JPH02298344A - 酸素吸収剤の製造方法 - Google Patents

酸素吸収剤の製造方法

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JPH02298344A
JPH02298344A JP1117480A JP11748089A JPH02298344A JP H02298344 A JPH02298344 A JP H02298344A JP 1117480 A JP1117480 A JP 1117480A JP 11748089 A JP11748089 A JP 11748089A JP H02298344 A JPH02298344 A JP H02298344A
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水谷 邦彦
Koji Ishikawa
幸二 石川
Toshinori Miyamoto
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Gas Separation By Absorption (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)発明の目的 〔産業上の利用分野〕 本発明は、加工食品、農水産品、金属製品、精密部品及
び繊維製品などの保存に用いられる酸素吸収剤に関する
ものであり、各種産業で巾広(利用されるものである。
〔従来の技術〕
加工食品、農水産品、金属製品、精密部品及び繊維製品
などの品質保持方法のひとつに、酸素吸収剤(脱酸素剤
)を用いる方法がある。この方法は、対象物を通気性包
材で包装された酸素吸収剤と共に、ガスバリヤ−性容器
、すなわち非通気性の包材で作られた袋、箱等に密閉し
収納密閉容器内の酸素を酸素吸収剤により吸収させて無
酸素(又は低酸素濃度)状態を作ることにより、対象物
を酸素に起因する品質劣化から守ろうとするものである
この方法は、昭和48年に日本の市場に登場してから、
その簡便さと、高い品質保持効果から、ここ15年間に
急速圧普及してきた。かかる酸素吸収剤としては、酸素
を吸収する主剤により、有機系のもの及び無機系のもの
と多くのものが提案されているが、機能及び経済性の優
れている鉄粉系の4のが、主流である。
鉄粉系の酸素吸収剤としては、古くは英国特許第555
,991号に示されている様に、水素ガス処理された活
性な鉄粉を主剤として、乾燥状態でも酸素を吸収するも
のが提案されている。
しかしながら、この様な活性の高い鉄粉は、発火の危険
性を有しており、実用性に乏しいものである。
従来、実用的に用いられている鉄粉系酸素吸収剤は、す
べて安定な鉄粉を主剤とし1例えば下記化学式に示され
る様な酸素吸収反応(即ち。
鉄粉の酸化反応)を利用した吃ので、水及び、ハロゲン
化金属等を必須成分とするものである。
(ここで、■は反応促進剤であるハロゲンイオン等を表
わす) この様な実用的な鉄粉系酸素吸収剤においては、反応の
必須成分である水(H2O)をどの様に反応系へ供給す
るかによって1通称、自己反応型(又は、自刃反応型)
と水分依存型との2つに大別される。
自己反応型の酸素吸収剤は、剤の中に水分が含まれてお
り、空気(厳密には酸素)に触れると、ただちに酸素吸
収反応を開始する。この自己反応型は、保存対象物が水
分を含んでいないか、あるいは水分が少ない場合にも、
速く酸素吸収できるのが特色である。
一方、水分依存型自身は、水分を持っていなく、保存対
象物(例えば1食品)と共に容器に密封されたのち、保
存対象物から蒸散するわずかな水分を利用して酸素を吸
収する。この水分依存型は、空気に触れるだけではすぐ
に反応しないので、包装工程での作業性が非常に良いの
が特色である。
本発明の方法は、この様な鉄粉系酸素吸収剤の分類の中
で、自己反応型のものに関するものである。
自己反応型鉄粉系酸素吸収剤に関する従来技術トシテハ
、西独特許869.042号(1956年)で提案され
ている亜鉛、鉄などの金属と活性炭との混合物を塩化ア
ンモニウム又は塩化カリウム溶液で湿らせて、ガス体か
ら酸素を吸収する方法があるが、取扱い容易な、小装入
りの酸素吸収剤の製造方法としては、そのままでは応用
できないものである。
また、西独特許i、 109.499号(1961年)
公開公報では、鉄粉および活性炭からなる乾燥物質を飽
和の塩化カリウム溶液で湿らせ。
十分に混合したのち、小袋に充填して作成した酸素吸収
剤を、炒ったコーヒー豆と共に、缶内に密封し1缶内の
酸素を完全に吸収する方法が提案されている。しかし、
ここで提案された酸素吸収剤の製造方法では、粉の混合
段階で酸素吸収反応が進行し、小袋へ充填までに、かな
りの性能が失なわれるという欠点があり、これを防止す
るため罠は、不活性ガス置換等の特殊な方法を採用しな
ければならないという欠点を有するものである。
特公昭57−31449号では、上記の様な自己反応型
酸素吸収剤製造上の問題点を解決する方法として、該酸
素吸収剤の必須成分である鉄粉、水及びハロゲン化金属
の三成分を鉄粉囚とハロゲン化金属水溶液を含浸させた
フィラー(刑とに二分割し包装前にあらかじめ接触させ
ることなく1通気性包材に、二段に充填し一緒に包装す
る方法が示されている。この方法では。
酸素吸収機能成分が包装前にあらかじめ接触しないので
、酸素吸収性能の低下をほとんど伴わすに製造できる長
所はあるが、酸素吸収反応の必須成分の混合状態が悪い
為、酸素吸収速度が遅くかつ、性能のバラツキが大きい
という欠点を有する。又、多孔質なフィラーにハロゲン
化金属水溶液を含浸させたフィラーの製造に手間がかか
るという欠点を有するものである。
すなわち、同公報で流動性が悪化しない程度の液を混合
する。ろ別、遠心分離等の方法によって表面の液を取除
く、ぬれた表面を冷風又は温風で乾燥させる。微細フィ
ラーで被覆するという様な方法を、粒状物の流動性を良
好するために採用すると提案している様に、ハロゲン化
金属水溶液のフィラーへの含浸には長時間かかるうえに
、粒状物の流動性を阻害するため、様々の工程を検討採
用しなければならないというものである。
〔発明が解決しようとする課題〕 上記のような従来の鉄粉系自己反応型酸素吸収剤の製造
方法の問題点を再度まとめると1次の様になる。
(1)  酸素吸収反応の必須成分を混合した後、通気
性包材に充填する方法では、酸素吸収性能の低下が著し
い。
(2)  酸素吸収反応の必須成分を分割し、包装前に
予め接触しないで通気性包材に充填する方法では、高品
質の酸素吸収剤が得られない。
又1品質のバラツキも大きい。
(3)酸素吸収反応の必須成分である水を、ハロゲン化
水溶液にした後、多孔質のフィラーに含浸させる方法で
は、工程が複雑なうえ流動性を損いやす(、製造に長時
間を必要とする。
本発明者等はこれらの問題点を解決すべく鋭意検討を行
なったのである。
(ロ) 発明の構成 〔課題を解決するための手段〕 本発明者等は種々の検討を行ない、自己反応型酸素吸収
剤の製造方法においては、水溶液として使用されていた
ハロゲン化金属を粉末のままで、水は多孔性粒状物に含
浸させて、かつ、それ等を鉄粉及びハロゲン化金属から
なる粉末とは収納前には出来る限り接触させる二となく
、通気性を有する容器に収納するという方法を採用する
ことによって、前記問題点が解消することを見出し本発
明を完成した。
すなわち本発明は、下記2成分を通気性を有する容器に
、収納直前に接触させるかあるいは収納前には接触させ
ることなく収納することを特徴とする酸素吸収剤の製造
方法に関するものである。
囚 鉄粉及びハロゲン化金属からなる粉末(B  水を
含浸させた多孔性粒状物とハロゲン化金属粉末の混合物 以下に本発明の方法を更に詳しく説明する。
O鉄粉 回収分として用いられる鉄粉は還元鉄粉、噴霧鉄粉、電
解鉄粉、搗砕鉄粉など、各種製法で製造されたものが、
これら単独または併用して用いられる。鉄粉は酸素との
接触をよくする為、通常平均粒径400μ以下、好まし
くは200μ以下のものが用〜・られるが、あまり微粉
のものは、混合及び充填などの製造工程罠おいて粉立ち
したり、流動性が悪くなるので、平均粒径30μ以上の
ものが好ましい。
○ ハロゲン化金属 回収分として鉄粉と共に用いられるハロゲン化金属とし
ては、塩化ナトリウム、臭化ナトリウム、ヨウ化ナトリ
ウム、塩化カリウム、臭化カリウム、ヨウ化カリウム、
塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化バリウム等で
示されるアルカリ金属又はアルカリ土類金属のハロゲン
化物の一種又は二種以上の粉末が好ましく用いられる。
ハロゲン化金属の添加量は、酸素吸収の主剤である鉄粉
100重量部に対して、0.05〜50]i黛部が好ま
しく、更には、0.1〜20重量部が特に好ましい。ハ
ロゲン化金属の量が上記下限値以下では酸素吸収性能の
改良効果が得られなく、上限値以上では1通気性包材に
充填した分包された酸素吸収剤として、酸素吸収反応に
使用した際に、ハロゲン化金属成分が、通気性包材に染
み出して来るなど、不都合なことが起りやすくなる。
(B成分に用いられるハロゲン化金属としては、回収分
に用いられるハロゲン化金属と同種のものが用いられる
が、粉末であることが必須要件である。ハロゲン化金属
は粉末として用いられる場合、混合工程での分散を良く
する為に1粒径1000μ以下、特には200μ以下の
微粉末が好ましい。
(b成分を構成するハロゲン化金属の量は、多孔性粒状
物の100重量部当り、1〜100重量部が好ましく、
2〜60重量部が特に好ましい。ハロゲン化金属粉末の
量が下限値より少な〜・場合には、最終的に回収分及び
(I成分を充填して得られる酸素吸収剤の酸素吸収性能
が悪く、上限値より多いと(l成分の流動性を損う恐れ
がある。なお四成分と(Bl成分に配合されるハロゲン
化金属の割合は、(四成分に2〜50重量部。
(l成分に98〜50重量部、特に(4)成分に4〜4
0i1(’1m、<Bl成分に96〜60重量mK?、
cる様に配合するのが好ましい。
O多孔性粒状物 (8成分に用いられる多孔性粒状物とは、多孔性で、吸
水性の良い粒状物であればいずれでも使用できるが、B
ET表面積:10ctI4/y以上吸水率:10俤以上
、粒度二0.1〜5Nのものが好ましく使用できる。
かかる多孔性粒状物としては、天然ゼオライト、合成ゼ
オライト、ケイソウ土、パーライト、活性アルミナ、シ
リカゲル、活性白土、ケイ酸マグネシウム、セピオライ
ト、各種粘土鉱物。
活性炭その他の粒状の物質が例示される。
O水 (l成分で用いられる水の童の上限は、多孔性粒状物の
飽和吸水量以下が好ましく、飽和吸水量Qご(近傍では
得られた含水粒状物の表面に水が露出した状態となり、
粒状物の流動性が悪くなるので、飽和吸水量の0.95
倍以下であることがより好ましい。
水の量の下限値は、粒状物の乾燥重量の1%以上が好ま
しく、原料の粒状物が既に1%以上の水分を含んでいる
場合には、その分量を考慮に入れる心壁がある。
○ 四成分の調製 四成分は単に鉄粉とハロゲン化金属粉末を混合するだけ
で調製されるが、ハロゲン化金属を水又はその他の溶媒
に溶かした状態で鉄粉と混合した後、水又は溶媒を蒸発
させることにより、鉄粉表面に同情させても良い。
ハロゲン化金属を粉末で鉄粉と混合させる場合には、そ
の粒径が1X以下の微粉末のものが好ましく、特に20
0μ以下のものが好ましい。
0  (B)成分の調製 (Bl成分の調製手順は、特に重要であるので特に詳し
く説明する。
即ち、本発明の方法では、水を含浸させた多孔性粒状物
を調製した後、これにハロゲン化金属粉末を添加し、混
合することによ引卸成分を調製する。本発明の方法を、
同一材料を用いてハロゲン化金属粉末を水に溶解し、ハ
ロゲン化金属水溶液として多孔性粒状物に含浸させる方
法と比らべると、本発明の方法は品質の安定した製品の
製造に要する時間が短く、かつ、ハロゲン化金属水溶液
を溶解させる為の装置を必要としないという優れた利点
を有する。
水を含浸させた多孔性粒状物の調製方法には、特に限定
がなく各種の方法が用いられる。例えば、混合機に多孔
性粒状物を投入した後、所定量の水を散布し、混合−静
置を数回繰返すことにより、均一に水を含浸させた粒状
物を得ることができる。ここで水の散布を分割し、散布
−混合を2回以上繰返すことも均一な水含浸粒状物を得
るのに有効である。
水含浸多孔性粒状物にハロゲン化金属粉末を添加、混合
する方法にも特に限定がな(各種の方法が用いられる。
例えば、水含浸多孔性粒状物を混合機に入れ、ハロゲン
化金属粉末を添加し、混合する方法をとることができる
又、活性炭等の消臭剤、水酸化カルシウム、水酸化マグ
ネシウム等の反応調整剤をはじめ、各棟補助添加剤を(
l成分に添加することも有効で、かかる補助添加剤粉末
は、水含浸多孔性粒状物を製造したのち、ハロゲン化金
属粉末添加の前あるいは後のいずれにも添加することが
可能であるが、各添加剤の均一分散を考慮に入れハロゲ
ン化金属粉末及び各種補助添加粉末を予め混合し又おき
、混合粉の形で、水含浸多孔性粒状物に添加、混合する
ことが特に好ましい。
O通気性を有する容器 本発明の方法で用いられる通気性を有する容器とは通気
性包装材料で作られた小袋あるいは成形された小Stの
箱状の容器等のことであり。
通気性包装材料には格別に限定はなく1通気性を有する
包装材料であれば、いずれでも使用できる。
ここで、通気性とは1例えばJISP−8117に示さ
れるガーレ式透気度で測定可能な4通気性をいみし、本
発明にとり好ましいものは、ガーレ式透気度:0.1〜
100,000秒/1001の範囲のものである。又、
包装材料そのものがガーレ式透気度が測定できないもの
でも−(例えば、包材表面は、実質的に非通気性の層で
覆われていても)容器形成後、接着面の断面より通気す
る様に構成された容器も本発明の方法で使用できる通気
性を有する容器である。通気性包装材料の具体的な本の
としては、下記のものが例示される。
1 紙あるいは不織布等の通気性基材と通気性及び熱融
着性とを有するプラスチックフィルムからなるもの。
かかる構成における紙あるいは不織布としては、一般的
に包装材料として使用されているものが適用され、例え
ば、紙の例としては、和紙。
クラフト紙、純白包装紙、純白ロール紙、耐水紙、耐油
紙、耐油・耐水紙、薄葉紙等を挙げることができるが、
これだけに限定されるものではない。また、不織布とし
ては後述する通気性と熱融着性とを有するプラスチック
フィルムより4高融点のものであれば、原料繊維、製造
法による制限を受けることなく使用可能で、原料繊維と
しては1例えばポリエステル、ポリアミド、ポリプロピ
レン、ポリエチレン、アクリル等が挙げられ、製造法と
しては、乾式法、湿式法、スパンポンド法、ニードルパ
ンチ法等が挙げられ、それらを組み合わせて製造された
ものが使用可能である。また、各種の方法でフィルムに
微細孔を形成させ微多孔膜と称して市販されているもの
も、本発明では紙あるいは不織布として使用される。
又、通気性と熱融着性を有するプラスチックフィルムは
、脱酸素剤用包装体とされたとぎ、内層を構成するもの
で、一般的にシーラントとして使用されるもので、熱シ
ール出来るため罠は、基材の軟化点よりも低い軟化点を
有するものが好ましく、また貫通孔により通気性を持た
せたものが好ましく、厚さとしては10μ以上500μ
以下であるものが好ましい。
具体的なものとしては、ポリエチレンフィルム、ポリプ
ロピレンフィルム、エチレン酢酸ビニル共重合体フィル
ム、アイオノマーフィルム等を挙げることができる。細
孔を貫通孔とするフィルムにおける。細孔の形状、数等
の条件として格別なものはないが、直径6鱈以下好まし
くは05■程度の細孔で、その数が好ましくは、1−当
り2から300個、より好ましくは2から100個ある
ものが本発明にとり好ましく、細孔の大きさと種類は、
所望する脱酸素速度に応じて選定できる。
通気性基材及び通気性シーラントを積層する方法として
はウエットラミネーシ冒ン、ドライラミネーション、ホ
ットメルトラミネーション。
熱ラミネーシヨン等の通常のフィルムの&層方法が適用
できる。又1通気性基材及び通気性シーラントを積層す
る際1両層を貼合せることなく、中間に空間層を設けて
横1−する方法も適用できる。
2、上記1.の構成の外側にプラスチックフィルム層を
プラスしたもの。
即ち、■プラスチックフィルム層、0紙あるいは不織布
等の通気性基材、0通気性及び熱融着性フィルムからな
るもの。
ここで、■のプラスチックフィルムとしては■の通気性
及び熱融着性フィルムよりも軟化点が高いものであり1
例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポ
リエチレンテレフタレート、セロハン、ポリスチレン、
ポリ塩化ビニルのフィルムの単層及びこれらのフィルム
を2種以上積層したフィルムなどが適用できる。
■のプラスチックフィルムは、通気性を付与する為に、
■のシーラント層と同様KN通した細孔を穿ったものも
適用できる。又、■のプラスチックフィルムに細孔を設
けなく、実質的に非通気性のま\で使用することも可能
であり、この場合には、包装体形成後のヒートシール層
の断面が通気面となる。
■のプラスチックフィルム膚と、0紙あるいは不織布層
とを積層する方法は、押出しラミネーション、ウェット
ラミネーション、ドライラミネーシ目ン、ホットメルト
ラミネーション、熱ラミネーシヨン等通常のフィルムの
積層方法が適用される。又、■のプラスチック層と ■
の紙あるいは不織布層とを積層する際に5両層を貼合せ
ることなく中間に空間ノーを設けて積層する方法も適用
できる。
3、 ポリオレフィン系樹脂の不織布あるいはその繊維
を混抄した紙の如く通気性でかつ、熱融着性を有するも
の。
原料のポリオレフィン系樹脂としては、ポリエチレン、
ポリプロピレンなどが挙げられ、製造法としては、乾式
法、湿式法、スパンボンド法、ニードルパンチ法等が挙
げられ、それらを組み合わせて製造されたものが使用可
能である。
また、各種の方法でフィルムに微細孔を形成させ微多孔
膜と称して市販されているものも、不織布として使用さ
れる。  ・ 以上、1.〜3.の通気性包材を使用しての酸素吸収剤
用の小袋の形成は、1〜3.に例示した通気性包材の四
押又は異種のものの熱融着性面を内側にして対向させ合
わせて、周縁部を熱シールすることによりなされる。
又、1.〜6.に例示した通気性包材の1種を片面にし
、ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレンまたは、
ナイロン/ポリエチレン等、通常の非通気性積層フィル
ムを他面として、上と同様に小袋を形成することにより
、片面のみ通気性を有する酸素吸収剤用小袋とすること
も可能である。
○ 収納方法 上記の様にして調製された(4)成分及び(桟成分は、
別々に接触させることなく保管し、通気性を有する容器
に充填収納し包装する際に別々に計量した後1通気性を
有する容器に充填収納し密閉することにより酸素吸収剤
が製造される。
ここで、周成分及び(Bl成分との割合は、特に制限は
なく、酸素吸収速度、酸素吸収容量、製造コスト等を勘
案して適宜選択されるが、通常酸素吸収反応の主剤であ
る囚成分中の鉄粉100重量部当り、(l成分中の水分
が1〜200重量部、特に5〜150重量部かつ、ハロ
ゲン化金属の総量が1〜100重量部、特に2〜50重
量部になるような割合にするのが好ましい。
通気性容量に充填収納する際、予め接触させることなく
周成分と(Bl成分を別々に充填収納し周成分とfil
成分とが容器内で二段に別れて存在する様に充填する方
法は前記した様に公知の方法であるが、貯槽から容器内
への充填用の管の一部を共通とし、さらKは、ダンパー
、攪拌羽根等を設けて容器内に充填収納される直前に。
それまで接触していけなかった周成分とt8+成分が接
触し混合されるよ5にするのが製造された酸素吸収剤の
性能の均一性を得るために好ましい方法である。
〔作 用〕
鉄粉、水およびハロゲン化金属からなる酸素吸収剤の製
造において、小袋等の容器に収容されてそのまま使用可
能な状態の酸素吸収剤とする際に、鉄粉と水およびハロ
ゲン化金属を通気性を有する容器に収納する前には接触
させることなく保管し、別々に計蓋し、出来る限りそれ
等三者な同時に接触させることなく収納させ、かつ水は
多孔性粒状物に含浸させた状態で、ハロゲン化金属は粉
末として水を含浸させた多孔性粒状物と鉄粉に分割配合
して酸素吸収剤の製造に供するという手段により、自己
反応型酸素吸収剤が従来有していた下記の問題点を解消
するという作用を秦するのである。
0)鉄粉と水およびハロゲン化金属を接触させずに収納
することによる分散度の不良に起因した品質の低下、一
定品質の製品の製造の困難性。
(2)ハロゲン化金属水溶液使用による工程の複雑化と
流動性喪失による製造時間の遅延。
なぜ、ハロゲン化金属な水溶液としてでなく粉末を使用
することによって以上の作用が奏されるのか不明である
が、従来の技術からは全く予測できないものである。
〔実施例及び比較例〕
実施例1゜ 平均粒径80μの還元鉄粉10に9に対し、平均粒径1
50μの食塩粉末cL2 KyをV型混合機で15分間
混合して得られた粉を回収分とした。
別に、粒径0.5〜3〜の粒状セビオライト(ケイ酸マ
グネシウム系鉱物、200℃焼成品)10Kyに対して
水4.6にノを添加し、15分間V型混合機で混合した
後、8時間静置し、再び15分間混合したところ、水分
を均一に含浸した流動性の良い粒状物が得られた。引続
き、この混合機の中に粒径100μの食塩粉末1.2 
K&を添加し、15分間混合して流動性の良い粒状物を
得、これを(坊成分とした。
回収分及び(Bl成分を夫々1.5gづつ計量し、紙と
有孔ポリエチレンをラミネートした通気性分包紙(ガー
レ透気度:約2,000秒/100紅)で作られた40
X50%のサイズの小袋の中に別々に投入しA成分と(
Bl成分を各段とする二段に充填し、密封した。同一の
ものを5個製造した。
得られた容器人の酸素吸収剤を、空気500CCと共に
ガスバリヤ−性袋内に密封し、20℃で放置し系内酸素
濃度の変化を追跡分析したところ、8時間後には、40
%、2.8%、4.2俤、2.9%、2.7%(平均3
.3%標準偏差:σrl−1= 0.72 )、16時
間後にはいずれも0%であった。
比較例1゜ 実施例1の(13成分製造法において、食塩粉末の添加
量を、1.4 KVとして、その他は実施例1と同様に
して、得られた粒状物を(B)成分とした。
実施例1.で使用した鉄粉のみを、回収分とした。
これらの回収分及び(B)成分を使用して、その他は実
施例1と全く同様にして、酸素吸収剤を5つ製造した。
得られた酸素吸収剤の中成外蓋は実施例1とはg同一で
、食塩の分布状態が違うのみである。(実施例1では食
塩が回収分、(践成分両方に入っているが1本例では食
塩が、(Bl成分にのみ入っている) 得られた酸素吸収剤の酸素吸収性能を、実施例1と同一
の方法で測定したところ、8時間後には、4.8%、6
.2%、3.2俤、5.7%、4,0チ(平均4.8%
標準偏差σn−1= 1.22 ) 、で、16時間後
には、いずれも0チであった。
この8時間後の残存酸素濃度の5つの値の平均値は、実
施例1の平均値よりも高い値であり。
かつデータのバラツキ(標準偏差)も大きい。
比較例2゜ 実施例1と同一の粒状セビオライト10Kgを、実施例
1と同一のV型混合機に入れ、これに食塩1.4〜を水
4.6 Kyに溶解した食塩水を注入し、15分間混合
した後、8時間静置し、再び15分間混合した後、混合
機から粒状物を抜き出そうとしたが、流動性が悪く抜き
出せなかった。
更に16時間放置後、15f+間混合した後も粒状物の
流動性が不良であったので、更に8時間(最初からは、
延32時間)放置した後、15き出すことができ、得ら
れた粉を(B)成分とした。
一方で、実施例1で使用した鉄粉のみを回収分とした。
これらの回収分及び(靭成分を使用して、その他は実施
例1と全く同様にして酸素吸収剤を5つ製造した。得ら
れた酸素吸収剤中の成分itは実施例1とほぼ同一で1
食塩の分布状態が違うのみである。(実施例1では食塩
が(At成分、(Bl成分の両方に入っているが、本例
では食塩がfBl成分にのみに、しかも水浴液の形で含
浸されている)、得られた酸素吸収剤の酸素吸収性能を
実施例1と同一の方法で、測定したところ、8時間後に
は、70%、45%、5.1%、7.0%、3.8%(
平均5.5%、標準偏差σn−s = 1.46 )で
あり、16時間後にはいずれも0%であった。
この8時間後の残存酸素@度の平均値は実施例1の平均
値よりも高い値であり5かつデーターのバラツキ(標準
偏差)も大きい。
実施例2゜ 粒径0.15〜1Nの粒状ケイソウ土tOKyを使用し
これに対して水:s、oK&、粒径100μの食塩粉末
:2.1にyを使用して、実施例1と全く同一の方法に
て、流動性の良い粒状物を得、これをtBl成分とした
実施例1で製造した囚成分を、そのまま囚とした。
囚成分及び(B)成分を、夫々tsy75童し、その他
は実施例1と同一の方法にて、酸素吸収剤を5個製造し
、かつ実施例1と同一の方法にて酸素吸収性能を測定し
たところ、6時間後の残存酸素濃度は、6,8%、4.
0%、−5,1係、5.715.2%(平均4.4%、
標準偏差σn−1:。、73)、16時間後にはいずれ
も0%であった。
比較例6゜ 実施例2の(Bl成分裏進法において、食塩粉末の添加
量を2.5に)として5その他は実施例2と同様にして
、得られた粒状物を(均成分とした。
実施例2.で使用した鉄粉のみを囚成分とした。
これらの囚成分及び(坊成分を使用して、七の他は実施
例2と全く同様にして酸素吸収剤を5つ製造した。得ら
れた酸素吸収剤の中成分量は実施例2とほぼ同一で食塩
の分布状態が違うのみである。(実施例2では食塩が(
4)成分、(BJ成分両方に入っているが本例では食塩
が囚成分にのみ入っているλ得られた酸素吸収剤の酸素
吸収性能を、実施例2と同一の方法で測定したところ6
時間後には5.2%%6.9%、70%、41俤、5.
9%(平均5.8係標準偏差σn−、−1,22)で1
6時間後には、いずれも0%であった。
この6時間後の残存酸素濃度の5つの値の平均値は、実
施例2の平均値よりも高い値でありかつデータのバラツ
キ(標準偏差)も大きい。
比較例4゜ 実施例2と同一の粒状ケイソウ土10にノを。
実施例2と同一のV型混合機に入れ、これに食塩2.3
に9を水8.0KyK溶解した食塩水を注入し15分間
混合した後、8時間静置し再び15分間混合した後、混
合機から粒状物を抜き出そうとしたが、流動性が悪く抜
き出せなかった。
更に16時間放置後、15分間混合した後も粒状物の流
動性が不良であったので、更に8時間(最初からは、延
32時間)放置した後、15分間混合したところ、流動
性の良い粒状缶瞥譬き出すことができ、得られた粉末を
、(111成分とした。
一方で、実施例2で使用した鉄粉のみを囚成分とした。
これらの囚成分及び(B)成分を使用して、その他は、
実施例2と全く同様にして酸素吸収剤を5つ製造した。
得られた酸素吸収剤中の成分量は、実施例2とはぼ同一
で、食塩の分布状態が違うのみである。(実施例2では
、食塩が囚成分、(Bl成分の両方に入っているが、本
例では食塩が(Bl成分にのみに、Lかも水溶液の形で
含浸されているλ得られた酸素吸収剤の酸素吸収性能を
実施例2と同一の方法で、 6111定したところ6時
間後には、4.5チ、8.2チ、5.7%%6,5チ、
7.0 %、(平均6.4%、標準偏差:σn−1= 
1.39 )であり、16時間後には、いずれも0%で
あった。
この6時間後の残存酸素濃度の平均値は、実施例2の平
均値よりも高い値であり、かつデータのバラツキ(標準
偏差)も大きい。
G/→ 発明の効果 本発明によれば自己反応型酸素吸収剤の品質を低下させ
ることなく、潰れた品質の製品を定常的に、かつ複雑な
工程を要することなを使用する各種の業界に太き(寄与
することができるものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記2成分を通気性を有する容器に、収納直前に接
    触させるかあるいは収納前には接触させることなく収納
    することを特徴とする酸素吸収剤の製造方法。 (A)鉄粉及びハロゲン化金属からなる粉末(B)水を
    含浸させた多孔性粒状物とハロゲン化金属粉末の混合物
JP1117480A 1989-05-12 1989-05-12 酸素吸収剤の製造方法 Granted JPH02298344A (ja)

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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009125668A (ja) * 2007-11-22 2009-06-11 Ebara Jitsugyo Co Ltd 吸着剤基本構造体及びそれを用いた吸着剤

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