JPH0229789A - 自動調決定装置 - Google Patents

自動調決定装置

Info

Publication number
JPH0229789A
JPH0229789A JP63180842A JP18084288A JPH0229789A JP H0229789 A JPH0229789 A JP H0229789A JP 63180842 A JP63180842 A JP 63180842A JP 18084288 A JP18084288 A JP 18084288A JP H0229789 A JPH0229789 A JP H0229789A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chord
key
data
rhythm
determined
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63180842A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2663536B2 (ja
Inventor
Yorihisa Yamaguchi
順久 山口
Tsutomu Hasegawa
勉 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP63180842A priority Critical patent/JP2663536B2/ja
Priority to EP89113374A priority patent/EP0351862B1/en
Priority to US07/383,312 priority patent/US5056401A/en
Priority to DE68921262T priority patent/DE68921262T2/de
Publication of JPH0229789A publication Critical patent/JPH0229789A/ja
Priority to HK142295A priority patent/HK142295A/xx
Application granted granted Critical
Publication of JP2663536B2 publication Critical patent/JP2663536B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、和音演奏情報に基づき、演奏曲の調を自動的
に決定する自動調決定装置に関する。
[従来技術] 近年、電子楽器等の自動化が進み、メロディ演奏、和音
演奏等を基にデユエツト音、アルペジョ音、ベース音等
の付加音を自動的に形成し、該付和音を前記和音演奏音
、メロディ演奏音等の演奏音と共に自動的に発音させる
ようにして、豊かな演奏音楽が得られるような自動伴奏
装置が盛んに開発されるようになって来ている。かかる
場合、演奏和音のみに基づいて付加音を形成することも
可能であるが、演奏曲に適した付加音を形成するために
は、演奏曲の調を把握することが望ましい。
この要請に基づき、例えば特開昭57−136696号
公報には、演奏に先立ち、長調スイッチ、短調スイッチ
及び鍵盤の組合せ操作によって調を指定、例えば長調ス
イッチとmIBのC音に対応した鍵を同時操作すること
によりC長調を指定するようにしたものが示されている
[発明が解決しようとする課題] しかるに、上記従来の調を指定する装置にあっては、演
奏者が自ら調の指定操作をしなければならないので、演
奏前に演奏者の手間がかかるという問題があると同時に
、演奏者が演奏曲の調を知らない場合には前記調の指定
ができないという問題もある。また、前記調指定は鍵盤
を利用する関係上、演奏中には行うことができず、演奏
途中における転調が不可能である。
本発明はかかる問題点に鑑み案出されたもので、その目
的は和音演奏に基づき調を自動的に決定するようにして
上記問題を解決した自動伴奏装置を提供することにある
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決して本発明の目的を達成するために、第
1の発明(上記請求項1に係る発明)の構成上の特徴は
、リズム種類を指定するリズム指定手段と、和音を指定
する和音指定手段と、前記和音指定手段により指定され
た和音を表す和音情報を記憶する和音情報記憶手段と、
前記和音情報記憶手段に記憶されている和音情報に基づ
き、前記リズム指定手段による指定リズム種類に応じた
異なる所定条件に従って調を決定する調決定手段とを備
えたことにある。
また、第2の発明(上記請求項2に係る発明)の構成上
の特徴は、前記第1の発明における和音指定手段を、音
名を表す音名情報を入力する音名情報入力手段と、前記
入力した音名情報に基づき和音を検出する和音検出手段
とで構成したことにある。
さらに、第3の発明(上記請求項3に係る発明)の構成
上の特徴は、第1又は第2の発明における調決定手段を
、各調に対して予め定めた特有な和音進行に応じて調を
決定する第1決定手段と、各調に対して予め定めた特有
な和音の出現に応じて調を決定する第2決定手段とで構
成したことにある。
[発明の作用及び効果] 上記のように構成した第1の発明においては、和音指定
手段により和音が指定されると、該指定和音を表す情報
は和音情報記憶手段に記憶される。
そして、調決定手段が、前記和音情報記憶手段に記憶さ
れている和音情報に基づき、前記リズム指定手段による
指定リズム種類に応じた異なる所定条件に従って調を決
定するので、選択されたリズム種類に応じてそれぞれ異
なる条件に従って調が決定される。
かかる場合、調決定手段は、例えば前記第3の発明のよ
うに構成されていて、あるリズムが選択されている場合
には、第1決定手段により容態Gこ対して予め定めた特
有な和音進行の存在により調が決定され、また他のリズ
ムが選択されて0る場合には、第2決定手段により各調
に対して予め定めた特有な和音の出現の有無により調が
決定される。
−fi的に、一つの楽曲においては、マーチ、ワルツ、
ブルース等のリズム種類に応じて、各調筋に特有の和音
進行をする傾向があったり、各調筋に特有の和音群があ
る程度短い区間内で必ず出現する傾向がある。例えば、
あるリズム種類においては、和音列の終止(カデンツ)
理論等に基づき各調筋の特有の和音進行が顕著に現れ、
より具体的に述べると、C長調であればGメジャからC
メジャヘ又はDbメジャからCメジャヘ移行し、C短調
であればGマイナからCマイナヘ移行する特徴を有する
。一方、他のリズム種類においては、例えばブルース等
では、調を基音とすると1度セブンス(C調の場合には
Cセブンス)、V度セブンス(C調の場合にはFセブン
ス)及びV度セブンス(C調の場合にはGセブンス)の
和音がある程度短い区間内で必ず出現する傾向があり、
またブルース等の曲風における短調にあっては、調を基
音とすると■度マイナセブンス(C調の場合にはCマイ
ナセブンス)、■度マイナセブンス(C調の場合にはF
マイナセブンス)及びV度マイナセブンス(Cmの場合
にはGマイナセブンス〉の和音がある程度短い区間内で
必ず出現する傾向がある。
その結果、前述のようにリズム種類に応じて調の決定条
件を異ならせる第1及び第3の発明によれば、演奏者が
手間をかけなくても、演奏者が演奏曲の調を知らなくて
も、また演奏途中でも、前記傾向に基づく音楽理論に沿
った調が自動的に決定されるようになる。そして、該決
定調が調データとして設定されるので、かかる調データ
を利用すれば、デユエツト音、アルペジョ音、ベース音
等として、該演奏曲に最適な付加音を形成することがで
きるようになる。
また、第2の発明においては、音名情報入力手段が外部
からの音名情報を入力するとともに、和音検出手段が前
記入力音名情報に応じた和音を検出し、和音情報記憶手
段及び調決定手段が前記第1の発明と同様に作用して調
を決定する。
さらに、該第2の発明に従属した前記第3の発明におい
ても、前記第1の発明に従属した場合と同様に作用する
その結果、第2の発明及び該第2の発明に従属した第3
の発明によれば、他の楽器、鍵盤だけを備えた装置から
供給される音名情報に応じても調データの自動形成が可
能となるとともに、音楽的に適切な付加音の形成が可能
となる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明すると、第
1図は本発明に係る電子楽器の全体をブロック図により
示している。
この電子楽器は鍵盤10、調設定操作パネル部20、リ
ズム制御操作パネル部30及びその他操作パネル部40
を備えている。i!!盤10は和音を指定するための複
数の鍵からなり、各錘の押離鍵は鍵スイツチ回路10a
内に各錘にそれぞれ対応して設けた複数の鍵スィッチの
開閉成により検出されるようになっている。また、鍵ス
ィッチ回路10aはチャタリング防止回路、待ち時間回
路等を内蔵しており、鍵盤10におけるミスタッチが除
外されるとともに多少の時間ずれを含む複数押鍵が同時
押鍵として検出されて、該同時押鍵が一つの押鍵イベン
トとして検出されるようになっている。調設定操作パネ
ル部20には、鍵盤10における和音演奏に応じて調を
自動的に設定するオートモードと鍵盤10による格別の
押鍵操作により調を指定するマニアルモードとを選択切
換えする調設窓選択操作子21と、前記マニアルモード
時に長調を指定する長調操作子22と、同マニアルモー
ド時に短調を指定する短調操作子23とが設けられてい
る。この調設定操作パネル部20における操作は調設窓
スイッチ回路20aにより検出されるようになっており
、同回路20aは前記各操作子21〜23にそれぞれ対
応した調設窓選択スイッチ21a、長調スイッチ22a
及び短調スイッチ23aを内蔵している。リズム制御操
作パネル部30にはブルースを初めとしてマーチ、ワル
ツ等のリズム種類を選択するリズム選択操作子群31と
、リズムのスタート・ストップを指定するスタート/ス
トップ操作子32と、リズムのテンポ、音量等を指定す
る操作子33.34とが設けられており、これらの操作
子31〜34の各操作はリズム制御スイッチ回路30a
内に設けられたスイッチ、ボリューム等により検出され
るようになっている。その他操作パネル部40には伴奏
音の音色、音量等を選択制御する多数の操作子群41.
42が設けられており、これらの操作子群41,42の
各操作はその他スイッチ回路40a内に設けられたスイ
ッチ、ボリューム等により検出されるようになっている
これらの各種スイッチ回路10a〜40aはバス50に
接続されており、同バス50には、打楽器音信号発生回
路61、伴奏音信号発生回路62、テンポ発振器70及
びマイクロコンピュータ80が接続されている。
打楽器音信号発生回路61はシンバル、バスドラ等の打
楽器に対応した楽器音信号を形成する複数の打楽器音信
号形成チャンネルを有し、マイクロコンピュータ80か
らバス50を介して供給される打楽器音データI’1T
D1〜PITD、に応じた打楽器音信号を形成出力する
。伴奏音信号発生回路62はそれぞれピアノ、バイオリ
ン等の楽器に対応した楽器音信号を形成する複数系列(
n系列)の楽音信号形成チャンネルを備えており、マイ
クロコンピュータ80からバス50を介して供給される
音色データ、音高データ、キーオン信号KON及びキー
オフ信号KOFに応じて、音色データに応じた音色を有
するとともに音高データに対応した音高の楽音信号を形
成出力する。これらの打楽器音信号発生回路61及び伴
奏音信号発生回路62はアンプ、スピーカ等からなるサ
ウンドシステム63に接続されており、同システム63
は両信号発生回路61.62からの楽音信号に対応した
楽音を発音する。
テンポ発振器70は所定の周波数を有するリズム割込み
信号RINTをマイクロコンピュータ80に出力するも
ので、該信号RINTの周波数はテンポ操作子33の操
作に応じてマイクロコンピュータ80からバス50を介
して供給されるテンポデータに応じて決定される。
マイクロコンピュータ80はバス50に各々接続された
プログラムメモリ81、CPU82及びワーキングメモ
リ83からなる。プログラムメモリ81はROMで構成
され、第5図乃至第12図に示すフローチャートに対応
したメインプログラムとそのサブプログラム、及びリズ
ム割込みプログラムを記憶している。CPU82は電源
スィッチ(図示しない)の閉成に伴い前記メインプログ
ラムの実行を開始するとともに同プログラムを電源スィ
ッチの開成まで縁返し実行し、テンポ発振器70からの
リズム割込み信号RINTの到来時には前記メインプロ
グラムの実行を中断してリズム割込みプログラムを割込
み実行する。ワーキングメモリ83はRAMで構成され
るとともに、第2A図乃至第2I図に示すように、前記
プログラムの実行に必要な各種レジスタ及びテーブルを
有する。
これらのレジスタ及びテーブルは次の通りである。
押鍵バッファレジスタ83a(第2A図)同時に押鍵さ
れる可能性のある鍵数分の記憶領域を有し、和音を指定
するために同時に押鍵された各錘を表すキーコードKC
を全て記憶する。
押鍵キーフラグ用バッファレジスタ83b(第2B図) 各記憶領域毎に12音階に対応したビット数を有すると
ともに同時に押鍵される可能性のある鍵数分の記憶領域
を有し、同時に押鍵された鍵に対応した音名であって演
奏者が指定した可能性のある和音(押鍵から考えられる
和音)から明らかに不要な音名(ミスノート)を除外し
た音名のみ1”となる押鍵フラグを、指定された可能性
のある和音毎に記憶する。
和音検出バッファレジスタ83C(第2 C図)押鍵さ
れる可能性のある鍵数分の記憶領域を有し、各記憶領域
毎に前記押鍵から考えられる和音の根音ROOT、同和
音のタイプTYPE、同和音に対して押鍵されたテンシ
ョン音数T[!N5tl 、押鍵されたテンション音の
中でテンション音番号TNOが最低である最低テンショ
ン音番号LTNO及び和音テン、ジョンレベルCTEN
Lを記憶する。なお、テンションとは緊張の意であり、
テンション音とは和音の基本的な構成音(例えばマイナ
7和音の場合l°、3“b、5°、7°し音)に付加さ
れる音(例えば9°、11°音)のことである、そして
、この場合、テンション音数TENSUとは前記付加音
の数であり、またテンション音番号TNOとは各付加音
の緊張度を表すものであって、同番号TNOは大きくな
るに従って和音の不協和度が大きくなるように設定され
ている(第3A図及び第3B図参照)。さらに、和音テ
ンションレベルCTENLとは和音自体の緊張度を表す
ものであって、同レベルCTENLは存在感を感じる和
音程大きな値になり、かつ安心して聴ける和音程小さな
値になるように設定されている(第3C図参照)。
ローテーションレジスタ83d(第2D図)同時に押鍵
された鍵に対応した音名のみ°”1パとなる押鍵フラグ
を記憶した12音階に対応した12ビツトのレジスタで
あって、和音検出のために各ビットデータがローテーシ
ョンされる。
根音カウンタ83e(第2D図) ローテーションレジスタ83dのローテーションに同期
してカウントアツプし、和音検出時における根音ROO
TのキーコードKCを表す。
押鍵キーフラグテーブル83f(第2E図)押鍵キーフ
ラグ用バッファレジスタ83b内に記憶されていた押鍵
フラグであって、検出和音として採用した和音に関する
ものを過去8個分記憶する。
和音テーブル83g(第2F図) 押鍵キーフラグテーブル83f内に記憶されている押鍵
フラグに対応して過去8個分の和音の根音ROOT、タ
イプTYPE及び和音テンションレベルCTENLを記
憶する。
ブルーステーブル83h(第2G図) 12音階により構成される根音ROOTX 6種類の和
音(I 7.1V?、V7. I −7,■−7,V−
7)に対応した7トリクス状の記憶領域を有し、各記憶
領域に1″にて対応和音の存在を表すフラグを記憶して
いる。
謂フラグテーブル831(第2H図) 12音階により構成される根音ROOTX 4種類の調
(ブルースの長調、短調とブルース以外の長調、短調)
に対応したマトリクス状の記憶領域を存し、各記憶領域
に「0」〜「3」に渡り変化する容態の判定回数を記憶
する。
その他レジスタ83j(第2■図)は前記プログラムの
実行に必要な下記変数データを一時的に記憶する。
演奏開始フラグPSTF 演奏の開始時を検出するために、 0゛にて演奏開始前
(リズムスタート前)を表し、かつ°。
1°゛にて演奏開始後を表す。
演奏開始マイナフラグI’STMF 短調検出に利用するため、 1′”にて演奏開始時の和
音がマイナ和音又はマイナセブンス和音であることを表
し、かつ0°”にて同和音がそれ以外であることを表す
バ・ソファアドレスBAA(1 押鍵キーフラグ用バッファアドレス83b及び和音検出
バッファレジスタ83cの各記憶領域を指定するための
アドレスデータである。
現テーブルアドレスCTAD 押鍵キーフラグテーブル83f及び和音テーブル83g
内の最新和音に関する記憶領域を示すもので、該アドレ
スCTAD値は8個の記憶領域を所定の順序で繰返し指
定する。
優先和音フラグPCDF 和音検出バッファレジスタ83C内に記憶されている複
数の和音から一つの和音を決定する際、所定の条件に従
って優先的に和音が決定されたか否かを表すフラグであ
り、  1゛にて既に決定済みであることを表し、++
 O++にて未だ決定されていないことを表す。
グライマリカデンツ和音フラグPCCF和音検出バッフ
ァレジスタ83c内に記憶されている複数の和音から、
プライマリ和音又は力デンツ和音がなるべく交互に選択
されるようにするためのフラグであり、°′1′′にて
以前カデンツ和音が選択されたことを表し、”o”にて
以前プライマリ和音が選択されたことを表す。
押鍵和音データD P CII D 鍵征10により現在指定されている和音であって、通常
根音ROOT及びタイプTYPEからなる。
第1テンシヨンレベル総和値St1MTliNL1調を
決定するために、一つの調に対する和音テーブル83g
内の過去8個の和音テンションレベルCTCNLの合計
値を表す。
第2テンシヨンレベル総和値SUMTENL2調を決定
するために、池の一つの調に対する和音テーブル83g
内の過去8個の和音テンションレベルCTENLの合計
値を表す。
低調データにMKD 調を最終的に確定する前にお−いて、所定の条件に従っ
て決定された仮の調を表すもので、最上位ビットMSB
にて長短を表し、かつ下位ビットにてキーコードにCに
より音楽的キー(C調、G調等)を表す。
調データMKD 最終的に確定した調を表すもので、最上位ピッ)MSB
にて長短を表し、かつ下位ビットにてキーコードKCに
より音楽的キー(C調、G調等)を表す。
調設定フラグMKSF 調が設定済みか否かを表すフラグであり、°°0゛°に
で調設宝前を表し、かつ°′1°°にて調設定接を表す
旋法データ5CALE 決定されたアイオニアン、トリアン等の音楽的旋法を表
す。
リズム種類データRHY グループを初めとしてマーチ、ワルツ等のリズム種類を
表す。
リズムランフラグRUN オートリズム演奏の動作状態・停止状態を表すフラグで
あり、°°1°′にて動作状態を表し、かつ°゛O”′
にて停止状態を表す。
テンポカウントデータTCNT オーI・リズムの進行状態を表すカウントデータであっ
て、1小節又は2小節に対応して「0」〜「31」に渡
り繰返し変化する。
さらに、バス50には、各種検出用テーブル91、リズ
ムパターンメモリ92及び伴奏パターンメモリ93が接
続されている。各種検出用テーブル91はROMにより
構成され、和音構成音テーブル91a、和音テンション
テーブル91b、プライマリ/カデンツ和音テーブル9
1C1第1旋法テーブル91d及び第2旋法テーブル9
1eを備えている。
和音構成音テーブル91aは、第3A図に示すように、
m1th 、m7th(k)5)、 7th 、Maj
 、 5OS4等の当該電子楽器にて検出される和音に
対して、第3A図及び第3B図に示すような基本的な和
音構成音(例えば、mothに対しては1°、3°b 
、5” 、7°し音)及びテンション音(例えば、m1
tbに対しては9°、11’音)をそれぞれ記憶してい
るとともに、該テンション音に対するテンション音番号
TNO(第3A図の表中、かっこ書き)を記憶している
。なお、ここで本件実施例にて用いられる和音の表記法
について若干説明しておく。但し、括弧[1内は根音R
OOTをC音とした場合についてである。
メジャ・・・Maj  [CMaJ ]マイナー ・・
Min  [CMlllコセブンス・・・7th  [
C7thコマイナセブ7 ス・・・moth [C++
a7tbコマイナセブンスフラットら・・・moth(
5)[C−7th(”5)  コ サスベンデイット4・・・5US4 [C5us4]セ
ブンスサスベンデイツト4・・・7th(SOS4)[
C7th(SUS4)コ オーギュメント・・・Aug  [CAUG]ディミニ
ツシュ・・・Dim  [CDIM]和音テンションテ
ーブル91bは、第3C図に示すように、C調を基準に
した前記各種和音に関する和音データ(同図中の括弧内
)を第1乃至第7グループに分類して記憶するとともに
、各和音毎に和音テンションレベルCTENLを記憶し
ている。
但し、第3C図には、各和音を度数表示にした和音名(
例えば、I MaJ + ml m7th等)と各グル
ープの和音群島(例えば、プライマリコード、リレーテ
ィッド■オブセカンダリドミナント等)が表記されてい
る。
プライマリ/カデンツ和音テーブル91cは、第3D図
に示すように、度数表示のプライマリ和?TMy及びカ
デンツ和音群を各群毎に記憶している。
なお、この度数表示はC調を基準にした和音名に対応し
、例えばI m7thはCsm7thに対応する。
第1旋法テーブル91dは、第3E図に示すように、調
決定後にアイオニアン、トリアン(第3G図参照)等の
旋法を決定するためのテーブルで、度数表示の和音名又
は前記和音グループ毎に各種旋法名を表すデータを記憶
している。第2旋法テーブル91eは、第3F図に示す
ように、調決定前にアイオニアン、トリアン等の旋法を
決定するためのテーブルで、Maj、Min等の和音タ
イプTYPE毎に各種旋法名を表すデータを記憶してい
る。
リズムパターンメモリ92は、第4A図に示すように、
リズム種類毎に複数のパターンメモリに分割されており
、各パターンメモリはテンポカウントデータTCNT(
0〜31)により指定される32個のアドレスを有し、
各アドレスにはシンバル、バスドラ等の発音すべき打楽
器を表す打楽器音データPITDが発音ずべき個数分記
憶されている。また、打楽器音の発音タイミングでない
アドレスには、無処理を表すデータNOPが記憶されて
いる。
伴奏パターンメモリ93は、第4B図に示すように、ア
ルベジョ音、ベース音等の複数の伴奏音にそれぞれ対応
した複数系列の伴奏パターンメモリ93−1.93−2
・・・93−nを備えている。各伴奏パターンメモリ9
3−1.93−2・・03−〇は、リズム種類毎及び旋
法毎に複数のパターンメモリにそれぞれ分割されており
、各パターンメモリはテンポカウントデータTCNT(
0〜31)により指定される32個のアドレスを有する
この各アドレスには、各伴奏音の発音開始を表すキーオ
ンデータKON 、各伴奏音のピッチを決定するための
音程データPINT及び各伴奏音の発音終了(キーオフ
)を表すキーオフデータにOFが記憶されている。かか
る場合、音程データPINTは各旋法に関する音階上の
音のうち回避台を除いたものを各種旋法の基音(根音R
OOT)からの半音間曝差で表している。また、各伴奏
音の発音タイミングでないアドレスには、無処理を表す
データNOI’が記憶されている。
次に、上記のように構成した電子楽器の動作を第5図乃
至第12図に従って説明するが、かかる動作を詳細に説
明する前に、この電子楽器における全体動作について概
略的に説明しておく。
を獣九七へ1111 この電子楽器は、最終的には押鍵指定された和音、決定
された調及びリズム種類から旋法を決定し、該決定旋法
と押鍵和音とに応じてできる限り適切な伴奏音を決定し
て、該伴奏音をリズムに応じて自動的に発音させるもの
である。
そのなめ、押鍵和音はできる限り正確かつ迅速に決定さ
れる必要があり、同和音は調の決定前後において異なる
方法で検出される。すなわち、調決定前には和音は調に
関する情報を利用しないで最も確からしいものに決定さ
れ、調決定後には該決定調に準じて決定される。調は演
奏者により手動的に指定されるか、前記検出和音の流れ
に応じて最も確からしいものに自動的に決定される。そ
して、原則的には、この和音及び調に応じて旋法が決定
されると同時に、該旋法及びリズムに応じた伴奏パター
ンデータが出力され、該パターンデータ及び和音に応じ
た伴奏音が得られる。また、調決定前には、前記検出和
音及びリズム種類に応じた伴奏パターンデータが出力さ
れ、該パターンデータ及び和音に応じた伴奏音が得られ
る。
以下、実施例の詳細動作を各プログラム及び各ルーチン
毎に詳細に説明する。
メインプログラム メインプログラムは第5図のフローチャートに示した通
りであり、その実行は電源スィッチ(図示しない)の投
入によりステップ100にて開始され、ステップ101
にてワーキングメモリ83内の各種変数データが初期設
定される。かかる初期設定後、CPU82はステップ1
02〜129からなる循環処理を実行し続ける。
ステップ102においては、鍵盤10における押鍵操作
に伴う押鍵イベントの有無が判定され、前記押鍵操作が
なければ、同ステップ102にて「NO」と判定されて
プログラムはステップ118へ進められる。また、前記
押鍵操作が有れば、同ステップ102にてrYEsJと
判定され、ステップ103にて押鍵バッファレジスタ8
3a内の全データがクリアされ、かつステップ104に
て同時に押されている鍵に関する全てのキーコードKC
が鍵スィッチ回路10aからバス50を介して押鍵バッ
ファレジスタ83a内に取り込まれる。
かかるステップ104の処理後、ステップ105にて調
設室選択スイッチ21aがオート側に有るか否かが判定
される。今、調設室選択操作子21の操作に伴い調設室
選択スイッチ21aがオート側に有れば、同ステップ1
05にてrYE S 。
と判定され、ステップ106にて和音判定ルーチンが実
行される。この和音判定ルーチンの詳細については後述
するが、該ルーチンでは鍵盤10にて押鍵指定されてい
る和音が検出される。次に、ステップ107にて演奏開
始フラグPSTFがII OIIで有るか否かが判定さ
れる。演奏開始フラグPSTFが0′”であって演奏開
始直後であれば、ステップ107におけるrYEsJと
の判定の基に、ステップ108にて前記和音判定ルーチ
ンの処理により決定されかつ押鍵和音データDPCHD
により表された現和音の種類が判定され、現和音がMi
n和音叉はm7th和音であればrYEsJとの判定の
基にステップ109にて演奏開始マイナフラグPSTM
FがII11!に設定される。また、現和音がMin和
音又はm7th7TIiTでなければ、前記判定におけ
る[NOJとの判定の基に演奏開始マイナフラグPST
MFは’O”に保たれままである。これらのステップ1
08,109の処理後、ステップ110にて演奏開始フ
ラグPSTFが演奏開始時でないことを表す°1°°に
設定され、プログラムはステップ111へ進められる。
一方、ステップ107の判定時における演奏開始フラグ
PSTFが演奏開始後を表す′。
1′°に設定されていれば、同ステップ107における
rNOjとの判定の基にプログラムは直接ステップ11
1へ進められる。ステップ111における調料定ルーチ
ンの詳細については後述するが、該ルーチンにおいては
検出和音に基づき調が自動的に決定される。なお、前記
ステップ107−110の処理は、短調検出のための条
件の−っである[開開始時の和音がMin和音又はm7
th和音である]の判定に利用される。
一方、調設室選択操作子21の操作に伴い調設室選択ス
イッチ21aがマニアル側に有れば、前記ステップ10
5にてrNOJと判定され、ステップ112,113に
て長調スイッチ22a又は短調スイッチ23aがオン状
態にあるか否かが判定される。この長調スイッチ22a
又は短調スイッチ23aのオン状態の判定は鍵盤10に
おける押鍵が調設室のためのものであるか又は和音指定
のためのものであるかを判定するもので、長調操作子2
2の操作に伴う長調スイッチ22aのオン状態時には、
ステップ112におけるrYESJとの判定の基に、ス
テップ114にて調データMKnの最上位ビットMSB
が長調を表す°“1“に設定されると同時に、同データ
MKDの下位ピッ1〜が鍵盤10にて押鍵された鍵であ
って押鍵バッファレジスタ83a内にある最高合鍵に関
するキーコードKCに設定される。また、短調操作子2
3の操作に伴う短調スイッチ23aのオン状態時には、
ステップ112におけるrNo、との判定及びステップ
113におけるrYES、との判定の基に、ステップ1
15にて調データMKDの最上位ビットMSBが短調を
表す0″に設定されると同時に、同データMKDの下位
ビットが鍵盤10にて押鍵された鍵であって押鍵バッフ
ァレジスタ83a内にある最高合鍵に関するキーコード
KCに設定される。
かかるステップ114,115の処理後、ステップ11
6にて調設室フラグMKSFが1°°に設定され、プロ
グラムはステップ118へ進められる。
このように、調設室選択操作子21がマニアル側に設定
されていれば、前記ステップ112〜116の処理によ
り、調データMKDは鍵I:A10における押鍵及び調
設室操作パネル部20の長調操作子22(又は短調操作
子23)の操作に応じて設定される。
一方、長調スイッチ22a及び短調スイッチ23aかい
ずれもオン状態になければ、前記ステップ112,11
3の両者におけるrNOJとの判定の基に、ステップ1
17にて上記ステップ1゜6と同様な和音判定ルーチン
の処理が実行されて、プログラムは上記ステップ111
の調料定ルーチンへ進められる。
ステップ118においてjt、リズム選択スイッチのオ
ンイベントの有無が判定される。かかる場合、リズム選
択操作子群31内のいずれの操作子も操作されなければ
、同ステップ118にて「NO」すなわちリズム選択ス
イッチに関するオンイベント無しと判定され、プログラ
ムはステップ124へ進められる。また、リズム選択操
作千群31内のいずれかの操作子が操作されれば、前記
ステップ118にてrYES、すなわちリズム選択スイ
ッチに関するオンイベント有りと判定され、プログラム
はステップ119,120の判定処理に進められる。ス
テップ119においては、リズム種類データRHYによ
り表された以前の選択リズム種類がブルースであって今
回新たに選択されたリズム種類がブルース以外のもので
あるか否がが判定され、またステップ120においては
、リズム種類データRHYにより表された以前の選択リ
ズム種類がブルース以外のものであって今回新たに選択
されたリズム種類がブルースであるか否がが判定される
。今、選択リズム種類がブルースからブルース以外のも
のへ変更されたのであれば、ステップ119におけるr
YESJとの判定の基に、ステップ121にて押鍵キー
フラグテーブル83f及び和音テーブル83g内の全デ
ータがクリアされた後、ステップ123にてリズム種類
データRIIYが該ブルース以外のものを表す新たなデ
ータに設定される。また、選択リズム種類がブルース以
外のものからブルースへ変更されたのであれば、ステッ
プ119におけるrNOJとの判定及びステップ120
におけるrYES、との判定の基に、ステップ122に
てブルーステーブル83h内の全データがクリアされた
後、ステップ123にてリズム種類データRI! Yが
該ブルースを表す新たなデータに設定される。一方、前
記両判定条件に合致しなければ、両ステップ119,1
20におけるrNOJとの判定の基に、プログラムは直
接ステップ123に進められ、同ステップ123にてリ
ズム種類データRIIYが選択されたリズム種類を表す
新たなデータに設定される。
ステップ124においては、スタート/ストップスイッ
チのオンイベントの有無が判定される。
かかる場合、スタート/ストップ操作子32が操作され
なければ、同ステップ124にてrNo。
すなわちスタート/ストップスイッチに関するオンイベ
ント無しと判定され、プログラムはステップ128へ進
められる。また、スタート/ストップ操作子32が操作
されれば、前記ステップ124にてrYESJすなわち
スタート/ストップスイッチに関するオンイベント有り
と判定され、ステップ125にてリズムランフラグRU
Nが反転((”O”から11111へ又は”1”がら”
o”へ)されるとともに、テンポカウントデータTCN
Tが「OJに初期設定される。次に、ステップ126に
て前記処理により反転された新たなりズムランフラグR
UNが1”°であるか否かが判定される。かかる場合、
リズムが以前停止していて今回新たに動作を開始すると
すれば、リズムランフラグRUNは”1′°であり、ス
テップ126におけるrYES」との判定の基に、ステ
ップ127にて演奏開始フラグPSTF及び演奏開始マ
イナフラグPSTMFが共に°°O′”に初期設定され
る。また、リズムが以前動作していて今回停止するとす
れば、リズムランフラグRUNは0°”であり、ステッ
プ126におけろ「NO」との判定の基に、プログラム
は直接ステップ128へ進められる。
ステップ128は旋法決定ルーチンを示しており、該ル
ーチンに関する詳細説明は後述するが、同1ルーチンに
おいては和音、調等に応じて演奏中の旋法か決定され、
該決定旋法を表すデータが旋法データ5CALEとして
設定される。ステップ128の処理後、ステップ129
において、リズム制御操作パネル部30及びその他操作
パネル部4゜内の操作子33,34,41.42等その
他の操作子に関する操作イベント処理が実行され、オー
I・リズムのテンポ、発生楽音信号の音色、音量等か設
定制御される。
次に、かかるメインプログラムにて実行される和音判定
ルーチン、調料定ルーチン及び旋法決定ルーチンについ
て詳しく説明する。
1また゛′1ウルー ン 和音判定ルーチンの詳細は第6図のフローチャートに示
した通りであり、メインプログラムのスチップ106,
117にて読出されて、ステップ200からその実行が
開始される。
かかる開始後、ステップ201にて押鍵キーフラグ用バ
ッファレジスタ83b及び和音検出バッファレジスタ8
3c内の全データがクリアされるとともに、バッファア
ドレスBAAD及び根音カウントデータRCNTがリセ
ットされる。これにより、バッファアドレスIIAAD
が押鍵キーフラグ用バッファレジスタ83b及び和音検
出バッファレジスタ83Cの先頭アドレスを示すように
なると同時に、根音カウントデータRCNT (第2D
図参照)は基準音としてのG音のキーコードKCを示す
ようになる。
次に、ステップ202にて押鍵バッファレジスタ83a
内に記憶されているキーコードKCに基づき、ローテー
ションレジスタ83d(第2D図参照)内の押鍵音に対
応した各ビット位置にのみ°′1パが設定される。例え
ば、押鍵音がG音、E音、G音、B音であれば、同レジ
スタ83dの1.3゜5.7の位置にのみ++ 1 +
+が設定され、残りの位置にはII OITが設定され
る。かかるステップ202の処理後、ステップ203に
て和音検出用バッファデータ形成ルーチンの処理が実行
される。
この和音検出用バッファデータ形成ルーチンは第7図に
詳細に示されており、同ルーチンはステップ300にて
開始され、ステップ301にてロープ−ジョンレジスタ
83d内の各ビットデータは最上位ビットMSBが°“
1°“になるまで第2D図の右側から左側方向へ順次ロ
ーテートされると同時に、該ローテート毎に根音カウン
トデータRCNTか「1」ずつ増加される。なお、最初
のみは最上位ヒツトMSIIが°“1″であれば、前記
ローテートがなされずにプログラムがステップ302に
進められ、次からは最上位ビットMSBが°゛1“であ
っても、前記ローテートがなされた後にプログラムがス
テップ302に進められる。かかるステップ301の処
理後、ステップ302にて根音カラン1〜データRCN
Tが「11」より大きいか否かが判定される。該判定に
おいては、ローテーション回数か少なく根音カウントデ
ータRCNTが「11」以下であれば、同ステップ30
2における「NO」との判定の基に、プログラムはステ
ップ310〜315からなる和音サーチルーチンへ進め
られる。
この和音サーチルーチンにおいては、ローテーションレ
ジスタ83dの最上位ビットMSBをl°音として3°
音、5゛音、7°音等が存在するか否かにより、指定さ
れた可能性のある複数の和音を検出する。以下に、本件
実施例にて検出可能な9種類の和音とその検出方法とを
示す。
0m7th和音 7°音及び3ル音が存在し、かつ5°b音が存在しない
ことを条件に検出されるもので、ステップ310〜31
2の判定処理により検出されて、プログラムはステップ
321へ進められる。
■m7th(b5)和音 7°音、3°ト音及び5°し音が存在することを条件に
検出されるもので、ステップ310〜312の判定処理
により検出されて、プログラムはステップ322へ進め
られる。
■7t。11和音 7°rt及び3°音が存在することを条件に検出される
もので、ステップ310,311の判定処理により検出
されて、プログラムはステップ323へ進められる。
■7th(SUS4)和音 7°音及び3°41音が存在することを条件に検出され
るもので、ステップ310,311の判定処理により検
出されて、プログラムはステップ324へ進められる。
(すA u g、II音 7°音か存在せず、かつ3°音及び5°′音が存在する
ことを条件に検出されるもので、ステップ310.31
3の判定処理により検出されて、プログラムはステップ
325へ進められる。
(t’;)01m和音 7°音が存在せず、3゛音又は5°41音が存在せず、
かつ 3ル音及び5°ね音が存在することを条件に検[
1されるもので、ステップ310.313.3141の
判定処理により検出されて、プログラムはステップ32
6へ進められる。
■Min和音 7°音が存在しないとともに前記■■の条件が成立せず
、かつ3°し音が存在することを条件に検出されるもの
で、ステップ310,313〜315の判定処理により
検出されて、プログラムはステップ327へ進められる
■Maj和音 7゛音が存在しないとともに前記■■の条件が成立せず
、かつ3゛音が存在することを条件に検出されるもので
、ステップ310,313〜315の判定処理により検
出されて、プログラムはステップ328へ進められる。
■5US4和音 7°音が存在しないとともに前記■■の条件が成立せず
、かつ3°1音が存在することを条件に検出されるもの
で、ステップ310,313〜315の判定処理により
検出されて、プログラムはステップ329へ進められる
かかる和音検出により、プログラムがステップ321〜
32つへ進められると、同ステップ321〜32つにて
、前記根音カウントデータRCNT及びm7th、m7
th(し5)、7th等のタイプデータTYPEが、和
音の根;BooT及びタイプTYPEとして、和音検出
バッファレジスタ83c(第2c図参照)のバッファア
ドレスR^^口値により指定される番地にそれぞれ1”
(き込まれる。これらの各ステップ321〜329の処
理後、ステップ331〜33つにて、前記書き込まれた
タイプTYPEに基づき和音構成音テーブル91a(第
3A図)が参照されるとともに、ローテーションレジス
タ83d内の押鍵キーフラグが同レジスタ83dと同様
に構成された12ビットの別のレジスタ(1示しない)
にそのまま移され、該別のレジスタに移された押鍵キー
フラグ(パ1″′)の中がら和音構成音テーブル91a
に記憶されている基本的構成音及びテンション音以外の
ものがミスノートとして削除されるとともに、根音RO
OT分(前記ローテーション回数分)・たけ右方向ヘロ
ーテートされた後、該別のレジスタ内の押鍵キーフラグ
データが押鍵キーフラグ用バッファレジスタ83b(第
2B図参照)のバッファアドレスBAAD値により指定
される番地にそれぞれ書き込まれる。これにより、ミス
ノートが除かれかつ押鍵時の状態に戻された押鍵キーフ
ラグが押鍵キーフラグ用バッファレジスタ83bの前記
番地に書き込まれることになる。次に、ステップ341
〜34つにて、再び前記タイプTYPEに基づき和音構
成音テーブル91aが参照され、ローテーションレジス
タ83d内の押鍵キーフラグにより、テンション音数T
ENSU及び最小テンション音番号LTNOが検出され
、該テンション音数TENSU及び最小テンション音番
号LTNOが和音検出バッファレジスタ83cのバッフ
ァアドレスBAAD値により指定される番地にそれぞれ
書き込まれる。なお、かかるステップ341〜349の
処理においても、当然ながら前記ミスノートは考慮され
ないが、次の和音検出処理のため、ミスノートに対応し
た押鍵キーフラグ(パ1”)もローテーションレジスタ
83d内にそのまま残されている。
かかるステップ341〜349の処理後、ステップ35
】にてバッファアドレスB^^Dが「1」だけ増加され
、プログラムは上記ステップ301に戻される。そして
、再び上記ステップ301,302.310〜315.
321〜329,331〜339.341〜349の処
理が実行される。
ま、た、前記和音サーチルーチンにて、最上位ビットM
SBを根音とする和音が検出されない場合、すなわちス
テップ311.315にて「無しJと判定された場合に
は、バッファアドレスBAADが歩進されることなく、
プログラムはステップ301に戻されて新たな和音サー
チのために、再び上記ステップ301,302,310
〜315,321〜329.331〜339,341〜
349の処j1(!が実行される。その結果、押鍵され
た各音をそれぞれ根音として可能性のある和音が和音検
出バッファレジスタ83cに順次害き込まれるとともに
、ミスノー?−を除く押鍵キーフラグが前記和音検出バ
ッファレジスタ83cに対応して押鍵キーフラクハッフ
ァレジスタ83bに書き込まれるようになる。かがる状
態にて、前記、ローテーション回数が多くなって根音カ
ウントデータRCNTが12以上になると、ステップ3
02にてrYEsJと判定されて、該和音検出用バッフ
ァデータ形成ルーチンの処理がステップ303にて終了
され、プログラムは第6図の和音判定ルーチンのステッ
プ204へ進められる。
ステップ204においては、調設定フラグMKSFが”
1パであるか否かが判定される。この調設定フラグMK
SFは、前述のように、II OIIにて調設定前を表
すとともに°′1パにて調設定接を表すもので、調設定
前であれば、同ステップ204におけるrNo、との判
定の基に、ステップ205にて第1和音検出ルーチンの
処理がなされる。また、調設定接であれば、前記ステッ
プ204におけるrYESJとの判定の基に、ステップ
206にて第2和音検出ルーチンの処理がなされる。か
かるステップ205,206の処理後、ステップ207
にて該和音判定ルーチンの実行が終了される。
次に、第1和音検出ルーチンについて説明すると、同ル
ーチンの実行は第8図のステップ400にて開始され、
ステップ401にて和音検出バッファレジスタ83c内
における根音ROOT、タイプTYPE等の和音データ
の有無が判定される。かかる場合、前述の和音検出用バ
ッファデータ形成ルーチンの処理により、和音検出バッ
ファレジスタ83c内に和音データが有れば、前記ステ
ップ401にてrYEsJと判定され、ステップ402
にて和音検出バッファレジスタ83c内の和音データの
うちテンション音数TENSUが最小のものがサーチさ
れる。かかるサーチ後、ステップ403にてテンション
音数TENSUが最小のものが複数個有るか否かが判定
される。そして、前記サーチされた和音データが複数有
れば、このステップ403におけるrYES、との判定
の基に、ステップ404にて前記テンション音数TEN
SUが最小の和音データの中から最小テンション音番号
LTNOに対応した和音データがサーチされた後、ステ
ップ405にて該サーチされた和音データに関する根音
R00T及びタイプTYl’Eが押鍵和音データDPC
)IDとじて設定記憶される。また、前記ステップ40
2にてサーチされた和音データが一つで有れば、前記ス
テップ403におけるrNOjとの判定の基に、プログ
ラムはステップ405に直接進められ、同ステップ40
5にてテンション音数TENSUが最小の和音データに
関する根音ROOT及びタイプTYPEが押鍵和音デー
タDPCHDとして設定記憶される。これらのステップ
402〜405の処理により、調データMKDを利用し
ないで最も無難な和音、すなわち最も緊張度の低い和音
が決定されることになる。
かかるステップ405の処理後、ステップ406にて前
記決定した和音を表す押鍵和音データ0PC)10がA
ug和音又はDim和音を示しているか否かが判定され
、前記和音データDPCIIDがAug和音又はDim
和音を示していれば、ステップ406におけるrYEs
、との判定の基に、ステップ411にて該第1和音検出
ルーチンの実行が終了される。
また、前記和音データDPCIIDがAug和音及びD
im和音を示していなければ、ステップ406における
rNOJとの判定の基に、ステップ407〜409の処
理により調を判定するために利用される押鍵キーフラグ
テーブル83f及び和音テーブル83gに対するデータ
の格納処理が実行される。
すなわち、ステップ407にて現テーブルアドレスCT
ADに「1」を加算する(モジュロ8)演算処理がなさ
れ、ステップ408にて同アドレスCTADにより指定
される和音テーブル83gの番地に押鍵和音データDP
C)10の根音ROOT及びタイプTYl’Eが書き込
まれ、ステップ409にて同アドレスCTADにより指
定される押鍵キーフラグテーブル83fの番地に前記押
鍵和音データDPCHDに対応した押鍵キーフラグバッ
ファレジスタ83b内の押鍵キーフラグが記憶され、ス
テップ411にて該第1和音検出ルーチンの実行が終了
される。その結果、和音が検出された場合には、Aug
和音又はDim和音を除く和音データが和音テーブル8
3gに書き込まれるとともに、ミスノートを削除した押
鍵キーフラグが押鍵キーフラグテーブル83fに書き込
まれる。かかる場合、Aug和音及びDim和音を除く
理由は、これらの和音は楽曲の和音進行に変化をもたせ
るもので同和音を調料定に用いると、調料定が正確にな
されないためである。また、前記ステップ407の加算
演算は押鍵キーフラグテーブル83f及び和音テーブル
83gのアドレスを繰返し指定するものであると同時に
、初期状態時に両テーブル83f、83gがアドレス指
定される際には第1番目(0)の番地が指定されるよう
に、初期設定では該現テーブルアドレスCTADは前記
両テーブル83f、83gの最終アドレス値に設定され
る。
一方、ステップ401の判定において、rNOJすなわ
ち和音検出バッファレジスタ83c内に和音データが無
いと判定されると、ステップ410にて押鍵和音データ
DPCHDが和音不成立を示すデータに設定され、ステ
ップ411にて該第1和音検出ルーチンの実行が終了さ
れる。これにより、和音不成立の場合にも、前記検出和
音がAug和音叉はDim和音の場合と同様、前記アド
レスCTADが更新されることはなく、同アドレスCT
ADは以前の状態に保たれる。
かかるステップ400〜411からなる第1和音検出ル
ーチンの実行により、該第1和音検出ルーチンは調決定
前において鍵盤10における押鍵毎に行われるので、初
期の状態を除けば、押鍵キーフラグテーブル83f及び
和音テーブル83gには調料定のために利用される過去
8個の和音データが格納されていることになる。
次に、調設定接、すなわちステップ204(第6図)に
てrYEsJと判定された場合に実行される第2和音検
出ルーチンについて説明する。このルーチンの実行は第
9A図のステップ500にて開始され、ステップ501
にて和音検出バッファレジスタ83c内における根音R
00T、タイプTYPE等の和音データの有無が判定さ
れる。ががる場合、前述の和音検出用バッファデータ形
成ルーチン(第7図)の処理により、和音検出バッファ
レジスタ83c内に和音データが記憶されていなければ
、前記ステップ501にてrNOJと判定され、上記第
1和音検出ルーチン(第8図)と同様に、ステップ50
2にて和音不成立データが押鍵和音データDPCHDと
して設定されて、ステップ503にて当該第2和音検出
ルーチンの実行が終了される。
また、前記ステップ501における判定時に和音検出バ
ッファレジスタ83c内に和音データが有れば、同ステ
ップ501にてrYEsJと判定され、ステップ504
にて優先和音フラグPCDFが”O′°に初期設定され
るとともに、ステップ505にて直前和音すなわち押鍵
和音データDPC)10により表された和音に対して、
下記優先条件1に合致する和音が和音検出バッファレジ
スタ83c内に存在するか否かが判定される。
II3.−刺に 和音タイプTYPEが7th又は7th(SUS4)か
らMajに変化し、かつ和音根音ROOTが半音間隔に
して1音分又は7音分下降すること、すなわち和音の移
行が終止型に合致すること。
前記優先条件1に合致する和音が和音検出バッファレジ
スタ83c内に存在すれば、ステップ505におけるr
YES、との判定の基に、ステップ506にて前記優先
条件1に合致した和音検出バッファレジスタ83c内の
和音データに関する根音ROOT及びタイプTYPEが
押鍵和音データD P C11Dとして設定記憶される
とともに、上記ステップ407〜409(第1和音検出
ルーチン)と同様にして、ステップ507にて現テーブ
ルアドレスCTADに「1」を加算する(モジュロ8)
演算処理がなされ、ステップ508にて同アドレスCT
ADにより指定される和音テーブル83gの番地に押鍵
和音データD P CII Dの根音ROOT、タイプ
TYPE及び和音テンションレベルCTENLが書き込
まれ、ステップ509にて同アドレスCTADにより指
定される押鍵キーフラグテーブル83fの番地に前記押
鍵和音データDPCHDに対応した押鍵キーフラグバッ
ファレジスタ83b内の押鍵キーフラグが記憶される。
なお、かかるステップ508の処理においては、調が既
に設定されているので、押鍵和音データDPCIIDの
根音ROOTから調データMKDを減算くモジュロ12
)することにより、押鍵和音データDPC)Inのタイ
プTYPEとともに度数表示の和音データすなわちC調
を基準にした和音データが導出され、該和音データに応
じて和音テンションテーブル91b(第3C図)を参照
することにより同テーブル91b内に記憶されている和
音テンションレベルCTRNLが読み出されて、該レベ
ルCTENLが和音テーブル83gに書き込まれる。そ
の結果、音楽上の終止理論に基づく和音が優先的に決定
されることになる。前記ステップ509の処理後、ステ
ップ510にて優先和音フラグPCDFが”1″に変更
されて、プログラムはステップ511へ進められる。
一方、上記ステップ505の判定において、[NOJす
なわち前記優先条件1に合致する和音が和音検出バッフ
ァレジスタ83c内に無いと判定されると、プログラム
はステップ505から直接ステップ511へ進められる
。なお、この場合、優先和音フラグI’CDFは”0”
に設定されたままである。
ステップ511においては、直前和音すなわち押鍵和音
データD P CII Dにより表された和音に対して
、下記優先条件2又は優先条件3に合致する和音が和音
検出バッファレジスタ83c内から抽出される。
i光速」≦と 和音が和音テンションテーブル91b(第3C図)に示
された第2和音グループから第3又は第4和音グループ
に移行したこと。
(朋 和音が和音テンションテーブル91b(第3C図)に示
された第5和音グループから第6又は第7和音グループ
に移行したこと。
なお、該抽出においては、上述した場合と同様、押鍵和
音データDPC1l[l 、和音検出バッファレジスタ
83c内の和音データ及び調データMKDに基づき、和
音テンションテーブル91bが参照されるとともに、該
抽出データは一時的に記憶される。
次に、ステップ512にて前記抽出データの有無が判定
される。かかる場合、該抽出データが有れば、ステップ
512におけるrYEsJとの判定の基に、ステップ5
13〜520の処理後、プログラムはステップ521(
第9B図)へ進められる。また、前記抽出データが無け
れば、ステップ512におけるrNOJとの判定の基に
、プログラムは直接ステップ521へ進められる。
ステップ513においては、前記抽出和音データの中に
、該抽出和音データと直前和音すなわち押鍵和音データ
DPCHDにより示された和音とが下記優先条件4に合
致するものが有るか否かの判定がなされる。
かかる場合、押鍵和音データDPCIIDの根音ROO
Tから抽出和音データの根音ROOTを減算(モジュロ
12)して、該減算結果が「5」であるか否かが判定さ
れる。今、抽出和音データ中に、前記優先条件4に合致
するものが有れば、前記ステップ513にてrYES、
と判定され、ステップ514にて前記優先条件4に合致
した和音データの根音R00T及びタイプTYPEが押
鍵和音データDPCIIDとして設定される。また、抽
出和音データ中に、前記優先条件4に合致するものが無
ければ、前記ステップ513にて「NO」と判定され、
ステップ515にて前記抽出和音データのいずれか一つ
が所定の条件(例えば最初に抽出されたもの)に従って
選択され、該選択された和音データの根音ROOT及び
タイプTYPEが押鍵和音データDPCIIDとして設
定される。
かかるステップ514,515の処理後、ステップ51
6にて優先和音フラグPCDFが′°1″′であるか否
かが判定される。かかる判定において、[YES、と判
定され、すなわち前記ステップ510の処理により優先
和音フラグPCDFが既に′°1”に設定されていれば
、上記ステップ508,509と同様にして、ステップ
517にて現テーブルアドレスCTADにより指定され
る和音テーブル83gの番地に前記設定された押鍵和音
データD P CII Dの根音ROOT、タイプTY
PE及び和音テンションレベルCTENLが書き込まれ
、ステップ518にて同アドレスCTADにより指定さ
れる押鍵キーフラグテーブル83fの番地に前記押鍵和
音データDPCHDに対応した押鍵キーフラグバッファ
レジスタ83b内の押鍵キーフラグが記憶される。なお
、かがる場合には、現テーブルアドレスCTADは歩進
されないので、上記ステップ508,509の処理によ
り和音テーブル83g及び押鍵キーフラグテーブル83
fに書き込まれた各データが書き換えられることになる
。また、前記ステップ516において、rNOJと判定
され、すなわち前記ステップ506〜510の処理がな
されていなければ、ステップ519にて優先和音フラグ
PCDFが”1”に設定されるとともに、ステップ52
0にて上記ステップ507の処理と同様にして現テーブ
ルアドレスCTADが歩進された後、前記ステップ51
7゜518の処理がなされる。その結果、かがる場合に
は、以前の各種データの記憶番地より「1」だけ歩進さ
れた和音テーブル83g及び押鍵キーフラグテーブル8
3fの番地に、押鍵和音データDPCII 11に対応
した根音ROOT、タイプTYPE、和音テンションレ
ベルCTENL及び押鍵キーフラグが書き込まれる。こ
のようなステップ511〜518の処理により、音楽上
の和音進行に対して適切な和音が1憂先的に決定される
ことになる。
前記ステップ518の処理後、プログラムは第9B図の
ステップ521に進められ、同ステップ521にて決定
調が短調であるか否かが判定される。かかる場合、決定
調が短調であれば、前記521にてrYES、すなわち
調データMHI)が短調を示していると判定されて、ス
テップ522〜534からなる短調優先ルーチンが実行
された後、プログラムはステップ535へ進められる。
また、決定調が長調であれば、前記ステップ521にお
ける「NO」との判定の基に、プログラムは直接ステッ
プ535へ進められる。
この短調優先ルーチンについて説明すると、前記ステッ
プ521の判定後、ステップ522にてプライマリカデ
ンツ和音フラグPCCFが′”0″であるか否かが判定
される。かかる場合、以前力デンツ和音が選択された状
態にあって同フラグPCCFが“1“であれば、前記ス
テップ522にてrYES。
と判定されて、ステップ523,524にてそれぞれ和
音検出バッファレジスタ83c内に1ライマリ和音が有
るか、カデンツ和音が有るかが判定される。なお、かか
る判定は、和音検出バッファレジスタ83c内の各和音
データの根音ROOTから調データMKDを減算(モジ
ュロ12)した度数表示の和音データと、該各相音デー
タのタイプTYPEとに基づき、プライマリ/カデンツ
和音テーブル91cを参照することにより行われる。今
、和音検出バッファレジスタ83c内にプライマリ和音
が有れば、ステップ523にてrYES、と判定され、
ステップ525にてプライマリカデンツ和音フラグPC
CFがプライマリ和音を表す“′Oパに設定変更されて
、ステップ526にて前記条件に合致した和音データの
根音ROOT及びタイプTYPEが押鍵和音データD 
P CII Dとして設定される。また、和音検出バッ
ファレジスタ83c内にプライマリ和音が無くかつカデ
ンツ和音が有れば、ステップ523にてr N O、と
判定されるとともにステップ524にてrYEs、と判
定され、ステップ527にてブライマリカデンッ和音フ
ラグPCCFがカデンツ相行を表す′°1”に再度設定
しなおされ、前記ステップ526の処理が実行される。
さらに、和音検出バッファレジスタ83c内にプライマ
リ和音もカデンツ和音も無ければ、ステップ523゜5
24にてそれぞれrNo」と判定され、プロゲラ11は
ステップ535へ進められる。
一方、以前プライマリ和音が選択された状態にあって同
フラグPCCFが”o”であれば、前記ステップ522
にてrNOjと判定されて、ステップ528.529に
てそれぞれ和音検出バッファレジスタ83c内にカデン
ッ和音が有るか、プライマリ和音が有るかが、前述の場
合とは逆の順に判定される。なお、かかる判定も、前述
のステップ523.524の方法と同様にして行われる
。今、和音検出バッファレジスタ83c内にカデンッ和
音が有れば、ステップ528にてrYE S 」と判定
され、ステップ527にてブライマリカデンッ和音フラ
グPCCFがカデンツ和音を表す”1°′に設定変更さ
れて、ステップ526にて前記条件に合致した和音デー
タの根音ROOT及びタイプTYPEが押鍵和音データ
D P CHDとして設定される。また、和音検・出バ
ッファレジスタ83c内にカデンツ和音が無くかつプラ
イマリ和音が有れば、ステップ528にてrNOJと判
定されるとともにステップ529にてrYEsJと判定
され、ステップ525にてプライマリカデンツ和音フラ
グPCCFがプライマリ和音、を表す”0”に再度設定
しなおされ、前記ステップ526の処理が実行される。
さらに、和音検出バッファレジスタ83c内にプライマ
リ和音もカデンツ和音も無ければ、ステップ528゜5
29にてそれぞれrNOJと判定され、プログラムはス
テップ535へ進められる。
前記ステップ526の処理後、上記第9A図のステップ
516〜518の処理と同様にして、ステップ530〜
532の処理により、以前の処理で優先和音フラグPC
DFが既にII I 11に設定されていれば、和音テ
ーブル83g及び押鍵キーフラグテーブル83fに既に
書き込まれている最新の押鍵和音データDPCIIDに
対応した根音ROOT、タイプTYPE、和音テンショ
ンレベルCTENL及び押鍵キーフラグがそれぞれ書き
換えられる。また、以前の処理で優先和音フラグPCD
Fが末だ′”1″′に設定されていなければ、優先和音
フラグPCDFが新たに°゛1″に設定されるとともに
、現テーブルアドレスCTADが歩進された後、以前の
各種データの記憶番地より「1」だけ歩進された和音テ
ーブル83g及び押鍵キーフラグテーブル83fの各番
地に、押鍵和音データDPCHDに対応した根音ROO
T、タイプTYPE及び押鍵キーフラグが新たに書き込
まれる。
このようなステップ522〜534の処理により、プラ
イマリ和音及びカデンツ和音がなるべく交互に選択され
、短調における音楽上の和音進行に対して適切な和音が
優先的に決定されることになる。
かかるステップ521,524,529,532の処理
後、ステップ535にて優先和音フラグPCDFが11
111であるか否かが判定される。かかる場合、和音が
既に優先選択されて同フラグPCOFが”1″であれば
、同ステップ535にてrYESJと判定され、プログ
ラムが直接ステップ54?へ進められて同ステップ54
2にて該第2和音検出ルーチンの実行が終了される。ま
た、和音が未だ優先選択されていなくて優先和音フラグ
PCDFが”0゛であれば、前記ステップ535にて「
NO」と判定され、ステップ536にて和音検出バッフ
ァレジスタ83c内における各和音毎に和音テンション
レベルCTENLが書き込まれる。かかる和音テンショ
ンレベルCTENLの書き込みにあたっては、各和音デ
ータの根音ROOTから調データMKDにより示された
音高を減算(モジュロ12)し、該減算結果により表さ
れた度数表示の和音データの根音ROOT及び押鍵和音
データDPCHDのタイプTYPEに基づき、和音テン
ションテーブル91bを参照することにより、同テーブ
ル91bから和音テンションレベルCTENLを読出し
て、該レベルCTBNL・を和音検出バッファレジスタ
83c内の和音データに付は加えるようにする。ただし
、Aug和音及びDim和音に関しては、和音テンショ
ンテーブル91bにも和音テンションレベルCTENL
が記憶されておらず、該両和音に関しては同レベルCT
ENLか和音検出バッファレジスタ83c内に書き込ま
れない。
かかるステップ537の処理後、ステップ537にて下
記和音テンション移行条件に合致する和音データが和音
検出バッファレジスタ83cに存在するか否かが判定さ
れる。
!!L“−ンション ′−−− 和音テンションレベルCTENLが上昇する場合には徐
々に変化しく例えば0以上+3未満)、かつ同レベルC
TENLが下降する場合には急激(例えば−3未満)に
変化して、和音テンションレベルCTENLが鋸歯状波
的に変化するようにすること。
なお、この判定処理においては、前記ステップ536と
同様に、直前和音すなわち押鍵和音データD I’ C
II Dにより表された和音の根音ROOT及びタイプ
TYPEと調データMKDとに基づき、和音テンション
テーブル91bを参照することにより、直前和音の和音
テンションレベルCTENL零を導出し、該導出レベル
CTENIJと前記和音検出バッファレジスタ83c内
に格納した各和音毎の和音テンションレベルCTENL
とをそれぞれ比較して、O<CTENL−CTENL零
<+3又はCTENL−CTENLI<−3に合致する
和音テンションレベルCTENLの和音を探し出す。
かかる場合、前記和音テンション移行条件に合致した和
音が見つかれば、該見つかり次第、ステップ537にて
rYES」と判定され、前記ステップ526,534,
531,532の処理と同様なステップ538〜541
の処理により、前記条件に合致した和音データの根音R
OOT及びタイプTYPEが押鍵和音データDPCHD
として設定されるとともに、現テーブルアドレスCTA
Dが歩進されて、以前の各種データの記憶番地より「1
」だけ歩進された和音テーブル83g及び押鍵キーフラ
グテーブル83fの番地に、押鍵和音データD P C
HDに対応した根音ROOT、タイプTYPE、和音テ
ンションレベルCTENL及び押鍵キーフラグが書き込
まれる。
そして、ステップ541の処理後、ステップ542にて
該第2和音検出ルーチンの実行が終了される。このよう
なステップ536〜541の処理により、和音の進行を
表す和音テンションレベルラインに沿った適切な和音が
決定されることになる。
一方、和音検出バッファレジスタ83c内に、前記和音
テンション移行条件に合致した和音データが存在しなけ
れば、ステップ537にてrNOJと判定され、プログ
ラムは第9C図のステップ543へ進められ、ステップ
543〜551の処理により和音が決定される。これら
のステップ543〜551の処理は、ステップ549に
て和音テンションレベルCTENLが和音テーブル83
gに書き込まれる(上記第9B図のステップ531の処
理と同様)以外は第8図の第1和音検出ルーチンの処理
と同じである。その結果、和音検出バッファレジスタ8
3c内に記憶されている和音データの中から、和音テン
ション音数TENSU及び最低テンション音番号LTN
Oが小さい和音が指定和音として決定される。
1粍り記二九乙 次に、調料定ルーチンについて説明する。この調料定ル
ーチンの実行は第10A図のステップ600から開始さ
れ、ステップ601にて現在和音すなわち押鍵和音デー
タDPC)IDが和音不成立、Aug和音叉はDim和
音を示していれば、ステップ601にてrYEsJと判
定されて、ステップ602にて該調料定ルーチンの実行
が終了される。これにより、かかる場合には、調料定処
理が実質的になされない。
また、現在の和音が和音不成立、Aug和音又はDim
和音を示していなければ、ステップ603にてリズム種
類データRHYに基づき選択リズムがブルースであるか
否かが判定される。この判定は、調決定において選択リ
ズムがブルースである場合とブルース以外のものである
場合とで、判定条件が大幅にことなるためである。
最初に、選択リズムがブルース以外の場合について説明
すると、前記ステップ603にて「NO」と判定され、
プログラムがステップ604 605の長調判定動機ル
ーチンへ進められる。ステップ604においては、現在
和音が直前和音から根音ROOTに関し半音間隔にして
1音分又は7音分下降したか否かが判定される。この判
定においては、和音テーブル83g内の現テーブルアド
レスCTADより一つ前のアドレスに記憶されている和
音データの根音ROOTと押鍵和音データDPC)II
Iの根音ROOTとが比較され、例えば根音ROOTが
G音がらC音に変化しなり、DI)音からC音に変化し
た場合、前記ステップ604にてrYES、と判定され
て、プログラムはステップ605に進められる。このス
テップ605においては、直前和音から現在和音への関
係が、タイプTYPEに関し、Maj和音からMaj和
音へ移行し、7th和音からMaj和音へ移行し又は7
th(SUS4)和音からMaj和音へ移行したか否か
が判定される。この判定においても、和音テーブル83
g内の現テーブルアドレスCTADより一つ前のアドレ
スに記憶されている和音データのタイプTYPEと押鍵
和音データD P CII DのタイプTYPEとが比
較され、例えば和音がG MaJからC□、へ移行し、
又はG 、、hからCMaJへ移行した場合には、前記
ステップ605にてrYESJと判定されて、ステップ
606にて低調データKMKDの最上位ビットMSBが
長調を示す°′1”に設定される。
一方、根音ROOT及びタイプTYPEが前記ステップ
604.605にて規定されている関係になければ、同
ステップ604,605のいずれかにて、rNOJと判
定されて、プログラムはステップ607〜609からな
る短調判定動機ルーチンへ進められる。ステップ607
においては、短調決定の一つの条件である「演奏開始時
の和音がMin和音又はm7th和音であったか」を示
す演奏開始マイナフラグPSTMFが”1″であるか否
かが判定される。かかる場合、演奏開始マイナフラグP
STMFが”0”であれば、短調決定条件に合致しない
ものとして、同ステップ607にて「No」と判定され
て、ステップ611にて該調料定ルーチンは終了される
。また、該演奏開始マイナフラグPSTMFが°′1′
′であれば、前記ステップ607における[YESJと
の判定の基に、ステップ608にて現在和音が直前和音
から根音ROOTに関し半音間隔にして7音分下降した
か否かが判定される。この判定においても、和音テーブ
ル83g内の現テーブルアドレスCTADより一つ前の
アドレスに記憶されている和音データの根音ROOTと
押鍵和音データDPCHDの根音ROOTとが比較され
、例えば根音ROOTがG音からG音に変化すれば、前
記ステップ608にてrYES、と判定されて、プログ
ラムはステップ609に進められる。このステップ60
9においては、直前和音から現在和音への関係が、タイ
プTYPEに関し、Maj和音からMin和音へ移行し
又は7th和音からMin和音へ移行したか否かが判定
される。この判定においても、和音テーブル83g内の
現テーブルアドレスCTADより一つ前のアドレスに記
憶されている和音データのタイプTYPEと押鍵和音デ
ータDPCIIOのタイプTYPEとが比較され、例え
ば和音がG MaJからCMInへ移行し、又はG7t
hからc Mlnへ移行した場合には、前記ステップ6
09にてrYES、と判定されて、ステップ610にて
低調データKMK[lの最上位ビットMSBが短調を示
す”′0′°に設定される。
一方、根音ROOT及びタイプTYPEが前記ステップ
608’、609にて規定されている関係になければ、
同ステップ608,609のいずれかにて、rNOJと
判定されて、プログラムはステップ611へ進められ、
同ステップ611にて該調料定ルーチンは終了される。
かかるステップ604,605.607〜609の処理
により、プログラムがステップ606゜610に進めら
れた場合には、一応押鍵和音データDPCHDの根音R
OOTに対応した調又は同根音ROOTから5度高い調
(例えば、根音ROOTがG音であるならばC調又はG
調)の決定が予想され、該画調のいずれかに決定するた
めに、ステップ612〜619からなる判定処理がさら
に続行される。ステップ612においては、和音テーブ
ル83g内の各和音が押鍵和音データDPCHDの根音
ROOTを基準調として度数表示(和音テーブル83g
内の和音の根音ROOT−押鍵和音データDPCHDの
根音ROOT )に変換され、該変換和音に基づき和音
テンションテーブルが参照されて過去8個分の和音テン
ションレベルCTENLが導出されるとともに、該8個
分の和音テンションレベルCTENLの総和が第1テン
シヨンレベル総和値SUMTENLIとして算出される
次に、ステップ613にて、前記ステップ612と同様
にして、押鍵和音データDPCHDの根音ROOTから
5度高い調(ROOT+7)を基準調として、和音テー
ブル83g内の過去8個分の和音テンションレベルCT
ENLの総和が第2テンシヨンレベル総和値SIIMT
ENL2として算出される。
かかるステップ612,613の処理後、ステップ61
4にて前記第1及び第2テンシヨンレベル総和値SUM
TENLI、SUMTENL2の大小関係が比較される
。今、第1テンシヨンレベル総和値SUMTENLIが
第2テンシヨンレベル総和値SUMTENL2より小さ
ければ、仮の調は押鍵和音データDPCHDの根音R0
0Tにより表されたもの(例えば、根音ROOTをG音
とすればC調)であると判定され、ステップ615にて
低調データKMKDの下位ビットに前記根音R00Tが
記憶される。また、逆に、第2テンシヨンレベル総和値
SUMTENL2が第1テンシヨンレベル総和値SUM
TENLIより小さければ、仮の調は押鍵和音データ1
)P(:)It)の根音1’100Tより5度高いもの
ROOT+7 (例えば、根音ROOTをC音とすれば
G調)であると判定され、ステップ616にて低調デー
タKMKDの下位ビットに前記値ROOT+7が記憶さ
れる。
さらに、前記両総和値SUMTENLI、SUMTEN
L2が等しければ、ステップ614における判定により
プログラムはステップ617〜619へ進められる。
かかるステップ617〜61つの処理においては、過去
8個分の和音押鍵における押鍵名の中に、根音ROOT
に対し■変音(例えば、根音ROOTをC音とすればF
音)があるか、また同根音ROOTに対し■斗変音(例
えば、根音ROOTをC音とすればF#音)があるかが
判定される。すなわち、ステップ617にて押鍵和音デ
ータDPC)10の根音ROOTに「5」を加算した値
ROOT+5に基づき押鍵キーフラグテーブル83fが
参照され、またステップ618゜619にて押鍵和音デ
ータDPCHDの根音ROOTに「6」を加算した値R
OOT+6に基づき押鍵キーフラグテーブル83fが参
照される。今、前記V変音が押鍵キーフラグテーブル8
3f内に存在し、かつ前記■4度度音同テーブル83f
内に存在しなければ、ステップ617にてrYES、か
つステップ618にてrNOJと判定され(仮の調は押
鍵和音データDPCHDの根音ROOTにより表された
ものであると判定され)、前記ステップ615の処理が
なされる。また、前記■1度置台押鍵キーフラグテーブ
ル83f内に存在し、かつ前記■変音が同テーブル83
f内に存在しなければ、ステップ617にて「NO」か
つステップ619rYESJと判定され(仮の調は押鍵
和音データD P CII nの根音RQOT+7によ
り表されたものであると判定され)、前記ステップ61
6の処理がなされる。さらに、前記■音及び■井変音の
両者が押鍵キーフラグテーブル83f内に存在し又は存
在しなければ、ステップ617,618にてそれぞれr
YES、又はステップ617.619にてそれぞれrN
OJと判定されて、ステップ611にて該調料定ルーチ
ンの処理が終了される。
このように、選択リズムがブルース以外であれば、ステ
ップ604〜619の処理により、仮の調が判定される
とともに、ステップ606,610.615,616の
処理により低調データKMKDが設定され、プログラム
は第10B7のステップ628へ進められる。
一方、選択リズムがブルースである場合には、前記ステ
ップ603にてrYES、と判定され、プログラムは第
10B図のステップ620へ進められる。ステップ62
0においては、ブルーステーブル83h(第2G図)内
の全データがクリアされ、ステップ621にて和音テー
ブル83g(第2F図)内の過去8個の和音データのう
ち、タイプが7thの和音が抽出されるとともに、該各
抽出された和音の根音RooT毎に、ブルーステーブル
83h内の各記憶位置(ROOT、 I 7th)、(
ROOT+7.IV7、h)、(ROOT+5. V)
th)  の和音フラグDFLGがそれぞれパ1”に設
定される。これは、前記根音ROOTを調とするI 7
tfi和音がROOT+ 7音を調とするIV 7 t
5和音及びROOT+5音を調とするV 7th和音と
も考えられるからである。次に、ステップ622にて、
和音テーブル83g(第2F図)内の過去8個の和音テ
ークのうち、タイプがm7thの和音が抽出されるとと
もに、該各抽出された和音の根音RooT毎に、ブルー
ステーブル83h内の各記憶位置(RooT、I  m
7th)  、 (ROOT+7.IV−7th)  
、 (ROOT+5.V ff17th>の和音フラグ
DFLGがそれぞれ”′1゛に設定される。これは、前
記根音ROOTを調とするI m7th和音かROOT
17音を調とするIV n7th和音及びROOT+5
音を調とするV m7th和音とも考えられるからであ
る。
かかるステップ621,622の処理後、ステップ62
3にてブルーステーブル83h内にl7th、IV7t
h、V7thの各和音に関する和音フラグDFLGが全
て”1”である根音ROOTが存在するか否かが判定さ
れるとともに、ステップ624にてブルーステーブル8
3h内にI m7t)l+ IVa+7th、Vm7t
hの各和音に関する和音フラグDFLGが全てパ1′′
である根音ROOTが存在するか否かが判定される。こ
、れは下記ブルース条件1,2をブルースにおける調の
判定条件とするからである。
ムE二ふ灸1L 過去8個の和音の中に、I 7th、IV 7th+V
 7thの全ての和音が出現した時点で長調と判定する
L胚二ふえ1L 過去8個の和音の中に、I m7th+ IV ff1
7th+ V mフthの全ての和音が出現した時点で
短調と判定する。
今、前記ブルース条件1が成立したとすると、ステップ
623にて「YES」と判定され、ステップ625にて
低調データKMKDの最上位ビットMSBが長調を表す
′1″に設定されるとともに、同データKMKDの下位
ビットが該当する根音ROOTに設定される。また、前
記ブルース条件2が成立したとすると、ステップ623
にて「NO」及びステップ624にてrYEsJと判定
され、ステップ626にて低調データKMK11の最上
位ビットMSBが短調を表すII OIIに設定される
とともに、同データ賎にDの下位ビットが該当する根音
ROOTに設定される。さらに、前記両ブルース条件1
.2が成立しなければ、両ステップ623.624にて
それぞれrNOJと判定され、ステップ627にて該態
判定ルーチンの処理が終了される。
このように、選択リズムがブルースである場合には、ス
テップ620〜624の処理により、仮の調が決定され
るとともに、ステップ625.626の処理により低調
データKMKDが設定され、プログラムはステップ62
8へ進められる。
ステップ628においては、調データMKDと低調デー
タKMKDとの各最上位ビットMSBが比較され、以前
の決定側と前記設定された仮の調とが長短において同一
か否かが判定される。いま、前記長短が同一であれば、
ステップ628にて「YES」と判定され、ステップ6
29にてリズム種類データRHY  (ブルースか否か
)及び低調データKMKDに基づき、調フラグテーブル
831(第2H図)内のリズム種類(ブルース及びそれ
以外)、長短及び音名に対応した記憶位置が指定される
とともに、該指定記憶位置の調フラグKFLGに「1」
が加算される。ただし、調フラグKFLGはO〜3に渡
って変化するもので、調フラグKFLGが既に「3」で
ある場合には、前記加算は行われない。次に、ステップ
630にて、リズム種類データR1(Y 、低調データ
KMKD及び調データMKDに基づき再び調フラグテー
ブル83iが参照され、以前からの決定側(調データM
KD )に関する調フラグKFLG$と今回の検出調(
低調データKMKD)に関する調フラグにFLGとが比
較される。かかる場合、調フラグKFLG書が調フラグ
KFLGより大きければ、ステップ630にてrNOJ
と判定され、ステップ634にて該態判定ルーチンの実
行が終了されるので、以前の決定側が変更されることは
ない。これは、少ない情報で調を変更してしまうと、調
の判定(転調の判定)に誤りを来すおそれがあるためで
ある。
一方、前記調フラグKFLGの加算演算の結果、調フラ
グKFLGが調フラグKFLG零以上になれば、ステッ
プ630にてrYEsJと判定され、ステップ631に
て調データMKDが低調データKMK[lに示された値
に設定される。これにより、当該電子楽器における演奏
調が初めて決定され、又は変更される。前記ステップ6
31の処理後、ステップ632にて調フラグテーブル8
3i内の全てのデータをクリアすることにより同テーブ
ル83iが初期状態に設定されるとともに、リズム種類
データR11Y及び調データ■Dに基づき調フラグテー
ブル831内のリズム種類、長短及び音名に対応した記
憶位置の調フラグにFLG (前記ステップ630の処
理により加算演算の施された調フラグKFLG)が「1
」に設定され、ステップ633にて調設定フラグMKS
Fが′°1“に設定された後、ステップ634にて該態
判定ルーチンの実行が終了される。
また、以前の決定側(調データMKD )と上記設定さ
れた仮の調(低調データKMKD )とが長短において
異なる場合、上記ステップステップ628の判定処理に
おいてrNOJと判定され、プログラムは直接ステップ
631へ進められ、ステップ631.632,633の
処理がなされる。ががる場合には、このように前記ステ
ップ629.930の処理(調フラグKFLGに関する
判定処理)がなされないで、直ちに調が変更される結果
、長調から短調へ又は短調から長調への転調は優先的に
行われることになる。
パ ルー ン 次に、旋法決定ルーチンについて、第11図のフローチ
ャートを用いて説明する。この旋法決定の方法は、 ■調が未だ決定されていない場合 ■調が既に決定されており、かつ選択リズムがブルース
でない場合 ■調が既に決定されており、かつ選択リズムがブルース
である場合 に応じて異なるので、以下3種類の場合について説明す
る。
■調が未だ決定されていない場合 かかる場合、調設室フラグMKSFは0°′に設定され
たままであるので、ステップ700における該旋法決定
ルーチンの開始後、ステップ701にて「NO」すなわ
ち調設室フラグMKSFは°°1゛でないと判定され、
ステップ702にて現在の和音に対応した押鍵和音デー
タDPCHDが和音不成立を表しているか否かが判定さ
れる。今、該押鍵和音データD P CHDが和音不成
立を表していなければ、前記ステップ702にてrNO
Jと判定され、ステップ703にて押鍵和音データD 
P CII Dに基づき第2旋法テーブル91e(第3
F図)が参照され、同テーブル91eから押鍵和音デー
タDI’Cl1DのタイプTYPEに応じた旋法名(例
えば、Maj和音ならアイオニアン、Min和音ならト
リアン等)が読み出されて旋法データ5CALEとして
設定される。そして、ステップ705にて該旋法決定ル
ーチンの実行が終了される。
一方、該押鍵和音データDPCH[lが和音不成立を表
していれば、前記ステップ702にてrYESJと判定
され、ステップ704にて直前の検出和音(但し、Au
g和音、Dim和音を除く)すなわち和音テーブル83
g内の現テーブルアドレスCTADにより示された最新
の和音データに基づき第2旋法テーブル91eが参照さ
れ、前記ステップ703の場合と同様にして旋法データ
5CALEが設定されて、ステップ705にて該旋法決
定ルーチンの実行が終了される。なお、演奏開始直後で
あって、和音テーブル83g内になにも和音データが存
在しない場合には、和音テーブル83gから旋法データ
の読み出しはなされず、旋法データ5CALEも設定さ
れることはない。
このようなステップ702〜704の処理により、多少
の正確さは欠くが、音楽的に無難な旋法が決定される。
■調が既に決定されており、かつ選択リズムがブルース
でない場合 かかる場合、調設室フラグMKSFは既に”1”に設定
されていると同時に、リズム種類データRHYはブルー
スを表していないので、ステップ700における該旋法
決定ルーチンの開始後、ステップ701にてrYESJ
と判定され、かつステップ706にて「NO」と判定さ
れた後、ステップ707にて、上記ステップ702の場
合と同様、押鍵和音データDPCHDが和音不成立を表
しているか否かが判定される。今、該押鍵和音データD
PCHDが和音不成立を表していなければ、前記ステッ
プ707にてrNOJと判定され、ステップ708にて
押鍵和音データDPCIIDを度数表示に変換した和音
データに基づき第1旋法テーブル91d(第3E図)が
参照され、同テーブル91dから旋法名が読み出されて
旋法データ5CALEとして設定される。すなわち、押
鍵和音データDPC)10の根音R00Tから調データ
MKIIの音名データが減算され、該減算結果と押鍵和
音データDPC)IDのタイプTYPEに応じて第1旋
法テーブル91dが参照され、旋法名(例えば、■□、
ならアイオニアン、II m7thなへトリアン等)が
読み出される。なお、前記度数表示の和音データが第2
グループ以降(第3C図の和音テンションテーブル91
b参照)であれは、各グループ毎に旋法名(例えば、第
4グループの和音であればミクソリディアン等)が読み
出される。そして、ステップ705にて該旋法決定ルー
チンの実行が終了される。
一方、該押鍵和音データDPC)10が和音不成立を表
していれば、前記ステップ707にてrYEsJと判定
され、ステップ709にて直前の検出和音(但し、Au
g和音、Dim和音を除く)すなわち和音テーブル83
g内の現テーブルアドレスCTADにより示された最新
の和音データを度数表示に変換したものに基づき第1旋
法テーブル91dが参照され、前記ステップ708の場
合と同様にして旋法データ5CALEが設定されて、ス
テップ709にて該旋法決定ルーチンの実行が終了され
る。
このようなステップ707〜709の処理により、音楽
的に適切な旋法が決定される。
■調が既に決定されており、かつ選択リズムがブルース
である場合 かかる場合、調設室フラグMKSFは既に′°1”に設
定されていると同時に、リズム種類データRHYはブル
ースを表しているので、ステップ700における該旋法
決定ルーチンの開始後、ステップ701.706にてそ
れぞれrYESJと判定された後、ステップ710にて
、上記ステップ702゜707の場合と同様、押鍵和音
データDPCHDが和音不成立を表しているか否がか判
定される。今、該押鍵和音データDPCHDが和音不成
立を表していなければ、前記ステップ710°にてrN
o、と判定され、ステップ711にて押鍵和音データD
PCI(Dを度数表示に変換した和音データがI 7t
h、IV7th、v7thの各和音のいずれかであるか
否かが判定される。すなわち、押鍵和音データDPCH
Dの根音ROOTから調データMKDの音名データを減
算した結果と押鍵和音データDPCHDのタイプTYP
Eにより表された和音がI 7th、IV7th、V 
7tt+の各和音のいずれかに該当するか否かが判定さ
れる。かかる場合、前記度数表示和音がI )th+I
V7th+V7tbの各和音のいずれかに該当すれば、
同ステップ711にてrYES、と判定され、ステップ
712にて旋法データ5CALEがブルース旋法を表す
データに設定され、ステップ705にて該旋法判定ルー
チンの実行が終了される。
また、上記ステップ711にてrNOJと判定されると
、プログラムはステップ713に進められ、同ステップ
713にて押鍵和音データD P CHDを度数表示に
変換した和音データがI m7ttl IVmフtll
+ Vm7tbの各和音のいずれかであるか否かが判定
される。すなわち、押鍵和音データDPCHDの根音R
OOTから調データM)tllの音名データを減算した
結果と押鍵和音データDPCHDのタイプTYPEによ
り表された和音がI +m7th+ Nmフ0.■、フ
、hの各和音のいずれかに該当するか否かが判定される
。かかる場合、前記度数表示和音が1.7th+ IV
m7th+ Vm7thの各和音のいずれかに該当すれ
ば、同ステップ713にてrYESJと判定され、ステ
ップ714にて旋法データ5CALEがマイナブルース
旋法を表すデータに設定され、ステップ705にて該旋
法判定ルーチンの実行が終了される。
さらに、前記両ステップ711,713にてそれぞれ「
NO」、すなわち押鍵和音データDPCHDを度数表示
に変換した和音データがI フth+1’/ 7th+
V7th+lll17th + W ra7 th +
 V va7 thの各和音のいずれにも該当しないと
判定されると、プログラムはステップ707へ進められ
、前記ステップ707〜709からなる処理により旋法
が決定される。
一方、該押鍵和音データDPCHDが和音不成立を表し
てれば、前記ステップ710にてrYES。
と判定され、ステップ715にて直前の検出和音(但し
、Aug和音、Dim和音を除く)すなわち和音テーブ
ル83g内の現テーブルアドレスCTADにより示され
た最新の和音データを度数表示に変換したものがI 7
th、■7th、Vフthの各和音のいずれかに該当す
れか否かが判定されるとともに、ステップ716にて前
記変換された度数表示の和音が■17th、IVmフt
h+ Va+7thの各和音のいずれかに該当するか否
かが判定される。かかる場合にも、前記ステップ711
,713の処理と同様にして、前記度数表示に変換され
た和音がI 7th+■7th、V7th+ I +m
7tb+ IV amフLh+Vm7thの各和音のい
ずれかに該当すれば、ステップ715,716における
rYES、との判定の基に、ステップ714.712の
処理により、旋法データ5CALEはマイナブルース旋
法、ブルース旋法を表すデータにそれぞれ設定される。
また、前記度数表示に変換された和音が I 7th、
PJフth+V 7thl I ra7th+  IV
m7th+  Vm7thの各和音のいずれにも該当し
なければ、前記両ステップ715,716にてそれぞれ
rNOJと判定されて、プログラムはステップ707へ
進められ、前記ステップ707〜709からなる処理に
より旋法が決定される。
このようなステップ710〜716の処理により、ブル
ースに関しては、より適切な旋法が決定されると同時に
、該処理によりブルース旋法、マイナブルース旋法が決
定されなくても、ステップ707〜709の上述した処
理により適切な旋法が決定される。
このように、鍵盤10における押鍵に応じて和音、調及
び旋法を決定する処理、その他の処理からなるメインプ
ログラム及びそのサブルーチンを実行中のCPU82へ
、テンポ発振器70からリズム割込み信号RINTが到
来すると、同CPU82は該別込み信号RINTの到来
毎に第12図のフローチャートに対応したリズム割込み
プログラムを実行して打楽器音及び伴奏音の発生を制御
するので、以下、かかるリズム割込みプログラムについ
て説明する。
リズム中1゛ムみプロ −ム このリズム割込みプログラムの実行は第12図のステッ
プ800にて開始され、ステップ801にてリズムラン
フラグI’1lJNが°°1”か否かが判定される。か
かる場合、リズムランフラグRUNが上記ステップ12
5(第5図のメインプログラム)の処理により1”に設
定されていれば、前記ステップ801にてrYEsJと
判定され、プログラムはステップ802以降へ進められ
て打楽器音及び伴奏音の発生が制御され、また同フラグ
RUNが°′0″であれば前記打楽器音及び伴奏音の発
生が制御されずにステップ817にて該リズム割込みプ
ログラムの実行が終了される。
ステップ802においては、リズム種類データRIIY
及びテンポカウントデータTCNTに応じてリズムパタ
ーンメモリ92が参照され、リズム種類データ旧IYに
より表された選択リズムに対応し、かつテンポカウント
データTCNTにより表されたタイミングに関する全て
の打楽器音データPITDI 、打楽器音データPIT
D2等がリズムパターンメモリ92から読み出されて、
該打楽器音データI’XTl1!、打楽器音データPI
TD2等がバス50を介して打楽器音信号発生回路61
へ供給される。その結果、打楽器音信号発生回路61は
前記供給打楽器音データPITD1、打楽器音データP
ITD2等により表された打楽器に関する楽音信号を形
成してサウンドシステム63へ供給するので、同システ
ム63からは前記打楽器音が発音される。なお、リズム
パターンメモリ92から読み出されたデータがNOPを
示していれば、該データは打楽器音信号発生回路61へ
は出力されず、打楽器音信号の発生も制御されない。
かかるステップ802の処理後、プログラムはステップ
803へ進められ、同ステップ803にて変数iが「1
」に設定される。この変数iは伴奏音の系列数すなわち
伴奏パターンメモリ93−1〜93−nを指定するもの
で、1〜nに渡って変化する。次に、ステップ804に
てリズム種類データRIIY 、旋法データ5CALE
及びテンポカウントデータTCNTに応じて第i系列の
伴奏パターンメモリ93−iが参照され、リズム種類デ
ータRIIY及び旋法データ5CALEにより表された
選択リズム及び旋法に対応し、かつテンポカウントデー
タTCNTにより表されたタイミングに関する伴奏パタ
ーンデータが読み出される。そして、該読み出された伴
奏パターンデータはステップ805,806にてその種
類が判別される。
すなわち、前記読み出された伴奏パターンデータがキー
オンデータWON及び音程データPINTに関するもの
であれば、ステップ805にて「NO」と判定され、か
つステップ806にてrYEsJと判定されて、プログ
ラムはステップ807へ進められる。ステップ807に
おいては、押鍵和音データD P CHDが和音不成立
を示しているが否がか判定される。かかる場合、押鍵和
音データDPCHDが和音不成立を表していなければ、
前記ステップ807にてrNOJと判定され、ステップ
808にて該押鍵和音データDPCHDの根音ROOT
と前記読み出した音程データPINTとを加算した音高
データROOT+PINT及びキーオンデータKONが
バス50を介して伴奏音信号発生回路62の第i系列へ
供給される。その結果、伴奏音信号発生回路62内の第
i系列目の楽音信号形成チャンネルは前記供給音高デー
タROOT+PINTに対応した音高の楽音信号を形成
してサウンドシステム43に供給するので、同システム
43からは押鍵和音データDI’CHDにより表された
和音に関するアルペジョ音、ベース音、コード音等のn
個の伴奏音のうち、第i系列目の伴奏音に関する楽音が
発生される。
一方、前記ステップ807にてrNo、すなわち押鍵和
音データDPC)10が和音不成立を表していると判定
されると、ステップ809にて和音テーブル83g内の
和音データの有無が判定される。
かかる場合、同テーブル83g内に和音データが有れば
、同ステップ809にてrYEsJと判定され、ステッ
プ810にて現テーブルアドレスCTADにより指定さ
れる和音テーブル83g内の最新の和音データが読み出
されるとともに、該和音データが押鍵和音データDPC
HDに換えて前記ステップ808の処理と同様にして伴
奏音の発生に利用される。すなわち、該和音データのの
根音ROOTと前記伴奏パターンメモリ93−1から読
み出した音程データPINTとを加算した音高データR
OOT+PINT及びキーオンデータKONがバス50
を介して伴奏音信号発生回路62の第i系列へ供給され
る。
これにより、現在の押鍵から和音が検出されなくても、
適切な伴奏音が得られる。また、演奏開始直後であって
和音テーブル83g内に和音データが無い場合には、前
記ステップ809にてrNOJと判定され、プログラム
はステップ812へ進められる。なお、この場合には、
第i系列の伴奏音は発生されない。
また、説明を前述のステップ805,806の処理に戻
すと、前記ステップ・804の処理によって伴奏パター
ンメモリ93−1から読み出された伴奏パターンデータ
がキーオフデータKOFであれば、ステップ805,8
06にてそれぞれ「NO」と判定され、ステップ811
にてキーオフデータKOFがバス50を介して伴奏音信
号発生回路62の第i系列へ供給される。その結果、伴
奏音信号発生回路62内の第i系列目の楽音信号形成チ
ャンネルは、前記供給キーオフデータにOFに基づき、
第i系列目の伴奏音信号を減衰させた後、その発生を停
止する。その結果、サウンドシステム63からの第i系
列目の伴奏音は徐々に消える。このステップ811の処
理後、プログラムはステップ812へ進められる。
さらに、前記ステップ804の処理によって伴奏パター
ンメモリ93−1から読み出された伴奏パターンデータ
がNOPを示していれば、ステップ805にてrYEs
Jと判定されて、プログラムがステップ812へ直接進
められる。かかる場合には、伴奏音に関する処理はなさ
れない。
前述のような第i系列の処理後、ステップ812にて変
数iに「1」が加算され、該加算後の変数iがn以下で
ある間、ステップ813にて「NO」と判定されるとと
もに、プログラムがステップ804に戻されて再びステ
ップ804〜811からなる伴奏音発生制御ルーチンの
処理がなされる。これにより、第1〜n系列の全ての伴
奏音の発生が制御される。
かかるステップ804〜813からなる循環処理中、変
数iがnより大・きくなると、ステップ813にてrY
ES、と判定され、プログラムはステップ814〜81
7からなるテンポカウントデータTCNTの更新処理ル
ーチンへ進められる。すなわち、ステップ814にてテ
ンポカウントデータTCNTに「1」が加算されて同デ
ータTCNTが歩進され、ステップ815にて該歩進さ
れたテンポカウントデータTCNTが「32」に達した
が否がが判定される。かかるテンポカウントデータTC
NTが「32」未満であれば、ステップ815にてrN
OJと判定されて、ステップ817にて該リズム割込み
プログラムの実行が終了される。また、テンポカランI
・データTCNTが「32」に達すると、ステップ81
5にてrYES、と判定され、ステップ816にて同デ
ータTCNTは「O」に初期設定された後、ステップ8
17にて該リズム割込みプログラムの実行が終了される
以上の動作説明からも理解できる通り、上記実施例によ
れば、鍵盤10における押鍵に応じて音楽的に適切な和
音、調及び旋法が自動的に検出され、該検出に基づく適
切な音高の伴奏音がリズムに応じて自動的に発生される
ので、音楽的に高度な自動伴奏音が得られるようになる
。また、上記実施例においては、和音演奏情報に応じて
調を自動的に決定する手段の他に、長調操作子22、短
調操作子23及び鍵盤10の操作に応じて手動的に調を
決定する手段を設けるようにしたので、演奏曲の開始時
における調を知っていれば、曲の始めから調を指定でき
る。そして、かかる場合には、前記自動的に調を決定す
る手段は演奏中における転調を自動的に決定するように
機能する。
なお、上記実施例、を次のように変形してもよい。
(1)上記実施例においては、リズム種類がブルース以
外のときに調を判定する場合、第10A図のステップ6
04〜610にて特定の和音進行を検出して2種の調を
仮定し、ステップ612〜614にて前記2種の調に対
する過去8和音のテンションレベルの総和値を比較する
ことにより過去8和音の調和度を検査して最終的に調を
決定するとともに、該検査によっても調が決定できない
場合にはステップ617〜619にて過去8相音に対応
した全ての押鍵音の前記2種の調に対する適合性を判定
することにより最終的に調を決定している。
しかし、コストの低減のために多少の音楽性の低下を許
容すれば、ステップ612〜614,617〜61つの
処理を省略してステップ604〜610のみの処理によ
り根音ROOTに対応した調を決定するようにしてもよ
い。また、前記ステップ612〜614又はステップ6
17〜61つのいずれか一方の処理を省略してもよい。
これらによっても、簡単な曲なら充分対応できる。
また、上記実施例においては、前述のようにステップ6
04〜610にて2個の連続した和音進行により調を決
定するようにしたが、3個又はそれ以上の連続した和音
進行により調を決定するようにしてもよい。かかる場合
も、和音テーブル83g(第2F図)内から新たに検出
された和音に対して過去に向かって3個又はそれ以上の
連続した和音データを読出して所定の和音進行条件と比
較判定すればよい。
(a上記実施例においては、鍵盤10にて和音演奏する
場合には全ての和音構成音を押鍵するようにしたが、最
低押鍵音又は最高押鍵音で和音の根音を指定しごその他
の押鍵音で和音のタイプを指定するようにしてもよい。
かかる場合、第5図のステップ106,117にて前記
最低押鍵音(又は最高押鍵音)とその他の押鍵音(白鍵
、黒鍵、押鍵数等)により和音を検出するとよい。
また、和音のタイプのみを鍵盤以外の操作子で指定し、
又は和音の根音及びタイプを共に鍵盤以外の操作子で指
定するようにしてもよい。この場合も前記ステップ10
6,117にて前記操作子の操作に応じて和音を判定す
るようにすればよい。
(3)上記実施例においては、リズム種類毎及び各種旋
法毎にそれぞれ対応して複数系列の伴奏パターンメモリ
93−1.93−2・・・93−nを設けるとともに各
メモリ93−1.93−2・93−nには各種旋法の基
音からの半音間隔差に対応した音程データPINTを記
憶したおくようにしたが、前記音程データPINTの代
わりに度数データ(第3G図のrlJ、r2.・・・)
を伴奏パターンメモリ93−1.93−2・・・93−
nに記憶させるようにし、各種旋法に関しては共通の伴
奏パターンメモリを利用するようにしてリズム種類毎に
のみ複数系列の伴奏パターンメモリ931.93−2・
・・93−nを設けるようにしてもよい。かかる場合、
度数データを上記実施例のような音程データPINT(
各種旋法の基音からの半音間隔差)に変換する度数−音
程テーブルを別途設けるとともに、第12図のステップ
804にてリズム種類データRHY及びテンポカウント
データTCNTに応じて伴奏パターンデータを読み出し
、該読み出した伴奏パターンデータが前記度数データて
あれば、ステップ808,81.0にて該度数データを
旋法データ5CALEに応じて而記音程データI’lN
Tに変更した後に、該変換音程データPINTと根音デ
ータROOTとの加算処理を行うようにすればよい。例
えば、伴奏パターンメモリ93−1.93−2・・・9
3−nから読み出された度数データが「3」であった場
合、旋法データ5CALEがアイオニアン旋法を表して
いれば前記度数データ「3」は「4」に変換され、また
旋法データ5CALEがトリアン旋法を表していれば前
記度数データ「3」は「3」に変換される(第3G図参
照)。これにより、伴奏パターンメモリ93を小容量に
構成できる。
4)上記実施においては、リズム種類がブルース以外の
場合には特定の和音進行を検出することにより長調及び
短調毎に調を決定し、またリズム種類がブルースの場合
には所定の過去から現在までにおける特定和音の発生の
有無を検出することにより長調及び短調毎に調を決定す
るように、すなわち2種の曲風のみに応じて長調及び短
調に関する調決定方法を変更するようにしたが、この曲
風毎の調決定方法をさらに細分化し、リズム選択操作子
群31により指定されたリズム種類に応じて、該リズム
種類毎に上記実施例とは異なる特定の和行進行又は特定
和音の発生の有無を検出することにより調を決定するよ
うにしてもよい。
(5)上記実施例においては、本発明を鍵盤10を備え
た電子楽器に適用した例について説明したが、本発明は
鍵盤10を備えず、外部から各錘の押鍵に対応した音名
情報を入力する入力インターフェースを備えた装置にも
適用できる。かかる場合、前記入力インターフェースは
他の電子楽器又は鍵盤のみを備えた装置からほぼ同時に
供給されるとともに和音を指定する複数の音名情報を次
々に入力するとともに、第5図のステップ102にて前
記音名情報が入力される入力インターフェース内におけ
る音名情報の有無の判別が行れ、ステップ104にて前
記入力インターフェースからの音名情報の取込みが制御
されるようにすればよい。これにより、他の楽器、鍵盤
のみを備えた装置から鍵情報(音名情報)を入力するの
みで、最適な伴奏音の形成が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る電子楽器の全体ブロッ
ク図、第2A図乃至第2I図は第1図のワーキングメモ
リ内の各種テーブル及びレジスタの詳細図、第3A図、
第3C図、第3D図、第3E図及び第3F図は第1図の
各種検出用テーブルの詳細図、第3B図は検出和音の一
例を示す音符図、第3G図は旋法の一例を示す音符図、
第4A図は第1図のリズムパターンメモリの詳細図、第
4B図は第1図の伴奏パターンメモリの詳細図、第5図
乃至第12図は第1図のマイクロコンピュータにて実行
されるプログラムのフローチャートである。 符号の説明 10・・・鍵盤、20・・・調設定操作パネル部、30
・・・リズム制御操作パネル部、61・打楽器音信号発
生回路、62・・・伴奏音信号発生回路、70・・・テ
ンポ発振器、80・・・マイクロコンピュータ、81・
・・プログラムメモリ、82・・・CPU、83・・・
ワーキングメモリ、83a・・・押鍵バッファレジスタ
、83b・・・押鍵キーフラグ用バッファレジスタ、8
3C・・・和音検出バッファレジスタ、83d・・ロー
テーションレジスタ、83e・・・根音カウンタ、83
f・・・押鍵キーフラグテーブル、83g・・・和音テ
ーブル、83h・・・ブルーステーブル、831・・・
調フラグテーブル、91・・・・各種検出用テーブル、
91a・・・和音構成音テーブル、91b・・・和音テ
ンションテーブル、91c・・・プライマリ/カデンツ
和音テーブル、91d・・・第1旋法テーブル、91e
・・・第2旋法テーブル、92・・・リズムパターンメ
モリ、93・・・伴奏パターンメモリ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)リズム種類を指定するリズム指定手段と、和音を
    指定する和音指定手段と、 前記和音指定手段により指定された和音を表す和音情報
    を記憶する和音情報記憶手段と、前記和音情報記憶手段
    に記憶されている和音情報に基づき、前記リズム指定手
    段による指定リズム種類に応じた異なる所定条件に従つ
    て調を決定する調決定手段と を備えたことを特徴とする自動調決定装置。
  2. (2)リズム種類を指定するリズム指定手段と、音名を
    表す音名情報を入力する音名情報入力手段と、 前記入力した音名情報に基づき和音を検出する和音検出
    手段と、 前記和音検出手段により検出された和音を表す和音情報
    を記憶する和音情報記憶手段と、前記和音情報記憶手段
    に記憶されている和音情報に基づき、前記リズム指定手
    段による指定リズム種類に応じた異なる所定条件に従っ
    て調を決定する調決定手段と を備えたことを特徴とする自動調決定装置。
  3. (3)前記調決定手段を、 各調に対して予め定めた特有な和音進行に応じて調を決
    定する第1決定手段と、 各調に対して予め定めた特有な和音の出現に応じて調を
    決定する第2決定手段と で構成した上記請求項1又は上記請求項2に記載の自動
    調決定装置。
JP63180842A 1988-07-20 1988-07-20 自動調決定装置 Expired - Fee Related JP2663536B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63180842A JP2663536B2 (ja) 1988-07-20 1988-07-20 自動調決定装置
EP89113374A EP0351862B1 (en) 1988-07-20 1989-07-20 Electronic musical instrument having an automatic tonality designating function
US07/383,312 US5056401A (en) 1988-07-20 1989-07-20 Electronic musical instrument having an automatic tonality designating function
DE68921262T DE68921262T2 (de) 1988-07-20 1989-07-20 Elektronisches Musikinstrument mit einer automatischen Funktion zur Bestimmung der Tonart.
HK142295A HK142295A (en) 1988-07-20 1995-09-07 Electronic musical instrument having an automatic tonality designating function

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63180842A JP2663536B2 (ja) 1988-07-20 1988-07-20 自動調決定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0229789A true JPH0229789A (ja) 1990-01-31
JP2663536B2 JP2663536B2 (ja) 1997-10-15

Family

ID=16090309

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63180842A Expired - Fee Related JP2663536B2 (ja) 1988-07-20 1988-07-20 自動調決定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2663536B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5179241A (en) * 1990-04-09 1993-01-12 Casio Computer Co., Ltd. Apparatus for determining tonality for chord progression
US5302777A (en) * 1991-06-29 1994-04-12 Casio Computer Co., Ltd. Music apparatus for determining tonality from chord progression for improved accompaniment

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5179241A (en) * 1990-04-09 1993-01-12 Casio Computer Co., Ltd. Apparatus for determining tonality for chord progression
US5302777A (en) * 1991-06-29 1994-04-12 Casio Computer Co., Ltd. Music apparatus for determining tonality from chord progression for improved accompaniment

Also Published As

Publication number Publication date
JP2663536B2 (ja) 1997-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5056401A (en) Electronic musical instrument having an automatic tonality designating function
JP3309687B2 (ja) 電子楽器
JP2733998B2 (ja) 自動調決定装置
JP2562370B2 (ja) 自動伴奏装置
JP5472261B2 (ja) 自動調判定装置、自動調判定方法及びそのプログラム
JP2615880B2 (ja) 和音検出装置
JPH0229789A (ja) 自動調決定装置
JP2727569B2 (ja) 自動調決定装置
JP2694278B2 (ja) 和音検出装置
JPH04274497A (ja) 自動伴奏装置
JP2718072B2 (ja) 自動調決定装置
JP2718073B2 (ja) 自動伴奏装置
US5177312A (en) Electronic musical instrument having automatic ornamental effect
JP2513003B2 (ja) 電子楽器
JP2513340B2 (ja) 電子楽器
JP2586744B2 (ja) 電子楽器の自動伴奏装置
JP2541021B2 (ja) 電子楽器
JPH04319999A (ja) 電子楽器の発音指示装置及び発音指示方法
JP2513341B2 (ja) 電子楽器
JPH0727368B2 (ja) 電子楽器
JP2626142B2 (ja) 電子楽器
JPH01319794A (ja) 電子楽器
JPH09305176A (ja) 自動伴奏装置
JPH03198094A (ja) 自動伴奏パターンデータ発生装置
JPH0727371B2 (ja) 電子楽器

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees