JPH02297971A - 薄膜トランジスタの製造方法 - Google Patents

薄膜トランジスタの製造方法

Info

Publication number
JPH02297971A
JPH02297971A JP1117579A JP11757989A JPH02297971A JP H02297971 A JPH02297971 A JP H02297971A JP 1117579 A JP1117579 A JP 1117579A JP 11757989 A JP11757989 A JP 11757989A JP H02297971 A JPH02297971 A JP H02297971A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor layer
insulating film
gate insulating
gate
film transistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1117579A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Shimizu
英明 清水
Shinichi Shimomaki
伸一 下牧
Hiroshi Matsumoto
広 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP1117579A priority Critical patent/JPH02297971A/ja
Priority to US07/467,736 priority patent/US5079606A/en
Priority to EP90101586A priority patent/EP0380122B1/en
Priority to DE69014323T priority patent/DE69014323T2/de
Publication of JPH02297971A publication Critical patent/JPH02297971A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は第2のゲート電極を備えた薄膜トランジスタの
製造方法に関するものである。。
〔従来の技術〕
従来、薄膜トランジスタ(T P T)としては、ゲー
ト電極と、ゲート絶縁膜と、半導体層と、ソース、ドレ
イン電極とを積層した構造のものが知られている。
この薄膜トランジスタは、主にスイッチング素子として
利用されており、また最近では、上記薄膜トランジスタ
をメモリ素子として利用することも検討されている。
なお、スイッチング素子として利用される薄膜トランジ
スタのゲート絶縁膜は、一般に、シリコン原子S1と窒
素原子Nとの組成比S1/Nを化学量論比(S i /
N−0,75)に近くした窒化シリコン(81N)で形
成されている。また、薄膜トランジスタをメモリ素子と
して利用するには、この薄膜トランジスタのゲート絶縁
膜を、例えばシリコン原子S1と窒素原子Nとの組成比
Si/Nを化学量論比(St /N−0,75)より太
きく (Sl /N−0,85〜1.15)’ l、て
電荷の蓄積機能をもたせた窒化シリコン(SIN)で形
成すればよく、このようにゲート絶縁膜に電荷の蓄積機
能をもたせれば、薄膜トランジスタのVc  (ゲート
電圧)−1o(ドレイン電流)特性に大きなヒステリシ
ス性をもたせて、この薄膜トランジスタを、電気的に書
込み/読出し/消去可能なメモリ素子として使用するこ
とができる。
しかし、上記従来の薄膜トランジスタは、これを例えば
TPTアクティブマトリックス型液晶表示素子における
画素電極選択用スイッチング素子として利用すると、各
液晶表示素子ごとにその表示コントラストが異なってし
まうという問題をもっていた。これは、各液晶表示素子
の薄膜トランジスタを、同一の条件で製造しても、その
ゲート絶縁膜に存在する固定電荷の影響等によって、各
液晶表示素子ごとにその薄膜トランジスタのVG−ID
特性に“ばらつき”が生じ、そのために各液晶表示素子
ごとにその薄膜トランジスタの閾値電圧が異なってしま
うからである。
また、上記従来の薄膜トランジスタをそのゲート絶縁膜
に電荷の蓄積機能をもたせてメモリ素子として使用する
場合、従来の薄膜トランジスタは、書込み/消去時も読
出し時も同じゲート電極に電圧を印加して駆動されるが
、このようにゲート電極に電圧を印加して書込み/消去
時および読出しを行なうのでは、読出しを繰返すのにと
もなって閾値電圧が変化し、そのために読出し回数が数
十回を越えると、安定した読出しができなくなってしま
うという問題があった。
このため、出願人は、先に、特願昭63−1.5185
号および特願平1−15165号の明細書および図面に
示したような薄膜トランジスタを提案した。
これら薄膜トランジスタは、ガラス等からなる絶縁性の
基板上に形成された第1のゲート電極と、この第1のゲ
ート電極の上に形成された第1のゲート絶縁膜と、この
第1のゲート絶縁膜の上に前記第1のゲート電極と対向
させて形成された半導体層と、この半導体層の上に形成
されたソース。
ドレイン電極と、前記半導体層および前記ソース。
ドレイン電極の上に形成された上層絶縁膜とからなる第
2のゲート絶縁膜と、この第2のゲート絶縁膜の上に前
記半導体層と対向させて形成された第2のゲート電極と
からなっており、特願昭63−15185号の薄膜トラ
ンジスタは、主にTPTアクティブマトリックス型液晶
表示素子における画素電極選択用スイッチング素子とし
て使用され、また特願平1−15165号の薄膜トラン
ジスタは、電気的に書込み/読出し/消去可能なメモリ
素子として使用される。
上記特願昭63−15185号のスイッチング素子とし
て使用される薄膜トランジスタは、半導体層をはさんで
その両側にゲート絶縁膜を介して半導体層と対向する第
1と第2の2つのゲート電極を設けることにより、この
2つのゲート電極のうちの一方のゲート電極をトランジ
スタ本来のゲート電極とし、他方のゲート電極(特願昭
63−15185号の明細書で第4電極と称している電
極)はMO−1,特性の制御用電極として、この制御用
電極への電圧の印加によりトランジスタのV、−1,特
性を制御するようにしたものである。
二の薄膜トランジスタを例えばTPTアクティブマトリ
ックス型液晶表示素子の画素電極選択用スイッチング素
子として使用すれば、製造された液晶表示素子の薄膜ト
ランジスタのVG−Iつ特性に“ばらつき°があっても
、前記制御用電極への電圧の印加により薄膜トランジス
タのVo−ID特性を良好な表示コントラストが得られ
るように制御して、液晶表示素子の表示コントラストを
向上させることができる。なお、この薄膜トランジスタ
の動作は、特願昭63−15185号の明細書に詳細に
記載されているから、ここではその説明は省略する。
また、特願平1−15165号のメモリ素子として使用
される薄膜トランジスタは、半導体層をはさんでその両
側にゲート絶縁膜を介して半導体層と対向する第1と第
2の2つのゲート電極を設けるとともに、この2つのゲ
ート電極のうちの一方のゲート電極と半導体層との間の
ゲート絶縁膜を、電荷蓄積機能をもつ絶縁膜(例えばシ
リコン゛原子S1と窒素原子Nとの組成比Si/NをS
i/N−0,85〜1.15にした窒化シリコン膜)と
し、他方のゲート電極と半導体層との間のゲート絶縁膜
を、電荷蓄積機能のない絶縁膜(例えばシリコン原子S
1と窒素原子Nとの組成比Si/Nを化学量論比Sl/
N−0,75に近くした窒化シリコン膜)とすることに
より、書込みおよび消去は、上記2つのゲート電極のう
ち電荷蓄積機能をもつゲート絶縁膜を介して半導体層と
対向するゲート電極(メモリ用薄膜トランジスタ本来の
ゲート電極)にゲート電圧を印加して行ない、読出しは
、電荷蓄積機能のないゲート絶縁膜を介して半導体層と
対向するもう1つのゲート電極にゲート電圧を印加して
行なうようにしたものである。このように上記もう1つ
のゲート電極を使用して読出しを行なえば、読出しを繰
返しても閾値電圧が変化することはないから、半永久的
に安定した読出しを行なうことができる。なお、このメ
モリ用薄膜トランジスタの動作は、特願平1−1516
5号の明細書に詳細に記載されているから、ここではそ
の説明は省略する。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記のような2つのゲート電極をもつ薄
膜トランジスタは、半導体層の上側の第2のゲート電極
と半導体層との間に形成される第2のゲート絶縁膜と半
導体層との間の界面特性が悪く、これが、前記第2のゲ
ート電極への電圧の印加に対するトランジスタの動作特
性に影響を及ぼすという問題をもっている。
すなわち、上記2つのゲート電極をもつ薄膜トランジス
タは、まず基板上に第1のゲート電極を形成し、その上
に、第1のゲート絶縁膜と、半導体層と、ソース、ドレ
イン電極と、第2のゲート絶縁膜と、第2のゲート電極
を順次形成する製造工程で製造されるが、この場合、ソ
ース、ドレイン電極は、クロム(C「)等の金属膜を堆
積してこの金属膜をフォト・リソグラフィ法によりバタ
ーニングする方法で形成されるため、このソース。
ドレイン電極の形成時に半導体層の表面が汚れ、そのた
めに、ソース、ドレイン電極の形成後に前記半導体層の
上にプラズマCVD法等によって堆積形成される第2の
ゲート絶縁膜と半導体層との間の界面特性が悪くなる。
そして、このように第2のゲート絶縁膜と半導体層との
間の界面特性が悪いと、上記特願昭63−15185号
のスイッチング用薄膜トランジスタでは、第2のゲート
絶縁膜を介して半導体層と対向する第2のゲート電極が
トランジスタ本来のゲート電極である場合はトランジス
タのスイッチング特性が悪くなり、前記第2のゲート電
極がvG 10特性の制御用電極である場合は、トラン
ジスタのVG−IO特性を所望の特性に制御することが
できなくなるし、また特願平1−15165号のメモリ
用薄膜トランジスタでは、前記第2のゲート電極が書込
み/消去用である場合は書込み/消去特性が悪くなり、
前記第2のゲート電極が読出し用である場合は読出し特
性が悪くなる。
本発明は上記のような実情にかんがみてなさ°れたもの
であって、その目的とするところは、半導体層をはさん
でその両側にゲート絶縁膜を介して半導体層と対向する
第1と第2の2つのゲート電極を設けたものでありなが
ら、ソース、ドレイン電極の形成後に半導体層の上に形
成される第2のゲート絶縁膜と半導体層との間の界′面
持性をよくした薄膜トランジスタを得ることができる薄
膜トランジスタの製造方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の薄膜トランジスタの製造方法は、基板上に第1
のゲート電極と第1のゲート絶縁膜と半導体層とソース
、ドレイン電極とを形成した後、第2のゲート絶縁膜を
形成する直前に、前記半導体層の表面を弗酸水溶液また
は弗化アンモニウム水溶液によって洗浄し、この後前記
第2のゲート絶縁膜と第2のゲート電極を形成すること
を特徴とするものである。
〔作用〕
このように、第2のゲート絶縁膜を形成する直前に半導
体層の表面を弗酸水溶液または弗化アンモニウム水溶液
によって洗浄してから第2のゲート絶縁膜を形成すれば
、前記ソース、ドレイン電極の形成時に半導体層の表面
がtT5れても、この半導体層の表面の汚れを除去して
、その上に堆積する第2のゲート絶縁膜を半導体層に対
し良好な界面特性をもって形成することができる。した
がって、本発明の薄膜トランジスタの製造方法によれば
、半導体層をはさんでその両側にゲート絶縁膜を介して
半導体層と対向する第1と第2の2つのゲート電極を設
けたものでありながら、ソース。
ドレイン電極の形成後に半導体層の上に形成される第2
のゲート絶縁膜と半導体層との間の界面特性をよくした
薄膜トランジスタを得ることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
まず、本実施例の製造方法により製造された薄膜トラン
ジスタの構造を説明すると、第2図および第3図は薄膜
トランジスタの断面図および平面図であり、ここでは、
メモリ用薄膜トランジスタを示している。
第2図および第3図において、1はガラス等からなる絶
縁性基板、G(はこの絶縁基板1の上に形成された第1
のゲート電極、2は前記第1のゲート電極G1の上に基
板1のほぼ全面にわたって形成された第1のゲート絶縁
膜である。
この第1のゲート絶縁膜2は、シリコン原子$1と窒素
原子Nとの組成比Si/Nを化学量論比(S l /N
−0,75)よりも太きく(Sl/N−0,85〜1.
15) して電荷蓄積機能をもたせた窒化シリコン(S
I N)からなっており、この第1のゲート絶縁H2は
2000人の膜厚に形成されている。
3は上記第1のゲート絶縁膜2の上に前記第1のゲート
電極G1と対向させて形成された1型アモルファス・シ
リコン(i−a−8l)からなるi型半導体層、Sおよ
びDは前記i型半導体層3の上に、n型不純物をドープ
したアモルファス・シリコン(n”−a−Si)からな
るn型半導体層4を介して形成されたソース電極および
ドレイン電極であり、前記第1のゲート電極G1と、電
荷蓄積機能をもつ第1のゲート絶縁膜2と、n型半導体
層3と、n型半導体層4およびソース、ドレイン電極S
、Dとによって、メモリ効果をもつ逆スタガー型の薄膜
トランジスタが構成されている。
なお、上記n型半導体層4は、n型半導体層3のチャン
ネル領域(ソース、ドレイン電極S、D間の部分)にお
いて分離されている。
また、上記i型半導体層3およびその上にn型半導体層
4を介して形成されたソース1 ドレイン電極S、Dの
上には、第2のゲート絶縁膜5が形成されており、この
第2のゲート絶縁膜5の上には、前記i型半導体層3と
対向する第2のゲート電極G2が形成されている。前記
第2のゲート絶縁膜5は、シリコン原子S1と窒素原子
Nとの組成比を化学量論比(S1/N−0,75)と同
程度にした電荷蓄積機能のない窒化シリコン(SIN)
からなっており、この第2のゲート絶縁膜5は3000
人の膜厚に形成されている。
なお、上記第1のゲート電極Glとソース、ドレイン電
極S、Dおよび第2のゲート電極G2は、それぞれ、第
1のゲートラインGLI、  ソースラインSL、  
ドレインラインDL、第2のゲートラインGL2につな
が1ている。また、6は電荷蓄積機能のない窒化シリコ
ン等からなる保護絶縁膜である。
そして、前記第1と第2のゲート電極GL。
G2のうち、電荷蓄積機能をもつ第1のゲート絶縁膜2
を介してn型半導体層3と対向する第1のゲート電極G
1は書込み/消去用電極とされ、電荷蓄積機能のない第
2のゲート絶縁膜5を介して前記i型半導体層3と対向
する第2のゲート電極G2は読出し用電極とされている
すなわち、このメモリ用薄膜トランジスタは、第1のゲ
ート電極G1と、電荷蓄積機能をもつ第1のゲート絶縁
膜2と、n型半導体層3と、n型半導体層4と、ソース
、ドレイン電極S、Dとからなるメモリ効果をもった薄
膜トランジスタに、電荷蓄積機能のない第2のゲート絶
縁膜5を介して前記i型半導体層3と対向する第2のゲ
ート電極G2を設けることにより、書込みおよび消去は
、電荷蓄積機能をもつ第1のゲート絶縁膜2を介してi
型半導体層3と対向するメモリ用薄膜トランジスタ本来
の第1のゲート電極G1を使用して行ない、読出しは、
電荷蓄積機能のない第2のゲート絶縁膜5を介して前記
i型半導体層3と対向する第2のゲート電極G2を使用
して行なうようにしたものである。なお、このメモリ用
薄膜トランジスタは、特願平1−15165号のメモリ
用薄膜トランジスタと同じ動作をするものであるから、
その説明は省略する。
次に、上記メモリ用薄膜トランジスタの製造方法を第1
図を参照して説明する。
まず、第1図(a)に示すように、ガラス等からなる絶
縁性基板1の上に第1のゲート電極G1と第1のゲート
ラインGLI  (第3図参照)を1000人の厚さに
形成する。この第1のゲート電極Glと第1のゲートラ
インGLIは、基板1上にクロム(Cr )等の金属を
真空蒸着法またはスパッタリング法により堆積させ、こ
の金属膜をフォト・リソグラフィ法によりバターニング
する方法で形成する。
次に、第1図(b)に示すように、上記第1のゲート電
極G1の上に基板1の全面にわたって、第1のゲート絶
縁膜(Si/N−0,85〜1,15の電荷蓄積機能を
もつ窒化シリコン膜)2と、i型半導体層(i−a−S
i層)3と、n型半導体層(n” =−a−s1層)4
とをプラズマCVD法により順次連続して堆積させ、続
けてその上に、ソース、ドレイン電極S、Dとなるクロ
ム(Cr )等の金属膜10を真空蒸着法またはスパッ
タリング法により堆積させる。なお、第1のゲート絶縁
膜2は2000人、i型半導体層3は1500人、n型
半導体層4は250人、金属膜10は500人の厚さに
堆積させる。
次に、上記金属膜10をフォト・リソグラフィ法によっ
てバターニングし、第1図(C)に示すように上記金属
膜10からなるソース、ドレイン電極S、Dおよびソー
ス、ドレインラインSL。
DL(第3図参照)を形成するとともに、続いて上記n
型半導体層4を、フォト・リソグラフィ法によりソース
、ドレイン電極S、Dおよびソース。
ドレインラインSL、DLの形状にバターニングして、
このn型半導体層4をi型半導体層3のチャンネル領域
において分離し、さらにi型半導体層3をフォト・リソ
グラフィ法によってトランジスタ素子形状にバターニン
グする。上記金属膜10とn型半導体層4およびi型半
導体層3のバターニングは、プラズマによる反応性イオ
ン・エツチング(RIE)により行なう。なお、金属膜
10のエツチングには塩素系ガス(例えばCCN4とH
eの混合ガス)を用い、n型半導体層4のエツチングに
は弗素系ガス(例えばCF4+10%0□)を、またi
型半導体層3のエツチングには塩素系ガス(例゛えばC
ClI4と02の混合ガス)を用いる。
次に、第1図(d)に示すように、上記i型半導体層3
およびソース、ドレイン電極S、Dの上に第2のゲート
絶縁膜5を形成する直前に、その前処理として、前記i
型半導体層3の表面を洗浄する。この洗浄は、基板1全
体を弗酸水溶、液(1νt%HF)または弗化アンモニ
ウム水溶液(40wt%N)I4F)に約15秒間浸漬
した後、純水で水洗する方法で行ない、この後基板1を
乾燥させる。
この洗浄処理を行なった後は、直ちに、上記i型半導体
層3およびソース、ドレイン電極S、  Dの上に、基
板1の全面にわたって第2のゲート絶縁膜(Si/N−
0,75程度の電荷蓄積機能のない窒化シリコン膜)5
を第1図(e)に示すように堆積させる。この第2のゲ
ート絶縁膜5は、プラズマCVD法により3000人の
厚さに形成する。
この後は、上記第2のゲート絶縁膜5の上に、クロム(
Cr )等の金属を真空蒸着法またはスパッタリング法
により堆積させ、この金属膜をフォト・リソグラフィ法
によりバターニングして、第2のゲート電iG2および
第2のゲートラインGL2  (第3図参照)を第1図
(d)に示すように形成し、その上に窒化シリコン等か
らなる保護絶縁膜6をプラズマCVD法により形成して
、第2図および第3図に示したメモリ用薄膜トランジス
タを完成する。
すなわち、上記薄膜トランジスタの製造方法は、基板1
上に第1のゲート電極Glと第1のゲート絶縁膜2とl
型半導体層3とn型半導体層4およびソース、ドレイン
電極S、Dを形成した後、第2のゲート絶縁膜5を形成
する直前に、前記l型半導体層3の表面を弗酸水溶液に
よって洗浄し、この後前記第2のゲート絶縁膜5と第2
のゲート電極G2を形成するものである。そして、この
ように、第2のゲート絶縁膜G2を形成する直前にl型
半導体層3の表面を弗酸水溶液によって洗浄してから第
2のゲート絶縁膜5を形成すれば、前記ソース、ドレイ
ン電極S、Dの形成時にl型半導体層3の表面が汚れて
も、このl型半導体層3の表面の汚れを除去して、その
上に堆積する第2のゲート絶縁膜5をl型半導体層3に
対し良好な界面特性をもって形成することができる。し
たがって、この薄膜トランジスタの製造方法によれば、
l型半導体層3をはさんでその両側にゲート絶縁膜2.
5を介してl型半導体層3と対向する第1と第2の2つ
のゲート電極Gl、G2を設けたものでありながら、ソ
ース1 ドレイン電極S、Dの形成後にl型半導体層3
の上に形成される第2のゲート絶縁膜5とl型半導体層
3との間の界面特性をよ(して、読出し特性も良好な薄
膜トランジスタを得ることができる。
なお、上記実施例では、下側の第1のゲート電極Ctを
書込み/消去用とし、上側の第2のゲート電極G2を読
出し用としたメモリ用薄膜トランジスタの製造について
説明したが、本発明は、下側の第1のゲート電極Glを
読出し用と15、上側の第2のゲート電極G2を書込み
/消去用としたメモリ用薄膜トランジスタの製造にも適
用できるもので、その場合は、下側の第1のゲート絶縁
膜2をSi/N=0.75程度の電荷蓄積機能のない窒
化シリコン膜で形成し、上側の第2のゲート絶縁幕5を
Si/N−0J5〜1.15の電荷蓄積機能をもつ窒化
シリコン膜で形成するとともに、この第2のゲート絶縁
膜5を形成する直前に、l型半導体層3の表面を弗酸水
溶液によって洗浄すればよい。
また、本発明は、上記メモリ用薄膜トランジスタに限ら
ず、特願昭63−15185号のスイッチング用薄膜ト
ランジスタの製造にも適用できるもので、本発明の製造
方法によって上記スイッチング用薄膜トランジスタを製
造すれば、ソース。
ドレイン電極の形成後に半導体層の上に形成される第2
のゲート絶縁膜と半導体層との間の界面特性をよくする
ことができる。
〔発明の効果〕
本発明の薄膜トランジスタの製造方法によれば、基板上
に第1のゲート電極と第1のゲート絶縁膜と半導体層と
ソース、ドレイン電極とを形成した後、第2のゲート絶
縁膜を形成する直前に、前記半導体層の表面を弗酸水溶
液または弗化アンモニウム水溶液によって洗浄し、この
後前記第2のゲート絶縁膜と第2のゲート電極を形成し
ているから、半導体層をはさんでその両側にゲート絶縁
膜を介して半導体層と対向する第1と第2の2つのゲー
ト電極を設けたものでありながら、ソース。
ドレイン電極の形成後に半導体層の上に形成される第2
のゲート絶縁膜と半導体層との間の界面特性をよくした
薄膜トランジスタを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の一実施例を示したもので、第
1図は薄膜トランジスタの製造工程図、第2図および第
3図は製造された薄膜トランジスタの断面図および平面
図である。 1・・・基板、G1・・・第1のゲート電極、2・・・
第1のゲート絶縁膜、3・・・l型半導体層、4・・・
n型半導体層、S・・・ソース電極、D・・・ドレイン
電極、10・・・ソース、ドレイン電極となる金属膜、
5・・・第2のゲート絶縁膜、G2・・・第2のゲート
電極。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 基板上に、第1のゲート電極と、第1のゲート絶縁膜と
    、半導体層と、ソース、ドレイン電極と第2のゲート絶
    縁膜と、第2のゲート電極とを積層した薄膜トランジス
    タの製造方法であって、前記基板上に第1のゲート電極
    と第1のゲート絶縁膜と半導体層とソース、ドレイン電
    極とを形成した後、前記第2のゲート絶縁膜を形成する
    直前に前記半導体層の表面を弗酸水溶液または弗化アン
    モニウム水溶液によって洗浄し、この後前記第2のゲー
    ト絶縁膜と前記第2のゲート電極を形成することを特徴
    とする薄膜トランジスタの製造方法。
JP1117579A 1989-01-26 1989-05-12 薄膜トランジスタの製造方法 Pending JPH02297971A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1117579A JPH02297971A (ja) 1989-05-12 1989-05-12 薄膜トランジスタの製造方法
US07/467,736 US5079606A (en) 1989-01-26 1990-01-19 Thin-film memory element
EP90101586A EP0380122B1 (en) 1989-01-26 1990-01-26 Thin-film memory element and method of manufacturing the same
DE69014323T DE69014323T2 (de) 1989-01-26 1990-01-26 Dünnfilmspeicher und Verfahren zu seiner Herstellung.

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1117579A JPH02297971A (ja) 1989-05-12 1989-05-12 薄膜トランジスタの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02297971A true JPH02297971A (ja) 1990-12-10

Family

ID=14715314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1117579A Pending JPH02297971A (ja) 1989-01-26 1989-05-12 薄膜トランジスタの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02297971A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000260995A (ja) * 1999-03-10 2000-09-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 薄膜半導体装置の製造方法
JP2007311542A (ja) * 2006-05-18 2007-11-29 Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd 薄膜トランジスタ
JP2010027851A (ja) * 2008-07-18 2010-02-04 Hitachi Displays Ltd 画像表示装置およびその製造方法
JP2019110332A (ja) * 2008-11-21 2019-07-04 株式会社半導体エネルギー研究所 表示装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000260995A (ja) * 1999-03-10 2000-09-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 薄膜半導体装置の製造方法
JP2007311542A (ja) * 2006-05-18 2007-11-29 Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd 薄膜トランジスタ
JP2010027851A (ja) * 2008-07-18 2010-02-04 Hitachi Displays Ltd 画像表示装置およびその製造方法
JP2019110332A (ja) * 2008-11-21 2019-07-04 株式会社半導体エネルギー研究所 表示装置
US10622381B2 (en) 2008-11-21 2020-04-14 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and manufacturing method thereof
US11374028B2 (en) 2008-11-21 2022-06-28 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and manufacturing method thereof
US11776967B2 (en) 2008-11-21 2023-10-03 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and manufacturing method thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2776083B2 (ja) 液晶表示装置およびその製造方法
EP0380122B1 (en) Thin-film memory element and method of manufacturing the same
JPH02168630A (ja) 薄膜トランジスタの製造方法
JP2000022162A (ja) 液晶表示装置の製法
JPH02297971A (ja) 薄膜トランジスタの製造方法
JPH09281522A (ja) アクティブマトリクス液晶表示パネル
JPH10270701A (ja) 薄膜トランジスタおよびその製法
JP2898509B2 (ja) アクティブマトリックス基板及びその製造方法
JP2572379B2 (ja) 薄膜トランジスタの製造方法
JPH02157729A (ja) 薄膜トランジスタアレイ基板
JPH0587029B2 (ja)
JPH034566A (ja) 薄膜電界効果型トランジスタ―およびその製造方法
JPH11274505A (ja) 薄膜トランジスタ構造およびその製造方法
JPH08148694A (ja) 薄膜トランジスタ
JPH0384963A (ja) 薄膜トランジスタ
JPH10173195A (ja) 薄膜トランジスタ及びその製造方法
JPH0653506A (ja) 薄膜トランジスタ
JPH08321621A (ja) 薄膜トランジスタ
JP3263894B2 (ja) アクティブマトリクス型表示装置及びその製造方法
JPH02260461A (ja) 薄膜メモリ素子
JPH04217230A (ja) 液晶表示素子およびその製造方法
JPH01253965A (ja) 薄膜トランジスタアレイの製造方法
JPH07114046A (ja) 薄膜トランジスタアレイ素子
JPH0553139A (ja) 薄膜トランジスタ素子アレイ
JPH02297975A (ja) 薄膜e↑2promの製造方法