手し難い高抗磁力材により形成されてい
るのに対し、変造用磁気薄層すの抗磁力は、その１７４
程度と低いので、前記磁気ヘッドがデータをリードライ
トすることで、データの乱れを検知することとなり、こ
れにより、当該変造が検知できることとなる。

次に、Ｓｒｊ求項（２）に係る変造検知方法につき以下
詳記すると、当該磁気カードＡ２には、サーマル処理し
たものが用いられ、使用機Ｍｚ内にてカード利用度数が
サーマル印字Ｃとして印刷されることとなる。

そこで、−４−記のサーマル印字Ｃは、図示しない既知
のカラーセンサ等による識別手段によって確認されるこ
ととなるが、さらに、本発明を実施するため、当該使用
機Ｍ２内には、発光素予見ｌと受光素予見２とを臨設し
ておくのであり、これらは、色調判別電気回路部りに接
続されている。

今、通常黒色を呈するサーマル印字Ｃを隠蔽するため、
当該磁気カードＡ２に、サーマル紙を貼伺するとか、薄
くカラー印刷を施して当、懐カードＡ２に色を付けるな
どして、変造用サーマル薄層Ｔが形勢されていたとすれ
ば、当該サーマル薄層Ｔに、前記の発光素予見１から光
が投射され、その反射光ｒが発光素予見２に入射される
こととなる。

ここで、発光素子１ｚには、当該反射光「の色調差が、
識別できるカラーセンサ・と採択しておけば、変造用サ
ーマル薄層Ｔは、黒色のサーマル印字ｃ　ｊ−に存する
ことから、通常白色光を感受することとなるのに対し、
サーマル印字Ｃからの反射光であれば、黒色を感受する
こととなり、このことから変造用サーマル薄層Ｔの存在
を色調判別電気回路部りにより検知することができる。

また、」−記の如くサーマル紙を貼伺したとき、当該サ
ーマル紙と磁気カートＡ２の色調を合致させにくいこと
となるので、当該両名の色調差を判別することによって
も、変造用サーマルシートの存在を検知することができ
る。

（発明の効果） 本願は、上記のようにして実施されるものであるから、
請求項（１）によるときは、パンチ孔によりカード利用
度数を表わす磁気カードにつき、そして請求項（２）で
は、サーマル印字によりカード利用度数を表わす磁気カ
ードにつき、夫々磁気ヘッド、発光素子と受光素子を用
いることで、磁気テープを貼付したりサーマル紙の貼付
や色印刷などによる不正な変造が、確実かつ簡易迅速に
検知されることとなり、効果的に変造を阻止することが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図と第２図は、夫々請求項（１）（２）に係るプリ
ペイド磁気カードの変造検知方法につき、その実施態様
を示した平面説明図と側面説明図である。 Ａ１．Ａ２・・・・・・磁気カード ａ・・・・・・パンチ孔 ｂ・・・・・・変造用磁気薄層 Ｃ・・・・・・サーマル印字 Ｈ・・・・・・磁気ヘッド 立工・・・・発光素子 立２・・・・発光素子 Ｍｌ　、Ｍ２・・・・・・使用機 ｒ・・・・・・反射光

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）磁気カードを高抗磁力材により形成し、使用機内
   を搬送される上記の磁気カードにつき、これにカード利
   用度数を示すよう穿設されたパンチ孔の位置を、当該搬
   送磁気カードのストライプ位置に対応させて配設したリ
   ードライト可能なる磁気ヘッドにより判別すると共に、
   上記パンチ孔が閉成されるよう当該磁気カードに付着さ
   れた変造用磁気薄層を、これと同上磁気カードとの抗磁
   力差に基づき、当該磁気ヘッドによりリードライトされ
   るデータの乱れとして検知するようにしたことを特徴と
   するプリペイド磁気カードの変造検知方法。
2. （２）使用機内を搬送されるサーマル処理した磁気カー
   ドにつき、これに印刷されたカード利用度数のサーマル
   印字を、所要識別手段により確認すると共に、上記のサ
   ーマル印字が隠蔽されるよう当該磁気カードに付された
   変造用サーマル薄層を、これと前記サーマル印字、磁気
   カードとの色調差に基づき、発光素子から投射された光
   の反射光が入射された受光素子による色判別により検知
   するようにしたことを特徴とするプリペイド磁気カード
   の変造検知方法。