JP2000301872A - 情報記録媒体 - Google Patents

情報記録媒体

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JP2000301872A
JP2000301872A JP11422099A JP11422099A JP2000301872A JP 2000301872 A JP2000301872 A JP 2000301872A JP 11422099 A JP11422099 A JP 11422099A JP 11422099 A JP11422099 A JP 11422099A JP 2000301872 A JP2000301872 A JP 2000301872A
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JP11422099A
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Kenji Sugaya
建司 菅谷
Hirofumi Tanida
広文 谷田
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Kyodo Printing Co Ltd
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Kyodo Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 目視により真偽判定を行うことができると共
に変造及び改ざんが困難な情報記録媒体を提供する。 【解決手段】 本発明に係る定期券100は、透明基材
層1と、透明受像層2と、第1の地紋層3と、第2の地
紋層4と、隠蔽層5と、磁性層6と、保護層7とを有
し、磁性層6の下面には、文字情報等が印刷形成される
印刷層8、第1の地紋層3の上面には、熱転写印字によ
り形成される印字層9を備えている。ベースに透明基材
層1を設け、その上面及び下面に第1の地紋層及び第2
の地紋層を配することで、改ざんを試みた場合に、印字
層9を削り取ると同時に第1の地紋層3が削り取られ、
下面の第2の地紋層を視認できるので、改ざんされたこ
とを容易に認識できる。さらに、第1の地紋層3と第2
の地紋層4との地紋の色相を異なる色相(二次色)によ
り形成することで、より明確に変造及び改ざんされたこ
とが認識できると共に変造及び改ざんを困難なものとす
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、定期券、乗車券、
入場券、プリぺイドカード、クレジットカード、キャッ
シュカード、各種有価証券、身分証明書あるいは会員証
等のIDカードとして用いられる情報記録媒体に関し、
特に変造または改ざん等が施された場合に目視により一
目で変造あるいは改ざんされたことを認識することので
きる情報記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カード形状の情報記録媒体が普及
しつつあり、このような情報記録媒体として、例えば、
情報を目視により確認するための印字、磁気信号により
読み取る磁気記録層、光学的に読み取る光記録層、電気
的に読み取るICモジュール等を備える情報記録媒体が
知られており、用途に併せて様々な情報が記録されてい
る。この記録及び記憶される情報としては、例えば、情
報記録媒体の表示情報、ID情報、所有者情報、あるい
は金銭情報等が記録されている。
【0003】例えば、従来の一般的な情報記録媒体の層
構成を図5に基づいて説明する。図5において、従来の
情報記録媒体200は、白色基材21をベースとして、
その上面に受像層22及び地紋層23を積層し、地紋層
23の表面に、例えば定期券として用いられる場合に
は、所有者氏名や有効期限、利用区間といった文字情報
25が熱転写印字により形成されている。また、白色基
材21の下面には、磁気的な情報を記録するための磁性
層24が設けられている。
【0004】上述されるような情報記録媒体を使用する
場合には、この情報記録媒体が正当なものであるか否
か、さらにその使用者が正当な権利を有する者であるか
否かを判別しなければならず、また当然のことながら情
報記録媒体の変造及び改ざんを防止する必要性が高まっ
てきている。
【0005】この点に着目してみると、上述される従来
の情報記録媒体200においては、例えば、当該情報記
録媒体200の表面に印字形成された文字情報25をカ
ッターやナイフ等で削り取ったり、あるいはアルコール
等の薬品により消色または溶解させ、そして文字情報2
5を改ざん後、その跡を元の地紋層23との差異が目立
たぬように修正することにより、改ざんされるといった
危険性がある。
【0006】そこで、変造及び改ざんの防止対策とし
て、読み取り装置による真偽判定や目視により情報記録
媒体の真偽を判別する技術が開発されている。
【0007】例えば、情報記録媒体毎にランダムな情報
を固定情報として付与し、情報記録媒体を使用する際、
ランダムな情報を照合することで情報記録媒体の真偽を
判定する技術がある。
【0008】また、情報記録媒体に当該情報記録媒体が
正当なものであることを示す情報を記録したマークを設
け、そのマークに記録されている情報を読み取るように
した技術も知られている。例えば、マークに所定の光を
照射すると特定の波長の光を反射されるか否かを確認す
ることで真正であることが判るようにしたり、あるいは
磁気的に真正な情報記録媒体であることを示す磁気情報
が記録されているか否かを読み取ることにより真偽判定
を行う技術が知られている。
【0009】また、特殊インキによって情報記録媒体に
マーキングし、当該特殊なインキを読み取る装置によっ
てマーキングを検出するようにした技術、あるいは所定
箇所に印刷技術を用いて持殊な文字、パターン等を印刷
し、真偽を判定する技術などが知られている。
【0010】また、情報記録媒体の所定箇所に設けられ
たサインパネルに記載された氏名と使用者のサインを照
合する技術、さらに、情報記録媒体の正当な使用者の写
真や指紋などの情報を前述の磁気記録等の手段を用いて
情報記録媒体に記録し照合するような技術も知られてい
る。
【0011】さらにまた、従来の方法として、例えば、
特開昭62−51495号公報に開示される方法があ
り、この方法を図6に基づいて説明する。図6には、定
期乗車券の層構成が示されている。
【0012】図6において、定期乗車券300には、特
定の色に着色されたベース31と、当該ベース31の一
方の面には、ベース31と色の異なる色調の受像層32
と、当該ベース31の他方の面には、磁気的情報を記録
する磁気層33とから構成され、この受像層32上に熱
転写リボンから色素を熱転写印字させて文字、記号等を
形成している。
【0013】以上のように構成された定期乗車券300
を改ざんまたは変造する場合には、例えば、ナイフ等に
より印字されている色素を削り落とさなければならない
が、削り落とす際、同時に受像層32が削り落とされる
ので、削り落とされた部分には着色されたベース31が
露出する。従って、ベース31の色と受像層32の色と
が異なるので、改ざんされた跡が目視により確認され
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、目視ま
たは簡易な読み取り装置により情報記録媒体の真偽を判
定する場合、偽造及び改ざん等を防止する技術として
は、印刷、転写、コーテイング等により情報記録媒体の
表面に形成された印刷等のパターンや文字及びホログラ
ム箔等を用いることが可能ではあるが、それらは比較的
に破壊されやすく、真偽判定ができなくなることがある
という問題がある。また、パターンや文字及びホログラ
ム箔等は表面に形成されているため、比較的容易に書き
換えや貼り替え等が行われる可能性があるので、変造及
び改ざんが行われやすい。従って、現状においては、情
報記録媒体の真偽判定技術として確実なものであるとは
言えなくなってきている。
【0015】さらに、図6に示される定期乗車券300
においては、削り落とされた受像層32と同じ色相で修
正することで、見た目には変造または改ざんされたこと
が認識困難であるという問題がある。
【0016】本発明は、目視により容易に真偽判定を行
うことができると共に変造及び改ざんが困難な情報記録
媒体を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、少なくともベースとなる透
明基材層と、透明基材層の上面に形成される透明受像層
と、透明受像層の上面に形成される第1の地紋層と、透
明基材層の下面に形成される第2の地紋層と、を有して
構成されることを特徴とする。
【0018】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、第1の地紋層と第2の地紋層とに形成され
る地紋の色相を異なる色相のインキにより形成されるこ
とを特徴とする。
【0019】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、第1の地紋層と第2の地紋層とに
形成される地紋を同一もしくは異なるパターンで形成さ
れることを特徴とする。
【0020】請求項4記載の発明は、請求項1から3の
いずれか1項に記載の発明において、第2の地紋層の下
面に磁気的な情報を記録するための磁性層を有して構成
されることを特徴とする。
【0021】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、第2の地紋層と磁性層との間に隠蔽層を有
していることを特徴とする。
【0022】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、隠蔽層を白色系のインキにより形成される
ことを特徴とする。
【0023】請求項7記載の発明は、請求項1から6の
いずれか1項に記載の発明において、第1の地紋層及び
第2の地紋層に形成される地紋は、少なくとも線、文
字、図形、記号等、若しくはこれらの組み合わせにより
形成されることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
の実施形態である情報記録媒体を詳細に説明する。図1
から図4を参照すると、本発明による情報記録媒体を定
期券として適用した際の実施の形態が示されている。
【0025】図1は、本発明の実施形態である定期券1
00を示す平面図である。図1において、本発明の実施
形態である定期券100の表面には、有効区間、有効期
限、所有者氏名、料金等の文字情報が印字形成されてい
る。この文字情報は、後述される第1の地紋層の上に印
字形成されているものである。
【0026】図2は、図1に示される本発明の実施形態
である定期券100の層構成を示す断面図である。図2
において、本発明の実施形態である定期券100は、ベ
ースとなる透明基材層1と、透明受像層2と、第1の地
紋層3と、第2の地紋層4と、隠蔽層5と、磁性層6
と、保護層7と、注意事項等の印刷層8を有して構成さ
れ、第1の地紋層3の上面においては、文字情報等が熱
転写印字により形成される印字層9がそれぞれ示されて
いる。
【0027】透明基材層1は、定期券100を構成する
基材であり、透明な部材により形成される。この透明基
材層1の上面に透明受像層2を積層し、当該透明受像層
2の上面に第1の地紋層3が印刷形成される。第1の地
紋層3に印刷形成された地紋パターンの上から、例え
ば、有効期限、利用区間、所有者氏名等の文字情報が熱
転写印字により形成される印字層9が設けられている。
【0028】第1の地紋層3は、文字、図形、記号、線
画、あるいはこれらの組み合わせにより特定のパターン
に基づいて印刷形成された地紋を備え、第2の地紋層4
に形成される地紋との色相が異なるように形成される。
【0029】第2の地紋層4は、文字、図形、記号、線
画、あるいはこれらの組み合わせにより特定のパターン
に基づいて印刷形成された地紋を備え、第1の地紋層3
に形成される地紋との色相が異なるように形成される。
【0030】隠蔽層5は、通常、暗色系である磁性層6
の色相により、定期券100の表面の印字層9の文字情
報が見にくくなることを防止するために設けられてい
る。
【0031】なお、この隠蔽層5を白色系のインキによ
り形成することにより、定期券100の表面の印字層9
の文字情報を見やすくすると共に、第1の地紋層3及び
第2の地紋層4にそれぞれ形成される地紋を見やすくす
ることができる。
【0032】磁性層6は、定期券100の表面に形成さ
れる印字層9及びその文字情報以外の磁気的な情報を記
録する。この磁性層6の裏面に対して、暗色系以外の色
相により印刷形成される印刷層8を設けることも可能で
ある。この印刷層8に印刷形成される文字情報として
は、例えば、定期券使用時における注意事項等である。
【0033】保護層7は、磁性層6及び当該磁性層6の
裏面に印刷形成された文字情報等が携帯時における摩擦
等により擦過することで、情報が失われることを防止す
るためのものである。
【0034】以上のように構成された定期券100にお
いて、第1の地紋層3と第2の地紋層4とをそれぞれ異
なる色相により形成することにより、変造または改ざん
等の行為が行われた際には、印字層9をカッターやナイ
フ等により削り落とそうとすると、同時に印字層9の周
囲の第1の地紋層3がどうしても少し削り落とされてし
まう。この削り落とされた第1の地紋層3は、第2の地
紋層4の色相が透明基板層1及び透明受像層2を介して
明確に認識することができるので、変造及び改ざんされ
たことが目視により認識できる。
【0035】〈第1の実施例〉次に、本発明の実施形態
である定期券100の第1の実施例を説明する。第1の
実施例として、第1の地紋層3及び第2の地紋層4の各
々に形成される地紋パターンを同一パターンで形成し、
定期券100を上方から確認した際に第2の地紋層4と
第1の地紋層3との各々の地紋パターンが一致するよう
に配置する。このことにより、券面上から見た地紋パタ
ーンの色相は、第2の地紋層4の色相と第1の地紋層3
との色相とを合成した色相が認識される。
【0036】例えば、第1の地紋層3の地紋パターンを
黄色により印刷形成し、第2の地紋層4の地紋パターン
を青色により印刷形成したとすると、定期券100の上
方から確認した場合、当該定期券100の表面にて認識
される地紋の色相は緑色となる。
【0037】このように、色相の異なる2色、例えば、
赤と黄でオレンジ、赤と青で紫、黄と青で緑、というよ
うな配色で第1の地紋層3及び第2の地紋層4の地紋パ
ターンを印刷形成することにより、黄と青との組み合わ
せの場合、改ざんされた部分には、通常時において緑色
に認識された地紋が定期券100の一部の領域において
青色の色相に異なって認識された場合、改ざんされたも
のと認識することができる。
【0038】以上のように形成された定期券100が改
ざんされた場合の平面図を図3に示す。図3に示される
ように、改ざんされた箇所Aは、図1に示される有効期
限の3月の数字が8月に改ざんされている。しかしなが
ら、改ざん箇所Aにおいては、定期券100の表面にて
一様に認識できる色相とは、明らかに異なる色相が認識
できる。従って、改ざんされたものであることが目視に
より認識できる。
【0039】〈第2の実施例〉次に、本発明の実施形態
である定期券100の第2の実施例を説明する。第2の
実施例として、第1の地紋層3及び第2の地紋層4のそ
れぞれに印刷形成される地紋パターンを異なるパターン
により形成したものである。このように形成された定期
券100が改ざんまたは変造された場合、色相が異なる
と同時に地紋パターンも異なるので、改ざん及び変造さ
れたものであることが目視により認識することができ
る。
【0040】以上のように形成された定期券100が改
ざんされた場合の平面図を図4に示す。図4に示される
ように、改ざんされた箇所Bは、図1に示される有効期
限の3月の数字が8月に改ざんされている。しかしなが
ら、改ざん箇所Bにおいては、定期券100の表面にて
一様に認識できる地紋パターンとは、明らかに異なるパ
ターンが認識できると共に、その色相においても異なる
ことが目視により認識できる。従って、変造及び改ざん
されたものであることを明確に認識することができる。
【0041】〈具体例〉以下に示される具体例を参照し
て、本発明に係る情報記録媒体を説明する。
【0042】以下に示すようなUVオフセットインキを
用いて、本発明に係る定期券100の第1の地紋層3、
第2の地紋層4及び隠蔽層5をオフセット印刷により形
成した。
【0043】 使用インキ 第1の地紋層3 東洋インキ製造(株):FDカルトンP藍 第2の地紋層4 東洋インキ製造(株):FDカルトンP黄 隠蔽層5 東洋インキ製造(株):FDカルトンP白
【0044】なお、第1の地紋層3及び第2の地紋層4
に印刷形成されるインキは、第1の地紋層3に隠蔽性の
高いインキを使用せず、色相が第2の地紋層4と明確に
異なるものであれば、いずれの組み合わせでも構わな
い。
【0045】上述されるインキを用いて印刷形成された
第1の地紋層、第2の地紋層及び隠蔽層は、それぞれU
V乾燥機により乾燥される。このUV乾燥機として、ア
イグラフィックス(株)製のUV乾燥装置(M084−
L31:メタルハライドランプ使用、120W/cm×
2灯、照射距離140mm)を使用した。
【0046】以上のように印刷形成された定期券100
は、外観上における地紋の色相は、緑色として認識され
るが、カッターやナイフ等により改ざんあるいは変造行
為が加えられると、第2の地紋層に印刷形成される黄色
いインキが認識できた。
【0047】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、ベースに透明基材層を設け、そ
の上面及び下面に第1の地紋層及び第2の地紋層を配し
て構成される。従って、印字されている文字情報を変造
及び改ざんしようとした際に、上面に配された第1の地
紋層も削りとられてしまうので、下面に配された第2の
地紋層が目視により認識でき、変造または改ざんされた
ことを目視により容易に認識できる。
【0048】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、第1の地紋層と第2の地紋層とにお
ける各地紋を異なる色相で形成することにより、第1の
地紋層が削りとられた場合に、当該第1の地紋層と異な
る色相で形成された第2の地紋層の色相を目視により認
識できるので、変造または改ざん処理されたことを容易
に認識できる。
【0049】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2記載の発明において、第1の地紋層と第2の地紋
層とに形成される地紋を同一パターンで形成することに
より、第1の地紋層3の色相と第2の地紋層4との色相
が合成されて他の色相となる。よって、改ざん及び変造
された場合には、合成された色相と異なる色相が現れる
ので変造または改ざんされたことを目視により容易に認
識できる。
【0050】請求項4記載の発明によれば、請求項1か
ら3のいずれか1項に記載の発明において、磁気的な情
報を記録または読み出し可能な磁性層を設けることで、
多くの情報を記憶することができるので、ユーザの利便
性を向上することができる。
【0051】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の発明において、第2の地紋層と磁性層との間に隠蔽
層を設けることで、通常、黒色や茶色等の暗色系の色相
により形成される磁性層の色を遮蔽することができる。
従って、磁性層の色相による影響を受けることなく変造
及び改ざんされた際の真偽判定時における色相の異なり
を認識することができる。
【0052】請求項6記載の発明によれば、請求項5記
載の発明において、隠蔽層を白色系のインキにより形成
することで、変造及び改ざんされた際の真偽判定時にお
ける色相の異なりをより明確に認識することができる。
【0053】請求項7記載の発明によれば、請求項1か
ら6のいずれか1項に記載の発明において、第1の地紋
層及び第2の地紋層に形成される地紋を、線、文字、図
形、記号等、若しくはこれらを組み合わせて印刷形成す
ることで、より複雑な地紋パターンを形成することがで
きる。従って、改ざん及び変造を困難とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である定期券を示す平面図で
ある。
【図2】本発明の実施形態である定期券の層構成を示す
断面図である。
【図3】本発明の実施形態である定期券の第1の実施例
を示す平面図である。
【図4】本発明の実施形態である定期券の第2の実施例
を示す平面図である。
【図5】従来の情報記録媒体の層構成を示す第1の断面
図である。
【図6】従来の情報記録媒体の層構成を示す第2の断面
図である。
【符号の説明】
1 透明基材層 2 第1の地紋層 3 透明受像層 4 第2の地紋層 5 隠蔽層 6 磁性層 7 保護層 8 印刷層 9 印字層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C005 HA02 HB01 HB04 HB09 HB10 HB13 JB19 KA15 KA40 LA11 LA20 5D006 CA01 CA05 CA06 CB01 CB07 CC03 CC04 DA01 FA00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともベースとなる透明基材層と、 前記透明基材層の上面に形成される透明受像層と、 前記透明受像層の上面に形成される第1の地紋層と、 前記透明基材層の下面に形成される第2の地紋層と、 を有して構成されることを特徴とする情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記第1の地紋層と前記第2の地紋層と
    に形成される地紋の色相を異なる色相のインキにより形
    成されることを特徴とする請求項1記載の情報記録媒
    体。
  3. 【請求項3】 前記第1の地紋層と前記第2の地紋層と
    に形成される地紋を同一もしくは異なるパターンで形成
    されることを特徴とする請求項1または2記載の情報記
    録媒体。
  4. 【請求項4】 前記第2の地紋層の下面に磁気的な情報
    を記録するための磁性層を有して構成されることを特徴
    とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報記録
    媒体。
  5. 【請求項5】 前記第2の地紋層と前記磁性層との間に
    隠蔽層を有していることを特徴とする請求項4記載の情
    報記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記隠蔽層を白色系のインキにより形成
    されることを特徴とする請求項5記載の情報記録媒体。
  7. 【請求項7】 前記第1の地紋層及び前記第2の地紋層
    に形成される地紋は、少なくとも線、文字、図形、記号
    等、若しくはこれらの組み合わせにより形成されること
    を特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の情
    報記録媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003335083A (ja) * 2002-05-23 2003-11-25 Dainippon Printing Co Ltd 印字記録媒体、定期券、及びその製造方法

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