JPH02300568A - 無発塵ガスケット - Google Patents

無発塵ガスケット

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Publication number
JPH02300568A
JPH02300568A JP12000089A JP12000089A JPH02300568A JP H02300568 A JPH02300568 A JP H02300568A JP 12000089 A JP12000089 A JP 12000089A JP 12000089 A JP12000089 A JP 12000089A JP H02300568 A JPH02300568 A JP H02300568A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
porous film
dust
gasket
polytetrafluoroethylene
film material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12000089A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Takada
高田 昌之
Toru Sasamoto
笹本 徹
Fumihiro Sasaki
佐々木 文博
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Gore Tex Inc
Original Assignee
Japan Gore Tex Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Japan Gore Tex Inc filed Critical Japan Gore Tex Inc
Priority to JP12000089A priority Critical patent/JPH02300568A/ja
Publication of JPH02300568A publication Critical patent/JPH02300568A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「発明の目的」 本発明は無発塵ガスケットに係り、発塵の発生を防止し
、併せてガスイオンの発生を抑制し得るガスケット材を
提供し、精密電子機器の如きの内部空間を好ましい清浄
空間に保持するための部材を提供しようとするものであ
る。
(産業上の利用分野) 発塵発生を防止し、且つガスイオン発生を抑制し得るガ
スケット材。
(従来の技術) ハードディスクドライブの如き精密電子機器等において
は機器内部を超清浄空間に保つことが必要であり、ガス
ケットを用いた密閉構造とされる。
即ち0リングあるいはその他の断面構造をもったリング
状その他のガスケットが用いられるが、このガスケット
としてはそれなりの弾性をもったものが好ましく、又発
塵性の少ないものが適当とされ、前記ハードディスクド
ライブにおいてはシリコーンゴム系の、ものが用いられ
ている。
ポリテトラフルオロエチレンは化学的および熱的に安定
な樹脂材であり、又このものを延伸多孔質化させたフィ
ルムは防水性と通気性とを有することから衣料などとし
て採用され、又フィルターその他としても利用されつつ
ある。
(発明が解決しようとする課題) 前記したシリコーンゴム系ガスケットは発塵性が比較的
少なく、又適当な弾性を有するものとして好ましいもの
と言えるが、発塵がそれなりにLセ。
められることは当然であり、一方近時における各種精密
機器においては次第に高度の無塵性が広く要求されるよ
うになり、超清浄度についての要望が大で、清浄度の如
何によって該機器の性能レベルが決定されるような傾向
にあるに拘らず、このような超清浄度を確保することが
できない。
又ハードディスクドライブの如きにおいては運転時にお
いて内部が60℃程度にも達し休止時には常温に戻ると
いう条件下で最低でも5年間程度が無補修で使用されて
いるが、このような機構に採用された従来のガスケット
においては経時的に劣化して0.1μm程度の微細ダス
ト発生が避けられず、装置の高性能化進展ないし耐用性
を阻害せしめている。
「発明の構成」 (課題を解決するための手段) 1、 適当な弾性をもった基体とポリテトラフルオロエ
チレンの延伸多孔質フィルム材とを複合せしめ、該延伸
多孔質フィルム材で前記基体外面の少なくともシール接
合面を被覆したことを特徴とする無発塵ガスケット。
2、 ポリテトラフルオロエチレンの延伸多孔質フィル
ム材によるチューブ内に適当な弾性をもった基材を挿入
または圧入充填して係着せしめた請求項1に記載の無発
塵ガスケット。
3、 ポリテトラフルオロエチレンの延伸多孔質単体で
形成され、それ自体ガス、イオンなどの放出がなく、空
孔率5〜80%とされた請求項1に記載の無発塵ガスケ
ット。
(作 用) 基体の弾性作用によってポリテトラフルオロエチレンの
延伸多孔質フィルムは機器その他のシール接合面に対し
て弾性的に接合し、シールせしめられる。
前記した延伸多孔質フィルムは発塵することがなく、し
かも通過しようとする空気その他の気体中ダスト分をキ
ヤ・7チする。
面記基体と延伸多孔質フィルム材とは適宜に接着剤また
は溶着によって接合されるが、フィルム材としてチュー
ブを用い、このチューブ状フィルム材中に引張力を受け
た基体を挿入、あるいはチューブ状フィルム材中に基体
を圧入充填成形して釈放することにより接着ないし融着
構造なしでフィルム材と基体とを係着せしめ簡易に製品
を得しめることができる。
(実施例) 本発明によるものの具体的な実施態様を添付図面に示す
ものについて説明すると、本発明においてはポリテトラ
フルオロエチレンの延伸多孔質フィルム2と適当な弾性
をもったガスケットi体lとの複合体によるガスケット
をIlzするもので、その複合形態に関する若干例は第
1〜5図に示す如くである。即ち第1図のものは適度の
ショア硬度をもった弾性基体lをリング状に形成し、該
基体lを上記した延伸多孔質フィルム2で被包したもの
であり、又第2図に示したものは偏平な方形板状基体l
の外周に延伸多孔質フィルム2を覆着したものである。
更に第3図のものはテープ状とされた基体lに前記多孔
質フィルム2を重合接着したものを、そのフィルム2が
外面に位置する状態でU形に折曲したもので、場合によ
ってはり形折曲された奥部に更に可撓性芯材(図示せず
)などを用いることができる。第4図に示したものは断
面円形の基体1に対して多孔質フィルム2をU形に折曲
して覆着したもので、この第4図に示したものの具体的
な利用状態は第5図に示す如く、機器ケース5,5間の
如きに上述のように多孔質フィルム2を覆着した本発明
ガスケット3を介装し、適当な緊締手段によって緊締す
る。
なお上記したところは延伸多孔質フィルム2を基体1の
外面9みに施したものであるが、場合によってはこの延
伸多孔質フィルム2を基体l内に複合させることができ
、即ちこの多孔質フィルム2は延伸によって合成樹脂膜
をフィブリル化したものであるから引張強度などにおい
て優れ、しかもそのフィブリル化多孔組織はシリコーン
ゴムその他の基体lを形成する弾性体とよくなじむもの
であるから基体lの組織中に埋装したものとして利用す
ることができる。
基体lとしてはシリコーンゴに系のものの外、軟質プラ
スチック材、天然または人造ゴム類、エラストマーなど
の単独または複合材を採用することができ、そのショア
硬度としては30〜100、特に30〜80程度のもの
が好ましい。
延伸多孔質フィルム2はポリテトラフルオロエチレン膜
を延伸処理することによってフィブリル化による多孔質
化を図ったもので、ポリテトラフルオロエチレンは耐薬
品性、耐温度性の如きの何れにおいても優れており、そ
れ自体ガス、イオン等の放出がなく、上記のようなフィ
ブリル化組織は多数の微小結節部(フィブリル化から残
った部分)の間に無数の微細繊維が(もの巣状に形成さ
れたものであり、その空孔率としては5〜90%、特に
5〜80%、あるいは25〜85%で、孔径は0.01
〜15.czm、特に0.02〜10μm程度であって
、厚さは10〜5000μm程度とすることが適切であ
り、締めつけ面圧などの使用条件に応じて適宜に決定す
る。このものは一般的に上述したフィブリル化でティッ
シュペーパー状の柔軟な薄層材として得られ、前記した
ような基体lの周面に対して適切に覆着され、機器ケー
スや蓋ないし側壁などの相手部材に対してよくなじみ、
相手部材の表面における凹凸などによく追随して適切な
シール関係を形成し且つ維持することができる。特に上
記したような弾性をもった基体1に複合されることによ
って殊更に緊締力を大とすることなしにシール状態を形
成し、しかもそのフィブリル化多孔質組織を介して若干
の通気を図り、上述したようなハードディスクドライブ
などの運転時および休止時における機器内温度変化に伴
う機器内外間の呼吸(通気)を可能にするが、しかもそ
の微細フィブリル化組織によって通気中の0、1μmあ
るいはそれ以下のようなダストをも有効にキャッチし、
機器内などの超清浄化を図る。
加うるに上述のようにフィブリル化m織は強度的に優れ
、フィルム2から発塵することがないと共に基体1など
からの発塵をも的確に捕集する。
上記のように強度の緊締圧を必要としないでガスケット
をシールすることのできる本発明のものにおいては精密
機器に関して緊締に原因した狂いないし変化の発生する
ことをなくし、上述のような運転休止に伴う熱膨張変形
などで締付は圧が変動しても有効な密閉関係を保持せし
める。
前記した基体lと延伸多孔質フィルム2とは接着剤また
は溶着によって一般的に接着一体化されるが、特に第1
図に示したような断面円形のガスケットを得る場合にお
いてはチューブ状フィルム材2内に引張力作用下の基体
1を挿入し、その引張力を解放することにより基体lの
弾性復元作用を利用してチューブ状フィルム材の内面に
係着せしめ、簡易に製品化することができる。勿論チュ
ーブ状フィルム材内に基体lを圧入充填して両者を一体
成形することができる。
なお本発明によるガスケットが所定の形態を有するもの
として得られる場合には上記した基体1内または基体1
とフィルム材2との間に適当な剛直性をもった賦形材を
採用し、製品ガスケットに角形や平板状などの形状を与
えることができる。
前記賦形材は線状またはテープ状の如きの何れでもよく
二叉適宜に複数本を採用してよい。
化学的および熱的に安定であるポリテトラフルオロエチ
レンは、前記のようにフィブリル化して微細化したもの
であっても上述したようなハードディスクドライブなど
の運転条件下においてガスイオン化などが全く認められ
ず、この点においても好ましい利用をなし得る。
「発明の効果」 以上説明したような本発明によるときは機器ケース構成
部材間に介装されて有効なシール作用をなすと共に微細
ダストを適切に捕集し、且つ発塵することがな2いので
機器内などの超清浄化をもたらし、ハードディスクドラ
イブその他の精密機器産業における特性を高度に発揮せ
しめ、その発展に大きく寄与し得るものであるから工業
的にその効果の大きい発明である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の技術的関係を示すものであって、第1図
から第4図は本発明によるガスケットの若干例について
の各部分的断面図、第5図は第4図に示したものによる
機器シール状態の断面図である。 然してこれらの図面において、lは弾性基体、2はポリ
テトラフルオロエチレンの延伸多孔質フィルム、5は機
器ケースを示したものである。 特許出願人   ジャパンゴアテツクス株式会社 発   明   者    高   1)  昌   
2同            笹   本      
 徹同     佐々木 文博 第  1   図     第  2  図  第  
3  間第  4  図        第  5  
図機器ケース

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、適当な弾性をもった基体とポリテトラフルオロエチ
    レンの延伸多孔質フィルム材とを複合せしめ、該延伸多
    孔質フィルム材で前記基体外面の少なくともシール接合
    面を被覆したことを特徴とする無発塵ガスケット。 2、ポリテトラフルオロエチレンの延伸多孔質フィルム
    材によるチューブ内に適当な弾性をもった基材を挿入ま
    たは圧入充填して係着せしめた請求項1に記載の無発塵
    ガスケット。 3、ポリテトラフルオロエチレンの延伸多孔質単体で形
    成され、それ自体ガス、イオンなどの放出がなく、空孔
    率5〜90%とされた無発塵ガスケット。
JP12000089A 1989-05-12 1989-05-12 無発塵ガスケット Pending JPH02300568A (ja)

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JP12000089A JPH02300568A (ja) 1989-05-12 1989-05-12 無発塵ガスケット

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH039173A (ja) * 1989-06-07 1991-01-17 Nitto Denko Corp 通気性パツキン材
JP2007301946A (ja) * 2006-05-15 2007-11-22 Japan Gore Tex Inc 積層型膨張黒鉛シート及び積層型ガスケット
JP2008184586A (ja) * 2007-01-31 2008-08-14 Japan Gore Tex Inc 延伸多孔質ポリテトラフルオロエチレンシート及びそれを用いたガスケット
JP2010034169A (ja) * 2008-07-27 2010-02-12 Sumitomo Electric Ind Ltd シール構造および電子機器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6220971A (ja) * 1985-07-18 1987-01-29 Sumitomo Electric Ind Ltd シ−ル材

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