JPH02299795A - 金属材のろう付方法 - Google Patents

金属材のろう付方法

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JPH02299795A
JPH02299795A JP11843189A JP11843189A JPH02299795A JP H02299795 A JPH02299795 A JP H02299795A JP 11843189 A JP11843189 A JP 11843189A JP 11843189 A JP11843189 A JP 11843189A JP H02299795 A JPH02299795 A JP H02299795A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brazing
hole
main pipe
peripheral surface
metallic material
Prior art date
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Pending
Application number
JP11843189A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Shiroyama
白山 三智雄
Otonobu Sukimoto
鋤本 己信
Hitoshi Akiyoshi
秋好 鈞
Seiichi Ogawa
小川 征一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Altemira Co Ltd
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Publication date
Application filed by Showa Aluminum Corp filed Critical Showa Aluminum Corp
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Publication of JPH02299795A publication Critical patent/JPH02299795A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は金属材のろう付方法に関し、さらに詳しくい
えば、自動車用吸気マニホルドや、熱交換器を製造する
さいに、端部が所定長さにわたって略水平となされた筒
状金属材と、筒状金属材の略水平端部を差し込む孔を有
する金属材とを、筒状金属材の略水平端部を金属材の孔
に差し込んだ状態でろう付する方法に関する。
この明細書において、「アルミニウム」という語には、
純アルミニウムの他にアルミニウム合金を含むものとす
る。また、この明細書において、「略水平」という語に
は、完全な水平状態はもちろんのこと、水平から45度
未満傾斜した状態までも含むものとする。さらに、この
明細書において、「孔」という語には、貫通孔および有
底孔のいずれをも含むものとする。
従来の技術 たとえば、第4図に示すように、略水平部分を有する金
属管(20)と、金属管(20)の端部を挿入しつる孔
(21)を有する金属部品(22)とを置ろう方式でろ
う付するにあたり、従来は、金属管(20)の端部を金
属部品(22)の孔(21)に挿入するとともに、金属
管(20)の差し込み端部の外周面と、孔の内周面との
間にリング状ろう材(23)を介在させた状態で行なっ
ていた。
発明が解決しようとする課題 ところが、従来の方法でろう付を行なうと、ろう材(2
3)が溶融したさいに、接合予定部位全体のうち最上部
を含んで円周方向に所定長さにわたる部分のろう材が重
力によって流れ落ち、第5図に示すように、金属管(2
0)の外周面と金属部品(22)の金属管挿入側端面の
接合予定部位における上部に形成されるフィレット(2
4)が小さくなって十分なろう付強度が得られないとい
う問題があった。
この発明の目的は、上記問題を解決した金属材のろう付
方法を提供することにある。
課題を解決するための手段 この発明による金属材のろう付方法は、端部が所定長さ
にわたって略水平となされた筒状金属材と、筒状金属材
の略水平端部を差し込む孔を有する金属材とを、筒状金
属材の略水平端部を金属材の孔に差し込んだ状態でろう
付するにあたり、筒状金属材の差し込み端部の外周面お
よび孔の内周面のうち少なくともいずれか一方に、軸方
向にのびる溝を多数形成しておき、筒状金属材の差し込
み端部の外周面と、孔の内周面との間にろう材を介在さ
せて両者をろう付することを特徴とするものである。
上記において、ろう材としては、たとえばリング状のも
のが用いられる。リング状ろう材は、全体がろう材シー
トから形成されるか、あるいはプレージングシートから
形成される。プレージングシートから形成されているも
のを用いる場合、その芯材の肉厚は、通常のプレージン
グシートにおける芯材の肉厚よりも薄くしてお(のがよ
い。また、ろう材としては、ろう材粉末と結合材とから
なるペースト状のものを用いてもよい。この場合、筒状
金属材の差し込み端部の外周面および孔の内周面のうち
少なくともいずれか一方に上記ペースト状ろう材を塗布
しておき、筒状金属材の端部を孔内に差し込む。また、
この場合、上記溝はペースト状ろう材で埋まる。
2つの金属材のろう付は、フラックスろう付およびフラ
ックスレスろう付のいずれによっても行なうことができ
る。リング状ろう材を用いてフラックスろう付で行なう
場合、ろう材をセットする前にフラックスを塗布してお
く。ペースト状ろう材を用いてフラックスろう付で行な
う場合、ろう材粉末と結合材とフラックスとからなるペ
ースト状のものを使用する。
作   用 この発明の方法によれば、ろう付のさいには、溶融ろう
は、隣接する溝どうしの間の突起部分により、下方への
流れが妨げられるとともに、毛細管現象によりろう材が
溝内にとどまる。その結果溶融ろうの流下が防止される
。しかも、溝の存在により、ろう対面積が増大する。
実施例 以下、この発明の実施例を、図面を参照して説明する。
この実施例は、この発明の方法を自動車用吸気マニホル
、ドの製造に適用したものである。
第3図は、自動車用吸気マニホルドを示す。
吸気マニホルド(1)は、一端が開口するとともに他端
が閉鎖され、かつ周壁に複数の孔(3)が形成されると
ともに各孔(3)の周囲に分岐管接続用筒状突出部(4
)が一体的に設けられたアルミニウム展伸材からなる主
管(2)と、各一端が分岐管接続用筒状外方突出部(4
)に嵌め合せ状態でろう付されたアルミニウム展伸材か
らなる複数の分岐管(5)とを備えている。
主管(2)の開口端には、アルミニウム鋳造品からなる
スロットルボディ取付体(θ)がろう付されている。ス
ロットルボディ取付体(6)には図示されな、いスロッ
トルボディが取付けられ、これにエアクリーナからの送
気管が接続される。
各分岐管(5)の他端は、1つのアルミニウム鋳物製の
シリンダヘッドへの接続部材(7)にまとめてろう付さ
れている。接続部材(ア)を介して各分岐管(5)が図
示しないエンジンのシリンダヘッドに接続される。主管
(2)および分岐管(5)としては、たとえばJ l5
A6063、JISA6061のようなJISA600
0系アルミニラム材からなるものを使用するのが好まし
い。
スロットルボディ取付体(0)は、円筒状で、その一端
に外方突出フランジ(8)が一体的に設けられている。
主管(2)の開口した一端部は、スロットルボディ取付
体(6)の孔(9)内に差込まれてスロットルボディ取
付体(6)にろう付されている。接続部材(7)は、横
長方形状であって4つの孔(図示略)と、孔の周囲に一
体的に設けられた分岐管接続用筒状突出部(lO)とを
備えている。突出部(10)の上方には燃料噴射装置の
差込み部(14)が一体的に設けられている。そして、
分岐管(5)は、突出部(10)内に挿入されて、ろう
付されている。
上記吸気マニホルド(1)は、筒状突出部(4)(10
)が垂直上方を向くように、主管(2)および接続部材
(7)を配置し、主’r:t (2)と分岐管(5)、
主管(2)とスロットルボディ取付体(6)、および分
岐管(5)と接続部材(7)とを同時にろう付すること
により製造される。そして、主管(2)とスロットルボ
ディ取付体(6)とのろう付に本願発明の方法が適用さ
れる。
以下、第1図および第2図を参照して、主管(2)とス
ロットルボディ取付体(6)とのろう付方法について説
明する。
スロットルボディ取付体(6)の貫通孔(9)における
主管(2)差込み側の部分に径大部(9a)を形成して
おき、径大部(9a)内に、予めリング状ろう材(12
)を嵌めておく。リング状ろう材(12)はプレージン
グシートから短筒状に形成されたものであり、その軸線
方向の長さは、径大部(9a)の軸線方向の長さとほぼ
等しくなっている。
一方、主管(2)におけるスロットルボディ取付体(6
)の貫通孔(9)への差し込み端部(2a)の外周面に
は、軸線方向にのびる所定長さの溝(13)および突条
(14)を、円周方向に交互に多数形成しておく。たと
えば、リング状ろう材(12)の厚さは0.61!1程
度、突条(14)のピッチおよび高さはそれぞれ0.5
mm程度とされるが、これに限定されるものではない。
ついで、主管(2)の差し込み端部(2a)をスロット
ルボディ取付体(B)の孔(9)の径大部(9a)内に
圧入する。このとき、突条(14)の先端がリング状ろ
う材(12)の内周面に若干食い込むが、圧入のために
大きな力を必要とするほどではない。また、突条(14
)の先端がリング状ろう材(12)の内周面に線接触す
るようにしてもよい。また、分岐管(5)および接続部
材(7)も組合わせておき、主管(2)と分岐管(5)
の筒状突出部(4)、および分岐管(5)と接続部材(
γ)の筒状突出部(10)との間にもろう材を配置して
おく。そして、筒状突出部(4)(10)が垂直上方を
向くような姿勢で、主管(2)、分岐管(5)、スロッ
トルボディ取付体(6)、および接続部材(7)の組合
わせ体を炉の中に入れ、炉中において、塩素系のフラッ
クスを使用し、窒素ガス雰囲気または真空雰囲気中で加
熱することによって、主管(2)の筒状突出部(4)と
分岐管(5)、主管(2)とスロットルボディ取付体(
6)、および分岐管(5)と接続部材(7)の筒状突出
部(10)とを一括してるう付した。
主管(2)とスロットルボディ取付体(6)とのろう材
部を調べたところ、主管(2)の差し込み端部(2a)
の外周面と、孔(9)の径大部(9a)の周面との間に
は、全周にわたってほぼ均一な大きさのフィレットが形
成されており、その全周に渡ってろう切れがなく、良好
にろう付されていた。
発明の効果 この発明の方法によれば、上述のように、溶融ろうの流
下が防止されるので、2つの金属材の接合部における上
部にフィレットの小さい部分が発生するのが防止される
。しかも、溝の存在により、ろう付面積が増大する。し
たがって、両金属材が強固にろう付される。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの発明の方法を吸気マニホルド
における主管とスロットルボディ取付体とをろう付する
のに適用した実施例を示し、第1図は主管をスロットル
ボディ取付体の孔に挿入する前の状態の部分斜視図、第
2図は主管をスロットルボディ取付体の孔に挿入した後
の状態の部分拡大横断面図、第3図はこの発明の方法で
主管とスロットルボディ取付体とがろう付された吸気マ
ニホルドの斜視図、第4図は従来方法を示す部分縦断面
図、第5図は従来方法でろう付された2つの金属材の断
面図である。 (2)・・・主管、(2a)・・・差し込み端部、(6
)・・・スロットルボディ取付体、(9)・・・孔、(
9a)・・・径大部、(12)・・・リング状ろう材、
(13)・・・溝。 以  上 特許出願人  昭和アルミニウム株式会社第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 端部が所定長さにわたって略水平となされた筒状金属材
    と、筒状金属材の略水平端部を差し込む孔を有する金属
    材とを、筒状金属材の略水平端部を金属材の孔に差し込
    んだ状態でろう付するにあたり、筒状金属材の差し込み
    端部の外周面および孔の内周面のうち少なくともいずれ
    か一方に、軸方向にのびる溝を多数形成しておき、筒状
    金属材の差し込み端部の外周面と、孔の内周面との間に
    ろう材を介在させて両者をろう付することを特徴とする
    金属材のろう付方法。
JP11843189A 1989-05-11 1989-05-11 金属材のろう付方法 Pending JPH02299795A (ja)

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