JP5991095B2 - 印刷物 - Google Patents

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Description

本発明は固有情報が表示された印刷物に関し、固有情報の少なくとも一部を印刷物に表示された図柄に組み込ませた印刷物に関する。本発明の印刷物とは有価証券、商品券、入場券、チケット等を主な対象としている。
有価証券は財産権を表象する証券であって、それによって表象される権利の移転または行使が証券の授受によってなされる手形、小切手、株券、社債券、各種証券と定義されている。また、有価証券として上記の他商品券、図書券、交通機関の乗車券、有料施設やイベントの入場券、宝くじ、公営競技の投票券の当たり券などをこれに含めることがある。
近年はプリンタやスキャナといった電子機器の普及に伴い、有価証券の無許可複製が横行しているが、これはたとえ公の場で使用しない場合であっても違法行為と見なされ、悪質な場合は刑事処罰の対象となる。
近年、前述の有価証券類の偽造とともに、紙幣、身分証明書、チケット、通行券等の偽造による被害が社会問題化しており、偽造技術は巧妙を極める一方であることから、偽造防止を簡易かつ有効に行える技術が待望されている。
従来から、種々の偽造防止又は偽造牽制技術が提案されている。そのなかで、例えば、パール印刷、ホログラム、透かしなどの技術は、材料入手の難しさや製造技術の難しさを伴い、目視でその存在が確認可能で、真偽の判別がし易いために、長年有価証券類の偽造防止技術として採用されてきた。
また、通常の目視状態では判別できないが、装置を使用することによってその存在を確認することができる真偽判別技術として、ブラックライトを使用する蛍光インキによる隠し印刷などが実用されている(例えば、特許文献1参照)。
一方、ネットオークションなどで有価証券が売買されている。このようなオークションでは、有価証券面に印刷された固有情報は見えないように紙片などによって被覆された状態で表示される。
そのため、被覆されない部分に通常では判別しにくい状態で固有情報を組み込み、ネット画面で固有情報を判別したいという要求が出されている。
特開平9−175067号公報
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、偽造し難く、しかも固定図柄の中から目視で隠し情報を判読可能な印刷物を提供することを目的とする。
前記課題の目的を達成するために本発明の印刷物の第一の態様は、おもて面が3色以上のインキで印刷される印刷物であって、前記おもて面には、印刷物ごとに変化しない固定図柄と、印刷物ごとに異なる固有情報が形成され、前記固有情報の少なくとも一部が隠し情報として前記固定図柄に組み込まれ、前記隠し情報は、目視によって判読可能な単色で印刷された情報であることを特徴とするものである。
また、第二の態様は、第一の態様において、目視によって判読可能な単色は、黄、赤、緑、青、黒のいずれかであることを特徴とするものである。
また、第三の態様は、第一又は第二の態様において、固有情報は、目視困難あるいは複写機で再現されない大きさの情報であることを特徴とするものである。
本発明によれば、おもて面が3色以上のインキで印刷される有価証券であって、前記おもて面には、有価証券ごとに変化しない固定図柄と、有価証券ごとに異なる固有情報が形成され、前記固有情報の少なくとも一部が隠し情報として前記固定図柄に組み込まれ、前記隠し情報は、目視によって判読可能な単色で印刷された情報であることで、通常の目視状態ではデザインの一部のように見えて、しかも、目視で隠し情報の判読が可能な有価証券を提供することができる。
また、目視によって判読可能な単色は、黄、赤、緑、青、黒のいずれかであることで、フィルターによって隠し情報の判読がし易く、かつ、印刷物である有価証券が写真製版的にコピーされたもの、スキャナでコピーしプリントされたものはコピー品と容易に判別することが可能となる。
本実施の形態の印刷物の一例について説明するための図である。 本実施の形態の印刷物の隠し情報の一例について説明するための図である。
本発明の印刷物の対象とするところは、固有情報が表示された有価証券、商品券、交通機関の乗車券、入場券、チケット、証明書などである。
以下の説明では、偽造が難しく、しかも固定図柄の中から目視で隠し情報を判読可能な印刷物の例として、音楽会の入場券の一実施形態について説明する。
図1に示す入場券1のおもて面には、「20XX JAZZ Festival」、「於 東京都民ホール」、「20XX/9/9 開場/17:00 開演/18:00」、「会員番号000052」、「S席 C−8」などと印刷されている。
図示しないが、その他に地紋などの背景や、偽造をし難くする模様によるデザインが施されている。
これらの中の「20XX JAZZ Festival」、「於 東京都民ホール」、「20XX/9/9 開場/17:00 開演/18:00」は何れの入場券にも共通に印刷された固定図柄11で、「会員番号000052」(第一の固有情報21)、「S席 C−8」(第二の固有情報22)は入場券ごとに異なる固有情報である。
第一の固有情報(会員番号)21の近傍に会員名が表示されている場合もある。
ネットオークションなどで標示される場合は、個人情報保護のために「会員番号000052」なる第一の固有情報21を被覆して表示する。
場合によっては「C−8」なる第二の固有情報22までをモザイク模様や、小紙片などで被覆して表示する。
そこで、以下の実施形態の説明では、前述の第一の固有情報21及び第二の固有情報22が被覆されて表示、売買された場合に、固定図柄の中からこれらの固有情報を判読する一例について説明する。
図2を参照して、図1の入場券の固定図柄11の中の「20XX JAZZ Festival」の「F」を隠し情報格納場所111として選定し、第一の固有情報21及び第二の固有情報22を組み込んだ例について説明する。
ネット上で見易いように、固定図柄の中のべた部分(塗りつぶし部分)が広い図柄を隠し情報格納場所111として選定することが好ましい。
前述のように、入場券のデザインの段階から隠し情報を組み込み易いように、べた部分が広い固定図柄を意図的に設けることが好ましい。
隠し情報格納場所111の「F」部分を拡大したものが図2である。
「F」部分は、細かいセル3によって構成されており、それぞれのセル3は、単色または、掛け合わせのインキによって着色されている。
印刷による色の再現方法には、一種類のインキによる単色表現と、網点などの掛け合わせによる表現(減色混合)方法がある。
減色混合による色再現の場合は、多くは網点の掛け合わせによって再現するために光学的に色を判定し難いという問題がある。
本実施形態のような目的で使用されるインキは、ある波長域で鋭い吸収ピーク、または、反射ピークを有するものが好ましい。
本実施形態では、隠し情報の判読は目視で行ない、例えば、固有情報を表示するセルには「緑」色などの事前に定めた色で印刷する。
また、例えば、使用された入場券の個人情報を集計する必要が生じた場合は、カラーフィルターを使用し機械読みが可能なように、固有情報を表示するセル部分は、黄、赤、緑、青及び黒の「単色(一色のインキ)」の何れかの色によって「べた状」に印刷する。
固有情報を表示するセル部分(図2の黒く塗りつぶした部分)を赤で印刷した場合は、ブルーフィルターによって判読する。固有情報を表示するセル部分を緑で印刷した場合は、イエローフィルターによって判読する。固有情報を表示するセル部分を青で印刷した場合は、レッドフィルターによって判読する。
固有情報を表示するセル部分以外のセル部分は、プリンタなどに組み込まれたプログラムによって、固有情報を表示するセル部分が目立たない色を自動的に生成させ、セル単位でそれぞれプリントする。また、固有情報を表示するセル部分が「赤」で印刷された場合は、ブルーフィルターによって黒く見える「黒」などの色は固有情報を表示するエリアには使用しない。
ただし、固有情報を表示するエリア以外の部分ではカモフラージュ効果を高めるような自由な色を使用しプリント表示する。
また、カモフラージュ効果を高めるために、隠し情報格納場所111の「F」部分を含む固定図柄「JAZZ Festival」全体を、セルで構成したプリント図柄で表示する。
図2を参照して、図1に示した第一、第二の固有情報(21、22)を隠し情報格納場所111の「F」部分にどのように組み込むか、その一例について説明する。
図2の隠し情報格納場所111の「F」部分の左上角のセルは、第一の固有情報の読み取り開始コード(スタートコード)21Sである。
その真下のセル行は、第一の固有情報(会員番号)「000052」の十万、1万の桁の数字21D1を示し、「0」を表示している。更にその真下のセル行は、第一の固有情報の千、百の桁の数字21D2を示し、「0」を表示している。
更にその真下のセル行は、第一の固有情報の十、一の桁の数字21D3を示し、「52」を表示している。
なお、上述のセルの大きさは、一辺が1〜5mm、好ましくは2〜3mmが好ましい。
固有情報は、目視困難あるいは複写機で再現されない30〜300μmの大きさのマイクロ文字(単位文字、単位記号、単位図柄も含む)で表示することもできる。
上記マイクロ文字の大きさを300μm以下とすることによって、目視では識別困難であるが、その存在を識別することは可能である。
隠し情報格納場所111の「F」部分の左上から13行目の最初のセルは、第二の固有情報(図2の「C−8」)の読み取り開始コード22Sで、その真下のセル行には第二の固有情報のアルファベット「C」22D1を表示し、更にその真下のセル行には第二の固有情報の数字「8」22D2を表示している。
隠し情報格納場所111の形状や、広さによって、第一の固有情報、第二の固有情報を繰り返し表示することもできる。
図2では、回収された入場券から機械で固有情報部を読み取り、集計し易いように隠し情報格納場所111をセルで構成し、第一の固有情報である会員番号「000052」や、第二の固有情報である座席番号「C8」を二進化して入場券の長辺に平行となるようにセル行を設定したが、これに拘るものではなく、固定図柄に自由な表現で隠すことができる。
図1を参照して、本実施の形態の入場券1に使用される材料の一例について説明する。
入場券1の基材には上質紙、中質紙、アート紙、コート紙、晒しクラフト紙その他、プラスチックフィルムを含む基材が選択的に使用される。
また、入場券1の図柄印刷に使用される印刷インキとしては、スクリーン印刷、凸版印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷、オフセット印刷で使用される市販のインキを使用する。
また、隠し情報格納場所の図柄及び固有情報は、市販のインキジェットプリンタなどによってプリントする。
本発明の印刷物は、目視により真偽チェック可能な有価証券、商品券、入場券、チケット等の印刷物に利用できる。
1 印刷物(入場券)
3 セル
11 固定図柄
21 第一の固有情報(固有情報)
22 第二の固有情報
21S 第一の固有情報の読み取り開始コード(スタートコード)
21D1 第一の固有情報の十万、1万の桁の数字
21D2 第一の固有情報の千、百の桁の数字
21D3 第一の固有情報の十、一の桁の数字
22S 第二の固有情報の読み取り開始コード
22D1 第二の固有情報のアルファベット
22D2 第二の固有情報の数字
111 隠し情報格納場所

Claims (3)

  1. おもて面が3色以上のインキで印刷される印刷物であって、
    前記おもて面には、印刷物ごとに変化しない固定図柄と、印刷物ごとに異なる固有情報が形成され、
    前記固有情報の少なくとも一部が隠し情報として前記固定図柄に組み込まれ、前記隠し情報は、目視によって判読可能な単色で印刷された情報であることを特徴とする印刷物。
  2. 請求項1に記載された印刷物において、
    目視によって判読可能な単色は、黄、赤、緑、青、黒のいずれかであることを特徴とする印刷物。
  3. 請求項1または2に記載された印刷物において、
    固有情報は、目視困難あるいは複写機で再現されない大きさの情報であることを特徴とする印刷物。
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