JPH02297111A - 文書処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、カラー熱転写リボンを塗布材として編集さ
れた文書２図形１画像等を記録媒体に印刷する印字手段
を有する文書処理装置に関するものである。

〔従来の技術） 従来、この種の装置の印字機構として、種々の印字機構
が採用されているが、発色性、用紙の範囲６機構、保守
性、騒音、記録速度、記録コスト、階調性等の各条件を
満足するため、一般に印字ヘッドとインクリボンとによ
り記録媒体にインクを転写する熱転写型のプリンタ装置
が多く採用されている。

そして、印刷対象とする文書１図形９画像を色別または
カラー印字するための、カラー熱転写インクリボンによ
り、例えば減法混色によって７色を形成する装置も製品
化されている。

特に、マルチカラーインクリボンを使用してカラー画像
を表現する熱転写プリンタにおいて、黒色を表現する。

ためには、減法混色法の原理から明らかなようにイエロ
ー、マゼンタ、シアンを順次重ねて印刷していた。

（発明が解決しようとする課題） このため、印字後に印字した部分のイメージをこすって
しまった場合、Ｙ、Ｍ、Ｃの重ねで表現されている黒の
部分の一部が剥れると、Ｙ、Ｍ。

Ｃのうちで、剥れなかった色が残色し、要求された色と
異なる印刷となってしまい、例えば赤色エリアに印字さ
れた罫線が破線となり、しかも下地色が白ではないので
非常に印刷品位が低下してしまう問題点があった。

また、減法混色法で表現される黒色は、インクリボンの
透過性等の関係で紙の色が影響するため、通常の黒色の
インクリボン色と合致せず、グレイや茶色の混ざった黒
色となって見えてしまう等の発色上の問題点もあった。

この発明は、上記の問題点を解決するためになされたも
ので、マルチカラーリボンによりカラー印刷を実行する
前に黒色画像を検出して他のインク色に先行して黒色リ
ボンで印字し、通常のカラー印刷処理に移行することに
より、熱転写特有の黒色画像剥れを防止して、カラー印
刷領域において真正黒色印刷を鮮明に行える文書処理装
置を得ることを目的とする。

（課題を解決するための手段） この発明に係る文書処理装置は、編集さねた印刷情報を
解析してカラー印刷領域に対する黒色印刷情報を抽出す
る抽出手段と、この抽出手段により抽出された黒色印刷
情報を黒リボンによりマルチカラーリボンの各色に対応
する印刷情報の印刷に先行して印刷するように印字機構
を制御する印字制御手段とを設けたものである。

（作用） この発明においては、印刷処理の開始が指示されると、
抽出手段が編集された印刷情報を解析してカラー印刷領
域に対する黒色印刷情報を抽出する。この抽出処理によ
りカラー印刷領域に対する黒色印刷情報が得られると、
印字制御手段が黒色印刷情報を黒リボンによりマルチカ
ラーリボンの各色リボンに対応する印刷情報の印刷に先
行して印刷するように印字機構を制御し、記録媒体に黒
色印刷情報を印刷する０次いで、各色リボンに対応する
印刷情報の印刷を順次実行して、カラー印刷を行う。

〔実施例〕

第１図はこの発明の一実施例を示す文書処理装置の構成
を説明するブロック図であり、１はＣＰＵで、ＲＯＭ２
に格納された制御プログラムに基づいてシステムバス１
２に接続される各デバイスを総括的に制御する。

３はＲＡＭで、詳細は後述するが主としてＣＰＵ１のワ
ークエリアとして機能し、各処理毎にプログラム、デー
タがロードされる実行エリア等から構成され、キーボー
ド（にＢ）５から入力された文書情報１作図情報３作表
情報等を記憶する。

４はキーボードコントローラ（ＫＢＣ）で、キーボード
（ＫＢ）５からのキー人力情報（キーデータ）を受は取
る。６はデイスプレィ制御部（ＣＲＴＣ）で、ＣＲＴデ
イスプレィ７に対する画面情報表示を制御する。

８は外部記憶制御部（ＤＫＣ）で、外部記憶装置（ＤＫ
）９ヘデータの書き込みおよび外部記憶装置（ＤＫ）９
からのデータ読み出しを制御する。１０はプリンタコン
トローラ（ＰＲＴＣ）で、プリンタ（ＰＲＴ）１１へ印
字データを転送制御する。なお、この実施例ではプリン
タ（ＰＲＴ）１１はマルチカラーインクリボン（後述す
る第６図において詳述する）を使用しており、Ｂ。

Ｙ、Ｍ、Ｃ等が順次印字することが可能な構成となって
おり、プリンタコントローラ（ＰＲＴＣ）１０の指示に
より、印字ヘッド（図示しない）部位に黒リボンおよび
マルチカラーインクリボン（Ｙ、Ｍ、Ｃ）が印字可能と
なるように黒リボン、マルチカラーインクリボンの走査
開始位置等が制御される。

なお、ＣＰＵＩは、この発明の抽出手段、印字制御手段
等を兼ねており、後述する第３図〜第５図に示すフロー
チャート（ＲＯＭ２に格納される）に従ってカラー印刷
領域に対する黒色印字を制御する。す、なわち、印刷処
理の開始がキーボード５等から指示されると、編集され
て記憶されたＲＡＭａ上の印刷情報または外部記憶装置
９から読み出された印刷情報を解析してカラー印刷領域
に対する黒色印刷情報を抽出する。この抽出処理により
カラー印刷領域に対する黒色印刷情報が得られると、黒
色印刷情報を黒リボンにより、マルチカラーリボンの各
色リボンに対応する印刷情報の印刷に先行して印刷する
ように印字機構となるプリンタ１１を制御し、記録媒体
に黒色印刷情報を印刷する。次いで、残る各色リボン（
イエロマゼンタ、シアン）に対応する印刷情報の印刷を
順次実行して、カラー印刷を行う。

第２図は、第１図に示したＲＡＭ３のメモリマツプを説
明する模式図であり、２１は黒パターンワーク領域で、
黒色として印字するデータを生成するために使用される
。２２はパターン生成ワーク領域で、イエロー、マゼン
タ、シアンの各色に対応するパターンデータ生成に使用
される。

２３は文書データ領域で、文書編集および印刷処理時に
使用される。

次に、第３図〜第５図に示した各フローチャートを参照
しながらこの発明によるカラー印刷領域における黒色印
字処理動作について説明する。

第３図はこの発明による印刷処理手順の一例を説明する
フローチャートである。なお、（１）〜（６）は各ステ
ップを示す。

先ず、文書データ領域２３の文書をすべて印刷し終えた
かどうかを判断しく１）　　　ＹＥＳならばリターンし
、Ｎｏならば１頁分の印字が終了したかどうかを判定し
く２）、Ｎｏならば文書データ領域２３に記憶された文
字データに関する印字処理（文字列印字処理（１行のパ
ターンデータ印字処理））を実行する（３）。

次いで、第４図に示すカラー画像印字処理を実行する（
４）４次いで、改行処理を実行しく５）　　ステップ（
２）に戻る。

なお、この改行処理は、画像データの印字処理が関係す
るので、行間分を１度に改行するのではなく、行間が空
かないように改行する。

一方、ステップ（２）の判断で、ＹＥＳの場合は記録媒
体となる紙の排出処理を等の改頁処理を行い（６）、ス
テップ（１）に戻る。

そして、ステップ（１）で次頁がなく、文書がすべて印
字し終えたと判定すると、印刷処理を終了する。

第４図はこの発明によるカラー画像印字処理手順の一例
を示すフローチャートである。なお、（１）〜（５）は
各ステップを示す。

先ず、印字の行に対するカラー画像領域が有るかどうか
を判断しく１）　　ＮＯならばリターンし、ＹＥＳなら
ば黒色で印字するデータ、すなわちＹ、Ｍ、Ｃの各色が
重なる部分のパターンデータ（黒色パターン）の印字処
理ルーチン（後述する第５図のフローチャートに示す各
手順）を実行しく２）、黒色パターンの印字が終了する
と、イエローパターン（Ｙパターン）の生成および印字
を実行しく３）　　イエローパターンの印字が終了する
と、マゼンタパターン（Ｍパターン）の生成および印字
を実行しく４）　　マゼンタパターンの印字が終了する
と、シアンパターン（Ｃパターン）の生成および印字を
実行しく５）　　　リターンする。

これらの処理により、ＹＭＣの色印字下に黒色パターン
が記録紙に印字されたことになる。

第５図はこの発明による黒パターン印字処理ルーチンの
手順を説明するフローチャートである。

なお、（１）〜（７）は各ステップを示す。

先ず、印字する部分（指定位置）のＹパターン（マルチ
カラーインクリボンのイエローリボンに対応する）をパ
ターン生成ワーク領域２２（第２図参照）に展開する（
１）。

次いで、パターン生成ワーク領域２２に展開したＹパタ
ーンを黒パターンワーク領域２１にコピーする（２）。

次いで、印字する部分のＭパターンをパターン生成ワー
ク領域２２に展開する（３）。

次いで、パターン生成ワーク領域２２に展開されたＭパ
ターンと黒パターンワーク領域２１にコピーされたＹパ
ターンとのＡＮＤをとり（４）　　アンド出力を黒パタ
ーンワーク領域２１にセットする。

次いで、印字する部分のＣパターンをパターン生成ワー
ク領域２２に展開する（５）０次いで、パターン生成ワ
ーク領域２２に展開されたＣパターンと黒パターンワー
ク領域２１のＣパターンとのＡＮＤをとり（６）　　ア
ンド出力を黒パターンワーク領域２１にセットする。こ
れにより、黒バターンワーク領域２１に最終的な黒パタ
ーン（ＹＭＣの各色が重なり合う）が生成される。そこ
で、黒パターンワーク領域２１に記憶された黒パターン
およびリボン制御情報（黒リボン指定等を含む）をプリ
ンタコントローラ１０に出力し、黒リボンにより黒パタ
ーンをマルチカラーインクリボンの各色のインクリボン
の印字に先行して記録紙に印字させる（７）。

次いで、第４図に示したステップ（３）以降を実行し、
当該行に対するカラー印刷を順次実行して、当該行にお
ける最終的なカラー印刷を終了する。

第６図は、第１図に示したプリンタ１１のインクリボン
の構成を説明する概略構成図であり、ＩＲＫＩ、ＩＲＫ
２はインクリボンカセットで、インクリボンカセットＩ
ＲＫＩには黒リボンＢＲがリール状に収容されており、
図示しないキャリッジの下段位置にセットされて、矢印
方向に走査される。

インクリボンカセットＩ　ＲＫ２にはマルチカラーイン
クリボンＣＲＲがリール状に収容され、図示しないキャ
リッジの上段位置にセットされて、各イエローリボンＹ
Ｒ，マゼンタリボンＭＲ，シアンリボンＣＲが所定のバ
ーコードＢＣの後に続く構成となっており、各イエロー
リボンＹＲ，マゼンタリボンＭＲ，シアンリボンＣＲの
１有効印字長は約２５０ｍ１１で、Ｂ４サイズの横は印
字領域分確保されている。

この図から分かるように、上記黒色印刷情報が抽出され
た際には、下段のインクリボンカセットＩＲＫＩが有効
となフて、記録媒体にドツトパターンを黒色リボンＢＲ
を熱転写して黒色印刷を行う。そして、この黒色印刷終
了後、キャリッジの上段にセットされたインクリボンカ
セットＩＲＫ２が有効となり、各イエローリボンＹＲ，
マゼンタリボンＭＲ，シアンリボンＣＲの印刷を開始す
る。その際、プリンタ１１はバーコードＢＣを検出して
インクリボンの色を識別する。

なお、この実施例ではインクリボンカセット■ＲＫＩ、
２を積層した状態で印字が可能となる構成であるが、プ
リンタ１１のキャリッジがシングルカセット用であって
、インクリボンカセットＩＲＫＩをキャリッジから外し
てインクリボンカセットＩＲＫ２をセットしてカラー印
刷を実行する構成の場合には、印字開始時にインクリボ
ンカセットＩＲに１のセット要求を促し、セット確認後
黒色情報を印字し、印字終了後、インクリボンカセット
ＩＲＫ２への交換を報知して、インクリボンカセットＩ
ＲＫ２のセット確認の後、各イエローリボンＹＲ，マゼ
ンタリボンＭＲ，シアンリボンＣＲの印刷を開始するプ
リンタであっても、この発明を適用できる。さらに、イ
ンクリボンカセットＩＲＫ２に黒色リボン領域を付加し
たインクリボンを採用するプリンタであっても、この発
明の適用を妨げるものではない。

なお、上記実施例では、イメージデータ（印刷のドツト
パターンと１対１に対応するパターンの行単位のカラー
印刷情報から黒色となるパターンデータ）を抽出して黒
色先行印字を実行する場合について説明したが、上記パ
ターンデータとは異なるカラーの階調情報をもつイメー
ジデータから画素について黒の階調を求めて先行印字す
るように構成すれば、さらに鮮明なカラー階調画像を形
成できる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明は編集された印刷情報を
解析してカラー印刷領域に対する黒色印刷情報を抽出す
る抽出手段と、この抽出手段により抽出された黒色印刷
情報を黒リボンによりマルチカラーリボンの各色に対応
する印刷情報の印刷に先行して印刷するように印字機構
を制御する印字制御手段とを設けたので、黒色印字箇所
が最下層に１層で印字できるのこととなり、黒色リボン
が記録媒体に安定して定着され、印字面から剥れにくく
なる。従って、従来の各色リボン重ね印字による黒色パ
ターン表現箇所がリボン剥れ等によって顕著な色変位と
なることを回避できる。

また、黒色印字箇所が最下層に１層で印字できるので、
黒色印字箇所が真正の黒色印刷となり、従来のようにリ
ボンの色透過性により下地紙色の影響で黒色が不鮮明と
なることがなくなる。

従って、カラー印刷出力の色バランスがシャープとなり
、熱転写型のカラー印刷画像全体の色品位を大幅に高め
ることができる等の優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す文書処理装置の構成
を説明するブロック図、第２図は、第１図に示したＲＡ
Ｍのメモリマツプを説明する模式図、第３図はこの発明
による印刷処理手順の一例を説明するフローチャート、
第４図はこの発明によるカラー画像印字処理手順の一例
を示すフローチャート、第５図はこの発明による黒パタ
ーン印字処理ルーチンの手順を説明するフローチャート
、第６図は、第１図に示したプリンタのインクリボン構
成説明する概略構成図である。 図中、１はＣＰＵ、２はＲＯＭ、３はＲＡＭ。 ５はキーボード、７はＣＲＴデイスプレィ、９は外部記
憶装置、１１はプリンタである。 図 ム５ 図 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 編集された印刷情報に基づいてマルチカラーリボンまた
   は黒リボンを記録媒体に順次熱転写して印刷を行う印字
   機構を備えた文書処理装置において、編集された印刷情
   報を解析してカラー印刷領域に対する黒色印刷情報を抽
   出する抽出手段と、この抽出手段により抽出された黒色
   印刷情報を前記黒リボンによりマルチカラーリボンの各
   色に対応する印刷情報の印刷に先行して印刷するように
   前記印字機構を制御する印字制御手段とを具備したこと
   を特徴とする文書処理装置。